JP5200669B2 - 光ナノインプリント方法及び装置 - Google Patents

光ナノインプリント方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5200669B2
JP5200669B2 JP2008146812A JP2008146812A JP5200669B2 JP 5200669 B2 JP5200669 B2 JP 5200669B2 JP 2008146812 A JP2008146812 A JP 2008146812A JP 2008146812 A JP2008146812 A JP 2008146812A JP 5200669 B2 JP5200669 B2 JP 5200669B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
cylinder
mold
forming layer
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008146812A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009292008A (ja
Inventor
正浩 江橋
光一 篠田
学 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP2008146812A priority Critical patent/JP5200669B2/ja
Publication of JP2009292008A publication Critical patent/JP2009292008A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5200669B2 publication Critical patent/JP5200669B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

本発明は、光ナノインプリントで微細な凹凸形状を形成する光ナノインプリント装置に関し、更に詳しくは、微細な凹凸形状をより大量にかつ連続して形成できるようにした光ナノインプリント装置に関するものである。
凹凸部の高さとピッチの比であるアスペクト比が0.3未満のホログラムのようなミクロン単位の微細な凹凸形状を連続して大量に形成する場合、フィルム基材に熱可塑性もしくは2液硬化型の熱硬化性樹脂からなる成形層を塗工して凹凸形状の形成層とし、この形成層に熱と圧力でエンボス成形する方法が従来から知られている(非特許文献1参照)。
上記の方法はアスペクト比が小さいため可能な方法である。これに対してアスペクト比が大きい場合は良好に微細な凹凸形状を成形できず、成形不良となってしまう問題がある。
一方、よりアスペクト比の大きい凹凸形状を連続的かつ大量に形成する場合、液体状の紫外線硬化型樹脂を基材上もしくは金型上に塗布し、基材と金型を該樹脂を介して圧接後、紫外線を照射し、樹脂の硬化後に金型から剥離し、フィルム基材上に、よりアスペクト比の大きい凹凸形状を作製する方法が知られている(特許文献1参照)。
上記のような液体状樹脂を成形層とした複製方法においては、円筒を旋盤で加工したような周方向につなぎ目のない、連続した形状のロール型では凹凸形状の形成されたフィルムを連続して作製し、巻き取ることが可能である。
上記ロール型方式に対し、製法の面からロール表面に凹凸部を加工するのが困難な、通常板状のナノインプリント型を有する光ナノインプリント装置として、図3に示す構成のものが知られている。
この光ナノインプリント装置は、図3に示すように、フィルム1上に紫外線硬化性を有する液状樹脂を滴下する液状樹脂滴下用ノズル7、フィルム1上に滴下された液体状樹脂を一定の厚さになるように掻きとって凹凸形成層2を形成するスキージー8、凹凸形成層2に凹凸形状を形成するロール型3、凹凸形成層2をロール型3に押し付ける加圧ロール6、凹凸形状が形成された後の凹凸形成層2を硬化させる紫外線ランプ5等を備える。
ロール型3は、図3に示すように、回転可能なシリンダ4を有し、このシリンダ4の外周面には、シリンダ4の円周方向に3分割され、かつシリンダ4の外周径に一致する円弧状を呈する凹凸パターン形成用の板状型3e〜3fが装着されている。
O plus E 1986年4月号 P.51−56 特開2003−305736号公報
しかしながら、上述のような板状のナノインプリント型の場合、複数分割の板状型がシリンダの外周径と一致する曲率に湾曲され、これらをシリンダの外周面にテープで固定する方式のロール型では、板状型のつなぎ目に隙間もしくは段差が生じるほか、場合によってはテープの粘着層の部分に液体状の樹脂が入り込み、光硬化後、その部分が凸状の突起となってしまったり、あるいはアンカーとなって引っかかってしまい、フィルムが裂けてしまったりし、良好に凹凸形状を形成できないという問題がある。
また、図3に示すように、板状型3e〜3fのつなぎ目に隙間9が生じている場合、この隙間9によって凹凸形状2aよりかなり大きいサイズの突起2bが凹凸形成層2上に形成されてしまう。その結果、凸部2bが生じたままでフィルム1を連続的に巻き取った場合、突起2bの上に重なる微細な凹凸形状2aがその部分で破損または変形されたりして、良好にフィルムを巻き取っていくことが困難になってしまう。このため、実際には少量しか凹凸形状を形成できないという問題があった。
また、凹凸形状を少量しか形成できない物についてもテープで凹凸形状の周囲を固定しているため、凹凸形状を連続柄としたい場合、固定のためのテープでその部分の凹凸形状が作製されず、非成形部となってしまうため、対応が困難になるという問題があった。
また、板状型の固定用テープが非成形部にならないようにするため、両面テープでの固定も検討されているが、温度ムラにより形成された形状の変化が発生してしまう。また、板状型のロール型軸方向と平行な2辺を固定しなかった場合、凹凸形状形成後のフィルム剥離時にシリンダから板状型が浮いてしまうことによりフィルムの剥離が良好にできず、形状の不良になってしまった。その上、特に液状の凹凸形状形成用樹脂を用いた場合、固定されてない辺から樹脂が裏周りしてしまい、それが回りこんで各所に付着することにより、良好な形成品が得られなかった。
本発明は上記のような問題を解決するためになされたもので、ナノインプリント用、特にアスペクト比が0.3以上の凹凸形状を有する板状型を用いてロール型とし、微細な凹凸形状を形成する場合の量産性を改善し、併せて微細な凹凸形状を連続柄とする時の非成形部を極小化することができる光ナノインプリント装置を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために請求項1の発明は、熱による軟化性と紫外光による硬化性を持つ樹脂からなる凹凸形成層を有するフィルムを巻き出す巻き出し機構と、前記巻き出し機構から捲き出される前記フィルムの前記凹凸形成層に微細凹凸形状形成するためのロール型と、前記フィルムの前記凹凸形成層を前記ロール型に押し付けて前記凹凸形成層に微細凹凸形状を生成する加圧ローラと、前記ロール型を一定の温度に加熱する加熱機構と、前記凹凸形成層が前記加圧ローラで前記ロール型に押し付けられる前に前記フィルムを予備的に加熱して前記凹凸形成層を軟化する予備加熱機構と、前記フィルムの予備加熱後に前記加圧ローラで前記ロール型に前記凹凸形成層を押し付けた状態で紫外光を照射し当該紫外光の照射領域の凹凸形成層を硬化する紫外線ランプとを備え、前記ロール型は、回転可能なシリンダと、前記シリンダの外周面に周方向に沿い配列された微細凹凸パターン形成用の複数の板状型を有し、前記複数の板状型は、前記シリンダの周方向に延在し前記シリンダの外周径と一致する円弧に湾曲された一定の幅と、前記シリンダの軸と平行する方向に延在する長さを有し、前記複数の板状型の幅方向の一端に前記シリンダの半径方向へ突出する型固定用の係合部が前記板状型の長手方向に延在して設けられ、前記シリンダに前記各板状型の前記係合部が別々に係合される複数の係合溝が前記シリンダに設けられ、前記各板状型の係合部を対応する前記係合溝にそれぞれ係合した後、前記各板状型の前記長さ方向の両端を耐熱性の粘着テープにより前記シリンダに固定するように構成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の光ナノインプリント装置において、前記シリンダの周方向に互いに隣接する2つの前記板状型のうち、一方の板状型の前記係合部を有する前記幅方向の一端と他方の板状型の前記係合部を有しない前記幅方向の他端とが互いに接していることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載の光ナノインプリント装置前記凹凸形状の高さ/ピッチ比(アスペクト比)が0.3以上であることを特徴とする。
本発明の光ナノインプリント装置によれば、ナノインプリント用、特にアスペクト比が0.3以上の凹凸形状を有する板状型を用いてロール型を構成でき、微細な凹凸形状を形成する場合の量産性を改善でき、併せて微細な凹凸形状を連続柄とする時の非成形部を極小化することができる。
さらに、予備加熱機構でフィルムを成形前に加温することによる成形スピードのアップも量産性の改善につながるという効果がある。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は本発明にかかる光ナノインプリント装置の一実施の形態を示す概略構成図、図2は本実施の形態におけるロール型の一形態を示す分解図である。
光ナノインプリント装置10は、図1に示すように、熱による軟化性と紫外光による硬化性を持つ樹脂からなる凹凸形成層12を有するフィルム11の凹凸形成層12を押し付けて凹凸形状12aを形成するためのロール型13と、ロール型13に凹凸形成層12を押し付ける加圧ロール16とを押し付けた状態で紫外光を照射し当該紫外光の照射領域の凹凸形成層12を硬化する紫外線ランプ15を備える。
ロール型13は、図1及び図2に示すように、回転可能に支持された所定の径を有する円柱状のシリンダ14と、このシリンダ14の外周面に該外周面の全周に亘り配列された微細凹凸パターン形成用の複数、例えばシリンダ14の周方向に120度の角度に3分割された3つの板状型13a,13b,13cを有している。
これら板状型13a,13b,13cは、シリンダ14の周方向に延在しシリンダ14の外周径と一致する円弧に湾曲された一定の幅、すなわちシリンダ14の周方向に120度の角度範囲に延在する幅を有し、さらに、シリンダ14の軸と平行する方向に延在する所定の長さを有している。この場合の板状型13a,13b,13cの長さは、シリンダ14の軸方向の長さより短く設定されている。
また、板状型13a,13b,13cの幅方向の一端には、シリンダ14の半径方向へ突出する型固定用の係合部13g,13h,13iが板状型13a,13b,13cの長手方向に延在して設けられている。さらに、シリンダ14には、各板状型13a,13b,13cの係合部13g,13h,13iが別々に係合される複数の係合溝14a,14b,14cがシリンダ14に、その回転軸線と平行する方向に延在して設けられている。
したがって、板状型13a,13b,13cの係合部13g,13h,13iをシリンダ14の係合溝14a,14b,14cにそれぞれ係合して、板状型13a,13b,13cをシリンダ14の外周面に押し当てれば、板状型13a,13b,13cをシリンダ14に装着することができる。
この場合、板状型13a,13b,13cのうち、シリンダ14の周方向に互いに隣接する2つの板状型13a,13cのうちの板状型13aの係合部13gを有する幅方向の一端と、板状型13cの係合部13hを有しない幅方向の他端とが隙間のない状態に互いに接している。また、シリンダ14の周方向に互いに隣接する2つの板状型13a,13bのうちの板状型13aの係合部13gを有しない幅方向の他端と、板状型13bの係合部13hを有する幅方向の一端とが隙間のない状態に互いに接している。さらに、シリンダ14の周方向に互いに隣接する2つの板状型13b,13cのうちの板状型13bの係合部13hを有しない幅方向の他端と、板状型13cの係合部13iを有する幅方向の一端とが隙間のない状態に互いに接している。
本実施の形態における光ナノインプリント装置に適用される凹凸形状形成用のフィルムについて説明する。
まず、ロール型13により微細凹凸形状(ここで、高さ/ピッチ比(アスペクト比)が0.3以上の凹凸形状をいう)が形成される前に、熱可塑性を有する紫外線硬化性樹脂を基材に塗布し、凹凸形成層12を有するフィルム11を作製する。
この場合、凹凸形成層12を有するフィルム11は、ロール型13による光ナノインプリントと同じラインで作製しても別ラインで作製しても良いが、通常、凹凸形成層作製の速度と微細凹凸形成の速度は異なるため、別ラインで作製した方が好ましい。
また、微細凹凸形成層12は目的とする凹凸形状12aの高さの1から10倍程度の厚みが良いが、塗工機で塗工することを考えると0.5〜5μm程度が好ましい。
基材としてはPETフィルムが一般的だが、それに限られるものでは無い。その厚みも形成後の用途次第であるが、10〜100μm程度が好ましい。
微細凹凸形状12aを作製する方法としては公知のレジストにEB(electron beam)で描画する方法、シリコンをエッチングする方法等が知られている。
また、微細凹凸形状12aを板状の平型とする方法としては、上記のレジストやシリコンからニッケル、鉄等金属を電鋳して型としたり、樹脂による型を作製したりする方法が知られている。
本発明のように熱と圧力と紫外線が照射される様な場合には金属製の型を用いることが一般的である。
電鋳後の金属板を必要な形状に加工するが、ロール固定時にフィルムの流し方向で先に当たる部分には余白をとり、折り曲げて係合部を形成することで板状型の固定に使用できるようにする。
また、使用する光ナノインプリント装置の微細凹凸を形成するためのシリンダの係合溝に金型の折り曲げ部分である係合部を差込み仮固定し、その後、フィルムの流し方向に対して平行な2辺をテープ等で固定する。この場合、必要に応じ板状型を3枚乃至それ以上の枚数の板状型を用いても良い。
その際、使用するテープにはアルミ基材やガラスクロスにフッ素系樹脂を含侵させた基材の耐熱テープを用いることができるが、段差や突起が無い方が好ましいので、より基材が薄く、取扱いしやすい物を選ぶべきである。
板状型をシリンダに固定し、微細凹凸形状を有するロール型とした後、凹凸形成層を有するフィルムを巻き出し機構に取り付け、ロール型を加熱後、それに予備加熱部を経たフィルムを押し付け、そのまま紫外線を照射、硬化後にロール型から剥離され、巻き取り機構に巻き取られるようにする。
本実施の形態に示す固定法と、凹凸形成層と基材から成るフィルムを組み合わせた光ナノインプリント装置により、板状型をロール型とした場合のつなぎ目や段差がなくなり、これに伴い、従来のようなつなぎ目や段差による突起やそれに起因するフィルムの裂けをなくすことができ、より長く微細凹凸が成形されたフィルムを巻き取ることができ、量産性が著しく改善することができる。
また、連続柄としたい場合の非成形部もテープでの固定を行なわないため、従来テープ幅の例えば5mmであったのが、1mm弱まで改善することができる。
さらに、巻き取れる長さが延びたことによる量産性の改善の他に、IRヒーターや温風機によりフィルムを成形前に加温することによる成形スピードのアップも量産性の改善につながる。
また、アスペクト比が1.7程度の微細凹凸の場合、従来の液状の光硬化型樹脂を用いて板状型をロール型とした光ナノインプリントを行なうと数十mの凹凸形状の形成が限界であったのに対し、本実施の形態では、上記の課題を解決するための手段を用いた場合では少なくとも数百mの形成を実現した。
また、形成された微小凹凸形状についても従来の液状樹脂による形成品と比べ、遜色の無い物が得られた。
さらに、凹凸形状を連続柄の様に成形した場合も、折り曲げて溝に差し込んだ部分に板状型の最後部が突き当たる様に板状型の長さを調節することにより、それでも残った型同士の隙間だけとなり、1mm以下を達成した。
また、連続柄だけでなく、ロールの一部分に板状型を固定し、断続的な凹凸形状の形成を行なった場合においても、上記のように量産性の改善が確認されている。

本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
微細凹凸形成層として反応性ポリマー(新中村化学工業製バナレジン2207)、ウレタンアクリレート(ダイセルサイテック製EBECRYL284)、開始剤(チバスペシャリティケミカルズ製イルガキュア651)を80:20:1重量部としたものを、MEK:トルエン=50:50の溶剤で希釈し、グラビアロールコーターで25μm厚のPETフィルム(東レ製ルミラー)に乾燥後約2μmの厚みになるように塗工し、微小凹凸形成用フィルムとした。
また、微細凹凸としては150mm角のガラス上に塗布したレジスト版にEBで描画を行い作製したピッチ300nm、深さ500nmのパターンを用い、それをニッケル電鋳で複製し、同じ形状の型を3枚作製することにより微小凹凸を有する板状型を3枚得た。
上記の金型を140×145mm角にカットし、145mmの辺を5mm折り曲げて版固定用の溝に差し込む部分とした。
次に、約130φのシリンダの円周方向に対して3等分された位置にそれぞれ形成された係合溝に、3枚の板状型に設けた係合部をそれぞれ差込み、その後、フィルムの流し方向に対して平行な板状型の2辺をアルミ耐熱テープで固定した。
この時、ロール型の回転方向を考慮し、各板状型の係合部側の端をフィルムが接触する向きにする。
その後、装置の巻き出し機構に作製した微小凹凸形状形成用フィルムをセットし、ロール型を95度まで昇温させてから上記フィルムの凹凸形成層を押し付け、微細凹凸形状を形成した後、紫外線を約500mJ照射して硬化させてから剥離した。
剥離後巻取り機構にて巻き取られたが、大きな突起などが無いため約1000mまでそのまま異常無く巻き取られ、成形された物も欠陥等の異常の無い物であった。
次に比較例について説明する。
(比較例)
実施例1で用いたのと同様に作製した版を、140mm角に断裁し、同じ装置の微細凹凸を形成するために使用するロールを溝の無い物に取り替えて3枚の板状型でシリンダの円周方向に1周するように配置し、アルミテープで固定した。
次に、25μm厚のPETフィルム(東レ製ルミラー)を巻き出し機構にセットし、巻き取り機構まで通した後、液状の紫外線硬化型樹脂(東洋合成工業製PAK−01)をロール型と25μm厚のPETフィルム(東レ製ルミラー)の間に滴下、塗布し、紫外線にて硬化後、離型して巻き取った。
その結果、テープの段差が転写されたりテープの粘着層に紫外線硬化型樹脂が染み込み硬化することによりロール型に固定した型が剥がれてしまったりし、実際には10m分ほどしか良好な形成品は得られなかった。
産業上の利用の可能性
本発明によるロール光ナノインプリント方法、装置によりアスペクト比の高い微細凹凸形状の形成がより効率的にできるようになる。
それにより得られる微細凹凸形成済みフィルムは光学部材やMEMS等従来ナノインプリントで作製されていた微細凹凸パターンの用途全般にわたって利用できるものとなる。
本発明にかかる光ナインプリント装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態におけるロール型の一形態を分解図である。 従来における光ナインプリント装置の概略構成図である。
符号の説明
10……光ナインプリント装置、11……フィルム(基材)、12……凹凸形成層、12a……凹凸形状、13……ロール型、13a,13b,13c……板状型、13g,13h,13i……係合部、14……シリンダ、14a,14b,14c……係合溝、15……紫外線ランプ、16……加圧ロール。

Claims (3)

  1. 熱による軟化性と紫外光による硬化性を持つ樹脂からなる凹凸形成層を有するフィルムを巻き出す巻き出し機構と、
    前記巻き出し機構から捲き出される前記フィルムの前記凹凸形成層に微細凹凸形状形成するためのロール型と、
    前記フィルムの前記凹凸形成層を前記ロール型に押し付けて前記凹凸形成層に微細凹凸形状を生成する加圧ローラと、
    前記ロール型を一定の温度に加熱する加熱機構と、
    前記凹凸形成層が前記加圧ローラで前記ロール型に押し付けられる前に前記フィルムを予備的に加熱して前記凹凸形成層を軟化する予備加熱機構と、
    前記フィルムの予備加熱後に前記加圧ローラで前記ロール型に前記凹凸形成層を押し付けた状態で紫外光を照射し当該紫外光の照射領域の凹凸形成層を硬化する紫外線ランプとを備え、
    前記ロール型は、回転可能なシリンダと、前記シリンダの外周面に周方向に沿い配列された微細凹凸パターン形成用の複数の板状型を有し、
    前記複数の板状型は、前記シリンダの周方向に延在し前記シリンダの外周径と一致する円弧に湾曲された一定の幅と、前記シリンダの軸と平行する方向に延在する長さを有し、
    前記複数の板状型の幅方向の一端に前記シリンダの半径方向へ突出する型固定用の係合部が前記板状型の長手方向に延在して設けられ、
    前記シリンダに前記各板状型の前記係合部が別々に係合される複数の係合溝が前記シリンダに設けられ
    前記各板状型の係合部を対応する前記係合溝にそれぞれ係合した後、前記各板状型の前記長さ方向の両端を耐熱性の粘着テープにより前記シリンダに固定するように構成されている、
    ことを特徴とする光ナノインプリント装置。
  2. 前記シリンダの周方向に互いに隣接する2つの前記板状型のうち、一方の板状型の前記係合部を有する前記幅方向の一端と他方の板状型の前記係合部を有しない前記幅方向の他端とが互いに接していることを特徴とする請求項1記載の光ナノインプリント装置。
  3. 前記凹凸形状の高さ/ピッチ比(アスペクト比)が0.3以上であることを特徴とする請求項1記載の光ナノインプリント装置。
JP2008146812A 2008-06-04 2008-06-04 光ナノインプリント方法及び装置 Active JP5200669B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008146812A JP5200669B2 (ja) 2008-06-04 2008-06-04 光ナノインプリント方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008146812A JP5200669B2 (ja) 2008-06-04 2008-06-04 光ナノインプリント方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009292008A JP2009292008A (ja) 2009-12-17
JP5200669B2 true JP5200669B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=41540655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008146812A Active JP5200669B2 (ja) 2008-06-04 2008-06-04 光ナノインプリント方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5200669B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW201219193A (en) * 2010-11-02 2012-05-16 Ind Tech Res Inst Uniform pressing apparatus for roll-to-sheet
JP7363202B2 (ja) 2018-11-28 2023-10-18 Toppanホールディングス株式会社 ロール体およびロール体の製造方法
CN112248314B (zh) * 2020-10-30 2024-04-05 滤微科技(上海)有限公司 用于压印纳米孔薄膜的装置和方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05135413A (ja) * 1991-11-08 1993-06-01 Canon Inc 光情報記録媒体形成用ロール状スタンパー
JPH05200757A (ja) * 1992-01-30 1993-08-10 Canon Inc フレキシブルスタンパー、ロール状スタンパー、および光情報記録媒体用基板の製造方法
US6007888A (en) * 1998-05-08 1999-12-28 Kime; Milford B. Directed energy assisted in vacuo micro embossing
JP2003025431A (ja) * 2001-07-19 2003-01-29 Sekisui Chem Co Ltd ロール金型の製造方法及びロール金型
JP2003305736A (ja) * 2002-04-17 2003-10-28 Toppan Printing Co Ltd 光学物品の製造方法およびマイクロレンズアレイシート
JP2007203678A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Fujifilm Corp 凹凸状シートの製造方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009292008A (ja) 2009-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5560186B2 (ja) 型押し表面を有する素材とその製造法
JP2010525968A5 (ja)
US20140252679A1 (en) Large-scale imprint apparatus and method
TWI501860B (zh) A stamping die, a method of manufacturing the same, an embossing device, and an embossing method
JP5200669B2 (ja) 光ナノインプリント方法及び装置
JP4757852B2 (ja) インプリントリソグラフィ
JP2015119104A (ja) 微細パターン形成方法および微細パターン形成装置
JP5449789B2 (ja) インプリント用転写フィルムロール体の製造方法、およびインプリント用転写フィルムロール体
JP2008194977A (ja) 成形体の製造方法及び製造装置
JP5140499B2 (ja) 転写ロール及び転写装置
TW200932504A (en) An improved roller embossing apparatus
WO2009107727A1 (ja) 光沢が変化する印刷物の製造方法及び製造装置,それに用いる加圧ロールの表面の加工方法並びにそれにより製造される印刷物
JP2008296390A (ja) 転写装置および転写方法
KR100974182B1 (ko) 롤 스탬프를 이용한 양면 임프린트 방법
JP5559574B2 (ja) 転写方法
JP4334656B2 (ja) 変色性蒸着媒体とその製造方法
WO2013031196A1 (ja) テープ状パターン媒体の製造方法
JP2013000961A (ja) ロール金型の製造方法と光学フィルムの製造方法、並びに、ロール金型と光学フィルム
KR100501734B1 (ko) 광학필름 제조장치
JP2008126543A (ja) 転写装置および転写方法
US8580065B2 (en) Method for creating a diffractive optical effect on a target surface and a transfer foil of a diffractive optical element
TW202142965A (zh) 無縫全像圖圖案轉移方法
KR20180036057A (ko) 단일의 장치를 이용하여 연속하는 엠보스드 홀로그램을 제작하는 방법
JP2010117581A (ja) ホログラム付きシュリンクフィルムの製造方法
JP7306411B2 (ja) ホログラムシートの製造方法およびホログラムシート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5200669

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250