JP2015166249A - 袋の口部シール機における袋内の脱気装置 - Google Patents

袋の口部シール機における袋内の脱気装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 口部を上下挟持ベルトにより挟持されてシール手段側に搬送される袋を、シール手段の手前において、その口部を確実に開口させながら袋内を脱気することができる脱気装置を提供する。
【解決手段】 上下挟持ベルト2、3によって挟持された袋の口部を上下吸気ボックス12、13間に形成した通路7を通過させる際に、吸気ボックス12、13の対向面に互いに挟持ベルト2、3の長さ方向にずらして穿設されている上下吸気口14、15から、袋の口部の上面と下面とにおける挟持ベルトの長さ方向にずれた部分に吸気力を作用させて袋の口部を開口させ、上記通路7に臨ませている脱気口8からの吸気力によって袋内を脱気するように構成している。
【選択図】 図8

Description

本発明は、内部に食料品、或いは医薬品等の物品を収納した袋の口部を自動的にシールするシール機において、袋をシールする手前で該袋内の脱気を行う袋内の脱気装置に関する。
偏平状に形成されている袋内に物品を収納したのち、この袋の口部をシールするシール機においては、袋内の空気の存在によって物品が変質等するのを防止するために、さらには袋の嵩張りなくするために、口部をシールする前に袋内を脱気する装置が備えられている。
例えば、特許文献1には、袋の口部を挟持する上下一対の挟持ベルトの挟持始端部を上下に離間させておき、この離間部に吸気ノズルを臨ませた状態に配設してなる脱気装置が記載され、物品を収納した袋を搬送始端側から搬送してこの袋の開口端を上記吸気ノズルに臨ませながらこのノズルを横断するように通過させることにより、通過中に吸気ノズルからの吸気力を袋内に作用させて袋内の脱気したのち、シール手段側に送り込むように構成している。
また、特許文献2には、上下一対の挟持ベルトの挟持始端部側に吸気ノズルを袋搬送方向に往復移動自在に、且つ、この往復移動方向に対して直角方向に進退自在に配設し、この吸気ノズルが挟持ベルトによる搬送始端側に位置している時に該吸気ノズルに袋の口部を被せるようにして吸気ノズルを袋内に挿入し、この状態から吸気ノズルを搬送始端側に移動させることによって該吸気ノズルを搬送方向に向けている袋の一側端部内に係止させて袋を吸気ノズルと一体に搬送方向に移動させ、その移動中に吸気ノズルによって袋内を脱気したのち吸気ノズルを後退させることによって袋から離脱させて搬送始端側の元の位置に復帰させる一方、袋をシール手段に送り込んで、その口部をシールするように構成したシール機が記載されている。
さらに、特許文献3には、袋の口部を挟持してシール手段に送り込む上下一対の挟持ベルトの走行途上に、対向面に吸気孔を設けている上下一対の吸気ボックスを配設すると共にこれらの吸気ボックスの対向面間に脱気用ノズルを臨ませてなり、挟持ベルトが吸気ボックス間を通過中に、吸気孔からの吸引力によって上下一対の挟持ベルトの挟持面間を上下方向に離間させると共に袋の口部を開口させ、この開口部を通じて上記脱気用ノズルにより袋内を脱気する脱気装置が記載されている。
特公昭62−38221号公報 特開2002−19728号公報 実公平1−44408号公報
しかしながら、特許文献1に記載の脱気装置によれば、上下一対の挟持ベルトの対向面間に送り込む袋の口部の開度が不定となって吸気ノズルによる袋の脱気が円滑に行えなくなる事態が発生すると共に、吸気ノズルによる吸気作用が挟持ベルトの対向面間の外側にも働いて袋内に対する脱気力が弱くなり、脱気が不十分となる虞れがあった。さらに、吸気ノズルからの吸気流によって挟持ベルトが振動して騒音が発生するといった問題点がある。
一方、特許文献2に記載された脱気装置によれば、吸気ノズルを袋内に挿入するので、吸気ノズルからの吸気力を全て袋内に作用させて充分な脱気が可能となるが、偏平袋の口部内に対して吸気ノズルを挿脱させるものであるから、その機構が複雑となって装置が高価になるばかりでなく、脱気処理に手間を要して口部のシール処理能率が低下する虞れがあり、また、袋内に吸気ノズルを挿入すると、吸気ノズルに付着している不純物や雑菌等が袋内に入る虞れがあって、衛生上、好ましくないといった問題点がある。
これに対して、特許文献3に記載の脱気装置によれば、袋の口部を挟持してシール手段に送り込む上下一対の挟持ベルトの走行途上に、対向面に吸気孔を設けている上下一対の吸気ボックスを配設すると共にこれらの吸気ボックスの対向面間に脱気用ノズルを臨ませているので、脱気用ノズルからの吸気力を吸気ボックスの対向面間に集中的に作用させて袋内の脱気を効率よく且つ衛生的に行うことができるが、上下一対の脱気ボックスの対向面に穿設されている吸気孔は、その中心を挟持ベルトの挟持面に直交する一つの共通の線上で対向するように設けられていて、これらの吸気孔からの吸気力を挟持ベルトにより挟持されて密着している袋の口部に対して袋を形成している表裏シートの同一部分、即ち、挟持ベルトに直交する一つの線上で対向する部分に同時に作用させているため、互いに密着している表裏シートを引き離して開口させるには大きな吸気力を必要とするばかりでなく、その吸気力でもってしても円滑に開口させることができない事態が発生するといった問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは上下一対の挟持ベルトによって挟持された袋の口部を、シール手段に送り込む手前において、上下からの吸気力により簡単且つ確実に開口させ、その開口を維持しながら袋内に対する脱気を能率よく確実に行える袋の口部シール機における袋内の脱気装置を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の袋の口部シール機における袋内の脱気装置は、請求項1に記載したように、上下挟持ベルトによって袋の口部を挟持しながら機台の前面に配設した袋内を脱気する脱気装置と口部をシールするシール手段とに順次連続的に送り込むように構成したシール機において、上記脱気装置は、対向面間に上記上下挟持ベルトを通過させる通路を設けた上下吸気ボックスを有し、これらの上下吸気ボックスの上記対向面に上記通路を通過する袋の口部を挟持した上記上下挟持ベルトとこれらの挟持ベルトから挟持ベルトの幅方向に突出した袋の口部とに向かって開口している同大、同形の吸気口を、一方の吸気口の一半部と他方の吸気口の他半部とが上下挟持ベルトを挟んで重複し、且つ、一方の吸気口の他半部と他方の吸気口の一半部とが上記重複吸気口部を中央にしてそれぞれ挟持ベルトの進行方向とこの方向に対して逆方向に向けた状態となるように開設してあり、さらに、上記通路に、この通路を通過する袋の口部に向かって脱気口を臨ませて排気ブロワーによりこの脱気口に脱気力を生じさせるように構成していると共に上記上下吸気ボックス内を通じて上記上下吸気口に吸気力を発生させるように構成していることを特徴とする。
このように構成した袋の口部シール機における袋内の脱気装置において、請求項2に係る発明は、上下挟持ベルトを機台の前面における両側端部に回転自在に支持された駆動プーリと従動プーリ間にそれぞれ無端状に掛け渡していると共に上記上下吸気ボックスを、上記機台の前面に取付けた主吸気ボックスの前面上部と前面下部とにそれぞれ取付けてあり、さらに、主吸気ボックスの前面中央部に上記通路に臨ませている脱気口を穿設していると共に後面中央部に機台の下方の設置した排気ブロワーに排気管を介して接続している接続口を設けてあり、上記上側吸気ボックスの後面上端部と下側吸気ボックスの後面下端部とに主吸気ボックス内に連通する通気孔を穿設していることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上側吸気ボックスの前面下端部と、下側吸気ボックスの前面上端部とに、上下対向面間の幅が通路の上下幅に等しく、且つ、この通路の前方で通路と平行にして袋体の口部をその対向面間で水平方向に誘導する上下誘導片をそれぞれ取付けてあり、さらに、これらの上下誘導片の機台の一側端側に向けている側端部を互いに離間する方向に屈折させてラッパ状に拡開した誘導口に形成していることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、脱気装置は、対向面間に上下挟持ベルトを通過させる通路を設けた上下吸気ボックスを有し、これらの上下吸気ボックスの上記対向面に上記通路を通過する袋の口部を挟持した上記上下挟持ベルトとこれらの挟持ベルトから挟持ベルトの幅方向に突出した袋の口部とに向かって開口している同大、同形の吸気口を、一方の吸気口の一半部と他方の吸気口の他半部とが上下挟持ベルトを挟んで重複し、且つ、一方の吸気口の他半部と他方の吸気口の一半部とが上記重複吸気口部を中央にしてそれぞれ挟持ベルトの進行方向とこの方向に対して逆方向に向けた状態となるように開設してなるものであるから、下側吸気口から下側挟持ベルトと袋の口部下面とに作用する吸気力と、上側吸気口から上側挟持ベルトと袋の口部上面とに作用する吸気力とを、互いに挟持ベルトの長さ方向、即ち、袋の口部の幅方向にずれた部分に作用させることができる。
従って、一方の吸気口からの吸気力によって吸着される口部を支点として、この部分から袋の口部の幅方向にずれている袋の口部に上記一方の吸気力による吸着方向と逆方向に他方の吸気口からの吸気力が作用して袋の口部を捲り上げるようにしながら円滑且つ確実に開口させることができ、この開口が通路を通過する袋の口部の全幅に亘って行われて通路に臨ませている脱気口からの脱気力を効率よく袋内に作用させながら袋内の脱気を能率よく確実に行うことができる。
また、請求項2に係る発明によれば、上記上下挟持ベルトやシール手段を設けている機台の前面に主吸気ボックスを取付けてこの主吸気ボックスの前面上部と前面下部とに上記上下吸気ボックスをそれぞれ取付け、上記上側吸気ボックスの後面上端部と下側吸気ボックスの後面下端部とに主吸気ボックス内に連通する通気孔を穿設している一方、主吸気ボックスの前面中央部に上下吸気ボックスの対向面間で形成している上記通路に臨ませた脱気口を穿設していると共に後面中央部に機台の下方の設置した排気ブロワーに排気管を介して接続している接続口を設けているので、排気ブロワーの排気力によって、主吸気ボックス内を通じて、上側吸気ボックス内に下方から上方に向かう吸気力を、下側吸気ボックス内に上方から下方に向かう吸気力をそれぞれ発生させ、これらの上下吸気ボックスの対向面に設けている吸気口に、袋の口部を開口させようとする一定の吸引力を有する吸気力を確実に発生させることができると共に、主吸気ボックスの前面中央部に穿設している脱気口に上記排気ブロワーからの排気力を作用させて通路を通過する袋の口部からの袋内の脱気を円滑に行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、上側吸気ボックスの前面下端部と、下側吸気ボックスの前面上端部とに、上下対向面間の幅が通路の上下幅に等しく、且つ、この通路の前方で通路と平行にして袋体の口部をその対向面間で水平方向に誘導する上下誘導片をそれぞれ取付けてあり、さらに、これらの上下誘導片の機台の一側端側に向けている側端部を互いに離間する方向に屈折させてラッパ状に拡開した誘導口に形成しているので、物品の収納により膨らんでいる袋の口部をラッパ状に拡開している誘導口によってその膨らみを抑えながら誘導片間に導入して、上記脱気装置による袋内の脱気を円滑且つ確実に行わせることができる。
脱気装置を備えたシール機全体の簡略斜視図。 袋送り込み側の斜視図。 脱気装置の斜視図。 その正面図。 縦断側面図。 一部を横断した平面図。 分解斜視図。 脱気している状態の一部を縦断した正面図。 その一部の拡大縦断正面図。 脱気している状態の縦断側面図。 その簡略斜視図。
次に本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1、図2において、機台1の前面に該機台1の両側端部間に亘って厚みが0.8mm 程度のスチール製又はグラスファイバ製の上下一対の挟持ベルト2、3を配設していると共にこれらの挟持ベルト2、3に近接して、機台1の前方に挟持ベルト2、3に対して平行に機台1の一側端から他側端に向かって水平に走行するベルトコンベアからなる搬送コンベア4を配設してあり、さらに、挟持ベルト2、3による袋の搬送始端側である機台1の一側端部の前面に挟持ベルト2、3によって挟持された袋Bの口部を開口させて袋内を脱気する脱気装置Aを配設していると共にこの脱気装置Aから挟持ベルト2、3の走行方向に沿って脱気された袋Bの口部をシールする上下一対のヒータ5a、5bからなるシール手段5と、冷却手段6とを順次、配設している。
なお、袋Bは周知のように、矩形状又は長方形状の表裏シートb1、b2を重ね合わせてその長辺側である両側端縁と一方の短辺側の対向端縁とを一体に連設してなる偏平袋であり、この袋B内に物品を収納したのち、表裏いずれかのシート、例えば、表側のシートb1を上向きにして上記搬送コンベア4上に載置し、その口部を挟持ベルト2、3に挟持させながらシール手段5側に搬送するように構成している。
上記脱気装置Aは、図3〜図7に示すように、機台1の一側端部における前面に固定している中空の主吸気ボックス11と、この主吸気ボックス11の前面における上半部と下半部とに取付けている上下一対の角筒形状の吸気ボックス12、13とを備え、これらの上下吸気ボックス12、13の対向面間に袋Bの口部を挟持する上記上下一対の挟持ベルト2、3における互いに重なりあった帯部2a、3aを水平方向に通過させる4〜12mm程度の上下間隔を有し、且つ前後方向の幅が上記挟持ベルト2、3の略2倍の幅を有する通路7が設けられていると共に、上下吸気ボックス12、13の対向面、即ち、上側吸気ボックス12の下面と、下側吸気ボックス13の上面とに互いに挟持ベルト2、3の走行方向にずらして同大、同形の一つの吸気口14、15をそれぞれ穿設している。
具体的には、上下吸気ボックス12、13は同大、同形に形成されていてその対向面における前部に上記挟持ベルト2、3と略同一幅で挟持ベルト2、3の長さ方向に長い平面矩形状の上記吸気口14、15をそれぞれ穿設しているが、上側吸気ボックス12の下面には機台1の一側端側に向かって水平にこの下面と同一幅を有する突片12a を突設している一方、下側吸気ボックス13の上面には機台1の他側端側に向かって水平にこの上面と同一幅を有する突片13a を突設してこれらの突片12a 、13aを有する吸気ボックス12、13の対向面間の空間部によって上記通路7が形成されている。
さらに、上側吸気ボックス12と下側吸気ボックス13とを挟持ベルト2、3の走行方向にずらして上側吸気ボックス12の上記突片12a の先端下方に下側吸気ボックス13の一側面が位置するようにこれらの上下挟持ベルト2、3を上記主吸気ボックス11に取付けることによって、上側吸気ボックス12の下面に設けられて下方に向けて開口している上側吸気口14の一半部が主吸気ボックス11の上面に設けられて上方に向かって開口している下側吸気口15の他半部の上方に重複し、この重複吸気口部から上記上側吸気口14の他半部が機台1の他側端側に向かって延出している一方、上記下側吸気口15の一半部が上記重複吸気口部から機台1の一側端側に向かって延出して重複吸気口部を中央にして上側吸気口14の長さ方向の中央部を機台1の他側端側にずらし、下側吸気口15の長さ方向の中央部を機台1の一側端側にずらした状態となるように配置している。
なお、重複吸気口部を中央にして上側吸気口14の長さ方向の中央部を機台1の一側端側にずらし、下側吸気口15の長さ方向の中央部を機台1の他側端側にずらした状態となるように上下吸気ボックス12、13を形成しておいてもよい。
上側吸気ボックス12に下面に設けている上記吸気口14は、図5に示すように、幅方向の一半部である機台1の前面側に向けている後半部を、上記通路7の中央部を通過する上下挟持ベルト2、3の帯部2a、3aにおける上側帯部2aの前方側に向けている幅方向の他半部上に向けて開口させてあり、この吸気口14における幅方向の他半部である前方側に向けている前半部を上下挟持ベルト2、3の帯部2a、3aによって挟持される袋Bの口部における上側に向けたシートb1の端部上面に向けて開口させている。
同様に、下側吸気ボックス13に上面に設けている上記吸気口15は、幅方向の一半部である機台1の前面側に向けている後半部を、上記通路7の中央部を通過する上下挟持ベルト2、3の帯部2a、3aにおける下側帯部3aの前方側に向けている幅方向の他半部に向けて開口させてあり、この下側吸気口15における幅方向の他半部である前方側に向けている前半部を上下挟持ベルト2、3の帯部2a、3aによって挟持される袋Bの口部における下側に向けたシートb2の端部下面に向けて開口させている。
上記主吸気ボックス11の前面における上半部に取付られている上記上側吸気ボックス12の後面上端部と主吸気ボックス11の前面上端部とに、互いに連通して主吸気ボックス11内を上側吸気ボックス12内の上端に連通させた通気孔16a 、16bを穿設してあり、同様に、主吸気ボックス11の前面における下半部に取付られている上記下側吸気ボックス13の後面下端部と主吸気ボックス11の前面下端部とに互いに連通して主吸気ボックス11内を下側吸気ボックス13内の下端に連通させた通気孔17a 、17b を穿設している。
さらに、主吸気ボックス11の前面中央部に、上記上下吸気ボックス12、13の対向面間によって形成している上記通路7の後端側開口部に臨ませている脱気口8を穿設している主吸気ボックス11の後面中央部に機台1の下方の設置した排気ブロワー18に排気管19を介して接続している接続口20を設けて、排気ブロワー18の作動により排気管19内を通じて主吸気ボッスク11内に排気力を発生させるように構成している。なお、上記脱気口8の上下開口幅は通路7の上下開口幅に等しく、水平方向の幅は上下吸気口14、15の両側端間の幅に略等しくしている。
また、上側吸気ボックス12の前面における下端部と、下側吸気ボックス13の前面における上端部とに、上下対向面間の幅が上記通路7の上下幅に等しく、且つこの通路7の前方で通路7と平行にして袋体Bの口部を水平方向に誘導する平面長方形状の上下誘導片20a、20b をそれぞれ取付けてあり、これらの上下誘導片20a 、20b の機台1の一側端側に向けている側端部を互いに離間する方向に屈折させてラッパ状に拡開した誘導口20c に形成している。
上記上下一対の挟持ベルト2、3は、機台1の前面における両側端部に回転自在に支持されている駆動プーリ21、22と従動プーリ23、24間にそれぞれ無端状に掛け渡されてあり、駆動プーリ21、22を駆動モータ(図示せず)によって回転させることにより、互いにその帯部2a、3aを重合、密接させた状態にして機台1の一側端側の搬送始端側から機台1の他側端側の搬送終端側に向かって水平に走行させ、走行途上に設けている上記脱気装置Aの通路7とシール手段5、冷却手段6を順次、通過させるように構成している。また、挟持ベルト2、3の手前に配設している上記搬送コンベア4も駆動プーリ25と従動プーリ26間に無端状に掛け渡されていて、挟持ベルト2、3の帯部2a、3aに平行にこの帯部2a、3aと同一速度でもって同一方向に走行するように構成している。
このように構成した袋の口部シール機における袋内の脱気装置の作用を述べると、シール機を作動させて搬送コンベア4と上下一対の挟持ベルト2、3とを同一搬送速度でもって機台1の一側端部側から他側端部側に向かって走行させると共に排気ブロワ18を作動させ、この状態にして搬送コンベア4の搬送始端部上に内部に物品を収納している袋Bを、その口部を機台1側に向けた状態にして載置する。
搬送コンベア2に載置された袋Bは直ちに上下挟持ベルト2、3側に送られてその口部を互いに重合している帯部2a、3a間に挟持させながら脱気装置Aに達し、物品の収納により膨らんでいる袋Bの口部を脱気装置Aの上下吸気ボックス12、13の対向面間で形成している通路7の手前に並設した上下誘導片20a 、20b の誘導口20c によってその膨らみを抑えながら通路7内に導入する。
一方、脱気装置Aの主吸気ボックス11内には、排気ブロワー18の作動によって排気管19を通じて排気力が発生してあり、この排気力によって図8〜図10に矢印で示すように、上側吸気ボックス12内には主吸気ボックス11と上側吸気ボックス12の上端部に設けている互いに連通した通気孔16a 、16bを通じて下端側からこの通気孔16a 、16bに向かう上向きの排気流が生じてこの排気流により上側吸気ボックス12の下面に上記通路7の上部内に向けて開設している吸気口14に上方に向かう吸気力が発生する一方、下側吸気ボックス13内には、主吸気ボックス11と下側吸気ボックス13の下端部に設けている互いに連通した通気孔17a 、17bを通じて上端側からこの通気孔17a 、17bに向かう下向きの排気流が生じてこの排気流により下側吸気ボックス13の上面に上記通路7の下部内に向けて開設している吸気口15に下方に向かう吸気力が発生する。さらに、主吸気ボックス11内に発生する排気力によってこの主吸気ボックス11の前面中央部に設けている脱気口8を通じて上記通路7に脱気作用を発生させている。
このように上下吸気ボックス12、13の対向面に設けている上下吸気口14、15を通じて上側に上向きの、下側に下向きの吸気力がそれぞれ発生している通路7内に袋Bの口部が導入されると、上下吸気口14、15はその開口幅方向の一半部を上下挟持ベルト2、3における互いに重合している帯部2a、3aに、他半部をこの帯部2a、3aによって挟持されている袋Bの口部に臨ませているので、図9に示すように、上側吸気口14からの吸気力によって上側挟持ベルト2の帯部2aがこの帯部2aの下面に密接している袋Bの口部における表側シートb1と共に上方に向かって吸引される一方、下側吸気口15からの吸気力によって下側挟持ベルト3の帯部3aがこの帯部3aの上面に密接している袋Bの口部における裏側シートb2と共に下方に向かって吸引される。
この際、同大、同形に形成されている上記上下吸気口14、15は、これらの吸気口14、15の中心を同一垂直線上にして互いに全面的に重なり合うように配設されているのではなく図8、図9に示すように、上側吸気口14の一半部が下側吸気口15の他半部の上方に重複し、この重複吸気口部から上側吸気口14の他半部が機台1の他側端側に向かって延出している一方、下側吸気口15の一半部が上記重複吸気口部から機台1の一側端側に向かって延出して、重複吸気口部を中央にして上側吸気口14の長さ方向の中央部を機台1の他側端側にずらし、下側吸気口15の長さ方向の中央部を機台1の一側端側にずらした状態に配置しているので、上側吸気口14からの吸気力によって上側挟持ベルト2の帯部2aと共にこの吸気口14に吸着される袋Bの口部における上側に向けた表シートb2部分と、下側吸気口15からの吸気力によって下側挟持ベルト3の帯部3aと共にこの吸気口15に吸着される口部における下側に向けた裏シートb2部分とが、互いにその中心を袋Bの口部の幅方向にずらした吸着状態となる。
従って、下側の吸気口15からの吸気力によって吸着される袋Bの口部の裏シートb2部分を支点として、この部分から袋の口部の幅方向にずれている部分に作用する上側の吸気口14からの吸気力によって、袋Bの口部の表シートb1部分が裏シートb2から捲れ上がるようにしながら剥離し、同様に、上側の吸気口14からの吸気力によって吸着される袋Bの口部の表シートb1部分を支点として、この部分から袋の口部の幅方向にずれている部分に作用する下側の吸気口15からの吸気力によって、袋Bの口部の裏シートb2部分が表シートb1から下方に捲れるようにしながら剥離して、袋Bの口部を円滑且つ確実に開口させることができる。
このように、上下吸気口14、15から袋Bの口部の表裏シートb1、b2における口部の幅方向にずれた部分に互いに引き離そうとする吸引力を作用させて、袋Bの口部の表シートb1と裏シートb2とを上下帯部2a、3aと共に容易に上下方向に引き離して袋Bの口部を図9に示すように上半部と下半部とが互いに挟持ベルト2、3の長さ方向にずれた状態に開口させることができ、この状態にしながら通路7に臨んでいる主吸気ボックス11の脱気口8からの吸気力によって通路7内で袋Bの口部を通じて袋B内の空気を効率よく吸引、脱気することができる。
上記一対の挟持ベルト2、3の帯部2a、3aによって口部を挟持されながら挟持ベルト2、3の走行によって脱気装置Aの通路7を通過中に、口部が通路7内で上記の上下吸気口14、15からの吸気力によって開口させながら袋内が脱気され、これらの上下吸気口14、15間を通過した袋Bの口部が上下挟持ベルト2、3の帯部2a、3aの挟持力でもって再びその口部が閉止し、脱気装置Aからシール手段5に送られて、上下シール用ヒータ5a、5bによってシールされたのち、冷却手段7によって冷却されて搬送コンベア4の搬送終端部から搬出される。
A 脱気装置
B 袋
1 機台
2、3 上下挟持ベルト
4 搬送コンベア
5 シール手段
7 通路
8 脱気口
11 主吸気ボックス
12、13 上下吸気ボックス
14、15 上下吸気口
18 排気ブロワー

Claims (3)

  1. 上下挟持ベルトによって袋の口部を挟持しながら袋内を脱気する脱気装置と口部をシールするシール手段とに順次連続的に送り込むように構成したシール機において、脱気装置は対向面間に上記上下挟持ベルトを通過させる通路を設けた上下吸気ボックスを有し、これらの上下吸気ボックスの上記対向面に上記通路を通過する袋の口部を挟持した上記上下挟持ベルトとこれらの挟持ベルトから挟持ベルトの幅方向に突出した袋の口部とに向かって開口している同大、同形の吸気口を、一方の吸気口の一半部と他方の吸気口の他半部とが上下挟持ベルトを挟んで重複し、且つ、一方の吸気口の他半部と他方の吸気口の一半部とが上記重複吸気口部を中央にしてそれぞれ挟持ベルトの進行方向とこの方向に対して逆方向に向けた状態となるように開設してあり、さらに、上記通路にこの通路を通過する袋の口部に向かって脱気口を臨ませて排気ブロワーによりこの脱気口に脱気力を生じさせるように構成していると共に上記上下吸気ボックス内を通じて上記上下吸気口に吸気力を発生させるように構成したことを特徴とする袋の口部シール機における袋内の脱気装置。
  2. 上下挟持ベルトは機台の前面における両側端部に回転自在に支持された駆動プーリと従動プーリ間にそれぞれ無端状に掛け渡されていると共に上記上下吸気ボックスは、上記機台の前面に取付けた主吸気ボックスの前面上部と前面下部とにそれぞれ取付けられてあり、さらに、主吸気ボックスの前面中央部に上記通路に臨ませている脱気口を穿設していると共に後面中央部に機台の下方の設置した排気ブロワーに排気管を介して接続している接続口を設けてあり、上記上側吸気ボックスの後面上端部と下側吸気ボックスの後面下端部とに主吸気ボックス内に連通する通気孔を穿設していることを特徴とする請求項1に記載の袋の口部シール機における袋内の脱気装置。
  3. 上側吸気ボックスの前面下端部と、下側吸気ボックスの前面上端部とに、上下対向面間の幅が通路の上下幅に等しく、且つ、この通路の前方で通路と平行にして袋体の口部をその対向面間で水平方向に誘導する上下誘導片をそれぞれ取付けてあり、さらに、これらの上下誘導片の機台の一側端側に向けている側端部を互いに離間する方向に屈折させてラッパ状に拡開した誘導口に形成していることを特徴とする請求項1に記載の袋の口部シール機における袋内の脱気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108341099A (zh) * 2017-12-29 2018-07-31 梁坤 一种塑料袋自动售袋机
CN112319947A (zh) * 2020-11-12 2021-02-05 澧县津溥包装制品有限责任公司 一种食品包装用塑料热塑封口结构

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