JP3489348B2 - インダンスロンブルー顔料又はカルバゾールジオキサジンバイオレット顔料の製造方法 - Google Patents

インダンスロンブルー顔料又はカルバゾールジオキサジンバイオレット顔料の製造方法

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JP3489348B2 JP25607296A JP25607296A JP3489348B2 JP 3489348 B2 JP3489348 B2 JP 3489348B2 JP 25607296 A JP25607296 A JP 25607296A JP 25607296 A JP25607296 A JP 25607296A JP 3489348 B2 JP3489348 B2 JP 3489348B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種プラスチッ
ク、塗料、印刷インキ、ゴム、レザー、捺染、電子写真
用トナー、カラーフィルター、ジェットプリンター用イ
ンキ、熱転写インキ等の着色材料として有用なインダン
スロンブルー顔料又はカルバゾールジオキサジンバイオ
レット顔料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インダンスロンブルーの粗大粗顔
料、カルバゾールジオキサジンバイオレットの粗大粗顔
料の如き多環式有機顔料の粗大粗顔料を、実用上、使用
可能な顔料形態に顔料化する手段としては、例えば、ま
ず、粗大粗顔料を粉砕装置により機械的に粉砕して、一
般に粉砕粗顔料と呼ばれている形態とする。この粉砕粗
顔料は、微細ではあるが、高度に凝集し、比表面積が小
さく、彩度及び着色力も乏しいので、このままでは顔料
として使用することができないものである。次いで、こ
の粉砕粗顔料を溶剤処理することにより、結晶状態を調
整して、使用に耐える顔料とする方法が用いられてい
る。
【0003】そのような方法としては、例えば、特開昭
54−56630号公報には、ジオキサジンの粗大粗顔
料を振動ミル装置を用いて乾式粉砕した後、溶剤処理す
る方法が記載されている。特開昭58−29861号公
報には、インダンスロンブルー、ジオキサジンの如き多
環式有機顔料の粗大粗顔料をアトライターミル装置を用
いて乾式粉砕した後、溶剤処理する方法が記載されてい
る。特開平1−38477号公報には、インダンスロン
ブルー、ジオキサジンの如き多環式有機顔料の粗大粗顔
料を円筒型のビーズミル装置を用いて乾式粉砕した後、
溶剤処理する方法が記載されている。特開平6−316
675号公報には、インダンスロンブルー、ジオキサジ
ンの如き多環式有機顔料の粗大粗顔料を横置型ダブルド
ラムミル装置を用いて乾式粉砕した後、溶剤処理する方
法が記載されている。
【0004】一方、カルバゾールジオキサジンバイオレ
ットの粗大粗顔料を、湿式粉砕装置を用いて直接湿式粉
砕処理を行うことにより、結晶状態を調整して使用に耐
える顔料とする方法も知られている。
【0005】そのような方法としては、例えば、特開平
5−112732号公報には、カルバゾールジオキサジ
ンバイオレットの粗大粗顔料を攪拌式ボールミル装置を
用いて湿式粉砕する方法が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の顔料化
法により得られた顔料は、一応、使用に耐える性能を有
するとされてきた。しかしながら、粗大粗顔料を機械的
に粉砕して得られた粉砕粗顔料は、微細ではあるが、高
度に凝集した凝集体のため、第2工程における溶剤処理
の仕方をどのように変えても、粉砕粗顔料から得られる
顔料粒子の結晶状態を完全に調整することが困難であ
り、第2工程を経て得られる顔料は、顔料の形態を有す
るが、凝集が強く、顔料粒子形態が不揃いで、分散性が
悪いものであった。
【0007】また、粗大粗顔料に、直接、湿式粉砕処理
を施して顔料を得る方法は、微細で粒子形態が揃った顔
料を得るための湿式粉砕処理に、過大な時間とエネルギ
ーを要するため、生産性が低いという問題点があった。
【0008】本発明が解決しようとする課題は、微細
で、粒子形態が揃い、光沢、着色力、分散性に優れたイ
ンダンスロンブルー顔料及びカルバゾールジオキサジン
バイオレット顔料を、過大な時間とエネルギーを要する
ことなく、工業的に製造することができる方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 本発明者等は、上記課
題を解決すべく鋭意検討した結果、インダンスロンブル
ーの粗大粗顔料又はカルバゾールジオキサジンバイオレ
ットの粗大粗顔料を乾式粉砕装置により粉砕して粉砕粗
顔料を製造し、得られた粉砕粗顔料を、水及び/又は有
機溶剤中に入れて懸濁させ80〜200℃の範囲で顔料
化した後、顔料の水及び/又は有機溶剤懸濁物を、高い
エネルギー密度及び高速度で運転される撹拌式ビーズミ
ル中で、細かい粉砕媒介物の存在下に湿式微粉砕するこ
とにより、上記従来技術の欠点を解決するインダンスロ
ンブルー顔料又はカルバゾールジオキサジンバイオレッ
ト顔料の製造方法を見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0010】 即ち、本発明は上記課題を解決するため
に、インダンスロンブルーの粗大粗顔料又はカルバゾー
ルジオキサジンバイオレットの粗大粗顔料を乾式粉砕装
置により粉砕して得た粉砕粗顔料を、水及び/又は有機
溶剤中に入れて懸濁させ80〜200℃の範囲で顔料化
した後、顔料の水及び/又は有機溶剤懸濁物を、粉砕用
空間1リットル当たり2.6KWより大きい出力密度及
び6.7m/秒より速い攪拌機外周速度で運転される撹
拌式ビーズミル装置を用い、粉砕媒介物の存在下に湿式
微粉砕することを特徴とするインダンスロンブルー顔料
又はカルバゾールジオキサジンバイオレット顔料の製造
方法を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法で使用するイン
ダンスロンブルー顔料又はカルバゾールジオキサジンバ
イオレット顔料の粗大粗顔料は、クルード又はベースの
状態で市販されている。
【0012】インダンスロンブルーの粗大粗顔料の市販
品としては、例えば、三井東圧化学社製の「DM―LI
GHT BLUE―KTクルード」等が挙げられる。
【0013】カルバゾールジオキサジンバイオレットの
粗大粗顔料の市販品としては、例えば、住友化学工業社
製の「スミトンファストバイオレットRL―Rベー
ス」、「スミトンファストバイオレットRL―2Rベー
ス」、「スミトンファストバイオレットRL―3Rベー
ス」、「スミトンファストバイオレットRL―4Rベー
ス」日本化薬社製の「ピグメントバイオレットRL」、
「ピグメントバイオレットBL」等が挙げられる。
【0014】本発明の製造方法で使用する乾式粉砕装置
としては、例えば、粉砕媒介物として鋼球等が充填され
たボールミル装置、振動ミル装置、アトライターミル装
置、円筒型のビーズミル装置、横置型ダブルドラムミル
装置等が挙げられ、これらの乾式粉砕装置の中でも、縦
方向の軸線を有する円筒形の粉砕容器と、この軸線に沿
って配置された回転軸、及びこの回転軸に固定され、そ
れぞれが粉砕容器の側壁に向かって外向きに対称に延び
た一対の腕を2個以上有する攪拌機とからなり、粉砕媒
体として鋼球が充填された特開昭58−29861号公
報に記載のアトライターミル装置が好ましい。
【0015】乾式粉砕装置を用いて粉砕して得られた粉
砕粗顔料は、水及び/又は有機溶剤と混合して懸濁物と
する。
【0016】粉砕粗顔料の懸濁物を製造するために用い
る有機溶剤としては、例えば、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、n―プロピルアルコール、イソプロピル
アルコール、n―ブチルアルコール、イソブチルアルコ
ール、sec―ブチルアルコール、tert―ブチルア
ルコールの如き炭素原子数1〜4の低級アルコール;ベ
ンゼン、トルエン、o―キシレン、m―キシレン、p―
キシレンの如きメチル基で置換されていても良い芳香族
炭化水素;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等が挙げられるが、これらの中でも低級アルコールが
好ましく、取り扱いの面、顔料化後の懸濁液からの除去
の面からイソプロピルアルコール及びイソブチルアルコ
ールが特に好ましい。
【0017】 粉砕粗顔料の水及び/又は有機溶剤との
懸濁物は、常圧反応容器又は加圧反応容器を用いて80
〜200℃の範囲、好ましくは90〜132℃の範囲
で、0〜20時間、好ましくは5〜20時間攪拌しなが
ら顔料化を行うことによって製造することができる。
【0018】当該懸濁物中の粉砕粗顔料の割合は、40
重量%以下が好ましく、5〜20重量%の範囲が特に好
ましい。当該懸濁物中の粉砕粗顔料の割合が40重量%
よりも多い場合、湿式微粉砕が不十分となり、得られる
顔料に、原料である粉砕粗顔料が残留する傾向があるの
で好ましくない。
【0019】当該懸濁物中に、ジメチルアミノメチル銅
フタロシアニン顔料等の銅フタロシアニン顔料誘導体;
ステベライトロジンナトリウム、ウッドロジンナトリウ
ムの如きロジンナトリウム;花王社製の「ファーミ
ン」、「エマルゲン」、「デモール」等のカチオン性、
ノニオン性又はアニオン性界面活性剤等を添加すること
もできる。これらの添加物を使用する場合の使用割合
は、粉砕粗顔料に対して0〜15重量%の範囲が好まし
く、0〜8重量%の範囲が特に好ましい。
【0020】このようにして得られた粉砕粗顔料の水及
び/又は有機溶剤との懸濁物を、粉砕用空間1リットル
当たり2.6KWより大きい出力密度及び6.7m/秒
より速い攪拌機外周速度で運転される撹拌式ビーズミル
装置を用い、粉砕媒介物の存在下に湿式微粉砕する。
【0021】粉砕用空間1リットル当たり2.6KWよ
り大きい出力密度及び6.7m/秒より速い攪拌機外周
速度で運転される撹拌式ビーズミル装置は、バッチ式又
は連続式湿式粉砕装置であっても良く、粉砕用空間に面
している内筒及び外筒壁面にピンが装着されているドラ
イスヴェルケPM―DCP攪拌式ビーズミル装置(ドラ
イスヴェルケ社製)が特に好ましい。粉砕用空間1リッ
トル当たりの出力密度が2.6KW以下の場合、湿式微
粉砕が不十分となり、得られる顔料に、原料である粉砕
粗顔料が残留する傾向があるので好ましくない。また、
攪拌機外周速度が6.7m/秒以下の場合、同様に湿式
微粉砕が不十分となり、得られる顔料に、原料である粉
砕粗顔料が残留する傾向があるので好ましくない。
【0022】湿式微粉砕の際に用いる粉砕媒介物として
は、例えば、ジルコニア製又は鋼製の粉砕媒介物が挙げ
られ、これらの中でも、耐摩耗性に優れるジルコニア製
の粉砕媒介物が特に好ましい。また、粉砕媒介物の直径
は、0.1〜1.0mmの範囲が好ましく、0.2〜
0.5mmの範囲が特に好ましい。粉砕媒介物の直径が
0.1mmよりも小さい場合、湿式微粉砕が過剰とな
り、得られる顔料が再凝集を生じる傾向があるので好ま
しくない。また、粉砕媒介物の直径が1.0mmよりも
大きい場合、湿式微粉砕が不十分となり、得られる顔料
に、原料である粉砕粗顔料が残留する傾向があるので好
ましくない。
【0023】本発明の製造方法によって得られるインダ
ンスロンブルー顔料及びカルバゾールジオキサジンバイ
オレット顔料は、各種プラスチック、塗料、印刷イン
キ、ゴム、レザー、捺染、電子トナー、カラーフィルタ
ー、ジェットプリンター用インキ、熱転写インキ等の着
色に適する。
【0024】
【実施例】以下、実施例及び比較例を用いて本発明の製
造方法を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例
に限定されるものではない。なお、以下の実施例及び比
較例において、特に断わりが無い限り、「部」及び
「%」は夫々『重量部』及び『重量%』を表わす。
【0025】 《インダンスロンブルー顔料の製造方
法》 <実施例1>インダンスロンブルー粗大粗顔料(三井東
圧化学社製の「DM−LIGHTBLUE−KTクルー
ド」)を、縦方向の軸線を有する円筒形の粉砕容器と、
この軸線に沿って配置された回転軸、及びこの回転軸に
固定され、それぞれが粉砕容器の側壁に向かって外向き
に対称に延びた一対の腕を2個以上有する攪拌機とから
なり、粉砕媒体として鋼球が充填された特開昭58−2
9861号公報に記載のアトライターミル装置を用いて
乾式粉砕して得た粉砕粗顔料550部及びイソブチルア
ルコール2200部を加圧反応容器に入れ、撹拌しなが
ら、132℃、16時間で顔料化を行った。次に、加圧
反応容器を20℃まで冷却した後、イソブチルアルコー
ル2750部を追加して、5500部の懸濁物を得た。
【0026】このようにして得た懸濁物を、攪拌式ビー
ズミル装置(ドライスヴェルケ社製の「ドライスヴェル
ケPM―DCP―S.F.12」)を用いて、攪拌機外
周速度10.3m/秒、出力密度2.7KW/粉砕用空
間1リットル、圧力0.55bar、直径0.25mm
のジルコニアビーズ(昭和シェル石油社製の「ミクロハ
イカZ250」)充填量3.5kg、懸濁物湿式粉砕処
理量17.5kg/時間、懸濁物湿式粉砕温度25.1
℃の条件で、湿式微粉砕して、インダンスロンブルー顔
料及びイソブチルアルコールから成る懸濁物を得た。得
られた顔料の懸濁物に水を加えた後、イソブチルアルコ
ールを共沸留去させて、懸濁物を水性とした。
【0027】このようにして得たインダンスロンブルー
顔料の水性懸濁物を濾過し、残渣を水洗した後、乾燥さ
せて、粉砕したインダンスロンブルー顔料を得た。
【0028】<比較例1>実施例1で使用したインダン
スロンブルー粗大粗顔料の粉砕粗顔料及びイソブチルア
ルコールから成る懸濁物を湿式粉砕せずに、懸濁物に水
を加え、イソブチルアルコールを共沸留去させて、懸濁
物を水性とした。
【0029】このようにして得たインダンスロンブルー
顔料の水性懸濁物を濾過し、残渣を水洗した後、乾燥さ
せて、粉砕したインダンスロンブルー顔料を得た。
【0030】 <実施例2>ジメチルアミノメチル銅フ
タロシアニン顔料(大日本インキ化学工業(株)製)を5
%混合したインダンスロンブルー粗大粗顔料(DM−L
IGHT BLUE−KTクルード;三井東圧化学社
製)を、実施例1で使用した乾式粉砕装置を用いて粉砕
して得た粉砕粗顔料11300部及びイソブチルアルコ
ール56500部を反応容器に入れ、撹拌しながら、9
0℃、6時間で顔料化を行った。次に、その反応容器を
20℃まで冷却した後、イソブチルアルコール5650
0部を追加して、124300部の懸濁物を得た。
【0031】このようにして得た懸濁物を、攪拌式ビー
ズミル装置(ドライスヴェルケ社製の「ドライスヴェル
ケPM―DCP―3」)を用いて、攪拌機外周速度1
2.7m/秒、出力密度3.0KW/粉砕用空間1リッ
トル、圧力0.6bar、直径0.25mmのミクロハ
イカZ250ジルコニアビーズ(昭和シェル石油社製)
充填量36kg、懸濁物湿式粉砕処理量198kg/時
間、懸濁物湿式粉砕温度44.2℃の条件で、湿式微粉
砕して、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料を
5%含むインダンスロンブルー顔料及びイソブチルアル
コールから成る懸濁物を得た。得られた顔料の懸濁物に
水を加えた後、イソブチルアルコールを共沸留去させ
て、懸濁物を水性とした。
【0032】このようにして得たジメチルアミノメチル
銅フタロシアニン顔料を5%含むインダンスロンブルー
顔料の水性懸濁物を濾過し、残渣を水洗した後、乾燥さ
せて、粉砕したジメチルアミノメチル銅フタロシアニン
顔料を5%含むインダンスロンブルー顔料を得た。
【0033】<比較例2>実施例2で使用したジメチル
アミノメチル銅フタロシアニン顔料を5%混合したイン
ダンスロンブルー粉砕粗顔料及びイソブチルアルコール
から成る懸濁物を湿式粉砕せずに、懸濁物に水を加え、
イソブチルアルコールを共沸留去させて、懸濁物を水性
とした。
【0034】このようにして得たジメチルアミノメチル
銅フタロシアニン顔料を5%含むインダンスロンブルー
顔料の水性懸濁物を濾過し、残渣を水洗した後、乾燥さ
せて、粉砕したジメチルアミノメチル銅フタロシアニン
顔料を5%含むインダンスロンブルー顔料を得た。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】 <比較例3>実施例1で使用したインダ
ンスロンブルー粉砕粗顔料400部、イソブチルアルコ
ール30部、水3110部、及び水400部、20%水
酸化ナトリウム水溶液30部及びステベライトロジン
(理化ハーキュレス社製)30部から調製したステベラ
イトロジンナトリウム水溶液460部を反応容器に入
れ、撹拌しながら、65℃、1時間で顔料化を行い、4
000部の懸濁物を得た。この懸濁物を湿式粉砕せず
に、懸濁物に20%塩酸を加えてpH6.0に調整した
後、濾過した。洗液が中性となるまで残渣を水洗した
後、乾燥させて、粉砕したステベライトロジンを7%含
有するインダンスロンブルー顔料を得た。
【0039】 《NCフレキソインキの試験方法》 〈NCフレキソインキの調製方法〉実施例1〜2、比較
例1〜3で得たインダンスロンブルー顔料、ジメチルア
ミノメチル銅フタロシアニン顔料を5%含有するインダ
ンスロンブルー顔料又はステベライトロジンを7%含有
するインダンスロンブルー顔料の各々について、顔料
5.0g、「NC111−407ワニス」(大日本イン
キ化学工業(株)製)19.8g、イソプロピルアルコー
ル40%、エチルアルコール40%及び酢酸エチル20
%から成る混合溶剤8.5g及び1/8インチスチール
ビーズ200gを容量100mlのポリエチレン製の瓶
に入れ、ペイントコンディショナー(東洋精機社製)を
用いて30分間分散させた。この分散液に、「NC11
1−407ワニス」15.2g、上記と同一の組成の混
合溶剤25.0g及びジオクチルフタレート2.5gを
追加し、ペイントコンディショナー(東洋精機社製)を
用いて更に5分間分散させてNCフレキソ原色インキを
得た。
【0040】〈NCフレキソインキの光沢の評価方法〉
上記NCフレキソ原色インキを、厚さ0.05mmのア
セテートフィルム上に、0.15mmの(No.6)バ
ーコーダーを用いて塗布展色した。得られた展色フィル
ムの光沢をヘイズグロスメーター(BYKガードナー社
製)を用いて、60゜光沢値を得た。その結果を表1に
まとめて示した。
【0041】
【表1】
【0042】表1に示した結果から、NCフレキソイン
キに用いた場合、実施例で得たインダンスロンブルー顔
料は、光沢が良好であるのに対し、比較例で得た顔料
は、光沢が劣ることが明らかである。
【0043】《アクリルウレタン塗料の試験方法》 〈アクリルウレタン塗料の調製方法〉 (原色エナメルの調製方法)実施例2及び比較例2で得
たジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料を5%含
有するインダンスロンブルー顔料の各々について、顔料
4.0g、「アクリディックA―801―P」(大日本
インキ化学工業(株)製)26.7g、キシレン60%及
び酢酸ブチル40%から成る混合溶剤11.3g、及び
1.0mmφガラスビーズ70gを容量250mlのガ
ラス製の瓶に入れ、レッドデビル(レッドデビル社製)
を用いて2時間分散させた。この分散液に、「アクリデ
ィックA―801―P」38.0gを追加し、レッドデ
ビル(レッドデビル社製)を用いて更に10分間分散さ
せてアクリルウレタン原色エナメルを得た。
【0044】(アルミニウムエナメルの調製方法)アル
ミニウムペースト「7620NS」(東洋アルミニウム
社製)4.0g、「アクリディックA―801―P」
(大日本インキ化学工業(株)製)63.0g及びキシレ
ン60%及び酢酸ブチル40%から成る混合溶剤13.
0gをプラスチック製カップ中で混合して、アルミニウ
ムエナメルを得た。
【0045】〈アウリルウレタン塗料の着色力の評価方
法〉上記アクリルウレタン原色エナメル2.0g、上記
アルミニウムエナメル18.0g及び「スミジュールN
―75」(スミトモバイエルウレタン社製の硬化剤)
5.0gを、プラスチック製カップ中で混合して、1×
9Alアクリルウレタン塗料エナメルを得た。
【0046】このようにして得た1×9Alアクリルウ
レタン塗料エナメルを、アート紙上に4milのアプリ
ケータを用いて塗布展色した。得られた展色アート紙の
着色力をACS―1400STC分光光度計(米国AC
S社製)を用いて着色力値を測定し、その結果を表2に
示した。
【0047】
【表2】
【0048】表2に示した結果から、アクリルウレタン
塗料に用いた場合、実施例で得たインダンスロンブルー
顔料は、着色力が良好であるのに対し、比較例で得た顔
料は、着色力が劣ることが明らかである。
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】 <比較例4−1>カルバゾールジオキサ
ジンバイオレット粗大粗顔料(住友化学工業社製)の
「スミトンファストバイオレットRL−4Rベース」)
4700部、イソプロピルアルコール22800部及び
水4000部を反応容器に入れ、撹拌しながら、20
℃、1時間で顔料化を行い、31500部の懸濁物を得
た。
【0053】このようにして得た懸濁物を、攪拌式ビー
ズミル装置(ドライスヴェルケ社製の「ドライスヴェル
ケPM―DCP3―45」)を用いて、攪拌機外周速度
11.7m/秒、出力密度3.0KW/粉砕用空間1リ
ットル、直径0.25mmのミクロハイカZ250ジル
コニアビーズ(昭和シェル石油社製)充填量28.8k
g、懸濁物湿式粉砕処理量130kg/時間、懸濁物湿
式粉砕温度43.5℃の条件で湿式微粉砕して、カルバ
ゾールジオキサジンバイオレット顔料、水及びイソプロ
ピルアルコールから成る懸濁物を得た。
【0054】このようにして得た懸濁物を濾過し、残渣
を水洗した後、乾燥させて、粉砕したカルバゾールジオ
キサジンバイオレット顔料を得た。
【0055】<比較例4―2>比較例4―1で得た湿式
微粉砕したカルバゾールジオキサジンバイオレット顔
料、水及びイソプロピルアルコールから成る懸濁物を、
比較例4−1で使用した攪拌式ビーズミル装置を用い、
比較例4−1と同じ条件で、更に11回湿式微粉砕を繰
り返した後、濾過した。得られた残渣を水洗した後、乾
燥させて、粉砕したカルバゾールジオキサジンバイオレ
ット顔料を得た。
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】 <比較例5−1>カルバゾールジオキサ
ジンバイオレット粗大粗顔料(日本化薬社製の「ピグメ
ントバイオレットBL」)3000部、イソプロピルア
ルコール13500部及び水13500部を反応容器に
入れ、撹拌しながら、20℃、1時間で顔料化を行い、
30000部の懸濁物を得た。
【0060】このようにして得た懸濁物を、攪拌式ビー
ズミル装置(ドライスヴェルケ社製の「ドライスヴェル
ケPM―DCP3―45」)を用いて、攪拌機外周速度
12.0m/秒、出力密度3.1KW/粉砕用空間1リ
ットル、直径0.25mmのミクロハイカZ250ジル
コニアビーズ(昭和シェル石油社製)充填量28.8k
g、懸濁物湿式粉砕処理量165kg/時間、懸濁物湿
式粉砕温度43.5℃の条件で湿式微粉砕して、カルバ
ゾールジオキサジンバイオレット顔料、イソプロピルア
ルコール及び水から成る懸濁物を得た。
【0061】このようにして得た懸濁物を濾過し、残渣
を水洗した後、乾燥させて、粉砕したカルバゾールジオ
キサジンバイオレット顔料を得た。
【0062】<比較例5―2>比較例5―1で得た湿式
微粉砕したカルバゾールジオキサジンバイオレット顔
料、イソプロピルアルコール及び水から成る懸濁物を、
比較例5−1で使用した攪拌式ビーズミル装置を用い、
比較例5−1と同じ条件で、更に11回湿式微粉砕を繰
り返した後、濾過した。得られた残渣を水洗した後、乾
燥させて、粉砕したカルバゾールジオキサジンバイオレ
ット顔料を得た。
【0063】 <実施例6>カルバゾールジオキサジン
バイオレット粗大粗顔料(日本化薬社製の「ピグメント
バイオレットBL」)を、実施例1で使用した乾式粉砕
装置を用いて粉砕して得た粉砕粗顔料3000部及びイ
ソブチルアルコール27000部を加圧反応容器に入
れ、撹拌しながら、132℃、6時間で顔料化を行っ
た。次に、その加圧反応容器を20℃まで冷却して、3
0000部の懸濁物を得た。
【0064】このようにして得た懸濁物を、攪拌式ビー
ズミル装置(ドライスヴェルケ社製の「ドライスヴェル
ケPM―DCP3―45」)を用いて、攪拌機外周速度
12.1m/秒、出力密度3.1KW/粉砕用空間1リ
ットル、直径0.35mmのミクロハイカZ350ジル
コニアビーズ(昭和シェル石油社製)充填量28.8k
g、懸濁物湿式粉砕処理量175kg/時間、懸濁物湿
式粉砕温度47.3℃の条件で湿式微粉砕して、カルバ
ゾールジオキサジンバイオレット顔料及びイソブチルア
ルコールから成る懸濁物を得た。
【0065】このようにして得た懸濁物を濾過し、残渣
を水洗した後、乾燥させて、粉砕したカルバゾールジオ
キサジンバイオレット顔料を得た。
【0066】 <比較例6>実施例で使用したカルバ
ゾールジオキサジンバイオレット粗大粗顔料(日本化薬
社製の「ピグメントバイオレットBL」)3000部及
びイソブチルアルコール27000部を加圧反応容器に
入れ、撹拌しながら、132℃、6時間で顔料化を行っ
た。次に、その加圧反応容器を20℃まで冷却して、3
0000部の懸濁物を得た。
【0067】このようにして得た懸濁物を、攪拌式ビー
ズミル装置(ドライスヴェルケ社製の「ドライスヴェル
ケPM―DCP3―45」)を用いて、攪拌機外周速度
12.1m/秒、出力密度3.1KW/粉砕用空間1リ
ットル、直径0.35mmのミクロハイカZ350ジル
コニアビーズ(昭和シェル石油社製)充填量28.8k
g、懸濁物湿式粉砕処理量180kg/時間、懸濁物湿
式粉砕温度46.6℃の条件で湿式微粉砕して、カルバ
ゾールジオキサジンバイオレット顔料及びイソブチルア
ルコールから成る懸濁物を得た。
【0068】このようにして得た懸濁物を濾過し、残渣
を水洗した後、乾燥させて、粉砕したカルバゾールジオ
キサジンバイオレット顔料を得た。
【0069】 <実施例7>カルバゾールジオキサジン
バイオレット粗大粗顔料(日本化薬社製の「ピグメント
バイオレットRL」)を、実施例1で使用した乾式粉砕
装置を用いて、粉砕して得た粉砕粗顔料3000部、イ
ソブチルアルコール13500部及び水13500部を
加圧反応容器に入れ、撹拌しながら、132℃、6時間
で顔料化を行った。次に、その加圧反応容器を20℃ま
で冷却して、30000部の懸濁物を得た。
【0070】このようにして得た懸濁物を、攪拌式ビー
ズミル装置(ドライスヴェルケ社製の「ドライスヴェル
ケPM―DCP3―45」)を用いて、攪拌機外周速度
12.0m/秒、出力密度2.9KW/粉砕用空間1リ
ットル、直径0.35mmのミクロハイカZ350ジル
コニアビーズ(昭和シェル石油社製)充填量28.8k
g、懸濁物湿式粉砕処理量193.5kg/時間、懸濁
物湿式粉砕温度44.6℃の条件で湿式微粉砕して、カ
ルバゾールジオキサジンバイオレット顔料、イソブチル
アルコール及び水から成る懸濁物を得た。得られた顔料
の懸濁物に水を加え、イソブチルアルコールを共沸留去
させて、懸濁物を水性とした。
【0071】このようにして得たカルバゾールジオキサ
ジンバイオレット顔料の水性懸濁物を濾過し、残渣を水
洗した後、乾燥させて、粉砕したカルバゾールジオキサ
ジンバイオレット顔料を得た。
【0072】<比較例7―1>実施例7で使用したカル
バゾールジオキサジンバイオレット粉砕粗顔料、イソブ
チルアルコール及び水から成る懸濁物を湿式粉砕せず
に、懸濁物に水を加え、イソブチルアルコールを共沸留
去させて、懸濁物を水性とした。
【0073】このようにして得たカルバゾールジオキサ
ジンバイオレット顔料の水性懸濁物を濾過し、残渣を水
洗した後、乾燥させて、粉砕したカルバゾールジオキサ
ジンバイオレット顔料を得た。
【0074】<比較例7―2>実施例7で使用したカル
バゾールジオキサジンバイオレット粉砕粗顔料、イソブ
チルアルコール及び水から成る懸濁物を、攪拌式ビーズ
ミル装置(ドライスヴェルケ社製の「ドライスヴェルケ
PM―DCP3―45」)を用いて、攪拌機外周速度
6.6m/秒、出力密度2.5KW/粉砕用空間1リッ
トル、直径0.35mmのミクロハイカZ350ジルコ
ニアビーズ(昭和シェル石油社製)充填量28.8k
g、懸濁物湿式粉砕処理量193.5kg/時間、懸濁
物湿式粉砕温度44.6℃の条件で湿式微粉砕して、カ
ルバゾールジオキサジンバイオレット顔料、イソブチル
アルコール及び水から成る懸濁物を得た。得られた顔料
の懸濁物に水を加え、イソブチルアルコールを共沸留去
させて、懸濁物を水性とした。
【0075】このようにして得たカルバゾールジオキサ
ジンバイオレット顔料の水性懸濁物を濾過し、残渣を水
洗した後、乾燥させて、粉砕したカルバゾールジオキサ
ジンバイオレット顔料を得た。
【0076】<比較例7―3>カルバゾールジオキサジ
ンバイオレット粗大粗顔料(日本化薬社製の「ピグメン
トバイオレットRL」)を、実施例1で使用した乾式粉
砕装置を用いて、粉砕して得た粉砕粗顔料3000部及
び水27000部を容器に入れ、常温で撹拌しながら、
攪拌式ビーズミル装置(ドライスヴェルケ社製の「ドラ
イスヴェルケPM―DCP3―45」)に供給して、攪
拌機外周速度12.0m/秒、出力密度2.9KW/粉
砕用空間1リットル、直径0.35mmのミクロハイカ
Z350ジルコニアビーズ(昭和シェル石油社製)充填
量28.8kg、懸濁物湿式粉砕処理量193.5kg
/時間、懸濁物湿式粉砕温度44.6℃の条件で湿式微
粉砕して、カルバゾールジオキサジンバイオレット顔料
と水から成る懸濁物を得た。
【0077】このようにして得られた顔料の水性懸濁物
を濾過し、残渣を水洗した後、乾燥させて、粉砕したカ
ルバゾールジオキサジンバイオレット顔料を得た。
【0078】《NCグラビアインキの試験方法》 〈NCグラビアインキの調製方法〉実施例〜7及び比
較例4−1〜比較例7−3で得たカルバゾールジオキサ
ジンバイオレット顔料各々について、顔料6.0g、N
C試験用ニス(大日本インキ化学工業(株)製)30.0
g、イソプロピルアルコール20%、トルエン40%及
び酢酸エチル40%から成る混合溶剤8.0g及び1/
8インチスチールビーズ150gを容量100mlのポ
リエチレン製の瓶に入れ、ペイントコンディショナー
(東洋精機社製)を用いて30分間分散させた。この分
散液に、NC試験用ニス(大日本インキ化学工業(株)
製)24.0g及び上記と同一の組成の混合溶剤12.
0gを追加し、ペイントコンディショナー(東洋精機社
製)を用いて更に5分間分散させてNCグラビア原色イ
ンキを得た。
【0079】〈NCグラビアインキの光沢の評価方法〉
上記NCグラビア原色インキを、厚さ0.05mmのア
セテートフィルム上に、0.15mmの(No.6)バ
ーコーダーを用いて塗布展色した。得られた展色フィル
ムの光沢をヘイズグロスメーター(BYKガードナー社
製)を用いて測定し、60゜光沢値を得た。結果を表3
及び表4にまとめて示した。
【0080】
【表3】
【0081】
【表4】
【0082】表3及び表4に示した結果から、NCグラ
ビアインキに用いた場合、実施例で得たカルバゾールジ
オキサジンバイオレット顔料は、光沢が良好であるのに
対し、比較例で得た顔料は、比較例4−2で得た顔料を
除いて、光沢が劣ることが明らかである。湿式微粉砕を
12回も繰り返して得た比較例4−2の顔料を用いた場
合は、実施例と同等の光沢であった。
【0083】
【発明の効果】本発明のインダンスロンブルー顔料及び
カルバゾールジオキサジンバイオレット顔料の製造方法
は、微細で粒子形態が揃った分散性が良く、光沢、着色
力に優れた顔料を、過大な時間とエネルギーを要するこ
となしに、工業的に製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−112732(JP,A) 特開 昭58−17169(JP,A) 特開 昭58−23858(JP,A) 特開 平6−316675(JP,A) 特開 平8−41368(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09B 67/20 C09B 67/04 C09B 67/48

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インダンスロンブルーの粗大粗顔料又は
    カルバゾールジオキサジンバイオレットの粗大粗顔料を
    乾式粉砕装置により粉砕して得た粉砕粗顔料を、水及び
    /又は有機溶剤中に入れて懸濁させ80〜200℃の範
    囲で顔料化した後、顔料の水及び/又は有機溶剤懸濁物
    を、粉砕用空間1リットル当たり2.6KWより大きい
    出力密度及び6.7m/秒より速い攪拌機外周速度で運
    転される撹拌式ビーズミル装置を用い、粉砕媒介物の存
    在下に湿式微粉砕することを特徴とするインダンスロン
    ブルー顔料又はカルバゾールジオキサジンバイオレット
    顔料の製造方法。
  2. 【請求項2】 粉砕粗顔料の懸濁物を構成する有機溶剤
    が、低級アルコールである請求項1に記載の顔料の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 粉砕媒介物として、直径が0.1〜1.
    0mmの範囲にある粉砕媒介物を用いる請求項1又は2
    に記載の顔料の製造方法。
  4. 【請求項4】 湿式粉砕装置が撹拌式ビーズミル装置
    で、バッチ式又は連続式である請求項1、2又は3に記
    載の顔料の製造方法。
  5. 【請求項5】 湿式微粉砕する際の粉砕粗顔料の水及び
    /又は有機溶剤との懸濁物中の粉砕粗顔料濃度が、最高
    40重量%である請求項1、2、3又は4に記載の顔料
    の製造方法。
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