JP5201642B2 - 吸着装置および処理装置 - Google Patents
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Description
描画対象物110が配置される描画テーブル101には、多数の貫通孔(図示せず)が穿設されている。描画テーブル101のY軸方向側面には、描画テーブル101に穿設された多数の貫通孔がすべて覆われる幅方向(X軸方向)のロールスクリーン102が設けられている。ロールスクリーン102は、通気性のないシール材が巻回されており、引出口にはシール材を引っ張り出す固定バー103が取り付けられている。描画テーブル101上の両側面には、ロールスクリーン102から引っ張り出したシール材を静止するため、固定バー103を引っかける固定ピン104が突設されている。
また、描画テーブル101の下部は、エア漏れがないように形成されたボックスになっている。このボックスの内部は、X軸方向に摺動するシール板105によって2室に分けられている。描画テーブル101の側部には、ボックス内のシール板105を目視することができるように、透明窓111が形成されている。シール板105は、ボックスに設けられたハンドル106を回転させることによりX軸方向に移動可能に構成されている。
描画テーブル101の描画対象物110下部には、ボックス内部のエアを吸い出すための排気口107が設けられている。排気口107には、ホース109を介して吸着装置108が接続されている。
まず、描画対象物110を描画テーブル101上に配置する。また、描画対象物110で塞ぎきれない貫通孔をロールスクリーン102が覆う位置になるように固定バー103を固定ピン104に引っかけて、ロールスクリーン102で貫通孔を覆う。
一方、描画テーブル101に設けられた透明窓111からシール板105を目視して、描画対象物110の端面部にシール板105が配置されるようにハンドル106でシール板105を移動する。
次いで、吸着装置108でシール板105を挟んでハンドル106の反対側の描画テーブル101内部のエアを排気する。こうして、大気圧と描画テーブル101内部の負圧との差圧により、描画対象物110が固定される。
サイズの異なる描画対象物110を固定する場合には、上記の手順で描画対象物110で覆いきれない貫通孔を覆うことにより描画対象物110が固定される。
前記吸着部は、前記吸着領域の区画が異なるものに交換可能に基台に着脱自在に設置された吸着台に設けられており、
前記吸着台に、前記通気孔に連通する隔室部が前記吸着領域ごとに設けられ、前記基台に前記複数の通気孔および前記隔室部を介して前記吸着領域にそれぞれ連通可能に複数の真空排気ラインが接続されていることを特徴とする。
前記吸着部に吸着された前記被吸着体に対して所定の処理を施す処理部とを備えることを特徴とする。
なお、被吸着体が後述するように長尺形状を有する場合、被吸着体が配置される長尺の方向に吸着領域が伸長し、隣接する吸着領域が上記長尺方向と直交する方向に並設配置するものを例示することができる。この配置形態によれば、長尺形状の被吸着体の幅が異なる場合にも、吸着動作を行う吸着領域の数を変えることで容易に対応することができる。
真空排気する際の真空度の程度は、被吸着体の吸着に必要とされる吸着力に応じて適宜設定することができる。
また、上記真空排気ラインの開閉弁の開閉は、被吸着体のサイズに応じて、作業者が手動で行ってもよいし、制御部により自動的に行ってもよい。
また、上記ガス供給ラインの開閉弁の開閉は、被吸着体のサイズに応じて、作業者が手動で行ってもよいし、制御部により自動的に行ってもよい。
例えば、被吸着体が支持される支持体自体を多孔質材で構成し、該多孔質材の気孔を吸着用の通気孔として用いることができる。多孔質材の気孔を吸着用の通気孔として用いることで、吸着用の通気孔として支持部を貫通する複数の貫通孔などを別途設ける必要がない。このため、被吸着体がフィルム材などのような容易に変形し得るものであっても、吸着されたフィルム材の平面度を保つことができるなど、被吸着体の形状を容易に維持することができる。
なお、吸着用の通気孔として、被吸着体が支持される支持体を貫通する複数の貫通孔を用いることもできる。貫通孔の孔径は、被吸着体のサイズ、剛性などに応じて適宜設定することができる。
この場合、基台に吸着台を設置固定する場合には、ガス供給ラインの開閉弁を閉止するとともに、真空排気ラインの開閉弁を開放し、真空排気ラインを通じて吸着台吸着部を真空排気して差圧を発生して吸着台を吸着する。また、吸着台の設置固定を解除する場合には、真空排気ラインの開閉弁を閉止するとともに、ガス供給ラインの開閉弁を開放し、ガス供給ラインを通じて吸着台吸着部にガスを供給して差圧を解消して吸着台の設置固定を解除する。
被吸着体としてのフィルム材は、特にその形状その他の形態が限定されるものではないが、例えば、フィルム材としては、長尺帯状の形状を有し、長尺の方向に沿って間欠的に搬送されるものを挙げることができる。間欠的に搬送されるフィルム材には、吸着部上で吸着およびその解除を行うことができる。また、この場合、複数の吸着領域は、フィルム材の搬送方向と直交する方向に並び、かつ搬送方向に沿って配置されているように区画することができる。
処理部における処理内容は、本発明としては特に限定されるものではないが、例えば、被吸着体に対して、レーザ光による描画、切断、穴あけなどのレーザ加工を施すものなどを例示することができる。
本実施形態の吸着装置3は、フィルム材2にレーザ加工を施すレーザ加工装置1に備えられたものであり、レーザ加工を施すフィルム材を吸着して固定する。レーザ加工装置1は、本発明の処理装置の一実施形態でもある。
図2に示すように、レーザ加工装置1は、フィルム材2を吸着して固定する吸着装置3と、吸着装置3に吸着固定されたフィルム材2にレーザ加工を施すレーザ加工部4とを備えている。
また、空洞部51には、基台5の外部他側方から内部に貫通するガス供給ライン10の一端が接続されている。ガス供給ライン10は、開閉弁11が介設され、他端にガス供給源12が接続されている。
基台5の上面部には、吸着台6を差圧により吸着する吸着台吸着部52が基台5の表面に露出して設けられている。吸着台吸着部52には、吸着台吸着部52の上面に開口し、空洞部51に連通するように貫通する吸着用の通気孔(不図示)が複数設けられている。
吸着台吸着部52の複数の通気孔は、好適には、面方向において均等に配列されている。なお、基台5の上面部における吸着台吸着部52が設けられる領域を多孔質材で構成し、この多孔質材の気孔により吸着台吸着部52の複数の通気孔を構成することもできる。
吸着部61は、矩形状の形状を有し、上面が平面になっている。吸着領域62a、62b、62c、62dは、吸着部61を短辺方向において複数に区画したものであり、各吸着領域62a、62b、62c、62dは、吸着部61の長辺方向に沿って吸着部61の全長に亘っている。この実施形態では、吸着領域62a、62b、62c、62dは同一形状を有している。ただし、本発明としては各吸着領域が同一形状を有することを要しない。
吸着部6は、多孔質材で構成されており、この多孔質材の気孔により前記通気孔が構成されている。吸着部61が多孔質材で構成されていることにより、フィルム材2は良好な平面度を有したままで吸着され、より高い精度でレーザ加工を行うことができる。なお、吸着部6を多孔質材で構成しないで、各吸着領域62a〜62dの複数の通気孔を面方向に均等に配列した複数の貫通孔により構成することもできる。
すなわち、隔室部63aに真空排気ライン13aが接続され、隔室部63bに真空排気ライン13bが接続され、隔室部63cに真空排気ライン13cが接続され、隔室部63dに真空排気ライン13dが接続されている。
真空排気ライン13a〜13dは、それぞれ開閉弁14a〜14dが介設され、他端に共通の真空ポンプ15が接続されている。なお、真空ポンプ15および真空ポンプ9として、共通の真空ポンプを用いてもよい。
また、隔室部63a〜63dには、吸着部61の短辺側外側壁の外方から吸着部61内に貫通するガス供給ライン16a〜16dの一端がそれぞれ接続されている。すなわち、隔室部63aにガス供給ライン16aが接続され、隔室部63bにガス供給ライン16bが接続され、隔室部63cにガス供給ライン16cが接続され、隔室部63dにガス供給ライン16dが接続されている。
ガス供給ライン16a〜16dは、それぞれ開閉弁17a〜17dが介設され、他端に共通のガス供給源18が接続されている。なお、ガス供給源18およびガス供給源12として、共通のガス供給源を用いてもよい。
なお、搬送ローラ19aの上流側には、レーザ加工を施すフィルム材2を巻き出す巻出機(不図示)が設けられている。また、搬送ローラ19bの下流側には、レーザ加工が施されたフィルム材2を巻き取る巻取機(不図示)が設けられている。
光学系43には、レーザ光41を吸着台6上のフィルム材2へ反射して導波するミラー43aなどを有している。光学系43は、そのほか、ホモジナイザやシリンドリカルレンズなどの適宜の光学系部材を有することができる。また、光学系43は、レーザ光41のフィルム材2上における照射位置を相対的に変化させることができ、レーザ光41によりフィルム材2に描画などのレーザ加工を施すことができる。
以下では、フィルム材2が、吸着領域62a〜62dのうちの2領域分の幅のものである場合について説明する。
レーザ加工に先立ち、基台5上には、吸着部61を有する吸着台6が設置されている。次いで、ガス供給ライン10の開閉弁11を閉止するとともに、真空排気ライン7の開閉弁8を開放する。この状態で、真空排気ライン7の他端に接続された真空ポンプ9により空洞部51内を真空排気する。これにより、吸着台吸着部52は、吸着台吸着部52に設けられた複数の通気孔および空洞部51を介して真空排気され、差圧により吸着台6が基台5上に吸着されて設置固定される。
これにより、フィルム材2が吸着されている吸着領域62b、62cには、吸着領域62b、62cに設けられた複数の通気孔を通じてガスが供給され、前記した差圧が解消されてフィルム材2の吸着が解除される。また、ガスの供給量によっては、フィルム材2を吸着部61から押し剥がす作用も得られる。フィルム材2の吸着が解除された後、開閉弁17b、17cを閉止する。
以後、上記と同様にして、フィルム材2の吸着、レーザ加工、フィルム材2の吸着の解除、およびフィルム材2の搬送を順次繰り返すことにより、長尺帯状のフィルム材2の各部分にレーザ加工を施すことができる。
まず、搬送ローラ19a、19bにより、幅の広いフィルム材2を搬送し、フィルム材2aのレーザ加工を施す部分を吸着部61上に位置させる。その後、フィルム材2の搬送を停止する。この際、吸着領域62a〜62dのうちの3領域分の幅を有するフィルム材2が、例えば吸着領域62a、62b、62cの3領域と重なるように、フィルム材2と吸着装置3との相対位置を予め設定しておく。
これにより、フィルム材2が吸着されている吸着領域62a、62b、62cには、吸着領域62a、62b、62cに設けられた複数の通気孔を通じてガスが供給され、前記した差圧が解消されてフィルム材2の吸着が解除される。また、ガスの供給によっては、フィルム材2を吸着部61から押し剥がす作用も得られる。フィルム材2の吸着が解除された後、開閉弁17a、17b、17cを閉止する。
以後、上記と同様にして、フィルム材2の吸着、レーザ加工、フィルム材2の吸着の解除、およびフィルム材2の搬送を順次繰り返すことにより、長尺帯状のフィルム材2の各部分にレーザ加工を施すことができる。
吸着台6を交換する場合には、以下のようにして、基台5上に設置固定されている吸着台6を取り外した後、新たな吸着台を基台5上に設置固定する。
このように、吸着台を容易に交換することができるため、吸着動作させるべき吸着領域62a〜62dの変更では対応できないサイズのフィルム材2についても容易に対応することができる。また、変更した吸着台では、吸着領域の幅に合えば、さらにサイズの異なるフィルム材2に対しレーザ加工を行うことができる。
2 フィルム材
3 吸着装置
4 レーザ加工部
5 基台
52 吸着台吸着部
6 吸着台
61 吸着部
62a〜62d 吸着領域
63a〜63d 隔室部
7 真空排気ライン
8 開閉弁
10 ガス供給ライン
11 開閉弁
13a〜13d 真空排気ライン
14a〜14d 開閉弁
16a〜16d ガス供給ライン
17a〜17d 開閉弁
19a、19b 搬送ローラ
Claims (8)
- 被吸着体を差圧により吸着する面状の吸着部を備え、該吸着部はそれぞれ独立して吸着動作が可能な複数の面状の吸着領域に区画され、それぞれの前記吸着領域に吸着用の通気孔が複数設けられており、
前記吸着部は、前記吸着領域の区画が異なるものに交換可能に基台に着脱自在に設置された吸着台に設けられており、
前記吸着台に、前記通気孔に連通する隔室部が前記吸着領域ごとに設けられ、前記基台に前記複数の通気孔および前記隔室部を介して前記吸着領域にそれぞれ連通可能に複数の真空排気ラインが接続されていることを特徴とする吸着装置。 - 前記基台は、前記吸着台を差圧により吸着して設置固定する吸着台吸着部を備えることを特徴とする請求項1記載の吸着装置。
- 被吸着体を差圧により吸着する吸着部を備え、該吸着部は、それぞれ独立して吸着動作が可能な複数の吸着領域に区画され、基台に着脱自在に設置された吸着台に設けられており、
前記基台は、前記吸着台を差圧により吸着して設置固定する吸着台吸着部を備えることを特徴とする吸着装置。 - 前記基台に前記複数の通気孔および前記隔室部を介して前記吸着領域にそれぞれ連通可能に複数のガス供給ラインが接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の吸着装置。
- 前記被吸着体は、フィルム材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の吸着装置。
- 前記フィルム材は、長尺帯状の形状を有し、前記長尺の方向に沿って間欠的に搬送されつつ、前記吸着部上で前記吸着およびその解除がなされるものであり、
前記複数の吸着領域は、前記搬送方向と直交する方向に並び、かつ前記搬送方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項5記載の吸着装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の吸着装置と、
前記吸着部に吸着された前記被吸着体に対して所定の処理を施す処理部とを備えることを特徴とする処理装置。 - 前記処理部は、前記被吸着体に対してレーザ加工を施すレーザ加工部であることを特徴とする請求項7記載の処理装置。
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