JP5200343B2 - 液晶バックライト用白色ポリエステル反射フィルム - Google Patents

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本発明は、長期生産においても無機系紫外線吸収剤の凝集等による粘度上昇が少なく、ポットライフの安定している紫外線吸収塗料および主として変退色防止の目的で用いられる耐候性および耐光性ポリエステルフィルムからなる液晶バックライト用白色ポリエステル反射フィルムに関するものである
一般に照明光や太陽光に含まれる紫外線によって物が劣化、変質、変色することが知られている。この紫外線による悪影響を防ぐために、物となる樹脂やフィルム等の表面あるいは内部に紫外線吸収剤を配合していた。
太陽電池用バックシートでは屋外での紫外線への耐性を付与させるため、紫外線吸収性を付与させたフィルムが提案されている(特許文献1)。また、液晶バックライトの冷陰極管から放射される紫外線によるフイルムの黄変色を防ぐために無機系紫外線吸収剤と高分子バインダーにより構成される紫外線吸収塗料(特許文献2)や無機系紫外線吸収剤を使用した光学フイルムも提案されている(特許文献3)。
特開2003−243687号公報 特開2005−120278号公報 特開2005−301271号公報
通常のアクリル樹脂やポリエステル樹脂と無機系紫外線吸収剤との分散では、粒子の凝集や粒子の沈降により塗料のポットライフが短く、さらに、塗膜強度を向上させるため、熱硬化タイプの架橋剤を添加すると、ポットライフが急激に低下する問題があった。ポットライフが悪い場合、長期生産時の歩留まりが悪く、また、塗工後の塗膜外観不良を起こす頻度が高い。
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、長期生産においてもポットライフの良好な熱硬化タイプの紫外線吸収塗料を用いてなる液晶バックライト用白色ポリエステル反射フィルムを提供せんとするものである。
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用するものである。すなわち、本発明の液晶バックライト用白色ポリエステル反射フィルムは、紫外線吸収剤と水酸基を有する高分子バインダーとポリイソシアネート化合物とを含有して構成されてなる紫外線吸収塗料であって、該紫外線吸収剤が、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウムおよび酸化ジルコニウムからなる群より選ばれた少なくとも1種類の紫外線吸収粒子を含み、かつ該紫外線吸収剤の最表層が有機シロキサン化合物により被覆され、かつ該最表層と該紫外線吸収粒子との層間に酸化珪素化合物および/あるいは酸化アルミニウム化合物からなる層を有する紫外線吸収塗料を少なくとも片面に塗布してなる層を有する、内部に気泡を含有する白色ポリエステルフィルムからなることを特徴とするものである。かかる紫外線吸収塗料の好ましい様態は、
(1)該有機シロキサン化合物がジアルキルシロキサン骨格であること、
(2)該紫外線吸収剤の一次粒子経が100nm以下であることである。
本発明によれば、長期生産においても無機系紫外線吸収剤の凝集等による粘度上昇や粒子の沈降が少なく、ポットライフの安定している紫外線吸収塗料を少なくとも片面に塗布してなる層を有する、内部に気泡を含有する白色ポリエステルフィルムからなる液晶バックライト用白色ポリエステル反射フィルムを提供することができる。
本発明は、前記課題、つまり、長期生産においても無機系紫外線吸収剤の凝集等による粘度上昇や粒子の沈降が少なく、ポットライフの安定している紫外線吸収塗料について、鋭意検討し、紫外線吸収剤が無機系紫外線吸収粒子を含み、かつ該紫外線吸収剤の最表層が有機シロキサン化合物により被覆されており、かつ、その最表層と該無機系紫外線吸収粒子との層間に酸化珪素化合物および/あるいは酸化アルミニウム化合物からなる粒子層を設けた特定な層構造を有する紫外線吸収剤を用いて、これに水酸基を有する高分子バインダーとポリイソシアネート化合物とを組み合わせて紫外線吸収塗料を構成し、該紫外線吸収塗料を少なくとも片面に塗布してなる層を有する、内部に気泡を含有する白色ポリエステルフィルムからなる液晶バックライト用白色ポリエステル反射フィルムとして用いてみたところ、かかる課題を一挙に解決することを究明したものである。
本発明では、かかる紫外線吸収粒子としては、無機系の紫外線吸収粒子である酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウムおよび酸化ジルコニウムから選ばれた少なくとも1種が使用されるものである。これらの中でも酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウムなどがブリードアウトせず、あるいは耐光性に優れるなどの点から好ましく、中でも酸化亜鉛が経済性、紫外線吸収性という点で最も好ましく使用される。
かかる紫外線吸収粒子の表面は、粒子の分散性を向上させるために、表面を化学処理することが一般的である。化学処理の種類については特に限定されるものではないが、冷陰極管などのランプから出る紫外線により劣化あるいは黄変色せず、紫外線吸収剤の分散性が良好であればよいが、本発明では、有機シロキサン化合物、特に好ましくはジアルキルシロキサンにより化学処理する。表面を、かかる有機シロキサン化合物で被覆しない場合、有機溶媒中では粒子の沈降が生じ、長期生産時の歩留まりが悪くなる。
本発明では、かかる有機シロキサン化合物層と紫外線吸収粒子との層間に、酸化珪素化合物および/あるいは酸化アルミニウム化合物からなる粒子層で被覆することが特徴的である。最表層との間に、この粒子層がない場合、紫外線吸収粒子の陽(金属)イオンの流出が惹起して、それにより、粒子間の凝集が発生して、それによる塗料の層分離が生じやすくなる。かかる酸化亜鉛としては、マックスライト(登録商標)ZS−032−D(昭和電工(株)製)などを使用することができる。
本発明に用いる紫外線吸収剤は、該紫外線吸収剤の最表層が有機シロキサン化合物により被覆され、かつ該最表層と紫外線吸収粒子との層間に酸化珪素化合物および/あるいは酸化アルミニウム化合物からなる層を有するという層構造を有するところに特徴を有するものである。
本発明に用いる紫外線吸収塗料は、かかる紫外線吸収剤と水酸基を有する高分子バインダーとポリイソシアネート化合物とを含有して構成されているものである。
かかる紫外線吸収塗料における紫外線吸収剤の含有量は、樹脂固形分中1〜80重量%が好ましく、この含有量が1重量%未満では、実質的に紫外線遮蔽能を付与することが難しく、塗布層中に紫外線吸収剤含有量1重量%未満で紫外線遮蔽能を付与しようとする場合には、塗布層の厚みを大きくする必要があり、加工に適していない。また、含有量が80重量%を超えると、逆に、十分過ぎるほどの紫外線吸収能を有するが、分散が困難になるだけでなく、塗膜が脆くなる可能性がある。
かかる紫外線吸収塗料を製造する場合の該紫外線吸収剤の分散装置としては、ボールミル、サンドミル、超音波分散機、またはホモジナイザー等が挙げられるが、十分な分散エネルギーを与えられるものであれば、これらに限定されるものではない。分散時間としては、30分〜2時間程度が好ましいが、分散状態と製造コストとの兼ね合いで適切な時間を選べば良い。このような条件により分散させることによって、該紫外線吸収剤の一次粒子径を好ましくは100nm以下、より好ましくは3nm〜100nm、特に好ましくは3〜50nmに調整する。かかる一次粒子径の該紫外線吸収剤の分散液によれば、紫外線吸収性、透過率という点で最も好ましい効果を奏する塗料を提供することができる。
本発明に用いる紫外線吸収塗料での水酸基を有する高分子バインダーとしては、特に限られたものではないが、冷陰極管などのランプから出る紫外線により劣化あるいは黄変色せず、紫外線吸収剤の分散性が良好であればよく、例えばポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、などが挙げられる。これらの樹脂は単独で用いてもよく、あるいは2種以上の共重合体もしくは混合物としたものを用いてもよい。中でもポリエステル樹脂、アクリルもしくはメタクリル樹脂が、耐熱性、粒子分散性、塗布性の点から好ましく使用される。特に好ましくはポリエステル樹脂であり、基材がポリエステルフィルムのため、塗布層と基材との十分な密着性が得られる。かかる高分子バインダーであるポリエステル樹脂としては、共重合ポリエステル樹脂バイロン(登録商標)UR-1350(東洋紡績(株)製)などを使用することができる。
また、本発明では、該紫外線吸収塗料の塗膜強度を向上するために、イソシアネート化合物を添加して、高分子バインダーの水酸基とのウレタン結合を形成することが好ましく、かかるイソシアネート化合物としては、耐光性という点で脂肪族系イソシアネート化合物が最も好ましく使用される。
本発明では、かかる紫外線吸収塗料中に、本発明の効果を阻害しない範囲内で各種の添加剤を添加することができる。添加剤としては、例えば、有機および/または無機の微粒子、蛍光増白剤、架橋剤、光安定剤、耐熱安定剤、耐酸化安定剤、有機の滑剤、帯電防止剤、核剤、カップリング剤などを用いることができる。特に、該塗料中に有機微粒子および無機微粒子から選ばれた少なくとも1種を添加することは、ブロッキング防止や塗布面の光沢度制御に好適である。このような無機微粒子としては、シリカ、アルミナ、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、ゼオライト、カオリン、タルクなどを用いることができ、有機微粒子としては、架橋スチレン、架橋アクリルからなる架橋微粒子などを用いることができる。有機微粒子や無機微粒子の粒子径は0.05〜15μmが好ましく、0.1〜10μmであることがより好ましい。また、その含有量は、0.5〜50重量%が好ましく、より好ましくは1〜40重量%、特に好ましくは2〜30重量%が最も好ましい。
本発明のポリエステルフィルムは、かかる紫外線吸収塗料を、少なくとも片面に塗布してなる層を有するものである。
本発明で使用されるポリエステルフィルムは、特に限定されるものではなく、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムが最も一般的であるが、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)や、1,4−シクロヘキサンジメタノール共重合ポリエチレンテレフタレート(PET−G)等の共重合ポリエステルのフィルムなどでもよい。本明の白色ポリエステルフィルムとしては、内部に気泡を含有したものが使用され、かかる白色ポリエステルフィルムは、液晶バックライト反射フィルムとして好ましく使用される。
かかる液晶バックライト用反射フイルムとして用いられる高分子フイルムとしては、可視光線反射率が高ければ高い方が良く、このためには内部に気泡を含有する白色フイルムが使用される。これらの白色フイルムとしては、多孔質の未延伸、あるいは二軸延伸PPフイルム、多孔質の未延伸、あるいは延伸ポリエチレンテレフタレートフイルムが好ましく使用される。これらの白色フイルムの製造方法等については、特開平8−262208の〔0034〕〜〔0057〕、特開2002−90515の〔0007〕〜〔0018〕、特開2002−138150の〔0008〕〜〔0034〕等に詳細に開示されている。中でも特開2002−90515の中に開示されている多孔質白色二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフイルムが特に好ましい。
本発明においては、前記した塗料用紫外線吸収剤を含有する塗料を用いて、塗布層をフィルムに設ける際、塗液は任意の方法で塗布することができる。例えばグラビアコート、ロールコート、スピンコート、リバースコート、バーコート、スクリーンコート、ブレードコート、エアーナイフコート、ディッピングなどの方法を用いることができる。また、塗布層の形成のための塗液は、基材のポリエステルフィルム製造時に塗布(インラインコーティング)してもよいし、結晶配向完了後のポリエステルフィルム上に塗布(オフラインコーティング)してもよい。
本発明に用いる紫外線吸収塗料は、長期生産においても無機系紫外線吸収剤の凝集等による粘度上昇や粒子の沈降が少なく、ポットライフが安定しているので、長期生産においても歩留まりが良好であり、塗工後の塗膜外観不良を起こす頻度が低い。また、前記紫外線吸収塗料を塗布してなるポリエステルフィルムは、照明光や太陽光に含まれる紫外線による劣化、変質、変色が軽減されるため、液晶バックライト用反射フィルムとして、好適に使用することができる。

測定方法および評価方法を以下に示す。
(1)一次粒子径
各実施例・比較例で作成したサンプルを超薄切片法により、フィルム断面を作成し、得られたフィルム断面を日立製作所製透過型電子顕微鏡H−7100FAを用いて観察した。200000倍の観察写真を用いて、30個の一次粒子の長径を測定した。その平均値を「一次粒子径」とした。
(2)ポットライフ試験
JIS K5600−2−6に準じて試験環境23℃、50%RHにて塗料が硬化あるいは2層分離するまでの時間を測定した。
(3)密着性試験
18mm幅ニチバン(株)製 セロテープ(登録商標)CT−405をサンプルに貼り付け、セロテープ(登録商標)上部から消しゴムで擦り、非密着部分をなくし、90度方向に剥離させる。コート層が剥離しなければ「A」、少しでも剥離した時は「B」と判定した。
(4)平均反射率
分光式色差計SE−2000型(日本電色工業(株)製)を用い、JIS Z−8722に準じて400〜700nmの範囲の分光反射率を10nm間隔で測定し、その平均値を平均反射率とした。
(5)耐久性試験後の平均反射率
紫外線劣化促進試験機アイスーパーUVテスターSUV−W131(岩崎電気(株)製)を用い、下記条件で強制紫外線照射試験を行った後、平均反射率を測定した。
「紫外線照射条件」
照度:100mW/cm
温度:60℃
相対湿度:50%RH
照射時間:8時間
(6)生産収率
188μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フイルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E60L、1000mm×1200m)30本をグラビア方式にて連続塗工(所用時間:約33時間)を行い、合格品の収率を下記式にて算出した。なお、30本生産する際に、塗料調合は5回(一回で調合する分は6本分、約120kg/回)に分けて実施し、順次補充した。
・生産収率(%)=合格品(本数)/30本×100
(実施例1)
[塗料調整]
アクリル共重合体(高分子バインダー、共重合比:シクロヘキシルメタクリレート/ブチルメタクリレート/ヒドロキシエチルメタクリレート=40/40/20、MEK溶液、濃度33%):40g、コロネート(登録商標)HL(硬化剤、濃度75%、日本ポリウレタン(株)製):3g、トルエン:36g、メチルエチルケトン:24g、マックスライト(登録商標)ZS−032−D(酸化亜鉛:77重量%、酸化珪素:20重量%(層間)、ジメチルシロキサン:3重量%(最表層)、一次粒子径:35nm、昭和電工(株)製):24gを順々に攪拌しながら添加してなる塗液を調整し、ポットライフを測定した。
[塗工]
上記割合で調整した塗料をスケールアップし、188μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フイルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E60L)の片面に乾燥後の厚みが3μmになるように連続塗工を行い、生産収率を求めた。
(実施例2)
高分子バインダーを、バイロン(登録商標)UR―1350(ポリエステルウレタン樹脂、濃度33%の溶液、東洋紡績(株)製):40gとした以外は、実施例1と同じ条件で実施した。
(実施例3)
紫外線吸収剤を、マックスライト(登録商標)TS−04−D(酸化チタン:65重量%、酸化珪素:32重量%(層間)、ジメチルシロキサン:3重量%(最表層)、一次粒子径:38nm、昭和電工(株)製):24gとした以外は、実施例1と同じ条件で実施した。
(比較例1)
紫外線吸収剤を、マックスライト(登録商標)ZS−032(酸化亜鉛:80重量%、酸化珪素:20重量%(最表層)、一次粒子径:33nm、昭和電工(株)製):24gとした以外は実施例1と同じ条件で実施した。
(比較例2)
紫外線吸収剤を、マックスライト(登録商標)TS−04(酸化チタン:65重量%、酸化珪素:35重量%(層間)、一次粒子径:37nm、昭和電工(株)製):24gとした以外は実施例1と同じ条件で実施した。
(比較例3)
塗布層を設けずにポリエステルフィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E60L)の耐久性試験を行った。
Figure 0005200343
酸化亜鉛表面にシリカ/有機シロキサン化合物を被覆した実施例のものを使用すると、ポットライフおよび生産収率が良好であり(実施例1,2)、中でも高分子バインダーとしてポリエステル樹脂を使用したものについてはポリエステルフィルムとの密着性に優れる(実施例2)。また、同被覆構成において紫外線吸収剤を酸化チタンを使用した場合には、ポットライフおよび生産収率が低下した。有機シロキサン化合物を被覆していない場合には急激にポットライフが低下することがわかる(比較例1,2)。
紫外線吸収塗料およびこれを用いたポリエステルフィルムとして使用できる。

Claims (3)

  1. 紫外線吸収剤と水酸基を有する高分子バインダーとポリイソシアネート化合物とを含有して構成されてなる紫外線吸収塗料であって、該紫外線吸収剤が、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウムおよび酸化ジルコニウムからなる群より選ばれた少なくとも1種類の紫外線吸収粒子を含み、かつ該紫外線吸収剤の最表層が有機シロキサン化合物により被覆され、かつ該最表層と該紫外線吸収粒子との層間に酸化珪素化合物および/あるいは酸化アルミニウム化合物からなる層を有する紫外線吸収塗料を少なくとも片面に塗布してなる層を有する、内部に気泡を含有する白色ポリエステルフィルムからなることを特徴とする液晶バックライト用白色ポリエステル反射フィルム。
  2. 前記有機シロキサン化合物が、ジアルキルシロキサン骨格である請求項1に記載の液晶バックライト用白色ポリエステル反射フィルム
  3. 前記紫外線吸収剤の一次粒子経が、100nm以下である請求項1または2に記載の液晶バックライト用白色ポリエステル反射フィルム
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