JP5203280B2 - 解析モデル初期形状生成方法及びプログラム - Google Patents
解析モデル初期形状生成方法及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5203280B2 JP5203280B2 JP2009087465A JP2009087465A JP5203280B2 JP 5203280 B2 JP5203280 B2 JP 5203280B2 JP 2009087465 A JP2009087465 A JP 2009087465A JP 2009087465 A JP2009087465 A JP 2009087465A JP 5203280 B2 JP5203280 B2 JP 5203280B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line element
- coordinate
- model
- initial shape
- target
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
本発明の第1の態様にかかる解析モデル初期形状生成方法は、コンピュータにより、1本の線要素部材、または、複数の前記線要素部材を束ねた構成のひも状製品の解析モデルの初期形状を生成する解析モデル初期形状生成方法であって、
前記コンピュータが、
(a)前記ひも状製品を包含する解析空間を、長手方向に対して略垂直に、複数の区間に分割し、前記解析空間の一端である第1端部平面と他端である第2端部平面とを含む、前記区間の境界面である複数の座標平面を決定する工程と、
(b)前記解析空間の全ての前記座標平面における全ての前記線要素部材の線要素モデルの離散化した通過位置を、前記解析空間の前記第1端部平面から順番に決定するとともに、前記線要素モデル毎に全ての前記座標平面の前記通過位置を接続して前記初期形状のデータを生成する工程と、
を備え、
前記工程(b)は、
前記線要素モデルの通過位置を求める対象となる対象座標平面には、当該対象座標平面内の各座標点に対して、当該線要素モデルが通過する確率を示す確率分布が与えられており、
前記確率分布は、前記対象座標平面において、当該対象座標平面に隣接する前記座標平面における既に決定した前記線要素モデルの通過位置を、当該対象座標平面に投影した位置からの偏差で表された各座標点に対する当該線要素モデルの通過確率を示した分布であり、前記線要素モデルに対応する前記線要素部材の実測値から予め求めた分布、または、前記線要素モデルに対応する前記線要素部材の形態、材質を含む各種データから導き出された理論値から予め求めた分布であり、
前記対象座標平面における前記確率分布が割り当てられた各座標点の中から、当該線要素モデルが通過する座標点を、乱数または数列を利用して前記確率分布に応じて無作為に選択して、該選択した座標点を当該対象座標平面における当該線要素モデルの前記離散化した通過位置とすることを特徴とする。
(第1の処理方法)
第1の処理方法は、座標平面10j(j=1)以外の座標平面10j(j=2〜n)毎に、全ての線要素モデル1k(k=1〜L)の通過位置Pk,j(k=1〜L,j=1〜n)を決定して、その後に、全ての線要素モデル1k(k=1〜L)の通過位置Pk,j(k=1〜L,j=2〜n)を接続する方法である。
(第2の処理方法)
第2の処理方法は、線要素モデル1k毎に、座標平面10j(j=1)以外の全ての座標平面10j(j=2〜n)の通過位置Pk,jを決定して、接続する方法である。
(実施例1)
直径0.26mmから0.32mmの素線7本から19本で構成される撚り線にビニール系の被覆がなされた仕上げ外径約1.5mmから3mmの電線を線要素とし、線要素合計25本束からなるひも状製品に対して、本発明の一実施形態にかかる解析モデル初期形状生成方法を適用し、この方法を実現する処理をコンピュータに実行させた。
直径0.05mmの素線19本で構成される鋼線の撚り線を線要素とし、線要素合計18本束からなるひも状製品に対して、本発明の一実施形態にかかる解析モデル初期形状生成方法を適用し、この方法を実現する処理をコンピュータに実行させた。
2 : 解析空間
10j : 座標平面
15k : 確率分布
20i : 区間
51、51k : 電線
52 : ケーブル
Claims (8)
- コンピュータにより、1本の線要素部材、または、複数の前記線要素部材を束ねた構成のひも状製品の解析モデルの初期形状を生成する解析モデル初期形状生成方法であって、
前記コンピュータが、
(a)前記ひも状製品を包含する解析空間を、長手方向に対して略垂直に、複数の区間に分割し、前記解析空間の一端である第1端部平面と他端である第2端部平面とを含む、前記区間の境界面である複数の座標平面を決定する工程と、
(b)前記解析空間の全ての前記座標平面における全ての前記線要素部材の線要素モデルの離散化した通過位置を、前記解析空間の前記第1端部平面から順番に決定するとともに、前記線要素モデル毎に全ての前記座標平面の前記通過位置を接続して前記初期形状のデータを生成する工程と、
を備え、
前記工程(b)は、
前記線要素モデルの通過位置を求める対象となる対象座標平面には、当該対象座標平面内の各座標点に対して、当該線要素モデルが通過する確率を示す確率分布が与えられており、
前記確率分布は、前記対象座標平面において、当該対象座標平面に隣接する前記座標平面における既に決定した前記線要素モデルの通過位置を、当該対象座標平面に投影した位置からの偏差で表された各座標点に対する当該線要素モデルの通過確率を示した分布であり、前記線要素モデルに対応する前記線要素部材の実測値から予め求めた分布、または、前記線要素モデルに対応する前記線要素部材の形態、材質を含む各種データから導き出された理論値から予め求めた分布であり、
前記対象座標平面における前記確率分布が割り当てられた各座標点の中から、当該線要素モデルが通過する座標点を、乱数または数列を利用して前記確率分布に応じて無作為に選択して、該選択した座標点を当該対象座標平面における当該線要素モデルの前記離散化した通過位置とすることを特徴とする解析モデル初期形状生成方法。 - 前記工程(b)は、
(b1)前記解析空間の全ての前記座標平面の中の1つの対象座標平面において、前記対象座標平面上の全ての前記線要素モデルの前記通過位置を決定する工程を有し、
前記解析空間の全ての前記座標平面を前記第1端部平面から順番に前記対象座標平面として、前記工程(b1)を実行し、全ての前記座標平面の全ての前記線要素モデルの前記通過位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の解析モデル初期形状生成方法。 - 前記工程(b)は、
(b2)全ての前記線要素モデルの中の1つの対象線要素モデルにおいて、前記解析空間の全ての前記座標平面を前記第1端部平面から順番に対象座標平面として、前記対象座標平面上の当該対象線要素モデルの前記通過位置を決定する工程を有し、
全ての前記線要素モデルを順番に前記対象線要素モデルとして、前記工程(b2)を実行し、全ての前記座標平面の全ての前記線要素モデルの前記通過位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の解析モデル初期形状生成方法。 - 前記ひも状製品が複数の前記線要素部材を束ねた構成である場合において、
全ての前記座標平面において、近接する所定の範囲内の障害物の有無を検知し、再計算により、決定対象となる前記対象線要素モデルの前記通過位置を、当該対象線要素モデル以外の前記線要素モデルとの干渉がない位置に補正することを特徴とする請求項2または3に記載の解析モデル初期形状生成方法。 - 前記ひも状製品が複数の前記線要素部材を束ねた構成である場合において、
前記座標平面の座標点を決定する格子要素の形状に対応付けられる複数の異なる移動方向の各方向に対する重みが前記確率分布に付けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の解析モデル初期形状生成方法。 - (c)前記確率分布に付けられる前記方向毎の前記重みを、前記座標平面毎に調整する工程を、更に備えていることを特徴とする請求項5に記載の解析モデル初期形状生成方法。
- 前記ひも状製品が複数の前記線要素部材を束ねた構成である場合において、
前記座標平面は、三角形または六角形の格子要素によって分割された格子点を座標点とすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の解析モデル初期形状生成方法。 - 1本の線要素部材、または、複数の前記線要素部材を束ねた構成のひも状製品の解析モデルの初期形状を生成する処理を、コンピュータに実行させるプログラムであって、
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の解析モデル初期形状生成方法の各工程を実現させる処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009087465A JP5203280B2 (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 解析モデル初期形状生成方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009087465A JP5203280B2 (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 解析モデル初期形状生成方法及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010238115A JP2010238115A (ja) | 2010-10-21 |
JP5203280B2 true JP5203280B2 (ja) | 2013-06-05 |
Family
ID=43092355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009087465A Active JP5203280B2 (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 解析モデル初期形状生成方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5203280B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6127452B2 (ja) * | 2012-11-05 | 2017-05-17 | いすゞ自動車株式会社 | 線材束の束ね径計算方法および装置 |
CN104992006B (zh) * | 2015-06-24 | 2017-11-24 | 华晨汽车集团控股有限公司 | Cae线性分析分总成连接关系的建立方法 |
JP7180274B2 (ja) * | 2018-10-22 | 2022-11-30 | 富士通株式会社 | 情報処理装置、表示プログラム及び表示方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4392233B2 (ja) * | 2003-12-09 | 2009-12-24 | 矢崎総業株式会社 | 線材パッキング計算方法、その装置及びそのプログラム |
JP4365719B2 (ja) * | 2004-04-05 | 2009-11-18 | 矢崎総業株式会社 | 線材の予測形状計算方法、その装置及びそのプログラム |
JP5196429B2 (ja) * | 2008-08-25 | 2013-05-15 | 国立大学法人横浜国立大学 | 断面レイアウト計算装置、断面レイアウト計算方法、及び、断面レイアウト計算プログラム |
-
2009
- 2009-03-31 JP JP2009087465A patent/JP5203280B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010238115A (ja) | 2010-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4285486B2 (ja) | ケーブルの形状状態測定方法、及びこれに用いるケーブルの形状状態測定システム、ケーブルの形状状態測定プログラム、ケーブル状態評価方法 | |
JP5203280B2 (ja) | 解析モデル初期形状生成方法及びプログラム | |
CN110362898B (zh) | 用于单根造纸纤维特性及动态形变过程的计算机模拟方法 | |
JP5764362B2 (ja) | 布線設計方法、布線シミュレーション装置及びプログラム | |
US8005650B2 (en) | Enhanced flattening for cable and wiring harnesses in computer-aided design drawings | |
JP2008234039A (ja) | 長尺柔構造物のシミュレーションシステム、シミュレーション方法、プログラム及び情報記録媒体 | |
JP6353290B2 (ja) | 高分子材料モデル作成方法 | |
JP6373030B2 (ja) | ワイヤハーネスの配索経路評価方法、そのシステム、及びそのプログラム | |
JP5906875B2 (ja) | ケーブル屈曲疲労寿命予測方法、及びケーブル屈曲疲労寿命予測装置 | |
JP2009250838A (ja) | き裂進展解析方法 | |
Lim et al. | Shape estimation of a bent and twisted cylinder using strain from a sensor array in triple helices | |
JP5275878B2 (ja) | 解析初期形状空間配置方法及びプログラム | |
JP4928528B2 (ja) | ワイヤーハーネスの可動経路解析システム | |
JP6686403B2 (ja) | ケーブル形状予測方法及び装置 | |
Loghin et al. | Augmenting generic fatigue crack growth models using 3D finite element simulations and Gaussian process modeling | |
JP5226339B2 (ja) | タイヤコードの解析モデル作成方法、装置、及びプログラム | |
JP4933924B2 (ja) | タイヤコードの解析モデル作成方法、装置、及びプログラム | |
KR101369869B1 (ko) | Pgb 스트레인 센서를 이용한 피탐지체의 3차원 위치추정방법 | |
JP6127452B2 (ja) | 線材束の束ね径計算方法および装置 | |
JP2011150498A (ja) | 布線設計方法、布線シミュレーション装置及びプログラム | |
JP2007198838A (ja) | 破壊確率算出方法 | |
CN115048694B (zh) | 输电塔体系振型聚类方法、装置以及计算机设备 | |
Khromov et al. | Simulation of a steel wire straightening taking into account nonlinear hardening of material | |
JP5919949B2 (ja) | ケーブル解析システム、ケーブル解析方法及びコンピュータプログラム | |
JP4981492B2 (ja) | 製品信頼性解析装置、製品信頼性解析方法及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20101109 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20101109 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110601 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120615 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120813 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130125 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130213 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5203280 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |