JP7363202B2 - ロール体およびロール体の製造方法 - Google Patents
ロール体およびロール体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7363202B2 JP7363202B2 JP2019156650A JP2019156650A JP7363202B2 JP 7363202 B2 JP7363202 B2 JP 7363202B2 JP 2019156650 A JP2019156650 A JP 2019156650A JP 2019156650 A JP2019156650 A JP 2019156650A JP 7363202 B2 JP7363202 B2 JP 7363202B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll body
- rib
- laminate
- layer
- base material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B3/00—Presses characterised by the use of rotary pressing members, e.g. rollers, rings, discs
- B30B3/005—Roll constructions
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Description
また、巻きズレによりフィルムロールに傷が入ると、絵柄領域の凹凸構造が表現する光学効果が損なわれるという問題もある。
すなわち本発明の第1の側面は、
少なくとも片面にエンボス面を有するエンボス層を備えるフィルムが巻かれたロール体であって、
エンボス面には、光を複数の方向に反射する凹凸状の反射構造により構成される絵柄を有する複数の絵柄記録領域と、
ロール体の幅方向に延在し、側面と頂面からなる突起状のリブ状構造を有する複数のリブ領域とを備え、
複数のリブ領域の間に絵柄記録領域が配置され、リブ状構造の頂面は平坦であり、リブ状構造の高さは、反射構造の頂点より高いことを特徴とするロール体である。
前記リブ状構造の頂部は、光を散乱する散乱構造であるロール体である。
前記リブ状構造の側面は傾斜しており、側面と頂面との間に曲面を有することを特徴とするロール体である。
前記リブ状構造の側面の断面形状は、傾斜してかつ丸みを有しており、前記丸みはリブ状構造の中心に向かって凸の曲線となっていることを特徴とする請求項1または2に記載のロール体である。
前記リブ領域と前記絵柄記録領域の間に平坦面を有することを特徴とするロール体である。
前記絵柄記録領域のロール端側に台形構造を有することを特徴とするロール体である。
前記絵柄記録領域は、前記反射構造の凹凸の高さ(または深さ)/ピッチ比で表されるアスペクト比が0.3以上3.0以下で、反射構造の凹凸のピッチが0.1μm以上15μm以下であることを特徴とするロール体である。
前記絵柄記録領域は、250nm以上410nm以下の波長領域の紫外線を吸収し、硬化する紫外線硬化性樹脂からなることを特徴とするロール体である。
前記リブ領域は、300nm以上410nm以下の波長領域の紫外線を吸収し、硬化する紫外線硬化性樹脂からなることを特徴とするロール体である。
前記ロール体の製造方法であって、
ロール体のエンボス層にエンボス面を転写形成するための凹凸構造成型層と積層体用基材とを有する積層体を作製する積層体作製工程と、
前記積層体の凹凸構造成型層の上に紫外線硬化性樹脂からなるエンボス層を塗布形成するエンボス層塗布工程と、
エンボス層の上に基材をラミネートするラミネート工程と、
基材上から紫外線を照射してエンボス層を硬化させる紫外線硬化工程と、
積層体用基材を剥離しながらロール体を巻き取る巻き取り工程とを備え、
前記エンボス層塗布工程から前記巻き取り工程までの工程がロールツーロール方式で行われることを特徴とする、ロール体の製造方法である。
前記ロール体の製造方法において、
前記積層体作製工程が、
積層体用基材上にリブ領域を塗布形成するリブ領域形成工程と、
紫外線硬化性樹脂からなる凹凸構造成型層を塗布し、前記反射構造を転写するための賦形版を用いて熱圧成形することで、凹凸構造成型層に反射構造を転写形成する熱圧成形工程と、
紫外線照射によって凹凸構造成型層を硬化させる紫外線照射工程と、
積層体と賦形版をロール状に巻き取ることで離型する巻き取り工程とを備える、
ことを特徴とするロール体の製造方法である。
まず図1は、本発明の実施形態においてロール体の積層構成を示す概略断面図である。ロール体10は、樹脂フィルムからなる基材110の上に、エンボス面を有するエンボス層100が積層され、その上にリブ領域102として凹凸マクロ構造部41およびリブ構造形成層31が部分的に積層されている。
更にエンボス面には、光を複数の方向に反射する反射構造を備えた複数の絵柄記録領域101と、前記ロール体10の幅方向(図1では紙面に直交する方向)に延在し、側面と頂面を有するリブ状構造を備えた複数のリブ領域102とを備えており、複数のリブ領域102の間に絵柄記録領域101があり、リブ状構造の頂面は平面であり、リブ状構造の高さは、絵柄記録領域101の反射構造の頂点より高い。
リブ領域102のリブ状構造は、ロール体の長手方向(=巻取り方向)に垂直の方向に延在している。このリブ状構造は、図1に示すように頂面が平面、すなわち高さが一定であり、また絵柄形成領域より高いため、ロール体が巻き取られたときに、リブ状構造の頂面に巻き取りの圧力がかかる。このため、絵柄形成領域101では、巻き取りの圧力が緩和される。なお、図2のY-Y’方向における断面が図1に対応する。
図17に、センサー160によりロール体10上のセンサーマーク161(=リブ領域)を検出する状態を示す。
浮きのある状態で巻かれた部分は、浮きがなく接触した状態で巻かれた部分より密度が小さいため、剛性が低い。つまり、剛性の高い絵柄記録領域に対して、その両端の剛性が低い、すなわちマージン領域は柔軟な領域となる。
なお、具体的な材料については後述する。
図5(a)、(b)に、積層体20の形成工程の断面図を示す。
図5(a)では、積層体用基材30上に、後の工程でロール体10のリブ領域102に相当するリブ構造領域層31が形成されており、さらにリブ構造領域層31を覆うように凹凸構造成型層40が積層されている。このとき凹凸構造成型層40の表面はフラットな状態である。
なお、図5の積層体を図1のロール体と対応させると、凹凸マクロ構造部41はロール体10の絵柄記録領域101に対応し、リブ状構造部42はロール体10のリブ領域102に対応する。
積層体用基材30は、プラスチックフィルムを用いることができる。プラスチックフィルムは、実質的に透明で、特に紫外線領域及び、紫外線近辺の可視領域で透過性にできる。特に、g線=436nm、h線=405nm、i線=365nmの波長の光を透過するものにできる。また、250nm以上、450nm以下の波長の紫外線、可視光を透過するものにできる。
二軸延伸フィルムの延伸倍率は、高いほど強度が大きくなりやすいが、熱圧成型時に収縮しやすい。そのため、強度と、熱圧成型時の収縮の観点から、延伸倍率は、2.0以上、6.0以下とすることができる。
リブ構造領域層31の材料としては、耐熱性の高いもの(耐熱性樹脂)が使用され、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線あるいは耐熱性の高い熱硬化性樹脂や電子硬化性樹脂あるいは熱可塑性樹脂の中でも耐熱性の高い、ポリカーボネート樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、環状ポリオレフィン共重合体、編成ノルボルネン系樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ニトロセルロース樹脂等の使用が望まれる。
熱可塑性樹脂は、例えば熱可塑ポリアクリル酸エステル樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合樹脂、セルロース系樹脂、塩素化ポリプロピレン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、ニトロセルロール系樹脂、スチレンアクリレート系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂の単独、混合物あるいは、複合物とすることができる。
例えば箔切れ性や耐摩耗性を考慮し、ワックスは、石油系ワックス、植物系ワックスとできる。滑材は、ステアリン酸等の高級脂肪酸の金属塩、シリコンオイルとできる。パウダーは、フッ素樹脂パウダー、ポリエチレンパウダーとできる。フィラーは、ポリマーフィラーまたは、無機フィラーとできる。ポリマーフィラーは、シリコーン粒子やアクリルニトリル粒子とできる。無機フィラーは、シリカ粒子とできる。
凹凸構造成型層40は、熱による軟化性および紫外線照射による硬化性を有する樹脂であればいずれも用いることができる。溶剤を含む塗布液として、基材上に塗布ならびに乾燥することによって形成することができる。
ここで、タックフリーとは、例えばエタノール等で洗浄した指先で塗布膜に触れた際に、指先に付着しない状態と言えるが、さらに望ましくは、凹凸構造成型層40を塗布した積層体用基材30を複数枚重ね合わせ、25℃、65%RHの恒温恒湿槽に16時間程放置してもブロッキングが認められないものであることが望ましいと言える。
わせて用いられてあってもよい。
なお、本事例では凹凸構造形成部は61と61’の2種類が示されており、それぞれは凹凸構造の高さや配列ピッチ、形状が異なることを示すが、これに限定されず、このような凹凸構造が3種類以上であっても構わない。
それぞれ半径の異なる円周状に、三角形状(鋸刃状)の凸部が設けられたフレネルレンズ状の構成が示されている。
特に凹部または凸部の断面形状が台形形状である場合は、後述の製造工程において積層体とロール体とを剥離して離型する際に剥離しやすく、剥離性の向上という利点を有する。
次に、本発明の実施形態に係る製造方法について詳しく説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る積層体の製造方法のフロー図である。
凹凸マクロ構造用賦形版の作製工程F1は、従来公知の賦形版作製方法をいずれも用いることができる。例えば、直接金属表面を切削あるいはレーザ加工する方法や、金属表面に感光材料を塗布した後、レーザやマスク版を介して紫外線を照射するなどしてパターニングし、感光材料を現像した後、金属表面をエッチングする方法、あるいは塗布された感光材料に対し、レーザ光やマスク版を介して紫外線を照射するなどしてパターニングし、感光材料を現像した後、感光材料表面に金属薄膜を形成して、電鋳法などにより金属版を形成する方法など、任意の手法を用いて賦形版を作製することができる。
まず積層体用基材30上に、離型用の剥離層(図示せず)を塗布、乾燥した後、リブ構造領域層31を塗布形成する。剥離層およびリブ構造領域層31の塗布方法はいずれも、
先に述べたように従来公知のコーティング方法を用いて行うことができる。
工程F3では、工程F2によりリブ構造領域層31が形成された基材を巻き出す。表面状態がタックフリーの場合は、続けて凹凸構造成型層40を塗布することが可能なため、工程を省略することが可能である。
巻き出された積層体用基材30上に、凹凸構造成型層40を塗布する。凹凸構造成型層40の塗布方法は、同様に従来公知のコーティング方法を用いて行うことができる。
得られた凹凸構造成型層40が塗布された積層体を巻き出して、熱圧成型装置に接続する。
工程F1で作製された賦形版を成形装置の成型ロール93に取り付け、凹凸構造成型層付き基材91を成型ニップロールで巻き出し、成型ロール93により加熱された賦形版に対して、凹凸構造成型層付き基材91を圧着することにより、賦形版の凹凸マクロ構造を凹凸構造成型層40に転写成形する。
この時、LED光源94によって、凹凸構造成型層付き基材91における積層体用基材30側から紫外線の照射を実施し、凹凸構造成型層40を硬化させる。このため、積層体用基材30は、LED光源94から放出される紫外線に対して透過率20%以上を有することが必要となる。
これは、上述の範囲の発光波長のLED光源が、入手容易性、基材厚、紫外線硬化性樹脂の硬化速度などの点から好ましいためである。
賦形版から、紫外線硬化した凹凸構造成型層40を剥離ロール95により離型して、凹凸構造成型後の積層体20を得る。
成型後の積層体20を巻取り用ロール(図示せず)に巻き取る。
次に、本発明の実施形態に係るロール体の製造工程について説明する。
図4は、本発明の実施形態に係るロール体の製造方法のフロー図である。
また図10、図11、図12はそれぞれ積層体20からロール体10を作製する製造工程の一部を示す断面図であり、さらに図15は積層体20からロール体10を作製する工程を示す概略図である。これらの図を参照しながら以下に説明を述べる。
まず、前述の図3に示す工程で作製した積層体20を巻き出す。
次に、図10の断面図に示すように、巻き出した積層体20の凹凸構造成型層40の上に、エンボス層100を塗布する。塗布方法は前述と同様に、従来公知の塗布方法でよい。
続いて、図11の断面図に示すように、エンボス層100の上に基材110をラミネートにより積層する。
さらに、図12の断面図に示すように、LED光源121によって、ラミネートした基材110側から紫外線の照射を実施する。このため、基材110は、LED光源121から放出される紫外線に対して透過率20%以上を有することが必要となる。
なおLED光源121については、前述のLED光源94と同様の特性を有するものを用いればよい。なお本実施形態では光源をLEDとしたが、本工程ではさらに、光源に高圧水銀ランプやメタルハライドランプを使用しても構わない。
図12で示す構造の積層体から、積層体用基材30を離型して、図1に示すロール体10を得る。離型する際、積層体用基材30と共に、絵柄記録領域101の領域に存在した凹凸構造成型層40が剥離する。これにより、ロール体10の絵柄記録領域101では、エンボス層100のエンボス面が露出する。
上記の工程で作製したロール体10を、ロール体用巻取りロール(図示せず)により巻き取る。
ロール体10を離型した状態の積層体を、積層体用巻取りロール(図示せず)により巻き取る。
積層体用基材30上に、ロール体を剥離後の凹凸構造成型層140が残っている状態を示す。
また図15は、剥離後の積層体を示す平面図であり、剥離後の凹凸構造成型層140が残存し、リブ領域102のリブは剥離して残っていない。
図18は積層体のリブ構造のパターン断面形状を示している。図18(a)のリブ構造領域層31のパターン断面形状は側面が垂直な矩形であり、これが基本的な形状である。図18(b)では、パターン断面形状が逆台形であり、図18(c)では、台形になっている。
また図19はロール体のリブ構造の断面形状を示している。図19(a)のリブ構造領域層31のパターン断面形状は、図18(b)のリブ構造を有する積層体を用いて前述の製造工程によりロール体を形成した場合に対応する。この場合、図18(b)のリブ構造が逆台形であるため、図19(a)では台形になる。
同様に、図19(b)は図18(c)に対応する。
図20(a)のリブ構造領域層31aのパターン断面形状は、底部(下側)の幅よりも頂部(上側)の幅が大きく、かつ、側面のエッジが丸みを帯びており、パターン中心に向かって凸な曲線となっている。
また、図20(b)のリブ構造領域層31bのパターン断面形状は、(a)とは逆に底部の幅の方が頂部の幅よりも大きく、かつ、側面のエッジが丸みを帯びており、パターン中心に向かって凸な曲線となっている。
ロール体の転写工程については前述の図5、及び図10~12に関する記載において概略を述べているが、転写工程はこれに限らず、他の方法を採用しても構わない。
例えば、ここで図20(a)のリブ構造領域層31aを例にとって、図21(a)~(g
)の工程フローを説明する。
そして、この凹凸構造成型層40の積層されていない位置にリブ構造領域層31aを積層することによって、リブ構造領域層31aは凹凸構造成型層40のエッジに沿って賦形され、(b)に示すような形状となる。なおこのとき、凹凸構造成型層40の基材面からの高さはリブ構造領域層31aよりも高くする。
これに、(f)に示すようにLED光源121によって基材110側から紫外線を照射して、凹凸構造成型層40を硬化させた後、凹凸構造成型層40とエンボス層100の間を境界として剥離を行い、(g)に示す構成のロール体10aと積層体158aが得られる。
例えば、図22(a)に示す構成のリブ構造領域層31を基材30上に積層し、次に(b)に示すように、このリブ構造領域層31上には積層されないようにして凹凸構造成型層40を基材30上に積層する。
そして賦形版を用いて凹凸構造成型層40に(c)に示すような凹凸構造を形成する。このとき凹凸構造成型層40がリブ構造領域層31の上側にはみ出してしまわないようにするには、例えば賦形版の凸部分がリブ構造領域層31に密着して接するようにしておけばよい。または、凹凸構造成型層40のエッジがリブ構造領域層31と少し離れた位置になるようにしてもよい。
さらに表面改質剤としてBYK-378(ビッグケミージャパン製)をヒタロイド7975に対して2%添加した凹凸構造成型層用塗布液を用い、グラビアコーターで、リブ状構造領域層が塗布された基材に、乾燥後の膜厚が約10μmとなるように塗工および乾燥し、ロール状に巻き取った。
CANDEO OPTRONICS)を用いて紫外線を照射し、凹凸構造成型層を硬化させた。
20 積層体
30 積層体用基材
31 リブ構造領域層
31a、31b リブ構造領域層
40 凹凸構造成型層
41 凹凸マクロ構造部
42 リブ状構造部
61、61´ 凹凸構造形成部
62 平坦部
63 境界部
91 凹凸構造成型層付き基材
92 成型ニップロール
93 成型ロール
94 LED光源
95 剥離ロール
96 凹凸構造成型後基材
100 エンボス層
101 絵柄記録領域
102 リブ領域
110 基材
121 LED光源
140 剥離後の凹凸構造成型層
150 積層体
151 塗工ヘッド
152 エンボス層付き積層体
153 ラミネート基材
154 ラミネートロール
155 LED光源
156 剥離ロール
157 ロール体(剥離後)
158、158a 積層体(剥離後)
160 センサー
161 センサーマーク
Claims (11)
- 少なくとも片面にエンボス面を有するエンボス層を備えるフィルムが巻かれたロール体であって、
前記エンボス面には、
光を複数の方向に反射する凹凸状の反射構造により構成される絵柄を有する複数の絵柄記録領域と、
前記ロール体の幅方向に延在し、側面と頂面からなる突起状のリブ状構造を有する複数のリブ領域とを備え、
複数のリブ領域の間に前記絵柄記録領域が配置され、
前記リブ状構造の頂面は平坦であり、
前記リブ状構造の高さは、前記反射構造の頂点より高い、
ロール体。 - 前記リブ状構造の頂部は、光を散乱する散乱構造である請求項1に記載のロール体。
- 前記リブ状構造の側面は傾斜しており、側面と頂面との間に曲面を有することを特徴とする請求項1または2に記載のロール体。
- 前記リブ状構造の側面の断面形状は、傾斜してかつ丸みを有しており、前記丸みはリブ状構造の中心に向かって凸の曲線となっていることを特徴とする請求項1または2に記載のロール体。
- 前記リブ領域と前記絵柄記録領域の間に平坦面を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のロール体。
- 前記絵柄記録領域の凹凸状の反射構造が台形構造を有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のロール体。
- 前記絵柄記録領域は、前記反射構造の凹凸の高さ(または深さ)/ピッチ比で表されるアスペクト比が0.3以上3.0以下で、反射構造の凹凸のピッチが0.1μm以上15μm以下であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のロール体。
- 前記絵柄記録領域は、250nm以上410nm以下の波長領域の紫外線を吸収し、硬化する紫外線硬化性樹脂からなることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のロール体。
- 前記リブ領域は、300nm以上410nm以下の波長領域の紫外線を吸収し、硬化する紫外線硬化性樹脂からなることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のロール体。
- 請求項1から9のいずれかに記載のロール体の製造方法であって、
ロール体のエンボス層にエンボス面を転写形成するための凹凸構造成型層と積層体用基材とを有する積層体を作製する積層体作製工程と、
前記積層体の凹凸構造成型層の上に紫外線硬化性樹脂からなるエンボス層を塗布形成するエンボス層塗布工程と、
エンボス層の上に基材をラミネートするラミネート工程と、
基材上から紫外線を照射してエンボス層を硬化させる紫外線硬化工程と、
積層体用基材を剥離しながらロール体を巻き取る巻き取り工程とを備え、
前記エンボス層塗布工程から前記巻き取り工程までの工程がロールツーロール方式で行われることを特徴とする、ロール体の製造方法。 - 請求項10のロール体の製造方法において、
前記積層体作製工程が、
積層体用基材上にリブ領域を塗布形成するリブ領域形成工程と、
紫外線硬化性樹脂からなる凹凸構造成型層を塗布し、前記反射構造を転写するための賦形版を用いて熱圧成形することで、凹凸構造成型層に反射構造を転写形成する熱圧成形工程と、
紫外線照射によって凹凸構造成型層を硬化させる紫外線照射工程と、
積層体と賦形版をロール状に巻き取ることで離型する巻き取り工程とを備える、
ことを特徴とするロール体の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018222202 | 2018-11-28 | ||
JP2018222202 | 2018-11-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020093523A JP2020093523A (ja) | 2020-06-18 |
JP7363202B2 true JP7363202B2 (ja) | 2023-10-18 |
Family
ID=71084459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019156650A Active JP7363202B2 (ja) | 2018-11-28 | 2019-08-29 | ロール体およびロール体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7363202B2 (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002258265A (ja) | 2001-03-06 | 2002-09-11 | Toppan Printing Co Ltd | 転写シート |
JP2008194976A (ja) | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Hitachi Maxell Ltd | 光学シート用成形体の製造方法、光学シート用成形体の製造装置、及び光学シート用成形体 |
JP2008203776A (ja) | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Sony Corp | レンズフィルム、成形用ローラー、レンズフィルム製造装置及びレンズフィルムの成形方法 |
JP2009292008A (ja) | 2008-06-04 | 2009-12-17 | Toppan Printing Co Ltd | 光ナノインプリント方法及び装置 |
JP2012203244A (ja) | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Fujifilm Corp | 凹凸シート及びその製造方法 |
JP2015060143A (ja) | 2013-09-20 | 2015-03-30 | 大日本印刷株式会社 | 光学フィルム、および、その製造方法 |
JP2016068424A (ja) | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 大日本印刷株式会社 | 微細構造体製造用金型、細構造体製造用金型の製造方法、微細構造体及び微細構造体の製造方法 |
WO2016181831A1 (ja) | 2015-05-13 | 2016-11-17 | 凸版印刷株式会社 | 凹凸パターン形成体の製造方法、その製造装置、及びシール |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3614979B2 (ja) * | 1996-05-27 | 2005-01-26 | 古河電気工業株式会社 | エンボスシートの製造方法およびこれを用いたパイプカバー |
-
2019
- 2019-08-29 JP JP2019156650A patent/JP7363202B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002258265A (ja) | 2001-03-06 | 2002-09-11 | Toppan Printing Co Ltd | 転写シート |
JP2008194976A (ja) | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Hitachi Maxell Ltd | 光学シート用成形体の製造方法、光学シート用成形体の製造装置、及び光学シート用成形体 |
JP2008203776A (ja) | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Sony Corp | レンズフィルム、成形用ローラー、レンズフィルム製造装置及びレンズフィルムの成形方法 |
JP2009292008A (ja) | 2008-06-04 | 2009-12-17 | Toppan Printing Co Ltd | 光ナノインプリント方法及び装置 |
JP2012203244A (ja) | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Fujifilm Corp | 凹凸シート及びその製造方法 |
JP2015060143A (ja) | 2013-09-20 | 2015-03-30 | 大日本印刷株式会社 | 光学フィルム、および、その製造方法 |
JP2016068424A (ja) | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 大日本印刷株式会社 | 微細構造体製造用金型、細構造体製造用金型の製造方法、微細構造体及び微細構造体の製造方法 |
WO2016181831A1 (ja) | 2015-05-13 | 2016-11-17 | 凸版印刷株式会社 | 凹凸パターン形成体の製造方法、その製造装置、及びシール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020093523A (ja) | 2020-06-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102502784B1 (ko) | 요철 패턴 형성체의 제조 방법, 그 제조 장치, 및 시일 | |
TWI442099B (zh) | Surface bump film and light diffusing sheet | |
JP5098450B2 (ja) | 凹凸パターン形成シートの製造方法および凹凸パターン形成シート | |
JP5637074B2 (ja) | 凹凸パターン形成シートの製造方法、転写成形用スタンパの製造方法ならびに光拡散体の製造方法 | |
JP2008194977A (ja) | 成形体の製造方法及び製造装置 | |
JP7363202B2 (ja) | ロール体およびロール体の製造方法 | |
JP7318666B2 (ja) | 表示体、および、ラベル付き印刷物 | |
JP2009092769A (ja) | 光学シートおよび光拡散シート | |
JP5957865B2 (ja) | 賦型シートの製造方法、樹脂被覆賦型シートの製造方法及び光学シートの製造方法 | |
TW201407200A (zh) | 光擴散性片材 | |
JP5682841B2 (ja) | 光拡散体製造用工程シート原版および光拡散体の製造方法 | |
JP7435443B2 (ja) | 光学構造体、および、光学構造体の製造方法 | |
JP2012192585A (ja) | 転写箔、転写媒体および転写箔の製造方法 | |
JP2011150003A (ja) | 光学素子及びその製造方法 | |
JP5858113B2 (ja) | 凹凸パターン形成シート、光拡散体、光拡散体製造用スタンパの原版、光拡散体製造用スタンパ | |
JP6794916B2 (ja) | 転写シート、転写シートの製造方法及び加飾成形品の製造方法 | |
JP6802973B2 (ja) | 印刷用樹脂原版の製造方法、フレキソ印刷版の製造方法、および液晶表示素子の製造方法 | |
KR20160017208A (ko) | 복합광학시트, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 광학 디스플레이 장치 | |
JP2009208023A (ja) | パターンシートの製造方法 | |
WO2016114360A1 (ja) | 光学素子、物品、および、光学素子の製造方法 | |
JP2018183987A (ja) | 多層体の製造方法、および、多層体 | |
JP5135555B2 (ja) | 凹凸パターン形成シート、光学シートおよび輝度調整シートおよびそれらの製造方法 | |
JP7020405B2 (ja) | 光学素子版構造及び光学素子の製造方法 | |
JPH0822078A (ja) | レンズシートおよびその製造方法 | |
TW201311431A (zh) | 光學膜片製作裝置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220725 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20230525 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230613 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230802 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230918 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7363202 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |