JP5201457B2 - 研磨システム - Google Patents

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Description

本発明は、基板を平坦に研磨加工する研磨システムに関し、なお詳細には、基板を保持する基板収容部を有して上下の定盤の間に配設されるキャリア、上下の定盤よりも大径の円環状に形成されたキャリア定盤、及びキャリア定盤を回転させることにより上下の定盤間に挟持されたキャリアを回転させるキャリア定盤駆動機構を備えた研磨システムに関する。
上定盤、下定盤、基板を保持する基板収容部を有し上下の定盤の間に配設されるキャリア、及び上下の定盤間に挟持されたキャリアを回転させるキャリア駆動機構を備えた研磨システムとして、基板の上下両面を平坦に研磨する両面ラップ装置や両面CMP装置等の研磨装置が広く知られている。このような研磨装置のキャリア駆動機構は、一般的に、下定盤の中心を貫通して上方に突出する太陽歯車、下定盤の外周を囲んで配設された内歯歯車、キャリアの外周に形成され太陽歯車及び内歯歯車と噛合する遊星歯車、及び太陽歯車を上下に延びる中心軸廻りに回転駆動する太陽歯車駆動構造などを備えて構成される。そして、キャリアの基板収容部に研磨対象の基板を保持させて上下の定盤間に挟持させ、研磨液を供給しながら上下の定盤をそれぞれ回転させるとともに、太陽歯車を回転させて上下定盤間でキャリアを遊星運動させ、これにより基板の上下両面を平坦に研磨するように構成されていた(例えば、特許文献1,特許文献2を参照)。
特開2003−311608 特開2007−301650
ところが、上記のような従来の研磨装置では、下定盤の中心に上方に突出して太陽歯車が配設されることから、研磨可能な基板サイズは定盤直径の半分以下に制限される。近年では、液晶表示装置の大型化に伴い、大型のガラス基板を平坦に両面研磨する研磨システムが必要とされるところ、上記のような従来の研磨装置をそのまま大型化すれば装置全体が巨大化してしまう。そこで、上下の定盤よりも大径の円環状で内周にキャリアが接続され、上下に延びる仮想中心軸廻りに回転自在に支持されたキャリア定盤と、このキャリア定盤を回転駆動するキャリア定盤駆動機構を備えた研磨システムが鋭意研究されている。
上記のようなキャリア定盤を備えた研磨システムでは、キャリア定盤が中空の円環状であるため回転中心に軸を設けることができない。そのため、キャリア定盤駆動機構は、キャリア定盤の周面(外周面または内周面)に接するローラ及びこのローラを回転駆動するローラ駆動モータを有するローラ駆動ユニットをキャリア定盤の周りに複数備えて構成され、各ユニットのローラ駆動モータを同期回転させることにより、各ローラを介してキャリア定盤を回転させるように構成される。このような研磨システムのキャリア定盤は、直径が概ね3m以上にもなることから旋削等により成形することが困難であり、例えば、細長い帯板状に切断した鋼材をベンディングロール等により円弧状に成形し、上下に円環部材を溶接する等により形成される。そのため、ローラの接する周面がきれいな円形にならず、キャリア定盤を回転させたときに周面が径方向に大きく振れる状況が発生する。
その結果、キャリア定盤の仕上がりによってローラが周面から離れて回転駆動力が伝達されない場合やローラに過大な負荷が生じるなど、円滑な回転伝達が難しいという課題があった。また、キャリア定盤の回転速度(rad/sec)を一定とした場合に、回転中心から異なる半径位置の周面では周速(線速度m/sec)が異なることから、複数のローラ駆動ユニットでユニットごとにローラの回転速度と当該ローラが接触する周面の周速とに差異が生じ、接触状態の均一化や効率的な回転伝達が難しいという課題が生じていた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ローラ駆動ユニットのローラとキャリア定盤の周面との接触状態を均一化し効率的な回転伝達を可能とした研磨システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の研磨システムは、上下に対向して設けられた円盤状の上定盤及び下定盤、基板を保持する基板収容部を有し上定盤と下定盤との間に配設されるキャリア、上定盤及び下定盤よりも大径の円環状に形成されて内周にキャリアが接続されたキャリア定盤、及びキャリア定盤を回転させることにより上定盤と下定盤との間に挟持されたキャリアを回転させるキャリア定盤駆動機構を備えて構成される。キャリア定盤駆動機構は、外周面がキャリア定盤の周面に接し上下に延びるローラ軸廻りに回動自在に支持されたローラ、ローラを回転駆動するローラ駆動モータ、及びローラをキャリア定盤の径方向に移動させるローラ移動構造を有し、ローラをローラ駆動モータにより回転駆動してキャリア定盤を回転させる複数のローラ駆動ユニットからなる。そして、この研磨システムでは、各ローラ駆動ユニットにおけるローラの配設領域を通るキャリア定盤の周面の径方向位置を検出する径方向位置検出手段(例えば、実施形態における径方向位置検出部160,160´)と、各ローラ駆動ユニットのローラ移動構造によるローラの移動位置及びローラ駆動モータによるローラの回転速度を制御する制御装置とを備え、制御装置が、径方向位置検出手段により検出される周面の径方向位置に応じて、キャリア定盤の周面と各ローラ駆動ユニットのローラとの接触状態が一定になるように、各ローラ駆動ユニットにおけるローラの移動位置及び回転速度を制御するように構成される。
なお、前記径方向位置検出手段(例えば、実施形態における径方向位置検出部160)は、キャリア定盤の周面の形状が予め設定記憶されたメモリと、キャリア定盤の回転角度位置を検出する角度位置検出装置とからなり、メモリに設定記憶された周面の形状と角度位置検出装置により検出されたキャリア定盤の回転角度位置とに基づいて、ローラ駆動ユニットにおけるローラの配設領域を通る周面の径方向位置を検出するように構成することが好ましい。
あるいは、前記径方向位置検出手段(例えば、実施形態における径方向位置検出部160´)は、キャリア定盤の回転に伴って変位する周面の変位状態を検出する周面変位検出装置からなり、周面変位検出装置により検出される周面の変位状態に基づいて、各ローラ駆動ユニットにおけるローラの配設領域を通る周面の径方向位置を検出するように構成することが好ましい。
また、各前記ローラ駆動ユニットは、ローラが設けられたローラアームと、ローラアームをキャリア定盤の径方向に移動自在に支持しローラ移動構造によりキャリア定盤の径方向に移動されるスライドブロックと、ローラアームとスライドブロックとの間に介装されてローラを周面に付勢するバネとを備え、ローラが周面に略一定の付勢力で押接されるように構成することが好ましい。
本発明の研磨システムでは、キャリア定盤の周面の径方向位置を検出する径方向位置検出手段と、各ローラ駆動ユニットにおけるローラの移動位置及び回転速度を制御する制御装置とを備え、制御装置が、径方向位置検出手段により検出される周面の径方向位置に応じて、各ローラ駆動ユニットのローラの接触状態が一定になるように各ローラ駆動ユニットのローラの移動位置及び回転速度が制御される。このような構成によれば、キャリア定盤の周面に径方向の振れがあっても、この径方向の振れに応じて各ローラ駆動ユニットのローラの位置および回転速度が制御されるため、キャリア定盤の周面とローラとの接触状態を均一化することができ、効率的な回転伝達が可能な研磨システムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。本発明を適用した研磨システム1を側方から見た状態の概念図を図2に、図2中のIII−III矢視方向に見た平面図を図3に示しており、まず研磨システム1の全体構成について概要説明する。なお、説明の便宜上から、図2では、キャリア及びキャリア定盤を断面図で示している。
研磨システム1は、上下に対向して設けられた円盤状の上定盤10及び下定盤20、基板Wを保持する基板収容部を有し上定盤10と下定盤20との間に配設されるキャリア30、上下の定盤10,20よりも大径の円環状に形成されて内周にキャリア30が接続されたキャリア定盤40、キャリア定盤40を回転させることにより上定盤10と下定盤20との間に挟持されたキャリア30を回転させるキャリア定盤駆動機構50、及び研磨システム1の作動を制御する制御装置80を備えて構成される。
上定盤10及び下定盤20は、直径が2〜4[m]程度の大型で略同径の円盤状をなし、上定盤10の上面中心に上方に延びる上定盤回転軸12、下定盤20の下面中心に下方に延びる下定盤回転軸22が固定されている。上定盤回転軸12には上定盤駆動機構15、下定盤回転軸22には下定盤駆動機構25が接続されており、上下の定盤が各回転12,22の軸廻りにそれぞれ独立して水平面内で回転可能に構成される。上定盤10の下面、及び下定盤20の上面は、ともに高い平面度に加工されたうえ、加工液を各部に供給するための溝が格子状に形成されて研磨面11,21が形成される。なお、研磨システム1で両面CMP加工を行うような場合には、例えば、微細な独立発泡気泡を内包するポリウレタン製の研磨パッドが貼り付けられて研磨面が形成される。
上定盤10は、図示省略する上定盤移動機構により、下定盤20と対向した対向位置と下定盤20の上方から側方に退避した退避位置とに移動可能、対向位置において上下に移動可能に配設されるとともに、基板Wを上下の研磨面11,21の間に挟み込んだ状態で下向きに加圧する加圧構造が設けられており、制御装置80において設定された任意の研磨圧力で基板Wの両面を研磨可能に構成されている。
キャリア30は、基板Wの厚さよりも幾分薄い円盤状で、円盤内に基板Wを保持する基板収容部31が上下貫通して形成されている。基板収容部は、研磨対象である基板Wの外形寸法よりもわずかに大きい枠状に形成されており、下定盤20の上面に支持されたキャリア30の基板収容部31に基板Wを装着することにより、基板Wの外周端面が基板収容部31に保持される。
キャリア定盤40は、上定盤10及び下定盤20よりも大径の円環状をなし、例えば、直径が3〜5[m]程度、円環部の幅及び高さが150〜200[mm]程度の円環状に形成される。キャリア定盤40は、下定盤20の外周側に位置して設けられた複数の円筒状のローラ42に支持されており、上下の定盤の外周側に位置して回転自在に配設される。キャリア定盤40の内周側には、キャリア30の外周部と係合して回転トルクを伝達するキャリア係合部が形成されており、キャリア係合部を介して接続されたキャリア30にキャリア定盤40の回転トルクが伝達される。
キャリア定盤駆動機構50は、キャリア定盤40の外周に位置して設けられた複数のローラ駆動ユニット(図示する構成例において4つのローラ駆動ユニット)100からなり、複数のローラ駆動ユニット100でキャリア定盤40を回転させることによりキャリア係合部を介してキャリア30を回転させる。キャリア定盤駆動機構50については後に詳述するが、各ローラ駆動ユニット100には、キャリア定盤40の外周面45に接するローラ110及びローラ110を回転駆動するローラ駆動モータ115が備えられており、制御装置80がローラ駆動モータ115の回転を制御することにより、ローラ110を介してキャリア定盤40を平面視における時計廻りまたは反時計回りに回転させる。キャリア定盤回転機構50の複数のローラ駆動機構100,100…は、キャリア定盤回転機構50のベースフレーム151に固定され、キャリア定盤回転機構50全体が上下の定盤10,20の回転中心に対して相対揺動するように構成されている。
研磨システム1において基板Wの研磨加工を行う際には、まず上定盤10を下定盤20の側方に退避させた退避位置に設定し、基板Wを上方から搬入しキャリア30の基板収容部31に収容して下定盤20に支持させる。次いで、上定盤10を下定盤20上方の対向位置に設定して下動させ、上下の定盤の研磨面11,21の間に基板Wを挟持する。そして、研磨加工部に加工液を供給しながら上定盤駆動機構15及び下定盤駆動機構25により上下の定盤10,20を逆方向または同一方向に回転させ、加圧構造により所定の加工圧に設定した状態で、キャリア定盤駆動機構50によりキャリア30を回転させる。これにより基板Wの上下両面が設定された加工圧で同時に研磨加工される。
このように概要構成される研磨システム1にあって、キャリア定盤40は、前述したように大径かつ中空の円環状であることから、これを一体の部材から切り出して旋削等により形成することは生産コストや部材重両などの観点から困難である。そこで、一般的には、円環を複数に分割した板状の円弧状部材を溶接やボルト締結等により接合して上下一対の円環部材を形成するとともに、キャリア定盤の高さに合わせた帯板状部材をベンディングロールまたはプレスブレーキ等により外周面の曲率に合わせて円弧状に成形して複数の周面部材を形成し、上下の円環部材の外周に周面部材を接合する等の手段により一体の円環状に構成される。
このような構成から、キャリア定盤40の外周面45のプロフィール(輪郭形状)は、全体として円形であるものの、うねりを伴った凹凸のある形状であり、輪郭形状を円に近似したときの仮想中心から外周面45までの半径距離が周方向の角度位置によって異なっている(図5を参照)。このことは、キャリア定盤40を回転させたときにローラ位置を通る外周面45が径方向に変位することを意味し、発明者らの研究によれば、外径がφ3.5mのキャリア定盤について複数台を計測したところ、外周面45が5〜15mm程度径方向に振れること(以下、「面振れ」という)が確認された。
その結果、ローラ110をキャリア定盤40の径方向に揺動変位自在な揺動アームの先端に取り付け、揺動アームをバネでキャリア定盤の内径方向に付勢して、ローラ110をキャリア定盤の外周面に弾性的に接触させるように構成した場合に、キャリア定盤の外周面45の面振れが揺動アームの揺動範囲よりも大きいと、ローラ110が外周面45から離れて回転駆動力が伝達されない場合や、ローラ及び揺動アームに過大な力が作用する場合が生じる。また、揺動アームの揺動範囲を拡大すればキャリア定盤の外周面45とローラ110との弾性的な接触は保持可能であるが、揺動アームの位置変化はこれに比例した押圧力の変化をもたらすことになり、負荷抵抗が変化して円滑な回転伝達が難しい。
さらに、キャリア定盤40の回転速度ω[rad/sec]を一定とした場合に、回転中心から異なる半径距離にある外周面の線速度すなわち周速v[mm/sec]は異なったものとなる。このため、複数のローラ駆動ユニット100についてローラ駆動モータを同一回転速度で制御した場合に、ユニットごとにローラ110の外周面の周速と当該ローラが接触するローラ位置の外周面の周速とに差異が生じ、あるローラ駆動ユニットでは接触部においてローラがブレーキ方向に作用し、他のユニットではローラが加速方向に作用するような状態となり、これによっても接触状態の均一化や効率的な回転伝達が難しい。
研磨システム1では、各ローラ駆動ユニット100のローラ位置を通るキャリア定盤の外周面45の径方向位置を検出する径方向位置検出部160を備えるとともに、各ローラ駆動ユニット100にはローラ110をキャリア定盤40の径方向に移動させるローラ移動構造150を備え、制御装置80が、径方向位置検出部160により検出される径方向位置に応じて、キャリア定盤の外周面45と各ローラ駆動ユニットのローラ110との接触状態が一定になるように、ローラ移動構造150によるローラの移動位置、ローラ駆動モータ115によるローラの回転速度を制御する。
ローラ駆動ユニット100は、側面視における概要構成を図1に示すように、ローラ110をローラ軸112廻りに回動自在に支持するローラアーム120、ローラアーム120に設けられ減速機を介してローラ110を回転駆動するローラ駆動モータ115、ローラアーム120をスライドガイド125を介してキャリア定盤40の径方向に移動自在に支持するスライドブロック130、ローラアーム120とスライドブロック130との間に介装されてローラアーム120をキャリア定盤40の内径方向に付勢するバネ127、スライドブロック130をキャリア定盤40の径方向に移動させるローラ移動構造150などを備えて構成される。
ローラ移動構造150は、各ローラ駆動ユニット共通の基台であるベースフレーム151と、ベースフレーム151とスライドブロック130との間に設けられてスライドブロック130をキャリア定盤40の径方向にスライド自在に支持するスライドガイド152、キャリア定盤40の径方向に延びて回動自在に支持されたボールネジ154及びこのボールネジ154の軸端に結合されてボールネジ154を回転駆動するローラ移動モータ155、スライドブロック130に設けられボールねじ154に螺合されたボールナット156が結合されたナットフランジ136などから構成される。
制御装置80は、径方向位置検出部において検出される外周面45の径方向位置に応じて、ローラ移動構造150におけるローラ移動モータ155、及びローラ駆動モータ115によるローラ110の回転速度を制御する。
第1構成形態の研磨システム1では、径方向位置検出部160が、キャリア定盤の外周面45の形状が予め設定記憶されたメモリ81と、キャリア定盤40の回転角度位置を検出する角度位置検出装置161とからなり、メモリ81に設定記憶された外周面の形状と角度位置検出装置161により検出されたキャリア定盤40の回転角度位置とに基づいて、各ローラ駆動ユニット100におけるローラ100の配設領域を通る外周面の径方向位置を検出するように構成される。この研磨システム1について、図4に示すブロック図を参照しながら説明する。
キャリア定盤の外周面45の輪郭形状(プロフィール)が予め計測され、制御装置80内のメモリ81に設定記憶されている。具体的には、キャリア定盤40を上方から見たときの模式図を図5に示すように、予め計測された外周面45のプロフィールPfを公知の画像処理手法により円Cに近似して仮想中心O及び半径Rを求め、仮想中心Oを通り所定の角度姿勢を基準とした座標系を設定して、外周面上の任意位置Pを仮想中心Oからの半径距離rと周方向の角度θとによりP(r,θ)のように規定したプロフィールPfがメモリ81に設定記憶されている。
一方、角度位置検出装置161は、上記座標系に対応して設定したキャリア定盤40の基準角度位置を検出する基準位置検出センサ162、キャリア定盤40の回転速度を検出するための回転検出センサ165を主体とし、これらの検出信号から制御装置80のCPU(演算処理部)82によりキャリア定盤40の角度姿勢を算出するように構成される。
基準位置検出センサ162は、キャリア定盤40の回転中にキャリア定盤40に設定された基準部材を検出することで、キャリア定盤40の基準角度位置を検出する。例えば、図5に示したように、キャリア定盤40の上面に遮蔽板163を立設する一方、遮蔽板163の通過位置の内周側と外周側に投光部162a及び受光部162bからなるフォトインタラプタ形態の基準位置検出センサ162を設け、キャリア定盤40の回転に伴う遮蔽板163の通過タイミングを検出することによりキャリア定盤40の基準回転位置(例えばθ=0度)を検出する。
一方、回転検出センサ165は、回転中のキャリア定盤40の現実の回転速度を検出するためのセンサであり、キャリア定盤40に仮想中心Oを中心とした所定角度ピッチで固着された被検出体166を検出する。キャリア定盤40の回転に伴い回転検出センサ165から出力される検出信号は、キャリア定盤40の回転速度に比例した周波数のパルス状の信号となり、この検出信号の単位時間当たりのパルス数をカウントすることによりキャリア定盤40の回転速度ω[rad/sec]を算出することができる。例えば、キャリア定盤の外周面45に、仮想中心Oを中心として5度ピッチで磁石(被検出体)166を固着し、磁気センサ形態の回転検出センサ165で検出した場合、キャリア定盤40が360度回転したときに72のパルスが検出される。従って1秒間に12パルス検出されたとすれば、その時のキャリア定盤40の回転速度ωは10[r.p.m]=π/3[rad/sec]と算出される。
そして、基準位置検出センサ162により検出されたキャリア定盤40の基準角度位置と、回転検出センサを165の検出信号に基づいて検知されたキャリア定盤40の回転速度ωとから、任意の時刻におけるキャリア定盤40の角度姿勢を検知することができ、メモリ81に設定記憶された外周面45のプロフィールPfを当該角度姿勢に回転させることにより、各ローラ駆動ユニット100(100A,100B,100C,100D)のローラ110が位置すべき外周面45の径方向位置を求めることができる。例えば、ローラ駆動ユニット100Aのローラ位置を通る外周面45の位置PA(rA,θA)から、このローラ駆動ユニット100Aのローラ110が位置すべき径方向位置が求められる。
制御装置80は、このようにして求めた径方向位置及び回転速度に応じて、ローラ移動構造150におけるローラ移動モータ155、及びローラ駆動モータ115によるローラ110の回転速度を制御する。例えば、近似円Cの半径位置をローラ移動位置及びローラ回転数の基準とした場合に、キャリア定盤の外周面45が近似円Cの外側にδA振れるローラ駆動ユニット100Aについて、外周面45の半径位置の変化に応じてスライドブロック130がキャリア定盤40の外径方向にδA移動するようにローラ移動モータ155の回動を制御し、バネ127により付勢されたローラ110が所定の接触圧でキャリア定盤の外周面45に押接されるように制御する。また、ローラ110の外周面の周速が、半径位置rAの外周面の周速と合致するようにローラ駆動モータ115の回転速度を制御する。
同様に、キャリア定盤の外周面45が近似円Cの内側にδC振れるローラ駆動ユニット100Cについて、外周面45の半径位置の変化に応じてスライドブロック130がキャリア定盤40の内径方向にδC移動するようにローラ移動モータ155の回動を制御し、このローラ駆動ユニット100Cのローラ110が、ローラ駆動ユニット100Aのローラと同一の接触圧でキャリア定盤の外周面45に押接されるように制御する。また、ローラ110の外周面の周速が、半径位置rCの外周面の周速と合致するようにローラ駆動モータ115の回転速度を制御する。
すなわち、制御装置80は、回転検出センサ165の検出信号により検知されたキャリア定盤40の回転速度ω[rad/sec]を基準としてローラ駆動ユニット全体の速度制御を行い、径方向位置検出器により検知される近似円Cと各ローラ駆動ユニットのる径方向位置との差δA,δC等に応じて個々のローラ駆動ユニットの各ローラ110の移動位置及び回転速度を制御する。
このため、キャリア定盤40は、近似円Cの仮想中心Oを通って上下に延びる仮想回転軸を中心とした軸廻りに一定の回転速度ωで回転駆動される。このとき、各ローラ駆動ユニット100(100A,100B,100C,100D)においては、各ローラ110が常に一定の接触圧でキャリア定盤の外周面45に押接され、かつ、すべてのローラにおいてキャリア定盤の外周面と速度差がない状態で回転駆動力が伝達される。従って、各ローラの偏摩耗を生じたり周速差によるエネルギーロスを生じたりすることがなく、安定的かつ効率的な回転伝達が可能となる。また、キャリア定盤40とともにキャリア30が仮想中心軸を中心として滑らかに回転駆動されるため、キャリア30に保持された基板Wの回転軸がぶれたり不連続な動きをしたりすることがなく、これにより研磨加工を安定化して研磨品質を向上させることができる。
なお、キャリア定盤の外周面45は、径方向に面振れを生じるのみならず、上下方向にも歪んで波打っており、キャリア定盤40を回転させたときに被検出体である磁石列が径方向及び上下方向に変位する。従って、回転検出センサ165をベースフレーム151に固定した場合には、被検出体166が回転検出センサ165の検出領域から外れてしまう可能性がある。そこで、研磨システム1では、回転検出センサ165をローラアーム120の先端部に設け、回転検出センサ165がキャリア定盤の外周面45と常に一定間隔で対向するように構成している。
また、図6に示すように、複数の回転検出センサ165をローラアーム120の先端部に上下方向に並べ、キャリア定盤40の回転に伴って被検出体166が上下方向に相対変位したときに、少なくともいずれかの回転検出センサ165が被検出体166を検出するように配設する。そして、これら複数の回転検出センサ165,165…の出力回路を並列に接続してワイヤードOR回路を形成し、チャタリング防止のためローパスフィルタ回路を介装して構成する。このため、キャリア定盤40が回転された状態において被検出体166が確実に転検出センサ165に検出され、キャリア定盤40の回転速度ωが常に安定的に高い精度で検出されるようになっている。検出されたキャリア定盤40の実回転速度は、上記のようにローラ駆動ユニット全体の速度制御にフィードバックされるとともに、制御装置80に設けられた回転表示器88に表示される。
なお、ローラアーム120の先端部に、被検出体166が相対変位する高さ範囲に対応して回転検出センサ165を上下移動自在に配設するとともに、この回転検出センサ165を上下移動させるセンサ移動構造を設け、制御装置80がキャリア定盤40の回転角度姿勢に応じて、回転検出センサ165を上下移動させるように構成してもよい。すなわち、前述した座標系におけるキャリア定盤の外周面45の輪郭形状とともに被検出体166の上下方向の位置をメモリ81に記憶させておき、角度位置検出装置161により検知されるキャリア定盤40の回転角度姿勢と、メモリ81に記憶された角度位置に対応する被検出体166の高さ位置とに基づいて回転検出センサ165を上下に移動制御する。このような構成においても、被検出体166が確実に回転検出センサ165に検出され、キャリア定盤40の回転速度を安定的に高い精度で検出することができる。
次に、第2構成形態の研磨システム1´について、図4に対応して図7に示すブロック図、及び図5に対応して図8に示す模式図を参照しながら説明する。この研磨システム1´では、径方向位置検出部160´が、キャリア定盤40の回転に伴って変位する外周面45の変位状態を検出する周面変位検出装置261からなり、周面変位検出装置により検出される周面の変位状態に基づいて、各ローラ駆動ユニットにおけるローラの配設領域を通る周面の径方向位置を検出するように構成される。
周面変位検出装置261は、キャリア定盤40の外周面45の径方向位置を検出する周面位置検出センサ262と、キャリア定盤の回転状態を検出する回転検出センサ165とを主体とし、これらの検出信号からCPU(演算処理部)82により周面の変位状態を算出するように構成される。
周面位置検出センサ262は、ローラ駆動ユニット100に対して所定の角度位置(図示する構成形態においてローラ駆動ユニット100Aに対してθa=π/4[rad]の角度位置)に設けられており、例えば、キャリア定盤の外周面45に対向して設けたレーザ変位計、あるいはキャリア定盤の外周面45の上方に設けたCCDカメラとこのCCDカメラにより撮影された画像を解析する画像処理装置などにより構成することができ、キャリア定盤40の回転に伴って径方向に変位する当該角度位置における外周面45の径方向位置を検出する。
また、キャリア定盤の回転状態を検出する回転検出センサ165は、第1構成形態の研磨システム1と同様に構成され、キャリア定盤40の外周面45に仮想中心Oを中心として所定角度ピッチで固着した被検出体166を、ローラアーム120の先端部に複数並べて設けた回転検出センサ165により検出して、単位時間当たりに検出されたパルス数をカウントすることにより、キャリア定盤40回転速度ω[rad/sec]を検出するように構成される。
制御装置80は、このようにして検出された周面位置検出センサ262の配設角度位置における外周面45の径方向位置と、キャリア定盤40の回転速度とに基づいて、各ローラ駆動ユニット100のローラ110の移動位置及び回転速度を制御する。
例えば、周面位置検出センサ262の配設角度位置とローラ駆動ユニット100Aの配設角度位置とがなす相対角θa=π/4[rad]と、キャリア定盤40の回転速度ω[rad/sec]とから、周面位置検出センサ262により検出された外周面45がローラ駆動ユニット100Aの角度位置に到達するまでの時間ta[sec]が算出される。すなわち、ローラ駆動ユニット100Aの配設位置では、ある瞬間に周面位置検出センサ262において検出された変位量δpの外周面45がta[sec]遅れて到達し、同一の変位波形が遅延時間ta[sec]で周期的に再生される。他のローラ駆動ユニット100B,100C,100Dについても同様であり、周面位置検出センサ262との相対角に応じた遅延時間で同じ変位波形が再生される。
図9は、この様子を模式的に示した図であり、周面位置検出センサ262において検出される外周面45の変位波形は、仮想中心Oを中心とする仮想円Cを直線に展開した基線Bに対して上下に振れる変位波形となり、一定の周期Tで繰り返される。90ピッチの等角配置としたローラ駆動ユニット100A,100B,100C,100Dの配設位置では、周面位置検出センサ262において検出された外周面45の変位波形を、それぞれ遅延時間T/8,3T/8,5T/8,7T/8遅らせた波形が各ローラ位置を通る外周面45の径方向位置の波形となる。
制御装置80は、周面位置検出センサ262において検出された外周面45の変位波形に基づき、各遅延時間分遅らせた移動位置にローラ110が位置するようにローラ移動モータ155の回動を制御し、各ローラ110が所定の接触圧でキャリア定盤の外周面45に押接されるように制御する。また、各ローラの回転速度は、ローラ110の外周面の周速が、周面位置検出センサ262により検出された外周面45の半径位置(仮想円Cの半径R+変位量δ)における周速と合致するようにローラ駆動モータ115の回転速度を制御する。
このような研磨システム1´によれば、第1構成形態の研磨システム1と同様にキャリア定盤40が仮想回転軸を中心とした軸廻りに一定の回転速度ωで回転駆動される。各ローラ駆動ユニット100(100A,100B,100C,100D)においては、各ローラ110が常に一定の接触圧でキャリア定盤の外周面45に押接され、かつ、すべてのローラにおいてキャリア定盤の外周面45と速度差がない状態で回転駆動力が伝達される。従って、各ローラの偏摩耗を生じたり周速差によるエネルギーロスを生じたりすることがなく、安定的かつ効率的な回転伝達が可能となる。また、キャリア30がキャリア定盤40とともに仮想中心軸を中心として滑らかに回転駆動されるため、キャリア30に保持された基板Wの回転軸がぶれたり不連続な動きをしたりすることがなく、これにより研磨加工を安定化して研磨品質を向上させることができる。
なお、研磨システム1と同様にキャリア定盤40に基準部材を設けてキャリア定盤40の基準角度位置を検出するとともに、当該基準角度位置において検出されるべき変位量δをメモリに設定記憶させておき、当該基準角度位置において周面位置検出センサ262に検出された変位量と比較して、変位波形の基線Bをキャリブレーションするように構成することが好ましい。これにより、各ローラの移動位置および回転速度をより高精度に制御することができる。
また、本構成形態では、周面位置検出センサ262をキャリア定盤の外周側に1か所設けた構成を例示したが、複数設けて構成してもよく、例えば各ローラ駆動ユニットに対応して配設するように構成してもよい。
また、以上の各構成形態では、キャリア定盤の回転速度ω[rad/sec]を検知する手段として、キャリア定盤40の外周面45に等角度ピッチで被検出体166を設け、回転検出センサ165により単位時間当たりに検出されたパルス数から算出する構成を例示した。しかしキャリア定盤40の回転速度を検出する手段は他の構成であってもよく、例えば、キャリア定盤の外周面45に周方向に等間隔(例えば100mmピッチ)で被検出体166を設け、回転検出センサ165により単位時間当たりに検出されたパルス数から外周面45の線速度すなわち周速v[mm/sec]を算出して、これと外周面の半径距離r[mm]とから回転速度ω[rad/sec]を算出し、あるいは周速v[mm/sec]により各ローラの回転速度を直接制御するように構成してもよい。
さらに、ローラ駆動ユニット100を4か所に設けた構成を例示したが、中空円環状のキャリア定盤を仮想中心Oの軸廻りに回転させる構成上3台以上であればよく、キャリア定盤40の大きさや重量等に応じて適宜増減させることができる。
本発明を適用した研磨システムのローラ駆動ユニットを側面から見た概要構成図である。 本発明を適用した研磨システムを側方から見た状態の概念図である。 図2中のIII−III矢視方向に見た平面図である。 第1構成形態の研磨システムの径方向位置検出部を主として示すブロック図である。 第1構成形態の研磨システムのキャリア定盤を上方から見た模式図である。 複数の回転検出センサの配設状態を示す説明図である。 第2構成形態の研磨システムの径方向位置検出部を主として示すブロック図である。 第2構成形態の研磨システムのキャリア定盤を上方から見た模式図である。 周面位置検出センサにおいて検出される外周面の変位波形の模式図である。
符号の説明
W 基板 1,1´ 研磨システム
10 上定盤 20 下定盤
30 キャリア 31 基板収容部
40 キャリア定盤 50 キャリア定盤駆動機構
80 制御装置 81 メモリ
100(100A,100B,100C,100D) ローラ駆動ユニット
110 ローラ 112 ローラ軸
115 ローラ駆動モータ 120 ローラアーム
125 スライドガイド 127 バネ
130 スライドブロック 150 ローラ移動構造
152 スライドガイド 154 ボールネジ
155 ローラ移動モータ 156 ボールナット
160,160´ 径方向位置検出部(径方向位置検出手段)
161 角度位置検出装置 162 基準位置検出センサ
165 回転検出センサ 166 被検出体
261 周面変位検出装置 262 周面位置検出センサ

Claims (8)

  1. 上下に対向して設けられた円盤状の上定盤及び下定盤、基板を保持する基板収容部を有し前記上定盤と前記下定盤との間に配設されるキャリア、前記上定盤及び前記下定盤よりも大径の円環状に形成されて内周に前記キャリアが接続されたキャリア定盤、及び前記キャリア定盤を回転させることにより前記上定盤と前記下定盤との間に挟持された前記キャリアを回転させるキャリア定盤駆動機構を備え、
    前記キャリア定盤駆動機構は、外周面が前記キャリア定盤の周面に接し上下に延びるローラ軸廻りに回動自在に支持されたローラ、前記ローラを回転駆動するローラ駆動モータ、及び前記ローラを前記キャリア定盤の径方向に移動させるローラ移動構造を有し、前記ローラを前記ローラ駆動モータにより回転駆動して前記キャリア定盤を回転させる複数のローラ駆動ユニットからなり、
    各前記ローラ駆動ユニットにおける前記ローラの配設領域を通る前記キャリア定盤の前記周面の径方向位置を検出する径方向位置検出手段と、
    各前記ローラ駆動ユニットの前記ローラ移動構造による前記ローラの移動位置及び前記ローラ駆動モータによる前記ローラの回転速度を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置が、前記径方向位置検出手段により検出される前記周面の径方向位置に応じて、前記キャリア定盤の前記周面と各前記ローラ駆動ユニットの前記ローラとの接触状態が一定になるように、各前記ローラ駆動ユニットにおける前記ローラの移動位置及び回転速度を制御するように構成したことを特徴とする研磨システム。
  2. 前記径方向位置検出手段は、前記キャリア定盤の前記周面の形状が予め設定記憶されたメモリと、前記キャリア定盤の回転角度位置を検出する角度位置検出装置とからなり、
    前記メモリに設定記憶された前記周面の形状と前記角度位置検出装置により検出された前記キャリア定盤の回転角度位置とに基づいて、各前記ローラ駆動ユニットにおける前記ローラの配設領域を通る前記周面の径方向位置を検出するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の研磨システム。
  3. 前記角度位置検出装置は、前記キャリア定盤の基準角度位置を検出する基準角度位置検出センサと、前記キャリア定盤の回転状態を検出する回転検出センサとからなることを特徴とする請求項2に記載の研磨システム。
  4. 前記径方向位置検出手段は、前記キャリア定盤の回転に伴って変位する前記周面の変位状態を検出する周面変位検出装置からなり、
    前記周面変位検出装置により検出される前記周面の変位状態に基づいて、各前記ローラ駆動ユニットにおける前記ローラの配設領域を通る前記周面の径方向位置を検出するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の研磨システム。
  5. 前記周面変位検出装置は、前記キャリア定盤の回転に伴って変位する前記周面の径方向位置を検出する周面位置検出センサと、前記キャリア定盤の回転状態を検出する回転検出センサとからなることを特徴とする請求項4に記載の研磨システム。
  6. 各前記ローラ駆動ユニットは、前記ローラが設けられたローラアームと、前記ローラアームを前記キャリア定盤の径方向に移動自在に支持し前記ローラ移動構造により前記キャリア定盤の径方向に移動されるスライドブロックと、前記ローラアームと前記スライドブロックとの間に介装されて前記ローラを前記周面に付勢するバネとを備え、
    前記ローラが前記周面に略一定の付勢力で押接されるように構成したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の研磨システム。
  7. 前記回転検出センサが、前記周面と対向して前記ローラアームに上下に並んで複数設けられることを特徴とする請求項6に記載の研磨システム。
  8. 前記回転検出センサが、前記周面と対向して前記ローラアームに上下に移動自在に設けられるとともに、前記回転検出センサを上下に移動させるセンサ移動構造を備え、前記制御装置が、前記キャリア定盤の回転に伴って変位する前記周面の上下方向の変位に応じて前記センサ移動構造により前記回転検出センサを上下移動させるように構成したことを特徴とする請求項6に記載の研磨システム。
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