JP5202895B2 - 歯磨き組成物 - Google Patents

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本発明は、エリスリトールを含有する歯磨き組成物に関する。
歯を磨く目的は、口腔内を清潔にし、清涼感を得ることにある。清涼感を向上させる手段としては、従来メントールに代表される香料成分や、エタノール等の溶剤成分を添加することが行われてきた。しかし、これらの成分は、配合量を増やすと口腔内への刺激が強くなり、また泡立ちが抑制されるため、磨いたときの使用感を損ねるという問題が生じる。そこで、最近では、口腔内の清潔と、清涼感との両方の効果を有する面から、エリスリトールやキシリトール等の特定の糖アルコールが使用されている(例えば、特許文献1、2)。特に、特定の糖アルコールは、歯垢形成や口腔バイオフィルムの形成過程において細菌の付着や凝集などを抑制したり、形成後の口腔バイオフィルムを除去しやすくし、齲蝕等の口腔疾患の予防に有効であることが知られている(例えば、特許文献3、4)。
しかし、糖アルコールは、溶解性の点から、組み合わせる種類や含有量により結晶が析出する可能性がある。特に、エリスリトール等の溶解性の低い糖アルコールを、粒状や粉末状、また高濃度で使用する際には温度変化によって溶解と再結晶が繰り返され結晶が大きくなったり、結晶形が変わる(晶癖)可能性がある。さらに、高濃度の糖アルコールに対して、添加する水分を少量にすると結晶析出は抑えられる反面、粘結剤が溶解せず、水や他の液体成分が分離しやすくなり、保存安定性を損なう問題が生じる。
そこで、高濃度の糖アルコールを安定に配合するために、特にキシリトールに関しては、キシリトール以外の糖アルコールとポリエチレングリコールを併用し、再結晶化を抑制する方法が検討されている(特許文献5)。
しかしながら、当該手段はキシリトールに比べて溶解性の低いエリスリトールを、微粉状で高濃度含有する歯磨きにおいて結晶抑制の十分な効果が得られなかった。
特開2000−191483号公報 特開2005−281306号公報 特開2005−8579号公報 特開2005−29484号公報 特開平11−209253号公報
本発明の目的は、高い清涼感を有しつつ、保存安定性に優れたエリスリトール含有歯磨き剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、エリスリトールを多量含有する歯磨き組成物において、過飽和状態の粒状エリスリトールに対しグリセリン及び/又はマルチトールを一定量組み合わせて配合することにより、エリスリトールの結晶成長の抑制効果に優れ、保存安定性の良好な歯磨き剤組成物が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(C)を含有する歯磨き組成物を提供するものである。
(A)平均粒子径が200μm以下のエリスリトール 25〜55質量%
(B)水 15〜35質量%
(C)グリセリン及び/又はマルチトールを(A)エリスリトールに対し質量比で0.25〜0.8。
また、本発明は、次の成分(A)〜(C)を配合して得られる歯磨き組成物である。
(A)平均粒子径が200μm以下のエリスリトール 30〜60質量%
(B)水 15〜35質量%
(C)グリセリン及び/又はマルチトールを(A)エリスリトールに対し質量比で0.25〜0.8。
本発明の歯磨剤組成物は、高い清涼感を有し、保存安定性及びエリスリトールの結晶成長の抑制効果に優れている。
本発明の歯磨き組成物は、平均粒子径が200μm以下のエリスリトール(成分(A))を含有することを特徴とする。エリスリトールの粒子径は、良好な清涼感、冷涼感を得る点から平均粒子径200μm以下であるが、口の中で冷涼感が持続するという観点から、30〜200μmが好ましく、特に好ましくは30〜150μmであり、さらに好ましくは30〜100μmである。
なお、エリスリトールの粒子径は以下のように測定される。
篩:JIS標準篩 φ75mm
目開き:上段より、それぞれ500μm、355μm、250μm、180μm、125μm、90μm及び45μmの目開きを有する篩の下に受器を有する。
振盪機:ミクロ型電磁振動機M−2型(筒井理化学器機(株))
方法:試料15gを500μm篩上に載せ、電磁振動機にて5分間分級する。篩下率(積算量)を正規確立紙にプロットし、50%に対応する値を平均粒子径とする。
通常入手可能なエリスリトールは、ブドウ糖を発酵させた後、再結晶して得られる結晶状のエリスリトールであり、その粒子径は本発明品のものよりも大きい。従って、本発明の歯磨き組成物には入手したエリスリトールを粉砕して粒子径を調整したものを使用することが好ましい。
エリスリトールの粉砕には、ローラミル、ハンマーミル、高速度粉砕機、パルベライザーなどを使用するのが一般的であるが、粒度の調整が簡便で、かつ、生産効率にも優れる高速度粉砕機、ハンマーミルによる粉砕が好ましい。
また、エリスリトールの構造としては、L−エリスリトール、D−エリスリトール、meso−エリスリトールの3種の異性体が存在するが、本発明はこれらいずれの構造のものであってもよい。結晶状のエリスリトールは、市販品としては、日研化成(株)、三菱化学フーズ(株)、カーギル社等のものが入手可能である。
本発明の歯磨き組成物中の平均粒子径200μm以下のエリスリトール含有量は、保存安定性及びより高い清涼感を得る観点から25〜55質量%であり、好ましくは30〜55質量%、より好ましくは35〜50質量%である。エリスリトール含有量が25質量%未満では十分な清涼感が得られず、55質量%を超えると組成物中の粉体成分量の割合が多くなるために、製造後徐々に固くなるという問題が生じる。また、歯磨き組成物への平均粒子径200μm以下のエリスリトールの配合量は30〜60質量%が好ましく、35〜60質量%がより好ましく、特に35〜55質量%が好ましい。組成物のコストを考慮すると、組成物に配合するエリスリトール量は60質量%以下にするのが好ましい。
本発明の歯磨き組成物は、水(成分B)を15〜35質量%含むものであるが、保存安定性及びより高い清涼感を得る観点から、好ましくは15〜30質量%、特に好ましくは18〜25質量%含有する。水含有量が15質量%未満では、粘結剤を溶解し難く安定性が低下する傾向となる。一方、35質量%を超えるとエリスリトールの溶解量も増加してしまうため、歯磨き組成物中のエリスリトールを過飽和状態に存在させ、十分な清涼感が得ることが難しくなる。
本発明の歯磨き組成物は、成分(C)グリセリン及び/又はマルチトール(以下、グリセリン等とする)を成分(A)エリスリトールに対し質量比(C/A)で0.25〜0.8含むものである。この比率でグリセリン等を併用することにより、過飽和状態のエリスリトール粒子は、保存中でも歯磨き組成物中に粉末状態で安定に分散した状態で存在し、十分な清涼感を保つことができる。特に、保存状態の変化で生じる得る若干の溶解、再結晶によっても、エリスリトール粉末(結晶)の形状が大きくなることを抑制することができる。エリスリトールの結晶晶癖を抑制し、適度な粉末状態で安定に存在させるための、グリセリン等とエリスリトールの質量比(C/A)は、好ましく0.3〜0.8であり、特に好ましくは0.4〜0.8である。エリスリトールの量が多い(質量比(C/A)が0.25未満)場合には、エリスリトールの結晶が大きく成長し、場合によってはその形状が棒状に成長する可能性がある。また、グリセリン等が多い(質量比(C/A)が0.8以上)場合には、苦味や甘味等の香味が強くなり過ぎたり、さらに組成物の粘性が高くなって清涼感が損なわれてしまい、使用感を著しく低下させる傾向となる。
本発明において、グリセリン及びマルチトールはそれぞれ単独で、もしくは併用するが、グリセリンは特に結晶晶癖の制御の点で有効であり、マルチトールは結晶析出抑制及び味の点から有効である。特に、結晶晶癖制御と析出抑制、及び味の点で両者を併用することが好ましい。グリセリンとマルチトールを併用する場合には、グリセリン:マルチトールの質量比で10:1〜1:10であることが好ましく、さらに4:1〜1:8、特に2:1〜1:5であることが好ましい。
さらに、成分(C)グリセリン等の含有量は、本発明歯磨き組成物中に、グリセリンとマルチトールとの総含有量として好ましくは10〜45質量%であり、さらに好ましくは12〜45質量%、特に好ましくは15〜40質量%である。
本発明の歯磨き組成物は、さらに成分(D)粘結剤を含むことができる。粘結剤としては、歯磨剤に使用可能なものが含まれ、具体的にはアルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ペクチン、トラガントガム、アラビアガム、グアーガム、カラヤガム、ローカストビーンガム、ジェランガム、タマリンドガム、サイリウムシードガム、ポリビニルアルコール、コンドロイチン硫酸ナトリウム及びメトキシエチレン無水マレイン酸共重合体等からなる群より選ばれる1種又は2種以上を含むことができる。このうち、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウムが好ましい。特に、保形性や糸引き性、及び使用感の面から2種以上、さらには3種以上を使用することが好ましい。
粘結剤の含有量は、高い清涼感、保存安定性に加え、保形性、糸引き性などの使用感の点から、本発明歯磨き組成物中に0.6〜3.0質量%が好ましく、さらに0.8〜2.5質量%、特に0.8〜2.0質量%が好ましい。
上記の粘結剤のうち、アルギン酸ナトリウムとしては、(株)キミカ、大日本製薬社等から市販され、容易に入手可能な分子内マニュロン酸/グルロン酸(M/G比)が0.5〜2.5のものが好ましい。カルボキシメチルセルロースナトリウムは、エーテル化度が0.6〜2.5のものが好ましいが、エーテル化度が0.8〜1.5のものがより好ましい。市販品としては、ダイセル化学、第一工業製薬社等から入手可能なものがある。カラギーナンは、カッパ型、ラムダ型、イオタ型の3種の異性体のいずれを用いても良く、ケルコ、MRCポリサッカライド、太陽化学社等から市販され、容易に入手可能なものを使用できるが、イオタ型、ラムダ型がより好ましい。キサンタンガムは、太陽化学、ケルコ、大日本製薬等から市販され、容易に入手可能なものを使用できるが、カルボシキメチルセルロースと併用する場合は、キサンタンガム中に少量混入しているセルラーゼを除去した、セルラーゼ活性の低いキサンタンガムを使用するのが好ましい。また、吸油量が200〜400mL/gの増粘性シリカも使用できる。
本発明の歯磨き組成物には、前記成分の他、例えば発泡剤、発泡助剤、研磨剤、甘味剤、香料、pH調整剤、薬効成分、酵素、保存料、殺菌剤、顔料、色素等を適宜含有させることができる。
研磨剤としては、含水シリカ、無水シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カルシウム・2水和物及び無水和物、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、酢酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼオライト、さらに合成樹脂系研磨剤等が好適に用いられる。研磨剤の含有量は、好ましくは1〜20質量%である。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、アスパルテーム、ソーマチン、アセスルファムカリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ペリラルチン等が挙げられる。
香料としては、l−メントール、カルボン、アネトール、オイゲノール、リモネン、ペパーミント油、スペアミント油、オシメン、n−アミルアルコール、シトロネロール、α−テルピネオール、サリチル酸メチル、メチルアセテート、シトロネオールアセテート、シネオール、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、チモール、レモン油、オレンジ油、セージ油、ローズマリー油、桂皮油、ピメント油、シソ油、丁子油、ユーカリ油等が挙げられる。
また、その他の各種有効成分としては、フッ化ナトリウム等のフッ素供給化合物、正リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性リン酸化合物、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ヒノキチオール、塩化リゾチーム、グリチルリチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、酢酸dl−トコフェロール、アズレン、グリチルレチン酸、銅クロロフィリンナトリウム、グルコン酸銅等の銅化合物、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、アミラーゼ、メトキシエチレン、無水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコレステリン、ジヒドロコレステロール、クエン酸亜鉛、トウキ、オウバク、チョウジ、ローズマリー、オウゴン、ベニバナ等の抽出物、α−ビサボロール、クロルヘキシジン塩類、トリクロサン、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、トリクロロカルバニリド等が挙げられる
本発明歯磨き組成物の25℃における粘度(ヘリパス型粘度計、ロータC、2.5rpm、1分間)は、1500〜5000dPa・s、特に2000〜4500dPa・s、さらに2500〜4000dPa・sが好ましい。
本発明の歯磨き組成物は、十分な清涼感を得る観点から、エリスリトールが粉末の状態で分散しているのが望ましい。そのためには、エリスリトールは製造の最終工程に、粉体のままで投入することが好ましい。このような製造方法を用いることで、エリスリトールは水にほとんど溶解せずに、歯磨き組成物中に粉末の状態で存在させることが可能となる。具体的には、例えば、精製水、湿潤剤、粘結剤、保存料、甘味剤及び薬効成分等を、一定の製造条件に従って混合し、粘結剤を十分に膨潤させ、さらに、研磨剤及び発泡剤、香料を加えて混合し、最後に粉末状のエリスリトールを加えて脱泡混合し、本発明歯磨き組成物を製造できる。
表1に示す歯磨剤を以下の手順で調製し、歯磨きチューブに充填し、エリスリトールの結晶状態の評価、清涼感の評価、保存安定性、味の評価、さらに粘度の測定を行った。結果をあわせて表1に示す。
(製造手順)
表1の組成で、水に、研磨性シリカ、ラウリル硫酸ナトリウム、香料、エリスリトール以外の成分を混合して粘結剤を十分に膨潤させた後、研磨性シリカ、ラウリル硫酸ナトリウム、香料を加え、最後にエリスリトールを加えて脱泡混合して歯磨剤組成物とした。
〔エリスリトールの結晶状態の評価〕
表1に示す歯磨き組成物を、保存用の歯磨きチューブに詰め、50℃/24hと5℃/24hのサイクル試験機で7日間保存した。その後、チューブを切り開いて、エリスリトールの結晶状態を目視にて次の基準で評価した。
◎:保存前のものと比べて結晶状態に変化がない
○:保存前のものと比べて結晶状態にやや変化が見られる
×:保存前のものと比べて明らかな変化が見られる
〔清涼感の評価〕
被験者10名(男性5名、女性5名)が、歯ブラシに歯磨き組成物1gをとり、約2分間自由にブラッシングした。比較例1を基準歯磨きとし、口をすすいだ後のサッパリ感の強さ(清涼感)を、3段階で評価し、平均した。
3:基準歯磨きとサッパリ感が同程度
2:基準歯磨きよりサッパリ感がやや弱い
1:基準歯磨きよりも明らかにサッパリ感が弱い
〔保存安定性の評価〕
表1に示す歯磨き組成物を、保存用の歯磨きチューブに詰め、5℃、室温、40℃で3ヶ月間保存した。その後、チューブを切り開いて、歯磨きから液体成分が分離しているか否か次の基準で評価した。
◎:液体の分離が全く見られない
○:液体の分離がわずかに見られる
×:明らかに液体の分離が見られる
〔味の評価〕
被験者10名(男性5名、女性5名)が、歯ブラシに歯磨き組成物1gをとり、約2分間自由にブラッシングした後、味を3段階で評価し、平均した。
3:味が良い
2:後味がやや苦い
1:後味が苦く味が悪い
〔粘度測定〕
表1に示す歯磨き組成物を、粘度測定用の容器に詰め、25℃の恒温器で24時間保存した後、ヘリパス型粘度計を用いて、ロータC、2.5rpm、1分間の条件で粘度を測定した。
表1から明らかなように、本発明の歯磨き組成物は、清涼感や味が良好で、保存安定性に優れ、エリスリトールの結晶成長を抑制できている。これに対し、グリセリン等を含まない、又はエリスリトールに対する配合量が少ない場合(比較例1、2)はエリスリトールの結晶成長を抑制できなかった。また、エリスリトールの粒子径が大きい場合(比較例3)は清涼感が弱く、ポリエチレングリコールでは(比較例4)、エリスリトールの結晶成長を抑制できなかった。さらに、水分量が少ない場合(比較例3、5)は、保存安定性が悪かった。

Claims (6)

  1. 次の成分(A)〜(D)を含有する歯磨き組成物。
    (A)平均粒子径が200μm以下のエリスリトール 25〜55質量%
    (B)水 15〜35質量%
    (C)グリセリン及び/又はマルチトールを(A)エリスリトールに対し質量比で0.25〜0.8
    (D)アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン及びキサンタンガムからなる群より選ばれる1種又は2種以上の粘結剤 0.8〜3質量%
  2. 成分(C)の含有量が10〜45質量%である請求項1記載の歯磨き組成物。
  3. グリセリンとマルチトールとを質量比で10:1〜1:10を含む請求項1又は2記載の歯磨き組成物。
  4. 歯磨剤組成物の25℃における粘度が、1500〜5000dPa・sである請求項1〜のいずれか1項記載の歯磨き組成物。
  5. 次の成分(A)〜(D)を配合して得られる歯磨き組成物。
    (A)平均粒子径が200μm以下のエリスリトール 30〜60質量%
    (B)水 15〜35質量%
    (C)グリセリン及び/又はマルチトールを(A)エリスリトールに対し質量比で0.25〜0.8
    (D)アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン及びキサンタンガムからなる群より選ばれる1種又は2種以上の粘結剤 0.8〜3質量%
  6. 水とグリセリン及び/又はマルチトールとを混合した後、最後にエリスリトールを添加する請求項1〜のいずれか1項記載の歯磨き組成物の製造方法。
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