JP5205962B2 - バッテリ容量決定支援システムおよびバッテリ容量決定支援方法 - Google Patents

バッテリ容量決定支援システムおよびバッテリ容量決定支援方法 Download PDF

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Description

この発明は、バッテリ容量決定支援システムおよびバッテリ容量決定支援方法に関し、特に、外部充電可能なバッテリを搭載する電気自動車のバッテリ容量の決定を支援するバッテリ容量決定支援システムおよびバッテリ容量決定支援方法に関する。
搭載するバッテリを固定部と増減部の2箇所に分けて設置し、個別使用者によって異なる走行距離需要に応じて、増減部のバッテリモジュールの数を調整することで、バッテリ容量をより細かく合わせるようにした電気自動車が、特開2004−262357号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2004−262357号公報 特開平8−154307号公報
電気自動車は、バッテリ容量が大きければ航続距離が伸びるが、一方で重量増により走行効率が悪化する。航続距離と重量増加のバランスが良いバッテリ容量をユーザが決定するには困難が伴うため、何らかの支援が必要である。
この発明の目的は、バッテリ容量を増減可能な車両において、バッテリ容量の決定を支援するシステムを提供することである。
この発明は、要約すると、外部充電可能なバッテリを搭載する電気自動車のバッテリ容量の決定を支援するバッテリ容量決定支援システムであって、電気自動車の車両諸元を入力する諸元入力手段と、基点となる地点を入力する基点入力手段と、目的地を入力する目的地入力手段と、基点と目的地との間の経路の情報を入力する経路情報入力手段と、車両諸元と経路情報とに基づいて、バッテリ容量を算出する容量算出手段と、容量算出手段によって決定されたバッテリ容量を報知する報知手段とを備える。
好ましくは、電気自動車は、発電機をさらに搭載する。容量算出手段は、車両諸元に基づいて、複数のバッテリ増設パターンごとのバッテリ増設コストを算出する第1のコスト算出手段と、発電機の諸元と経路情報とに基づいて、複数のバッテリ増設パターンごとに動力出力装置で消費される燃料コストを算出する第2のコスト算出手段と、第1、第2のコスト算出手段の出力に基づいて、バッテリ容量を決定する容量決定手段とを含む。
より好ましくは、容量決定手段は、複数のバッテリ増設パターンから複数セットの増設パターンを選択し、報知手段は、複数セットの各々についてバッテリ容量と対応する燃料コストを報知する。
この発明は、他の局面においては、外部充電可能なバッテリを搭載する電気自動車のバッテリ容量の決定を支援するバッテリ容量決定支援方法であって、電気自動車の車両諸元を入力する諸元入力ステップと、基点となる地点を入力する基点入力ステップと、目的地を入力する目的地入力ステップと、基点と目的地との間の経路の情報を入力する経路情報入力ステップと、車両諸元と経路情報とに基づいて、バッテリ容量を算出する容量算出ステップと、容量算出ステップによって決定されたバッテリ容量を報知する報知ステップとを備える。
好ましくは、電気自動車は、発電機をさらに搭載する。容量算出ステップは、車両諸元に基づいて、複数のバッテリ増設パターンごとのバッテリ増設コストを算出する第1のコスト算出ステップと、発電機の諸元と経路情報とに基づいて、複数のバッテリ増設パターンごとに動力出力装置で消費される燃料コストを算出する第2のコスト算出ステップと、第1、第2のコスト算出手段の出力に基づいて、バッテリ容量を決定する容量決定ステップとを含む。
より好ましくは、容量決定ステップは、複数のバッテリ増設パターンから複数セットの増設パターンを選択する。報知ステップは、複数セットの各々についてバッテリ容量と対応する燃料コストを報知する。
本発明によれば、バッテリ容量を増減可能な車両において、バッテリ容量の決定を支援することができ、ユーザがバッテリ容量を決定するのに役に立つ。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[車両の構成]
近年、環境に配慮した自動車として、電気自動車、ハイブリッド自動車および燃料電池自動車などのように、電源装置を搭載し、その電力でモータを駆動する車両が注目されている。
このような車両では、外部から充電可能な構成とすることも検討されている。外部から充電した電力で走行可能な距離を伸ばすためには、蓄電装置の大容量化が必要となる。しかしながら、蓄電装置を大容量化するとコストが増加しまた車両重量も増えるので燃費も悪化する。したがって、購入ユーザの使用態様にあったバッテリ容量とするのが好ましい。
すなわち、外部充電可能なハイブリッド車両では、各ユーザの一回充電あたりの走行距離は必ずしも同じではないので、販売するユーザ毎に搭載するバッテリ容量を変更したいという要望が生じる。たとえば、ユーザの自宅と通勤先との間の距離に基づいて最適なバッテリ容量を選択することが考えられる。
しかし、様々なバッテリ容量の車両を準備するのは製造コストの増大につながり、また製造管理も困難となる。また、転居や転勤などにより使用環境が変わった場合、所有しているバッテリ容量を変更できるほうが好ましい。そこで、まず、バッテリ容量を変更できるように構成された車両について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両1の主たる構成を示す図である。
図1を参照して、車両1は、蓄電装置である主バッテリBAと、昇圧コンバータ12Aと、平滑用コンデンサC1と、電圧センサ21Aとを含む。
車両1は、さらに、平滑用コンデンサCHと、電圧センサ10A,10B1,13と、インバータ14,22と、エンジン4と、モータジェネレータMG1,MG2と、動力分割機構3と、車輪2と、制御装置30とを含む。
車両1は、さらに、コネクタ52と、コネクタ52によって車両1に対して着脱可能に接続されているバッテリパック39とを含む。バッテリパック39を車両1に搭載したり外したりすることにより、車両1に搭載するバッテリ容量の合計を調整することができる。
バッテリパック39は、副バッテリBB1と、昇圧コンバータ12Bと、平滑用コンデンサC2と、電圧センサ10B1,21Bとを含む。
この車両に搭載される蓄電装置は外部から充電が可能である。このために、車両1は、さらに、電力入力ラインACL1,ACL2と、リレー回路51と、入力端子50と、電圧センサ74とを含む。
リレー回路51は、リレーRY1,RY2を含む。リレーRY1,RY2としては、たとえば、機械的な接点リレーを用いることができるが、半導体リレーを用いてもよい。そして、リレーRY1の一端に電力入力ラインACL1の一方端が接続され、電力入力ラインACL1の他方端は、モータジェネレータMG1の三相コイルの中性点N1に接続される。また、リレーRY2の一端に電力入力ラインACL2の一方端が接続され、電力入力ラインACL2の他方端は、モータジェネレータMG2の三相コイルの中性点N2に接続される。さらに、リレーRY1,RY2の他端に入力端子50が接続される。
リレー回路51は、制御装置30からの入力許可信号ENが活性化されると、入力端子50を電力入力ラインACL1,ACL2と電気的に接続する。具体的には、リレー回路51は、入力許可信号ENが活性化されると、リレーRY1,RY2をオンし、入力許可信号ENが非活性化されると、リレーRY1,RY2をオフする。
入力端子50は、商用の外部電源90をこのハイブリッド車両1に接続するための端子である。そして、このハイブリッド車両1においては、入力端子50に接続される外部電源90からバッテリBAまたはBB1を充電することができる。
なお、以上の構成は、2つの回転電機のステータコイルの中性点を利用するものであるが、そのような構成に代えて、たとえば、AC100Vの商用電源に接続するために車載型または車外設置型のバッテリ充電装置を使用しても良いし、またオプションバッテリパック39を搭載している場合は昇圧コンバータ12A,12Bを合わせて交流直流変換装置として機能させる方式を用いても良い。
平滑用コンデンサC1は、電源ラインPL1Aと接地ラインSL2間に接続される。電圧センサ21Aは、平滑用コンデンサC1の両端間の電圧VLAを検出して制御装置30に対して出力する。昇圧コンバータ12Aは、平滑用コンデンサC1の端子間電圧を昇圧する。
平滑用コンデンサC2は、電源ラインPL1Bと接地ラインSL2間に接続される。電圧センサ21Bは、平滑用コンデンサC2の両端間の電圧VLBを検出して制御装置30に対して出力する。昇圧コンバータ12Bは、平滑用コンデンサC2の端子間電圧を昇圧する。
平滑用コンデンサCHは、昇圧コンバータ12A,12Bによって昇圧された電圧を平滑化する。電圧センサ13は、平滑用コンデンサCHの端子間電圧VHを検知して制御装置30に出力する。
インバータ14は、昇圧コンバータ12Bまたは12Aから与えられる直流電圧を三相交流電圧に変換してモータジェネレータMG1に出力する。インバータ22は、昇圧コンバータ12Bまたは12Aから与えられる直流電圧を三相交流電圧に変換してモータジェネレータMG2に出力する。
動力分割機構3は、エンジン4とモータジェネレータMG1,MG2に結合されてこれらの間で動力を分配する機構である。たとえば動力分割機構としてはサンギヤ、プラネタリキャリヤ、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構を用いることができる。遊星歯車機構は、3つの回転軸のうち2つの回転軸の回転が定まれば、他の1つの回転軸の回転は強制的に定まる。この3つの回転軸がエンジン4、モータジェネレータMG1,MG2の各回転軸にそれぞれ接続される。なおモータジェネレータMG2の回転軸は、図示しない減速ギヤや差動ギヤによって車輪2に結合されている。また動力分割機構3の内部にモータジェネレータMG2の回転軸に対する減速機をさらに組み込んだり、自動変速機を組み込んだりしてもよい。
主バッテリBAに関連して、車両1は、正極側に設けられる接続部40Aと、負極側に設けられる接続部であるシステムメインリレーSMRGとをさらに含む。接続部40Aは、主バッテリBAの正極と電源ラインPL1Aとの間に接続されるシステムメインリレーSMRBと、システムメインリレーSMRBと並列接続される直列に接続されたシステムメインリレーSMRPおよび制限抵抗R0とを含む。システムメインリレーSMRGは、主バッテリBAの負極(接地ラインSL1)と接地ラインSL2との間に接続される。
システムメインリレーSMRP,SMRB,SMRGは、制御装置30から与えられる制御信号CONT1〜CONT3にそれぞれ応じて導通/非導通状態が制御される。
電圧センサ10Aは、主バッテリBAの端子間の電圧VAを測定する。図示しないが、電圧センサ10Aとともに主バッテリBAの充電状態を監視するために、主バッテリBAに流れる電流を検知する電流センサが設けられている。主バッテリBAとしては、たとえば、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池や、電気二重層コンデンサ等の大容量キャパシタなどを用いることができる。
バッテリパック39は、正極側に設けられる接続部40Bと、負極側に設けられる接続部であるシステムメインリレーSR1Gとを含む。接続部40Bは、副バッテリBB1の正極と電源ラインPL1Bとの間に接続されるシステムメインリレーSR1Bと、システムメインリレーSR1Bと並列接続される直列に接続されたシステムメインリレーSR1Pおよび制限抵抗R1とを含む。システムメインリレーSR1Gは、副バッテリBB1の負極と接地ラインSL2との間に接続される。
システムメインリレーSR1P,SR1B,SR1Gは、制御装置30から与えられる制御信号CONT4〜CONT6にそれぞれ応じて導通/非導通状態が制御される。
接地ラインSL2は、後に説明するように昇圧コンバータ12A,12Bの中を通ってインバータ14および22側に延びている。
電圧センサ10B1は、副バッテリBB1の端子間の電圧VBB1を測定する。図示しないが、電圧センサ10B1とともに副バッテリBB1の充電状態を監視するために、各バッテリに流れる電流を検知する電流センサが設けられている副バッテリBB1としては、たとえば、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池や、電気二重層コンデンサ等の大容量キャパシタなどを用いることができる。
なお、副バッテリBB1は、ユーザの使用状況に応じて増減されるオプションバッテリであり、これに対し主バッテリBAは、車両に必要最低限搭載されているベースバッテリである。
インバータ14は、電源ラインPL2と接地ラインSL2に接続されている。インバータ14は、昇圧コンバータ12Aおよび12Bから昇圧された電圧を受けて、たとえばエンジン4を始動させるために、モータジェネレータMG1を駆動する。また、インバータ14は、エンジン4から伝達される動力によってモータジェネレータMG1で発電された電力を昇圧コンバータ12Aおよび12Bに戻す。このとき昇圧コンバータ12Aおよび12Bは、降圧回路として動作するように制御装置30によって制御される。
電流センサ24は、モータジェネレータMG1に流れる電流をモータ電流値MCRT1として検出し、モータ電流値MCRT1を制御装置30へ出力する。
インバータ22は、インバータ14と並列的に、電源ラインPL2と接地ラインSL2に接続されている。インバータ22は車輪2を駆動するモータジェネレータMG2に対して昇圧コンバータ12Aおよび12Bの出力する直流電圧を三相交流電圧に変換して出力する。またインバータ22は、回生制動に伴い、モータジェネレータMG2において発電された電力を昇圧コンバータ12Aおよび12Bに戻す。このとき昇圧コンバータ12Aおよび12Bは、降圧回路として動作するように制御装置30によって制御される。
電流センサ25は、モータジェネレータMG2に流れる電流をモータ電流値MCRT2として検出し、モータ電流値MCRT2を制御装置30へ出力する。
制御装置30は、モータジェネレータMG1,MG2の各トルク指令値および回転速度、電圧VBA,VBB1,VBB2,VLA,VLB,VHの各値、モータ電流値MCRT1,MCRT2および起動信号IGONを受ける。そして制御装置30は、昇圧コンバータ12Bに対して昇圧指示を行なう制御信号PWUB,降圧指示を行なう制御信号PWDBおよび動作禁止を指示するシャットダウン信号を出力する。
さらに、制御装置30は、インバータ14に対して昇圧コンバータ12A,12Bの出力である直流電圧を、モータジェネレータMG1を駆動するための交流電圧に変換する駆動指示を行なう制御信号PWMI1と、モータジェネレータMG1で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12A,12B側に戻す回生指示を行なう制御信号PWMC1とを出力する。
同様に制御装置30は、インバータ22に対してモータジェネレータMG2を駆動するための交流電圧に直流電圧を変換する駆動指示を行なう制御信号PWMI2と、モータジェネレータMG2で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12A,12B側に戻す回生指示を行なう制御信号PWMC2とを出力する。
制御装置30は、インバータ14,22および昇圧コンバータ12A,12Bを制御するための各種マップ等を保持するメモリ32を含んでいる。
図2は、図1のインバータ14および22の詳細な構成を示す回路図である。
図1、図2を参照して、インバータ14は、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とを含む。U相アーム15,V相アーム16,およびW相アーム17は、電源ラインPL2と接地ラインSL2との間に並列に接続される。
U相アーム15は、電源ラインPL2と接地ラインSL2との間に直列接続されたIGBT素子Q3,Q4と、IGBT素子Q3,Q4とそれぞれ並列に接続されるダイオードD3,D4とを含む。ダイオードD3のカソードはIGBT素子Q3のコレクタと接続され、ダイオードD3のアノードはIGBT素子Q3のエミッタと接続される。ダイオードD4のカソードはIGBT素子Q4のコレクタと接続され、ダイオードD4のアノードはIGBT素子Q4のエミッタと接続される。
V相アーム16は、電源ラインPL2と接地ラインSL2との間に直列接続されたIGBT素子Q5,Q6と、IGBT素子Q5,Q6とそれぞれ並列に接続されるダイオードD5,D6とを含む。ダイオードD5のカソードはIGBT素子Q5のコレクタと接続され、ダイオードD5のアノードはIGBT素子Q5のエミッタと接続される。ダイオードD6のカソードはIGBT素子Q6のコレクタと接続され、ダイオードD6のアノードはIGBT素子Q6のエミッタと接続される。
W相アーム17は、電源ラインPL2と接地ラインSL2との間に直列接続されたIGBT素子Q7,Q8と、IGBT素子Q7,Q8とそれぞれ並列に接続されるダイオードD7,D8とを含む。ダイオードD7のカソードはIGBT素子Q7のコレクタと接続され、ダイオードD7のアノードはIGBT素子Q7のエミッタと接続される。ダイオードD8のカソードはIGBT素子Q8のコレクタと接続され、ダイオードD8のアノードはIGBT素子Q8のエミッタと接続される。
各相アームの中間点は、モータジェネレータMG1の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、モータジェネレータMG1は、三相の永久磁石同期モータであり、U,V,W相の3つのコイルは各々一方端が中点に共に接続されている。そして、U相コイルの他方端がIGBT素子Q3,Q4の接続ノードから引出されたラインULに接続される。またV相コイルの他方端がIGBT素子Q5,Q6の接続ノードから引出されたラインVLに接続される。またW相コイルの他方端がIGBT素子Q7,Q8の接続ノードから引出されたラインWLに接続される。
なお、図1のインバータ22についても、モータジェネレータMG2に接続される点が異なるが、内部の回路構成についてはインバータ14と同様であるので詳細な説明は繰返さない。また、図2には、インバータに制御信号PWMI,PWMCが与えられることが記載されているが、記載が複雑になるのを避けるためであり、図1に示されるように、別々の制御信号PWMI1,PWMC1と制御信号PWMI2,PWMC2がそれぞれインバータ14,22に入力される。
図3は、図1の昇圧コンバータ12Aおよび12Bの詳細な構成を示す回路図である。
図1、図3を参照して、昇圧コンバータ12Aは、一方端が電源ラインPL1Aに接続されるリアクトルL1と、電源ラインPL2と接地ラインSL2との間に直列に接続されるIGBT素子Q1,Q2と、IGBT素子Q1,Q2にそれぞれ並列に接続されるダイオードD1,D2とを含む。
リアクトルL1の他方端はIGBT素子Q1のエミッタおよびIGBT素子Q2のコレクタに接続される。ダイオードD1のカソードはIGBT素子Q1のコレクタと接続され、ダイオードD1のアノードはIGBT素子Q1のエミッタと接続される。ダイオードD2のカソードはIGBT素子Q2のコレクタと接続され、ダイオードD2のアノードはIGBT素子Q2のエミッタと接続される。
なお、図1の昇圧コンバータ12Bについては、電源ラインPL1Aに代えて電源ラインPL1Bに接続される点が昇圧コンバータ12Aと異なるが、内部の回路構成については昇圧コンバータ12Aと同様であるので詳細な説明は繰返さない。また、図3には、昇圧コンバータに制御信号PWU,PWDが与えられることが記載されているが、記載が複雑になるのを避けるためであり、図1に示されるように、別々の制御信号PWUA,PWDAと制御信号PWUB,PWDBがそれぞれインバータ14,22に入力される。
図4は、バッテリパック種類について説明するための図である。
図4を参照して、バッテリパックには容量が大きなものと小さなものがオプションとして用意されている。コネクタ52には、容量大のバッテリパック130、容量小のバッテリパック132のいずれか一方を選択して接続する必要がある。または、全くバッテリパックを接続しないという選択を行なっても良い。
なお、バッテリの種別として、容量だけでなく、出力可能最大電力が異なるもの(たとえば小容量高出力タイプと大容量低出力タイプなど)のオプションを選択候補として設けても良い。
図5は、バッテリパックが一種類である場合の容量増減の例を示した図である。
図5を参照して、車両側には、インバータに接続される複数のコネクタ52−1〜52−nが設けられている。そして、販売店やサービス工場では、必要な個数だけ増設単位のバッテリパック142−1,142−2…をコネクタに接続する。
車両側の制御装置は、各コネクタに設けられた接続検出スイッチによって、接続されているバッテリパックの個数を検出することができ、これによって合計のバッテリ容量を知ることができる。
バッテリパックの増設は、図4、図5に示すような何れの方式を採用しても良く、またこれらを組み合わせても良い。
図6は、車両とバッテリパック間で行なわれる通信について説明するための図である。
図6を参照して、車両1とバッテリパック39とはコネクタ52によって接続される。コネクタ52には、パワーケーブルの接続部の他に、CAN(Controller Area Network)通信のような制御用の通信を行なうための通信線の接続部が設けられる。なお、必ずしも通信線用のコネクタはパワーケーブル用と一体化させる必要はなく、別々のコネクタにしてもよい。
バッテリパック39は、副バッテリBB1と、副バッテリBB1の電圧を昇圧する昇圧コンバータ12Bと、昇圧コンバータ12Bの制御を行なうバッテリパック制御部156と、バッテリパック制御部156に接続されているメモリ158および通信インタフェース154とを含む。昇圧コンバータ12Bは、コネクタ52を介して車両側の電源ラインPL2および接地ラインSL2に接続されている。
車両1は、図1に示したような構成に加えてバッテリパック39と通信を行なうための通信インタフェース152をさらに含む。
メモリ158には、バッテリパック39に関する情報が記憶されている。この情報は、たとえば副バッテリBB1の容量を含む。メモリ158には、バッテリの種類(リチウムイオンバッテリ、ニッケル水素バッテリ等)、製造年月日、製造メーカなどを記憶しておいても良い。
バッテリパック制御部156は、メモリ158からバッテリパック39の容量についての情報を読み出して通信インタフェース154、152を介して制御装置30にその情報を伝える。そして、制御装置30は、バッテリパック39の容量を考慮して、車両の駆動についての制御定数、各種マップなどを切換える。マップの切換えは、制御装置30で複数のマップを持っておいてその中から適するものを選択するようにしても良いし、メモリ158中にマップのデータを持っておいてそのデータを制御装置30で記憶しているマップに反映させる書換え処理を行なっても良い。
図7は、制御装置30が実行する追加バッテリパックの接続に伴う制御を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、たとえば、車両のシステム起動時にメインルーチンから呼び出されて実行される。
図7を参照して、まず処理が開始されると、ステップS11において、制御装置30は、追加バッテリパックが接続されているか否かを判断する。コネクタ52部分に設けたスイッチの接続有無に基づいてバッテリパックの有無が判断される。
ステップS11において、追加バッテリなしと判断されると処理がステップS15に進み、特に制御の変更は行なわれずにメインルーチンに制御が移される。追加バッテリ有りと判断されるとステップS12に処理が進む。
ステップS12では、追加バッテリパックとの間で通信可能か否かが判断される。この通信が可能であれば、通信によってバッテリパック内のメモリからサブバッテリの容量などの情報が読み出される。
ステップS12において、通信可能であった場合には、ステップS13に処理が進む。ステップS13では、制御装置30でハイブリッドシステムの制御に使用されている制御定数の変更が行なわれる。制御定数の変更は、例えば、出力パワー要求値に対して、エンジンを始動させるしきい値を規定したエンジン始動マップであるとか、バッテリから出力可能な最大電力Woutやバッテリに充電可能な最大電力Winを規定したマップなどをバッテリ容量に応じて切換えることで行なうことができる。
一方、ステップS12において、通信が成立しなかった場合には、ステップS14に処理が進む。通信が成立しない場合として、たとえば接続が予定されていない規格外のバッテリパック(たとえば純正品でないものや規格を満たしているか不明なもの)が接続された場合が考えられる。その場合には、制御定数をどのように変更するのが適切であるか不明であるので、異常放電等を防止するためフェイル判定とし、車両の動作を禁止する。
[バッテリ容量決定支援システム]
図1〜図7で説明してきたバッテリ容量可変の車両を購入する際には、搭載するオプションバッテリの種類や数をユーザが決定する必要がある。しかし、使用条件に合わせて搭載するオプションバッテリの種類や数を選択するのは、一般ユーザには困難であるので以下に説明するようなバッテリ容量決定支援システムが有効である。
図8は、バッテリ容量決定支援システムの構成を示すブロック図である。
図8を参照して、本実施の形態のバッテリ容量決定支援システム101は、車両データベース104と、地図データベース106と、演算部102と、入力部110と、表示部108とを含む。このバッテリ容量決定支援システム101は、たとえば車両販売店に設置されるコンピュータを用いて実現される。
図9は、バッテリ容量決定支援システム101において実行されるプログラムの制御構造を説明するためのフローチャートである。
図8、図9を参照して、まずステップS101において、推奨電池パック個数を知りたい車種を選択するために、演算部102は車両データベース104から車種情報、車両グレード情報、車両画像情報等(A1)を表示部108に表示させる。
図10は、ステップS101における表示例である。
図10に示した表示画面には、「ご購入の車種を選択してください」というメッセージが表示され、その横には選択車種候補の写真が表示される。そして、表示部上に設けられているタッチパネルに対応して、「決定」、「前へ」、「次へ」というボタンが表示されている。現在表示中の車種に決定するときは「決定」ボタンを押せばよく、選択候補として表示させる車種を変更する場合には「前へ」、「次へ」のいずれかのボタンを押せばよい。
再び図8、図9を参照して、「決定」ボタンが押されたときに、入力部110から選択決定された旨が入力される。すると、ステップS102において、そのとき表示されていた選択車種の情報(A2)が車両データベース104から演算部102に送信される。
続いて、ステップS103において、地図データベース106から地図情報(A3)が取り出され、表示部108に表示される。
図11は、ステップS103における表示例である。
図11に示した表示画面には、「ご自宅及び目的地の頻度が高い地点を入力してください」というメッセージが表示され、その横には地図が表示される。そして、表示部上に設けられているタッチパネルに対応して、「ご自宅」、「目的地1」、「目的地2」、「目的地3」、「前へ」、「次へ」というボタンが表示されている。自宅位置を入力するときは、たとえば「ご自宅」ボタンを押した後に地図の対応地点を押せばよく、勤務先や友人宅などの目的地を入力するときは、たとえば「目的地1」、「目的地2」、「目的地3」ボタンを押した後に地図の対応地点を押せばよい。画面を切換える場合には、「前へ」、「次へ」のいずれかのボタンを押せばよい。
再び図8、図9を参照して、「ご自宅」ボタンと地図上の対応地点とが押されたときに、入力部110から自宅位置が選択決定された旨が入力される。すると、ステップS104において、そのとき指定されていた地図上の位置情報(A5)が自宅位置情報として地図データベース106から演算部102に送信される。また、同様に「目的地1」、「目的地2」、「目的地3」ボタンが押されたときに、入力部110から目的地位置が選択決定された旨が入力される。すると、ステップS105において、そのとき指定されていた地図上の位置情報(A5)が目的地位置として地図データベース106から演算部102に送信される。
表示された地図をもとに、充電設備がある自宅位置、良く利用する目的地の情報(A4)がユーザによって入力部110から入力され、入力された情報が演算部102に送信されると、ステップS106において、演算部102は、得られた位置情報と地図データベースの距離、勾配、カーブ、渋滞、その他交通ルールに関わる情報に基づいて推奨ルートを検索する。
そして、ステップS107において、演算部102は、得られた選択車種情報(A2)と推奨ルートに基づいて、演算を行ない、推奨電池パック個数を決定する。
さらに、ステップS108において、演算部102は、決定された推奨電池パック個数を表示部108に表示する。
図12は、ステップS108における表示例である。
図12に示した表示画面には、「お客様の平均EV走行距離は20kmです。車種Aですと、基本バッテリ容量(20kW)に更に10kW(オプションパックA:10万円)を追加すると、年間1万円のお得になります。」というメッセージが表示される。そして、表示部上に設けられているタッチパネルに対応して、「前へ」、「次へ」というボタンが表示されている。「前へ」、「次へ」ボタンを押すことにより、入力情報を修正したり、別の車種を選択してバッテリ容量選択支援を行なったりすることができる。
図13は、図9のステップS107で実行されるバッテリ個数決定処理の一例の詳細を示したフローチャートである。
図14は、図13のフローチャートの処理を説明するための模式図である。
図13、図14を参照して、ステップS201において、選択された車種情報から、各走行モードでの消費電力、出力が求められる(図14のパターンA)。また、ステップS202において、決定された推奨ルートの各区間の走行モードが決定される(図14のパターンB)。
そして、ステップS203において、パターンBとパターンAのマッチングを行ない、ユーザが必要とするバッテリ容量(Wh)とバッテリ出力(kW)を導出する。さらに、得られたバッテリ容量と出力に基づき、バッテリデータベースからユーザの購入車両に適したバッテリ個数と種類が算出される。
図15は、図13のステップS204の処理の詳細の一例を示したフローチャートである。
図15を参照して、まずステップS301において、登録されているオプションバッテリ価格に個数を乗じ、工賃を足してバッテリ増設コストの算出が実行される。
つぎに、ステップS302において、バッテリ増設後の燃料コストの算出が行なわれる。この燃料コストの算出時に、バッテリ増設による車両重量の増加や、外部充電によるEV走行距離の増加が考慮される。
そして、ステップS303において、バッテリ増設コストと燃料コストからバッテリ容量が決定される。
例えば、車両の耐用年数を10年とすると、バッテリ増設コストの10分の1が年間の走行コストに加算される。
勤務日に自宅と目的地を1日1往復するとし、休日は平均的な休日の走行距離として、1年の総走行距離を算出する。
1日1回の外部充電が行なわれるとして、この充電による1日あたりのEV走行距離の総和を1年の総走行距離から引いて燃料で走行する距離を算出する。
車両の燃費でこの距離を割れば必要な燃料の量が求められるので、この燃料の量に燃料価格を乗ずれば燃料コストが得られる。1年分の燃料コストが走行コストに加算される。
また、外部充電によってバッテリを充電するための充電コストも考慮される。1日あたりのEV走行距離分の電力を充電するコストの1年分の総和が走行コストに加算される。
以上のようにして求めた1年あたりの走行コストをオプションバッテリ個数ごとに算出し、走行コストが最小となる個数が推奨バッテリ個数(バッテリ容量)として決定される。
なお、ユーザの嗜好にあわせていくつかのパターンを提案しても良い。例えば高出力のスポーツタイプのバッテリパックとコストが安いノーマルタイプのバッテリパックとを用意して、いくつかの組合せ例を表示するようにしても良い。
図16は、高出力のスポーツタイプのバッテリパックとコストが安いノーマルタイプのバッテリパックを組み合わせる場合の推奨候補の選択について説明するための図である。
図16において「Sバッテリ」は高出力のスポーツタイプのバッテリパックを示し、「Nバッテリ」はノーマルタイプのバッテリパックを示す。
ユーザからの入力によって決定されたバッテリ容量とバッテリ出力が図16中の星印として示される。そして、星印に近い3つの候補が推奨候補として選択される。
図17は、複数の推奨候補が表示された表示画面の例である。
図17を参照して、図16の星印に近い3つの候補が示されている。まず第1に星印に一番近いノーマルバッテリ2個(EV走行距離10km、50馬力)が「お得パック」として表示されている。続いて、スポーツタイプバッテリ1個+ノーマルバッテリ2個(EV走行距離12km、1000馬力)が「スポーティパック」として表示されている。3番目の候補として、ノーマルバッテリ3個(EV走行距離15km、75馬力)が「長距離パック」として表示されている。このように、複数の候補を表示してその中からユーザに選択してもらうようにしても良い。
[バッテリ容量決定支援システムの変形例]
図18は、バッテリ容量決定支援システムの変形例の構成を示したブロック図である。
図18を参照して、変形例のバッテリ容量決定支援システム201は、車両データベース204と、地図データベース206と、演算部202と、走行履歴記憶部210と、表示部208とを含む。このバッテリ容量決定支援システム201は、たとえばカーナビゲーションシステムと連動するコンピュータを用いて実現される。
カーナビゲーションシステム中の走行履歴記憶部210には、自宅位置情報や目的地情報(図18のB2)が記憶されているのでこれが演算部202に送信される。車種情報、グレード情報、車両画像情報(図18のB1)や、距離情報、勾配情報、カーブ情報、渋滞情報、一時停止情報(図18のB5)や、推奨電池パック個数(図18のB6)については、それぞれ図8のA2,A5,A6と同様であるので説明は繰返さない。
このように、カーナビゲーションシステムに登録された自宅位置や、設定頻度の高い目的地情報を読み出して利用することにより、実際の使用態様に合わせたバッテリ容量を決定することが可能となる。この支援システムは、カーナビゲーションシステムに搭載されたコンピュータによって実現されても良いし、カーナビゲーションシステムから記録媒体や通信を介して情報を得るコンピュータによって実現されても良い。
なお、以上のバッテリ容量決定支援システムは、ウエブブラウザを入力部兼表示部として使用し、演算部及びデータベースをウエブサーバ上に置いておき、自宅のコンピュータで利用することで実現することもできる。たとえば、自宅に居ながら旅行前に適切なオプションバッテリ数を決定する等の利用が可能である。旅行時には、外部充電はできないが燃料補給は可能である場合が多いと予想される。このような場合には、走行距離に応じてバッテリ個数を減らして車体を軽くすることにより、燃費を改善することも可能である。
最後に、本実施の形態のバッテリ容量決定支援システムについて、総括的に説明しておく。バッテリ容量決定支援システムは、外部充電可能なバッテリを搭載する電気自動車のバッテリ容量の決定を支援するものである。図9に示すように、バッテリ容量決定支援システムは、電気自動車の車両諸元を入力する諸元入力手段(S101)と、基点となる地点を入力する基点入力手段(S104)と、目的地を入力する目的地入力手段(S105)と、基点と目的地との間の経路の情報を入力する経路情報入力手段(S106)と、車両諸元と経路情報とに基づいて、バッテリ容量を算出する容量算出手段(S107)と、容量算出手段によって決定されたバッテリ容量を報知する報知手段(S108)とを備える。
好ましくは、電気自動車は、燃料を消費して動力を出力する動力出力装置をさらに搭載する。動力出力装置は、例えば、内燃機関のような図1のエンジンであるが、燃料電池のようなものであっても良い。図15に示したように、容量算出手段(S204)は、車両諸元に基づいて、複数のバッテリ増設パターンごとのバッテリ増設コストを算出する第1のコスト算出手段(S301)と、車両諸元と経路情報とに基づいて、複数のバッテリ増設パターンごとに動力出力装置で消費される燃料コストを算出する第2のコスト算出手段(S302)と、第1、第2のコスト算出手段の出力に基づいて、バッテリ容量を決定する容量決定手段(S303)とを含む。
より具体的には、好ましくは、電気自動車は、燃料を消費して電力を発電する発電機をさらに搭載する。発電機は、図1のモータジェネレータMG1のように、ガソリン、軽油、天然ガス等を燃料とする内燃機関(エンジン4)により駆動される三相誘導発電機でもよいし、水素を燃料とする所謂燃料電池でも良い。図1で説明したように、内燃機関は発電機能だけでなく、車両を駆動する動力を直接取り出すようにしても良い。このような電気自動車では、バッテリからの出力のみでユーザの要求出力を満足できない場合には、発電機により発電される電力または動力もモータに供給される。例えば、発電機が駆動される頻度が多い経路(たとえば上り坂)を多く走行するユーザにとっては、バッテリの個数を増やすよりも発電機による発電に依存することでトータルとしてコストが低いことも考えられる。このように発電機の諸元と経路とを加味してバッテリの個数を提案することも望ましい。
より好ましくは、図17に示すように、容量決定手段は、複数のバッテリ増設パターンから複数セットの増設パターンを選択し、報知手段は、複数セットの各々についてバッテリ容量と対応する燃料コストを報知する。
このように、車両のバッテリ容量決定支援システムは、バッテリ容量を増減可能な車両において、バッテリ容量の決定を支援することができ、ユーザがバッテリ容量を決定するのに役に立つ。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る車両1の主たる構成を示す図である。 図1のインバータ14および22の詳細な構成を示す回路図である。 図1の昇圧コンバータ12Aおよび12Bの詳細な構成を示す回路図である。 バッテリパック種類について説明するための図である。 バッテリパックが一種類である場合の容量増減の例を示した図である。 車両とバッテリパック間で行なわれる通信について説明するための図である。 制御装置30が実行する追加バッテリパックの接続に伴う制御を説明するためのフローチャートである。 バッテリ容量決定支援システムの構成を示すブロック図である。 バッテリ容量決定支援システム101において実行されるプログラムの制御構造を説明するためのフローチャートである。 ステップS101における表示例である。 ステップS103における表示例である。 ステップS108における表示例である。 図9のステップS107で実行されるバッテリ個数決定処理の一例の詳細を示したフローチャートである。 図13のフローチャートの処理を説明するための模式図である。 図13のステップS204の処理の詳細の一例を示したフローチャートである。 高出力のスポーツタイプのバッテリパックとコストが安いノーマルタイプのバッテリパックを組み合わせる場合の推奨候補の選択について説明するための図である。 複数の推奨候補が表示された表示画面の例である。 バッテリ容量決定支援システムの変形例の構成を示したブロック図である。
符号の説明
1 ハイブリッド車両、2 車輪、3 動力分割機構、4 エンジン、10A,10B1,13,21A,21B,74 電圧センサ、12A,12B 昇圧コンバータ、14,22 インバータ、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、24,25 電流センサ、30 制御装置、32 メモリ、39 バッテリパック、40A,40B 接続部、50 入力端子、51 リレー回路、52 コネクタ、90 外部電源、101,201 バッテリ容量決定支援システム、102,202 演算部、104,204 車両データベース、106,206 地図データベース、108,208 表示部、110 入力部、130,132,142 バッテリパック、152,154 通信インタフェース、156 バッテリパック制御部、158 メモリ、210 走行履歴記憶部、ACL1,ACL2 電力入力ライン、BA 主バッテリ、BB1 副バッテリ、C1,C2,CH 平滑用コンデンサ、D1〜D8 ダイオード、L1 リアクトル、MG1,MG2 モータジェネレータ、PL1A,PL1B,PL2 電源ライン、Q1〜Q8 IGBT素子、R0,R1 制限抵抗、RY1,RY2 リレー、SL1,SL2 接地ライン、SMRP,SMRB,SMRG,SR1P,SR1B,SR1G システムメインリレー。

Claims (4)

  1. 外部充電可能なバッテリと燃料を消費して動力を出力する動力出力装置と発電機とを搭載する電気自動車のバッテリ容量またはバッテリ個数の決定を支援するバッテリ容量決定支援システムであって、
    前記電気自動車の車両諸元を入力する諸元入力手段と、
    基点となる地点を入力する基点入力手段と、
    目的地を入力する目的地入力手段と、
    前記基点と前記目的地との間の経路情報を入力する経路情報入力手段と、
    前記車両諸元と前記経路情報とに基づいて、前記バッテリ容量またはバッテリ個数を算出する容量算出手段と、
    前記容量算出手段によって決定されたバッテリ容量またはバッテリ個数を報知する報知手段とを備え
    前記容量算出手段は、
    前記車両諸元に基づいて、複数のバッテリ増設パターンごとのバッテリ増設コストを算出する第1のコスト算出手段と、
    前記発電機の諸元と前記経路情報とに基づいて、前記複数のバッテリ増設パターンごとに前記動力出力装置で消費される燃料コストを算出する第2のコスト算出手段と、
    前記第1、第2のコスト算出手段の出力に基づいて、前記バッテリ容量またはバッテリ個数を決定する容量決定手段とを含む、バッテリ容量決定支援システム。
  2. 前記容量決定手段は、前記複数のバッテリ増設パターンから複数セットの増設パターンを選択し、
    前記報知手段は、前記複数セットの各々についてバッテリ容量またはバッテリ個数と対応する燃料コストを報知する、請求項に記載のバッテリ容量決定支援システム。
  3. 外部充電可能なバッテリと燃料を消費して動力を出力する動力出力装置と発電機とを搭載する電気自動車のバッテリ容量またはバッテリ個数の決定を支援するバッテリ容量決定支援方法であって、
    前記電気自動車の車両諸元を入力する諸元入力ステップと、
    基点となる地点を入力する基点入力ステップと、
    目的地を入力する目的地入力ステップと、
    前記基点と前記目的地との間の経路情報を入力する経路情報入力ステップと、
    前記車両諸元と前記経路情報とに基づいて、前記バッテリ容量またはバッテリ個数を算出する容量算出ステップと、
    前記容量算出ステップによって決定されたバッテリ容量またはバッテリ個数を報知する報知ステップとを備え
    前記容量算出ステップは、
    前記車両諸元に基づいて、複数のバッテリ増設パターンごとのバッテリ増設コストを算出する第1のコスト算出ステップと、
    前記発電機の諸元と前記経路情報とに基づいて、前記複数のバッテリ増設パターンごとに前記動力出力装置で消費される燃料コストを算出する第2のコスト算出ステップと、
    前記第1、第2のコスト算出手段の出力に基づいて、前記バッテリ容量またはバッテリ個数を決定する容量決定ステップとを含む、バッテリ容量決定支援方法。
  4. 前記容量決定ステップは、前記複数のバッテリ増設パターンから複数セットの増設パターンを選択し、
    前記報知ステップは、前記複数セットの各々についてバッテリ容量またはバッテリ個数と対応する燃料コストを報知する、請求項に記載のバッテリ容量決定支援方法。
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