JP5205368B2 - 電池制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は電池制御装置に関し、特に、リチウムイオン二次電池パックといった小型の電池パックに対する充放電等の監視又は保護を担う電池制御装置に適用して有効な技術に関するものである。
例えば、携帯電話機や携帯型デジタル音楽プレイヤ等を代表に、様々なモバイル機器で小型の電池パックが用いられている。その代表としては、リチウムイオン二次電池パックが広く知られている。リチウムイオン二次電池パックは、その安全面から過充電等を監視および保護する必要がある。このため、リチウムイオン二次電池パックは、このような監視および保護機能を担う電池制御装置とリチウムイオン二次電池とが互いに接続されると共に1つに包装された形態で広く流通している。
ところで、前述したような小型の電池パックの技術について、本発明者が検討した結果、以下のようなことが明らかとなった。
図7は、リチウムイオン二次電池パックの一例を示す外形図である。図7に示すように、リチウムイオン二次電池パック100は、扁平な直方体形状に形成されたリチウムイオン二次電池103と、電池制御装置を構成する配線基板101によって構成される。リチウムイオン二次電池103は、例えば、25mm〜40mmといった幅Wと、2mm〜6mmといった厚みTを備えている。配線基板101は、電池の側面形状に対応して細長形状に形成されており、監視IC104が実装される実装面の両端部にプラス端子(B+)およびマイナス端子(B−)が形成され、これらの端子が、それぞれリチウムイオン二次電池103のプラス端子(B+)およびマイナス端子(B−)に接続される。また、この実装面の中央部には、リチウムイオン二次電池に対する過充電等を監視および保護する監視IC104が実装される。
一方、配線基板101の裏面には、プラス端子(P+)およびマイナス端子(P−)が形成されており、これらの端子は、図示しない充電器や電池の電力を利用する電子装置等に接続される。プラス端子(P+)はプラス端子(B+)の反対側に位置して配置され配線基板を貫通して設けられた導電部材を介して電気的に接続されている。このような配線基板101は、リチウムイオン二次電池103と一体化して包装されるため、リチウムイオン二次電池103に合わせた寸法にする必要がある。図7の場合では、例えば、縦寸法T:2mm〜6mm、横寸法W:25mm〜40mmといった制約が課せられる。
図8は、本発明の前提として検討した電池制御装置において、その監視IC104bの外形例(端子配置例)を示すものであり、(a)は上面図、(b)は下面図である。この監視IC104bは、パッケージの短辺側の一方に2端子、他方に3端子を備えた5端子構成となっている。パッケージ内にはドレイン電極が共通に接続された一対のFETが搭載されており、この短辺側の一方となる2端子中の1端子は、一方のFETのソース電極に接続される端子S1であり、このS1は、図7の配線基板101上でマイナス端子(B−)に配線される。一方、短辺側の他方となる3端子中の1端子は、他方のFETのソース電極に接続される端子S2であり、このS2は、図7の配線基板101上でマイナス端子(P−)に配線される。
したがって、図7のように、この監視IC104bを実装面の中央部に実装する場合、ソース端子S1をマイナス端子(B−)側に向けて配置し、ソース端子S2をマイナス端子(P−)側に向けて配置するような方向で実装すると、配線基板上における効率的な配線配置が可能となる。なお、短辺側の他方となる3端子中の他の2端子は、それぞれ電源端子VCCおよび接地端子GNDである。また、監視IC104bの下面側には、図8(b)のように、制御ICチップが搭載されたタブTBが露出しているため、監視IC104bの直下であるタブTBが載置される実装面部分を通過させるような配線層の配置は困難となっている。
このようなリチウムイオン二次電池パック100は、モバイル機器等のサイズを決める主要部品となっている。近年では、モバイル機器等の小型化が要求され、これに伴いリチウムイオン二次電池103の小型化・薄型化が進んでいる。特に、リチウムイオン二次電池103の厚み方向(T)が薄くなると、配線基板101の縦寸法(T)を短くする必要があり、これにより、配線基板101上の配線スペースが制限される。一方、配線スペースを確保するために、配線基板101を多層化することも考えられるが、特にコスト面からこのような多層化は好ましくない。
こうした中、前述したように、配線基板101が図7に示したような端子配置(B+,B−,P+,P−)の場合には、監視IC104bを前述したような実装方向とすることで効率的な配線が可能となる。すなわち、配線基板101上の各配線を、3層以上の多層基板を用いず、なおかつ縦方向(T)に広げることなく実現できるため、リチウムイオン二次電池103の薄型化にも対応できる。しかしながら、今日では多様なモバイル機器が存在しており、そのモバイル機器の種類や、例えば携帯電話機の場合でもその品種に応じて配線基板101上の端子配置を様々に変更することが要求される。そうすると、図8に図示されるような端子配置の監視IC104bを用いた場合、電子機器の設計で要求される端子配置によっては、所定の縦寸法(T)の中で多層基板無しに各配線を実現するのが困難な場合が生じてしまう。
そこで、本発明の目的の一つは、このような問題等を鑑み、電池パックの小型化と多様化に対応可能な端子配置を備えた電池制御装置を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の一実施の態様による電池制御装置は、扁平な直方体外形形状を有する電池の側面に装着して使用される回路基板に搭載して使用されるものであり、前記回路基板は、電池の一方の端子に接続される第1端子と、充電器もしくは電子機器の一方の端子に接続される第2端子とを少なくとも備え、電池の側面形状に対応する細長の形状に形成されており、前記電池制御装置が配線基板上に搭載されたとき前記第1端子と前記第2端子の間の充放電の電流経路に流れる電流を制御するように構成されてなり、オン・オフが制御されることで前記電流経路の導通・非導通または前記電流経路の方向性を制御するスイッチ部と、前記電池の状態を監視しこの監視結果に基づいて前記スイッチ部のオン・オフを制御する制御部と、前記スイッチ部と前記制御部を覆うパッケージと、前記パッケージの端子配置面に露出して配置され、前記スイッチ部と前記制御部の対応する端子部にそれぞれ電気的に接続する複数の外部接続端子と、を備え、前記パッケージの前記配線基板に面する端子配置面は矩形形状で、前記細長の形状に形成された前記回路基板の幅以下に構成されており、前記回路基板の長手方向に沿って位置する前記端子配置面の第1辺には前記第1端子に直接接続可能な全ての前記外部接続端子が、前記第1辺と対向する前記端子配置面の第3辺には、前記第2端子に直接接続可能な全ての前記外部接続端子が、それぞれ配置されている。
前記電池制御装置は、電池と充電器間の充放電状態を監視・保護する監視ICを含み、この監視ICのパッケージにおいて、第1辺に配置される全ての端子が電池の一端に直接接続可能となっており、これと対向する第3辺に配置される全ての端子が充電器の一端に直接接続可能となっているものである。このような構成を用いると、この監視ICを配線基板に実装した際に、第1辺の端子および第3辺の端子のそれぞれから左右いずれの方向にも自由に配線を引き出せる。そうすると、前述した第1辺の端子および第3辺の端子の引き出し先であって配線基板上に形成される端子がどのような配置であっても、ほぼ最短距離での配線が可能となる。つまり、前述した電池等と直接接続可能な端子は、大電流が流れることから太い配線を用いて最短距離で配線を行うことが望ましいが、このような要求を満たすことができ、更に、配線の引き回しを低減できることから配線基板の小型化にも対応可能となる。
また、前述した第1辺や第3辺はパッケージの長辺方向とすることが望ましい。そうすると、パッケージの短辺と配線基板の短辺が対向するように監視ICの実装を行うことで、配線基板の短辺の寸法を縮小でき、この配線基板の短辺の寸法に対応する電池の厚み寸法を小さくすることが可能となる。なお、監視ICの端子であって前述した充放電状態を監視するための所謂モニタ端子等は、パッケージの短辺に配置するとよい。このような端子は、通常、配線基板上で抵抗素子等を介して間接的に電池や充電器の一端または他端に接続される。このような端子に流れる電流はさほど大きくないため、比較的細い配線を用いることができ、短辺方向からある程度引き回して配線を行っても特に問題は生じない。
本発明の他の一実施の態様による電池制御装置は、扁平な直方体外形形状を有する電池の側面に装着して使用される電池制御用回路基板に搭載して使用されるものであり、前記回路基板は、前記電池の前記側面形状に対応する細長の形状に形成された絶縁基板と、前記絶縁基板の一方の主面に配置された一対の第1端子(B+、B−)と、前記絶縁基板の他方の主面に配置された一対の第2端子(P+、P−)と、前記第1端子の一方(B+)と前記第2端子の一方(P+)を接続する前記絶縁基板を貫通して配置された導電手段と、を備え、前記電池に装着されたとき前記第1端子は前記電池の対応する端子にそれぞれ接続され、前記第2端子は充電器もしくは電子機器の対応する端子にそれぞれ接続されるように構成されてなり、前記電池制御装置は、前記回路基板に搭載されたとき、前記第1端子の他方(B−)と前記第2端子の他方(P−)との間に構成される電流経路のオン・オフを制御することで前記電流経路の導通・非導通または前記電流経路の方向性を制御するスイッチ部と、前記電池の状態を監視しこの監視結果に基づいて前記スイッチ部のオン・オフを制御する制御部と、前記スイッチ部と前記制御部を覆う封止部と、端子配置面と、前記端子配置面に露出して配置され前記スイッチ部と前記制御部の対応する端子部にそれぞれ電気的に接続する複数の外部接続端子と、を備え、前記端子配置面は一対の長辺と一対の短辺によって囲まれた矩形形状に形成され、前記短辺は前記細長の形状に形成された前記回路基板の幅以下に形成されており、前記電池制御装置が前記回路基板の前記一方の主面に搭載されたとき、前記長辺が前記回路基板の細長方向に、前記短辺が前記回路基板の幅方向に、それぞれ配置されて搭載されるように構成されており、前記複数の外部接続端子は、前記短辺の一方に沿ってかつ前記長辺の一方寄りに配置された第1外部接続端子(S1)と、前記短辺の他方に沿ってかつ前記一方の長辺寄りに配置された第2外部接続端子(S2)と、前記一方の短辺に沿ってかつ前記長辺の他方寄りに配置された第3外部接続端子と、前記他方の短辺に沿ってかつ前記他方の長辺寄りに配置された第4外部接続端子と、を少なくとも含み、前記第3外部接続端子及び前記第4外部接続端子は同電位(VCC)に接続されて前記電池制御装置の電源電位端子を構成し、前記電池制御装置が前記回路基板に搭載されたとき、前記第1外部接続端子(S1)が前記回路基板上に形成された導電手段を介して前記他方の第1端子(B−)に、前記第2外部接続端子(S2)が前記回路基板上に形成された導電手段を介して前記他方の第2端子(P−)に、それぞれ接続されることで前記電流通路を構成し、前記第1外部接続端子(S1)と前記電源電位端子(VCC)の間に接続される容量素子を前記第3外部接続端子と前記第4外部接続端子のいずれか一方で前記電源電位端子(VCC)に接続することで前記電池制御装置が実装される前記絶縁基板の前記一方の主面に実装可能に構成されている。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、電池パックの小型化に対応可能な電池制御装置を実現可能になる。
本発明の一実施の形態の電池制御装置において、それを含めた電池制御システム全体の構成例を示す概略図である。 図1における配線基板の外形例を示すものであり、(a)は実装面の外形図、(b)は裏面の外形図である。 図2における監視ICの端子配置の一例を示すものであり、(a)はその配置図、(b)は(a)に示される各端子の種別を纏めた説明図である。 図3の監視ICを図2の配線基板に実装した場合における主要部の配線パターンの一例を示すものであり、(a)はその概略図、(b)は(a)の補足図である。 図4の配線基板の端子配置が異なった場合で、図3の監視ICを実装した際の配線例とその比較対象として図8の監視ICを実装した際の配線例を示した図である。 図4(a)を更に詳細に示したものであり、(a)はその比較対象として検討した配線基板の配線例、(b)は図4(a)の詳細な配線例である。 リチウムイオン二次電池パックの一例を示す外形図である。 本発明の前提として検討した電池制御装置において、その監視ICの外形例を示すものであり、(a)は上面図、(b)は下面図である。 図2における監視ICの端子配置の一例を示すものであり、(a)〜(d)はその配置図、(e)は(a)〜(d)に示される各端子の種別を纏めた説明図である。 図9における充放電電流経路の一例を示すものであり、(a)はその配置図、(b)は側面から見たときの放熱の説明図である。 図2の配線基板の端子配置を示した一例であり、図9の監視ICを実装した際の配線例とその比較対象として図8の監視ICを実装した際の配線例を示した図である。 図2の配線基板の端子配置を示した一例であり、図9の監視ICを実装した際の配線例を示した図である。 図2の配線基板の端子配置を示した一例であり、図9の監視ICを実装した際の配線例を示した図である。 図2の配線基板の端子配置を示した一例であり、図9の監視ICを実装した際の配線例を示した図である。
以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の一実施の形態の電池制御装置において、それを含めた電池制御システム全体の構成例を示す概略図である。図1に示す電池制御システムは、電池パック100と、電池の充電時に使用される充電器105によって構成される。電池パック(例えばリチウムイオン二次電池パック)100は、電池(例えばリチウムイオン二次電池)103と、フューズ102と、電池制御装置101とを含んでいる。電池制御装置101は、図7に示したような配線基板によって実現され、電池103およびフューズ102と一体となって電池パック100として包装される。
配線基板(破線で囲まれた回路部分が配線基板に搭載されて電池制御装置を構成する)101は、図7でも示したように、電池103のプラス端子側に接続されるプラス端子(B+)とマイナス端子側に接続されるマイナス端子(B−)と、充電器105のプラス端子側に接続されるプラス端子(P+)とマイナス端子側に接続されるマイナス端子(P−)とを備えている。そして、配線基板101には、監視IC104に加えて、各種抵抗素子R1,R2や、容量素子C1,C2が実装される。監視IC104は、制御チップCTL_CPと、例えばパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などからなるFETチップFET_CPとが1つのパッケージ(例えばレジン封止体)内に搭載された構成となっている。
監視IC104は、例えば、7個の端子S1,S2,VCC,VCB,GND,IDT,Dを備えている。端子S1は、配線基板に設けられた導電層(配線層)の導電領域S11に接続されることで配線層を介してマイナス端子(B−)に接続され、端子S2は、配線基板に設けられた導電層(配線層)の導電領域S21に接続されることで配線層を介してマイナス端子(P−)に接続される。端子VCC,VCBは、配線基板上で共通接続されたプラス端子(B+)およびプラス端子(P+)に対して抵抗素子R1を介して接続される。端子GNDは、マイナス端子(B−)に端子S1と共に接続される。端子IDTは、マイナス端子(P−)に対して抵抗素子R2を介して接続される。端子Dは、後述するFETチップFET_CPのドレインから引き出され、監視ICのテスト用として設けられている。
FETチップFET_CPは、電池103側のマイナス端子(B−)と充電器105側のマイナス端子(P−)との間で、充放電を制御するためのスイッチとして機能する。ここでは、ドレインが共通接続された2個のMOSFETによって構成され、一方のMOSFETのソースが端子S1に接続され、他方のMOSFETのソースが端子S2に接続される。また、各MOSFETは、ドレインをカソードとするボディダイオードを備えている。したがって、この各MOSFETのオン・オフを個別に制御することで、ボディダイオード(半導体基板とソース及び/またはドレインの間のPN接合によって構成される)に対する電位極性との組合せにより充電可能・放電可能・充放電可能・充放電不可能が設定できる。
制御チップCTL_CPは、監視IC104のパッケージ内部で前述した各MOSFETのゲートに接続される端子DCH,CHGを備え、各MOSFETのオン・オフを制御する。制御チップCTL_CPは、端子IDTによって充電および/または放電の電流量を監視し、端子VCB(VCC)によって電池103の電圧値を監視し、これらの監視結果に基づいて各MOSFETを制御する。
ここで、制御チップCTL_CPは、端子VCB(VCC)および端子GNDを電源として動作するが、この端子GNDは、配線基板101上で共通接続されるため、監視IC104内で端子GNDを端子S1と共通化することも可能である。しかしながら、監視IC104を配線基板101上に搭載する前に制御チップCTL_CPとFETチップFET_CPとを個別にテスト可能にするためには、端子GNDと端子S1とを個別に設け、配線基板101上で共通接続する方が望ましい。すなわち、監視IC104のテスト時には、端子S1,S2と端子DによってMOSFETのソース−ドレイン間電圧を制御できると共に、端子GNDと端子VCCによって生成された内部端子DCH,CHGの電圧と端子S1,S2の電位差によってMOSFETのゲート−ソース間電圧を制御できる。例えば、仮に端子GNDと端子S1が監視IC104のパッケージ内で共通化されていた場合には、MOSFETのゲート−ソース間電圧を固定値にしか設定できない。
図2は、図1における配線基板の外形例を示すものであり、(a)は監視IC104が実装される実装面の外形図、(b)は裏面の外形図である。図2の配線基板101は、例えば、絶縁材料基板配線の両面に導電層を形成した2層構造によって実現され、例えば縦寸法T:2mm〜6mm、横寸法W:25mm〜40mmといった横長の長方形形状となっている。実装面には、両端部に電池103側に対応するプラス端子(B+)とマイナス端子(B−)が形成され、中央部に監視IC104が実装される。また裏面には、プラス端子(B+)が配置された側の端部に、充電器105側に対応するプラス端子(P+)とマイナス端子(P−)が形成される。ここで、プラス端子(B+)とプラス端子(P+)は、図1で図示されるように、実装面と裏面のほぼ同じ位置に形成され、スルーホールに形成された導電材料領域を用いて電気的に同電位となるように接続されている。
図3は、図2における監視ICの端子配置の一例を示すものであり、(a)はその配置図、(b)は(a)に示される各端子の種別を纏めた説明図である。図3に示す監視IC104aは、長辺側の一方に端子[1]〜[6]が配置され、長辺側の他方に端子[9]〜[13]が配置され、短辺側の一方に端子[7],[8]が配置され、短辺側の他方に端子[14],[15]が配置された構成となっている。また、監視IC104aの内部には、FETチップFET_CPが搭載される端子[16]と制御チップCTL_CPが搭載される端子[17]が備わっている。なお、端子[4],[5]間、[9],[10]間にはNC(ノーコネクション)ピンを配置可能である。
図1における監視IC104の各端子と対応させると、端子[1]〜端子[4]は端子S1に該当し、端子[6]は端子GNDに該当する。端子[7]は端子VCCに該当し、端子[8]は端子IDTに該当し、端子[14],[15]は端子Dに該当する。端子[10]〜端子[13]は、端子S2に該当し、端子[5],[9]は、NCピンとなっている。なお、ここでは、端子[16]に搭載されるFETチップFET_CPが縦型MOSFET構造を備えるものとして、端子[16]は端子D(ドレイン)となり、端子[17]は、端子[7]に接続されることで端子VCBとなっている。なお、監視IC104内において、端子[1]〜端子[4]はFETチップFET_CPの端子S11に、また端子[10]〜端子[13]は端子S21に、それぞれ共通に接続されており、充放電電流経路を構成している。端子[1]〜端子[4]および端子[10]〜端子[13]は大電流が流れる可能性があるので図3ではそれぞれ複数の端子で構成する例を記載したが、それぞれを一つの連続した細長い金属層で形成することで大面積の端子としてもよい。
このような端子配置において、本実施の形態の主要な特徴は次の点にある。第1に、監視IC104を構成するパッケージを端子配置面からみたとき、矩形形状の4辺の内、第1辺の長さ方向全長に亘って配置された端子S1を構成する端子[1]〜[4]および回路構成上これと直接接続することが可能な端子[5]および[6]を1グループとして端子グループS1Gで構成し、第1辺と対向する第3辺の長さ方向全長に亘って配置された端子S2を構成する端子[10]〜[13]および回路構成上これと直接接続することが可能な端子[9]を1グループとして端子グループS2Gで構成したことである。ここでは、端子グループS1Gが、端子S1とこれと直接接続可能な端子GNDおよびNCピンから構成され、端子グループS2Gが、端子S2と、これと直接接続可能なNCピンから構成されている。第2に、この第1辺と第3辺が長辺になっていることである。第3に、短辺側にも端子を配置したパッケージを用い、この短辺側に端子グループS1G,S2G以外の端子を配置したことである。以降、これらの特徴から得られる利点について説明する。
図4は、図3の監視ICを図2の配線基板101に実装した場合における主要部の配線パターンの一例を示すものであり、(a)はその概略図、(b)は(a)の補足図である。図3の端子配置を備えた監視IC104aを用いると、例えば、図4(a)のように、細長に延長する配線基板の実装面(監視ICを実装する面)に、一方の長辺に沿ってマイナス端子(B−)に接続する配線層(導電層)MS_S1を配置し、また配線層(導電層)MS_S2を配線層MS_S1とは反対側方向に他方の長辺に沿って延長して配置し、配線層MS_S2の端部で配線基板を貫通して形成された導電領域を介して配線基板の裏面に設けられたマイナス端子(P−)に電気的に接続された配線パターンを形成した配線基板を用意し、端子S1(端子グループS1G)を配線パターンMS_S1の配線層部分S11に接続し、端子S2(端子グループS2G)を配線パターンMS_S2の配線層部分S21に接続することで、単純な配線パターンで監視ICを配線基板の実装面に実装することができる。
ここで、この配線パターンMS_S1,MS_S2は、図4(b)に示すように、電池103に接続される側のマイナス端子(B−)と充電器105に接続される側のマイナス端子(P−)との間の充放電経路を形成し、この経路には、例えば数Aレベルの大電流が流れることもある。例えば、配線パターンを構成する導電層の素材に銅を用いた場合、その許容電流は、膜厚18μmで幅1mmの際に1A、膜厚35μmで幅1mmの際に1.75Aなどとなっているため、この配線パターンMS_S1,MS_S2の幅は、通常、少なくとも1mm以上は確保する必要がある。したがって、この配線パターンは、前述したような小型化の制約により縦寸法(T)に迂回させないことは勿論のこと、可能な限り引き回しが生じないようにすることが望ましい。
こうした中、図3の監視IC104aにおいて、端子グループS1Gが矩形形状に構成された端子配置面の一辺の延長方向の全長に亘って、また端子グループS2Gがこれに対向する一辺の延長方向の全長に亘って配置された構成となっているため、図4(a)に示すように、端子(B−)と端子グループS1Gを接続する配線導電層MS_S1及び端子(P−)と端子グループS2Gを接続する配線導電層MS_S2は、引き回すことなく容易に最短距離で配置することが可能となる。
電池または電池を使用する電子機器や充電器の仕様に応じて端子(B−、B+、P−、P+)の位置が異なるいろいろな配線基板が要求されるが、図3に図示される端子配置を備えた監視IC104aを用いるとS1GおよびS2Gから左右両方向に向けて配線を引き出すことが可能な構成となっているため、後述する図5に例示されるように、各端子(P+,P−,B+,B−)の配置に関わらず、監視IC104aを回路基板101aに搭載したとき回路基板上で最短距離での配線が可能となる。さらに、S1GおよびS2Gをパッケージの長辺側に沿って配置する構成としたことでパッケージの短辺側の寸法を小さく構成することが可能となり、これにより、図4(a)に示すように、回路基板の短辺側の寸法を電池103の幅(T)に対応させる設計余裕度を高めることができるため、電池103の薄型化に対応可能となる。
また、端子グループS1Gには、端子S1と端子GNDが含まれている。端子GNDは、図1で述べたようにテストを容易化するために設けられている。通常、端子数が増加すると、配線の引き回しが複雑化するため、このように端子S1と端子GNDを個別に設けることは好まれない。しかしながら、本実施の形態では、端子S1と端子GNDをパッケージの同じ長辺側の端子グループS1Gとして配置しているため、図4(a)に示すように、配線の引き回しを複雑化させることなくテストの容易化を実現できる。
図5は、配線基板101aの端子配置が異なった場合の各種変形例として、図3の監視ICを実装した際の配線例とその比較対象として図8の監視ICを実装した際の配線例を示した図である。図5では、左側(構成A)に図8の監視IC104bを実装した場合、右側(構成B)に図3の監視IC104aを実装した場合を示している。なお、いずれのケースにおいても、縦寸法(T)方向の寸法が広がるような迂回配線は禁止とする。なお、図5において「構成B」は、本願発明者が本発明の前提として検討した図8に図示される電池制御装置を用いた場合である。
まず、ケース[1]における「構成B」欄での配線基板の端子配置は、図4で示した端子配置と同様である。このケースでは、図8の監視IC104bを用いた場合でも、端子S1からマイナス端子(B−)への配線と端子S2からマイナス端子(P−)への配線を実装面で最短距離にて行えるため、図3と図8ではさほど優位差はない。
次に、ケース[2]での配線基板の端子配置は、実装面の両端にマイナス端子(B−)とプラス端子(B+)が配置され、裏面のマイナス端子(B−)側にマイナス端子(P−)が配置されている。このケースにおいて、図8の監視IC104bでは、端子S1からマイナス端子(B−)へは最短距離での配線が行えるが、端子S2からマイナス端子(P−)へは、スルーホールを介して裏面に引き回して配線する必要がある。一方、図3の監視IC104aでは、端子S1も端子S2も両方向に向けて引き出し可能となっているため、実装面での最短距離での配線が可能である。
続いて、ケース[3]での配線基板の端子配置は、実装面の一端にマイナス端子(B−)とプラス端子(B+)が配置され、これと同じ端部の裏面にマイナス端子(P−)が配置されている。このケースにおいて、図8の監視IC104bでは、場合によっては3層以上の多層基板が必要とされる。すなわち、例えば、実装面と裏面の間に更に配線層を設け、この配線層を介して端子S1とマイナス端子(B−)を配線し、端子S2を裏面又は実装面を介してマイナス端子(P−)に配線する。一方、図3の監視IC104aでは、端子S1も端子S2も両方向に向けて引き出し可能となっているため、実装面での最短距離での配線が可能である。
最後に、ケース[4]での配線基板の端子配置は、実装面の一端にマイナス端子(B−)とプラス端子(B+)が配置され、これと反対の端部の裏面にマイナス端子(P−)が配置されている。このケースにおいても、図8の監視IC104bでは、場合によっては3層以上の多層基板が必要とされる。すなわち、例えば、実装面と裏面の間に更に配線層を設け、この配線層を介して端子S1とマイナス端子(B−)を配線し、端子S2を裏面を介してマイナス端子(P−)に配線する。一方、図3の監視IC104aでは、端子S1も端子S2も両方向に向けて引き出し可能となっているため、実装面での最短距離での配線が可能である。なお、この場合、図8の監視IC104bは、その実装方向を逆にすれば、実装面での最短距離での配線が可能となる。
以上の配線例から判るように、本実施の形態の配線基板(電池制御装置)を用いると、監視ICの端子S1,S2から左右両方向に配線を引き出し可能となっているため、配線基板の端子配置に関わらず、この引き出し配線を実質的に1層で実現できる(厳密にはマイナス端子(P−)が裏面に配置されるため2層となる)。これによって、スルーホールによる配線の引き回しを回避でき、最短距離での配線が可能となる。
すなわち、図8の監視IC104bの場合には、例えばケース[3]やケース[4]のようにスルーホールを介した配線の引き回しを回避できない。この端子S1や端子S2からの配線は、前述したように大電流を流す必要があるため、スルーホールを介して引き回すと、配線長が伸びることによる寄生成分(抵抗等)の増加や、スルーホールに伴う寄生成分の増加により電気特性上好ましくない。また太い配線が必要とされるため、場合によってはスルーホールによる引き回し自体が配線スペース的に困難な場合もある。そこで、図3の監視IC104aを用いると、最短距離での配線に伴い良好な電気特性を実現できると共に、引き回しが不要となるためパターン設計も容易となる。
さらに、本実施の形態の端子配置を採用した監視ICを使用すると細長の回路基板における配線パターンの設計において監視ICを実装する実装方向の制約を緩和し、回路基板設計の自由度を広げることも可能となる。すなわち、例えば、図8の監視IC104bにおけるケース[4]の場合には、前述したような多層基板の使用を回避するためには、回路基板設計において監視ICの実装方向を制約する必要がある。これは、逆に言えば、例えば、他の端子配線の都合などによって実装方向が図5のケース[4]のように制約されると、多層基板の使用を回避できないことになる。一方、図3の監視IC104aを用いた場合は、実装方向に制限がなく、いずれの実装方向でも実質的に1層で配線が可能となる。
以上のようなことから、電池の小型化に伴い配線基板の寸法が制限された場合で、加えて様々な端子配置や実装方向への対応が必要な場合でも、最小限の配線層で最適な配線パターンを容易に実現可能となる。
図6(b)は、図4(a)の配線例を更に詳細に示したものであり、図6(a)はその比較対象として検討した配線基板の配線例である。図6(a)に示した監視IC104cは、長辺側の一方に端子S1に加えて端子IDTが配置され、長辺側の他方に端子S2に加えて端子VCCが配置された構成となっている。このように、端子S1または端子S2の並びに、これらと直接接続可能でない端子が含まれると、図6(a)に示すように、配線基板101bに多層基板を用いなければならない。
例えば、図6(a)の例では、一対の端子群S1の間に端子IDTが、また一対の端子群S2の間に端子VCCがそれぞれ配置されている。そうすると、図1に図示された抵抗素子R1,R2を実装面に実装して実現するためには、端子IDTの両側に配置された端子群S1間を接続する配線パターンMS_S1bと、端子IDTから抵抗素子R2を介してマイナス端子(P−)に接続する配線パターンMS_IDTbをそれぞれ裏面に別の配線層を形成して引き回す必要がある。同様に、端子VCCの両側に配置された端子群S2間を接続する配線パターンMS_S2bと、端子VCCから抵抗素子R1を介してプラス端子(B+)に接続する配線パターンMS_VCCbをそれぞれ裏面に別の配線層を介して引き回す必要がある。したがって、少なくとも3層以上の多層基板を用いて配線を引き回す必要がある。
一方、図6(b)に示した端子配置面で形成された監視IC104aを採用するときは、長辺側の一方に配置された端子の全てが端子S1およびこれと直接接続可能な端子(ここではNCピン)で構成され、長辺側の他方に配置された端子の全てが端子S2およびこれと直接接続可能な端子(ここではNCピン及び端子GND)で構成される。そして、端子S1または端子S2と直接接続可能でない端子IDT及び端子VCCは、短辺側に配置される。したがって、前述したように端子S1,S2から引き出す配線パターンMS_S1,MS_S2は、実質的に実装面のみで形成できる。そして、端子IDTから抵抗素子R2を介してマイナス端子(P−)に接続する配線パターンMS_IDTaと、端子VCCから抵抗素子R1を介してプラス端子(B+)に接続する配線パターンMS_VCCaは、実装面で形成できる。なお、配線パターンMS_IDTaはスルーホールを介して裏面に配置されたマイナス端子(P−)に接続される。
このように、図6(b)の監視IC104aを用いると、配線基板101aは、実装面と裏面からなる2層配線基板で足りる。なお、端子IDTおよび端子VCCからの配線パターンMS_IDTaおよびMS_VCCaは、配線パターンMS_S1およびMS_S2に比べて僅かな電流しか流れないため、配線幅は細くてもよい。したがって、引き回しが容易であり、また若干引き回しを行ってもさほど問題は生じない。
図9〜図13を用いて他の実施の形態を説明する。
図9は、監視IC104の他の端子配置の例を示すものであり、図9(a)〜(d)はそれぞれ端子配置のいろいろな変形例を示すものである。図9(e)は、図9(a)〜(d)に示される各端子の種別をまとめた説明図である。図9(a)〜(d)に示す監視IC(電池制御装置)104dは、短辺側の一方に端子[1]〜[3]が配置され、短辺側の他方に端子[4]〜[6]が配置された構成となっている。また、FETチップFET_CPが搭載される端子[7]が備わっておりパッケージ内部にはこの端子上にMOSFETで構成されるFETチップが搭載されている。また、図9(e)に示すように端子[1]および端子[6]は、内部で電気的に繋がっていれば端子配置面に露出する端子としては分離することが可能である。
端子[8]にはパッケージ内部において監視ICが搭載されており、監視ICのVCC端子が端子[8]にワイヤボンディングで電気的に接続されている。端子[3]、[4]、[8]は、図4(b)に図示される回路図のVCCに対応し、パッケージ内部で電気的に接続することによりいずれも同電位の端子VCCとなるので、端子形状は、図9(b)〜図9(d)に図示されるように必要に応じて異なった形状に形成することが可能である。
ただし、FETチップFET_CPに数A程度の大電流が流れることから、FETチップFET_CPは発熱源となる。この監視IC104は、制御チップCTL_CPとFETチップFET_CPとが1つのパッケージ内に搭載された構成であるので、制御チップCTL_CPが発熱の影響を受け易くなってしまう。そのため制御チップCTL_CPが搭載される金属層(端子[8])は図10(a)に図示されるように設計上許容される限り外部に露出する面積を広くすることで図10(b)に図示するように放熱性を向上させることができる。
図1における監視IC104の端子配置と対応させると、図9の端子[1]は端子S1に該当し、端子[2]は端子GNDに該当する。端子[3]、[4]は端子VCCに該当し、端子[5]は端子IDTに該当し、端子[6]は端子S2に該当し、端子[7]は端子Dに該当する。
このような端子配置において、主要な特徴は次の点にある。図1の端子VCCに対応する端子を図9に図示するように対向する2辺に配置したことである。以降、これらの特徴から得られる利点について説明する。
図1に示すように、監視IC104には静電破壊およびラッチアップ対策として端子VCCと電池103側のプラス端子(B+)および充電器105側のプラス端子(P+)の間に保護用の抵抗素子R1を挿入することが推奨されている。また、電圧変動および外部電磁ノイズ対策として端子VCCと電池103側のマイナス端子(B−)の間にコンデンサC1を挿入することが推奨されている。
図11の「構成D」の欄に図示された配線例は、図2の配線基板101に図9の監視IC104dおよび抵抗素子R1とコンデンサC1を実装した場合において、端子(P−)を図2(b)の場合とは異なった位置に配置した配線基板を使用したときの配線例を示すものである。その比較対象として図8の監視IC104bを実装した際の配線例を図11の「構成C」に示す。抵抗素子R1は監視IC104bおよび監視IC104dの右側、コンデンサC1は監視IC104bおよび104dの左側に配置したとする。まず、図示される配線基板において、回路基板の監視ICが実装された実装面の両端にマイナス端子(B−)とプラス端子(B+)が配置され、回路基板の裏面にはマイナス端子(B−)が配置された位置の近傍にマイナス端子(P−)が、プラス端子(B+)が配置された位置の裏側にプラス端子(P+)が配置されている。このケースにおいて、実装面には抵抗素子R1が搭載され、プラス端子(B+)は抵抗素子R1と配線層を介して端子VCCに電気的に接続されており、マイナス端子(B−)は配線層を介して直接、端子GNDと端子S1へと電気的に接続されている。また、裏面のマイナス端子(P−)はスルーホールを介して監視ICの端子S2に接続される配線層に接続される。なお、裏面のプラス端子(P+)は、スルーホールを介して実装面のプラス端子(B+)へと接続されている。このとき図8の監視IC104bを使用した場合は、コンデンサC1へ配線するために端子VCCからスルーホールを介して裏面に引き回して配線する必要がある。一方、図9の監視IC104dを使用すると両端に端子VCCが配置されているため、両方向に向けて配線の引き出しが可能であり、実装面での最短距離での配線を可能にする。
図12A、図12B及び図12Cは、図2の配線基板の端子配置とは異なった配置を採用し、かつ図9の監視IC104dおよびコンデンサC1を実装したときの配線例をそれぞれ示した図である。
ケース[1]〜[6]は実装面の両端にマイナス端子(B−)とプラス端子(B+)がある場合であり、ケース[7]〜[18]は一端にマイナス端子(B−)とプラス端子(B+)がある場合である。ケース[1]は図11の「構成D」で示した端子配置と同じである。このケースでは、図9の監視IC104dの端子VCCから両方向へ配線を引き出すことが可能であるので、プラス端子(B+)およびコンデンサC1に対して実装面で最短距離での配線が可能となる。
次に、ケース[2]〜[6]での配線基板の端子位置は、ケース[1]の裏面のマイナス端子(P−)とプラス端子(P+)の配置がそれぞれ変更してあるが、いずれの場合も両方向に監視IC104dの端子VCCからの配線を引き出すことが可能であるので、プラス端子(B+)およびコンデンサC1に対して実装面で最短距離での配線が可能となる。
続いて、ケース[7]〜[12]での配線基板の端子位置は、実装面の一端にマイナス端子(B−)とプラス端子(B+)がともに配置され、マイナス端子(B−)が監視IC104dとプラス端子(B+)の間にある場合を示す。裏面のマイナス端子(P−)とプラス端子(P+)の配置位置は、各ケースによって異なる。また、これらのケースでは監視IC104dは配線基板における配置がケース[1]〜[6]の場合に対し180度回転した位置に実装されている。ケース[7]〜[10]では、監視IC104dの端子VCCから一端のみ配線を引き出せばよいので、実装面での配線パターンは比較対象として検討した図8に図示される端子配置の監視ICを採用した場合と同様の配線パターンでよい。ケース[11]、[12]では、裏面のプラス端子(P+)が監視IC104dの左側に配置されているので、この場合には本実施の形態による端子配置で構成された監視ICを使用することで両端から配線を引き出すことが可能になり、実装面で最短距離での配線を可能にする。
最後に、ケース[13]〜[18]での配線基板の端子位置は、実装面の一端にマイナス端子(B−)とプラス端子(B+)が配置され、プラス端子(B+)が監視IC104dとマイナス端子(B−)の間にある場合を示す。裏面のマイナス端子(P−)とプラス端子(P+)の配置位置は、各ケースによって異なる。ケース[13]、[15]および[16]は、監視IC104dの端子VCCから一端のみ配線を引き出せばよいので、実装面での配線パターンは図8に図示される端子配置の監視ICを採用した場合と同様の配線パターンでよい。ケース[14]、[17]および[18]では、裏面のプラス端子(P+)が監視IC104dの左側に配置されているので、この場合には本実施の形態による端子配置で構成された監視ICを使用することで両端から配線を引き出すことが可能になり、実装面で最短距離での配線を可能にする。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明の電池制御装置は、特に小型のリチウムイオン電池の充放電を監視・保護する電池制御装置に適用して有益な技術であり、これに限らず、小型電池の監視・保護を担う電池制御装置全般に対して広く適用可能である。

Claims (12)

  1. 扁平な直方体外形形状を有する電池の側面に装着して使用される配線基板に搭載して使用される電池制御装置であって、
    前記配線基板は、電池の一方の端子に接続される第1端子と、充電器もしくは電子機器の一方の端子に接続される第2端子とを少なくとも備え、電池の側面形状に対応する細長の形状に形成されており、
    前記電池制御装置は、前記配線基板上に搭載されたとき、前記第1端子と前記第2端子の間の充放電の電流経路に流れる電流を制御するように構成されてなり、オン・オフが制御されることで前記電流経路の導通・非導通または前記電流経路の方向性を制御するスイッチ部と、前記電池の状態を監視しこの監視結果に基づいて前記スイッチ部のオン・オフを制御する制御部と、前記スイッチ部と前記制御部を覆うパッケージと、前記パッケージの端子配置面に露出して配置され、前記スイッチ部と前記制御部の対応する端子部にそれぞれ電気的に接続する複数の外部接続端子と、を備え、
    前記パッケージの前記配線基板に面する端子配置面は矩形形状で、前記細長の形状に形成された前記配線基板の幅以下に構成されており、
    前記配線基板に搭載されたとき前記配線基板の長手方向に沿って位置する前記端子配置面の第1辺には前記第1端子に直接接続可能な全ての前記外部接続端子が、前記第1辺と対向する前記端子配置面の第3辺には、前記第2端子に直接接続可能な全ての前記外部接続端子が、それぞれ配置されてなることを特徴とする電池制御装置。
  2. 請求項1記載の電池制御装置において、
    前記第1辺と前記第3辺は、前記パッケージの長辺であり、
    前記第2辺と前記第4辺は、前記パッケージの短辺であることを特徴とする電池制御装置。
  3. 請求項2記載の電池制御装置において、
    前記パッケージの短辺には、前記制御部で前記電池の状態を監視する際に必要な各種端子が配置されることを特徴とする電池制御装置。
  4. 請求項1記載の電池制御装置において、
    前記第1辺に配置された端子の中には、前記スイッチ部の一端となる第3端子と、前記制御部の接地電圧となる第4端子が含まれることを特徴とする電池制御装置。
  5. 電池の一方の端子に接続される第1端子と充電器もしくは電子機器の一方の端子に接続される第2端子と前記第1端子に接続された第1配線層と前記第2端子に接続された第2配線層とが形成され前記電池の側面形状に対応する細長の形状に形成された配線基板と、少なくとも端子配置面が長方形の形状に形成されたパッケージ内に収容されたスイッチ部と制御部と前記端子配置面に配置された端子群とを含み前記配線基板上に実装された制御装置と、を含む電池制御装置であって、
    前記配線基板上に実装された前記制御装置は、
    長方形形状に形成された前記端子配置面の短辺が細長形状に形成された前記配線基板の幅以下に構成され、前記端子配置面の長辺が前記配線基板の長さ方向と平行に配置されて実装され、
    前記端子配置面の一方の長辺には前記第1端子に対し同電位に接続可能な全ての端子が隣り合う第1端子群が配置されてなり、前記制御装置の前記配線基板の上への実装において前記第1端子群を構成する前記全ての端子が前記第1配線層の一端側に直接接続され前記第1配線層を介して前記第1端子に接続され、
    前記端子配置面の他方の長辺には前記第2端子に対し同電位に接続が可能な全ての端子が隣り合う第2端子群が配置されてなり、前記制御装置の前記配線基板の上への実装において前記第2端子群を構成する前記全ての端子が前記第2配線層の一端側に直接接続され前記第2配線層を介して前記第2端子に接続され、
    前記スイッチ部が前記第1端子と前記第2端子との間の充放電の電流経路を構成し、前記制御部が、前記電池の状態を監視し、この監視結果に基づいて前記スイッチ部のオン・オフを制御することで前記電流経路の導通・非導通または前記電流経路の方向性を制御するように構成されてなることを特徴とする電池制御装置。
  6. 請求項5記載の電池制御装置において、
    前記パッケージの前記端子配置面の短辺には、前記制御部で前記電池の状態を監視する際に必要な各種端子が配置されることを特徴とする電池制御装置。
  7. 請求項6記載の電池制御装置において、
    前記配線基板は、表面と裏面に配線層を備えた2層構造となっており、
    一方の面に形成された配線層には、前記第1端子に加えて前記電池の他方の端子に接続される第5端子が形成され、
    他方の面に形成された配線層には、前記第2端子に加えて前記充電器もしくは電子機器の他方の端子に接続される第6端子が形成されることを特徴とする電池制御装置。
  8. 請求項7記載の電池制御装置において、
    前記パッケージの一方の長辺に配置された端子の中には、前記スイッチ部の一端となる第3端子と、前記制御部の接地電圧となる第4端子が含まれることを特徴とする電池制御装置。
  9. 扁平な直方体外形形状を有する電池の側面に装着して使用される電池制御用配線基板に搭載して使用される電池制御装置であって、
    前記配線基板は、前記電池の前記側面形状に対応する細長の形状に形成された絶縁基板と、前記絶縁基板の一方の主面に配置された一対の第1端子と、前記絶縁基板の他方の主面に配置された一対の第2端子と、前記第1端子の一方と前記第2端子の一方を接続する前記絶縁基板を貫通して配置された導電手段と、を備え、前記電池に装着されたとき前記第1端子は前記電池の対応する端子にそれぞれ接続され、前記第2端子は充電器もしくは電子機器の対応する端子にそれぞれ接続されるように構成されてなり、
    前記電池制御装置は、
    前記配線基板に搭載されたとき、前記第1端子の他方と前記第2端子の他方との間に構成される電流経路のオン・オフを制御することで前記電流経路の導通・非導通または前記電流経路の方向性を制御するスイッチ部と、前記電池の状態を監視しこの監視結果に基づいて前記スイッチ部のオン・オフを制御する制御部と、前記スイッチ部と前記制御部を覆う封止部と、端子配置面と、前記端子配置面に露出して配置され前記スイッチ部と前記制御部の対応する端子部にそれぞれ電気的に接続する複数の外部接続端子と、を備え、
    前記端子配置面は一対の長辺と一対の短辺によって囲まれた矩形形状に形成され、前記短辺は前記細長の形状に形成された前記配線基板の幅以下に形成されており、前記電池制御装置が前記配線基板の前記一方の主面に搭載されたとき、前記長辺が前記配線基板の細長方向に、前記短辺が前記配線基板の幅方向に、それぞれ配置されて搭載されるように構成されており、
    前記複数の外部接続端子は、前記短辺の一方に沿ってかつ前記長辺の一方寄りに配置された第1外部接続端子と、前記短辺の他方に沿ってかつ前記長辺の一方寄りに配置された第2外部接続端子と、前記短辺の一方に沿ってかつ前記長辺の他方寄りに配置された第3外部接続端子と、前記他方の短辺に沿ってかつ前記他方の長辺寄りに配置された第4外部接続端子と、を少なくとも含み、前記第3外部接続端子及び前記第4外部接続端子は同電位に接続されて前記電池制御装置の電源電位端子を構成し、
    前記電池制御装置が前記配線基板に搭載されたとき、前記第1外部接続端子が前記配線基板上に形成された導電手段を介して前記第1端子の他方に、前記第2外部接続端子が前記配線基板上に形成された導電手段を介して前記第2端子の他方に、それぞれ接続されることで前記電流経路を構成し、前記第1外部接続端子と前記電源電位端子の間に接続される容量素子を前記第3外部接続端子と前記第4外部接続端子のいずれか一方で前記電源電位端子に接続することで前記電池制御装置が実装される前記絶縁基板の前記一方の主面に前記容量素子が実装可能に構成されたことを特徴とする電池制御装置。
  10. 扁平な直方体外形形状を有する電池の側面に装着して使用される電池制御装置であって、
    前記電池制御装置は、前記電池の前記側面形状に対応する細長の形状に形成された絶縁基板と、前記絶縁基板の一方の主面に配置された一対の第1端子と、前記絶縁基板の他方の主面に配置された一対の第2端子と、前記第1端子の一方と前記第2端子の一方を接続する前記絶縁基板を貫通して配置された導電手段と、前記一方の主面に装着された制御装置とを備え、前記電池に装着されたとき前記第1端子は前記電池の対応する端子にそれぞれ接続され、前記第2端子は充電器もしくは電子機器の対応する端子にそれぞれ接続されるように構成されてなり、
    前記一方の主面に装着された制御装置は、
    前記第1端子の他方と前記第2端子の他方との間に構成される電流経路のオン・オフを制御することで前記電流経路の導通・非導通または前記電流経路の方向性を制御するスイッチ部と、前記電池の状態を監視しこの監視結果に基づいて前記スイッチ部のオン・オフを制御する制御部と、前記スイッチ部と前記制御部を覆う封止部と、端子配置面と、前記端子配置面に露出して配置され前記スイッチ部と前記制御部の対応する端子部にそれぞれ電気的に接続する複数の外部接続端子と、を備え、
    前記端子配置面は一対の長辺と一対の短辺によって囲まれた矩形形状に形成され、前記短辺は前記細長の形状に形成された前記絶縁基板の幅以下に形成されており、前記長辺が前記絶縁基板の細長方向に、前記短辺が前記絶縁基板の幅方向に、それぞれ配置されて装着されるように構成されており、
    前記複数の外部接続端子は、前記短辺の一方に沿ってかつ前記長辺の一方寄りに配置された第1外部接続端子と、前記短辺の他方に沿ってかつ前記長辺の一方寄りに配置された第2外部接続端子と、前記短辺の一方に沿ってかつ前記長辺の他方寄りに配置された第3外部接続端子と、前記短辺の他方に沿ってかつ前記長辺の他方寄りに配置された第4外部接続端子と、を少なくとも含み、前記第3外部接続端子及び前記第4外部接続端子は同電位に接続されて前記電池制御装置の電源電位端子を構成し、
    前記第1外部接続端子が前記絶縁基板上に形成された導電手段を介して前記第1端子の他方に、前記第2外部接続端子が前記絶縁基板上に形成された導電手段を介して前記第2端子の他方に、それぞれ接続されることで前記電流経路を構成し、前記第1外部接続端子と前記電源電位端子の間に接続される容量素子を前記第3外部接続端子と前記第4外部接続端子のいずれか一方で前記電源電位端子に接続することで前記制御装置が実装される前記絶縁基板の前記一方の主面に前記容量素子を実装してなることを特徴とする電池制御装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の電池制御装置において、
    前記電池の前記側面形状に対応する細長の形状に形成された配線基板若しくは絶縁基板の幅は、6mm以下の厚さの扁平な直方体外形形状に形成された前記電池の側面の幅以下に形成されてなることを特徴とする電池制御装置。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の電池制御装置において、
    前記電池がリチウムイオン電池であることを特徴とする電池制御装置。
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