JP6686403B2 - ケーブル形状予測方法及び装置 - Google Patents
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本装置1は、例えば、図2(a)に示す構成のケーブル100や、図2(b)に示す構成のケーブル110を解析対象とする。図2(a)に示すケーブル100は、撚られた複数(7本)の導体線101と、複数の導体線101を被覆する絶縁体102と、絶縁体102の外周に設けられたシールド103と、シールド103の外周に設けられたシース104とを備える単芯ケーブルである。ここで、絶縁体102、シールド103、シース104は、複数の導体線101を被覆する被覆部材の一例である。
解析モデル作成部51は、図2(a)又は図2(b)に示すケーブル100,110に対し、ケーブル100,110のうち導体線101,111以外の部分(被覆部材)を模した均質な物質からな均質体に関するデータ、及び導体線101,111を模した螺旋トラスに関するデータを入力部2を介して受け付ける。解析モデル作成部51は、受け付けた均質体に関するデータ及び螺旋トラスに関するデータに基づいて初期状態の三次元形状の解析モデルを作成する。
ケーブル形状予測部52は、配索時のケーブルの両端部の位置及び向きの情報を入力部2を介して受け付ける。また、ケーブル形状予測部52は、受け付けた位置及び向きの情報に基づいて、解析モデルのケーブル部(後述する図3(b)及び図4に示すケーブル部13)の三次元形状を有限要素法解析プログラム41を用いて予測する。
Δu=−aE2+bE ・・・(1)
ただし、a及びbは係数、Eは螺旋トラスの縦弾性係数(ヤング率)を表す。
次に、ケーブル形状予測装置1によるケーブル形状予測方法の具体例について、図3〜図6を参照して説明する。図3〜図6は、本実施の形態に係るケーブル形状予測方法を説明するための説明図である。なお、ここでは図2(a)に示すケーブル100を解析対象として説明する。
データ処理部5の解析モデル作成部51は、入力部2から入力された均質体11に関するデータ、例えば、直径、長さ、縦弾性係数を受け付ける。解析モデル作成部51は、受け付けたデータに基づいて、図3(a)に示す均質体11を作成する。
ケーブル形状予測部52は、入力部2から入力されたケーブルの両端部14A,14Bの位置及び向きの情報を受け付ける。ケーブルの両端部14A,14Bの位置は、例えば中心位置の3次元直交座標で表される。ケーブルの端部14A,14Bの向きは、例えば中心位置における3次元極座標で表される。ケーブル形状予測部52は、受け付けた両端部14A、14Bの位置及び向きの情報に基づいて、解析モデル作成部51によって作成された解析モデル10の変形形状を予測する。
Δu=−aE2+bE ・・・(1)
ただし、a,bは係数、Eは螺旋トラスの縦弾性係数(ヤング率)を表す。
次に、図5に示すように、実際のケーブル100の両端部105A,105B間の形状の面外変形量を測定する。ケーブル形状予測部52は、予測した形状の面外変形量と実測した面外変形量との差を求め、その差が一定値を超えているときは、解析モデル10又はテーブル42を修正する。なお、この工程は精度が安定していれば省いてもよい。
次に、ケーブル13の一方又は両方の端部が移動する場合には、その移動する一方又は両方の端部14A,14Bを移動させたときのケーブルの形状、例えば面外変形量を予測する。図6は、端部14Bが移動する場合を示している。
Δu=−0.0502E2+0.655E
となる。
本実施の形態によれば、均質体に導体線を模した螺旋トラスを配置することにより、螺旋トラスを付加しない均質体のみの解析モデルによる方法では誤差がケーブルの直径の2.5倍であったのに対し、解析誤差をケーブルの直径の1倍以下にすることが可能になる。すなわち、ケーブルを均質な物質からなる均質体のみでモデル化した場合に比較して、配索時のケーブルの形状をより正確に予測することができる。また、予測したケーブルの配索形状に基づいて、周辺機器とのクリアランス寸法の予測や周辺機器との干渉の有無、あるいは屈曲耐久性(寿命)を正確に予測することが可能になる。
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
Δu=−aE2+bE ・・・(1)
ただし、a及びbは係数、Eは前記螺旋トラスの縦弾性係数を表す。
Δu=−aE2+bE ・・・(1)
ただし、a及びbは係数、Eは前記螺旋トラスの縦弾性係数を表す。
2…入力部
10…解析モデル
100,110…ケーブル
101,111…導体線
11…均質体
12…螺旋トラス
14A,14B…端部
41…有限要素法解析プログラム
52…ケーブル形状予測部
Claims (4)
- ケーブル形状予測装置が、撚られた複数の導体線を含むケーブルの配索時の三次元形状を予測する方法であって、
前記ケーブル形状予測装置の入力部が、前記ケーブルの前記複数の導体線以外の部分を模した均質な物質からなる均質体に関するデータ、及び前記導体線を模した螺旋トラスに関するデータを受け付ける工程と、
前記ケーブル形状予測装置の解析モデル作成部が、前記均質体及び前記螺旋トラスに関するデータに基づいて前記均質体に複数の前記螺旋トラスを埋め込んだ解析モデルを作成する工程と、
前記ケーブル形状予測装置の入力部が、前記ケーブルの配索時の前記解析モデルの両端部の位置及び向きの情報を受け付ける工程と、
前記ケーブル形状予測装置のケーブル形状予測部が、有限要素法解析プログラムを実行することにより、前記位置及び前記向きの情報に基づいて前記解析モデルの三次元形状を予測する工程と、
を含むケーブル形状予測方法。 - 前記三次元形状を予測する工程は、前記解析モデルの最大の面外変形量Δuを、次の式(1)から求めるものである、
請求項1に記載のケーブル形状予測方法。
Δu=−aE2+bE ・・・(1)
ただし、a及びbは係数、Eは前記螺旋トラスの縦弾性係数を表す。 - 撚られた複数の導体線を含むケーブルの配索時の三次元形状を予測するケーブル形状予測装置であって、
前記ケーブルの前記複数の導体線以外の部分を模した均質な物質からなる均質体に関するデータ、及び前記導体線を模した螺旋トラスに関するデータを入力する入力部と、
前記均質体及び前記螺旋トラスに関するデータに基づいて前記均質体に複数の前記螺旋トラスを埋め込んだ解析モデルを作成する解析モデル作成部と、
有限要素法解析プログラムを実行することにより、前記入力部に入力された前記ケーブルの配索時の前記解析モデルの両端部の位置及び向きの情報に基づいて前記解析モデルの三次元形状を予測するケーブル形状予測部と、
を備えたケーブル形状予測装置。 - 前記ケーブル形状予測部は、前記解析モデルの最大の面外変形量Δuを、次の式(1)から求めるものである、
請求項3に記載のケーブル形状予測装置。
Δu=−aE2+bE ・・・(1)
ただし、a及びbは係数、Eは前記螺旋トラスの縦弾性係数を表す。
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