JP5201378B2 - 顔料を含む油性ペーストの製法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一次粒子の平均粒子径が0.1μm以下である粗顔料もしくはその誘導体を使用し、粉状顔料を形成する事無く、直接、一次粒子の平均粒子径が0.5μm以下である顔料もしくは顔料誘導体を含有する油性ペーストの製法に関するものであり、塗料、プラスチック、ゴム、レザー、捺染、電子トナー、カラーフィルター、ジェットインキ、熱転写インキなどの着色剤用に着色力、鮮明性に優れた油性ペーストの製法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、ジオキサジン系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系、イソインドリノン系顔料、イソインドリン系顔料、スレン系顔料、トリフェニルメタン系顔料等のような有機顔料の製造方法としては、例えば「ピグメント・ハンドブック(PIGMENT HANDBOOK)」第1巻第587頁〜720頁(1973年発行)に記載されているように、粗顔料と呼ばれる、不純で、結晶径が大きい合成化合物では、顔料としての着色力や鮮明度が無く、塗料やプラスチック等の着色剤用途としては向かないので、この粗顔料をアシッドペースト、アシッドスウェリング、ソルトミリング等により、一次粒子径を0.01〜0.3μm以下と微細化し、結晶型も使用目的に合った結晶型とする顔料化方法が公知である。そして、顔料化後は、顔料付着の酸や塩や溶剤を水等で洗浄し、濾過、乾燥粉砕し着色剤用顔料とし、これを油性ビヒクルや溶剤と共にビビーズミル、3本ロール等で分散して塗料やプラスチック等の油性ペーストとしている。
【0003】
また、上記の乾燥粉砕した顔料では、凝集してしまっているので、これを分散するのに多大なエネルギーを必要とするので、乾燥前の水を含んだウェットケーキ顔料を油性ビヒクルや溶剤等と共に混合し、顔料を水相から油相に転換するフラッシュ製法により油性ペーストとする製法もある。
【0004】
しかしながら、上記のような油性ペーストでは、例えばアシッドペースト法、アシッドスウェリング法においては、硫酸が廃水中に流失するので、環境保護的・経済的に問題である。また、ソルトミリング法においても、塩化ナトリウムやジエチレングリコールが廃水中に流出するので、環境保護的・経済的に問題である。また、フラッシュ製法においても、相変換させる混練作業が必要であり、更に排水処理の必要があり、環境保護的・経済的に問題である。
【0005】
特公昭55−6670号公報には、一次粒子の平均粒子径が1μm以下である微粒状粗顔料もしくはその誘導体を、印刷インキや着色ワニスに適する樹脂溶液の中で室温ないし200℃において湿潤状態で懸濁させる顔料のりの製造方法が記載されているが、近年要求されている着色力や鮮明性が出ず問題であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、粗顔料の顔料化工程と顔料の油性ペースト製造工程に係わる多大な時間と労力を低減し、環境保護的・経済的に、顔料もしくは顔料誘導体を含んだ油性ペーストを製造し、塗料、プラスチック、ゴム、レザー、捺染、電子トナー、印刷インキ、カラーフィルター、ジェットインキ、熱転写インキなどの着色剤用として、上記公報よりも更に着色力や鮮明性の優れた油性ペーストの製法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、こうした実状に鑑み、従来技術の欠点を解決すべく鋭意研究した結果、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は上記課題を解決するために、次の発明を提供するものである。
【0008】
(1) 一次粒子の平均粒子径が0.1μm以下である微粒状の粗有機顔料もしくは粗有機顔料誘導体(A)を、油性ビヒクル(B)中で懸濁状態に維持して粒子成長させて、上記(A)よりも大きな一次粒子径の顔料もしくは顔料誘導体とする事を特徴とする、有機顔料もしくは有機顔料誘導体を含有する油性ペーストの製法。
【0009】
(2) 一次粒子の平均粒子径が0.1μm以下である微粒状の粗有機顔料もしくは粗有機顔料誘導体(A)を、油性ビヒクルと均一混合系にならない液媒体(C)中で懸濁状態に維持して粒子成長させて上記(A)よりも大きな一次粒子径とした後、油性ビヒクル(B)を添加し、油性ビヒクル中により大きな一次粒子径とした有機顔料もしくは有機顔料誘導体を抽出し、液媒体(C)を除くことを特徴とする有機顔料もしくは有機顔料誘導体を含有する油性ペーストの製法。
【0010】
(3) 微粒状の粗有機顔料もしくは粗有機顔料誘導体(A)が、粗大有機顔料もしくは粗大有機顔料誘導体を乾式摩砕して得られたものであることを特徴とする上記1または2記載の油性ペーストの製法。
【0011】
(4) 懸濁状態を維持する方法として、摩砕空間1L当たり2.0KWより大きい出力密度の攪拌式ビーズミルを用いることを特徴とする上記1、2または3記載の油性ペーストの製法。
【0012】
(5) 微粒状の粗有機顔料もしくは粗有機顔料誘導体(A)が、乾式摩砕を摩砕空間1L当たり0.1KWより大きい出力密度で粗大有機顔料または粗大有機顔料誘導体を摩砕した粗有機顔料もしくは有機顔料誘導体であることを特徴とする上記1、2、3または4記載の油性ペーストの製法。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。本発明には、大別して次の2つの方法がある。
【0014】
(1)粗成分(A)を、油性ビヒクル(B)中で懸濁状態に維持して粒子成長させて、上記(A)よりも大きな一次粒子径の有機顔料もしくは有機顔料誘導体とする(第一の方法)。
【0015】
(2)粗成分(A)を、後記する油性ビヒクルと均一混合系にならない液媒体(C)中で懸濁状態に維持して粒子成長させて上記粗(A)よりも大きな一次粒子径とした後、油性ビヒクル(B)を添加し、油性ビヒクル中により大きな一次粒子径とした有機顔料もしくは有機顔料誘導体を抽出し、液媒体(C)を除く(第二の方法)。
【0016】
本発明の第一の方法では、一次粒子の平均粒子径が0.1μm以下である微粒状の粗有機顔料もしくは粗有機顔料誘導体(A)〔以下、粗成分(A)と略記する〕を、油性ビヒクル中(B)で粒子成長させて、上記(A)よりも大きな一次粒子径の有機顔料もしくは有機顔料誘導体とすることを特徴とする。
【0017】
本発明の第一の方法は、特公昭55−6670号公報の発明との対比においては、従来より小さい粗成分(A)を用いて、従来より一次粒子の平均粒子径が小さい有機顔料もしくは有機顔料誘導体となる様に、油性ビヒクル中で、粒子成長を行わせることを特徴とする。こうすることで、従来では達成できなかった、高度の、着色力と鮮明性を達成することが可能となった。
【0018】
本発明で用いる、一次粒子の平均粒子径が0.1μm以下である微粒状の粗有機顔料もしくは粗有機顔料誘導体(A)〔粗成分(A)〕としては、公知慣用のものがいずれも使用できる。また、粗成分(A)としては、粗有機顔料単独または粗有機顔料と粗有機顔料誘導体との併用の形態が好ましい。粗成分(A)としては、なかでも一次粒子の平均粒子径が0.01〜0.1μmのものが好ましい。
【0019】
この様な粗成分(A)としては、0.1μmを越える一次粒子の平均粒子径の粗大有機顔料もしくは粗大有機顔料誘導体〔以下、粗大成分(a)と略記〕を、一次粒子の平均粒子径が0.1μm以下となる様に微粒状となしたものが使用できる。
【0020】
本発明の製法で使用する粗大成分(a)のうち粗大有機顔料としては、公知慣用の粗大有機顔料がいずれも使用できるが、例えば、キナクリドン系化合物粗大顔料、フタロシアニン系化合物粗大顔料、スレン系化合物粗大顔料、ペリレン系化合物粗大顔料、フタロン系化合物粗大顔料、ジオキサジン系化合物粗大顔料、イソインドリノン系化合物粗大顔料、メチン・アゾメチン系化合物粗大顔料、ジケトピロロピロール系化合物粗大顔料、アゾレーキ系化合物粗大顔料、不溶性アゾ系化合物粗大顔料、縮合アゾ系化合物粗大顔料等が挙げられる。
【0021】
なかでも、キナクリドン系化合物粗大顔料、フタロシアニン系化合物粗大顔料、スレン系化合物粗大顔料、ペリレン系化合物粗大顔料、フタロン系化合物粗大顔料、ジオキサジン系化合物粗大顔料、イソインドリノン系化合物粗大顔料、メチン・アゾメチン系化合物粗大顔料、ジケトピロロピロール系化合物粗大顔料からなる群から選ばれる1種以上の粗大有機顔料が好ましい。
【0022】
粗大有機顔料の具体例を、有機顔料のカラーインデックスに従い、挙げるとすると次の通りである。
【0023】
キナクリドン系化合物粗大顔料としては、例えば.I.Pigment Violet 19、同42、C.I.Pigment Red 122、同202、同206、同207、同209、C.I.Pigment Orange 48、同49等に対応する粗大顔料が挙げられる。
【0024】
フタロシアニン系化合物粗大顔料としては、例えばC.I.Pigment Blue 15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、C.I.Pigment Green 7、同36等に対応する粗大顔料が挙げられる。
【0025】
スレン系化合物粗大顔料としては、例えばC.I.Pigment Blue60、C.I.Pigment Yellow 24、同108、C.I.Pigment Red 168、同177、C.I.Pigment Orange 40等に対応する粗大顔料が挙げられる。
【0026】
ペリレン系化合物粗大顔料としては、例えばC.I.Pigment Violet 29、C.I.Pigment Red 123、同149、同178、同179、C.I.Pigment Black 31、同32、C.I.Pigment Orange 43等に対応する粗大顔料が挙げられる。
【0027】
フタロン系化合物粗大顔料としては、例えば、C.I.Pigment Yellow 138等に対応する粗大顔料が挙げられる。
【0028】
ジオキサジン系化合物粗大顔料としては、例えばC.I.Pigment Violet 23、同37等に対応する粗大顔料が挙げられる。
【0029】
イソインドリノン系化合物粗大顔料としては、例えばC.I.PigmentYellow 109、同110、同173、C.I.Pigment Orange 61等に対応する粗大顔料が挙げられる。
【0030】
メチン・アゾメチン系化合物粗大顔料としては、例えばC.I.Pigment Yellow 139、同185、C.I.Pigment Orange66、C.I.Pigment Brown 38等に対応する粗大顔料が挙げられる。
【0031】
ジケトピロロピロール系化合物粗大顔料としては、例えばC.I.Pigment Red 254、同255、同264、同272、Orange 71、同73等に対応する粗大顔料がある。
【0032】
アゾレーキ系化合物粗大顔料としては、例えばC.I.Pigment Red 48:1、同48:2、同48:3、同48:4、同48:5、同49:1、同49:2、同49:3、同50:1、同51:1、同52:1、同52:2、同53:1、同57:1、同58:2、同58:4、同60:1、同63:1、同63:2、同64:1、同200、同211、同238、同239、同240、同243、同245、同247、C.I.Pigment Yellow 61、同62:1、同104、同133、同168、同169、同183、同190、同191、C.I.Pigment Orange 17、同17:1、同19、同46等に対応する粗大顔料が挙げられる。
【0033】
不溶性アゾ系化合物粗大顔料としては、例えば C.I.Pigment Yellow 1、同3、同12、同13、同14、同17、同55、同73、同74、同81、同83、同97、同130、同151、同152、同154、同156、同165、同166、同167、同170、同171、同172、同174、同175、同176、同180、同181、同188、C.I.Pigment Orange 16、同36、同60、C.I.Pigment Red 5、同22、同31、同112、同146、同150、同171、同175、同176、同183、同185、同208、同213、C.I.Pigment Violet 43、同44、C.I.Pigment Blue 25、同26等に対応する粗大顔料が挙げられる。
【0034】
縮合アゾ系化合物粗大顔料としては、例えば C.I.Pigment Yellow 93、同94、同95、同128、同166、C.I.Pigment Orange 31、C.I.Pigment Red 144、同166、同214、同220、同221、同242、同248、同262、C.I.Pigment Brown 41、同42等に対応する粗大顔料がある。
【0035】
本発明においてこれら粗大有機顔料は、2種以上を併用することもできる。
【0036】
もう一方の、粗大成分(a)のうちの粗大有機顔料誘導体としては、無金属フタロシアニン誘導体、金属フタロシアニン誘導体やキナクリドン誘導体が挙げられ、例えば無金属または金属フタロシアニンのフタルイミドメチル誘導体、無金属または金属フタロシアニンのスルホン酸誘導体、フタロシアニンのN−(ジアルキルアミノ)メチル誘導体、フタロシアニンのN−(ジアルキルアミノアルキル)スルホン酸アミド誘導体、キナクリドンのフタルイミドメチル誘導体、キナクリドンのスルホン酸誘導体、キナクリドンのN−(ジアルキルアミノ)メチル誘導体、キナクリドンのN−(ジアルキルアミノアルキル)スルホン酸アミド誘導体等の粗大有機顔料誘導体がある。粗大成分を粗成分となした誘導体の添加は、フロッキュレーションの低減、顔料の分散安定性の向上、インキ及び塗料等の粘度特性を向上にも寄与する。
【0037】
本発明において、これら粗大有機顔料誘導体は、2種以上を併用することもできる。
【0038】
上記粗大成分(a)の製造方法については、公知慣用の製造方法がいずれも採用できるが、たとえば「インダストリアル オーガニックピグメンツ(Industrial Organic Pigments)」(1993年発行)に記載されている方法により得ることができる。
【0039】
粗成分(A)は、例えば上記の様にして合成した粗大成分(a)を乾式摩砕することにより得ることが出来る。
【0040】
乾式摩砕は、特開昭58−29861号公報記載の方法に代表されるように、例えばビーズ等の粉砕メディアを内蔵した粉砕機を使用して、乾式摩砕することができる。摩砕は、粉砕メディア同士の衝突による粉砕力や破壊力を利用して行われる。乾式摩砕装置としては、アトマイザー、ボールミル、振動ミル、アトライター等を用いることが出来る。
【0041】
乾式摩砕に用いる粗大成分(a)としては、水、湯、酸、アルカリ、有機溶剤等で洗浄し、有機性又は無機性不純物を取り除いた純度を上げたものを用いることが好ましい。
【0042】
また、平均粒子径は透過型電子顕微鏡又は走査型電子顕微鏡により測定することが出来る。
【0043】
上記乾式摩砕においては、粗大成分(a)を、摩砕空間1L当たり0.1KWより大きい出力密度、中でも0.1を越えて5KWの出力密度で乾式摩砕して粗成分(A)となすことが好ましく、これにより一次粒子の平均粒径が0.01〜0.1μmの微粒子状たる粗成分(A)が容易に得られる。
【0044】
摩砕空間1L当たりの出力密度が0.1KW以下の場合、乾式摩砕が不十分となり、得られる油性顔料ペーストに、原料である粗大成分(a)が残留する傾向にあるので好ましくない。
【0045】
粗大成分(a)が、銅フタロシアニンである場合においては、乾式摩砕後の結晶型がα型とβ型が混合状態になっているので、より短時間で粒子成長した有機顔料と出来る点で好ましい。
【0046】
粗大成分(a)は、粗大有機顔料、粗大有機顔料誘導体の各単独を乾式摩砕する様にして粗成分(A)としてもよいし、粗大有機顔料の乾式摩砕時に粗大有機顔料誘導体を添加して、粗有機顔料誘導体を含んだ微粒子状の粗有機顔料として、それを用いて油性ペーストを製造することも可能である。
【0047】
次に、一次粒子の平均粒径が0.1μm以下の微粒状たる粗成分(A)を油性ビヒクル(B)中で粒子成長させて、用いた上記粗成分(A)よりも大きな一次粒子となる様にする。
【0048】
なかでも一次粒子の平均粒子径が、0.5μm以下、0.02〜0.5μmのとなる様に粒子成長させるのが好ましい。
【0049】
この粒子成長は、実質的には結晶成長ということができる。
【0050】
本発明で用いる油性ビヒクル(B)は、樹脂単体、又は樹脂と溶剤の混合 構成される。
【0051】
本発明で用いる樹脂としては、天然または合成されたものであることが出来、例えば、油ワニス、セラックニス、ラッカー、フタル酸樹脂、アルキド樹脂、メラミンアルキド樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、アクリルメラミン樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、塩化ゴム樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、ゴム誘導体、ポリアミド樹脂、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、セルロースエステル、ニトロセルロース、スチレン樹脂、可塑剤例えば、ジオクチルフェノール、アジピン酸エステル等があり、2種類以上の樹脂を併用することができる。
【0052】
また、本発明で用いる溶剤としては、芳香族又は脂肪族の炭化水素例えば、パラフィン系溶剤、ナフテン系溶剤、軽油、灯油、鉱油、ミネラルターペン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クロルベンゼン、塩素化脂肪族炭化水素例えば、テトラクロロエチレン、脂肪族又は芳香族のアルコール及びフェノール例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリコール、ジアセトンアルコール、ベンジルアルコール、ポリグリコール、フェノール、アルキル置換フェノール及びナフトール、ケトン例えば、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、又は有機酸のエステル例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸又は乳酸を脂肪族のアルコール及びグリコールによりエステル化したもの、カルボン酸アミド例えばジメチルホルムアミド、エーテル例えばグリコールエチル及びジグリコールアルキルエーテル、テトラヒドロフラン等があり2種類以上の溶剤を併用することができる。
【0053】
本発明においてこれら油性ビヒクルは、2種以上を併用することもできる。
【0054】
懸濁状態にする方法としては、粗成分(A)を、上記第一の方法の場合は、油性ビヒクル(B)中に、例えば、散布混入又は攪拌混入し、微粒状顔料や微粒状顔料誘導体を十分濡らして、例えば10℃から200℃の範囲に置いて攪拌し懸濁させる。
【0055】
懸濁状態の維持時間は、特に制限されないが、例えば5分間〜6時間行う。これにより、結晶成長が促進され、一次粒子の粒子径が元々の微粒状微結晶の粒子径から増大する。この懸濁は、微粒状結晶を成長させるが0.5μmに達する前に終わらせるのが好ましい。200℃を越えた場合は、平均粒子径が0.5μm以上となるので好ましくない。
【0056】
上記第一の方法を実施するに当たっては、上記粗成分(A)と、油性ビヒクル(B)または液媒体(C)とを、摩砕空間1リットル当たり2.0KWより大きい出力密度で運転できる攪拌式ビーズミルを用いるのが好ましい。攪拌式ビーズミルでは、摩砕媒介物の存在下に粗有機顔料や粗有機顔料誘導体が湿式微摩砕される。
【0057】
摩砕空間1リットル当たり2.0KWより大きい出力密度で運転される攪拌式ビーズミルは、バッチ式又は連続式の湿式粉砕装置であれば良く、例えば摩砕空間に面している内筒及び外筒壁面にピンが装着されている型式が好ましく、中でもドライスヴェルケPM―DCP撹拌式ビーズミル装置(ドライスヴェルケ社製)が特に好ましい。この様な装置により一次粒子の平均粒子径が0.5μm以下0.02μm以上の顔料または顔料誘導体を含む油性ペーストが容易に得られる。
【0058】
運転条件が、摩砕空間1リットル当たりの出力密度が2.0KW以下の場合、湿式微摩砕が不十分となり、得られる油性ペースト内に、原料である粗成分(A)又は結晶成長しすぎた有機顔料(或いは有機顔料誘導体)が残留する傾向にあるので好ましくない。
【0059】
また、攪拌式ビーズミルの撹拌機外周速度は6.0m/秒以上が好ましく、撹拌機外周速度は6.0m/秒以下の場合、同様に湿式微摩砕が不十分となり、上記と同様の傾向にあるので好ましくない。
【0060】
湿式微摩砕の際に用いる摩砕媒介物としては、例えば、ジルコニア製又は鋼製の摩砕媒介物が挙げられ、これらの中でも、耐摩耗性に優れるジルコニア製の摩砕媒介物が特に好ましい。また、摩砕媒介物の直径は、0.1〜1.0mmの範囲が好ましく、0.2〜0.5mmの範囲が特に好ましい。摩砕媒介物の直径が0.1mmよりも小さい場合、湿式微粉砕が過剰となり、得られる有機顔料もしくは有機顔料誘導体が再凝集する傾向にあるので好ましくない。また、摩砕媒介物の直径が1.0mmよりも大きい場合、湿式微粉砕が不十分となり、やはり、得られる油性ペーストに、原料である粗成分(A)が残留する傾向にあるので好ましくない。
【0063】
本発明の各方法においては、最終的に油性ペースト中に含ませたい有機顔料及び/又は有機顔料誘導体の含有量となる様に、粗成分(A)を油性ビヒクル(B)又は液媒体(C)中に含める。
【0064】
油性ビヒクルに対する有機顔料の量は、最終用途の塗料、プラスチック、ゴム、レザー、捺染、電子トナー、印刷インキ、カラーフィルター、ジェットインキ、熱転写インキなどの着色剤の必要条件により異なるが、所定の何れかの量で加えられる。通常油性ビヒクル(B)100重量部に対して、有機顔料が0.01〜40重量部、好ましくは、0.1〜20重量部となる様にする。
【0065】
また、油性ビヒクルに対する有機顔料誘導体の量は、最終用途の塗料、プラスチック、ゴム、レザー、捺染、電子トナー、印刷インキ、カラーフィルター、ジェットインキ、熱転写インキなどの着色剤の必要条件により異なるが、所定の何れかの量で加えられる。通常油性ビヒクル(B)100重量部に対して、有機顔料誘導体は0〜4重量部、好ましくは、0〜2重量部である。
【0066】
また、本発明の有機顔料或いは有機顔料誘導体を含む油性ペーストは、塗料、プラスチック、ゴム、レザー、捺染、電子トナー、印刷インキ、カラーフィルター、ジェットインキ、熱転写インキなどの着色剤用に優れた油性ペーストを提供するものである。
【0067】
【実施例】
以下、実施例、参考例及び比較例を用いて、本発明を更に詳細に説明する。以下の例において、「部」及び「%」は、特に断りのない限り、夫々『重量部』及び『重量%』を表わす。
【0068】
実施例1
住友化学工業(株)社製の「スミトンファストバイオレットRL―4Rベース」〔カルバゾールジオキサジンバイオレット粗大有機顔料;粗大成分(a)〕を、縦方向の軸線を有する円筒形の摩砕容器と、この軸線に沿って配置された回転軸、及びこの回転軸に固定され、それぞれが摩砕容器の側壁に向かって外向きに対称に延びた一対の腕を2個以上有する撹拌機とからなり、摩砕媒体として鋼球が充填された特開昭58−29861号公報に記載のアトライターミル装置を用いて、摩砕空間1L当たり0.3KWの出力密度で乾式摩砕して、一次粒子の平均粒子径が0.02μmの微粒子状粗有機顔料〔粗成分(A)〕を得た。
【0069】
この粗成分(A)4部を、アルキッド樹脂(大日本インキ化学工業株式会社製の「ベッコゾールJ−524−IM−60」)16部、キシレン75%及びn−ブタノール25%から成る混合溶剤10部に攪拌しながら30℃において1時間攪拌し、30部の懸濁物を得た。
【0070】
このようにして得た懸濁物を、撹拌式ビーズミル装置(ドライスヴェルケ社製の「ドライスヴェルケPM―DCP―S.F.12」)を用いて、撹拌機外周速度10.3m/秒、出力密度2.7KW/摩砕空間1リットル、圧力0.55bar、直径0.25mmのジルコニアビーズ(昭和シェル石油社製の「ミクロハイカZ250」)充填量3.5kg、懸濁物湿式摩砕処理量17.5kg/時間、懸濁物湿式摩砕温度25.1℃の条件で、湿式微摩砕して、一次粒子の平均粒子径が0.1μmのジオキサジンバイオレット顔料を含む塗料用油性ペーストを得た。
【0071】
この油性ペーストに、上記アルキッド樹脂30.2部とメラミン(大日本インキ化学工業株式会社製の「スーパーベッカミンL−117−60」)19.8部を攪拌機で混合し、ジオキサジンバイオレット顔料を含む色エナメルを得た。
【0072】
チタン白(石原産業株式会社社製の「タイペークR−930」)24部、上記アルキッド樹脂24部、キシレン75%及びn−ブタノール25%から成る混合溶剤4.8部及びガラスビーズ(3mmφ)80部をガラス瓶に入れ、ペイントコンディショナーを用いて1時間分散させた後、上記アルキッド樹脂11.8部及び上記メラミン15.4部を追加し、ペイントコンディショナーを用いて更に10分間分散させて白エナメルを得た。
【0073】
次に、このようにして得た色エナメル1部及び白エナメル20部を混合して白希釈エナメルを作製した。
【0074】
白希釈エナメルをそれぞれアート紙上にアプリケータを用いてウェット膜厚が150μmと成るように塗布した後、130℃で20分間焼き付けた。鮮明度と着色力の高い白希釈エナメル試験片が得られた。
【0075】
比較例1
粗成分(A)4部に代えて、一次平均粒子径が0.2μmの、実施例1と同一化学構造のカルバゾールジオキサジンバイオレットの同量を用いる以外は同一の操作を行った。一連の操作により白希釈エナメルと試験片を得て、同様の評価を行ったところ、実施例1の試験片に比べて鮮明度と着色力は劣ったものであった。
【0076】
実施例2
大日本インキ化学工業株式会社製の「ファーストゲン ブルー 81」〔銅フタロシアニンブルー粗大有機顔料;粗大成分(a)〕を、実施例1のと同一のアトライターミル装置を用いて、摩砕空間1L当たり0.4KWの出力密度で乾式摩砕して一次粒子の平均粒子径が0.02μmの微粒子状粗有機顔料〔α型とβ型の混合物;粗成分(A)〕を得た。
【0077】
この粗成分(A)1部を、アジピン酸系可塑剤(大日本インキ化学工業株式会社製の「ポリサイザーW−305−ELS」2部に攪拌しながら60℃において1時間攪拌し、3部の懸濁物を得た。
【0078】
このようにして得た懸濁物を、撹拌式ビーズミル装置(ドライスヴェルケ社製の「ドライスヴェルケPM―DCP3―45」)を用いて、撹拌機外周速度11.7m/秒、出力密度3.0KW/摩砕空間1リットル、前記「ミクロハイカZ250」の充填量28.8kg、懸濁物湿式摩砕処理量130kg/時間、懸濁物湿式摩砕温度43.5℃の条件で湿式微摩砕して、一次粒子の平均粒子径が0.1μmの銅フタロシアニンブルー顔料を含むプラスチック用油性ペーストを得た。
【0079】
この油性ペースト0.6部、塩化ビニル白マスターバッチ(大日本インキ化学工業株式会社製の「プラストロンバッチ ホワイト Z−103R」、チタン白の含有率:50%)4.0部及び塩化ビニルコンパウンド(三菱化学MKV株式会社製の「ビニカコンパウンドC982クリヤー」)100部を、加熱二本ロールを用いて、150℃で3分間ミリングし、顔料分0.2%、顔料とチタン白との割合が重量比で1:10の塩化ビニル粗シートを作製した。
【0080】
このようにして得た粗シートを、加熱プレスで、3分間プレスし、鮮明度と着色力の高い塩化ビニルシートが得られた。
【0086】
実施例4
チバ・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製の「シンカシャ レッド Y RT−236−D」〔無置換キナクリドン粗大有機顔料;粗大成分(a)〕を、実施例1のと同一のアトライターミル装置を用いて、摩砕空間1L当たり0.15KWの出力密度で乾式摩砕して一次粒子の平均粒子径が0.05μmの微粒子状粗顔料〔粗成分(A)〕を得た。
【0087】
この〔粗成分(A)〕5部、ニトロセルロースグラビアワニス(大日本インキ化学工業株式会社製「NC111―407ワニス」)19.8部、イソプロピルアルコール40%、エチルアルコール40%及び酢酸エチル20%から成る混合溶剤8.5部に攪拌しながら30℃において1時間攪拌し、33.3部の懸濁物を得た。
【0088】
このようにして得た懸濁物を、実施例1のと同一の撹拌式ビーズミル装置を用いて、撹拌機外周速度11.7m/秒、出力密度3.0KW/摩砕空間1リットル、圧力0.55bar、前記「ミクロハイカZ250」の充填量3.5kg、懸濁物湿式摩砕処理量17.5kg/時間、懸濁物湿式摩砕温度25.1℃の条件で、湿式微摩砕して、一次粒子の平均粒子径が0.1μmの無置換キナクリドン顔料を含むグラビアインキ用油性ペーストを得た。
【0089】
この油性ペーストに上記ニトロセルロースグラビアワニス15.2部g、上記と同一の組成の混合溶剤25.0g及びジオクチルフタレート2.5gを混合しNCフレキソ原色インキを得た。
【0090】
上記NCフレキソ原色インキを、厚さ0.05mmのアセテートフィルム上に、0.15mmの(No.6)バーコーダーを用いて塗布展色し、鮮明度と着色力と光沢の高い着色フィルムを得た。
【0091】
比較例2
粗成分(A)5部に代えて、一次平均粒子径が0.2μmの、実施例4と同一化学構造の無置換キナクリドンの同量を用いる以外は同一の操作を行った。一連の操作により着色フィルムを得て、同様の評価を行ったところ、実施例4の着色フィルムに比べて鮮明度と着色力と光沢は、いずれも劣ったものであった。
【発明の効果】
本発明の油性ペーストの製法は、環境保護的・経済的な製法で、更に着色力や鮮明性が優れた油性ペーストが得られるので、塗料、プラスチック、ゴム、レザー、捺染、電子トナー、印刷インキ、カラーフィルター、ジェットインキ、熱転写インキ等の着色剤用に優れるという長所を有する。

Claims (1)

  1. 摩砕空間1L当たり0.1KWより大きい出力密度で粗大有機顔料または粗大有機顔料誘導体を乾式摩砕した一次粒子の平均粒子径が0.1μm以下である微粒状の粗有機顔料もしくは粗有機顔料誘導体(A)を、樹脂単体または樹脂と溶剤の混合物からなる油性ビヒクル(B)中、摩砕空間1L当たり2.0KWより大きい出力密度の攪拌式ビーズミルを懸濁状態に維持して粒子成長させて、上記(A)よりも大きな一次粒子径の顔料もしくは顔料誘導体とし、顔料もしくは顔料誘導体を濾過、乾燥粉砕することなく、粒子成長後に3本ロールでの分散も行わないことを特徴とする、有機顔料もしくは有機顔料誘導体を含有する油性ペーストの製法。
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