JP5203274B2 - 電線と端子の接続部および接続方法 - Google Patents
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Description
即ち、イオン化傾向の大きい金属を、イオン化傾向の小さい金属に接触させておくことにより、イオン化傾向の大きい金属が犠牲的に腐蝕し、イオン化傾向の小さい金属の腐蝕を抑制する、即ち、イオン化傾向の大きい金属が先に腐蝕して電子を放出して、イオン化傾向の小さい金属に電子を供給し、イオン化傾向の小さい金属の電子放出を妨げることによって防食効果が得られる。
前記端子の一部および露出した前記電線導体部を包むように、前記電線導体部および前記端子よりも卑な金属材からなる円筒状物を装着し、
前記端子の前記一部、前記露出した電線導体部および前記円筒状物を相互に接触した状態で機械的にかしめて圧着させて形成する、電線と端子の接続方法である。
前記電線導体部と異種金属である端子の一方の端部に、前記電線導体部および前記端子よりも卑な金属材である前記円筒状物を装着した前記電線導体部を装着し、
前記端子の前記一部、前記電線導体部および前記円筒状物を機械的にかしめて圧着させて形成する、電線と端子の接続方法である。
前記電線導体部を覆うように、前記端子の一部を機械的にかしめて、前記電線導体部と前記端子とを圧着し、
前記電線導体部を覆うように圧着した前記端子の外周面に、前記電線導体部および前記端子よりも卑な金属からなる犠牲電極部材を取り付けて形成する、電線と端子の接続方法である。
前記電線導体部の外表面を包むように圧着された金属部材と、
その内部に前記電線導体部が包まれた前記金属部材の一部を覆うように機械的にかしめて圧着された、前記電線と異種金属の端子とを備え、前記金属部材が前記電線および前記端子よりも卑な金属である、電線と端子の接続部である。
前記電線導体部を覆うように圧着した前記端子の外周面に取り付けられた、前記電線導体部および前記端子よりも卑な金属部材からなる犠牲電極部材とを備えた電線と端子の接続部である。
この発明の電線と端子の接続方法の1つの態様は、電線の絶縁被覆部および露出した電線導体部を、前記電線導体部と異種金属である端子の一方の端部に装着し、前記端子の一部および露出した前記電線導体部を包むように、前記電線導体部および前記端子よりも卑な金属材からなる円筒状物を装着し、前記端子の前記一部、前記露出した電線導体部および前記円筒状物を相互に接触した状態で機械的にかしめて圧着させて形成する、電線と端子の接続方法である。
亜鉛または亜鉛合金>アルミニウムまたはアルミニウム合金>銅または銅合金
なお、腐蝕速度は、貴な金属と卑な金属の表面積の比率に大きく依存することが知られており、貴な金属の表面積の比率が高くなるほど、腐蝕速度が高くなる。従って表面積比:(貴な金属の表面積)/(卑な金属の表面積)を出きるだけ小さくすることによってより効果的に電線導体、端子の腐蝕を防止することができる。
この態様の電線と端子の接続部においても、アルミニウム電線導体部5、端子3、円筒状物8が相互に接触しているので、円筒状物8が犠牲的に腐蝕して、電線導体部5、端子3の腐蝕を防止することができる。
表面積比:
(貴な金属表面積)/(卑な金属表面積)=(端子材表面積)/(電線および亜鉛合金板材の表面積)
接触抵抗の変動は、同様に、初期値に対する変動率で示した。
上述した比較実験によって、この発明の電線と端子の接続部は、著しく優れた腐蝕防止効果があることが実証されている。
2 アルミニウム電線
3 端子
4 絶縁被覆部
5 アルミニウム電線導体部
6 第1圧着部
7 第2圧着部
8 円筒状物
9 端子本体
10、11 切り欠き部
13、14、15 犠牲材
16 コネクタ
Claims (13)
- 電線の絶縁被覆部および露出した電線導体部を、前記電線導体部と異種金属である端子の一方の端部に装着し、
前記端子の一部および露出した前記電線導体部を包むように、前記電線導体部および前記端子よりも卑な金属材からなる円筒状物を装着し、
前記端子の前記一部、前記露出した電線導体部および前記円筒状物を相互に接触した状態で機械的にかしめて圧着させて形成する、電線と端子の接続方法。 - 前記円筒状物は、前記端子に対応する側面の一部に開口部を備え、前記円筒状物の長さは、前記端子内に装着される前記電線導体部の長さ以上である、請求項1に記載の電線と端子の接続方法。
- 絶縁被覆部および露出した電線導体部からなる電線の前記電線導体部の外表面を包むように金属材からなる円筒状物を装着し、
前記電線導体部と異種金属である端子の一方の端部に、前記電線導体部および前記端子よりも卑な金属材である前記円筒状物を装着した前記電線導体部を装着し、
前記端子の前記一部、前記電線導体部および前記円筒状物を機械的にかしめて圧着させて形成する、電線と端子の接続方法。 - 前記円筒状物は、切り欠き部の無い円筒形状からなり、前記円筒状物の長さは、露出した前記電線導体部の長さ以上である、請求項3に記載の電線と端子の接続方法。
- 電線の絶縁被覆部および露出した電線導体部を、前記電線導体部と異種金属である端子の一方の端部に装着し、
前記電線導体部を覆うように、前記端子の一部を機械的にかしめて、前記電線導体部と前記端子とを圧着し、
前記電線導体部を覆うように圧着した前記端子の外周面に、前記電線導体部および前記端子よりも卑な金属からなる犠牲電極部材を取り付けて形成する、電線と端子の接続方法。 - 前記電線導体がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなり、前記端子が銅または銅合金からなり、前記円筒形状物が亜鉛または亜鉛合金からなっている、請求項1から5の何れか1項に記載の電線と端子の接続方法。
- 前記犠牲電極部材が単体または複数の部材からなり、前記電線導体部と前記端子の圧着部およびその近傍に取り付けられる、請求項5に記載の電線と端子の接続方法。
- 端子と、電線導体部および絶縁被覆部が前記端子に圧着されて接続された前記端子と異種金属の電線と、前記端子から露出した前記電線導体部および少なくとも前記端子の一部を覆うように圧着された、前記電線および前記端子よりも卑な金属部材を備えた、導体と端子の接続部。
- 前記金属部材は、前記端子に対応する側面の一部に開口部を備え、前記金属部材の長さは、前記端子内に装着される前記電線導体部の長さ以上である、請求項8に記載の電線と端子の接続部。
- 絶縁被覆部および露出した電線導体部からなる電線と、
前記電線導体部の外表面を包むように圧着された金属部材と、
その内部に前記電線導体部が包まれた前記金属部材の一部を覆うように機械的にかしめて圧着された、前記電線と異種金属の端子とを備え、前記金属部材が前記電線および前記端子よりも卑な金属である、電線と端子の接続部。 - 前記金属部材は、切り欠き部が無く、前記金属部材の長さは、露出した前記電線導体部の長さ以上である、請求項8に記載の電線と端子の接続部。
- 端子と、
電線導体部および絶縁被覆部が前記端子に圧着されて接続された前記端子と異種金属の電線と、
前記電線導体部を覆うように圧着した前記端子の外周面に取り付けられた、前記電線導体部および前記端子よりも卑な金属部材からなる犠牲電極部材とを備えた電線と端子の接続部。 - 前記電線導体がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなり、前記端子が銅または銅合金からなり、前記円筒形状物が亜鉛または亜鉛合金からなっている、請求項8から12の何れか1項に記載の電線と端子の接続部。
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