JP5204176B2 - 逐次比較型アナログデジタル変換回路及び受信装置 - Google Patents

逐次比較型アナログデジタル変換回路及び受信装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、逐次比較型アナログデジタル変換回路(以下、「SAR−ADC(Successive Approximation Register-Analog Digital Converter)」という)という)及び受信装置に関する。
近年、高速無線通信装置や映像機器などでは、ギガヘルツオーダのサンプリング周波数を有するアナログデジタル変換回路(以下、「ADC(Analog Digital Converter)」という)をシリコンオンチップにより実現する傾向がある。従って、高分解能、低消費電力、及び小面積のADCが求められている。
そのようなADCとして、SAR−ADCが知られている。SAR−ADCは、比較器と、容量デジタルアナログ変換回路(以下、「DAC(Digital Analog Converter)」という)と、簡単な論理回路と、により実現される。SAR−ADCは、低消費電力及び小面積のADCとして注目されている。
SAR−ADCでは、容量DACの重みが理想的なバイナリである場合に、アナログの入力信号に対して理想的なデジタルの出力コードが得られる。しかしながら、実際には、寄生容量により重みが変わるので、AD変換されない信号(以下、「ミスコード」という)が発生する可能性がある。従って、SAR−ADCでは、ミスコードを補正するためのデジタル補正回路が必要である。
従来のデジタル補正回路は、冗長変換アルゴリズムを用いてADCに冗長性を与えることにより、ミスコードを補正している。しかしながら、従来の冗長変換アルゴリズムを用いるデジタル補正回路は、複雑である。その結果、SAR−DACの回路面積が増大する。
F. Kuttner., "A 1.2V 10b 20MSample/s Non-Binary Successive Approximation ADC in 0.13um CMOS," ISSCC Dig. Tech Papers, pp. 176-177, Feb., 2002. S.M.Chen and R.W.Brodersen,"A 6-bit 600-MS/s 5.3-mW Asynchronous ADΔCn 0.13-um CMOS," IEEE J.Solid-State ΔCrcuits, Vol. 41, Dec. 2006, pp. 2669-80.
SAR−ADCとともに用いられるデジタル補正回路及びテスト回路の回路面積を縮小する。
本実施形態によれば、SAR−ADCは、入力端子と、参照端子と、第1キャパシタセットと、第2キャパシタセットと、ダミーキャパシタと、比較器と、スイッチと、論理回路と、を備える。入力端子には、入力電圧が印加される。参照端子には、参照電圧が印加される。第1キャパシタセットは、第1容量を有する第1キャパシタと、第1容量と第1キャパシタセットに寄生する寄生容量との和の2倍の第2容量を有する第2キャパシタと、を備え、第1キャパシタと第2キャパシタとの間のノードに入力端子が接続される。第2キャパシタセットは、第1キャパシタと、第2キャパシタと、を備え、第1キャパシタと第2キャパシタとの間のノードに第1キャパシタセットの第2キャパシタが接続される。ダミーキャパシタは、第2容量未満の第3容量を有し、第2キャパシタセットの第2キャパシタとグラウンドとの間に接続される。比較器は、第1キャパシタセットの第1キャパシタ及び第2キャパシタに蓄積された電荷に対応する出力電圧とグラウンド電圧とを比較し、比較結果を出力する。スイッチは、第1キャパシタセット及び第2キャパシタセットの第1キャパシタと参照端子との間に接続される。論理回路は、出力電圧を制御するために、比較器の比較結果に基づいてスイッチを切り換える。
本実施形態に係る受信装置1の構成を示す概略図。 図1のSAR−ADC10i及び10qの詳細な構成を示す概略図。 図2のSAR11の構成を示す概略図。 SAR11の動作原理を説明するためのモデル。 図4の容量DAC111のMSB(j=n)の伝達特性(入力電圧Vinと出力電圧Voutとの関係)を示すグラフ。 図4の容量DAC111の全体の伝達特性(入力電圧Vinとデジタル出力Doutとの関係)を示すグラフ。 図4の容量DAC111に寄生する寄生容量を説明する概略図。 図6の容量DAC111のMSB(j=n)の伝達特性(入力電圧Vinと出力電圧Voutとの関係)を示すグラフ。 図6の容量DAC111の全体の伝達特性(入力電圧Vinとデジタル出力Doutとの関係)を示すグラフ。 第1実施形態に係るSAR11の構成を示す概略図。 図8の容量DAC111に寄生する寄生容量を説明する概略図。 第2実施形態に係るSAR11の構成を示す概略図。 図10の容量DAC111に寄生する寄生容量を説明する概略図。 図10の容量DAC111のMSB(j=n)の伝達特性(入力電圧Vinと出力電圧Voutとの関係)を示すグラフ。 図2の補正部122による補正前のSAR11の伝達特性を示すグラフ。 図2の補正部122による補正後のSAR11の伝達特性を示すグラフ。 第1実施形態の変形例に係るSAR11の構成を示す概略図。
本実施形態について図面を参照して説明する。
はじめに、本実施形態に係る受信装置の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る受信装置1の構成を示す概略図である。
図1に示すように、受信装置1は、アンテナ21と、低雑音増幅器(以下、LNA(Low Noise Amplifier)という)22と、局部発振器23と、移相部24と、周波数変換部25i及び25qと、SAR−ADC10i及び10qと、デジタル信号処理部26と、を備える。
図1のアンテナ21は、基地局(図示せず)から発信される無線信号を受信し、受信した無線信号をLNA22に入力するモジュールである。
図1のLNA22は、アンテナ21から入力される無線信号を所定のレベルまで増幅し、増幅した無線信号を周波数変換部25i及び25qに入力するモジュールである。
図1の局部発振器23は、無線信号をアナログベースバンド信号に変換するために必要なローカル信号を生成し、生成したローカル信号を移相部24に入力するモジュールである。
図1の移相部24は、局部発振器23から入力されるローカル信号を2つに分配するモジュールである。より具体的には、移相部24は、一方のローカル信号を周波数変換部25iに入力し、他方のローカル信号の位相を90度遅延させ、遅延したローカル信号を周波数変換部25qに入力する。
図1の周波数変換部25i及び25qは、それぞれ、LNA22から入力される無線信号と移相部24から入力されるローカル信号とを乗算することにより、無線信号をアナログベースバンド信号(以下、「アナログ入力信号IN」という)に変換し、変換したアナログ入力信号INをSAR−ADC10i及び10qに入力するモジュールである。SAR−ADC10iに入力されるアナログ入力信号IN(I)は同相信号である。SAR−ADC10qに入力されるアナログ入力信号IN(Q)は直角位相信号である。
図1のSAR−ADC10i及び10qは、それぞれ、周波数変換部25i及び25qから入力されるアナログ入力信号INをデジタルベースバンド信号Bに変換し、変換したデジタルベースバンド信号Bをデジタル信号処理部26に入力するモジュールである。SAR−ADC10iにより変換されるデジタルベースバンド信号B(I)は同相信号から変換されるデジタル信号である。SAR−ADC10qにより変換されるデジタルベースバンド信号B(Q)は直角位相信号から変換されるデジタル信号である。SAR−ADC10i及び10qの詳細については後述する。
図1のデジタル信号処理部26は、SAR−ADC10i及び10qから入力されるデジタルベースバンド信号Bを復号化し、復号化されたデジタルベースバンド信号B(D)を携帯電話用チップや無線LAN(Local Area Network)用のチップ等の無線通信装置(図示せず)に出力するモジュールである。
次に、図1のSAR−ADC10i及び10qの詳細について説明する。図2は、図1のSAR−ADC10i及び10qの詳細な構成を示す概略図である。なお、図1のSAR−ADC10iの構成とSAR−ADC10qの構成とは同一であるので、以下、SAR−ADC10i及び10qをSAR−ADC10という。また、図1のアナログ入力信号IN(I)及びIN(Q)をアナログ入力信号INという。図1のデジタルベースバンド信号B(I)及びB(Q)をデジタルベースバンド信号Bという。
図2に示すように、SAR−ADC10は、逐次比較レジスタ(以下、「SAR(Successive Approximation Register)」という)11と、デジタル補正回路12と、テスト回路13と、を備える。
図2のSAR11は、バイナリウエイトで重み付けされたn(nは2以上の整数)ビットコンバータである。SAR11は、図1の周波数変換部25i及び25qから入力されるアナログ入力信号IN又はテスト回路13から入力されるアナログテスト信号Tをデジタル出力コードDに変換し、変換したデジタル出力コードDをデジタル補正回路12に入力する。SAR11の詳細については後述する。
図2のデジタル補正回路12は、SAR11から入力されるデジタル出力コードDを補正する回路である。デジタル補正回路12は、係数計算部121と、補正部122と、を備える。
図2の係数計算部121は、デジタル出力コードDを補正するのに用いられる補正係数Gを計算するモジュールである。SAR11から係数計算部121に入力されるデジタル出力コードDは、アナログテスト信号Tに対応する。係数計算部121は、アナログテスト信号Tに対応するデジタル出力コードDに基づいて補正係数Gを計算し、計算した補正係数Gを補正部122に入力する。補正係数Gは、SAR11のビット数(nの値)に関わらず一定である。
図2の補正部122は、係数計算部121から入力される補正係数Gを用いて、SAR11から入力されるデジタル出力コードDを補正することによりデジタルベースバンド信号Bを生成し、生成したデジタルベースバンド信号Bを図1のデジタル信号処理部26に入力するモジュールである。SAR11から補正部122に入力されるデジタル出力コードDは、アナログ入力信号INに対応する。補正部122の詳細については後述する。
図2のテスト回路13は、係数計算部121から入力される制御信号CONTに基づいてアナログテスト信号Tを生成する回路である。例えば、テスト回路13は、後述する参照電圧又はグラウンド電圧を用いてアナログテスト信号Tを生成する。これにより、テスト回路13の回路規模を縮小することができる。
次に、図2のSAR11の詳細について説明する。図3は、図2のSAR11の構成を示す概略図である。
図3に示すように、SAR11は、容量DAC111と、比較器112と、逐次比較論理回路(以下、「SARL(Successive Approximation Register Logic)」という)113と、スイッチ114及び115と、入力端子116と、参照端子117と、を備える。
図3の入力端子116には、入力信号INが入力される。すなわち、入力端子116には、入力信号INの電圧(以下、「入力電圧」という)Vinが印加される。
図3の参照端子117には、参照信号REFが入力される。すなわち、参照端子117には、参照信号REFの電圧(以下、「参照電圧」という)Vrefが印加される。
図3の容量DAC111は、入力端子116と、参照端子117又はグラウンドと、に接続される。参照端子117及びグラウンドと容量DAC111との間には、スイッチ114が接続される。容量DAC111と入力端子116との間にはスイッチ115が接続される。スイッチ114及び115が切り替えられると、入力電圧Vinと、グラウンド電圧Vgnd(Vgnd=0[V])と、が容量DAC111に供給される。容量DAC111は、入力電圧Vinと、グラウンド電圧Vgndと、に基づく出力信号OUTを比較器112に入力する。
図3の比較器112には、出力信号OUTの電圧(以下、「出力電圧Vout」という)及びグラウンド電圧Vgndが供給される。比較器112は、出力電圧Voutとグラウンド電圧Vgndとを比較し、比較結果に基づくデジタル出力コードDを、図2の係数計算部121又は補正部122と、SARL113と、に入力する。例えば、出力電圧Voutがグラウンド電圧Vgnd以上である場合にはデジタル出力コードDは“1”(ハイ)であり、出力電圧Voutがグラウンド電圧Vgnd未満である場合にはデジタル出力コードDは“0”(ロウ)である。
図3のSARL113は、比較器112から入力されるデジタル出力コードDに基づいて、スイッチ114を切り換える論理回路である。これにより、容量DAC111に供給される電圧(参照電圧Vref又はグラウンド電圧Vgnd)が変化する。
換言すると、図3のSAR11では、容量DAC111によりアナログ入力信号INがサンプリングされ、比較器112の比較結果に基づいて容量DAC111に供給される電圧(参照電圧Vref又はグラウンド電圧Vgnd)が変化する。これにより、出力信号OUTに対応するデジタル出力コードDが得られる。
次に、SAR−ADCの動作原理について説明する。図4は、SAR11の動作原理を説明するためのモデルである。
図4のSAR11は、バイナリウエイトで重み付けされた容量DACを用いたnビットの容量DAC111と、比較器112と、SARL113と、スイッチ114と、により構成される。
図4の容量DAC111は、n個のキャパシタと、ダミーキャパシタと、を備える。キャパシタが対応するビット数をj(jは1〜nの整数)とすると、jビットに対応するキャパシタの容量は2j−1Cである。すなわち、最下位ビット(以下、「LSB(Least Significant Bit)」という)(j=1)に対応するキャパシタの容量は2C(=C)であり、最上位ビット(以下、「MSB(Most significant Bit)」という)(j=n)に対応するキャパシタの容量は2n−1Cである。ダミーキャパシタの容量は、LSBに対応するキャパシタと同じCである。
図4のSAR11は、サンプリング、AD変換、の順に動作する。
サンプリングでは、容量DAC111の全てのキャパシタに、入力電圧Vinと、グラウンド電圧Vgndと、の電位差に対応する電荷が蓄積される。これにより、入力信号INがサンプリングされる。
AD変換では、比較器112の比較結果に応じて、スイッチ114が切り換えられる。これにより、参照端子117又はグラウンドが、ダミーキャパシタを除くn個のキャパシタに接続される。具体的には、jビットのデジタル出力コードであるデジタル出力コードDjが“1”である場合にはjビットに対応するキャパシタが参照端子117に接続され、デジタル出力コードDjが“0”である場合にはjビットに対応するキャパシタがグラウンドに接続される。これにより、アナログ入力信号INがデジタル出力コードDjに変換される。
式1は、図4の容量DAC111のnビットの逐次比較動作における出力電圧Voutを表す。式1に表されるように、容量DAC111のnビットの逐次比較動作では、2進数でAD変換が行われる。従って、容量DAC111の基数(RADIX)は2となる。
Figure 0005204176
図5Aは、図4の容量DAC111のMSB(j=n)の伝達特性(入力電圧Vinと出力電圧Voutとの関係)を示すグラフである。図5Bは、図4の容量DAC111の全体の伝達特性(入力電圧Vinとデジタル出力Doutとの関係)を示すグラフである。デジタル出力Doutは、2進数で表現されたデジタル出力コードDを10進数で表現したものであり、出力1コードに対して1サンプルとして、サンプル毎の出力コードを直線でつないで表現している。
図5Aに示すように、0≦Vin≦Vref/2である場合にはVout=Vinであり、Vin>Vref/2である場合にはVout=Vin−Vref/2である。すなわち、図4のスイッチ114は、Vin=Vref/2の点(以下、「切換ポイントSW」という)で切り換えられる。一方、図5Bに示すように、出力電圧Voutは、入力電圧Vinに1対1に対応している。すなわち、出力電圧Voutが決まると、入力電圧Vinが決まる。デジタル出力Doutの範囲(以下、「出力レンジ」という)は、フルスケール(2−1)に達する。
次に、寄生容量を考慮した図4の容量DAC111について説明する。図6は、図4の容量DAC111に寄生する寄生容量を説明する概略図である。
図6に示すように、入力端子116側のノードに容量ΔCの寄生容量が寄生する。MSB(j=n)の逐次比較動作における出力電圧Voutは、式2により表される。
Figure 0005204176
図7Aは、図6の容量DAC111のMSB(j=n)の伝達特性(入力電圧Vinと出力電圧Voutとの関係)を示すグラフである。図7Bは、図6の容量DAC111の全体の伝達特性(入力電圧Vinとデジタル出力Doutとの関係)を示すグラフである。
図7Aは、図5Aに比べて、入力電圧Vinの範囲(以下、「入力レンジ」という)が寄生容量の影響により減少することを示している。式2において、ΔCは0より大きいので、参照電圧Vrefの係数は1/2より小さい。すなわち、SAR11の基数(RADIX)は2より大きい。従って、図7Aに示すように、切換ポイントSWが、入力電圧Vinが減少する方向にシフトする。これにより、切換ポイントSWの入力電圧VinはVref/2より小さくなる。その結果、入力レンジ外の領域Q(Vref/a<Vin<Vref,1<a<2)においてミスコードが発生する。一方、図7Bに示すように、出力電圧Voutは、入力電圧Vinに1対1に対応していない。すなわち、出力電圧Voutが決まっても、入力電圧Vinは決まらない。換言すると、図7Bは、2ビット以降の入力レンジも減少することに起因して、各サイクルでミスコードが発生することを示している(図7Bの破線部)。
次に、図2の補正部122及びSAR11の詳細について説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態について説明する。第1実施形態は、図2のSAR11がC−2C型容量DACにより実現されるSARを備える例である。なお、既に説明された内容と同様の内容についての説明は省略する。
図8は、第1実施形態に係るSAR11の構成を示す概略図である。
図8に示すように、第1実施形態に係るSAR11は、C−2C型容量DACにより実現される容量DAC111と、比較器112と、SARL113と、スイッチ114及び115と、入力端子116と、参照端子117と、を備える。比較器112、SARL113、スイッチ114及び115、入力端子116、並びに参照端子117は、図3と同様である。
図8の容量DAC111は、第1キャパシタセット111aと、第2キャパシタセット111bと、第3容量C3のダミーキャパシタと、を備える。第1キャパシタセット111a及び第2キャパシタセット111bは、それぞれ、第1容量C1の第1キャパシタと、第1容量C1の2倍の第2容量C2の第2キャパシタと、を備える。第3容量C3は、第1容量C1と、第1容量C1より小さく且つ第1キャパシタセット111aに寄生する寄生容量以上である補正容量と、の差である。第1キャパシタセット111aの第1キャパシタはMSBに対応する。第2キャパシタセット111bの第1キャパシタはLSBに対応する。第1キャパシタセット111aの第1キャパシタと第2キャパシタとの間のノードN1には、入力端子116に接続されたスイッチ115と、比較器112と、が接続される。第2キャパシタセット111bの第1キャパシタと第2キャパシタとの間のノードN2には、第1キャパシタセット111aの第2キャパシタが接続される。ダミーキャパシタが接続されるノードN3には、第2キャパシタセット111bの第2キャパシタが接続される。ダミーキャパシタは、スイッチ114cを介してグラウンドに接続される。
なお、第1実施形態は、2個のキャパシタセット(すなわち、2ビットC−2C型容量DAC)により実現される容量DAC111の例であるが、n個のキャパシタセット(すなわち、nビットC−2C型容量DAC)により実現される容量DAC111にも適用可能である。
図8の容量DAC111に寄生する寄生容量について説明する。図9は、図8の容量DAC111に寄生する寄生容量を説明する概略図である。
図9に示すように、図8の容量DAC111では、ノードN1〜N3に、それぞれ、容量ΔCの寄生容量が寄生する。以下、各ノードN1〜N3に寄生する寄生容量の容量ΔCが等しいことを前提として説明する。
図8のスイッチ114aが参照端子117に接続され、スイッチ114bがグラウンドに接続されるときの伝達特性は、式3により表される。
Figure 0005204176
図8のスイッチ114aがグラウンドに接続され、スイッチ114bが参照端子117に接続されるときの伝達特性は、式4により表される。
Figure 0005204176
式3及び式4は、式5を満たすような第1容量C1及び式6を満たすような第3容量C3を設定することにより、容量ΔCの寄生容量を補正することができる、ということを示している。
Figure 0005204176
Figure 0005204176
式5及び式6をそれぞれ式3及び式4に代入すると、式7及び式8が得られる。
Figure 0005204176
Figure 0005204176
式7及び式8から、式9が得られる。式9は、入力レンジが半分に減少したとしても、参照電圧Vrefを2倍に設定することにより、入力レンジの減少に起因するミスコードの発生が抑制可能であることを示している。
Figure 0005204176
第1容量C1及び第2容量C2は、それぞれ、式10を満たすように設定される。これにより、補正係数Gは2未満となる。その結果、式7に表されるように、容量DAC111のMSBの基数(RADIX)は2未満となる。また、式8に表されるように、MSB以外の基数(RADIX)は2となる。
Figure 0005204176
図12は、図8の容量DAC111のMSB(j=n)の伝達特性(入力電圧Vinと出力電圧Voutとの関係)を示すグラフである。図13Aは、図2の補正部122による補正前のSAR11の伝達特性を示すグラフである。図13Bは、図2の補正部122による補正後のSAR11の伝達特性を示すグラフである。
式7に表されるように、参照電圧V’refの係数は1/2より大きい。すなわち、MSBの基数(RADIX)は2未満である。従って、図12に示すように、切換ポイントSWは、図12の入力電圧Vinが増加する方向にシフトする。図12は、図5Aに比べて、入力レンジが寄生容量の影響を解消したことにより拡大することを示している。入力レンジが拡大した分Rは、冗長性に相当する。図13Aでは、冗長性に起因して、出力レンジは2進で出力できるフルスケール(Vin=Vref,Dout=2−1)に達していない。図13Bは、出力レンジはフルスケールに達している。
換言すると、第1実施形態に係るSAR11は、入力端子116と、参照端子117と、第1キャパシタセット111aと、第2キャパシタセット111bと、ダミーキャパシタと、比較器112と、スイッチ114と、論理回路(SARL113)と、を備える。入力端子116には、入力電圧Vinが印加される。参照端子117には、参照電圧Vrefが印加される。第1キャパシタセット111aは、第1容量C1を有する第1キャパシタと、第1容量C1と第1キャパシタセットに寄生する寄生容量との和の2倍の第2容量C2を有する第2キャパシタと、を備え、第1キャパシタと第2キャパシタとの間のノードN1に入力端子116が接続される。第2キャパシタセット111bは、第1キャパシタと、第2キャパシタと、を備え、第1キャパシタと第2キャパシタとの間のノードN2に第1キャパシタセット111aの第2キャパシタが接続される。ダミーキャパシタは、第2容量C2未満の第3容量C3を有し、第2キャパシタセット111bの第2キャパシタとグラウンドとの間に接続される。比較器112は、第1キャパシタセット111aの第1キャパシタ及び第2キャパシタに蓄積された電荷に対応する出力電圧Voutとグラウンド電圧Vgndとを比較し、比較結果を出力する。スイッチ114は、第1キャパシタセット111a及び第2キャパシタセット111bの第1キャパシタと参照端子117との間に接続される。論理回路(SARL113)は、出力電圧Voutを制御するために、比較器112の比較結果に基づいてスイッチ114を切り換える。
次に、第1実施形態に係る図2の補正部122の詳細について説明する。
上記のとおり、図2の補正部122には、図13Aの伝達特性を有するデジタル出力コードDが入力される。
図2の補正部122は、出力レンジをフルスケールにするために、図13Aの伝達特性を有するデジタル出力コードDに、係数計算部121から入力される補正係数Gに依存する所定のレンジ補正係数H(H=G/2)を乗算する。これにより、図13Bに示すように、出力レンジがフルスケールに達するSAR11の伝達特性(すなわち、図5Bと同様の伝達特性)を有するデジタル出力コードDが得られる。図13Bの伝達特性を有するデジタル出力コードDが、図2のデジタルベースバンド信号Bに相当する。
第1実施形態によれば、寄生容量抽出ツールを用いて予め寄生容量の容量ΔCを設定する。これにより、図2の補正係数Gが一定になり、補正部122の冗長変換アルゴリズムが簡素化される。その結果、デジタル補正回路12及びテスト回路13の回路規模を縮小することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、図2のSAR11が2ビットバイナリウェイト型容量DACにより実現されるSARを備える例である。なお、既に説明された内容と同様の内容についての説明は省略する。
図10は、第2実施形態に係るSAR11の構成を示す概略図である。
図10に示すように、第2実施形態に係るSAR11は、2ビットバイナリウェイト型容量DACにより実現される容量DAC111と、比較器112と、SARL113と、スイッチ114及び115と、入力端子116と、参照端子117と、を備える。比較器112、SARL113、スイッチ114及び115、入力端子116、並びに参照端子117は、図3と同様である。
図10の容量DAC111は、第1容量C1の第1キャパシタと、第2容量C2の第2キャパシタと、第3容量C3のダミーキャパシタと、を備える。第1キャパシタ、第2キャパシタ、及びダミーキャパシタは、それぞれ、並列に接続される。第2キャパシタはMSBに対応する。第1キャパシタはLSBに対応する。ノードN1には、スイッチ115及び比較器112が接続される。ダミーキャパシタは、入力端子116及びグラウンドに接続される。図10の第2容量C2は、式11を満たすように設定される。
Figure 0005204176
図10の容量DAC111に寄生する寄生容量について説明する。図11は、図10の容量DAC111に寄生する寄生容量を説明する概略図である。
図11に示すように、図10の容量DAC111には、ノードN1に容量ΔCの寄生容量が寄生する。
図10の第3容量C3は、式12を満たすように設定される。式12において、Ccalは、寄生容量に起因する性能劣化を補正するための補正容量である。補正容量Ccalは、寄生容量ΔC以上であり、第1容量C1未満である。
Figure 0005204176
式11及び式12を考慮すると、出力電圧Voutは、式13により表される。式13に表されるように、容量DAC111のMSBを変換するときの基数(RADIX)は2未満となり、参照電圧Vrefの係数は1/2より大きくなる。
Figure 0005204176
図12は、図10の容量DAC111のMSB(j=n)の伝達特性(入力電圧Vinと出力電圧Voutとの関係)を示すグラフである。
式13に表されるように、参照電圧Vrefの係数は1/2より大きい。すなわち、図10の容量DAC111の基数(RADIX)は2未満である。従って、図12に示すように、切換ポイントSWは、図12の入力電圧Vinが増加する方向にシフトする。図12は、図5Aに比べて、入力レンジが寄生容量の影響を解消したことにより拡大することを示している。入力レンジが拡大した分Rは、冗長性に相当する。
換言すると、第2実施形態に係るSAR11は、入力端子116と、参照端子117と、第1キャパシタと、第2キャパシタと、ダミーキャパシタと、比較器112と、スイッチ114と、論理回路(SARL113)と、を備える。入力端子116には、入力電圧Vinが印加される。参照端子117には、参照電圧Vrefが印加される。第1キャパシタは、第1容量C1を有する。第2キャパシタは、第1容量C1の2倍の第2容量C2を有する。ダミーキャパシタは、第3容量C3を有する。第3容量C3は、第1容量C1と補正容量Ccalとの差である。補正容量Ccalは、第1キャパシタの第1容量C1より小さく且つ第1キャパシタに寄生する寄生容量の容量ΔC以上である。比較器112は、第1キャパシタ、第2キャパシタ、及びダミーキャパシタに蓄積された電荷に対応する出力電圧Voutとグラウンド電圧Vgndとを比較し、比較結果を出力する。スイッチ114は、第1キャパシタ及び第2キャパシタと参照端子117との間に接続される。論理回路(SARL113)は、出力電圧Voutを制御するために、比較器112の比較結果に基づいてスイッチ114を制御する。
なお、第2実施形態に係る図2の補正部122及び係数計算部121は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態によれば、寄生容量抽出ツールを用いて予め寄生容量の容量ΔCを見積もり、冗長性が確保される範囲内において式12を満たすダミーキャパシタの第3容量C3を設定する。これにより、図2の補正係数Gが一定になり、補正部122の冗長変換アルゴリズムが簡素化される。その結果、デジタル補正回路12及びテスト回路13の回路規模を縮小することができる。
なお、第2実施形態は、2ビットバイナリウェイト型容量DACにより実現される図10の容量DAC111において、式12を満たすダミーキャパシタの第3容量C3を設定する例であるが、C−2C型容量DACにより実現される図8の容量DAC111において、式12を満たすダミーキャパシタの第3容量C3を設定する例についても適用可能である(図14を参照)。
また、補正容量Ccalが大きいほど、より多くの冗長性を確保することができる。これにより、ミスマッチ誤差の量を緩和することができる。但し、補正容量Ccalが大きいと、出力レンジが小さくなる。従って、SAR11に求める分解能に応じて適切な補正容量Ccalを設定することが好ましい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化される。また、上述した実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明が形成可能である。例えば、上述した実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 受信装置
10 SAR−ADC
11 SAR
111 容量DAC
111a 第1キャパシタセット
111b 第2キャパシタセット
112 比較器
113 SARL
114,115 スイッチ
116 入力端子
117 参照端子
12 デジタル補正回路
121 係数計算部
122 補正部
13 テスト回路
21 アンテナ
22 LNA
23 局部発振器
24 移相部
25 周波数変換部
26 デジタル信号処理部

Claims (8)

  1. 入力電圧が印加される入力端子と、
    参照電圧が印加される参照端子と、
    第1容量を有する第1キャパシタと、第2容量を有する第2キャパシタと、を備え、前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとの間のノードに前記入力端子が接続される第1キャパシタセットと、
    前記第1キャパシタと、前記第2キャパシタと、を備え、前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとの間のノードに前記第1キャパシタセットの第2キャパシタが接続される第2キャパシタセットと、
    前記第2容量未満の第3容量を有し、前記第2キャパシタセットの第2キャパシタとグラウンドとの間に接続されるダミーキャパシタと、
    前記第1キャパシタセットの第1キャパシタ及び第2キャパシタに蓄積された電荷に対応する出力電圧とグラウンド電圧とを比較し、比較結果を出力する比較器と、
    前記第1キャパシタセット及び前記第2キャパシタセットの第1キャパシタと前記参照端子との間に接続されるスイッチと、
    前記出力電圧を制御するために、前記比較器の比較結果に基づいて前記スイッチを切り換える論理回路と、を備え、
    前記第2容量は、前記第1容量と前記第1キャパシタセットに寄生する寄生容量との和の2倍である、ことを特徴とする逐次比較型アナログデジタル変換回路。
  2. 前記第3容量は、前記第1容量と、前記第1容量より小さく且つ前記第1キャパシタセットに寄生する寄生容量以上である補正容量と、の差である、請求項1記載の逐次比較型アナログデジタル変換回路。
  3. 入力電圧が印加される入力端子と、
    参照電圧が印加される参照端子と、
    第1容量を有する第1キャパシタと、
    前記第1容量の2倍の第2容量を有する第2キャパシタと、
    前記第1容量と、前記第1容量より小さく且つ前記第1キャパシタに寄生する寄生容量以上である補正容量と、の差である第3容量を有するダミーキャパシタと、
    前記第1キャパシタ、前記第2キャパシタ、及び前記ダミーキャパシタに蓄積された電荷に対応する出力電圧とグラウンド電圧とを比較し、比較結果を出力する比較器と、
    前記第1キャパシタ及び前記第2キャパシタと前記参照端子との間に接続されるスイッチと、
    前記出力電圧を制御するために、前記比較器の比較結果に基づいて前記スイッチを制御する論理回路と、
    を備えることを特徴とする逐次比較型アナログデジタル変換回路。
  4. 入力電圧が印加される入力端子と、
    参照電圧が印加される参照端子と、
    第1容量を有する第1キャパシタと、第2容量を有する第2キャパシタと、を備え、前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとの間のノードに前記入力端子が接続される第1キャパシタセットと、
    前記第1キャパシタと、前記第2キャパシタと、を備え、前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとの間のノードに前記第1キャパシタセットの第2キャパシタが接続される第2キャパシタセットと、
    前記第2容量未満の第3容量を有し、前記第2キャパシタセットの第2キャパシタとグラウンドとの間に接続されるダミーキャパシタと、
    前記第1キャパシタセットの第1キャパシタ及び第2キャパシタに蓄積された電荷に対応する出力電圧とグラウンド電圧とを比較し、比較結果を出力する比較器と、
    前記第1キャパシタセット及び前記第2キャパシタセットの第1キャパシタと前記参照端子との間に接続されるスイッチと、
    前記出力電圧を制御するために、前記比較器の比較結果に基づいて前記スイッチを切り換える論理回路と、を備える逐次比較型アナログデジタル変換回路と、
    前記比較器により出力された比較結果を補正するデジタル補正回路と、を備え、
    前記第2容量は、前記第1容量と前記第1キャパシタセットに寄生する寄生容量との和の2倍である、ことを特徴とする受信装置。
  5. 前記第3容量は、前記第1容量と、前記第1容量より小さく且つ前記第1キャパシタセットに寄生する寄生容量以上である補正容量と、の差である、請求項4記載の受信装置。
  6. 前記参照端子又はグラウンド端子を用いて、前記デジタル補正回路に供給するためのアナログテスト信号を生成するテスト回路をさらに備える、請求項4又は5記載の受信装置。
  7. 入力電圧が印加される入力端子と、
    参照電圧が印加される参照端子と、
    第1容量を有する第1キャパシタと、
    前記第1容量の2倍の第2容量を有する第2キャパシタと、
    前記第1容量と、前記第1容量より小さく且つ前記第1キャパシタに寄生する寄生容量以上である補正容量と、の差である第3容量を有するダミーキャパシタと、
    前記第1キャパシタ、前記第2キャパシタ、及び前記ダミーキャパシタに蓄積された電荷に対応する出力電圧とグラウンド電圧とを比較し、比較結果を出力する比較器と、
    前記第1キャパシタ及び前記第2キャパシタと前記参照端子との間に接続されるスイッチと、
    前記出力電圧を制御するために、前記比較器の比較結果に基づいて前記スイッチを制御する論理回路と、を備える逐次比較型アナログデジタル変換回路と、
    前記比較器により出力された比較結果を補正するデジタル補正回路と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  8. 前記参照端子又はグラウンド端子を用いて、前記デジタル補正回路に供給するためのアナログテスト信号を生成するテスト回路をさらに備える、請求項7記載の受信装置。
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