JP5202293B2 - モータ駆動装置及びモータ装置 - Google Patents
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Description
これにより、交流電圧が遮断されている場合は、インバータに供給された直流電圧を平滑化するコンデンサがモータの回生電力によって充電される場合であっても、コンデンサからインバータへ通電されることがなく、モータが駆動されることもない。このため、モータの駆動及び減速が繰り返されることを防止する。
これにより、第3電圧値及び所定の時間を適当に選択したときは、インバータへの通電を停止させた後にモータからの回生電力でコンデンサが充電された場合であっても、インバータへ通電されないようにすることができる。
これにより、永久磁石モータを停止させる場合に、モータが繰り返し駆動及び減速されることが防止され、減速歯車装置による回転の減速伝達が円滑に行われる。このため、歯車を用いた減速装置を介して慣性体を回転させているモータの回転を停止させる場合、歯車の歯打ち音及び振動が低減され、歯車の損耗が抑制されて長寿命化に貢献する。
これにより、交流電圧が遮断されている場合は、インバータに供給された直流電圧を平滑化するコンデンサがモータの回生電力によって充電される場合であっても、コンデンサからインバータへ通電されることがなく、モータが駆動されることもない。従って、モータを停止させる場合にモータの駆動及び減速が繰り返されることを防止することが可能となる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るモータ装置の概略構成を示すブロック図であり、図2は、モータ装置の接続を示す回路図である。図中200は、モータ駆動装置であり、モータ駆動装置200は、外部の開閉器300を介して交流電源400から与えられた交流電圧を整流する整流器1と、該整流器1が整流し平滑コンデンサ2が平滑化した直流電圧(P−N間電圧Ea)を交流電圧に変換してモータ101を駆動するインバータ4とを備える。モータ101は、ブラシレスDCモータであり、ロータに永久磁石を用いた永久磁石モータの一種である。
また、モータ駆動装置200及び減速器付モータ100がモータ装置を構成している。
CPU211には、更に、入出力ポート215,216と、インバータ4を構成する各トランジスタのゲートをオン/オフさせるゲート制御回路217とがバス接続されている。
交流電圧検出回路5は、整流器1に与えられる交流電圧を整流するダイオード51,52及び該ダイオード51,52で整流された直流電圧を分圧する抵抗器53,54を有し、抵抗器53及び54の接続点の検出電圧Ebが、入出力ポート216に与えられる。この検出電圧Ebの電圧値を取り込むことにより、交流電圧の供給の有無が検出されるようになっている。
尚、ダイオード51,52と、整流器1のダイオード13,14とで全波整流器を構成する。
図3は、交流電圧の供給が遮断された後にもインバータ4への通電を許容するモータ駆動装置200の動作を示す説明図であり、図4は、本発明の実施の形態1に係るモータ駆動装置200の動作を示す説明図である。図4では、交流電圧の供給が遮断された後は、インバータ4への通電を許容しない。図中縦軸は、上から夫々交流電圧の供給の有/無、P−N間電圧Eaの大きさ、インバータ4への通電(即ちモータ駆動)のオン/オフ(停止)、及び制御電源電圧Ecの大きさを表し、横軸は何れも時間(t)を表す。
時刻t0で開閉器300からモータ駆動装置200の整流器1に交流電圧の供給が開始された場合、整流器1を通じて平滑コンデンサ2が充電され、P−N間電圧Eaが上昇し始める。時刻t1でP−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E1まで上昇した場合、制御部電源20が制御部21へ供給する制御電源電圧Ecが立ち上がり始める。
図5及び図6は、モータ101のトルク−回転速度特性を例示したグラフである。図中縦軸は駆動トルク(正方向)又は制動トルク(負方向)の大きさを表し、横軸は回転速度の大きさを表す。一般的にDCモータでは、回転速度が増すに従って駆動トルクが直線的に低下することが示される。図6の詳細については後述する。
図3及び図6に戻って、時刻t10で整流器1に対する交流電圧の供給が遮断された場合、整流器1を通じた平滑コンデンサ2への充電は速やかに停止される。この場合、インバータ4への通電が依然としてオンされており、モータ101の駆動が継続されているため、P−N間電圧Eaは低下し始める。時刻t11でP−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E2まで低下したことをCPU211が検出した場合、CPU211は、ゲート制御回路217を介してインバータ4への通電をオフさせる。このときのモータ101の回転速度は、図6の点P11に対応する回転速度N11である。
時刻t10で整流器1に対する交流電圧の供給が遮断された場合、図3の場合と同様に、整流器1を通じた平滑コンデンサ2への充電は速やかに停止される。一方、CPU211は、交流電圧を整流・分圧した検出電圧Ebの低下を監視しており、該検出電圧Ebの電圧値が、交流電圧の電圧値に換算して60Vを下回る状態が100ms継続したときに、交流電圧の供給無しを検出するようにしてある。
その後、CPU211は、入出力ポート216を介して検出電圧Ebの電圧値を取り込み(ステップS22)、取り込んだ電圧値が所定の閾値Ethより小さいか否かを判定する(ステップS23)。本実施の形態1にあっては、前記閾値Ethの値は、整流器1に供給されている交流電圧の電圧値に換算して60Vとなるようにしているが、これに限定されるものではない。
このようにして、供給されている交流電圧の電圧値が、60Vを下回る状態が100ms継続したときに、交流電圧が供給されていないことが検出されるようになっている。
これにより、モータ駆動装置へ供給される電圧が遮断されている場合は、P−N間電圧Eaを平滑化する平滑コンデンサがモータの回生電力によって充電される場合であっても、インバータへ通電されることがなく、モータが駆動されることもない。従って、永久磁石モータを停止させる場合に、モータの駆動及び減速が繰り返されることを防止することが可能となる。
従って、本発明に係るモータ駆動装置の供給電圧を交流とすることが可能となる。
従って、電圧値が60Vより小さくなる瞬間停電の継続時間が100msより短いときは、瞬時停電の前後を通じてインバータへ通電させ続けることが可能となる。
従って、減速歯車装置を介して慣性体回転させているモータの回転を停止させる場合、歯車の歯打ち音及び振動が低減され、歯車の損耗が抑制されて長寿命化に貢献することが可能となる。
実施の形態1は、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E3より大きいか否かを1回で判定する形態であるのに対し、実施の形態2は、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E3aを上回る状態が所定時間継続したときに、電圧値E3aより大きいと判定する形態である。また、実施の形態1と2とでは、フローチャートにおいて、交流電圧が供給されているか否かを判定するステップとインバータ4への通電をオンさせるステップとの実行順序を逆転させている。
その後、モータ101を駆動する電圧を徐々に上昇させる点については、図3と同様であるため、その説明を省略する。
尚、電圧値E3aは、実施の形態1における電圧値E3と同一であっても異なっていてもよいが、電圧値E3より大きくしておくことが好ましい。
その後、CPU211は、入出力ポート215を介して検出電圧Edの電圧値を取り込み(ステップS42)、取り込んだ電圧値をP−N間電圧Eaの電圧値に換算して(ステップS43)、換算した電圧値が電圧値E3aより大きいか否かを判定する(ステップS44)。
このようにして、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E3aを上回る状態が所定時間継続したときに、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E3aより大きいと検出されるようになっている。
従って、インバータへの通電をオフさせた後にモータからの回生電力で平滑コンデンサが充電された場合であっても、インバータへ通電されないようにすることが可能となる。
2 平滑コンデンサ(直流電圧を平滑化するコンデンサ)
21 制御部
211 CPU(制御手段、検出手段、所定の電圧値より低いか否かを判定する手段、所定の電圧値より高いか否かを判定する手段)
212 ROM
213 RAM
214 タイマ(計時する手段)
3 直流電圧検出回路(コンデンサの電圧値を検出する手段)
4 インバータ
5 交流電圧検出回路(供給された電圧の電圧値を検出する手段、検出手段の一部)
100 減速器付モータ
101 モータ(永久磁石モータ)
102 減速歯車装置
200 モータ駆動装置
300 開閉器
400 交流電源
500 慣性体
Claims (5)
- 交流電圧を整流した直流電圧が供給されて永久磁石モータを駆動するインバータと、該インバータに供給された直流電圧を平滑化するコンデンサと、該コンデンサの電圧値を検出する第1検出手段と、該第1検出手段が検出した電圧値に基づいて前記インバータへ通電させる制御手段とを備えるモータ駆動装置において、
前記交流電圧が供給されているか否かを検出する第2検出手段と、
前記第1検出手段が検出した電圧値が第1電圧値より大きいか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1検出手段が検出した電圧値が、第1電圧値以下である第2電圧値より小さいか否かを判定する第2判定手段とを備え、
前記第1判定手段が、第1電圧値より大きいと判定し、且つ、前記第2検出手段が、前記交流電圧が供給されていることを検出した場合、前記制御手段が前記インバータへの通電を開始させるようにしてあり、
前記第2判定手段が、第2電圧値より小さいと判定した場合、又は、前記第2検出手段が、前記交流電圧が供給されていないことを検出した場合、前記制御手段が前記インバータへの通電を停止させるようにしてあること
を特徴とするモータ駆動装置。 - 交流電圧を整流して前記インバータに直流電圧を供給する整流器を備えることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
- 前記交流電圧の電圧値を検出する手段と、
該手段が検出した電圧値が所定の電圧値より小さいか否かを判定する手段と、
該手段が小さいと判定する状態が継続する時間を計時する手段とを備え、
該手段が所定の時間を計時したときに、前記第2検出手段が、前記交流電圧が供給されていないことを検出するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ駆動装置。 - 前記インバータへの通電を停止させている場合、前記第1検出手段が検出した電圧値が、前記第2電圧値以上である第3電圧値より大きいか否かを判定する手段と、
該手段が大きいと判定する状態が継続する時間を計時する手段とを備え、
該手段が所定の時間を計時したときに、前記制御手段が前記インバータへ通電させるようにしてあること
を特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載のモータ駆動装置。 - 請求項1から4までの何れか1項に記載のモータ駆動装置と、
該モータ駆動装置で駆動される永久磁石モータと、
該永久磁石モータの回転を、駆動されるべき負荷へ減速して伝達する減速歯車装置と
を備えることを特徴とするモータ装置。
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