JPH0237077Y2 - - Google Patents

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JPH0237077Y2
JPH0237077Y2 JP6633885U JP6633885U JPH0237077Y2 JP H0237077 Y2 JPH0237077 Y2 JP H0237077Y2 JP 6633885 U JP6633885 U JP 6633885U JP 6633885 U JP6633885 U JP 6633885U JP H0237077 Y2 JPH0237077 Y2 JP H0237077Y2
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coins
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は硬貨入金機、硬貨出金機等の装置に設
けられて硬貨を検出する検出装置に関するもので
ある。
「従来の技術およびその問題点」 第5図は硬貨入金機等の機内に設けられる硬貨
搬送装置の一従来例を示すもので、この搬送装置
は、長さ方向に走行するベルトA上に硬貨Cを載
置してこれを搬送している。また、該ベルトAの
両側には案内壁B,Bが設けられていて、ベルト
Aの側部から硬貨が脱落することを防止してい
る。
また、上記ベルトAの幅(換言すれば案内壁
B,Bの対向間隔)は、全ての金種の硬貨を通過
させることができ、かつ、搬送装置内における硬
貨の詰まりを防止するという見地から、最大の硬
貨Cの外径より大きく設定されているが、硬貨の
外径とベルトAの幅とに差がある場合、ベルトA
の幅方向に沿う種々の位置に硬貨が存在すること
になる。
ところで、上記搬送装置には、硬貨の計数、判
別等の処理を行うため、硬貨の材質、形状等を磁
気的、あるいは光学的に測定するをセンサを持つ
た検出装置を設ける必要があるが、このようなセ
ンサによつて硬貨を測定しようとする場合、硬貨
の搬送経路をセンサの測定範囲(例えば、光学セ
ンサにおける検査光の照射範囲)内に規制する必
要がある。
そして、前述の如く、硬貨が種々の位置に存在
していると、所定の検査範囲を通過させることが
できず、誤動作の原因になるという問題がある。
そこで、第6図に示すように、ベルトAを傾斜
状態に設けるとともに、一方の案内壁Bに沿つて
硬貨Cの周縁部を転動させながらベルトAの幅方
向(第5図に矢印で示す)への位置決めをするこ
とが考えられるが、ベルトAを傾斜状態とするに
は、該ベルトAが巻回されるベルトローラ(図示
略)等を傾斜状態に設ける必要があり、該ベルト
ローラを駆動装置、あるいは、他のベルトローラ
(一般に水平に設置されている)に連動させるた
めの動力伝達機構の構造が複雑化するという問題
がある。また、前述の如き傾斜姿勢で硬貨Cを搬
送すると、立ち上がり易い状態となり、例えば、
図示例のベルトAから次の搬送工程に送り出すと
きに、さらに起立した状態となつて、搬送すべき
方向に逆らつて転がつてしまう等の問題が生じ
る。
また、ベルトを使用した搬送機構では、投光機
と受光機とを持つたいわゆる透過式の光学センサ
を使用することができないという問題もある。
本考案は上記事情に鑑みて提案されたもので、
硬貨を起立させることなく位置決めして測定を行
なうことができる検出装置を提供することを目的
とするものである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本考案は、それぞれ
硬貨を搬送する2つの硬貨搬送路と、これらの搬
送路の間で硬貨を案内する受け渡し機構とから硬
貨搬送装置を構成し、一つの硬貨搬送機構の終端
部を他の硬貨搬送機構の始端部より上方の位置に
配設するとともに、硬貨の下面を摺動させて一つ
の硬貨搬送機構から他の硬貨搬送機構に硬貨を案
内する傾斜板と、該傾斜板に沿つて滑り落ちる硬
貨の周縁部に接触して該硬貨の移動方向を前記傾
斜板の面方向に沿う一定経路に規制する案内板と
を前記受け渡し機構に設け、前記案内板により一
定の経路を通過する硬貨によりセンサを作動させ
るようにしたものである。
「実施例」 以下、第1図ないし第4図を参照して、本考案
を適用してなる循環式硬貨入出金装置の一実施例
を説明する。
図中1は機体を示しており、該機体1の上部に
は、操作者との間における硬貨の受け渡しの窓口
となる取引口2が設けられている。
上記取引口2は、開閉板3の水平動作により開
閉されるものであつて、その下部には、硬貨が載
置される傾斜板4が設けられており、該傾斜板4
に載置された硬貨は、軸5に支持された開閉板6
を第1図反時計方向に回動させることにより落下
して、入金搬送路7に受け入れられるようになつ
ている。
該入金搬送路7は、ベルトローラ8,8……に
巻回されて走行するエンドレスベルト9から構成
されており、該エンドレスベルト9の第1図右端
部に送り込まれた硬貨は、第1図左端部に向けて
移送されて傾斜板10に送り込まれ、該傾斜板1
0を介して第1の硬貨供給機構11に送り込まれ
るようになつている。また、前記傾斜板10の上
端部には、フオトセンサ等からなる計数センサS1
が設けられており、該計数センサS1により、前記
入金搬送路7から傾斜板10に投入される硬貨の
個数が計数されるようになつている。
なお、計数センサS1としてフオトセンサを使用
した場合、硬貨CがセンサS1の検出範囲を一枚ず
つ通過することが必要である。すなわち、硬貨C
を入金搬送路7の幅方向(第1図の紙面に対して
直交する方向)に位置決めし、かつ該フオトセン
サS1の近傍で硬貨Cを一枚ずつ送ることが必要と
されており、硬貨Cを一枚ずつ整列させるため、
例えば、前記入金搬送路7を構成するエンドレス
ベルト9に第2図に示すような構造を採用するよ
うにしている。すなわち、エンドレスベルト9の
表面に、突起9a,9a(これらの突出高さは、
硬貨一枚分の厚さより小さく設定されている)を
設けておくことにより、前記入金搬送路7の傾斜
部分7aにおいて、前記突起9a,9aの間に硬
貨Cが一枚ずつ保持され、したがつて、幅方向に
位置決めした状態で持ち上げられるようになつて
いる。そして、この突起9a,9aの間に保持さ
れた硬貨Cは、水平な搬送路7bを経て、一枚ず
つ傾斜板10に送り込まれている。また、符号
8′はかき落としローラを示しており、このかき
落としローラ8′は、エンドレスベルト9の上面
との間に硬貨一枚の厚さの相当する間隔をおいて
設けられて、エンドレスベルト9上における硬貨
Cの重なりを防止している。
なお、硬貨Cを位置決めしかつ一枚ずつ送るそ
の他の手段として、硬貨Cの通路の幅を硬貨一枚
分より若干大きい程度に設定する方式、あるい
は、エンドレスベルト9の幅方向端部に沿つて案
内面を設けて該案内面に硬貨Cの周縁部を接触さ
せながら案内する方式を採用するようにしてもよ
い。
前記硬貨供給機構11は、例えば、実願昭58−
195104号の「硬貨供給装置における変形硬貨等の
排除機構」に適用したホツパー、回転円盤12、
変形硬貨等の排除機構11′等を有するもので、
この硬貨供給機構11は、回転円板12を回転さ
せながらホツパーにより受け取つた硬貨を一枚ず
つ取り出して、判別通路13に送り込んでいる。
すなわち、判別通路13は、その傾斜に沿つて
硬貨を一枚すつ起立状態で転動させながら、第1
図斜め下方に向けて移動させ、その途中に設けら
れた材質センサ14aおよび外径センサ14bに
より構成される判別部センサS2によつて、磁気的
あるいは光学的に、受け入れ可能か否かの判別を
行うとともに、受け入れられる硬貨の総枚数また
は金種毎の枚数の計数を行つている。したがつ
て、この判別部センサS2は、受け入れ可能と判断
された硬貨の計数センサとしての役割も果たすも
のである。そして、判別通路13の終端部直前の
位置には、リジエクトゲート15が設けられてお
り、該リジエクトゲート15は、前記判別部セン
サS2により受け入れ不能と判断された硬貨を側方
(第1図の紙面に対して前側となる方向)に押し
出して判別通路13から落下させる機能を持つて
いる。そして、判別通路13の側部から落下した
硬貨は、リジエクトシユート16を介して出金搬
送路17(後に詳細に説明する)に送り込まれ、
受け入れ可能と判断された硬貨は、硬貨選別通路
13の第1図右端の端部から下方に落下して、一
時貯留部18に投入されるようになつている。
該一時貯留部18は、傾斜板19と該傾斜板1
9の下端部に設けられた軸20に回動自在に支持
された開閉板21とから構成されており、該開閉
板21を第1図時計方向に回動させることによ
り、傾斜板19上の硬貨が下方に落下するように
なつている。
前記一時貯留部18の下方には、貯留搬送機構
22が設けられている。該貯留搬送機構22は、
ベルトローラ23,23…に巻回されたエンドレ
スベルト24から構成されており、水平部25と
傾斜部26とを有している。また、水平部25の
第1図左側の端部には、該端部からの硬貨の落下
を許容し、あるいは規制する開閉板27が設けら
れている。
そして、前記エンドレスベルト24を第1図時
計方向に回転させることにより、水平部25上の
硬貨が第2の硬貨供給機構28に送り込まれ、一
方、エンドレスベルト24を第1図反時計方向に
回転させることにより、水平部25上の硬貨を出
金搬送路17に落下させることができる。
前記第2の硬貨供給機構28は、前記第1の硬
貨供給機構11とほぼ同様に構成されて硬貨分配
通路29に硬貨を一枚ずつ送り込み、該硬貨分配
通路29は、硬貨を水平方向(第1図左側へ向つ
て)移送しながら金種別に選別る機能を持つてい
る。
すなわち、前記分配通路29は、チエインホイ
ール30,31に巻回されて走行するエンドレス
チエイン32の走行経路に沿つて選別ゲート33
A〜33Fを並べてなるもので、分配通路29の
入り口に配設された金種判別センサ34(例え
ば、磁気特性の差異または外径差により金種を判
別するセンサ)の判別結果に応じて該選別ゲート
33A〜33Fを作動させることにより、各選別
ゲート33A〜33F下方の硬貨集積筒35A〜
35Fに金種別に硬貨を分配する機能を果たして
いる。
さらに、前記硬貨分配通路29の搬送方向前方
には、選別ゲート33Gが設けられており、該選
別ゲート33Gを作動させることにより、硬貨選
別通路上の硬貨がリサイクルボツクス36に送り
込まれるようになつている。このリサイクルボツ
クス36は、例えば、実願昭59−18817号に記載
された収納ボツクスであつて、硬貨を貯留する機
能を発揮する一方、内部の搬出コンベア36aを
作動させることにより、出金搬送路17へ硬貨を
送り出す機能を持つている。さらに、硬貨分配通
路29の第1図左側の端部の下側には、硬貨回収
ボツクス37が設けられており、前記各選別ゲー
ト33A〜33Gを作動させることなく移動した
硬貨は、硬貨分配通路29の端部から落下して硬
貨回収ボツクス37に収容されるようになつてい
る。これらのリサイクルボツクス36および硬貨
回収ボツクス37は、機体1に脱着可能に取り付
けられる一種の金庫であつて、前記硬貨集積筒3
5A〜35Fが満杯のときに硬貨を収容、貯留す
る機能を果たしている。なお、前記リサイクルボ
ツクス36および硬貨回収ボツクス37は、この
一実施例では別体に形成されて機体1に対して
各々脱着されるが、一体に形成して脱着し得るよ
う構成してもよい。
なお、特に図示してないが、選別ゲート33A
〜33Gの直下、および分配通路29の端部に
は、硬貨集積筒35A〜35F、リサイクルボツ
クス36および硬貨回収ボツクス37に収納され
る硬貨の数をそれぞれ計数するセンサが設けられ
ている。
さらに、前記硬貨集積筒35A〜35Fの下部
には、それぞれ放出機構38が設けられており、
該放出機構38は、硬貨集積筒35A〜35F内
に収容される最下端の硬貨より一枚ずつ出金搬送
路17に放出する機能を持つている。
前記出金搬送路17は、第1〜第3のベルト搬
送機構39〜41から構成されており、これらの
ベルト搬送機構39〜41は、それぞれ、ベルト
ローラ42に巻回されて走行するエンドレスベル
ト43から構成されている。また、前記第1のベ
ルト搬送機構39は、水平搬送路44と傾斜搬送
路45とから構成されており、前記水平搬送路4
4は、硬貨集積筒35A〜35Fの下側で、放出
される硬貨を受け取り、前記傾斜搬送路45は、
水平搬送路44で受け取られた硬貨を上方へ搬送
している。
さらに、第2、第3のベルト搬送機構40,4
1の間には、受け渡し機構46が設けられてお
り、該受け渡し機構46によつて受け渡しされる
硬貨の個数は、フオトセンサ等からなる計数セン
サS3により計数されている。すなわち、計数セン
サS3により、取引口2に出金される硬貨の数、ま
たは、返却される硬貨の数が計数されている。
次いで、第3図および第4図を参照して、前記
受け渡し機構46の詳細を説明する。
前記第2のベルト搬送機構40の終端部のベル
トローラ42と第3のベルト搬送機構41の始端
部のベルトローラ42との間には、第3図に示す
如き落差が設けられるとともに、第4図に示す如
く水平方向(第1図の紙面と交差する方向)に位
置ずれが設けられている。また、この一実施例で
は、第2のベルト搬送機構40を構成するエンド
レスベルト43に、入金搬送路7のエンドレスベ
ルト9と同様の構造が採用されて、硬貨を一枚ず
つ搬送するようになつている。エンドレスベルト
43の側部には、側壁(図示略)が設けられてい
て、該エンドレスベルト43内における硬貨Cの
幅方向への位置決めを行なつており、硬貨Cは、
第4図鎖線A,Bに示す範囲におさまるようにな
つている。
前記受け渡し機構46は、硬貨の下面を支持す
る傾斜板47と、該傾斜板47上に垂直に設けら
れたガイド部材48と、該ガイド部材48に第4
図に示す如く円弧状に湾曲した形状に形成された
案内面を覆う案内板49と、これらを上方から覆
うカバー50とを備え、これらは、厚さ方向に貫
通させられたボルト51により一体に結合されて
いる。なお、符号49aはガイド部材48にねじ
込まれて案内板49を固定するビスである。
前記傾斜板47には、第3図矢印方向に向け
て貫通孔52が形成されており、該貫通孔52を
介して、光学センサS3の検査光線が透過するよう
になつている。また、貫通孔52の位置(すなわ
ち検査光を透過させる位置)は、最も検出が困難
な条件、すなわち、穴を持つた小径の硬貨C′(例
えば現用50円貨)が鎖線Bに沿つて転がつて来た
場合に該硬貨C′の穴を避けて硬貨に光線を交差さ
せ得る位置に設定されている。
以上のように構成された入生金機は次のように
して入金および出金動作を行なう。
(i) 取引口2に硬貨が投入されると、開閉板6が
開放されて硬貨が入金搬送路7に投入され、該
入金搬送路7は、硬貨供給機構11に向けて硬
貨を搬送する。そして、この搬送の途中で、傾
斜板10の入り口部分を通過する硬貨の個数
が、計数センサS1によつて、受け入れ可能か否
かを問わず計数される。
(ii) 第1の硬貨供給機構11は、硬貨を一枚ずつ
判別通路13に送り込み、この判別通路路13
において、受け入れ可能か否かが判断されて、
受け入れ可能なものは、一時貯留部18に送り
込まれ、一方受け入れ不可能なのは、リジエク
トゲート15によりリジエクトシユート16を
介して出金搬送路17に送り込まれ、この出金
搬送路17を経由して取引口2に返却される。
そして、計数センサS3は、返却される硬貨の個
数を計数する。また、判別部センサS2では、材
質センサ14aおよび外径センサ14bの両方
の金種半別結果が一致することにより受け入れ
可能と判断された硬貨の個数が計数される。
このようにして受け入れ可能と判断された硬
貨は、一時貯留部18、もしくは貯留搬送機構
22に貯留された状態におかれ、第1の硬貨供
給機構11から送り出される硬貨がなくなり、
一定時間経過しても判別部センサS2で通過する
硬貨がなくなると、第1の硬貨供給機構11が
停止状態とされて入金硬貨の鑑別計数処理が終
了される。
この状態で、第1の硬貨供給機構11の排除
機構11′が作動して、第1の硬貨供給機構1
1の中の変形硬貨等が滞留していた場合には、
リエクトシユート16に変形硬貨等排出されて
出金搬送路17を介して取引口2に返却される
とともに、計数センサS3で返却硬貨の個数が計
数される。
(iii) このような状態となつたところで、顧客に対
して受け入れ可能な硬貨の額が示され、顧客
は、表示金額と、前記(ii)において返却された硬
貨の数とから入金の可否を判断し、入金可との
判断が下された場合には、例えば、入金すべき
旨の命令を発する押しボタンの操作によつて、
貯留搬送機構22から第2の硬貨供給機構28
へ硬貨が送り込まれる。また、入金不可との判
断が下された場合には、例えば、返却すべき旨
の命令を発する押しボタンの操作により、貯留
搬送機構22から出金搬送路17に硬貨が送り
込まれて、取引口2に返却される。この返却の
際にも、前記と同様に計数センサS3で返却され
る硬貨の個数が計数される。
(iv) 一方、入金すべき旨の命令により第2の硬貨
供給機構28に投入された硬貨は、分配通路2
9内を移動しながら金種別に硬貨集積筒35A
〜35Fに集積される。
以上の入金動作において、第2のベルト搬送機
構40から第3のベルト搬送機構41に送り込ま
れる硬貨Cは、第4図に示すように、案内板49
に周縁部を接触させながら下面を傾斜板47に摺
動させて移動して行くから、傾斜板47の面方向
に沿う一定の位置を通つて、計数センサS3の検査
範囲を確実に移動して行きながら、第3のベルト
搬送機構41に送り出される。
そして、前記(iii)における入金可否の判断時に
は、計数センサS1、判別部センサS2、計数センサ
S3のそれぞれの計数値X1,X2,X3を制御回路
(図示略)に演算させるとともに、 X1=X2+X3 の関係が成立しているか否かを前記制御回路に判
断させ、成立していない場合には、機内のいずれ
かの部分に硬貨が残留しているとの判断がなされ
て、警報の発生、あるいは機械の停止等の処理が
行なわれる。
さらに、前記(iii)における入金不可による返却時
には、返却指示数における計数センサS3の計数値
X3′を求めて前記判別部センサS2の計数値X2との
比較を行い、返却予定時間を過ぎても、 X2=X3′ の関係が成立していない場合には、一時貯留部1
8から取引口2に至る区間において返却硬貨が残
留していることを検知するようにしている。
また、前記(iv)において、各硬貨集積筒35A〜
35F毎に設けられて投入硬貨の数を計数する計
数センサ、およびリサイクルボツクス36、硬貨
回収ボツクス37毎に設けられて投入硬貨数を計
数するセンサ(以上いずれも図示せず)の作動回
数から得られた個数データ等の総和(または、分
配通路29の入口の金種判別センサ34で得られ
る個数データ)と、判別部センサS2の計数データ
X2とを制御回路(図示略)に入力させてこれら
が一致するか否かを判断させることにより、一時
貯留部18から分配通路13に至る区間における
残留硬貨の有無を検知することができる。
一方、出金動作は、出金搬送路17を運転しな
がら硬貨集積筒35A〜35Fの放出機構38を
動作させて指示された分の硬貨を出金搬送路17
の水平部に放出することにより行なわれる。
そして、この出金動作においては、放出機構3
8の作動回数等のデータ(または出金指示された
金額データ等)から得られる出金硬貨の個数デー
タと、計数センサS3の計測値とを比較することに
より、出金搬送路17の途中における硬貨の残留
を検出することができる。
また、図示例の装置は、硬貨集積筒35A〜3
5Fが満杯になつたときに余剰硬貨をリサイクル
ボツクス36、または硬貨回収ボツクス37に送
り込む動作、あるいは、リサイクルボツクス36
内に貯留された硬貨を出金搬送路17に放出して
取引口2に戻し、該取引口2から入金動作と同様
の工程を経て硬貨集積筒35A〜35Fに分配す
る動作等を行うことができるが、これらの動作
は、本発明の要旨と直接関係がないのでその詳細
の説明は省略する。
なお、上記一実施例では、第2の硬貨搬送路4
0と第3の硬貨搬送路41との間、すなわち、ベ
ルトを利用した搬送路相互間の受け渡しに本考案
を適用した場合の例を示したが、ベルトと傾斜板
との間、例えば第1図における入金搬送路7と傾
斜板10との間の受け渡しに本考案の受け渡し装
置を適用することができるのはもちろんである。
また、計数センサの設置個所は上記一実施例の
位置に限定されるものではなく、下記の位置に変
更するようにしてもよい。
(イ) 投入個数計数用のセンサS1を入金搬送路中の
他の位置に設けて、例えば、エンドレスベルト
により搬送される硬貨の個数を計数する。
(ロ) 受け入れ個数計数用のセンサS2をリジエクト
ゲートと一時貯留部との間に設ける。
(ハ) 返却個数(リジエクト個数)計数用のセンサ
をベルト搬送機構の他の位置、例えば、取引口
の直前に設ける。
なお、各センサの設置個所は、前記(イ)〜(ハ)に限
定されるものではなく、ある区間における搬送異
常の検出は、可能な限り、当該区間の出口部近傍
で行うことが望ましい。
また、前記一実施例は、入金機能と分配硬貨の
分配機能とを持つたいわゆる循環式硬貨入出金機
に適用した場合について説明したが、入金硬貨の
分配機能を持たない非循環式の硬貨入出金機、ま
たは、入金機能のみを持ち、かつ受け入れ不能と
判断された硬貨等を返却する機能を持つたいわゆ
る入金専用機に適用し得るものはもちろんであ
る。
「発明の効果」 以上の説明で明らかなように、本考案は、硬貨
を搬送するベルト搬送機構の受け渡し部に高低差
を設けて傾斜板を介して受け渡しを行わせるとと
もに、傾斜板の途中に設けられた案内板に硬貨の
周縁部を接触させることによつて、硬貨の通過経
路を前記傾斜板の面方向に沿う一定の位置に規制
するようにしたから、透過式の光学センサ等の検
査光を硬貨に確実に交差させて計数、判別等を行
うことができ、さらに、前記案内板は、硬貨を寝
かせたままでその周縁部に接触するから、硬貨を
起立させることなく受け渡すことができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を適用してなる硬貨入出金機の一
実施例を示すもので、第1図は全体の側面図、第
2図は搬送路に使用されるエンドレスベルトの平
面図、第3図は受け渡し機構の側面図、第4図は
第3図の−線に沿う矢視図、第5図は硬貨搬
送装置の一従来例の要部を示す平面図、第6図は
他の従来例を示す断面図である。 1……機体、2……取引口、3……シヤツタ
ー、7……入金搬送路、8……ベルトローラ、
8′……かき落としローラ、9……エンドレスベ
ルト、9a……突起、10……傾斜板、11……
硬貨供給機構、13……判別通路、17……出金
搬送路、18……一時貯留部、29……硬貨分配
通路、33A〜33G……振り分けゲート、34
……金種判別センサ、35A〜35F……硬貨集
積筒、39,40,41……ベルト搬送機構、4
3……エンドレスベルト、46……受け渡し機
構、47……傾斜板、48……ガイド部材、49
……案内板、52……貫通孔、C……硬貨、S1
S3……計数センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. それぞれ硬貨を搬送する2つの硬貨搬送路と、
    該硬貨搬送路の一つから送り出された硬貨を他の
    硬貨搬送路に送り込む受け渡し機構とから構成さ
    れ、前記一つの硬貨搬送機構の終端部は、前記他
    の硬貨搬送機構の始端部より上方の位置に配設さ
    れ、前記受け渡し機構には、硬貨の下面を摺動さ
    せて前記一つの硬貨搬送路から前記他の硬貨搬送
    路に硬貨を案内する傾斜板と、該傾斜板に沿つて
    滑り落ちる硬貨の周縁部に接触して該硬貨の移動
    方向を前記傾斜板の面方向に沿う一定経路に規制
    する案内板と、該案内板に沿つて移動する硬貨に
    よつて作動するセンサとからなることを特徴とす
    る硬貨検出装置。
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