JP5202293B2 - モータ駆動装置及びモータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば慣性が大きい慣性体を回転させるモータをインバータで駆動するモータ駆動装置、及び該モータ駆動装置を備えるモータ装置に関する。
例えばフライホイール等の慣性体をモータで回転させる場合、慣性が大きいときは、モータを徐々に始動/停止させることが可能なインバータ方式でモータを駆動することが望まれる。また、慣性体が一定の回転速度に達した後は、モータには小さなトルクしか必要とされないため、低負荷時にも電源の利用効率が高い永久磁石モータを用いることが想定される。このような条件に合致するモータとして、例えば、ブラシレスDCモータが挙げられる。
ところで、慣性が大きい慣性体を回転させる用途では、例えば、遊星歯車又は平歯若しくは斜歯の歯車を組み合わせた減速装置によりモータの回転を減速伝達して利用されることが多い。歯車を用いた場合は、回転に伴う騒音及び損耗の問題がつきまとうが、如何にしてモータを円滑に回転させるかが歯車の騒音の低減及び長寿命化の鍵となる。
一方、慣性体を回転させているモータのモータ駆動装置への電圧の供給を遮断した場合、インバータの入力側に存在する平滑コンデンサの電圧がある程度低下するまで、インバータは平滑コンデンサから通電され続ける。平滑コンデンサの電圧が更に低下して所定の閾値を下回った場合、インバータへの通電が停止され、モータが駆動されなくなった後も、慣性体のフライホイール効果によってモータは回転を継続する。この場合、ブラシレスDCモータに代表される永久磁石モータを用いたときは、モータが発電機となって回生電力を発生させるため、前記平滑コンデンサは電圧が上昇する方向に充電され、遂にはインバータへの通電が再開されてモータが駆動されるようになる。その後は、慣性体の回転速度が低下するまで、モータの駆動が断続的に繰り返される。
上述したように、慣性体を回転させる永久磁石モータの駆動が断続された場合、モータは駆動に伴う加速と電力回生に伴う減速とを繰り返すため、慣性体を回転させるトルクが正/負両方向に小刻みに変化して慣性体の円滑な回転が損なわれる。これにより、例えば、モータと慣性体との間に歯車を有する減速歯車装置を介在させているときは、バックラッシュを有して噛合する歯車同士が歯打ち音と振動とを発生させ、歯車の損耗が進行して寿命が短縮される虞が大きい。
図12は、モータ側及び慣性体側の歯車が噛合する様子を具体的に示す説明図である。モータ側及び慣性体側の歯車が略等速度で回転している場合、図12(a)に示すように、各歯車は歯打ちを殆ど発生させることなく噛合している。その後、モータの回転速度を減速させた場合、図12(b)に示すように、慣性体側の歯車がモータ側の歯車に対して歯打ちを発生させる。また、モータの回転速度を加速させた場合、図12(c)に示すように、モータ側の歯車が慣性体側の歯車に対して歯打ちを発生させる。このように、電力回生に起因するモータの減速及び加速が、歯車の振動及び騒音を招く原因となる。
これに対し、特許文献1では、一旦停止させた鉄道車輌駆動制御装置の運転を走行中に再開させる場合、平滑コンデンサに充電されている電圧値が電力回生による誘起電圧の尖頭値よりも大きいときに限って、永久磁石モータとインバータとの接続を開閉する開閉器を投入する技術が開示されている。この技術により、平滑コンデンサが回生電力によって充電されることがなく、回転しているモータが減速されることもないため、モータがブレーキとなって鉄道車輌の乗客へ衝撃を与える現象が防止される。
特開2007−28852号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、永久磁石モータへの電圧の供給を遮断してモータを停止させる場合に、例えば、上述した開閉器を遮断するような措置を講じない限り、モータの加速と減速との繰り返しを防止することが困難であるという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、永久磁石モータを停止させる場合にインバータへ通電させないようにして、モータの駆動及び減速が繰り返されることを防止することが可能なモータ駆動装置、及び該モータ駆動装置を備えるモータ装置を提供することにある。
本発明に係るモータ駆動装置は、交流電圧を整流した直流電圧が供給されて永久磁石モータを駆動すインバータと、該インバータに供給された直流電圧を平滑化するコンデンサと、該コンデンサの電圧値を検出する第1検出手段と、該第1検出手段が検出した電圧値に基づいて前記インバータへ通電させる制御手段とを備えるモータ駆動装置において、前記交流電圧が供給されているか否かを検出する第2検出手段と、前記第1検出手段が検出した電圧値が第1電圧値より大きいか否かを判定する第1判定手段と、前記第1検出手段が検出した電圧値が、第1電圧値以下である第2電圧値より小さいか否かを判定する第2判定手段とを備え、前記第1判定手段が、第1電圧値より大きいと判定し、且つ、前記第2検出手段が、前記交流電圧が供給されていることを検出した場合、前記制御手段が前記インバータへの通電を開始させるようにしてあり、前記第2判定手段が、第2電圧値より小さいと判定した場合、又は、前記第2検出手段が、前記交流電圧が供給されていないことを検出した場合、前記制御手段が前記インバータへの通電を停止させるようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、インバータに供給された直流電圧を平滑化するコンデンサの電圧値が第1電圧値より大きく、且つ直流電圧の生成元である交流電圧が供給されている場合にインバータへの通電を開始させると共に、コンデンサの電圧値が第2電圧値より小さい場合又は交流電圧が供給されていないことを検出した場合インバータへの通電を停止させる。
これにより、交流電圧が遮断されている場合は、インバータに供給された直流電圧を平滑化するコンデンサがモータの回生電力によって充電される場合であっても、コンデンサからインバータへ通電されることがなく、モータが駆動されることもない。このため、モータの駆動及び減速が繰り返されることを防止する。
本発明に係るモータ駆動装置は、交流電圧を整流して前記インバータに直流電圧を供給する整流器を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、供給された交流電圧をコンバータ、ダイオード等の整流器が整流してインバータに直流電圧を供給するため、上述した発明に係るモータ駆動装置の供給電圧を交流とすることができる。
本発明に係るモータ駆動装置は、前記交流電圧の電圧値を検出する手段と、該手段が検出した電圧値が所定の電圧値より小さいか否かを判定する手段と、該手段が小さいと判定する状態が継続する時間を計時する手段とを備え、該手段が所定の時間を計時したときに、前記第2検出手段が、前記交流電圧が供給されていないことを検出するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、交流電圧の電圧値が所定の電圧値を下回る状態が所定の時間継続したときに交流電圧が供給されていないことを検出するため、交流電圧に瞬時停電が発生した場合であっても、瞬時停電の継続時間が所定の時間より短くなるように所定の電圧値及び所定の時間を定めたときは、瞬時停電の前後を通じてインバータへ通電させ続けることができる。
本発明に係るモータ駆動装置は、前記インバータへの通電を停止させている場合、前記第1検出手段が検出した電圧値が、前記第2電圧値以上である第3電圧値より大きいか否かを判定する手段と、該手段が大きいと判定する状態が継続する時間を計時する手段とを備え、該手段が所定の時間を計時したときに、前記制御手段が前記インバータへ通電させるようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、インバータへの通電を停止させている場合、平滑化するコンデンサの電圧値が、前記第2電圧値以上である第3電圧値を上回る状態が所定の時間継続したときにインバータへ通電させる。
これにより、第3電圧値及び所定の時間を適当に選択したときは、インバータへの通電を停止させた後にモータからの回生電力でコンデンサが充電された場合であっても、インバータへ通電されないようにすることができる。
本発明に係るモータ装置は、上述した発明の何れか1つに記載のモータ駆動装置と、該モータ駆動装置で駆動される永久磁石モータと、該永久磁石モータの回転を、駆動されるべき負荷へ伝達する減速歯車装置とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、上述した発明に係るモータ駆動装置で永久磁石モータを駆動し、該永久磁石モータの回転を減速歯車装置で減速して負荷へ伝達する。
これにより、永久磁石モータを停止させる場合に、モータが繰り返し駆動及び減速されることが防止され、減速歯車装置による回転の減速伝達が円滑に行われる。このため、歯車を用いた減速装置を介して慣性体を回転させているモータの回転を停止させる場合、歯車の歯打ち音及び振動が低減され、歯車の損耗が抑制されて長寿命化に貢献する。
本発明によれば、インバータに供給された直流電圧の生成元である交流電圧の供給が遮断されている場合、インバータへの通電を停止させる。
これにより、交流電圧が遮断されている場合は、インバータに供給された直流電圧を平滑化するコンデンサがモータの回生電力によって充電される場合であっても、コンデンサからインバータへ通電されることがなく、モータが駆動されることもない。従って、モータを停止させる場合にモータの駆動及び減速が繰り返されることを防止することが可能となる。
以下、本発明に係るモータ駆動装置を、ブラシレスDCモータが減速歯車装置を介して慣性体を回転させるモータ装置に適用した実施の形態について詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るモータ装置の概略構成を示すブロック図であり、図2は、モータ装置の接続を示す回路図である。図中200は、モータ駆動装置であり、モータ駆動装置200は、外部の開閉器300を介して交流電源400から与えられた交流電圧を整流する整流器1と、該整流器1が整流し平滑コンデンサ2が平滑化した直流電圧(P−N間電圧Ea)を交流電圧に変換してモータ101を駆動するインバータ4とを備える。モータ101は、ブラシレスDCモータであり、ロータに永久磁石を用いた永久磁石モータの一種である。
モータ駆動装置200は、また、P−N間電圧Eaを安定化して、インバータ4を制御する制御部21へ制御電源電圧Ecとして供給する制御部電源20と、整流器1に与えられた交流電圧を整流・分圧した検出電圧Ebを制御部21に与える交流電圧検出回路5とを備える。モータ101の図示しないロータは、慣性が大きい慣性体500にモータ101の回転を減速伝達する減速歯車装置102へ駆動トルクを伝達するようにしてあり、前記ロータの回転位置は、ロータ位置検出部103により検出されて制御部21に与えられる。
尚、本実施の形態1では、モータ101及び減速歯車装置102が一体化されており、ロータ位置検出部103を含めて所謂ギヤードモータと称される減速器付モータ100を構成する。減速歯車装置が備える歯車は斜歯の歯車であるが、平歯の歯車又は遊星歯車を用いて減速するようにしてもよい。
また、モータ駆動装置200及び減速器付モータ100がモータ装置を構成している。
整流器1は、ダイオード11のアノード及びダイオード13のカソードの接続点と、ダイオード12のアノード及びダイオード14のカソードの接続点とが、夫々開閉器300に接続された全波整流器である。ダイオード11,12のカソードが出力する直流電圧は、ダイオード13,14のアノードを接地電位として、点P−N間に接続された平滑コンデンサ2に与えられる。
制御部21の中枢となるのはCPU211であり、CPU211は、プログラム等の情報を記憶するROM212、一時的に発生した情報を記憶するRAM213、及び時間を計時するためのタイマ214と互いにバス接続されている。CPU211は、ROM212に予め格納されている制御プログラムに従って入出力、演算等の処理を実行する。
CPU211には、更に、入出力ポート215,216と、インバータ4を構成する各トランジスタのゲートをオン/オフさせるゲート制御回路217とがバス接続されている。
直流電圧検出回路3は、P−N間電圧Eaを分圧する抵抗器31,32からなり、抵抗器31,32の接続点の検出電圧Edが、入出力ポート215に与えられる。この検出電圧Edの電圧値を取り込むことにより、点P−N間電圧Eaの電圧値が検出されるようになっている。
交流電圧検出回路5は、整流器1に与えられる交流電圧を整流するダイオード51,52及び該ダイオード51,52で整流された直流電圧を分圧する抵抗器53,54を有し、抵抗器53及び54の接続点の検出電圧Ebが、入出力ポート216に与えられる。この検出電圧Ebの電圧値を取り込むことにより、交流電圧の供給の有無が検出されるようになっている。
尚、ダイオード51,52と、整流器1のダイオード13,14とで全波整流器を構成する。
インバータ4は、点P−N間に直列接続されたトランジスタQ1及びQ2の夫々にフリーホイールダイオードD1及びD2が並列に接続され、点P−N間に直列接続されたトランジスタQ3及びQ4の夫々にフリーホイールダイオードD3及びD4が並列に接続され、点P−N間に直列接続されたトランジスタQ5及びQ6の夫々にフリーホイールダイオードD5及びD6が並列に接続されている。トランジスタQ1及びQ2の接続点(即ちダイオードD1及びD2の接続点。以下同様)、トランジスタQ3及びQ4の接続点、及びトランジスタQ5及びQ6の接続点の夫々は、モータ101のスター結線された固定子コイル(図示せず)のU端子、V端子、及びW端子に接続されている。
ゲート制御回路217は、モータ101を駆動する電圧に対応する内部信号をパルス幅変調してPWM値指令信号を生成し、該PWM値指令信号と、ロータ位置検出部103から与えられたロータの回転位置とに基づいて、トランジスタQ1〜Q6のオン/オフをPWM制御するためのゲート信号を生成してトランジスタQ1〜Q6夫々のゲートに与える。これにより、モータ101の固定子コイルが回転磁界を発生し、永久磁石を有するロータが前記回転磁界から回転力を受けて回転する。モータ101のロータによる駆動トルクは、上述したPWM値指令信号に対応して増減制御されるようになっている。
次に、モータ駆動装置200の動作について、2つの図を対比させながら説明する。
図3は、交流電圧の供給が遮断された後にもインバータ4への通電を許容するモータ駆動装置200の動作を示す説明図であり、図4は、本発明の実施の形態1に係るモータ駆動装置200の動作を示す説明図である。図4では、交流電圧の供給が遮断された後は、インバータ4への通電を許容しない。図中縦軸は、上から夫々交流電圧の供給の有/無、P−N間電圧Eaの大きさ、インバータ4への通電(即ちモータ駆動)のオン/オフ(停止)、及び制御電源電圧Ecの大きさを表し、横軸は何れも時間(t)を表す。
交流電圧の供給を開始する場合、図3及び図4でモータ駆動装置200の動作に違いがないため、図3及び図2を用いて説明する。
時刻t0で開閉器300からモータ駆動装置200の整流器1に交流電圧の供給が開始された場合、整流器1を通じて平滑コンデンサ2が充電され、P−N間電圧Eaが上昇し始める。時刻t1でP−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E1まで上昇した場合、制御部電源20が制御部21へ供給する制御電源電圧Ecが立ち上がり始める。
時刻t2で制御電源電圧Ecの電圧値が電圧値E11まで上昇した場合、それまでオンされていた制御部21のパワーオンリセット信号がオフとなり、CPU211は初期化処理を開始する。その後、CPU211が検出電圧Edの電圧値を取り込んでP−N間電圧Eaの監視を続ける。時刻t3において、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E3まで上昇したことをCPU211が検出した場合、CPU211は、ゲート制御回路217を介してインバータ4への通電をオンさせる。これにより、モータ101が始動される。
ここで、慣性体500は非常に大きい慣性を有しており、慣性体500の回転速度を加速する際の衝撃を和らげるには、モータ101を駆動する電圧を徐々に上昇させることが好ましい。
図5及び図6は、モータ101のトルク−回転速度特性を例示したグラフである。図中縦軸は駆動トルク(正方向)又は制動トルク(負方向)の大きさを表し、横軸は回転速度の大きさを表す。一般的にDCモータでは、回転速度が増すに従って駆動トルクが直線的に低下することが示される。図6の詳細については後述する。
パラメータTN3、TN4、TN5及びTN6は、夫々図3に示された時刻t3、t4、t5及びt6においてモータ101を駆動する電圧に対応する。この駆動電圧は、上述したゲート制御回路217が生成するPWM値指令信号によって増減されるものである。このようにして、モータ101を駆動する電圧は、時間の経過と共に徐々に増大するように制御される。図3の時刻t6で慣性体500の回転速度が一定の速度に達した場合、慣性トルクがゼロとなるため、モータ101の駆動トルクは負荷トルクと一致するようになる。このときのモータ101の回転速度は、図5の点P6に対応する回転速度N6となっている。
交流電圧の供給を遮断する場合、図3及び図4でモータ駆動装置200の動作に違いがあるため、これらを別々に説明する。
図3及び図6に戻って、時刻t10で整流器1に対する交流電圧の供給が遮断された場合、整流器1を通じた平滑コンデンサ2への充電は速やかに停止される。この場合、インバータ4への通電が依然としてオンされており、モータ101の駆動が継続されているため、P−N間電圧Eaは低下し始める。時刻t11でP−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E2まで低下したことをCPU211が検出した場合、CPU211は、ゲート制御回路217を介してインバータ4への通電をオフさせる。このときのモータ101の回転速度は、図6の点P11に対応する回転速度N11である。
一方、慣性体500は慣性によって回転を継続しており、そのときの回転速度に比例した誘起電圧がP−N間電圧Eaを越えるときは、インバータ4のダイオードD1〜D6が導通して平滑コンデンサ2を充電する。時刻t12でP−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E3まで上昇したことをCPU211が検出した場合、CPU211は、ゲート制御回路217を介してインバータ4への通電を再びオンさせ、モータ101を再度駆動させる。この時、図6においてモータ101を駆動する電圧は、図5のTN3と同等であるTN12に対応する電圧であるため、慣性体500の回転速度が殆ど低下していないと仮定すれば、モータ101は、点P12が示す負のトルク、即ち制動トルクを出力する回生制動の状態にある。従って、モータ101の回生電力がダイオードD1〜D6を通じて平滑コンデンサ2を充電し続ける。
その後、モータ101を駆動する電圧が徐々に増大し、モータ101が出力するトルクが制動トルクから駆動トルクへと切り替わった場合、平滑コンデンサ2は充電される状態から放電する状態へと切り替わり、P−N間電圧Eaは再び低下し始める。時刻t13でP−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E2まで低下したことをCPU211が検出した場合、CPU211は、ゲート制御回路217を介してインバータ4への通電をオフさせる。このときまでにモータ101の回転速度は図6の点P13に対応する回転速度N13速度まで低下している。
以下、同様にして、時刻t14から時刻t15まで及び時刻t16からt17までは、インバータ4への通電がオンされてモータ101が駆動されるが、モータ101の回転速度及び誘起電圧が徐々に低下するため、その後はP−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E2を越えることがなく、インバータ4は通電がオフされたままとなる。そして、時刻t20において制御電源電圧Ecの電圧値が電圧値E11を下回ったときに、制御部21のパワーオンリセット(低電圧検出リセット)信号がオンとなり、CPU211は動作を停止する。
このように、交流電圧の供給が遮断された後にもインバータ4への通電を許容する場合は、モータ101の駆動が複数回オン/オフされ、その都度、慣性体500の回転速度は加速及び減速を繰り返す。その際、モータ101の駆動トルクを慣性体500に伝達する減速歯車装置102は、バックラッシュを有して噛合する歯車同士が歯打ち音及び振動を発し、場合によっては歯車の破損に至ることもある。
次に、図4に戻って、交流電圧の供給を遮断する場合を中心に説明する。交流電圧の供給を開始する場合についての時刻t0から時刻t6までの動作は、上述した図3の場合と比較して変わるところがない。
時刻t10で整流器1に対する交流電圧の供給が遮断された場合、図3の場合と同様に、整流器1を通じた平滑コンデンサ2への充電は速やかに停止される。一方、CPU211は、交流電圧を整流・分圧した検出電圧Ebの低下を監視しており、該検出電圧Ebの電圧値が、交流電圧の電圧値に換算して60Vを下回る状態が100ms継続したときに、交流電圧の供給無しを検出するようにしてある。
時刻t10から約100msの経過後にCPU211が交流電圧の供給無しを検出した時(図4では時刻t10と略同時刻として表示してある)、CPU211は、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E2まで下降したか否かに拘わらず、ゲート制御回路217を介してインバータ4への通電をオフさせ、モータ101の駆動を停止させる。この時より、平滑コンデンサ2が与えるP−N間電圧Eaは、制御部電源20及び制御部21が消費する電流によって低下し始める。
一方、慣性体500は慣性によって回転を継続しており、モータ101の回転速度に比例した誘起電圧がP−N間電圧Eaを越えるときは、インバータ4のダイオードD1〜D6が導通して平滑コンデンサ2を充電する。但し、図3の場合とは異なってインバータ4へ通電されることがなく、平滑コンデンサ2が与えるP−N間電圧Eaがなだらかに低下するため、前記誘起電圧のうちP−N間電圧Eaを越える成分は小さい。従って、平滑コンデンサ2が図3の場合のように急激に充電されることはない。また、たとえP−N間電圧の電圧値が電圧値E3まで上昇した場合であっても、インバータ4への通電がオンされることはない。
このように、交流電圧の供給が遮断された後にインバータ4への通電を許容しない場合は、モータ101が慣性体500の回転速度を加速することがないため、慣性体500の回転速度は、負荷トルクによって減速され続ける。これと並行してP−N間電圧Eaも低下の一途をたどり、時刻t20において制御電源電圧Ecの電圧値が電圧値E11を下回ったときに、制御部21のパワーオンリセット(低電圧検出リセット)信号がオンとなり、CPU211は動作を停止する。その後もモータ101の回転速度は低下し続け、モータ101は停止に至る。
図7は、インバータ4への通電を制御するCPU211の処理手順を示すメインルーチンのフローチャートであり、図8は、電圧供給判定のサブルーチンに係るCPU211の処理手順を示すフローチャートである。以下の処理は、ROM212に予め格納されている制御プログラムに従い、図4の時刻t2で制御部21のパワーオンリセット信号がオフとなった時に実行が開始され、時刻t20でパワーオンリセット信号がオンとなった時に実行が停止される。
メインルーチンの処理を開始するに際し、CPU211は、初期化処理を行い(ステップS11)、RAM213、入出力ポート215,216、タイマ214、ゲート制御回路217等の周辺回路を初期化する。その後、CPU211は、入出力ポート215を介して検出電圧Edの電圧値を取り込み(ステップS12)、取り込んだ電圧値をP−N間電圧Eaの電圧値に換算して(ステップS13)、換算した電圧値が電圧値E3より大きいか否かを判定する(ステップS14)。電圧値E3より大きくないと判定した場合(ステップS14:NO)、CPU211は、処理をステップS12に戻す。
図4の時刻t3が過ぎ、換算した電圧値が電圧値E3より大きいと判定した場合(ステップS14:YES)、CPU211は、電圧供給判定に係るサブルーチンを呼び出して実行し(ステップS15)、リターン値に「電圧供給有」(「電圧供給有」を意味する値。以下同様)がセットされているか否かを判定する(ステップS16)。前記リターン値に「電圧供給有」がセットされていると判定した場合(ステップS16:YES)、CPU211は、ゲート制御回路217を介してインバータ4への通電をオンさせる(ステップS17)。即ち、交流電圧が供給されている場合にのみインバータ4への通電がオンされる。
次いで、CPU211は、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E2より小さいか否かを判定する(ステップS18)。電圧値E2より小さくないと判定した場合(ステップS18:NO)、CPU211は、処理をステップS15に戻す。電圧値E2より小さいと判定した場合(ステップS18:YES)、又はステップS16で前記リターン値に「電圧供給有」がセットされていないと判定した場合(ステップS16:NO)、CPU211は、ゲート制御回路217を介してインバータ4への通電をオフさせ(ステップS19)、処理をステップS12に戻す。
このように、交流電圧が供給され、且つP−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E2より小さくない場合、CPU211は、ステップS15,S16,S17,S18を巡回してインバータ4への通電を継続させる。そして、交流電圧が供給されなくなった場合、又はP−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E2より小さくなった場合、CPU211は、ステップS19でインバータ4への通電をオフさせる。その後は、CPU211がインバータ4への通電をオンさせるステップS17を実行することがないため、インバータ4への通電がオフされ続ける。
図8において、電圧供給判定に係るサブルーチンがメインルーチンから呼び出しされた場合、CPU211は、タイマT1をスタートさせる(ステップS21)。タイマT1が計時する時間は、本実施の形態1では100msとしているが、これに限定されるものではない。
その後、CPU211は、入出力ポート216を介して検出電圧Ebの電圧値を取り込み(ステップS22)、取り込んだ電圧値が所定の閾値Ethより小さいか否かを判定する(ステップS23)。本実施の形態1にあっては、前記閾値Ethの値は、整流器1に供給されている交流電圧の電圧値に換算して60Vとなるようにしているが、これに限定されるものではない。
検出電圧Ebの電圧値が前記閾値Ethより小さくないと判定した場合(ステップS23:NO)、CPU211は、タイマT1をストップさせ(ステップS24)、リターン値に「電圧供給有」をセットして(ステップS25)メインルーチンへリターンする。ステップS23で検出電圧Ebの電圧値が前記閾値Ethより小さいと判定した場合(ステップS23:YES)、CPU211は、タイマT1がタイムアップしたか否かを判定する(ステップS26)。タイムアップしていないと判定した場合(ステップS26:NO)、CPU211は、処理をステップS22に戻す。これにより、供給されている交流電圧が瞬間停電した場合に、停電時間がタイマT1の計時時間より短いときは、その停電の影響回避できる。
タイマT1がタイムアップしたと判定した場合(ステップS26:YES)、CPU211は、リターン値に「電圧供給無」をセットして(ステップS27)、メインルーチンへリターンする。
このようにして、供給されている交流電圧の電圧値が、60Vを下回る状態が100ms継続したときに、交流電圧が供給されていないことが検出されるようになっている。
以上のように、本実施の形態1によれば、インバータに供給された直流電圧を平滑化するコンデンサの電圧値が、電圧値E2より小さい場合、又はモータ駆動装置に交流電圧が供給されていないことを検出した場合、インバータへの通電をオフさせる。
これにより、モータ駆動装置へ供給される電圧が遮断されている場合は、P−N間電圧Eaを平滑化する平滑コンデンサがモータの回生電力によって充電される場合であっても、インバータへ通電されることがなく、モータが駆動されることもない。従って、永久磁石モータを停止させる場合に、モータの駆動及び減速が繰り返されることを防止することが可能となる。
また、供給された交流電圧をダイオードが整流してインバータに直流電圧を供給する。
従って、本発明に係るモータ駆動装置の供給電圧を交流とすることが可能となる。
更にまた、供給された交流電圧の電圧値が60Vを下回る状態が100ms継続したときに、交流電圧が供給されていないことを検出する。
従って、電圧値が60Vより小さくなる瞬間停電の継続時間が100msより短いときは、瞬時停電の前後を通じてインバータへ通電させ続けることが可能となる。
更にまた、本発明に係るモータ駆動装置でブラシレスDCモータを駆動し、該ブラシレスDCモータの回転を斜歯の歯車を使用した減速歯車装置で減速して慣性体に伝達する。
従って、減速歯車装置を介して慣性体回転させているモータの回転を停止させる場合、歯車の歯打ち音及び振動が低減され、歯車の損耗が抑制されて長寿命化に貢献することが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1は、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E3より大きいか否かを1回で判定する形態であるのに対し、実施の形態2は、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E3aを上回る状態が所定時間継続したときに、電圧値E3aより大きいと判定する形態である。また、実施の形態1と2とでは、フローチャートにおいて、交流電圧が供給されているか否かを判定するステップとインバータ4への通電をオンさせるステップとの実行順序を逆転させている。
図9は、本発明の実施の形態2に係るモータ駆動装置200の動作を示す説明図である。図中縦軸は、上から夫々交流電圧の供給の有/無、P−N間電圧Eaの大きさ、インバータ4への通電(モータ駆動)のオン/オフ、及び制御電源電圧Ecの大きさを表し、横軸は何れも時間(t)を表す。
先ず、交流電圧の供給を開始する場合について、図3の説明と対比させながら説明する。時刻t0から時刻t2までの動作については、図3の場合と同様であるため、その説明を省略する。時刻t3を過ぎ、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E3aより大きくなった場合、更に時刻t4までその状態が継続したときに、CPU211は、ゲート制御回路217を介してインバータ4への通電をオンさせる。これにより、モータ101が始動される。
その後、モータ101を駆動する電圧を徐々に上昇させる点については、図3と同様であるため、その説明を省略する。
次に、交流電圧の供給を遮断する場合について説明する。時刻t10から約100msの経過後にCPU211がモータ101の駆動を停止させる点については図4と同様であるため、その説明を省略する。この時より、平滑コンデンサ2が与えるP−N間電圧Eaは、制御部電源20及び制御部21が消費する電流によって低下し始める。
その後、図4の場合と同様に、モータ101の回転速度に比例した誘起電圧がP−N間電圧Eaを越えるときは、インバータ4のダイオードD1〜D6が導通して平滑コンデンサ2をなだらかに充電する。この間、CPU211は、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E3aを上回る状態が所定時間継続したときにインバータ4への通電をオンさせる。但し、前記所定時間は、この条件を満足しないように選択してあるため、CPU211がインバータ4への通電を再びオンさせることはない。
尚、電圧値E3aは、実施の形態1における電圧値E3と同一であっても異なっていてもよいが、電圧値E3より大きくしておくことが好ましい。
図10は、インバータ4への通電を制御するCPU211の処理手順を示すメインルーチンのフローチャートであり、図11は、Ea電圧判定のサブルーチンに係るCPU211の処理手順を示すフローチャートである。以下の処理は、ROM212に予め格納されている制御プログラムに従い、図9の時刻t2で制御部21のパワーオンリセット信号がオフとなった時に実行が開始され、時刻t20でパワーオンリセット信号がオンとなった時に実行が停止される。
メインルーチンの処理を開始するに際し、CPU211は、初期化処理を行い(ステップS31)、RAM213、入出力ポート215,216、タイマ214、ゲート制御回路217等の周辺回路を初期化する。その後、CPU211は、Ea電圧判定に係るサブルーチンを呼び出して実行し(ステップS32)、リターン値に「Ea>E3a」がセットされているか否かを判定する(ステップS33)。前記リターン値に「Ea>E3a」がセットされていない判定した場合(ステップS33:NO)、CPU211は、処理をステップS32に戻す。
図9の時刻t4が過ぎ、前記リターン値に「Ea>E3a」がセットされていると判定した場合(ステップS33:YES)、CPU211は、ゲート制御回路217を介してインバータ4への通電をオンさせる(ステップS34)。即ち、後述するサブルーチンでP−N間電圧の電圧値が電圧値E3aより大きいことを検出した場合にのみインバータ4への通電がオンされる。
次いで、CPU211は、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E2より小さいか否かを判定する(ステップS35)。電圧値E2より小さくないと判定した場合(ステップS35:NO)、CPU211は、図8に示した電圧供給判定に係るサブルーチンを呼び出して実行し(ステップS36)、リターン値に「電圧供給有」がセットされているか否かを判定する(ステップS37)。前記リターン値に「電圧供給有」がセットされていると判定した場合(ステップS37:YES)、CPU211は、処理をステップS34に戻す。
前記リターン値に「電圧供給有」がセットされていないと判定した場合(ステップS37:NO)、又はステップ35でP−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E2より小さいと判定した場合(ステップS35:YES),CPU211は、ゲート制御回路217を介してインバータ4への通電をオフさせ(ステップS38)、処理をステップS32に戻す。
このように、交流電圧が供給され、且つP−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E2より小さくない場合、CPU211は、ステップS34,S35,S36,S37を巡回してインバータ4への通電を継続させる。そして、交流電圧が供給されなくなった場合、又はP−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E2より小さくなった場合、CPU211は、ステップS38でインバータ4への通電をオフさせる。その後は、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E3aより大きいことが検出されない限り、CPU211がインバータ4への通電をオンさせるステップS34を実行することがないため、インバータ4への通電がオフされ続ける。
図11において、Ea電圧判定に係るサブルーチンがメインルーチンから呼び出しされた場合、CPU211は、タイマT2をスタートさせる(ステップS41)。タイマT2が計時する時間は、交流電圧の供給を遮断する場合にP−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E3aを上回る状態が継続する時間より長い時間を選択してある。
その後、CPU211は、入出力ポート215を介して検出電圧Edの電圧値を取り込み(ステップS42)、取り込んだ電圧値をP−N間電圧Eaの電圧値に換算して(ステップS43)、換算した電圧値が電圧値E3aより大きいか否かを判定する(ステップS44)。
電圧値E3aより大きくないと判定した場合(ステップS44:NO)、CPU211は、タイマT2をストップさせ(ステップS45)、リターン値に「Ea≦E3a」をセットして(ステップS46)メインルーチンへリターンする。電圧値E3aより大きいと判定した場合(ステップS44:YES)、CPU211は、タイマT2がタイムアップしたか否かを判定し(ステップS47)、タイムアップしていないと判定した場合(ステップS47:NO)、CPU211は、処理をステップS42に戻す。
タイムアップしたと判定した場合(ステップS47:YES)、CPU211は、リターン値に「Ea>E3a」をセットして(ステップS48)メインルーチンへリターンする。
このようにして、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E3aを上回る状態が所定時間継続したときに、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E3aより大きいと検出されるようになっている。
その他、実施の形態1に対応する箇所には同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
以上のように本実施の形態2によれば、インバータへの通電をオフさせている場合、P−N間電圧Eaの電圧値が電圧値E3aを上回る状態が所定の時間継続したときにインバータへの通電をオンさせる。
従って、インバータへの通電をオフさせた後にモータからの回生電力で平滑コンデンサが充電された場合であっても、インバータへ通電されないようにすることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係るモータ装置の概略構成を示すブロック図である。 モータ装置の接続を示す回路図である。 交流電圧の供給が遮断された後にもインバータへの通電を許容するモータ駆動装置の動作を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係るモータ駆動装置の動作を示す説明図である。 モータのトルク−回転速度特性を例示したグラフである。 モータのトルク−回転速度特性を例示したグラフである。 インバータへの通電を制御するCPUの処理手順を示すメインルーチンのフローチャートである。 電圧供給判定のサブルーチンに係るCPUの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るモータ駆動装置の動作を示す説明図である。 インバータへの通電を制御するCPUの処理手順を示すメインルーチンのフローチャートである。 Ea電圧判定のサブルーチンに係るCPUの処理手順を示すフローチャートである。 モータ側及び慣性体側の歯車が噛合する様子を具体的に示す説明図である。
符号の説明
1 整流器
2 平滑コンデンサ(直流電圧を平滑化するコンデンサ)
21 制御部
211 CPU(制御手段、検出手段、所定の電圧値より低いか否かを判定する手段、所定の電圧値より高いか否かを判定する手段)
212 ROM
213 RAM
214 タイマ(計時する手段)
3 直流電圧検出回路(コンデンサの電圧値を検出する手段)
4 インバータ
5 交流電圧検出回路(供給された電圧の電圧値を検出する手段、検出手段の一部)
100 減速器付モータ
101 モータ(永久磁石モータ)
102 減速歯車装置
200 モータ駆動装置
300 開閉器
400 交流電源
500 慣性体

Claims (5)

  1. 交流電圧を整流した直流電圧が供給されて永久磁石モータを駆動すインバータと、該インバータに供給された直流電圧を平滑化するコンデンサと、該コンデンサの電圧値を検出する第1検出手段と、該第1検出手段が検出した電圧値に基づいて前記インバータへ通電させる制御手段とを備えるモータ駆動装置において、
    前記交流電圧が供給されているか否かを検出する第2検出手段と、
    前記第1検出手段が検出した電圧値が第1電圧値より大きいか否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1検出手段が検出した電圧値が、第1電圧値以下である第2電圧値より小さいか否かを判定する第2判定手段とを備え、
    前記第1判定手段が、第1電圧値より大きいと判定し、且つ、前記第2検出手段が、前記交流電圧が供給されていることを検出した場合、前記制御手段が前記インバータへの通電を開始させるようにしてあり、
    前記第2判定手段が、第2電圧値より小さいと判定した場合、又は、前記第2検出手段が、前記交流電圧が供給されていないことを検出した場合、前記制御手段が前記インバータへの通電を停止させるようにしてあること
    を特徴とするモータ駆動装置。
  2. 交流電圧を整流して前記インバータに直流電圧を供給する整流器を備えることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記交流電圧の電圧値を検出する手段と、
    該手段が検出した電圧値が所定の電圧値より小さいか否かを判定する手段と、
    該手段が小さいと判定する状態が継続する時間を計時する手段とを備え、
    該手段が所定の時間を計時したときに、前記第2検出手段が、前記交流電圧が供給されていないことを検出するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記インバータへの通電を停止させている場合、前記第1検出手段が検出した電圧値が、前記第2電圧値以上である第3電圧値より大きいか否かを判定する手段と、
    該手段が大きいと判定する状態が継続する時間を計時する手段とを備え、
    該手段が所定の時間を計時したときに、前記制御手段が前記インバータへ通電させるようにしてあること
    を特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載のモータ駆動装置。
  5. 請求項1から4までの何れか1項に記載のモータ駆動装置と、
    該モータ駆動装置で駆動される永久磁石モータと、
    該永久磁石モータの回転を、駆動されるべき負荷へ減速して伝達する減速歯車装置と
    を備えることを特徴とするモータ装置。
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