JP5203843B2 - 気化器およびそれを用いた成膜装置 - Google Patents

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Description

本発明は,液体原料を気化して原料ガスを生成する気化器およびその気化器を用いた成膜装置に関する。
一般に,誘電体,金属,半導体などで構成された各種薄膜を成膜する方法として,有機金属化合物などの有機原料を成膜室に供給し,酸素やアンモニアなどの他のガスと反応させて成膜する化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法が知られている。このようなCVD法で用いられる有機原料は常温常圧下では液体である場合が多いため,その有機原料をガス化して成膜室に供給する必要がある。そこで通常は,液体の有機原料を気化器において気化して原料ガスを生成するようにしている。
例えば下記特許文献1に記載のものでは,液体原料流出路の吐出口に高温のキャリアガスを吹き付けることによって,その吐出口から吐出された液体原料を気化させて原料ガスを生成する。また,下記特許文献2,3に記載のものでは,液体原料吐出部(例えばノズル,パイプ,孔など)から吐出された液体原料に超音波振動子の振動を伝えることによって,液体原料を液滴化(ミスト化)する。そして液体原料の吐出口の近傍にキャリアガスの流れを形成し,液滴状の液体原料をキャリアガスの流れに乗せて加熱空間へ移送して気化させることにより原料ガスを生成する。
特開平8−200525号公報 特開平11−16839号公報 特開2001−89861号公報
しかしながら,上述のように液体原料を吐出する吐出口の近傍にキャリアガスの流れが形成される従来の気化器では,液体原料の種類によっては,その成分がキャリアガスに含まれる微量の水分と反応して固化してしまう虞があった。このような液体原料としては,例えば,TEMA,TEMAZ(テトラキスエチルメチルアミノ・ジルコニウム)およびTEMAH(テトラキスエチルメチルアミノ・ハフニウム)などの有機金属化合物を挙げられる。
また一般的に気化器は,液体原料を効率よく気化させるために,液体原料を吐出するノズルのオリフィス径を小さくして,できるだけ微小な液滴が形成されるように構成されている。したがって,上記のような水分と反応しやすい成分を含む液体原料を吐出口から吐出すると,その近傍に流れるキャリアガスに含まれる水分と反応して生じた生成物(酸化物)が吐出口に付着して堆積していき,最終的にはその不所望の付着物によって吐出口が閉塞する虞もあった。これでは,十分な流量の原料ガスを得ることができなくなってしまう。また,頻繁にノズル等の交換やクリーニングを実施しなければならないため,その分スループットが低下してしまう。
そこで,本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,液体原料の吐出口が付着物によって閉塞することを防止でき,十分な流量の良質な原料ガスを得ることができる気化器およびそれを用いた成膜装置を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,液体原料を気化室に向けて吐出し,前記気化室内で気化させて原料ガスを生成する気化器であって,所定の圧力で供給される液体原料を一時的に貯留する液溜室と,前記液溜室と前記気化室を連通し,前記液溜室の液体原料を前記気化室に向けて吐出させる細孔と,前記細孔の前記液溜室側の液入口を開閉する弁体と,前記弁体を駆動するアクチュエータと,前記細孔に遊挿された突出棒と,を備え,前記突出棒は,その基端部を前記弁体に取り付けることにより,前記弁体の動作に連動して前記突出棒の先端部が前記細孔の前記気化室側の吐出口から突没するように構成したことを特徴とする気化器が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,液原料を供給する原料供給系と,前記原料供給系から供給された液原料を気化して原料ガスを生成する液体原料気化器と,前記気化器から供給される前記原料ガスを導入して被処理基板に対して成膜処理を行う成膜室とを有する成膜装置であって,前記気化器は,所定の圧力で供給される液体原料を一時的に貯留する液溜室と,前記液溜室と前記気化室を連通し,前記液溜室の液体原料を前記気化室に向けて吐出させる細孔と,前記細孔の前記液溜室側の液入口を開閉する弁体と,前記弁体を駆動するアクチュエータと,前記細孔に遊挿された突出棒と,を備え,前記突出棒は,その基端部を前記弁体に取り付けることにより,前記弁体の動作に連動して前記突出棒の先端部が前記細孔の前記気化室側の吐出口から突没するように構成したことを特徴とする成膜装置が提供される。
このような本発明によれば,液体原料の液入口を弁体で開閉する際に,その弁体の動作に連動して突出棒の先端部が液体原料の吐出口から突没する。これによれば,たとえ液体原料の吐出口に付着物が堆積していても,液体原料の液入口を弁体で開閉する際に突出棒の先端部で掻き落として除去することができる。これにより,液体原料の吐出口が付着物によって閉塞することを防止でき,十分な流量の良質な原料ガスを得ることができる。
また,上記突出棒は,前記弁体が前記液入口を閉じたときに前記突出棒の先端部が前記吐出口から突出するように構成することが好ましい。これによれば,弁体が液入口を閉じたとき,すなわち吐出口から液体原料が吐出されないときに突出棒の先端部を吐出口から突出させることができる。これにより,吐出口から突出した突出棒の先端部に付着物が堆積しないようにすることができる。
さらに,上記突出棒は,前記弁体が前記液入口を開いたときに前記突出棒の先端部の端面が前記吐出口の開口面と面一になるように構成することが好ましい。これによれば,弁体が液入口を開いたとき,すなわち最も突出棒が後退したときにその先端部の端面が吐出口の開口面と面一にすることができる。これにより,突出棒の先端部が吐出口から突没しても,常に吐出口の開口面積が変わらないようにすることができる。また,前記突出棒の先端部の端面には,先細のテーパ部を設けることが好ましい。これによれば,液体原料の吐出口の付着物を掻き落とす効果をさらに高めることができる。
また,上記アクチュエータは,例えば制御部からの制御信号に基づいて前記弁体の弁開閉又は弁開度の調整を行うようにしてもよい。この場合,上記制御部は,前記弁体で前記液入口を開閉するときのみならず,前記成膜室において前記被処理基板の成膜処理を行う直前にも前記弁体を駆動させて,前記突出棒の先端部を前記細孔の吐出口から突没させるようにしてもよい。さらに,上記制御部は,前記成膜室において前記被処理基板を複数枚連続して成膜処理する際には,各連続処理の最初の被処理基板の成膜処理を行う前にも前記弁体を駆動させて,前記突出棒の先端部を前記細孔の吐出口から突没させるようにしてもよい。これによれば,弁体で前記液入口を開閉するときのみならず,被処理基板の成膜処理を行う前のように適切なタイミングで吐出口の付着物を除去することができる。
また,上記制御部は,前記弁体を駆動させる際には,弁開閉を複数回繰り返させて,前記突出棒の先端部を前記細孔の吐出口から複数回突没させることが好ましい。これによれば,液体原料の吐出口の付着物を掻き落とす効果をさらに高めることができる。
本発明によれば,液体原料の吐出口から突出棒の先端部が突没することで吐出口に堆積する付着物を除去できるので,吐出口が付着物で閉塞することを防止でき,十分な流量の良質な原料ガスを得ることができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(成膜装置)
まず,本発明の実施形態にかかる成膜装置について図面を参照しながら説明する。図1は第1実施形態にかかる成膜装置の概略構成例を説明するための図である。図1に示す成膜装置100は,被処理基板例えば半導体ウエハ(以下,単に「ウエハ」という)W上にCVD法により金属酸化物膜を成膜するものであり,例えばZrを含有する液体原料を供給する液体原料供給源110と,Arなどの不活性ガスをキャリアガスとして供給するキャリアガス供給源120と,液体原料供給源110から供給される液体原料を気化させて原料ガスを生成する気化器(液体原料気化器)300と,気化器300が生成した原料ガスを用いてウエハWに例えばZrO膜を形成する成膜室200と,成膜装置100の各部を制御する制御部140を備えている。
液体原料供給源110と気化器300は,液体原料供給配管112で接続されており,キャリアガス供給源120と気化器300は,キャリアガス供給配管122で接続されており,気化器300と成膜室200は,原料ガス供給配管132で接続されている。そして,液体原料供給配管112には液体原料流量制御バルブ114が備えられ,キャリアガス供給配管122にはキャリアガス流量制御バルブ124が備えられ,原料ガス供給配管132には原料ガス流量制御バルブ134が備えられている。これら液体原料流量制御バルブ114,キャリアガス流量制御バルブ124および原料ガス流量制御バルブ134は,制御部140からの制御信号によってそれぞれの開度が調整されるように構成されている。制御部140は,液体原料供給配管112を流れる液体原料の流量,キャリアガス供給配管122を流れるキャリアガスの流量,および原料ガス供給配管132を流れる原料ガスの流量を測定して,その測定結果に応じて制御信号を出力することが好ましい。
なお,液体原料供給配管112には流量計を設け,この流量計に基づいて液体原料の流量制御を行うようにしてもよい。また,キャリアガス供給配管122にも流量計を設け,この流量計に基づいてキャリアガスの流量制御を行うようにしてもよい。
液体原料供給源110は,液体原料として例えばZr系やHf系の有機金属化合物を貯留しており,この液体原料を気化器300に液体原料供給配管112を通じて供給する。これらの有機金属化合物としては,例えば,TEMAZ(テトラキスエチルメチルアミノ・ジルコニウム)やTEMAH(テトラキスエチルメチルアミノ・ハフニウム)が用いられる。
この他,Zr系やHf系の有機金属化合物の例としては,テトラターシャリーブトキシ・ジルコニウム[Zr(Ot−Bu)],テトラキスメトキシメチルプロポキシ・ジルコニウム[Zr(MMP)],テトラターシャリーブトキシ・ハフニウム[Hf(Ot−Bu)],テトラジエチルアミノ・ハフニウム[Hf(NEt],テトラキスメトキシメチルプロポキシ・ハフニウム[Hf(MMP)],テトラジメチルアミノ・ハフニウム[Hf(NMe],テトラメチルエチルアミノ・ハフニウム[Hf(NMeEt)],テトラキストリエチルシロキシ・ハフニウム[Hf(OSiEt]を挙げることができる。
また,Zr系およびHf系以外の有機金属化合物が用いられることもある。その例としては,ペンタエトキシ・タンタル[Ta(O−Et)],テトラエトキシ・シリコン[Si(OEt)],テトラジメチルアミノ・シリコン[Si(NMe],デイスエチルサイクロペンタジエニル・ルテニウム[Ru(EtCp)],ターシャリーアミルイミドトリジメチルアミド・タンタル[Ta(Nt−Am)(NMe],トリスジメチルアミノシラン[HSi(NMe]を挙げることができる。
なお,これらの有機金属化合物の中には,常温常圧下で固体のものもある。このような有機金属化合物については,オクタンなどの有機溶媒に溶解させて液体化して気化器300に供給する。
成膜室200は,例えば略円筒状の側壁部材210,側壁部材210の上流側開口部を閉止する天壁部材212,および側壁部材210の下流側開口部を閉止する底壁部材214を有し,これら側壁部材210と天壁部材212と底壁部材214に囲まれた内部空間に,ウエハWが水平に載置されるサセプタ222を備えて構成される。側壁部材210と天壁部材212と底壁部材214は,例えばAl,ステンレス鋼などの金属で構成される。サセプタ222は,円筒状の複数の支持部材224(ここでは,1本のみ図示)により支持されている。また,サセプタ222にはヒータ226が埋め込まれており,電源228からこのヒータ226に供給される電力を制御することによってサセプタ222上に載置されたウエハWの温度を調整することができる。
成膜室200の底壁部材214には排気口230が形成されており,この排気口230には排気手段232が接続されている。この排気手段232によって成膜室200内を所定の真空度に調節することができる。
成膜室200の天壁部材212には,シャワーヘッド240が取り付けられている。このシャワーヘッド240には原料ガス供給配管132が接続されており,この原料ガス供給配管132を経由して,気化器300にて生成された原料ガスがシャワーヘッド240内に導入される。シャワーヘッド240は,内部空間242と,この内部空間242に連通する多数のガス吐出孔244を有している。原料ガス供給配管132を介してシャワーヘッド240の内部空間242に導入された原料ガスは,ガス吐出孔244からサセプタ222上のウエハWに向けて吐出される。
この成膜装置100では,原料ガスは気化器300から成膜室200へ次のようにして供給される。気化器300に液体原料供給源110から液体原料供給配管112を介して液体原料が供給されるとともに,キャリアガス供給源120からキャリアガス供給配管122を介してキャリアガスが供給されると,気化器300内では液体原料の液滴が吐出されてキャリアガスの流れに乗って下流側の気化室に導かれて気化され,原料ガスが生成される。こうして生成された原料ガスは,原料ガス供給配管132を介して成膜室200に供給され,成膜室200内のウエハWに対して所望のプロセス処理が施される。なお,気化器300の具体的な構成例は後述する。
(気化器の構成例)
以下,本実施形態にかかる気化器300の構成例について図面を参照しながら説明する。図2は,気化器300の概略構成例を示す縦断面図である。図3は,図2に示すA−A断面を下方から見た図である。気化器300は大別すると,液体原料を液滴状(ミスト状)にして吐出する液体原料供給部300Aと,吐出された液敵状の液体原料を気化して原料ガスを生成する気化室360を形成する原料ガス生成部300Bとから構成される。
先ず,液体原料供給部300Aについて説明する。液体原料供給部300Aは,液体原料供給配管112から所定の圧力で供給される液体原料を一時的に貯留する液溜室310と,液溜室310と気化室360を連通し,液溜室310の液体原料を気化室360に向けて吐出させる細孔316と,細孔316の液溜室310側の液入口312を開閉する弁体334と,弁体334を駆動するアクチュエータ330と,細孔316に遊挿され,細孔316の気化室360側の吐出口322から突没するように構成した突出棒340とを備える。
具体的には,液体原料供給部300Aは,液体原料導入部302とその下方にボルト352などの連結部材で気密に接続した液体原料吐出部304とから構成されている。液体原料導入部302は,Alやステンレス鋼などの金属からなるブロック状の筐体で構成され,その内部に上記液溜室310が形成されている。液溜室310には液体原料供給配管112を介して液体原料が供給される。
液体原料吐出部304は,Alやステンレス鋼などの金属からなるブロック状の筐体の略中央に形成した貫通孔にノズル320を嵌挿して構成される。液体原料導入部302と液体原料吐出部304との接触面はOリングなどでシールされている。具体的には液体原料導入部302とノズル320との間にノズル320を囲むようにOリング354が設けられるとともに,液体原料導入部302と筐体との間に囲むようにOリング356を設けられる。
液体原料導入部302の底部には,細孔316が液溜室310からノズル320の先端部322まで貫通して形成されている。この細孔316によって液溜室310と気化室360とは連通する。これにより,液溜室310内の液体原料が細孔316の液溜室310側の液入口312から導入されると,気化室360側の吐出口322から気化室360に向けて吐出される。
細孔316の液入口312は,例えば略円板状に構成された弁体334により開閉される。弁体334は,その弁開度を調整するアクチュエータ330に取り付けられている。アクチュエータ330は,液溜室310の天井に設けられている。すなわち,液溜室310の天井に形成された貫通孔301を囲むように設けられた筒状の取付部材332を介してアクチュエータ330が取り付けられている。アクチュエータ330の略中央には,アクチュエータ330の動作により上下に駆動する駆動ロッド333が貫通孔301を通して設けられている。
上記アクチュエータ330は,例えば筒体状の電磁コイルで駆動ロッド333を上下動するように構成される。なお,アクチュエータ330としては,上述したような電磁駆動方式のものに限定されるものではなく,例えば圧電素子による駆動方式によるものを採用してもよい。上記アクチュエータ330は,制御部140からの制御信号に基づいて駆動ロッド333を上下動させて弁体334を駆動することによって,弁体334を弁開閉動作させるようになっている。
また,上記アクチュエータ330は,制御部140からの制御信号に基づいて弁体334の弁開度を調整させるようにしてもよい。弁体334の弁開度を調整することで,細孔316の液入口312から導入される液体原料を調整することができるので,吐出口322から吐出される液体原料の流量を調整できる。そして,吐出口322から吐出される液体原料の供給を停止するには,弁体334が液入口312に着座するまで駆動させて全閉状態にすればよい。
上記弁体334は,駆動ロッド333の下端に取り付けられ,駆動ロッド333の動作に連動して上下動するようになっている。弁体334の縁部と貫通孔301の縁部との間には,ベローズ336が介在している。ベローズ336は駆動ロッド333が挿入される空間と液溜室310と区画する。このようなベローズ336は例えば金属薄板で構成され,伸縮自在になるように蛇腹状に形成されている。こうして,液溜室310は液体原料導入部302の内壁とベローズ336によって区画される。
上記突出棒340は,その基端部342が弁体334に取り付けられ,下方に向けて延出し,細孔316の吐出口322(ノズル320の吐出口)内に遊挿される。こうして,突出棒340の先端部344は,弁体334の動作に連動して細孔316の吐出口322から突没可能となる。これによれば,突出棒340によって細孔316の吐出口322(ノズル320の吐出口)の付着物を除去することができるので,細孔316の吐出口322が付着物によって塞がってしまうことを防止できる。
突出棒340の径は,例えば図3に示すように細孔316の径よりも小さくなるようにして,細孔316の吐出口322から液体原料の液滴が吐出できるようにする。突出棒340の径は細孔316の径に近くなるほど吐出口322の付着物除去の効果があるものの,細孔316内を液体原料が通る空間が狭くなり,所望の流量の液体原料を安定して吐出しにくくなる。このため,液体原料の最大流量に応じて細孔316内の液体原料が通る空間を確保する必要がある。突出棒340の変形を考慮すると,突出棒340の径は細孔316の径より約0.4mm以上小さくする必要があり,更に例えば細孔316の径の3/4以下になるようにすることが好ましい。
突出棒340は,弁体334が液入口312を閉じたとき(弁体334が液入口312に着座したとき)に突出棒340の先端部344が吐出口322よりも突出する程度の長さにすることが好ましい。これによれば,弁体334が液入口312を閉じたとき,すなわち吐出口322から液体原料が吐出されないときに,突出棒340の先端部344を吐出口322から突出させることができる。これにより,吐出口322から突出棒340の先端部344が吐出していてもそこに付着物が堆積しないようにすることができる。また,突出棒340の先端部344を一度でも吐出口322から突出させることにより,吐出口322が付着物で塞がることを防ぐことができる。
さらに,突出棒340は,弁体334が液入口312を開いたとき(弁体334が液入口312から最も後退したとき)に突出棒340の先端部344の端面が吐出口322の開口面と面一になるようにすることが好ましい。これによれば,弁体334が液入口312を開いたとき,すなわち最も突出棒340が後退したときにその先端部344の端面が吐出口322の開口面と面一にすることができる。これにより,突出棒340の先端部344が吐出口322から突没しても,常に吐出口322の開口面積が変わらないようにすることができる。
また,液体原料吐出部304には,キャリアガス供給配管122からのキャリアガスを導入するキャリアガス供給流路が形成されている。このキャリアガス供給流路は,ノズル320の細孔316の周囲を囲むように形成されたバッファ室324と,このバッファ室324にキャリアガス供給配管122からのキャリアガスを導入するキャリアガス導入流路325と,バッファ室324からのキャリアガスをノズル320の先端から噴出する複数のキャリアガス噴出口326とから構成される。各キャリアガス噴出口326は,図3に示すように吐出口322の周りに環状に配列されている。
次に,原料ガス生成部300Bについて説明する。原料ガス生成部300Bは,気化室360を区画する略筒状の筐体370を備える。筐体370は例えばAlやステンレス鋼などの金属で構成され,所定の温度で加熱されるようになっている。筐体370の側壁の下方には,水平方向に延びる原料ガス導出流路372が形成されている。原料ガス導出流路372の導出口374は,フランジ付継手380を介して原料ガス供給配管132に接続される。導出口374とフランジ付継手380との間には,導出口374を閉塞するように通気性を有するミストトラップ部390が介在している。
原料ガス生成部300Bの筐体370,原料ガス導出流路372,ミストトラップ部390はヒータ384,386により覆われている。ヒータ384,386は例えば抵抗発熱ヒータで構成され,外部の電力源(図示せず)から電力が供給されると発熱して,原料ガス生成部300B全体を例えば液体原料の気化温度よりも高い所定の温度にまで加熱することができる。
ミストトラップ部390は,液滴状の液体原料を通すことなく捕捉し,その液体原料が気化して得られる原料ガスを通す通気性を有する通気性部材により構成される。このような通気性部材としては,液体原料の液滴の径よりも細かい目のものを採用することが好ましい。また,通気性部材の構成材料としては,熱伝導率が高く温度が上昇しやすい特性を有するものが好ましい。このような条件を満たすものとしては,例えばポーラス構造またはメッシュ構造を有するステンレス鋼などの金属を挙げることができる。この他,熱伝導率の高いセラミックス,プラスチックを用いるようにしてもよい。
このようなミストトラップ部390を導出口374を閉塞するように設けることにより,例えば気化室360において気化しきれずに残った液体原料の液滴も気化させてミストトラップ部390を通過させることができる。
なお,筐体370の底部に例えば熱電対400などの温度センサを設けるようにしてもよい。熱電対400に生じる電圧の変化は例えば外部の計測器402によって測定することができるようになっており,その測定データは制御部140に送信される。制御部140は,計測器402から受信したデータに基づいてヒータ384,386を制御し,気化室360の温度を調整することができる。
(気化器の動作)
次に,本実施形態にかかる気化器300の動作を図面を参照しながら説明する。図4A,図4Bは,液体原料供給部300Aの動作を説明するための図であり,図4Aは気化器の弁開度が全開状態の場合を示し,図4Bは気化器の弁開度が全閉状態の場合を示す。なお,図4A,図4Bでは,説明を簡単にするために,図2に示すボルト352などを省略して簡略化している。
気化器300によって原料ガスを生成する場合には,予め気化器300のヒータ384,386により気化室360及びミストトラップ部390を加熱しておく。このときの気化室360及びミストトラップ部390の温度は,例えば液体原料の気化温度よりも高い温度(例えば100〜300℃)に調整され保持される。
まず,制御部140は,液体原料流量制御バルブ114の開度を調整して,液体原料供給源110から所定流量の液体原料を液体原料供給配管112を介して気化器300に供給させる。これと同時に,キャリアガス流量制御バルブ124の開度を調整して,キャリアガス供給源120から所定流量のキャリアガスをキャリアガス供給配管122を介して気化器300に供給させる。
液体原料供給配管112から所定の圧力で供給される液体原料は,液溜室310内へ流れ込み,液溜室310に充填される。また,制御部140は,アクチュエータ330を制御して弁体334の弁開度を全開状態にする。これにより,図4Aに示すように弁体334は液入口312から離間して開口するので,液溜室310内の液体原料は液入口312から細孔316に流れ込み,ノズル320先端の吐出口322から液滴(ミスト)となって気化室360に向けて吐出される。
一方,キャリアガス供給配管122から供給されるキャリアガスは,バッファ室324に流入する。そして,バッファ室324のキャリアガスはノズル320先端の各キャリアガス噴出口326から噴出される。各キャリアガス噴出口326は,下方の気化室360内に向けて開口しているので,液体原料の吐出口322の周囲には,ノズル320先端から気化室360に向かう流れが形成される。これにより,吐出口322から吐出された液滴(ミスト)を効率よく気化室360に向けて送出させることができる。
気化室360では液滴状の液体原料が瞬時に気化されて原料ガスとなり,図1に示すように原料ガス導出流路372を通ってミストトラップ部390を通過して原料ガス供給配管132に送出される。このとき,気化しきれなかった液滴状の液体原料も加熱されたミストトラップ部390に吹き付けられるので瞬時に気化し,原料ガスとなってミストトラップ部390を通過して原料ガス供給配管132に送出される。
そして,ウエハWの成膜処理が終了後など,液体原料供給部300Aからの液体原料の吐出を停止したい場合には,アクチュエータ330を制御して弁体334を動作させて,弁体334の弁開度を全閉状態にする。これにより,図4Bに示すように弁体334は液入口312に着座して閉塞するので,吐出口322から液体原料の液滴が吐出されなくなる。
ところで,本実施形態にかかる気化器300ではノズル320の先端において,液体原料の吐出口322の近傍からキャリアガスを噴出させるので,液体原料の種類によっては,その成分がキャリアガスに含まれる微量の水分と反応して固化する虞がある。特に,液体原料として例えばTEMAZまたはTEMAHなどの有機金属化合物を用いる場合には,有機金属化合物がキャリアガスに含まれる微量の水分と反応して,その反応生成物が吐出口322に付着して堆積する虞がある。このような付着物の堆積量は,一枚のウエハWの成膜処理ではごく僅かであるが,ロット単位(例えば1ロット25枚)でウエハWの処理を続けていくうちに徐々に増えていく。
この点,本実施形態にかかる気化器300では,弁体334の動作に連動して突出棒340の先端部344が細孔316の吐出口322から突没するので,たとえ吐出口322に付着物が堆積しても,弁体334を動作させたときに突出棒340で除去することができる。
具体的には弁体334を図4Aに示す全開状態から図4Bに示すような全閉状態にすると,その弁体334の動作に連動して突出棒340の先端部344が細孔316の吐出口322から突出する。これにより,吐出口322の付着物は突出棒340により掻き落とされるので,吐出口322が付着物により閉塞することを防止できる。従って,このような本実施形態にかかる気化器300によれば十分な流量の良質な原料ガスを常に成膜室200に供給できる。
このような突出棒340の動作タイミングは,液体原料の液入口312を開閉するときの弁体334の動作タイミングになるため,成膜装置100の通常の運用では,例えば成膜装置100の稼働の開始時又は終了時,ウエハWの成膜処理の前後,成膜装置100のメンテナンスの開始時又は終了時などが挙げられる。
また,突出棒340の動作タイミングとしては,上述したような液体原料の液入口312を開閉するときの弁体334の動作に連動させる場合に限られるものではない。すなわち,突出棒340を駆動させるために弁体334を動作させるようにしてもよい。例えば一枚のウエハWの成膜処理を行うごとに,その成膜処理の直前に弁体334を駆動させて,突出棒340を吐出口322から突没させてもよい。また,ウエハWを1ロット分ごとに連続して実行する場合には,各ロットの処理開始前に弁体334を駆動させて,突出棒340を吐出口322から突没させてもよい。
これにより,ウエハWの成膜処理を長時間連続して実行しても,ノズル320の吐出口322が付着物により閉塞することはない。従って,ノズル320の洗浄など気化器300のメンテナンス頻度を極力少なくすることができる。
また,突出棒340を駆動させる際には,弁体334を少なくとも1回以上ストロークさせて,突出棒340の先端部344が吐出口322から少なくとも1回以上突没を繰り返すようにしてもよい。これにより,吐出口322の付着物の除去効果を高めることができる。特に各ロットの処理開始前や各ウエハの処理開始前には突出棒340を複数回駆動させることが好ましい。これにより,成膜処理を行う際には吐出口322から液体原料の液滴を確実に吐出させることができる。
以上詳述したように,本実施形態にかかる気化器300によれば,液体原料の液入口312を開閉する弁体334の動作に連動して突出棒340を吐出口322から突没させることができる。これにより,吐出口322の付着物を除去することができるので,吐出口322が閉塞することを防止できる。
また,弁体334の動作に連動するように突出棒340を設けることにより,突出棒340を駆動する機構を別途設ける必要がなくなる。これにより,気化器300の構成を複雑にすることなく,弁体334に突出棒340を取り付けるという簡単な構成で吐出口322の閉塞を防止できる。
ところで,液体原料によってはキャリアガスに含まれる水分のみならず,長時間高熱に晒されると,液体原料が吐出口付近で熱分解して付着し,吐出口を閉塞する虞がある。このため,従来は例えば夜間など気化器を使用しない時間でも,吐出口が閉塞しないように,一定時間おきに弁体を開いて液体原料を吐出して排気するようにしていた。ところが,これでは液体原料が無駄になってしまう。
この点,本実施形態にかかる気化器300では,長時間使用しない場合でも,弁体334を閉じておくだけで吐出口322の閉塞を防止できるので,液体原料の無駄を省くことができる。すなわち,長時間使用しない場合には,弁体334を閉じておくことで突出棒340が吐出口322から突出した状態で液体原料の吐出を止めることができる。そして,気化器300を稼働する際には,弁体334を開くことで突出棒340を駆動させることができる。このため,たとえ弁体334を長時間閉じたときに吐出口322に付着物が付着しても,気化器300を稼働する際には吐出口322が閉塞されないようにすることができる。
なお,上記実施形態では,突出棒340の先端部344を吐出口322に面一になるように形成した場合について説明したが,必ずしもこれに限定されるものではない。例えば図5に示すように突出棒340の先端部344の端面に,先細のテーパ部345を設けるようにしてもよい。これにより,吐出口322の付着物を掻き落とす効果をさらに高めることができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば本発明にかかる気化器は,MOCVD装置,プラズマCVD装置,ALD(原子層成膜)装置,LP−CVD(バッチ式,縦型,横型,ミニバッチ式)などに用いられる気化器にも適用可能である。
本発明は,液体原料を気化して原料ガスを生成する気化器およびその気化器を用いた成膜装置に適用可能である。
本発明の実施形態にかかる成膜装置の構成例を示す図である。 図1に示す気化器の構成例を示す縦断面図である。 図2に示す気化器のA−A断面図である。 同実施形態にかかる気化器の動作を説明するための図であり,気化器の弁開度が全開状態の場合である。 同実施形態にかかる気化器の動作を説明するための図であり,気化器の弁開度が全閉状態の場合である。 同実施形態における突出棒の変形例を説明するための断面図である。
符号の説明
100 成膜装置
110 液体原料供給源
112 液体原料供給配管
114 液体原料流量制御バルブ
120 キャリアガス供給源
122 キャリアガス供給配管
124 キャリアガス流量制御バルブ
132 原料ガス供給配管
134 原料ガス流量制御バルブ
140 制御部
200 成膜室
210 側壁部材
212 天壁部材
214 底壁部材
222 サセプタ
224 支持部材
226 ヒータ
228 電源
230 排気口
232 排気手段
240 シャワーヘッド
242 内部空間
244 ガス吐出孔
300 気化器
300A 液体原料供給部
300B 原料ガス生成部
301 貫通孔
302 液体原料導入部
304 液体原料吐出部
310 液溜室
312 液入口
316 細孔
320 ノズル
322 吐出口
324 バッファ室
325 キャリアガス導入流路
326 キャリアガス噴出口
330 アクチュエータ
332 取付部材
333 駆動ロッド
334 弁体
336 ベローズ
340 突出棒
342 基端部
344 先端部
345 テーパ部
352 ボルト
354,356 Oリング
360 気化室
370 筐体
372 原料ガス導出流路
374 導出口
380 フランジ付継手
384,386 ヒータ
390 ミストトラップ部
400 熱電対
402 計測器
W ウエハ

Claims (10)

  1. 液体原料を気化室に向けて吐出し,前記気化室内で気化させて成膜原料ガスを生成する気化器であって,
    所定の圧力で供給される液体原料を一時的に貯留する液溜室と,
    前記液溜室と前記気化室を連通し,前記液溜室の液体原料を前記気化室に向けて吐出させる細孔と,
    前記細孔の前記液溜室側の液入口を開閉する弁体と,
    前記弁体を駆動するアクチュエータと,
    前記細孔に遊挿された突出棒と,を備え,
    前記突出棒は,その基端部を前記弁体に取り付けることにより,前記弁体の動作に連動して前記突出棒の先端部が前記細孔の前記気化室側の吐出口から突するように構成したことを特徴とする気化器。
  2. 前記突出棒は,前記弁体が前記液入口を閉じたときに前記突出棒の先端部が前記吐出口から突出するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の気化器。
  3. 前記突出棒は,前記弁体が前記液入口を開いたときに前記突出棒の先端部の端面が前記吐出口の開口面と面一になるように構成したことを特徴とする請求項2に記載の気化器。
  4. 前記突出棒の先端部の端面には,先細のテーパ部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の気化器。
  5. 前記アクチュエータは,制御部からの制御信号に基づいて前記弁体の弁開閉又は弁開度の調整を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の気化器。
  6. 原料を供給する原料供給系と,前記原料供給系から供給された液原料を気化して成膜原料ガスを生成する液体原料気化器と,前記気化器から供給される前記成膜原料ガスを導入して被処理基板に対して成膜処理を行う成膜室とを有する成膜装置であって,
    前記気化器は,所定の圧力で供給される液体原料を一時的に貯留する液溜室と,前記液溜室と前記気化室を連通し,前記液溜室の液体原料を前記気化室に向けて吐出させる細孔と,前記細孔の前記液溜室側の液入口を開閉する弁体と,前記弁体を駆動するアクチュエータと,前記細孔に遊挿された突出棒と,を備え,前記突出棒は,その基端部を前記弁体に取り付けることにより,前記弁体の動作に連動して前記突出棒の先端部が前記細孔の前記気化室側の吐出口から突するように構成したことを特徴とする成膜装置。
  7. 前記アクチュエータは,制御部からの制御信号に基づいて前記弁体の弁開閉又は弁開度の調整を行うことを特徴とする請求項6に記載の成膜装置。
  8. 前記制御部は,前記成膜室において前記被処理基板の成膜処理を行う直前にも前記弁体を駆動させて,前記突出棒の先端部を前記細孔の吐出口から突させることを特徴とする請求項7に記載の成膜装置。
  9. 前記制御部は,前記成膜室において前記被処理基板を複数枚ごとに連続して成膜処理する際には,各連続処理の最初の被処理基板の成膜処理を行う前にも前記弁体を駆動させて,前記突出棒の先端部を前記細孔の吐出口から突させることを特徴とする請求項8に記載の成膜装置。
  10. 前記制御部は,前記弁体を駆動させる際には,弁開閉を複数回繰り返させて,前記突出棒の先端部を前記細孔の吐出口から複数回突させることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の成膜装置。
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