JP5200493B2 - 産業車両の管理装置及び管理方法 - Google Patents

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本発明は、フォークリフトなどの産業車両の動作状態を管理する管理装置及び管理方法に関する。
フォークリフトなどの産業車両は、様々な作業現場で広く使用されている。そして、各産業車両を効率良く稼動させることで、該作業現場全体の作業効率を向上させることができる。産業車両を効率よく稼動させために作業改善を行う際、まず産業車両の動作状態を把握する必要がある。産業車両の動作状態を把握するために、産業車両の管理装置や管理システムが提案されている(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1には、車速センサ及び荷役操作検出センサを備えたフォークリフト(産業車両)において、キーONの状態で荷役走行時間、荷役動作時間、通常走行時間、停止時間といったフォークリフトの動作状態毎に、該動作状態にある時間を積算してメモリに記憶し、収集したデータに基づいて、産業車両が所定の期間においてどのような動作状態にあったかを棒グラフや、一覧表にして表示手段に表示させる技術が提案されている。
また、特許文献2にはエンジンを搭載したフォークリフト(産業車両)において、該フォークリフトが走行も荷役もしていない無動作状態と、エンジンが稼動中であるか否かを対応させて把握し、特許文献1と同様に該動作状態を表示させる技術が提案されている。
特開2005−139000号公報 特開2005−47712号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2で提案されている技術では、産業車両が無動作状態にある場合において、作業者が運転席に着いているか否かについてまで把握することができなかった。そのため、産業車両の動作状態を的確に把握できていない場合があった。
産業車両を効率よく稼動できるように作業改善するため、産業車両の動作状態を詳細に把握することについて強い要請がある。すなわち、多数の産業車両を運用する大規模な作業現場においては、個々の産業車両の停止時間は僅かであったとしても、該停止時間が積算されることで無視できない延べ停止時間数となる場合がある。また、コスト削減のために高度に効率化された作業現場においては、産業車両の停止時間を極限まで削減することが求められている。一方、エンジンを搭載した産業車両を、無動作状態で放置させておくことは環境保護の観点からも好ましくない。このような状況のもと、より詳細に産業車両の動作状態を把握することが望まれていた。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、産業車両の動作状態をより詳細に把握することができる管理装置及び管理方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、エンジンを搭載した産業車両の動作状態を管理する産業車両の管理装置において、前記エンジンが稼動している場合に稼動時間積算手段が積算するエンジン稼動時間、エンジン稼働中で且つ前記産業車両が動作している場合に動作時間積算手段が積算する動作時間、及びエンジン稼働中で且つ作業者が運転席に着いている場合に着席時間積算手段が積算する着席時間を取得する取得手段と、前記エンジン稼動時間から前記動作時間を減算してエンジン稼働中に前記産業車両が動作していない無動作時間を演算するとともに、前記エンジン稼動時間から前記着席時間を減算してエンジン稼働中に前記作業者が運転席に着いていない未着席時間を演算する演算処理手段と、前記演算処理手段が演算した前記無動作時間と前記未着席時間をもとに、前記無動作時間に占める前記未着席時間を表示する表示手段と、を備えることを要旨とした。
これによれば、産業車両の管理装置は、取得手段によって取得したエンジン稼動時間、動作時間及び着席時間に基づき無動作時間と未着席時間を演算するとともに、無動作時間に占める未着席時間を表示手段に表示する。これにより、無動作時間だけでなくその内訳として無動作時間に占める未着席時間を視覚化することができる。したがって、産業車両の動作状態を詳細に把握することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の産業車両の管理装置において、前記取得手段は、エンジン稼働中で且つ前記産業車両が所定の時間以上継続して動作していない場合に前記動作時間積算手段が積算する連続無動作時間を取得し、前記表示手段は、前記無動作時間に占める前記連続無動作時間を表示することを要旨とした。
これによれば、産業車両の用途から必要とされる短時間の無動作時間と、作業者が本来エンジンを切るべきであった無駄な所定の時間以上の無動作時間とを区別して把握することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の産業車両の管理装置において、前記産業車両には、前記運転席に前記作業者が着いていない時に動作を禁止する禁止制御と、動作を許容する許容制御とを実行する車両制御手段が搭載されていることを要旨とした。
これによれば、作業者が運転席に着いていない時には、作業者は産業車両を動作させることができない。つまり作業者が運転席に着いていない未着席時間は、確実に産業車両が動作していない無動作時間となる。したがって、無動作時間における未着席時間を正確に把握することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の産業車両の管理装置において、前記取得手段は、各積算手段が作業者毎に積算したエンジン稼動時間、動作時間及び着席時間を取得し、前記演算処理手段は、作業者毎に前記無動作時間と前記未着席時間を演算し、前記表示手段は、前記演算処理手段が演算した作業者毎の前記無動作時間と前記未着席時間をもとに、作業者毎の前記無動作時間に占める前記未着席時間を表示する車両制御手段を備えたことを要旨とした。
これによれば、作業者毎に産業車両の動作状態を把握することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の産業車両の管理装置において、前記取得手段は、各積算手段が産業車両毎に積算したエンジン稼動時間、動作時間及び着席時間を取得し、前記演算処理手段は、産業車両毎に前記無動作時間と前記未着席時間を演算し、前記表示手段は、前記演算処理手段が演算した産業車両毎の前記無動作時間と前記未着席時間をもとに、産業車両毎の前記無動作時間に占める前記未着席時間を表示することを要旨とした。
これによれば、産業車両毎に産業車両の動作状態を把握することができる。
請求項6に記載の発明は、エンジンを搭載した産業車両の動作状態を管理する産業車両の管理方法であって、前記エンジンが稼動している場合にエンジン稼動時間を積算する稼動時間積算ステップと、エンジン稼働中で且つ前記産業車両が動作している場合に動作時間を積算する動作時間積算ステップと、エンジン稼働中で且つ作業者が運転席に着いている場合に着席時間を積算する着席時間積算ステップと、前記稼動時間積算ステップで積算したエンジン稼動時間、前記動作時間積算ステップで積算した動作時間、及び前記着席時間積算ステップで積算した着席時間を取得する取得ステップと、前記エンジン稼動時間から前記動作時間を減算してエンジン稼働中に前記産業車両が動作していない無動作時間を演算するとともに、前記エンジン稼動時間から前記着席時間を減算してエンジン稼働中に前記作業者が運転席に着いていない未着席時間を演算する演算処理ステップと、前記演算処理ステップで演算した前記無動作時間と前記未着席時間をもとに、前記無動作時間に占める前記未着席時間を表示手段に表示する表示ステップと、を備えることを要旨とした。
本発明によれば、産業車両の動作状態をより詳細に把握することができる。
以下、本発明を産業車両としてのフォークリフトの管理装置に具体化した一実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。以下の説明において、「前」「後」「上」「下」は、フォークリフトを運転する作業者がフォークリフトの前方(前進方向)を向いた状態を基準とした場合の「前」「後」「上」「下」を示すものとする。
図1に示すように、フォークリフト10には、車体11の前部にマスト12及びフォーク13を有する荷役装置14が設けられている。また、車体11の中央には、運転席15が設けられている。また、車体11の前下部には駆動輪(前輪)16が設けられ、車体11の後下部には操舵輪17が設けられている。駆動輪16には、車体11に搭載されたエンジン18が変速機(図示しない)を介して連結されている。本実施形態のフォークリフト10は、駆動輪16がエンジン18によって回転駆動され、エンジン18の動力で走行するエンジン式フォークリフトである。また、各駆動輪16に対応する場所には、フォークリフト10の車速を検出する車速センサS1(走行検出手段)が配設されている。車速センサS1は、車速に応じた検出信号を出力する。以下、車速センサS1の検出信号を『車速信号』という。
運転席15には、フォークリフト10を運転する作業者Pが着席(着座)可能な運転シート19が設けられている。運転シート19には、着座センサ(着席検出手段)S2が設けられている。着座センサS2は、作業者Pが運転姿勢をとって運転席15に着いたか否か(着席したか否か)を検出し、その検出結果を検出信号として出力する。以下、着座センサS2の検出信号を『着座信号』という。本実施形態のフォークリフト10では、運転シート19に着席(着座)した状態がフォークリフト10を運転する時の運転姿勢となる。
運転席15において、運転シート19の前方には、ハンドルコラム20が設けられている。ハンドルコラム20には、操舵ハンドル21が装着されている。操舵ハンドル21は、操舵輪17の舵角を変更するためのものである。
また、ハンドルコラム20には、エンジン18を始動及び停止させる始動スイッチキー(図示しない)と、該始動スイッチキーの操作位置を検出し、その検出結果を検出信号として出力するキーセンサ(エンジン動作検出手段)S3が設けられている。以下、キーセンサS3が、エンジンを始動及び駆動を継続させる始動スイッチキーの操作位置を検出した際に出力する検出信号を『キーON信号』という。なお、本実施形態では、『キーON信号』が出力されている状態をエンジン18が稼動している状態としている。
ハンドルコラム20には、車両の走行方向を指示する前後進レバー(シフトレバー)22が設けられている。本実施形態では、前後進レバー22によって車両の走行方向として『前進』又は『後進』を選択指示し得るようになっている。また、ハンドルコラム20には荷役レバー23が配設されている。荷役レバー23には、リフトレバーとティルトレバーが含まれており、リフトレバーはフォーク13を昇降させるときに操作するものであり、ティルトレバーは荷役装置14全体を前傾または後傾させるときに操作するものである。フォークリフト10で荷役を行う際には、荷役レバー23を操作することで荷役装置14を動作させて行う。ハンドルコラム20には、荷役レバー23の操作を検出して検出信号を出力する荷役操作検出センサ(荷役検出手段)S4が配設されている。以下、荷役操作検出センサが出力する検出信号を『荷役操作信号』という。
運転席15の下方には、アクセルペダル24が設けられている。アクセルペダル24は、フォークリフト10の加速(走行)を指示するとともに走行速度を調整するためのものである。
また、車体11には、フォークリフト10の走行制御及び荷役制御を含む各種制御を行う車両制御手段としての車両制御装置26が設けられている。車両制御装置26には、図2に示すように、車速センサS1と、着座センサS2と、キーセンサS3と、荷役操作検出センサS4とが電気的に接続されている。そして、車両制御装置26には、車速センサS1の出力する『車速信号』と、着座センサS2の出力する『着座信号』と、キーセンサS3の出力する『キーON信号』と、荷役操作検出センサS4の出力する『荷役操作信号』とが入力されるようになっている。
また、車両制御装置26には、マイコン26aが搭載されており、各センサS1〜S4から入力される検出信号に基づきフォークリフト10の動作状態を判断して、フォークリフト10の動作(走行及び荷役)の禁止、制限や許容などの制御を行っている。
本実施形態のフォークリフト10には、近年提案されているOPS(OPERATOR PRESENCE SENSING )機能が搭載されている。OPS機能とは、作業者Pが正常な運転操作位置にいる場合にのみ、フォークリフト10の走行及び荷役操作が可能となる機能である。すなわち、本実施形態のフォークリフト10の車両制御装置26は、作業者Pが運転姿勢をとって運転席15に着席していない場合には、作業者Pが前後進レバー22及びアクセルペダル24を操作しても、フォークリフト10を走行させない制御を行うように構成されている。同様に、車両制御装置26は、作業者Pが運転姿勢をとって運転席15に着席していない場合には、作業者Pが荷役レバー23を操作しても荷役装置14を動作させない制御を行うように構成されている。つまり、作業者Pは、運転姿勢をとって運転席15に着かなければ、フォークリフト10の走行及び荷役をさせることはできない。なお、車両制御装置26は、着座センサS2から『着座信号』を入力していない場合を「作業者Pが運転姿勢をとって運転席15に着席していない」と判定している。また、車両制御装置26には、通信I/F27が設けられている。
また、車体11にはフォークリフト10を運転する作業者Pを特定するための作業者コード管理コントローラ(作業者特定手段)28が備えられている。作業者コード管理コントローラ28には、テンキー(図示しない)が設けられており、フォークリフト10を運転しようとする作業者Pは、作業者コード管理コントローラ28を操作して作業者Pを特定するための作業者コードを入力可能に構成されている。
また、図1及び図2に示すように、車体11には、各種の車両に関するデータ(例えば、キーON時間(エンジン稼動時間)などの時間データ)を管理する情報管理装置30が設けられている。図2に示すように、情報管理装置30には、CPU(中央処理装置)30aが備えられており、CPU30aには各種処理用のプログラムが記憶されたROM(読取専用メモリ)30bと、前記プログラムを実行することで生成されるデータを記憶するための読出し及び書換え可能なRAM(記憶手段)30cとが接続されている。RAM30cにはバックアップ電池30eが接続されており、電源供給遮断時に記憶されているデータが消失しないように構成されている。
また、CPU30aには、リアルタイムクロックIC30dが接続されている。リアルタイムクロックIC30dには、バックアップ電池30eが接続されており、電源供給遮断時においても電源が供給されるように構成されている。
また、CPU30aには、通信I/F27が接続されており、前述した車両制御装置26及び作業者コード管理コントローラ28と通信I/F27を介してデータの送受信が可能に構成されている。そして、CPU30aには、車両制御装置26が入力した『車速信号』、『着座信号』、『キーON信号』及び『荷役操作信号』が通信I/F27を介して入力されるようになっている。また、CPU30aには作業者コード管理コントローラ28から、作業者Pが入力した作業者コードが通信I/F27を介して入力されるようになっている。
また、CPU30aには、外部通信I/F(出力手段)30fが接続されており、フォークリフト10の外部に設けられた産業車両の管理装置としての情報処理装置31へ、RAM30cに記憶されたデータを出力可能に構成されている。外部通信I/F30fは無線通信のものであっても、有線通信のものであってもよい。
情報処理装置31には、情報管理装置30から出力されたデータを入力する外部通信I/F31bと、入力したデータをもとに所定の処理を行うCPU(中央処理装置)31cとが設けられている。また、情報処理装置31には、CPU31cの処理結果を表示するための表示手段としてのモニタ31aが設けられている。なお、本実施形態では、各センサS1〜S4、車両制御装置26、作業者コード管理コントローラ28及び情報管理装置30は、フォークリフト10に搭載されている。また、情報処理装置31は、例えば工場構内に設けられた管理室などに設置されている。
次に、情報管理装置30のCPU30aが実行する制御内容を図3及び図4を参照して説明する。情報管理装置30のCPU30aは、車両制御装置26を介して入力される各センサS1〜S4からの検出信号に基づき、情報処理装置31で管理するフォークリフト10の動作状態に係る各種時間を積算してRAM30cに記憶させる。
まず、本実施形態の情報管理装置30のCPU30aが行う処理を、図3に示すフローチャートを参照して詳細に説明する。情報管理装置30のCPU30aは、所定の制御周期毎(本実施形態では1秒毎)にROM30bに記憶されたプログラムを読み出して図3に示すフローチャートに従った処理を実行するようになっている。
情報管理装置30のCPU30aは、作業者Pが運転シート19に着席しているか否かについて判定する(ステップS10)。作業者Pが運転シート19に着席しているか否かは、CPU30aが着座センサS2から『着座信号』を入力しているか否かによって判定される。CPU30aは、『着座信号』を入力している場合に作業者Pが運転シート19に着席している(着座中)と判定して、RAM30cに記憶されている「着座時間(着席時間)[A]」を読み出すとともに、該「着座時間[A]」に1秒加算し、新たな「着座時間[A]」としてRAM30cに記憶させる(ステップS11)。一方、ステップS10において、CPU30aが『着座信号』を入力せず作業者Pが運転シート19に着席していない(未着座中)と判定した場合には、「着座時間[A]」に1秒加算することなくステップS12に進む。本実施形態では、ステップS10,S11の処理を実行するCPU30aが、着席時間積算手段として機能する。
次に、CPU30aはフォークリフト10が走行中であるか否かについて判定する(ステップS12)。フォークリフト10が走行中であるか否かは、CPU30aが車速センサS1から入力する『車速信号』の示す検出値が「零」であるか否かによって判定される。すなわち、CPU30aは、CPU30aが入力した『車速信号』の示す検出値が「零」ではない場合、フォークリフト10は走行中と判定し、RAM30cに記憶されている「走行中の時間(動作時間)[B]」を読み出すとともに、該「走行中の時間[B]」に1秒加算し、新たな「走行中の時間[B]」としてRAM30cに記憶させる(ステップS13)。
続けて、CPU30aは、フォークリフト10が荷役中であるか否かについて判定する(ステップS14)。フォークリフト10が荷役中であるか否かは、CPU30aが荷役操作検出センサS4から『荷役操作信号』を入力しているか否かによって判定される。CPU30aは、『荷役操作信号』を入力している場合、フォークリフト10は走行中かつ荷役中であると判定して、RAM30cに記憶されている「走行中かつ荷役中の時間(動作時間)[D]」を読み出すとともに、該「走行中かつ荷役中の時間[D]」に1秒加算して、新たな「走行中かつ荷役中の時間[D]」としてRAM30cに記憶させる(ステップS15)。一方、ステップS14において、CPU30aが『荷役操作信号』を入力せずフォークリフト10が荷役中ではないと判定した場合には、「走行中かつ荷役中の時間[D]」に1秒加算することなく、ステップS16に進む。
次に、CPU30aは、RAM30cに記憶されている「連続停止判定値[e]」をクリアする(ステップS16)。「連続停止判定値[e]」とは、フォークリフト10が所定の時間以上、継続して動作していないか否かを判定するために積算される数値である。
ステップS12において、CPU30aが入力した『車速信号』の示す検出値が「零」であり、CPU30aがフォークリフト10は走行していないと判定した場合は、ステップS17に進む。
ステップS17において、CPU30aは、ステップS14と同様に『荷役操作信号』に基づきフォークリフト10が荷役中であるか否かについて判定する。CPU30aは、フォークリフト10が荷役中であると判定した場合、RAM30cから「荷役中の時間(動作時間)[C]」を読み出すとともに、該「荷役中の時間[C]」に1秒加算し、新たな「荷役中の時間[C]」としてRAM30cに記憶させる(ステップS18)。そして、CPU30aはステップS16に進み、RAM30cに記憶されている「連続停止判定値[e]」をクリアする(ステップS16)。
一方、ステップS17において、CPU30aがフォークリフト10は荷役中ではないと判定した場合には、CPU30aはフォークリフト10が走行も荷役もしていないと判定する。そして、RAM30cから「連続停止判定値[e]」を読み出すとともに、該「連続停止判定値[e]」に1秒加算し、新たな「連続停止判定値[e]」としてRAM30cに記憶させる(ステップS19)。
次にCPU30aは、「連続停止判定値[e]」が所定の閾値(本実施形態では30秒)以上であるか否かについて判定する(ステップS20)。ここで、所定の閾値とは、フォークリフト10の荷役等のために必要不可欠な一時停止と、改善すべき連続停止時間とを区別するための閾値であり、フォークリフト10を運用する環境毎に変更されるものである。「連続停止判定値[e]」が30秒以上であると判定された場合には、続いてCPU30aは「連続停止判定値[e]」が所定の閾値(本実施形態では30秒)と等しいか否かについて判定する(ステップS21)。ステップS21において、CPU30aは、「連続停止判定値[e]」が所定の閾値(30秒)と等しいと判定した場合、RAM30cから「連続停止時間(連続無動作時間)[E]」を読み出すとともに、該「連続停止時間[E]」に所定の閾値に相当する30秒を加算し、新たな「連続停止時間[E]」としてRAM30cに記憶させる(ステップS22)。一方、ステップS21において、CPU30aが「連続停止判定値[e]」が所定の閾値(30秒)と等しくないと判定した場合、RAM30cから「連続停止時間[E]」を読み出すとともに、該「連続停止時間[E]」に1秒加算し、新たな「連続停止時間[E]」としてRAM30cに記憶させる(ステップS23)。
ステップS20において、CPU30aは、「連続停止判定値[e]」が所定の閾値(30秒)以上ではないと判定した場合には、図3に示す処理を終了させる。本実施形態では、ステップS12〜S23の処理を実行するCPU30aが、動作時間積算手段として機能する。
次に、「着座時間[A]」、「走行中の時間[B]」、「荷役中の時間[C]」、「走行中かつ荷役中の時間[D]」及び「連続停止時間[E]」をRAM30cに記憶させる態様について図4を参照して説明する。図4は、RAM30cに作成されるフォークリフト10の積算時間のデータを記憶するためのデータテーブル40を示している。
本実施形態の情報管理装置30のCPU30aは、「着座時間[A]」、「走行中の時間[B]」、「荷役中の時間[C]」、「走行中かつ荷役中の時間[D]」及び「連続停止時間[E]」を、所定の単位期間(本実施形態では1分)毎にそれぞれ積算してRAM30cに記憶させる。また、CPU30aは、前記各時間[A]〜[E]と、そのフォークリフト10の機台に固有の号機番号(機台番号)及び作業者コード管理コントローラ28から入力する作業者コードとを対応させて記憶させる。
図4に示すように、RAM30cのX番地〜X+15番地は「2006年3月28日9時12分〜9時13分」の所定の単位期間(1分間)に対応するデータ記憶領域として確保されている。同様にX+16〜X+31番地は「2006年3月28日9時13分〜9時14分」までの所定の単位期間(1分)に対応するデータ記憶領域として確保されている。
まず、作業者Pがフォークリフト10の始動スイッチキーを操作することでエンジン18が始動するとともに、情報管理装置30へ電源供給が開始される。同時にキーセンサS3は『キーON信号』を車両制御装置26に出力し、該『キーON信号』はCPU30aに入力される。そして、情報管理装置30のCPU30aは、『キーON信号』が入力されている時間を「キーON時間(エンジン稼動時間)」として所定の単位期間毎に積算してRAM30cに記憶させる。本実施形態では、キーON時間の積算処理を実行するCPU30aが、稼動時間積算手段として機能する。
CPU30aは、RAM30c上に、この始動スイッチキーをエンジン始動位置まで操作した日時に対応するデータ記憶領域が存在しない場合、「着座時間[A]」、「走行中の時間[B]」、「荷役中の時間[C]」、「走行中かつ荷役中の時間[D]」、「連続停止時間[E]」及び「キーON時間」をクリアし、記憶開始日時、フォークリフトの号機番号及び作業者コードを加えたデータ記憶領域を作成する。
CPU30aは、その所定の単位期間内に図3のフローチャートに示す処理を実行する毎に、データテーブル40の対応する領域を更新する。例えば、前記所定の単位期間において、CPU30aは、作業者Pが運転シート19に着席していると判定(図3に示すステップS10)した場合、「着座時間[A]」に対応するデータ領域(ここでは、X+8番地)から数値を読み出すとともに、該読み出した数値に1秒加算して、新たな数値として該データ領域に記憶させる(図3に示すステップS11)。
そして、CPU30aは、そのまま稼動(『キーON信号』が出力された状態)が継続されて「2006年3月28日9時13分」になった場合、「着座時間[A]」、「走行中の時間[B]」、「荷役中の時間[C]」、「走行中かつ荷役中の時間[D]」、「連続停止時間[E]」及び「キーON時間」をクリアし、「連続停止判定値[e]」のみは図3のフローチャートのクリア条件にしたがって処理する。そして、CPU30aは、「2006年3月28日9時13分〜9時14分」の単位期間に対応するデータ記憶領域をRAM30cに追加する(図4に示すX+16〜X+31番地に相当する)。
CPU30aは、所定の単位期間(本実施形態では1分)内に、作業者Pが始動スイッチキーを操作してエンジンを停止させた後に再始動した場合、そのエンジンを再始動した日時に対応するデータ記憶領域が存在する場合には、そのデータ記憶領域の各積算時間にさらに積算していく。
また、CPU30aは、所定の単位期間(本実施形態では1分)内にフォークリフト10を運転する作業者Pが交代して、作業者コード管理コントローラ28から新たな作業者コードが入力された場合、該所定の単位期間に対応するデータ記憶領域に記憶された各積算時間を一旦確定する。そして、CPU30aは、「着座時間[A]」、「走行中の時間[B]」、「荷役中の時間[C]」、「走行中かつ荷役中の時間[D]」、「連続停止時間[E]」及び「キーON時間」をクリアし、「連続停止判定値[e]」のみは図3のフローチャートのクリア条件にしたがって処理する。CPU30aは、同一の単位期間に対応する新たなデータ記憶領域をRAM30c上に作成するとともに、各積算時間と新たな作業者コードとを対応させて該データ記憶領域に各積算時間を記憶させる。したがって、先のデータ記憶領域と追加されたデータ記憶領域では、同一の単位期間における各積算時間が記憶されるが、それぞれ別の作業者を特定する作業者コードと対応付けられることになる。
次に、情報処理装置31が行う処理について図5〜図8を参照して説明する。図5に示す計算テーブル42には、フォークリフト10の動作状態毎に、その動作状態にある時間を算出するための計算式が示されている。
まず、情報管理装置30が積算した各種の時間データ(着座時間、走行中の時間など)は、外部通信I/F30fを介して情報処理装置31に出力される。本実施形態では、情報処理装置31のCPU31cと、外部通信I/F31bとにより、取得手段が構成される。
図5に示すように、情報処理装置31は、取得した時間データに基づきフォークリフト10の動作状態毎に、その動作状態にある時間を算出する。また、情報処理装置31は、号機番号、所定の単位期間及び作業者コードを対応付けて以下の処理を行う。
「走行中」の動作状態にある時間は、情報管理装置30から入力した「走行中の時間[B]」の積算時間と対応する。「荷役中」の動作状態にある時間は、「荷役中の時間[C]」の積算時間と対応する。「走行中かつ荷役中」の動作状態にある時間は、「走行中かつ荷役中の時間[D]」の積算時間と対応する。「30秒以上連続停止中」の動作状態にある時間は、「連続停止時間[E]」の積算時間と対応する。「着座中」の動作状態にある時間は、「着座時間[A]」の積算時間と対応する。
計算テーブル42に示す「キーON停止中」の動作状態とは、始動スイッチキーがエンジン始動及び駆動を継続させる位置にある状態(エンジンが稼動している状態)において走行も荷役もしていない動作状態を指している。「キーON停止中」の時間(無動作時間)は、「キーON中」の時間(キーON時間)から「走行中」及び「荷役中」の時間を減算し、さらに「走行中かつ荷役中」の時間を加算して算出する。本実施形態では、「キーON停止中」の時間を演算するCPU31cが、演算処理手段として機能する。
計算テーブル42に示す「未着座中」の動作状態とは、作業者Pが運転シート19に着席していない動作状態を指している。「未着座中」の時間(未着席時間)は、「キーON中」の時間から「着座中」の時間を減算して算出される。本実施形態では、「未着座中」の時間を演算するCPU31cが、演算処理手段として機能する。
「30秒未満停止中」の動作状態とは、連続して30秒未満の間、走行も荷役もしていない動作状態を指している。「30秒未満停止中」の時間は、「キーON停止中」の時間から「30秒以上連続停止中」の時間(連続停止時間[E])を減算して算出される。
また、情報処理装置31は、動作状態毎の積算時間を号機番号や作業者コードと対応付けて集計するとともに、モニタ31aに表やグラフとして表示させる。
図6は、特定のフォークリフト10(図6では1号車)について、1時間毎の「キーON停止時間」の積算時間のうち、「30秒未満停止中」の時間と「30秒以上連続停止中」の時間の内訳を棒グラフ44としてモニタ31aに表示させた例である。棒グラフ44からは、例えば午前中に「30秒以上連続停止中」の時間が多く午後は少ないという、フォークリフト10の動作状態を読み取ることができる。
図7は、特定のフォークリフト10(図6では1号車)について、1時間毎の「キーON停止中」の積算時間のうち、作業者Pが運転シート19に「未着座中」の時間と「着座中」の時間の内訳を棒グラフ46にしてモニタ31aに表示させた例である。棒グラフ46からは、例えば午前中に「未着座中」の時間が多く午後は少ないという、フォークリフト10の動作状態を読み取ることができる。また、棒グラフ44と棒グラフ46の両方から、「午前中は作業者Pが運転席から離れて30秒以上放置している場合が多い」ことを読み取ることができる。
図8は、フォークリフト10を運転する作業者[A]〜[E]毎に1日のキーON停止時間を積算し、作業者[A]〜[E]毎に「未着座中」の時間と「着座中」の時間の内訳を棒グラフ48としてモニタ31aに表示させた例である。棒グラフ48からは、作業者[A]の未着座時間が長いことを読み取ることができる。
したがって本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)情報処理装置31は、取得した『キーON時間』及び『着座時間』に基づき、「キーON停止中」の時間と「未着座中」の時間を演算するとともに、「キーON停止中」の時間に占める「未着座中」の時間をモニタ31aに表示する。これにより、「キーON停止中」の時間だけでなく、その内訳として「キーON停止中」の時間に占める「未着座中」の時間を視覚化することができる。したがって、フォークリフト10の動作状態を詳細に把握することができる。
(2)情報処理装置31は、取得した連続停止時間[E]に基づき、「キーON停止中」の時間に占める連続停止時間[E]をモニタ31aに表示する。これにより、フォークリフト10の用途から必要とされる短時間の「キーON停止中」の時間と、作業者が本来エンジン18を切るべきであった無駄な時間とを区別して把握することができる。
(3)本実施形態のフォークリフト10では、OPS機能を作業者の着席状態を把握する手段として活用している。すなわち、車両制御装置26は、着座センサS2から『着座信号』を入力しない場合は、作業者Pの操作によるフォークリフト10の走行及び荷役を禁止するようにした。これにより、作業者Pが運転シート19に着席していない時間は、走行も荷役もしていないことになる。したがって「未着座中」の時間を、走行も荷役もしておらず、かつ「未着座中」の時間として把握することができる。そして、フォークリフト10が「キーON停止中」である時間の中で作業者Pが「未着座中」である時間と「着座中」である時間とを正確に把握することができる。
(4)情報管理装置30は、フォークリフト10が走行も荷役もしていない状態において、その状態が所定の閾値に示す所定の期間(本実施形態では30秒)以上継続した場合に、連続停止時間[E]として積算するようにした。フォークリフト10はその性質上、荷役のために一時停止することが多いが、連続停止時間[E]を積算することで、そのような一時停止と区別して削減すべき連続停止時間を正確に把握することができる。
(5)情報管理装置30は、作業者コードと、時間データを対応付けてRAM30cに記憶させるようにした。したがって、フォークリフト10の動作状態を作業者毎に把握できるデータを得ることができる。
(6)情報管理装置30は、各センサS1〜S4からの検出信号を車両制御装置26から入力するようにした。これにより、車両制御装置26にフォークリフト10の動作状態を把握させるために配設した各センサS1〜S4と、情報管理装置30が時間データを積算するために使用する各センサS1〜S4とを兼用し、別途各センサを設ける必要がない。したがって、フォークリフト10の構成を簡略することができる。
(7)情報処理装置31は、「キーON停止中」の時間について、作業者Pの「着座中」の時間と「未着座中」の時間とを対応付けてモニタ31aにグラフ等として表示させるようにした。これにより、エンジンが稼動したまま走行も荷役もしていない場合において、作業者Pが「着座(着席)」あるいは「未着座(未着席)」の状態の時間を視覚的に捉えることができる。したがって、フォークリフト10の動作状態を詳細に把握することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 本実施形態において、CPU30aは、「連続停止判定値[e]」が所定の閾値以上である場合に積算する「着座時間[A1]」と、所定の閾値以上ではない場合に積算する「着座時間[A2]」とに区別して着座時間を積算してもよい。すなわち、CPU30aは、図3に示すステップS20において「連続停止判定値[e]」が所定の閾値以上であると判定した場合には、読み出した「着座時間[A1]」に1秒加算してRAM30cに記憶させる。一方、CPU30aは、ステップS20において「連続停止判定値[e]」が所定の閾値以上ではないと判定した場合には、読み出した「着座時間[A2]」に1秒加算してRAM30cに記憶させる。そして、情報処理装置31は、取得した時間データに基づき「30秒以上連続停止中」の時間と「着座時間[A1]」とを対応付けて集計するとともに、「30秒未満停止中」の時間と「着座時間[A2]」とを対応付けて集計する。そして、情報処理装置31は、図6に示す棒グラフにおいて、色分けされた「30秒以上連続停止中」と「30秒未満停止中」の内訳として、それぞれ「着座中」の時間と「未着座中」の時間を対応付けてモニタ31aに表示させることができる。このように構成することで、「キーON停止中」の時間についてさらに詳細な稼動状態を把握できる。
○ 本実施形態において、情報管理装置30は、OPS機能を搭載していないフォークリフト10に適用してもよい。この場合、運転シート19には、「作業者Pが運転姿勢をとって運転席15に着席している」ことを検出する着座センサS2を設ける。このように構成しても、情報管理装置30のCPU30aは、「着座時間[A]」を積算することができる。
○ 本実施形態において、エンジン動作検出手段としてキーセンサS3を設けたが、キーセンサS3に代えてエンジン回転数を検出するセンサや、オイルネータ発電センサを設けてもよい。このように構成しても、エンジンの動作を検出することができる。
○ 本実施形態において、各センサS1〜S4を情報管理装置30に直接電気的に接続し、各センサS1〜S4の出力する検出信号を情報管理装置30に直接入力するようにしてもよい。
○ 本実施形態において、作業者コード管理コントローラ28に磁気式又は非接触通信式のカードリーダや、生体認証装置などの作業者コード入力装置を設けてもよい。
○ 本実施形態において、情報管理装置30に作業者コード入力装置を電気的に接続してもよい。このように構成しても、情報管理装置30に作業者コードを入力することができる。
○ 本実施形態において、外部通信I/F30fに代えて、記録媒体を読み書きできるドライブを設け、情報処理装置31に持ち運びできる記録媒体を介してデータを出力するようにしてもよい。
○ 本実施形態において、情報管理装置30のCPU30aは、積算時間のデータを、号機番号にのみ対応付けてRAM30cに記憶させてもよい。
○ 本実施形態において、産業車両としてフォークリフトに具体化したが、その他の産業車両(例えば、トーイングトラクタ)に具体化してもよい。
○ 本実施形態において、立席タイプの運転席15を装備したフォークリフトの場合、着席検出手段を床に配設したフロアスイッチとしても良い。
○ 本実施形態において、情報処理装置31が実行する取得手段、演算処理手段としての機能をフォークリフト10の情報管理装置30側で実行させるとともに、その処理結果を表示する表示手段をフォークリフト10に搭載しても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)エンジンを搭載した産業車両の動作状態を管理する産業車両の管理システムにおいて、前記エンジンが稼動している場合にエンジン稼動時間を積算する稼動時間積算手段と、前記産業車両が動作している場合に動作時間を積算する動作時間積算手段と、作業者が運転席に着いている場合に着席時間を積算する着席時間積算手段と、前記エンジン稼動時間、動作時間及び着席時間を取得する取得手段と、前記エンジン稼動時間から前記動作時間を減算して前記産業車両が動作していない無動作時間を演算するとともに、前記エンジン稼動時間から前記着席時間を減算して前記作業者が運転席に着いていない未着席時間を演算する演算処理手段と、前記演算処理手段が演算した前記無動作時間と前記未着席時間をもとに、前記無動作時間に占める前記未着席時間を表示する表示手段と、を備える産業車両の管理システム。
フォークリフトの側面図。 フォークリフトの電気的構成を示すブロック図。 情報管理装置の行う処理を示すフローチャート。 情報管理装置のRAMに記憶されるデータテーブルを示す説明図。 動作状態毎の時間の算出方法を示す説明図。 フォークリフトの動作状態の表示例を示す説明図。 フォークリフトの動作状態の表示例を示す説明図。 フォークリフトの動作状態の表示例を示す説明図。
符号の説明
10…フォークリフト、15…運転席、18…エンジン、26…車両制御装置、28…作業者コード管理コントローラ、30…情報管理装置、30a…CPU、30b…ROM、30c…RAM、31…情報処理装置、31a…モニタ、50…管理システム、P…作業者、S1…車速センサ、S2…着座センサ、S3…キーセンサ、S4…荷役操作検出センサ。

Claims (6)

  1. エンジンを搭載した産業車両の動作状態を管理する産業車両の管理装置において、
    前記エンジンが稼動している場合に稼動時間積算手段が積算するエンジン稼動時間、エンジン稼働中で且つ前記産業車両が動作している場合に動作時間積算手段が積算する動作時間、及びエンジン稼働中で且つ作業者が運転席に着いている場合に着席時間積算手段が積算する着席時間を取得する取得手段と、
    前記エンジン稼動時間から前記動作時間を減算してエンジン稼働中に前記産業車両が動作していない無動作時間を演算するとともに、前記エンジン稼動時間から前記着席時間を減算してエンジン稼働中に前記作業者が運転席に着いていない未着席時間を演算する演算処理手段と、
    前記演算処理手段が演算した前記無動作時間と前記未着席時間をもとに、前記無動作時間に占める前記未着席時間を表示する表示手段と、を備える産業車両の管理装置。
  2. 前記取得手段は、エンジン稼働中で且つ前記産業車両が所定の時間以上継続して動作していない場合に前記動作時間積算手段が積算する連続無動作時間を取得し、
    前記表示手段は、前記無動作時間に占める前記連続無動作時間を表示する請求項1に記載の産業車両の管理装置。
  3. 前記産業車両には、前記運転席に前記作業者が着いていない時に動作を禁止する禁止制御と、動作を許容する許容制御とを実行する車両制御手段が搭載されている請求項1又は請求項2に記載の産業車両の管理装置。
  4. 前記取得手段は、各積算手段が作業者毎に積算したエンジン稼動時間、動作時間及び着席時間を取得し、
    前記演算処理手段は、作業者毎に前記無動作時間と前記未着席時間を演算し、
    前記表示手段は、前記演算処理手段が演算した作業者毎の前記無動作時間と前記未着席時間をもとに、作業者毎の前記無動作時間に占める前記未着席時間を表示する請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の産業車両の管理装置。
  5. 前記取得手段は、各積算手段が産業車両毎に積算したエンジン稼動時間、動作時間及び着席時間を取得し、
    前記演算処理手段は、産業車両毎に前記無動作時間と前記未着席時間を演算し、
    前記表示手段は、前記演算処理手段が演算した産業車両毎の前記無動作時間と前記未着席時間をもとに、産業車両毎の前記無動作時間に占める前記未着席時間を表示する請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の産業車両の管理装置。
  6. エンジンを搭載した産業車両の動作状態を管理する産業車両の管理方法であって、
    前記エンジンが稼動している場合にエンジン稼動時間を積算する稼動時間積算ステップと、
    エンジン稼働中で且つ前記産業車両が動作している場合に動作時間を積算する動作時間積算ステップと、
    エンジン稼働中で且つ作業者が運転席に着いている場合に着席時間を積算する着席時間積算ステップと、
    前記稼動時間積算ステップで積算したエンジン稼動時間、前記動作時間積算ステップで積算した動作時間、及び前記着席時間積算ステップで積算した着席時間を取得する取得ステップと、
    前記エンジン稼動時間から前記動作時間を減算してエンジン稼働中に前記産業車両が動作していない無動作時間を演算するとともに、前記エンジン稼動時間から前記着席時間を減算してエンジン稼働中に前記作業者が運転席に着いていない未着席時間を演算する演算処理ステップと、
    前記演算処理ステップで演算した前記無動作時間と前記未着席時間をもとに、前記無動作時間に占める前記未着席時間を表示手段に表示する表示ステップと、を備える産業車両の管理方法。
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