JP5201469B2 - セーバソー - Google Patents

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本発明はセーバソーに関し、特に、ブレードの取付角の変更機構を有するセーバソーに関する。
電気モータにより駆動される往復動形式の切断工具としてセーバソーがある。セーバソーは、周知の如く、木材、鋼材、パイプ等の被切断材を切断するために用いられ、直線のこ刃(以下、「ブレード」という)を先端に装着した往復動軸(以下、「プランジャ」という)を往復駆動し、これに取り付けられるブレードによって被切断材を切断する。図7は、セーバソーに取り付けられるブレードを示す側面図である。ブレード35は、プランジャ側のブレード保持手段によって保持される保持部35aと切断歯部35bを有し、保持部35aには上側と下側の基準面が平行に形成され、その間には丸孔35cが形成される。下側基準面と切断歯部35bの歯面(図中の点線)には、切断効率の向上のために、例えば約3°の角度が設けられる。保持部35dには、丸孔35cが形成され、この丸孔35は、必要に応じてブレード35をブレードガイドに装着する際に用いられる。ブレード35の歯面に角度を設けたことによって、ブレード35がプランジャによって往復運動方向に摺動した際に、歯面を被切断材に食い込ませることができ、作業性が向上させる。
ブレード35の保持部35aは、セーバソーのプランジャ先端に設けられたブレード保持手段により保持される。ブレード保持手段として、特許文献1に記載のように、ノブカバーの押し下げによってブレードの着脱を可能とする、いわゆるツールレス構造が主流になってきた。
一方、別のタイプのセーバソーとして、特許文献2に記載のように、ブレードのハウジング方向への後退ストローク時にブレード先端を被切断材方向に傾動させて、ブレードの刃を被切断材により食い込ませて切断能率を向上させるセーバソーが提案されている。
特開2003−205423号公報 特開2005−28494号公報
特許文献1の技術においては、ブレード保持手段はプランジャの先端に装着されており、プランジャに対しては移動不能である。ブレードに設けられた約3°の角度は、できるだけ多くの被切断材に最適なように設定されたものであるが、被切断材によってはその角度が最適ではなく、その設定が生かされずに切断スピードの低下を招く場合もあった。また、特許文献2の技術においては、ブレードホルダのブレードの上側、長手方向に設けられた軌道部が、回転当接するローラによって支持され、ブレードが後退するとき、軌道部の傾斜面とローラにより、ブレード保持部とブレードが上下方向に回動する。即ち、特許文献2の技術ではブレードが揺動するが、それはブレードを固定するプランジャ自体が揺動するためのであって、この揺動機構によってブレードの取付角を可変にできるものではなかった。
本発明の目的は、上記した従来技術による欠点の解消し、装着するブレード及び被切断材に応じて最適なブレードの取付角度を設定することができるセーバソーを提供することである。
本発明の別の目的は、切断効率を向上させて、作業者の疲労を軽減させることができるセーバソーを提供することである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、モータと、モータの回転運動をプランジャの往復運動に変換する運動変換手段と、モータ及び運動変換手段を収容するハウジングと、プランジャの先端に片持ちで取り付けられ、ブレードを保持するためのブレード保持手段を有するセーバソーにおいて、プランジャに対するブレードの取付角度を変更する取付角可変手段を設けた。取付角可変手段はブレード保持手段と一体に構成でき、特に、ブレードに形成された丸孔を中心に、プランジャに対してブレードを回動させるようにすると好ましい。また、取付角可変手段は、ブレード保持手段の上下方向に設けられた一対のネジを含み、これらのネジによって回動の角度を変更することができる。
本発明の他の特徴によれば、プランジャの先端に、ブレード保持手段に内挿される細径状の取付部が形成され、取付部の上下には、ブレードに形成された丸孔を中心にブレード保持手段を数度程度回動可能にするように傾斜面を形成した。そして、2つのネジの先端が傾斜面と当接することにより、ブレード保持手段の内壁と傾斜面との間隔が調整できるように構成した。
本発明の他の特徴によれば、取付角可変手段は、ブレード保持手段とプランジャの間に設けられた第2のプランジャであり、第2のプランジャはプランジャの往復運動方向と垂直な回動軸を中心に微少角度だけ回動可能となるように構成した。第2のプランジャは、プランジャの先端に形成された細径状の取付部を内挿する内側収容部と、ブレード保持手段を保持するために、先端側に突出する取付部を有し、回動軸と鉛直な上下方向から2つのネジを有する。これら2つのネジを調整することによって第2のプランジャを微少角度だけ、例えば、±6度だけ回動させることができ、その結果ブレードの取付角度が変更される。
請求項1の発明によれば、プランジャに対するブレードの取付角度を変更する取付角可変手段を設けたので、被切断材に合わせてブレードの取付角度が調整可能となるので、ブレードの被切断材への食い込み切断効率を向上させることができ、効率よく切断作業を行うことができる。また、角度が付いていない旧来のブレードを取り付けた場合であっても、ブレードの角度を被切断材に最適な値に調整することが可能になる。
また、取付角可変手段はブレード保持手段と一体に構成され、ブレードに形成された丸孔を中心としてブレードをプランジャに対して回動させるので、ブレードの取付穴の位置がプランジャの往復運動によって上下に移動することが無く、振動の少ない安定した切断作業が可能になる。また、ブレード保持手段と取付角可変手段を一体に構成したので、部品点数を削減でき、製造コストの増加を防止できる。
さらに、取付角可変手段は、ブレード保持手段の上下方向に設けられた一対のネジを含み、これらのネジによってブレードの回動の角度を変更するので、簡単な構成によってブレードの取付角の調整を行うことができる。また、ブレードからの反力を受ける方向である上下方向においてネジによって保持するので、調整した角度が作業の進行に伴って狂ってしまうことを大幅に低減でき、安定した切断作業を行うことができる。
請求項の発明によれば、プランジャの先端に、ブレード保持手段に内挿される細径状の取付部が形成され、取付部の上下には、ブレードに形成された丸孔を中心にブレード保持手段を回動可能にするように内部に窪んだ傾斜面が形成されるので、プランジャ側構成の変更は僅かで済み、製造コストを低減することができる。
請求項の発明によれば、ネジの先端が傾斜面と当接することにより、ブレード保持手段の内壁と傾斜面との間隔が調整されるので、簡単な構成で取付角可変手段を実現できる。
請求項の発明によれば、取付角可変手段としてブレード保持手段と別体で構成した第2のプランジャを用いるので、ブレード保持手段側には何ら変更を施すことなく取付角可変機能を実現できる。また、第2のプランジャにおいて回動軸を中心に微少角度だけ回動可能であるので、製造上の自由度が高い。さらに、第2のプランジャは、(第1の)プランジャの先端に形成された細径状の取付部を内挿する内側収容部と、ブレード保持手段を保持するために、先端側に突出する取付部を有するので、簡単な構成で取付角可変手段が実現できる。
請求項の発明によれば、第2のプランジャは、回動軸と鉛直な上下方向から2つのネジを有し、これらのネジを調整することによって2つのプランジャ間の相対的な回動角を変更するので、調整した角度が狂うことを低減でき、安定した切断作業を行うことができる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の機能を有する部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後、上下の方向は図1に示す方向であるとして説明する。
図1は、本発明の実施態様に係るセーバソーの全体を示す断面図である。電気モータ1は樹脂製のモータハウジング2に内蔵され、モータハウジング2の後方にはハンドル3が接続される。ハンドル3には電気モータ1への電力供給を制御するスイッチ4が内蔵される。モータハウジング2の前方には動力伝達手段を収容するためのアルミニウム製のインナーカバー5及びギヤカバー6が設けられる。モータ軸7の先端には駆動歯車8が形成される。モータ軸7の回転運動は、運動変換手段によってプランジャ20の往復運動に変換される。運動変換手段は、モータ軸7と平行に設けられたセカンドシャフト9と、セカンドシャフト9に取付けられる従動歯車10と、セカンドシャフト9の前方に設けられ従動歯車10の軸心に対し約14°の角度を有する傾斜軸部9aと、従動歯車10の軸心と同心のサブシャフト11と、セカンドシャフト9の傾斜軸部9bに2個のベアリング17を介して取り付けられるレシプロプレート18、を含んで構成される。
電気モータ1は、減速用の歯車(8、10)を介してセカンドシャフト9を回転させる。セカンドシャフト9の回転運動は、傾斜軸部9aの回転運動として伝達され、傾斜軸部に保持されるレシプロプレート18と、従動歯車10の軸心と同心の設けられたサブシャフト11を回転させる。レシプロプレート18の揺動軸部18aの先端には球状部18bが形成され、プランジャ20の穴部20eを貫通し、球状部18bが穴部20eの内部にわずかな隙間で転動可能に係合する。プランジャ20にはローラシャフト21が貫通し、ローラシャフト21の両端にはスイングローラA22とスイングローラB(図示せず)が回動可能に取付けられ、これらのスイングローラは、軌道面A34と軌道面B(図示せず)によって、プランジャ20と一体に往復運動できるよう設けられる。以上の構成により、レシプロプレート18は前後方向に移動するため、結果として、セカンドシャフト9の回転運動がプランジャ20の往復運動に変換されることになる。
プランジャ20の前方のブレードホルダ23には、揺動可能なノブカバー26の操作によりブレード35の着脱がワンタッチで行えるように構成される。この構成については後述する。尚、ノブカバー26の操作によってワンタッチで着脱するのではなく、図示しないブレード固定用のボルトによってブレード35をブレードホルダ23に固定する方式であってもよい。
インナーカバー5、ギヤカバー6及びモータハウジング2は、セーバソーを構成するハウジング部分を構成するものであって、本実施形態ではハウジング部分を3つの構成要素(5、6、7)に分けて構成したが、これらは一体構造であっても良いし、または、2つ又は4つ以上の構成要素から構成するようにしても良い。ハウジング部分の外側の一部には、摩擦係数の大きい絶縁断熱弾性部材からなるフロントカバー33が設けられる。また、ギヤカバー6の先端部にはベース16が設けられ、切断作業時にベース16を被切断材料に対して押し当てながら作業することによりセーバソー本体を安定させることができる。
図2は、図1のプランジャ20及びブレード保持手段を示す部分側面図である。プランジャ20は、軸受けメタル19により前後方向に摺動可能にハウジング部分(ギヤカバー6)に保持される。本実施形態においては、前後方向に摺動するプランジャ20の先端にブレード35が取付られるが、ブレード35を取り付けるブレードホルダ23に、ブレード35とプランジャ20との角度を変更する取付角可変手段を設けた。この取付角度の変更用に、ブレードホルダ23の上下方向から2つのボルト28a、28bが設けられる。このボルト28a、28bを用いた、ブレード35の取付角の調整のしかたを図3を用いて説明する。
図3は、本実施形態に係るブレードの取付角変更手段を採用したブレードホルダ23の側面図であり、(1)は側面図、(2)は(1)のA−A部の断面図である。プランジャ20の前方には、ブレードホルダ23が設けられる。ブレードホルダ23には、上側に回動固定用のボルト28aが、下側に回動固定用のボルト28bが取り付けられ、これらのボルトを締めたりゆるめたりすることによってブレード35の取付角度の調整が可能となり、取付角可変手段としての機能を果たす。上下のボルト28a、28bの締め付け状態を調整することにより、プランジャ20とブレードホルダ23の歯面の角度が調整される。図3(1)の状態は、ブレード35の取付角の調整角が0°であって、上側にも下側にも傾けていない状態を示す。
図3(2)において、プランジャ20の先端には、ブレードホルダ23が取付ボルト29を介して微少角度だけ回動可能に接続される。ブレードホルダ23は、プランジャ20の細径状の取付部20aを覆うように取り付けられる。プランジャ20の取付部20aには、ブレード35を収容するスリット20bが形成され、収容されたブレード35の丸孔35cに係止ピン31が係合する。係止ピン31は、係止ピン31の頭部を押圧して係止ピン31を丸孔35cに係合させるノブ24により保持される。ノブ24は、係止ピン31が取付穴に係止される方向に付勢するために捩りコイルバネ30を介して、締結ボルト27によりプランジャの取付部20aに装着される。尚、本実施形態において、締結ボルト27はノブ24が締結ボルト27を中心に微少角だけ回動するようにするためであって、ブレードホルダ23をプランジャ20に固定する機能は有しない。
ノブカバー26は、ノブ24を微少角度だけ回動させるための操作部であり、ブレードホルダ23に形成された切り抜き穴を貫通してノブ24に取り付けられる。ノブカバー2を下方(図2のノブカバー26の矢印方向)に移動させることによって、係止ピン31の頭部の押圧が解除され、係止ピン31と同軸上に配置されたコイルバネ32の作用により、係止ピン31がブレード35の取付穴及びスリット20bから離脱する方向に移動することによって、ブレード35をプランジャ20から着脱可能な状態となる。
図4は、ブレードホルダ23が回動する原理を説明するための断面図であり、(1)は従来例におけるブレードホルダ123とプランジャ120の接続状況を示す図で、(2)〜(4)は本実施形態に係るブレードホルダ23とプランジャ20を示す図である。図4(1)に示す従来例においては、プランジャ120の先端には、径が細くなった取付部120aが形成される。取付部120aは、長手方向の断面が略四角形であり、上下の面が平行な平面状であり、その面はブレードホルダ123の上下方向の内壁と密接する。従って、ブレードホルダ123は、プランジャ120に対してがたつきが生じないように保持される。従来例においてブレードホルダ123とプランジャ120の固定は、段付穴120cだけでなく、ノブの固定用の穴120dも用いて図示しないボルトにより固定される。
本実施形態においては、図4(2)に示すように、ブレードホルダ23の基本形状は従来例の構造と同じであるが、上下方向に2つの角度調整用のボルト28a、28bを設けたことが異なる。ボルト28a、28bは、上下方向に設けられねじ山(雌)が形成されたネジ穴23bに取り付けられる。一方、ブレードホルダ23に嵌挿されるプランジャ20は、先端部が細く形成される取付部20aが形成されるのは従来例と同じであるが、その上側及び下側の面の形状が異なる。即ち、取付部20aにおいて、先端(前端)から上下方向の幅が徐々に広くなるように上下の平面部が形成され(平面部a)、段付穴20cの部分で上下方向の幅が最も広くなり(頂部b)、段付穴20cよりも後方に行くに従い上下方向の幅が狭くなるような上下の平面部が形成される(平面部c)。
これら平面部a及びcを斜めに形成したことにより、図4(3)に示すように、ブレードホルダ23を取り付けた際に、プランジャ20の取付部20aとブレードホルダ23の間は、頂部bを除いて隙間が生ずる。しかし、ボルト28a、28bの締め付け具合を調整することによって、ボルト28a、28bの先端が取付部20aの平面部cと良好に当接し、ブレードホルダ23はプランジャ20に対して安定して保持される。また、ブレードホルダ23の下側のボルト28bをゆるめ、上側のボルト28aを締め付けると、ブレードホルダ23を図4(4)の矢印の方向に回動させることができる。この際、取付部20aの下側の平面部cと、上側の平面部aがブレードホルダ23の内壁と良好に当接する。
図5は、実際にブレード35を取り付けた状態を示す断面図であり、(1)はブレードホルダ23を傾斜させない状態を示し、(2)はブレードホルダ23を下方向に傾斜させた状態を示す。図5(1)においては、ボルト28a、28bを等しく締め付けているので、ブレード35は歯面の傾斜角が3度となるようにプランジャ20に取り付けられる。これに対し、下側のボルト28bをゆるめて上側のボルト28aを最大に締めた状態では、図5(2)に示すようにブレード35の歯面が水平線に対して約6度の角度分回動して保持される事になり、結果としてブレード35は歯面の傾斜角が9度となる。尚、図示していないが、これとは逆に、上側のボルト28aをゆるめて下側のボルト28bを最大に締めると、その場合はブレードの歯面が水平線に対して−3度の角度で保持される事になる。
以上説明したように、ブレード35はブレードホルダ23の内壁の上側と下側の平行な部分により係止されるため、ブレードホルダ23を回動させることによってプランジャ20とブレード35の相対角度が調整可能となる。この結果、被切断材36に合わせてブレード35の角度を任意に調整可能とすることにより、角度の付いていないブレードを用いても効率よく切断作業を行うことが可能となる。例えば、ブレード35の歯面の傾斜角をゼロにするか、少なく設定すれば切断速度は遅くなるものの、切断に伴う振動が低下する。逆に、歯面の傾斜角を大きく取れば、切断に伴う振動が増えるものの切断速度を速くすることができる。
次に、図6を用いて本発明の第2の実施形態を説明する。図6においては、第1の実施形態と違って、プランジャを2分割で構成する。即ち、第1のプランジャ40と第2のプランジャ41で構成し、ブレード35の角度の調整機能として、第2のプランジャ41を第1のプランジャに対して回動可能なように構成した。第2のプランジャ41の回動する原理は、第1の実施形態のブレードホルダ23の回動機構と基本的に同じであり、第2のプランジャ41に回動係止用のボルト48a、48bを上下に各1本設けた。上下のボルト48aと48bを調整することにより第1のプランジャ40と、第2のプランジャ41の角度が調整可能となる。第2の実施形態においては、回動の中心点が、プランジャ40の先端の取付部に形成された取付穴40bとなり、ブレード35の丸孔35cを中心に回動するのでは無い点で、第1の実施形態とは異なる。
以上の説明から明らかなように、本発明によればプランジャ20、40とブレード35の角度を変化させることにより、角度を変化させない場合に比べて切断スピードが最大で約20%向上することができた。また、被切断材に合わせてブレード35の角度を任意に調整可能とすることにより、角度の付いていないブレードを用いても効率良く切断作業を行うことが可能となった。
以上、本発明を示す実施形態に基づき説明したが、本発明は上述の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、本実施形態においては、ボルト28a、28b、48a、48bをプランジャの上下方向に締めるように構成したが、上下方向でなく左右方向から締めるように構成しても良い。
本発明の実施態様に係るセーバソーの全体を示す断面図である。 図1のセーバソーのプランジャ20及びブレード保持手段を示す部分側面図である。 本実施形態に係るブレードの取付角変更手段を採用したブレードホルダ23の側面図であり、(1)は側面図、(2)は図3(1)A−A部の断面図である。 ブレードホルダ23が回動する原理を説明するための断面図であり、(1)は従来例におけるブレードホルダとプランジャの接続状況を示す図で、(2)〜(4)は本実施形態に係るブレードホルダ23とプランジャ20を示す図である。 ブレード35を取り付けた状態を示す断面図であり、(1)はブレードホルダ23を傾斜させない状態を示し、(2)はブレードホルダ23を下方向に傾斜させた状態を示す。 本発明の第2の実施形態を示すセーバソーのプランジャ20及びブレード保持手段を示す図であり、(1)は傾斜させていない際の側面図であり、(2)は(1)の側面図で一部断面を示す図であり、(3)は傾斜させた際の側面図で一部断面を示す図である。 セーバソーに取り付けられるブレードを示す側面図である。
符号の説明
1 電気モータ 2 モータハウジング 3 ハンドル 4 スイッチ
5 インナーカバー 6 ギヤカバー 7 モータ軸 8 駆動歯車
9 セカンドシャフト 9a 傾斜軸部 10 従動歯車
11 サブシャフト 16 ベース 17 ベアリング
18 レシプロプレート 18a (レシプロプレートの)揺動軸部
18b (レシプロプレートの)球状部 19 軸受けメタル
20 プランジャ 20a 取付部 20b スリット
20c 段付穴 20d 貫通穴 20e 穴部
21 ローラシャフトA 22 スイングローラA 23 ブレードホルダ
24 ノブ 26 ノブカバー 27 締結ボルト
28a、28b ボルト 29 取付ボルト 30 捩りコイルバネ
31 係止ピン 32 コイルバネ 33 フロントカバー
34 軌道面A 35 ブレード 35a (ブレードの)保持部
35b (ブレードの)切断歯部 35c (ブレードの)丸孔
36 被切断材 40 第一プランジャ
40a (第1プランジャの)取付部
40b (第1プランジャの)取付穴
41 第二プランジャ 42 締結ボルト
43 ブレードホルダ 46 ノブカバー 48a、48b ボルト
120 プランジャ 123a 取付部 120c 段付穴
120d 穴 123 ブレードホルダ

Claims (5)

  1. モータと、該モータの回転運動をプランジャの往復運動に変換する運動変換手段と、前記モータ及び前記運動変換手段を収容するハウジングと、前記プランジャの先端に取り付けられブレードを保持するブレード保持手段を有するセーバソーにおいて、
    前記プランジャに対する前記ブレードの取付角度を変更するものであって、前記ブレード保持手段の上下方向に設けられた一対のネジを含む取付角可変手段を設け
    前記取付角可変手段は前記ブレード保持手段と一体に構成され、前記ブレードに形成された丸孔を中心に前記ブレードを前記プランジャに対して回動可能で有り、前記ネジによって回動の角度が変更されることを特徴とするセーバソー。
  2. 前記プランジャの先端に、前記ブレード保持手段に内挿される細径状の取付部が形成され、前記取付部の上下には、前記ブレードに形成された丸孔を中心に前記ブレード保持手段を回動可能にするように傾斜面が形成されることを特徴とする請求項に記載のセーバソー。
  3. 前記ネジの先端が前記傾斜面と当接することにより、前記ブレード保持手段の内壁と前記傾斜面との間隔が調整されることを特徴とする請求項に記載のセーバソー。
  4. モータと、該モータの回転運動をプランジャの往復運動に変換する運動変換手段と、前記モータ及び前記運動変換手段を収容するハウジングと、前記プランジャの先端に取り付けられブレードを保持するブレード保持手段を有するセーバソーにおいて、
    前記プランジャに対する前記ブレードの取付角度を変更する取付角可変手段を設け、
    前記取付角可変手段は、前記ブレード保持手段と前記プランジャの間に設けられた第2のプランジャであり、該第2のプランジャは前記プランジャの往復運動方向と垂直な回動軸を中心に微少角度だけ回動可能であり、
    前記第2のプランジャは、前記プランジャの先端に形成された細径状の取付部を内挿する内側収容部と、前記ブレード保持手段を保持するために、先端側に突出する取付部を有することを特徴とするセーバソー。
  5. 前記第2のプランジャは、前記回動軸と鉛直な上下方向から2つのネジを有し、該ネジを調整することによって前記2つのプランジャ間の相対的な回動角を変更することを特徴とする請求項に記載のセーバソー。
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