JP5203816B2 - 硬貨払出装置 - Google Patents

硬貨払出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5203816B2
JP5203816B2 JP2008171026A JP2008171026A JP5203816B2 JP 5203816 B2 JP5203816 B2 JP 5203816B2 JP 2008171026 A JP2008171026 A JP 2008171026A JP 2008171026 A JP2008171026 A JP 2008171026A JP 5203816 B2 JP5203816 B2 JP 5203816B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
payout
guide surface
belt
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008171026A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010009499A (ja
Inventor
健次 山ノ下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP2008171026A priority Critical patent/JP5203816B2/ja
Publication of JP2010009499A publication Critical patent/JP2010009499A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5203816B2 publication Critical patent/JP5203816B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、所定枚数の硬貨を払い出す硬貨払出装置に関する。
従来、店舗においてはレジにて、金融機関においては窓口等にて、それぞれ係員により顧客との現金の受け渡しを正確かつ迅速に行うべく、POSレジスタや電子式金銭登録機、および入出金管理機等の出納機器からの制御信号により、自動的に硬貨の入金や出金が可能な硬貨処理機が開発されている。
このような硬貨処理機では、金種別に硬貨を収納する硬貨収納部、およびこれら各硬貨収納部から硬貨を1枚ずつ払い出す硬貨払出装置を備えている。
硬貨払出装置では、硬貨収納部の底面を構成する払出ベルトにより硬貨を払出口へ向けて搬送し、払出口の手前域において、払出ベルトの上面に対して硬貨1枚が通過し得る間隔を形成して対向配置された逆転ローラにより硬貨を1層状態とするとともに、払出ベルトの両側部域に配置されたガイド部材により硬貨の払出方向に対して交差する幅方向を硬貨1枚分の幅に規制し、払出口から硬貨を1枚ずつ払い出すようにしている。さらに、払い出す所定枚数目の硬貨がセンサで検知されたら、硬貨ストッパで所定枚数目の次の硬貨の通過を阻止し、所定枚数の硬貨を払い出すようにしている。
硬貨ストッパは、払出ベルト上で一側のガイド部材に近い位置に配置されていて、ソレノイドのプランジャの先端に設けられており、ソレノイドの励磁によって払出ベルトから離反する上方へ退避して硬貨の払出方向への通過を許容し、また、所定枚数目の硬貨をセンサで検知してソレノイドの励磁が解除されることで、ソレノイドが有するスプリングの付勢によって下降して所定枚数目の硬貨面に当接し、硬貨が硬貨ストッパに対して摺動しながら払出方向に移動することで、所定枚数目の硬貨と次の硬貨との間の隙間から払出ベルト上に進出し、次の硬貨の通過を阻止する(例えば、特許文献1参照。)。これにより、硬貨が連続して高速で払い出される場合でも、所定枚数の硬貨のみを確実に払い出すことができる。
ところで、硬貨は、硬貨面の周縁部に周縁突部が形成され、この周縁突部の内側に窪み部が形成され、この窪み部内に硬貨模様などが形成されており、硬貨面からは周縁突部が最も突出されている。
そのため、硬貨ストッパが硬貨面の周縁突部の内側の窪み部に進入すると、硬貨ストッパが周縁突部に引っ掛かり、硬貨の停滞や詰まりを発生させてしまう場合がある。
そこで、硬貨ストッパの径を大きくしたり、硬貨の払出方向に対して直交する方向に長い形状とし(例えば、特許文献2参照。)、硬貨ストッパが硬貨の周縁突部上に載るようにして、硬貨ストッパが周縁突部に引っ掛かるのを防止するようにしている。
実用新案登録2520891号公報(第4−5頁、図5−6) 特開2003−272024号公報(第4頁、図6)
しかしながら、硬貨ストッパは、一側のガイド部材と所定枚数目の硬貨と次の硬貨との間の隙間を通じて払出ベルト上に進出させなければならないため、硬貨ストッパの径を大きくしたり、形状を工夫しようとしても、十分なものにはできず、硬貨ストッパが硬貨の周縁突部上に確実に載るようにするのが困難であった。
また、硬貨ストッパは一側のガイド部材に近付けて配置しているが、この硬貨ストッパを進退させるソレノイドにはプランジャの遊びによるがたつきがあるため、硬貨ストッパと一側のガイド部材との間で硬貨面の周縁突部を挟み込む場合があり、硬貨の停滞や詰まりを発生させる問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、硬貨ストッパを硬貨面の周縁突部上に確実に当接させ、その硬貨を停滞させたり詰まらせることなく円滑に払い出すことができるとともに、次の硬貨を確実に停止させることができる硬貨払出装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の硬貨払出装置は、払出口から硬貨を1層状態で払い出す払出ベルトと、前記払出口手前で前記払出ベルトの両側部域に配置され、払出方向に対して交差する方向の幅を硬貨1枚分の幅に規制するガイド面を有するガイド部材と、前記払出ベルト上に対して進退可能に設けられ、前記払出ベルトから退避することにより硬貨の払出方向への通過を許容し、払い出す硬貨面上に進出した後に次の硬貨の手前で前記払出ベルト上に進出して次の硬貨の通過を阻止する硬貨ストッパとを具備した硬貨払出装置において、前記ガイド部材の一側の前記ガイド面にガイド面欠落部が形成されているとともに、前記硬貨ストッパの一部が前記ガイド面欠落部に位置して前記一側のガイド面より外側に配置されているものである。
請求項2記載の硬貨払出装置は、請求項1記載の硬貨払出装置において、前記一側のガイド面は、硬貨の払出方向に向かうに従って前記払出ベルトの他側へ向けて傾斜されているものである。
請求項3記載の硬貨払出装置は、請求項1記載の硬貨払出装置において、硬貨の払出方向における前記一側のガイド面の前記ガイド面欠落部までの上流側は、硬貨の払出方向に向かうに従って前記払出ベルトの他側へ向けて傾斜され、硬貨の払出方向における前記一側のガイド面の前記ガイド面欠落部から下流側は、前記上流側が傾斜する角度と異なるとともに前記ガイド面欠落部を通過する硬貨が引っ掛からない角度に形成されているものである。
請求項4記載の硬貨払出装置は、請求項1ないし3いずれか記載の硬貨払出装置において、前記硬貨ストッパは、横断面形状が円形であるものである。
請求項5記載の硬貨払出装置は、請求項4記載の硬貨払出装置において、前記硬貨ストッパは、先端中心部に窪み部が形成されているものである。
請求項6記載の硬貨払出装置は、請求項1ないし5いずれか記載の硬貨払出装置において、前記硬貨ストッパは、払い出す硬貨面上でかつ硬貨の中心を過ぎた位置に進出するものである。
請求項1記載の硬貨払出装置によれば、ガイド部材の一側のガイド面にガイド面欠落部を形成し、硬貨ストッパの一部をガイド面欠落部に位置させて一側のガイド面より外側に配置したため、硬貨ストッパを硬貨面の周縁突部上に必ず当接させることができ、硬貨ストッパが硬貨面の周縁突部の内側に進入することがなく、硬貨ストッパと一側のガイド部材との間で硬貨面の周縁突部を挟み込むこともなく、しかも、所定枚数目の硬貨と次の硬貨との間に硬貨ストッパを進入可能としながら、硬貨ストッパの横断面形状を大きくすることが可能となり、硬貨ストッパを硬貨面の周縁突部上に確実に当接させることができ、したがって、硬貨ストッパが硬貨面に当接する硬貨を停滞させたり詰まらせることなく円滑に払い出すことができるとともに、次の硬貨を確実に停止させることができる。
請求項2記載の硬貨払出装置によれば、請求項1記載の硬貨払出装置の効果に加えて、一側のガイド面を硬貨の払出方向に向かうに従って払出ベルトの他側へ向けて傾斜させているため、一側のガイド面で片寄せする硬貨と硬貨ストッパとの位置関係が一定となり、硬貨ストッパを確実に機能させることができる。
請求項3記載の硬貨払出装置によれば、請求項1記載の硬貨払出装置の効果に加えて、硬貨の払出方向における一側のガイド面のガイド面欠落部までの上流側を、硬貨の払出方向に向かうに従って払出ベルトの他側へ向けて傾斜させているため、一側のガイド面で片寄せする硬貨と硬貨ストッパとの位置関係が一定となり、硬貨ストッパを確実に機能させることができ、さらに、硬貨の払出方向における一側のガイド面のガイド面欠落部から下流側を、上流側が傾斜する角度と異なるとともにガイド面欠落部を通過する硬貨が引っ掛からない角度に形成しているため、一側のガイド面にガイド面欠落部を設けていても、払い出す硬貨を停滞させたり詰まらせることなく円滑に払い出すことができる。
請求項4記載の硬貨払出装置によれば、請求項1ないし3いずれか記載の硬貨払出装置の効果に加えて、硬貨ストッパの横断面形状を円形としているため、周方向に対する位置決めが不要で、円形以外の形状に場合に比べてがたつきの影響を低減できる。
請求項5記載の硬貨払出装置によれば、請求項4記載の硬貨払出装置の効果に加えて、硬貨ストッパの先端中心部に窪み部を形成したため、硬貨との接触面積を少なくでき、払い出す硬貨に加わる負荷を軽減でき、硬貨を停滞させたり詰まらせることなく円滑に払い出すことができる。
請求項6記載の硬貨払出装置によれば、請求項1ないし5いずれか記載の硬貨払出装置の効果に加えて、硬貨ストッパを払い出す硬貨面上でかつ硬貨の中心を過ぎた位置に進出させるため、払い出す硬貨に加わる負荷を軽減でき、硬貨を停滞させたり詰まらせることなく円滑に払い出すことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1ないし図7に第1の実施の形態を示す。
図5は硬貨払出装置を適用した硬貨処理機を示す斜視図である。
この硬貨処理機は、例えば、店舗のレジにおいて、POSレジスタと通信して硬貨の入出金が可能な硬貨入出金機である。
硬貨入出金機の機体11は、前面を開口した枠体12とこの枠体12の前面から引出可能とする本体ユニット13とを備えている。本体ユニット13の前面に沿った機体幅方向の寸法は、POSレジスタに対して略半分程度の幅に形成されており、この硬貨入出金機と例えば同程度の幅に形成された紙幣入出金機とを組み合わせて使用可能としている。
枠体12から突出する本体ユニット13の前部上面には、機体幅方向の一側である右側に硬貨を投入する硬貨投入口14が形成され、機体幅方向の他側である左側に、操作用や設定用のボタン、金種別の硬貨収納量を表示するLED表示器、計数結果を表示する7セグLED表示器等を有する操作部15、および操作や設定等に関する各種ガイダンスを表示する液晶表示器等の表示部16が配設されている。硬貨投入口14は開閉可能なカバー17に開口形成されている。
また、本体ユニット13の前面の右側下部に出金トレイ18が突設され、この出金トレイ18の上面に機内から払い出される硬貨が放出される硬貨出金口19が形成されている。
また、本体ユニット13の前面の左側には、硬貨入出金機の電源スイッチ20や、本体ユニット13を枠体12に挿入した状態で施錠する錠21が配設されている。
次に、図6は硬貨入出金機の内部構造を示す平面図、図7は硬貨入出金機の内部構造を示す側面図である。
硬貨入出金機は、機体11の前部に機体前面に沿った機体幅方向に沿って配設された繰出機構31、この繰出機構31に続いて機体幅方向に向かって配設された識別通路32とこの識別通路32に続いて機体奥行き方向へ向かって配設された排除通路33とこの排除通路33に続いて機体奥行き方向へ向かって配設された分類通路34とを有する硬貨通路35、この硬貨通路35内の硬貨を搬送する入金用搬送手段36、繰出機構31から1枚ずつ繰り出される硬貨を入金用搬送手段36に1枚ずつ受け渡す受渡手段37、分類通路34の下方に機体奥行き方向へ向かって並設された金種別の硬貨払出装置としての硬貨収納払出部38、およびこれら硬貨収納払出部38の右側で機体11の右側面に沿って前後方向に配設された出金用搬送手段39を備えている。
繰出機構31は、硬貨投入口14の下方にこの硬貨投入口14に投入された硬貨を非整列状態で受収する受収部42を有し、この受収部42の底面を構成する繰出ベルト43が機体幅方向に沿って配設されている。この繰出ベルト43は、無端状の平ベルトで、機体右側から左側へ向けた硬貨繰出方向に硬貨を搬送する。繰出ベルト43上での通路幅は、処理する硬貨のうちの最大径硬貨よりも大きく最小径硬貨の2枚分より小さい寸法に規制されている。繰出ベルト43の上方には、硬貨が厚み方向に1枚のみ通過し得る間隔を形成して逆転ローラ44が対設されている。この逆転ローラ44は、繰出ベルト43の硬貨繰出方向に対して逆方向に回転し、繰出ベルト43の回転で硬貨繰出方向へ繰り出されようとする繰出ベルト43上の非整列状態の硬貨を1層1列に整列させて繰り出させる。
また、硬貨通路35は、識別通路32、排除通路33および分類通路34にわたって、硬貨面が接する水平面で構成される通路面46、およびこの通路面46の両側で硬貨の周縁をガイドする両側の通路側面ガイド47を有している。両側の通路側面ガイド47の対向幅である通路幅は、処理する硬貨うちの最大径硬貨よりも大きく最小径硬貨の2枚分より小さい寸法に形成されている。
識別通路32には、硬貨の材質、径等を検知して金種を識別する識別部48が配設されている。
排除通路33には、識別部48での識別の結果、リジェクト硬貨と識別されたリジェクト硬貨を排除するリジェクト部49が配設されている。このリジェクト部49から排除されたリジェクト硬貨は、出金用搬送手段39に受け取って硬貨出金口19に払い出される。
分類通路34は、機体奥行き方向へ向けて硬貨収納払出部38上の左側域を通るように配設されており、複数の各硬貨収納払出部38の上方位置に対応した複数の分類位置に硬貨を金種別に分類して各硬貨収納払出部38に収納させる複数の分類部50が配設されている。
各分類部50では、通路面46に硬貨が落下する分類孔51が形成され、搬送方向最下流部の分類孔51を除く各分類孔51に分類ゲート52が配設されている。各分類ゲート52は、硬貨搬送方向下流側を支点として、通路上方に揺動して分類通路34の搬送方向上流側から搬送されてくる硬貨を分類孔51に落下させる開放位置と分類孔51を閉塞して分類通路34の搬送方向下流側への硬貨の通過を許容する閉塞位置との間で開閉可能とし、図示しないソレノイドやモータ等の電気的駆動手段によって開閉駆動される。搬送方向最下流部の分類孔51には、通常は開口されているが、ユニットの引出しに連動して閉塞する分類ゲートが配設されており、エラー停止時の硬貨の落下を防ぐようになっている。
また、入金用搬送手段36は、鉛直方向の軸で水平方向に回転可能に軸支された複数の回転体としてのプーリ54によって、識別通路32、排除通路33および分類通路34の通路幅方向中央域に沿って移動しながら回動するように搬送体としての搬送ベルト55が張設されている。搬送ベルト55には、下方へ向かって突出して通路内の硬貨を1枚ずつ押動搬送する突起部56(図4参照)が、硬貨を搬送方向に硬貨を1枚ずつ分離して搬送可能とする所定の間隔毎に設けられている。
また、図4に示すように、各硬貨収納払出部38は、分類通路34で分類されて落下する硬貨を非整列状態で収納する硬貨収納部58を有している。
この硬貨収納部58の底部には払出ベルト59が機体幅方向に沿って配設されている。この払出ベルト59は、無端状の平ベルトで、水平方向の軸で軸支された両端のローラ60,61を含む複数のローラによって払出方向上流側である左側から下流側である右側に向かうに従って上昇傾斜するように懸架されている。この払出ベルト59の払出方向の端部に、硬貨を1枚ずつ払い出す払出口62が形成されている。
硬貨収納部58と払出口62側との間で払出ベルト59の上方には、払出ベルト59の上面に対して硬貨が1枚のみ通過し得る間隔を形成して逆転ローラ63が対設されている。この逆転ローラ63は、払出ベルト59が回転する払出方向に対して逆方向に回転し、払出ベルト59の回転で払出方向へ払い出されようとする硬貨収納部58内で払出ベルト59上の非整列状態の硬貨を1層1列に整列させて通過させる。
図1に示すように、払出ベルト59の両側域には、払出方向に対して交差する方向の幅を硬貨1枚分の幅に規制して払出口62から払い出す硬貨Cを1列状態とするガイド部材64,65が配置されている。これらガイド部材64,65は、払出ベルト59上で互いに対向するガイド面66,67を有し、これらガイド面66,67の対向する間隔が、処理対象硬貨の1枚分の径寸法よりも大きく2枚分の径寸法より小さい寸法に形成されている。
ガイド部材64,65の払出方向の端部側すなわち払出口62の手前側には、硬貨Cの払出方向に向かうに従って払出ベルト59の一側から他側へ向けた方向に傾斜する片寄せ部68,69が形成されている。一側のガイド部材64の片寄せ部68は払出ベルト59上に進出配置され、他方のガイド部材65の片寄せ部69は払出ベルト59の他側より外方へ離れて配置され、この他方のガイド部材65の片寄せ部69と払出ベルト59の他側との間に隙間70が形成されている。
他方のガイド部材65の片寄せ部69と払出ベルト59の他側との間の隙間を通じて、光軸71が通過するように払出検知手段としての光学センサ72の発光器と受光器とが対向配置されている。この光学センサ72では、透光状態にある光軸71が払い出される硬貨Cで遮光されることで、硬貨Cを検知する。
一側のガイド部材64の片寄せ部68側には、所定枚数目の次の硬貨Cを停止させる硬貨ストッパ73が配置されている。この硬貨ストッパ73は、払出ベルト59の上方に配設される硬貨ストッパ駆動手段としてのソレノイド74のプランジャ75の先端に設けられ、ソレノイド74の駆動で払出ベルト59の上方から払出ベルト59上に対して進退可能とする。このソレノイド74は、励磁によってプランジャ75を引き上げ、硬貨ストッパ73を上方へ退避させることによって硬貨Cの払出方向への通過を許容させ、また、励磁の解除によりソレノイド74が備える図示しない付勢手段としてのスプリングの付勢によってプランジャ75を下方へ突出させ、硬貨ストッパ73を払出ベルト59上に進出させることにより、所定枚数目の次の硬貨Cの払出方向への通過を阻止可能とする。
図3に示すように、硬貨ストッパ73の横断面形状は円形で、先端面は平面に形成され、先端面の周縁部は面取りが施されている。この面取り寸法は、最小厚み硬貨の厚みよりも小さい寸法になっており、硬貨ストッパ73によって最小厚み硬貨を確実に停止させることが可能となっている。
図1に示すように、一側のガイド部材64の片寄せ部68の一部には、ガイド面66に対して円弧状に窪んだガイド面欠落部76が形成されている。硬貨ストッパ73の一部が、ガイド面欠落部76に位置して、一側のガイド面66より外側に配置されている。ガイド面欠落部76は、横断面形状が円形の硬貨ストッパ73の外周面に対して干渉しない所定の隙間を介して対向する円弧状の窪みに形成されている。
硬貨ストッパ73の径は、一般的にガイド面66と払出方向前後の硬貨Cとの間の隙間に硬貨ストッパ73が入るようにするには2mm程度が限度であるが、ガイド面欠落部76と払出方向前後の硬貨Cとの間の隙間に硬貨ストッパ73が入るようにするには4mm程度まで大きくすることが可能となる。
そして、硬貨ストッパ73は、光学センサ72の光軸71が払出ベルト59で払い出される硬貨Cで遮光されたときに、ソレノイド74の励磁を解除することにより、その硬貨の中心を過ぎた位置に進出するように、光学センサ72による硬貨の検知位置との位置関係やソレノイド74の励磁を解除するタイミングが設定されている。
また、図4、図6および図7に示すように、出金用搬送手段39は、全ての硬貨収納払出部38の払出口62の側部で機体11の前後方向に沿って張設された出金搬送ベルト78を有し、各硬貨収納払出部38の払出口62から払い出される硬貨Cを出金搬送ベルト78上に載せて前方へ搬送する。この出金搬送ベルト78の硬貨搬送方向の前端部上方に、硬貨Cが1枚のみ通過し得る間隔を形成して逆転ローラ79が対設されている。この逆転ローラ79は、出金搬送ベルト78の硬貨搬送方向に対して逆方向に回転し、出金搬送ベルト78の回転で前方へ繰り出されようとする出金搬送ベルト78上の非整列状態の硬貨Cを1層1列に整列させて繰り出させる。
出金搬送ベルト78の前端部には出金搬送ベルト78で搬送されてきた硬貨Cを硬貨出金口19に放出する放出ベルト80が配設されている。放出ベルト80の位置には、硬貨出金口19へ払い出す硬貨Cの払出枚数を検知するための払出検知センサ81が配設されている。
ところで、硬貨Cは、硬貨面84の周縁部に周縁突部85が形成され、この周縁突部85の内側に内側窪み部86が形成され、この内側窪み部86内に硬貨模様などが形成されており、硬貨面84からは周縁突部85が最も突出されている。
次に、硬貨入出金機の作用を説明する。
まず、硬貨入出金機の入金処理について説明する(図5、図6参照)。
入金する硬貨Cが硬貨投入口14から繰出機構31に投入され、この繰出機構31の図示しない硬貨検知センサで繰出ベルト43上に硬貨Cが投入されたことを検知することにより、繰出機構31を動作させるとともに搬送ベルト55を回動させて入金動作を開始する。
繰出機構31では硬貨Cを1層1列に整列させて受渡手段37に繰り出し、受渡手段37では硬貨Cを1枚ずつ識別通路32内に送り込んで回動している搬送ベルト55の各突起部56に受け渡す。
識別通路32内では、硬貨Cを搬送ベルト55の突起部56で押動搬送しながら、その硬貨Cを識別部48で識別する。
識別の結果、適正な硬貨と識別された硬貨Cは、分類通路34内に搬送し、識別部48での識別結果に対応した金種の分類ゲート52で分類し、硬貨収納払出部38に収納する。
また、識別の結果、識別不能等のリジェクト硬貨は、排除通路33のリジェクト部49で排除し、出金用搬送手段39で硬貨出金口19から出金トレイ18に払い出して返却する。
次に、硬貨入出金機の出金処理について説明する(図4参照)。
例えばPOSレジスタからの出金指令の信号により、払出ベルト59が回転するとともに逆転ローラ63が逆回転し、各硬貨収納部58内で払出ベルト59上の非整列状態の硬貨Cを1層1列に整列させて払出方向へ向けて移動させる。
出金該当金種の硬貨収納払出部38では、硬貨ストッパ73を退避させ、硬貨Cを払出ベルト59によって払出口62から出金用搬送手段39に払い出す。払い出す硬貨Cは光学センサ72で検知して払出枚数をカウントする。
非出金該当金種の硬貨収納払出部38、および必要枚数を払い出し終えた出金該当金種の硬貨収納払出部38では、硬貨ストッパ73を払出ベルト59上に進出させ、硬貨Cの払い出しを規制する。
そして、出金用搬送手段39によって硬貨Cを硬貨出金口19から出金トレイ18に払い出す。この出金用搬送手段39の動作開始は、硬貨収納払出部38からの投出動作開始と同時、または全ての硬貨収納払出部38からの投出動作完了後のどちらとしても良い。
次に、硬貨収納払出部38からの硬貨の払出動作について説明する。
図2(a)に待機状態を示す。この待機状態では、ソレノイド74がオフし、ソレノイド74のスプリングの付勢によって硬貨ストッパ73が払出ベルト59上に進出し、硬貨Cを停止させている。
図2(b)に示すように、硬貨Cの払い出しを開始すると、ソレノイド74がオンし、硬貨ストッパ73を上方に退避させるため、硬貨ストッパ73による停止状態が解除された硬貨Cを払出ベルト59によって払出方向へ移動させる。
図2(c)に示すように、所定枚数の硬貨Cを払い出すために所定枚数目の硬貨C1が光学センサ72の光軸71を遮光すると、図2(d)に示すように、ソレノイド74がオフし、ソレノイド74のスプリングの付勢によって硬貨ストッパ73の先端面が下方へ進出して所定枚数目の硬貨C1の硬貨面84に当接する。このとき、硬貨ストッパ73の先端面は、所定枚数目の硬貨C1の硬貨面84における周縁突部85でかつ硬貨C1の中心を過ぎた位置に当接する。
硬貨ストッパ73が所定枚数目の硬貨C1に当接した後も、払出ベルト59と所定枚数目の硬貨C1との摩擦力が硬貨ストッパ73と所定枚数目の硬貨C1との摩擦力より大きいので、払出ベルト59によって所定枚数目の硬貨C1が払出方向へ移動する。
図2(e)に示すように、所定枚数目の硬貨C1が硬貨ストッパ73の下方を通過して外れると、所定枚数目の硬貨C1と次の硬貨C2との間の隙間に硬貨ストッパ73が落ち込み、硬貨ストッパ73が払出ベルト59上に進出する。
図2(f)に示すように、所定枚数目の硬貨C1は払出口62から払い出し、所定枚数目の次の硬貨C2は払出ベルト59上に進出した硬貨ストッパ73に当接し、払出ベルト59が継続して回転していても、所定枚数目の次の硬貨C2を停止させて払い出しを規制する。
そして、一側のガイド部材64のガイド面66にガイド面欠落部76を形成し、硬貨ストッパ73の一部をガイド面欠落部76に位置させて一側のガイド面66より外側に配置しているため、硬貨ストッパ73を硬貨Cの周縁突部85上に必ず当接させることができ、硬貨ストッパ73が硬貨Cの周縁突部85の内側に進入することがなく、硬貨ストッパ73と一側のガイド部材64との間で硬貨Cの周縁突部85を挟み込むこともなく、しかも、所定枚数目の硬貨Cと次の硬貨Cとの間に硬貨ストッパ73を進入可能としながら、硬貨ストッパ73の横断面形状を大きくすることが可能となり、硬貨ストッパ73を硬貨Cの周縁突部85上に確実に当接させることができる。
そのため、硬貨ストッパ73が硬貨面84に当接する硬貨Cを停滞させたり詰まらせることなく円滑に払い出すことができるとともに、次の硬貨Cを確実に停止させることができる。
また、一側のガイド部材64のガイド面66を硬貨Cの払出方向に向かうに従って払出ベルト59の他側へ向けて傾斜させているため、一側のガイド面66で片寄せする硬貨Cと硬貨ストッパ73との位置関係が一定となり、硬貨ストッパ73を確実に機能させることができる。
また、硬貨ストッパ73の横断面形状を円形としているため、周方向における位置決めが不要で、円形以外の形状に場合に比べてがたつきの影響を低減できる。例えば、硬貨ストッパが硬貨の払出方向に対して直交する方向に長い形状であると、周方向における位置決めが必要であり、硬貨ストッパを進退させるソレノイドのプランジャの遊びによるがたつきによって、硬貨が当接した硬貨ストッパが回転変位してしまい、硬貨の停止が確実でなく、そのために硬貨ストッパが回転しないような機構を別に設ける必要がある。
また、硬貨ストッパ73を払い出す硬貨Cの硬貨面84上でかつ硬貨Cの中心を過ぎた位置に進出させるため、払い出す硬貨Cに加わる負荷を軽減でき、硬貨Cを停滞させたり詰まらせることなく円滑に払い出すことができる。
次に、図8は第2の実施の形態を示す。
硬貨ストッパ73の先端中心部に窪み部91を形成する。これにより、硬貨ストッパ73の先端面と硬貨Cの周縁突部85との接触面積を少なくでき、払い出す硬貨Cに加わる負荷を軽減でき、硬貨Cを停滞させたり詰まらせることなく円滑に払い出すことができる。
硬貨ストッパ73の先端面の外周縁、および窪み部91側の内周縁には、硬貨Cの硬貨面84との引っ掛かりを防止する面取り部が形成されている。
なお、窪み部91は、凹状や、上下に開口した開口などのいずれでも良い。
次に、図9は第3の実施の形態を、図10は第4の実施の形態を示す。
硬貨Cの払出方向における一側のガイド部材64のガイド面66で払出口62からガイド面欠落部76までの上流を、硬貨Cの払出方向に向かうに従って払出ベルト59の他側へ向けて傾斜させ、さらに、硬貨Cの払出方向における一側のガイド部材64のガイド面66のガイド面欠落部76から下流側を、上流側が傾斜する角度と異なるとともにガイド面欠落部76を通過する硬貨Cが引っ掛からない角度に形成する。
例えば、図9に示すように、硬貨Cの払出方向における一側のガイド部材64のガイド面66のガイド面欠落部76から下流側を、ガイド面欠落部76の窪みの外側(窪みの奥側)から硬貨Cの払出方向に向かうに従って払出ベルト59の他側へ向けて傾斜させ、または、図10に示すように、硬貨Cの払出方向における一側のガイド部材64のガイド面66のガイド面欠落部76から下流側を、ガイド面欠落部76から払出ベルト59の回動方向と平行に形成する。
このように、硬貨Cの払出方向における一側のガイド部材64のガイド面66で払出口62からガイド面欠落部76までの上流を、硬貨Cの払出方向に向かうに従って払出ベルト59の他側へ向けて傾斜させることにより、一側のガイド部材64のガイド面66で片寄せする硬貨と硬貨ストッパ73との位置関係が一定となり、硬貨ストッパ73を確実に機能させることができ、さらに、硬貨Cの払出方向における一側のガイド部材64のガイド面66のガイド面欠落部76から下流側を、上流側が傾斜する角度と異なるとともにガイド面欠落部76を通過する硬貨Cが引っ掛からない角度に形成しているため、一側のガイド面66にガイド面欠落部76を設けていても、払い出す硬貨Cを停滞させたり詰まらせることなく円滑に払い出すことができる。
なお、ガイド面欠落部76は、ガイド面66から窪んだ形状に限らず、ガイド部材64を上流側と下流側とに分割して離した開口で形成してもよい。
本発明の第1の実施の形態を示す硬貨払出装置の平面図である。 同上硬貨払出装置の硬貨払出動作を(a)〜(f)の順に説明する平面図である。 同上硬貨払出装置の硬貨ストッパの斜視図である。 同上硬貨払出装置の断面図である。 同上硬貨払出装置を適用した硬貨処理機の斜視図である。 同上硬貨処理機としての硬貨入出金機の内部構造を示す平面図である。 同上硬貨処理機としての硬貨入出金機の内部構造を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す硬貨ストッパの斜視図である。 本発明の第3の実施の形態を示す硬貨払出装置の平面図である。 本発明の第4の実施の形態を示す硬貨払出装置の平面図である。
符号の説明
38 硬貨払出装置としての硬貨収納払出部
59 払出ベルト
62 払出口
64,65 ガイド部材
66,67 ガイド面
73 硬貨ストッパ
76 ガイド面欠落部
84 硬貨面
91 窪み部
C 硬貨

Claims (6)

  1. 払出口から硬貨を1層状態で払い出す払出ベルトと、
    前記払出口手前で前記払出ベルトの両側部域に配置され、払出方向に対して交差する方向の幅を硬貨1枚分の幅に規制するガイド面を有するガイド部材と、
    前記払出ベルト上に対して進退可能に設けられ、前記払出ベルトから退避することにより硬貨の払出方向への通過を許容し、払い出す硬貨面上に進出した後に次の硬貨の手前で前記払出ベルト上に進出して次の硬貨の通過を阻止する硬貨ストッパとを具備した硬貨払出装置において、
    前記ガイド部材の一側の前記ガイド面にガイド面欠落部が形成されているとともに、前記硬貨ストッパの一部が前記ガイド面欠落部に位置して前記一側のガイド面より外側に配置されている
    ことを特徴とする硬貨払出装置。
  2. 前記一側のガイド面は、硬貨の払出方向に向かうに従って前記払出ベルトの他側へ向けて傾斜されている
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨払出装置。
  3. 硬貨の払出方向における前記一側のガイド面の前記ガイド面欠落部までの上流側は、硬貨の払出方向に向かうに従って前記払出ベルトの他側へ向けて傾斜され、
    硬貨の払出方向における前記一側のガイド面の前記ガイド面欠落部から下流側は、前記上流側が傾斜する角度と異なるとともに前記ガイド面欠落部を通過する硬貨が引っ掛からない角度に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨払出装置。
  4. 前記硬貨ストッパは、横断面形状が円形である
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の硬貨払出装置。
  5. 前記硬貨ストッパは、先端中心部に窪み部が形成されている
    ことを特徴とする請求項4記載の硬貨払出装置。
  6. 前記硬貨ストッパは、払い出す硬貨面上でかつ硬貨の中心を過ぎた位置に進出する
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載の硬貨払出装置。
JP2008171026A 2008-06-30 2008-06-30 硬貨払出装置 Expired - Fee Related JP5203816B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008171026A JP5203816B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 硬貨払出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008171026A JP5203816B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 硬貨払出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010009499A JP2010009499A (ja) 2010-01-14
JP5203816B2 true JP5203816B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=41589872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008171026A Expired - Fee Related JP5203816B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 硬貨払出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5203816B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6327241Y2 (ja) * 1979-06-29 1988-07-22
JP2520891Y2 (ja) * 1990-12-06 1996-12-18 グローリー工業株式会社 硬貨収納繰出装置
JP3320991B2 (ja) * 1996-09-30 2002-09-03 ローレルバンクマシン株式会社 硬貨処理機における硬貨搬送停止装置
JP3949859B2 (ja) * 1999-12-02 2007-07-25 ローレルバンクマシン株式会社 硬貨選別装置およびそれを用いた硬貨処理機
JP4119141B2 (ja) * 2002-03-14 2008-07-16 東芝テック株式会社 硬貨払出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010009499A (ja) 2010-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2091026B1 (en) Coin receiving and discharging device
JP4988748B2 (ja) 硬貨収納投出装置
JPWO2008093420A1 (ja) 硬貨入出金機
JP2009059306A (ja) 貨幣処理機
JP5103109B2 (ja) 硬貨入出金機
JP5142637B2 (ja) 貨幣入出金機
JP2007279907A (ja) 硬貨入出金機
JP2009059307A (ja) 硬貨入出金機
JP4897457B2 (ja) 硬貨処理装置
JP5010168B2 (ja) 硬貨搬送装置
JP2007226631A (ja) 硬貨処理装置
JP5203816B2 (ja) 硬貨払出装置
JP5103110B2 (ja) 硬貨入金機
JP5479555B2 (ja) 貨幣処理機
JP2520891Y2 (ja) 硬貨収納繰出装置
JP2009059308A (ja) 硬貨入出金機
JP5101832B2 (ja) 硬貨繰出装置
JP5033593B2 (ja) 硬貨処理機
JP6694363B2 (ja) 硬貨選別機構および硬貨処理装置
JP2509366Y2 (ja) 循環式硬貨入出金機
JP2023172134A (ja) 硬貨処理装置及び自動取引装置
JP4897828B2 (ja) 硬貨収納繰出装置
JP5400199B2 (ja) 硬貨繰出装置
JPH0237077Y2 (ja)
JP2513793Y2 (ja) 循環式硬貨入出金機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees