JP5205047B2 - 半導体発光素子 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体発光素子に関し、特に、電流注入で2色発光可能な半導体発光素子に関する。
複数の異なる色の光を発光することのできる多波長半導体発光素子が開発されている。
例えば、1つの半導体基板上に異なる半導体材料により発光層形成部が少なくとも2個形成される1チップ型の半導体発光素子の製法に関しては、既に開示されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1の半導体発光素子においては、少なくとも2個形成される発光層形成部の一方は、AlGaInPの4元系化合物半導体層で形成され、他方はGaPからなる化合物半導体層で形成されている。
一方、例えば、一つの基板上に2波長の発光素子を実現して、白色または多様な混合色を形成できかつ、簡単な工程で製作することのできる白色発光ダイオード及びその製造方法についても、既に開示されている(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2の白色発光ダイオードにおいては、第1の発光部を構成する活性層は、AlGaInPの4元系化合物半導体層で形成され、第2の発光部を構成する活性層は、II―VI族の化合物半導体層で形成されている。結果として、基板上に635〜780nmの波長領域を有するIII−V族の化合物半導体と、450〜550nmの波長領域を有するII―VI族の化合物半導体とを成長させることで、白色及び多様な可視光領域の波長帯を実現している。
さらに、例えば、InAlGaNが積層されてなる窒化ガリウム系化合物半導体発光素子において、特に1チップで多色発光可能にできる発光素子についても、既に開示されている(例えば、特許文献3参照。)。特許文献3の発光素子においては、InAlGaNからなる活性層にドーピングを実施することによって、多色発光を実現している。
さらに、一つの光取り出し口から複数の異なる色(多波長)の光を得ることのできる多波長発光半導体素子についても、既に開示されている(特許文献4参照。)。
特許文献4に開示された多波長発光半導体素子は、図1に示すように、GaAs基板600上に配置されたGaInP活性層620と、GaInP活性層620上に配置されたAlGaInP上部クラッド層630と、AlGaInP上部クラッド層630上に配置されたAlGaAs発光層640とを備える。AlGaAs発光層640のバンドギャップはGaInP活性層620のバンドギャップよりも小さいため、GaInP活性層620で発生した光は、AlGaAs発光層640を通ることによって、AlGaAs発光層640が励起され、AlGaAs発光層640からそのバンドギャップに応じた波長を持つ光が発生し、この光も光取り出し口から外部に出射される。すなわち、特許文献4に開示された多波長発光半導体素子は、第1の発光素子(LED1)と、第1の発光素子(LED1)の上方に配置された第2の発光素子(LED2)からなり、2つの発光層を有する。然るに、電流注入で発光するのは第1の発光素子(LED1)のみであり、第2の発光素子(LED2)における発光は光励起による発光であり、これでは1素子で、2色同時発光しかできない。
本発明の目的は、電流注入で2色発光可能な半導体発光素子を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の一態様によれば、導電性基板上に配置され,n型不純物をドープされた第1のn型半導体層と、前記第1のn型半導体層上に配置され,(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる第1の活性層と、前記第1の活性層上に配置され,p型不純物をドープされた第1のp型半導体層と、前記第1のp型半導体層上に配置された第1のアノード電極と、前記導電性基板上に前記第1のn型半導体層に隣接して配置されたn型不純物をドープされた第2のn型半導体層と、前記第2のn型半導体層上に配置され,(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる第2の活性層と、前記第2の活性層上に配置され,p型不純物をドープされた第2のp型半導体層と、前記第2のp型半導体層上に配置された第2のアノード電極と、前記導電性基板の前記第1及び第2のn型半導体層が配置された表面と反対側の裏面上に配置された共通のカソード電極とを備え、前記第1の活性層は、 (Al x Ga 1-x ) 0.5 In 0.5 Pからなるウェル層と(Al v Ga 1-v ) 0.5 In 0.5 P(0≦x<v<0.8)からなるバリア層の多重量子井戸構造を備え、前記第2の活性層は、(Al x Ga 1-x ) 0.5 In 0.5 Pからなるウェル層と(Al w Ga 1-w ) 0.5 In 0.5 P(0≦x<w<0.9) からなるバリア層からなり、かつ前記第1の活性層とは異なる組成を有する多重量子井戸構造を備え、前記第1のp型半導体層は、第1のp型GaPウィンドウ層を含み、前記第2のp型半導体層は、第2のp型GaPウィンドウ層を含み、前記第1のp型GaPウィンドウ層及び前記第2のp型GaPウィンドウ層の厚さは、共に2μmであることを特徴とする半導体発光素子が提供される。
本発明によれば、電流注入で2色発光可能な半導体発光素子を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置などを下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[第1の実施の形態]
(素子構造)
本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子は、図1に示すように、導電性基板100と、導電性基板100上に配置され,n型不純物をドープされた第1のn型半導体層120と、第1のn型半導体層120上に配置され,(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる第1の活性層130と、第1の活性層130上に配置され,p型不純物をドープされた第1のp型半導体層140と、第1のp型半導体層140上に配置された第1のアノード電極2とを備える。
また、導電性基板100上に第1のn型半導体層120に隣接して配置され,n型不純物をドープされた第2のn型半導体層160と、第2のn型半導体層160上に配置され,(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる第2の活性層170と、第2の活性層170上に配置され,p型不純物をドープされた第2のp型半導体層180と、第2のp型半導体層180上に配置された第2のアノード電極3と、導電性基板100の第1のn型半導体層120及び第2のn型半導体層160が配置された表面と反対側の裏面上に配置された共通のカソード電極4とを備える。
導電性基板100,第1のn型半導体層120,第1の活性層130および第1のp型半導体層140からは第1の発光素子(UW:赤色)が形成される。
導電性基板100,前記第2のn型半導体層160,第2の活性層170および第2のp型半導体層180からは第2の発光素子(YG:黄緑色)が形成される。
第1の発光素子(赤色)および前記第2の発光素子(黄緑色)は、導電性基板100を共通のカソード領域とすることを特徴とする。回路構成上は、図1(b)に示すように、カソード電極4は共通電極である。アノード電極2、3は、それぞれ第1のLED(赤色)、第2のLED(黄緑色)によって、分離されている。結果として、共通カソード構成の2色LED(赤色、黄緑色)が構成されている。
また、第1の活性層130は、(Al0Ga1.0)0.5In0.5Pからなるウェル層と(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5Pからなるバリア層の多重量子井戸構造を備えていても良い。このように構成することによって、第1の発光素子(赤色)の発光ピーク波長は、例えば約620nm程度が得られている。
また、第2の活性層170は、(Al0.20Ga0.80)0.5In0.5Pからなるウェル層と(Al0.85Ga0.15)0.5In0.5Pからなるバリア層の多重量子井戸構造を備えていても良い。このように構成することによって、第2の発光素子(黄緑色)の発光ピーク波長は、例えば約570nm程度が得られている。
また、導電性基板100と第1のn型半導体層120との間に配置された第1の反射積層膜14と、導電性基板100と第2のn型半導体層160との間に配置された第2の反射積層膜15とをさらに備えていても良い。
また、p型不純物は、例えばマグネシウム(Mg)であり、n型不純物は、例えばシリコン(Si)であることを特徴とする。
導電性基板100は、例えばGaAs基板を適用することができる。
第1の反射積層膜14は、例えばAl0.5In0.5P層/(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5P層の積層構造からなる赤色光用のDBR(Distributed Bragg Reflector)膜を用いることができる。
ここで、活性層130からの発光波長をλとすると、Al0.5In0.5P層の厚さd1および(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5P層の厚さd2は、d1=λ/4n1、d2=λ/4n2となるように形成する。ここで、n1はAl0.5In0.5P層の屈折率であり、n2は(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5P層の屈折率である。
第2の反射積層膜15は、例えばAl0.5In0.5P層/(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5P層の積層構造からなる黄緑色光用のDBR膜を用いることができる。各層の厚さ、発光波長、屈折率の関係は、上記と同様に設定することができる。
n型半導体層120,160、活性層130,170及びp型半導体層140,180はそれぞれ(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる。n型半導体層120は、電子を活性層130に供給し、p型半導体層140は、正孔(ホール)を活性層130に供給する。同様に、n型半導体層160は、電子を活性層170に供給し、p型半導体層180は、正孔(ホール)を活性層170に供給する。
供給された電子及び正孔が活性層130、170で再結合することにより、光が発生する。
反射積層膜14、15で反射された光は、導電性基板100とは反対側の表面側から取り出される。
(製造方法)
本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子の製造方法は、図5(a)〜(f)に示すように、導電性基板10上に第1の活性層を含む第1のエピタキシャル成長層500を形成する工程と、第1のエピタキシャル成長層500をパターニング後、第1のエピタキシャル成長層500をエッチングにより除去し、導電性基板10の表面を露出する工程と、第1のエピタキシャル成長層500上にGaAs層(エッチングストップ層)28を形成する工程と、導電性基板10の表面およびGaAs層28上に第2の活性層を含む第2のエピタキシャル成長層520を形成する工程と、第2のエピタキシャル成長層520をパターニング後、第2のエピタキシャル成長層520をGaAs層28までエッチングにより除去する工程と、GaAs層28を除去後、第1のエピタキシャル成長層500と第2のエピタキシャル成長層520との間を分離する工程とを有する。
さらに詳細には、本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子の製造方法は、図5(a)〜(f)に示すように、導電性基板10上に第1の反射積層膜14を形成する工程と、第1の反射積層膜14上に第1の活性層を含む第1のエピタキシャル成長層500を形成する工程と、第1のエピタキシャル成長層500をパターニング後、第1のエピタキシャル成長層500および第1の反射積層膜14をエッチングにより除去し、導電性基板10の表面を露出する工程と、導電性基板10の表面上に第2の反射積層膜15を形成する工程と、第1のエピタキシャル成長層500上にGaAs層(エッチングストップ層)28を形成する工程と、第2の反射積層膜15およびGaAs層28上に第2の活性層を含む第2のエピタキシャル成長層520を形成する工程と、第2のエピタキシャル成長層520をパターニング後、第2のエピタキシャル成長層520をGaAs層28までエッチングにより除去する工程と、GaAs層28を除去後、第1のエピタキシャル成長層500と第2のエピタキシャル成長層520との間および第1の反射積層膜14と第2の反射積層膜15との間を分離する工程とを有する。
以下、図5を参照して製造方法を説明する。
(a)まず、図5(a)に示すように、GaAs基板10を準備し、GaAs基板10上に、第1の反射積層膜(DBR)14を形成し、さらに第1の反射積層膜(DBR)上に第1のエピタキシャル成長層500を形成する。
(b)次に、図5(b)に示すように、第1のエピタキシャル成長層500上にレジスト層32を塗布後、パターニングする。
(c)次に、図5(c)に示すように、GaAs基板をエッチングストップ層として、第1のエピタキシャル成長層500および第1の反射積層膜(DBR)14を希塩酸でエッチングにより除去し、GaAs基板10の表面を露出する。
(d)次に、図5(d)に示すように、レジスト層32を除去後、第2の反射積層膜15、GaAs層28および第2のエピタキシャル成長層520を形成する。
(e)次に、図5(e)に示すように、レジスト層33を塗布後、第1のLED(赤色)の最表面のGaAs層28をエッチングストップ層として、第2のエピタキシャル成長層520を希塩酸でエッチングにより除去する。
(f)次に、図5(f)に示すように、レジスト層33を除去後、GaAs層28も除去し、第1のLED(赤色)と第2のLED(黄緑色)を分離する。
上記の製造方法においては、第1のエピタキシャル成長層500を第2のエピタキシャル成長層520よりも先に形成する例を開示したが、第1のエピタキシャル成長層500を第2のエピタキシャル成長層520よりも後に形成しても同様に形成することができる。
(具体的構成例)
本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子に適用可能な第1のLED(赤色)は、図6に示すように、GaAs基板10と、GaAs基板10上に配置されたGaAsバッファ層12と、GaAsバッファ層12上に配置されたAlInP/(AlGa)InPの積層構造からなる第1の反射積層膜(DBR)14と、第1の反射積層膜14上に配置され,例えばAlInPからなるn型クラッド層16と、n型クラッド層16上に配置され,(Al0Ga1.0)0.5In0.5Pウェル層と(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5Pバリア層の多重量子井戸構造の活性層18と、活性層18上に配置され,例えばAlInPからなるp型クラッド層20と、p型クラッド層20上に配置されたInGaAlP層22と、InGaAlP層22上に配置されたGaPウィンドウ層24と、GaPウィンドウ層24上に配置され,エッチングストップ層となる(AlGa)InP層26と、(AlGa)InP層26上に配置されたGaAs層28とを備える。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子に適用可能な第2のLED(黄緑色)は、図7に示すように、GaAs基板10と、GaAs基板10上に配置されたGaAsバッファ層12と、GaAsバッファ層12上に配置されたAlInP/(AlGa)InPの積層構造からなる第2の反射積層膜15と、第2の反射積層膜15上に配置され,例えばAlInPからなるn型クラッド層17と、n型クラッド層17上に配置され,(Al0.20Ga0.80)0.5In0.5Pウェル層と(Al0.85Ga0.15)0.5In0.5Pバリア層の多重量子井戸構造の活性層19と、活性層19上に配置され,例えばAlInPからなるp型クラッド層21と、p型クラッド層21上に配置されたInGaAlP層23と、InGaAlP層23上に配置されたGaPウィンドウ層25と、GaPウィンドウ層25上に配置され,エッチングストップ層となる(AlGa)InP層27と、(AlGa)InP層27上に配置されたGaAs層29とを備える。
(特性例)
図8(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子の発光スペクトル例であって、光出力Poと波長との関係を示す。また、図8(b)は、図8(a)の発光スペクトル例を得た2色LED(UW:赤色、YG:黄緑色)の平面パターン構成例を示す。
図8(a)から明らかなように、発光波長ピークとして、例えば約570nm程度と約620nm程度の2つのピークが得られており、赤色LEDと黄緑色LEDの特性例が示されている。図8(a)の特性例は、前述の図5に示したように、2回のエピタキシャル成長により形成した、2色発光の半導体発光素子の構造によって得られたものである。また、赤色LEDのGaPウィンドウ層24の厚さおよび黄緑色LEDのGaPウィンドウ層25の厚さを共に約2μm程度に形成した場合の半導体発光素子における結果である。
図9は、本発明の比較例に係る半導体発光素子の発光スペクトル例であって、光出力Poと波長との関係を示す。図9の特性例も、前述の図5に示したように、2回のエピタキシャル成長により形成した、2色発光の半導体発光素子の構造によって得られたものである。
図9において、細い曲線の特性例は、赤色LEDのGaPウィンドウ層24の厚さおよび黄緑色LEDのGaPウィンドウ層25の厚さを共に約6μm程度に形成した場合の半導体発光素子における結果である。一方、太い曲線の特性例は、赤色LEDのGaPウィンドウ層24の厚さおよび黄緑色LEDのGaPウィンドウ層25の厚さをそれぞれ約2μm程度および約6μm程度に形成した場合の半導体発光素子における結果である。
赤色LEDのGaPウィンドウ層24の厚さおよび黄緑色LEDのGaPウィンドウ層25の厚さは、共に約6μm程度では、所望の特性が得られていない。赤色LEDのGaPウィンドウ層24の厚さおよび黄緑色LEDのGaPウィンドウ層25の厚さが、共に約2μm程度と薄く形成した場合には、図8(a)のように、発光スペクトルの半値幅も狭く、良好な発光スペクトルパターンが得られる。
図10は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子の順方向特性を示す。
図10において、細い曲線の特性例は、赤色LEDのGaPウィンドウ層24の厚さおよび黄緑色LEDのGaPウィンドウ層25の厚さを共に約6μm程度に形成した場合の半導体発光素子における結果であり、図9の細い曲線の特性例を得た半導体発光素子に対応している。
図10において、太い曲線の特性例は、赤色LEDのGaPウィンドウ層24の厚さおよび黄緑色LEDのGaPウィンドウ層25の厚さが、共に約2μm程度に形成した場合の2色発光の半導体発光素子における結果であり、図8の特性例を得た半導体発光素子に対応している。図10の太い曲線の特性例では、赤色LEDと黄緑色LEDの順方向特性は、共にリーク電流が低減され、略同等の順方向特性を示している。また、成膜レートを上昇させて、熱履歴を少なくするなどの工夫を実施することによっても、リーク電流を低減することができる。また、成膜温度を下げるなどの工夫を実施することによっても、リーク電流を低減することができる。
図8および図10の特性が得られた本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子は、200μm×300μmの寸法を有する。このような微細パターンを有する2色発光の半導体発光素子によって、赤色と黄緑色の2色発光が可能となった。
赤色と黄緑色の素子を個別に小さく形成しても、それを搭載するパッケージ台座の分、パッシージ全体の大きさが小さくならない。しかし、本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子を用いることで、例えば約1.5mm×1.3mm角程度のパッシージを、例えば約1.0mm×0.6mm角程度まで小さくすることが可能となった。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子においては、第1および第2の活性層は両方ともに、GaPよりも発光効率の良い,(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体で形成した点に特徴を有する。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子においては、第1および第2の活性層は両方ともに、(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体で形成することによって、2色発光を実現することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子においては、第1および第2の活性層は両方ともに、(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体で形成することによって、組成比x,yを調整することによって、波長範囲約550nm〜700nm程度において、所望の発光波長ピークを有する2色発光の半導体発光素子を得ることができる。
(平面パターン構成例)
2色発光の半導体発光素子を別々、または同時に発光させるためには、カソード電極を共通とし、アノード電極パッドを別々に構成するカソードコモン構成と、アノード電極を共通とし、カソード電極パッドを別々に構成するアノードコモン構成がある。
機械で認識する際は、電極パッドの反射率で認識するので、形状、もしくは反射率を変える必要がある。この機械認識によって、量産が可能となる。
図11〜図14は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子の平面パターン構成例である。
図11(a)は、半円形パターンを有する構成例、図11(b)は、三角形パターンを有する構成例、図11(c)は、矩形パターンを有する構成例を示す。
GaAs基板10上に赤色LEDと黄緑色LEDが配置され、機械認識のために、電極パッドの形状、もしくは反射率を変えている。
図12(a)は、逆S字分離パターンを有する構成例、図12(b)は、鍵型分離パターンを有する構成例を示す。同様に、GaAs基板10上に赤色LEDと黄緑色LEDが配置され、機械認識のために、電極パッドの形状、もしくは反射率を変えている。
図13(a)は、凸凹パターンを有する構成例、図13(b)は、鋸歯状型分離パターンを有する構成例を示す。同様に、GaAs基板10上に赤色LEDと黄緑色LEDが配置され、機械認識のために、電極パッドの形状、もしくは反射率を変えている。
2回のエピタキシャル成長を用いて2色発光の半導体発光素子を形成する場合、後からエピタキシャル成長を行う発光素子では導電性基板100を露出するエッチング工程によって、導電性基板100がエッチングされるため、導電性基板100の形状にわずかな段差形状が形成される。このため、この段差分の電極パッドの高さを認識することで、2つの電極パッドの差を認識することも可能である。
(第1の実施の形態の変形例)
本発明の第1の実施の形態の変形例1に係る半導体発光素子は、図2に示すように、導電性基板200と、導電性基板200上に配置された第1の反射積層膜14と、第1の反射積層膜14上に配置され,p型不純物をドープされた第1のp型半導体層220と、第1のp型半導体層220上に配置され,(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる第1の活性層230と、第1の活性層230上に配置され,n型不純物をドープされた第1のn型半導体層240と、第1のn型半導体層240上に配置された第1のカソード電極6とを備える。
また、導電性基板200上に第1の反射積層膜14に隣接して配置された第2の反射積層膜15と、第2の反射積層膜15上に配置され,第1のp型半導体層220に隣接して配置されたp型不純物をドープされた第2のp型半導体層260と、第2のp型半導体層260上に配置され,(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる第2の活性層270と、第2の活性層270上に配置され,n型不純物をドープされた第2のn型半導体層280と、第2のn型半導体層280上に配置された第2のカソード電極7と、導電性基板200の第1の反射積層膜14及び第2の反射積層15膜が配置された表面と反対側の裏面上に配置された共通のアノード電極8とを備える。
導電性基板200,第1のp型半導体層220,第1の活性層230および第1のn型半導体層240からは第1の発光素子(赤色)が形成される。
導電性基板200,第2のp型半導体層260,第2の活性層270および第2のn型半導体層280からは第2の発光素子(黄緑色)が形成される。
第1の発光素子(赤色)および第2の発光素子(黄緑色)は、導電性基板200を共通のアノード領域とすることを特徴とする。回路構成上は、図2(b)に示すように、アノード電極8は共通電極である。カソード電極6、7は、それぞれ第1のLED(赤色)、第2のLED(黄緑色)によって、分離されている。結果として、共通アノード構成の2色LED(赤色、黄緑色)が構成されている。
また、第1の活性層230は、(Al0Ga1.0)0.5In0.5Pからなるウェル層と(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5Pからなるバリア層の多重量子井戸構造を備えていても良い。このように構成することによって、第1の発光素子(赤色)の発光ピーク波長は、例えば約620nm程度が得られている。
また、第2の活性層270は、(Al0.20Ga0.80)0.5In0.5Pからなるウェル層と(Al0.85Ga0.15)0.5In0.5Pからなるバリア層の多重量子井戸構造を備えていても良い。このように構成することによって、第2の発光素子(黄緑色)の発光ピーク波長は、例えば約570nm程度が得られている。
また、導電性基板100と第1のp型半導体層220との間に配置された第1の反射積層膜14と、導電性基板100と第2のp型半導体層260との間に配置された第2の反射積層膜15とをさらに備えていても良い。
各部の構成、平面パターン構成および製造方法などは第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
本発明の第1の実施の形態およびその変形例によれば、波長は550nm〜700nmの範囲で、電流注入で2色発光可能な半導体発光素子を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態およびその変形例によれば、2つの活性層を、(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体で、エピタキシャル成長層の形成工程を2回に分けることで形成し、波長は550nm〜700nmの範囲で電流注入で2色発光可能な半導体発光素子およびその製造方法を提供することができる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態に係る半導体発光素子は、図3に示すように、n型不純物をドープされた第1のカソード領域300と、第1のカソード領域300上に配置され,n型不純物をドープされた第1のn型半導体層320と、第1のn型半導体層320上に配置され,(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる第1の活性層330と、第1の活性層330上に配置され,p型不純物をドープされた第1のp型半導体層340と、第1のp型半導体層340上に配置され,(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる第2の活性層350と、第2の活性層350上に配置され,n型不純物をドープされた第2のn型半導体層360と、第2のn型半導体層360に配置され,n型不純物をドープされた第2のカソード領域380と、第1のカソード領域300上に配置された第1のカソード電極4と、第2のカソード領域380上に配置された第2のカソード電極6aと、第1のp型半導体層340上に配置された共通のアノード電極3(2)とを備える。
第1のp型半導体層340,第2の活性層350,第2のn型半導体層360および第2のカソード領域380からは第1の発光素子(赤色)が形成される。
第1のカソード領域300,第1のn型半導体層320,第1の活性層330および第1のp型半導体層340からは第2の発光素子(黄緑色)が形成される。
第1の発光素子(赤色)および第2の発光素子(黄緑色)は、第1のp型半導体層340を共通のアノード領域として積層化されたことを特徴とする。
回路構成上は、図3(b)に示すように、アノード電極3(2)は共通電極である。カソード電極4、6は、それぞれ第1の発光素子(赤色)、第2の発光素子(黄緑色)によって、分離されている。結果として、共通アノード構成の2色LED(赤色、黄緑色)が構成されている。
また、第1の活性層330は、(Al0.20Ga0.80)0.5In0.5Pからなるウェル層と(Al0.85Ga0.15)0.5In0.5Pからなるバリア層の多重量子井戸構造を備えていても良い。このように構成することによって、第2の発光素子(黄緑色)の発光ピーク波長は、例えば約570nm程度が得られている。
また、第2の活性層350は、(Al0Ga1.0)0.5In0.5Pからなるウェル層と(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5Pからなるバリア層の多重量子井戸構造を備えていても良い。このように構成することによって、第1の発光素子(赤色)の発光ピーク波長は、例えば約620nm程度が得られている。
また、p型不純物は、例えばマグネシウム(Mg)であり、n型不純物は、例えばシリコン(Si)であることを特徴とする。
n型半導体層320,360、活性層330,350及びp型半導体層340はそれぞれ(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる。n型半導体層320は、電子を活性層330に供給し、p型半導体層340は、正孔(ホール)を活性層330に供給する。同様に、n型半導体層360は、電子を活性層350に供給し、p型半導体層340は、正孔(ホール)を活性層350に供給する。供給された電子及び正孔が活性層330、350で再結合することにより、光が発生する。
(製造方法)
本発明の第2の実施の形態に係る半導体発光素子の製造方法は、n型不純物をドープされた第1のカソード領域300上にn型不純物をドープされた第1のn型半導体層320を形成する工程と、第1のn型半導体層320上に、(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる第1の活性層330を形成する工程と、第1の活性層330上に、p型不純物をドープされた第1のp型半導体層340を形成する工程と、第1のp型半導体層340上に、(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる第2の活性層350を形成する工程と、第2の活性層350上にn型不純物をドープされた第2のn型半導体層360を形成する工程と、第2のn型半導体層360上にn型不純物をドープされた第2のカソード領域380を形成する工程と、第1のカソード領域300上に第1のカソード電極4を形成する工程と、第2のカソード領域380上に第2のカソード電極6aを形成する工程と、第1のp型半導体層340上に共通のアノード電極3(2)を形成する工程とを有する。
各部の具体的構成、平面パターン構成などは第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体発光素子においては、第1および第2の活性層は両方ともに、GaPよりも発光効率の良い,(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体で形成した点に特徴を有する。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体発光素子においては、第1および第2の活性層は両方ともに、(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体で形成することによって、2色発光を実現した点に特徴を有する。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体発光素子においては、第1および第2の活性層は両方ともに、(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体で形成することによって、組成比x,yを調整することによって、波長範囲約550nm〜700nm程度において、所望の発光波長ピークを有する2色発光を実現した点に特徴を有する。
(第2の実施の形態の変形例)
本発明の第2の実施の形態の変形例に係る半導体発光素子は、図4に示すように、p型不純物をドープされた第1のアノード領域400と、第1のアノード領域400上に配置され,p型不純物をドープされた第1のp型半導体層420と、第1のp型半導体層420上に配置され,(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる第1の活性層430と、第1の活性層430上に配置され,n型不純物をドープされた第1のn型半導体層440と、第1のn型半導体層440上に配置され,(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる第2の活性層450と、第2の活性層450上に配置され,p型不純物をドープされた第2のp半導体層460と、第2のp半導体層460に配置され,p不純物をドープされた第2のアノード領域480と、第1のアノード領域400上に配置された第1のアノード電極8と、第2のアノード領域480上に配置された第2のアノード電極2aと、第1のn型半導体層440上に配置された共通のカソード電極7(4)とを備える。
第1のn型半導体層440,第2の活性層450,第2のp型半導体層460および第2のアノード領域480からは第1の発光素子(赤色)が形成される。
第1のアノード領域400,第1のp型半導体層420,第1の活性層430および第1のn型半導体層440からは第2の発光素子(黄緑色)が形成される。
第1の発光素子(赤色)および第2の発光素子(黄緑色)は、第1のn型半導体層440を共通のカソード領域として積層化されたことを特徴とする。
回路構成上は、図4(b)に示すように、カソード電極7(4)は共通電極である。アノード電極2、8は、それぞれ第1の発光素子(赤色)、第2の発光素子(黄緑色)によって、分離されている。結果として、共通カソード構成の2色LED(赤色、黄緑色)が構成されている。
また、第1の活性層430は、(Al0.20Ga0.80)0.5In0.5Pからなるウェル層と(Al0.85Ga0.15)0.5In0.5Pからなるバリア層の多重量子井戸構造を備えていても良い。このように構成することによって、第2の発光素子(黄緑色)の発光ピーク波長は、例えば約570nm程度が得られている。
また、第2の活性層450は、(Al0Ga1.0)0.5In0.5Pからなるウェル層と(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5Pからなるバリア層の多重量子井戸構造を備えていても良い。このように構成することによって、第1の発光素子(赤色)の発光ピーク波長は、例えば約620nm程度が得られている。
各部の具体的構成、平面パターン構成などは第1および第2の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
本発明の第2の実施の形態およびその変形例によれば、波長は550nm〜700nmの範囲で、電流注入で2色発光可能な半導体発光素子を提供することができる。
本発明の第2の実施の形態およびその変形例によれば、2つの活性層を、(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体で、連続した1度のエピタキシャル成長で形成し、片側はエッチングにより除去することで、波長は550nm〜700nmの範囲で電流注入で2色発光可能な半導体発光素子およびその製造方法を提供することができる。
[その他の実施の形態]
上記のように、本発明は第1乃至第2の実施の形態およびそれぞれの変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子として、主としてLEDを例に説明したが、レーザダイオード(LD:Laser Diode)を構成してもよく、その場合には、分布帰還型(DFB:Distributed Feedback)LD、分布ブラッグ反射型(DBR)LD、面発光LDなどを構成しても良い。
既に述べた実施の形態の説明においては、活性層が、それぞれバリア層で挟まれた複数の井戸層を有するMQW構造である場合を示したが、活性層が1つの井戸層を含み、この井戸層とp型半導体層間に配置された最終バリア層の膜厚を、Mgの拡散距離より厚くした構造であってもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施の形態に係る半導体発光素子およびその製造方法は、発光素子を2色、3色のパッケージに組み込み、小型パッケージに利用して、携帯電話などに組み込むLEDチップなどの半導体発光素子全般に利用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子であって、(a)模式的断面構造図、(b)(a)に対応する回路構成図。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る半導体発光素子であって、(a)模式的断面構造図、(b)(a)に対応する回路構成図。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体発光素子であって、(a)模式的断面構造図、(b)(a)に対応する回路構成図。 本発明の第2の実施の形態の変形例に係る半導体発光素子であって、(a)模式的断面構造図、(b)(a)に対応する回路構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子の製造方法の一工程を説明する模式的断面構造図であって、(a)GaAs基板上に第1の反射積層膜および第1のエピタキシャル成長層を形成する工程図、(b)レジスト層を塗布後、パターニングする工程図、(c)GaAs基板をエッチングストップ層として、第1のエピタキシャル成長層および第1の反射積層膜をエッチングする工程図、(d)レジスト層を除去後、第2の反射積層膜、GaAs層および第2のエピタキシャル成長層を形成する工程図、(e)レジスト層を塗布後、第1のLED(赤色)の最表面のGaAs層をエッチングストップ層として、第2のエピタキシャル成長層をエッチングする工程図、(f)レジスト層を除去後、GaAs層も除去し、第1のLED(赤色)と第2のLED(黄緑色)を分離する工程図。 本発明の第1乃至第2の実施の形態に係る半導体発光素子に適用可能な第1のLED(赤色)の模式的断面構造図。 本発明の第1乃至第2の実施の形態に係る半導体発光素子に適用可能な第2のLED(黄緑色)の模式的断面構造図。 (a)本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子の発光スペクトル例であって、光出力Poと波長との関係を表す図、(b)(a)の発光スペクトル例を得た2色LED(赤色、黄緑色)の平面パターン構成例を示す図。 本発明の比較例に係る半導体発光素子の発光スペクトル例であって、光出力Poと波長との関係を表す図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子の順方向特性図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子の平面パターン構成例であって、(a)半円形パターンを有する構成図、(b)三角形パターンを有する構成図、(c)矩形パターンを有する構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子の別の平面パターン構成例であって、(a)逆S字分離パターンを有する構成図、(b)鍵型分離パターンを有する構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体発光素子のさらに別の平面パターン構成例であって、(a)凸凹パターンを有する構成図、(b)鋸歯状型分離パターンを有する構成図。 従来例に係る半導体発光素子の模式的断面構造図。
符号の説明
2、2a、3、8…アノード電極
4、6、6a、7…カソード電極
10…GaAs基板
12…GsAsバッファ層
14…第1の反射積層膜(DBR)
15…第2の反射積層膜(DBR)
16、17…n型クラッド層
18、19…活性層
20、21…p型クラッド層
22、23…InGaAlP層
24、25…GaPウィンドウ層
26、27…AlGaInP層
28、29…GaAs層(エッチングストップ層)
32、33…レジスト層
100、200…導電性基板
120、240、320、440…第1の活性層
130、230、330、430…第1の多重量子井戸層
140、220、340、420…第1のp型半導体層
160、280、360…第2のn型半導体層
170、270、350、450…第2の活性層
180、260、460…第2のp型半導体層
300…第1のカソード領域
380…第2のカソード領域
400…第1のアノード領域
480…第2のアノード領域
500…第1のエピタキシャル成長層
520…第2のエピタキシャル成長層

Claims (3)

  1. 導電性基板と、
    前記導電性基板上に配置され,n型不純物をドープされた第1のn型半導体層と、
    前記第1のn型半導体層上に配置され,(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる第1の活性層と、
    前記第1の活性層上に配置され,p型不純物をドープされた第1のp型半導体層と、
    前記第1のp型半導体層上に配置された第1のアノード電極と、
    前記導電性基板上に前記第1のn型半導体層に隣接して配置されたn型不純物をドープされた第2のn型半導体層と、
    前記第2のn型半導体層上に配置され,(AlxGay)0.5In0.5P(0≦x≦0.85、0≦y≦1)4元系化合物半導体からなる第2の活性層と、
    前記第2の活性層上に配置され,p型不純物をドープされた第2のp型半導体層と、
    前記第2のp型半導体層上に配置された第2のアノード電極と、
    前記導電性基板の前記第1及び第2のn型半導体層が配置された表面と反対側の裏面上に配置された共通のカソード電極と
    を備え
    前記第1の活性層は、 (Al x Ga 1-x ) 0.5 In 0.5 Pからなるウェル層と(Al v Ga 1-v ) 0.5 In 0.5 P(0≦x<v<0.8)からなるバリア層の多重量子井戸構造を備え、前記第2の活性層は、(Al x Ga 1-x ) 0.5 In 0.5 Pからなるウェル層と(Al w Ga 1-w ) 0.5 In 0.5 P(0≦x<w<0.9) からなるバリア層からなり、かつ前記第1の活性層とは異なる組成を有する多重量子井戸構造を備え、
    前記第1のp型半導体層は、第1のp型GaPウィンドウ層を含み、前記第2のp型半導体層は、第2のp型GaPウィンドウ層を含み、前記第1のp型GaPウィンドウ層及び前記第2のp型GaPウィンドウ層の厚さは、共に2μmであることを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記導電性基板と前記第1のn型半導体層との間に配置された第1の反射積層膜と、
    前記導電性基板と前記第2のn型半導体層との間に配置された第2の反射積層膜と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記第1のアノード電極の電極パッドと前記第2のアノード電極の電極パッドとは、それぞれの形状もしくは反射率が異なることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体発光素子。
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