JP5200120B2 - 冷凍回路のバルブチェック方法 - Google Patents
冷凍回路のバルブチェック方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5200120B2 JP5200120B2 JP2011000281A JP2011000281A JP5200120B2 JP 5200120 B2 JP5200120 B2 JP 5200120B2 JP 2011000281 A JP2011000281 A JP 2011000281A JP 2011000281 A JP2011000281 A JP 2011000281A JP 5200120 B2 JP5200120 B2 JP 5200120B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- valve
- pressure
- suction
- refrigerant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
しかしながら、上記特許文献には、サクションモジュレーティングバルブや膨張弁が正常に作動するか否かを容易にチェックする方法が開示されておらず、サクションモジュレーティングバルブや膨張弁が正常に作動するか否かを容易にチェックする方法が求められていた。
本発明による冷凍回路のバルブチェック方法は、低温・低圧のガス冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒とする圧縮機と、高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて外気に放熱する放熱器として機能するコンデンサと、通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて内気から熱を奪う蒸発器として機能するエバポレータと、前記エバポレータと前記圧縮機との間に設けられたサクションモジュレーティングバルブとを備え、これらを冷媒配管で接続した冷凍回路のバルブチェック方法であって、前記膨張弁を全閉状態とし、前記サクションモジュレーティングバルブを全開状態として、前記圧縮機を運転し、所定時間内に前記圧縮機の吐出圧力が所定値まで上昇するか、所定時間内に圧縮機の吸入圧力が所定値まで低下するかを測定する段階と、前記サクションモジュレーティングバルブを全閉状態として、その後、前記膨張弁を全開状態として、前記エバポレータの出口圧力の圧力上昇が所定値以下か、前記圧縮機の吸入圧力の圧力上昇が所定値以下かを測定する段階と、を備えている。
このような冷凍回路のバルブチェック方法によれば、測定の結果、所定時間内に圧縮機の吐出圧力が所定値まで上昇し、所定時間内に圧縮機の吸入圧力が所定値まで低下すれば、膨張弁は正常に作動し、全閉状態となっていたことを容易に確認することができる。
また、このような冷凍回路のバルブチェック方法によれば、測定の結果、エバポレータの出口圧力の圧力上昇が所定値以上で、圧縮機の吸入圧力の圧力上昇が所定値以下であれば、膨張弁は正常に作動し、全開状態となっていたことになり、また、サクションモジュレーティングバルブは正常に作動し、全閉状態となっていたことを容易に確認することができる。
このような冷凍回路のバルブチェック方法によれば、測定の結果、圧縮機の吸入圧力の圧力上昇が所定値以上であれば、サクションモジュレーティングバルブは正常に作動し、全開状態となっていたことを容易に確認することができる。
このようにして、冷凍回路に用いられている膨張弁およびサクションモジュレーティングバルブの開閉作動チェック(バルブチェック)を、簡単に実施することができることとなる。
図1は本実施形態に係る冷凍回路30の構成図である。また、図2は、本実施形態に係る冷凍回路30を具備した海上コンテナ用冷凍ユニット(冷凍装置)1の概略正面図である。
そして、この冷媒はエバポレータ8(図1参照)に入り、ここで庫内空気を冷却することによって蒸発気化する。そして、蒸発気化した冷媒(すなわちガス冷媒)は、アキュームレータ9を経て圧縮機2に戻る。
なお、図2中において、符号14は圧縮機2内に液冷媒を噴射して冷却するための液インジェクション電磁弁、符号15は400〔V〕級電源用プラグ&ケーブル、符号16はエバポレータに吸い込まれる庫内空気の温度を検出するための吸込空気温度センサ(図示せず)のチェック用温度計の挿入口、符号17はエバポレータから吹き出された空気の温度を検出するための吹出空気温度センサ(図示せず)のチェック用温度計の挿入口、符号18は圧縮機2の吐出管の温度を検出するための吐出管温度センサ、符号19は空冷コンデンサ4に流入する外気の温度を検出するための外気温度センサ、符号20はエバポレータセクション内の機器を点検するための点検蓋、符号21は換気装置、符号22はコントロールボックスである。
圧縮機2は、低温・低圧のガス状冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒とするものである。
空冷コンデンサ4(および/または水冷コンデンサ3)は、高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて外気(水冷コンデンサ3の場合は冷却水)に放熱する放熱器として機能するものである。
電子膨張弁7は、内部を通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にするものである。この電子膨張弁7には、駆動源として、例えばステッピングモータ(図示せず)が設けられており、制御器(図示せず)から送られてきた信号に基づいてこのステッピングモータが駆動され、電子膨張弁7が適宜所望の開度に調整されることとなる。
エバポレータ8は、低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて内気から熱を奪う蒸発器として機能するものである。
吐出圧力調整弁31およびサービスバルブ48よりも下流側(空冷コンデンサ4(および/または水冷コンデンサ3)の側)に位置する配管55と、サクションモジュレーティングバルブ39と圧縮機2とを連通する配管56(サービスジョイント(低圧)52よりも下流側(圧縮機2の側)に位置する配管56)とは、戻り管57を介して接続されており、この戻り管57中にガスバイパス電磁弁41が設けられている。これにより、外気温が低く(例えば、庫内設定温度が0℃の場合、外気温度が10℃以下)、熱負荷が低下した場合、圧縮機吸入圧力が低下し、サクションモジュレーティングバルブ39が使用限界に達してしまい、これ以上バルブを絞ることができず、流量調整すなわち吸入絞りによる能力調整ができなくなることがある。
なお、上記冷凍回路30の能力調整は、熱負荷の低下に伴って、まず、キャパコン電磁弁42を開として圧縮途中のガス冷媒を圧縮機吸入側へバイパスさせる容量制御によって調整し、更なる熱負荷の低下時にガスバイパス電磁弁41を開として上述の制御を行うようにすることによって、圧縮機連続運転による能力調整幅を拡大することができる。
図3において、符号60はエバポレータ出口圧力センサ、符号61は圧縮機吸入圧力センサ、符号62は圧縮機吐出圧力センサである。その他の構成要素については前述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
このように、冷凍回路30に用いられている電子膨張弁7およびサクションモジュレーティングバルブ39の開閉作動チェック(バルブチェック)を、既設の(保護用、能力制御用として取り付けられた)圧力センサ60,61,62を用いて簡単に実施することができることとなる。
これにより、上述した実施形態のものよりもより低い温度の冷媒を圧縮機2の吸入側に戻すことができ、圧縮機からの吐出ガス温度の上昇抑制効果を高めることができる。
2 圧縮機
3 水冷コンデンサ
4 空冷コンデンサ
7 電子膨張弁
8 エバポレータ
30 冷凍回路
31 吐出圧力調整弁
39 サクションモジュレーティングバルブ
42 キャパシティコントローラ用電磁弁(容量制御弁)
56 冷媒配管
57 戻り管
58 冷媒配管
Claims (2)
- 低温・低圧のガス冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒とする圧縮機と、
高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて外気に放熱する放熱器として機能するコンデンサと、
通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、
低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて内気から熱を奪う蒸発器として機能するエバポレータと、
前記エバポレータと前記圧縮機との間に設けられたサクションモジュレーティングバルブとを備え、これらを冷媒配管で接続した冷凍回路のバルブチェック方法であって、
前記膨張弁を全閉状態とし、前記サクションモジュレーティングバルブを全開状態として、前記圧縮機を運転し、所定時間内に前記圧縮機の吐出圧力が所定値まで上昇するか、所定時間内に圧縮機の吸入圧力が所定値まで低下するかを測定する段階と、
前記サクションモジュレーティングバルブを全閉状態として、その後、前記膨張弁を全開状態として、前記エバポレータの出口圧力の圧力上昇が所定値以下か、前記圧縮機の吸入圧力の圧力上昇が所定値以下かを測定する段階と、を備えていることを特徴とする冷凍回路のバルブチェック方法。 - 前記サクションモジュレーティングバルブを全開状態として、前記圧縮機の吸入圧力の圧力上昇が所定値以上かを測定する段階を備えていることを特徴とする請求項1に記載の冷凍回路のバルブチェック方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011000281A JP5200120B2 (ja) | 2011-01-04 | 2011-01-04 | 冷凍回路のバルブチェック方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011000281A JP5200120B2 (ja) | 2011-01-04 | 2011-01-04 | 冷凍回路のバルブチェック方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005318149A Division JP4699176B2 (ja) | 2005-11-01 | 2005-11-01 | 冷凍回路及びこれを具備した冷凍装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011064458A JP2011064458A (ja) | 2011-03-31 |
JP5200120B2 true JP5200120B2 (ja) | 2013-05-15 |
Family
ID=43950886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011000281A Expired - Fee Related JP5200120B2 (ja) | 2011-01-04 | 2011-01-04 | 冷凍回路のバルブチェック方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5200120B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6944987B2 (ja) * | 2015-06-26 | 2021-10-06 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和システム |
JP6645044B2 (ja) * | 2015-06-26 | 2020-02-12 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和システム |
EP3674116A1 (en) * | 2018-12-28 | 2020-07-01 | Thermo King Corporation | Methods and systems for supplemental flow control of working fluid through a climate control circuit |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0749330Y2 (ja) * | 1988-11-18 | 1995-11-13 | 三菱重工業株式会社 | 冷凍機用制御装置 |
JPH02282673A (ja) * | 1989-04-24 | 1990-11-20 | Daikin Ind Ltd | 電子膨張弁の故障診断装置 |
JP2003083621A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 海上レフユニット |
JP2004092976A (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-25 | Daikin Ind Ltd | 故障診断装置および空気調和機 |
JP3882120B2 (ja) * | 2003-03-20 | 2007-02-14 | 株式会社日立製作所 | 冷凍サイクル装置及びその故障診断方法 |
JP2005226874A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 冷凍装置及び冷凍方法 |
-
2011
- 2011-01-04 JP JP2011000281A patent/JP5200120B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011064458A (ja) | 2011-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10088202B2 (en) | Refrigerant vapor compression system operation | |
US11340000B2 (en) | Method for handling fault mitigation in a vapour compression system | |
CN101688698B (zh) | 带有闪蒸罐节约器的制冷剂蒸汽压缩系统 | |
JP5196452B2 (ja) | 充填量管理を備えた遷臨界冷媒蒸気圧縮システム | |
EP3205955A1 (en) | Air conditioner | |
CN102667372B (zh) | 用于制冷剂蒸汽压缩系统的低吸入压力保护 | |
US20100180612A1 (en) | Refrigeration device | |
CN104321598A (zh) | 冷冻装置 | |
EP2257749A2 (en) | Refrigerating system and method for operating the same | |
JP5200120B2 (ja) | 冷凍回路のバルブチェック方法 | |
JP2006170500A (ja) | 空気調和装置およびその運転方法 | |
WO2009103469A2 (en) | Refrigerating system and method for operating the same | |
WO2017199382A1 (ja) | 冷凍装置 | |
US11788781B2 (en) | Refrigeration device and method for determining amount of refrigerant in refrigeration device | |
JP7536429B2 (ja) | 冷媒充填装置 | |
EP2801772B1 (en) | Refrigeration device and method for detecting filling of wrong refrigerant | |
JP4699176B2 (ja) | 冷凍回路及びこれを具備した冷凍装置 | |
JP5260684B2 (ja) | 冷凍回路 | |
US20220146165A1 (en) | Air conditioning apparatus | |
WO2016135904A1 (ja) | 冷凍装置 | |
JP4699181B2 (ja) | コンテナ用冷凍ユニットに用いられる冷凍回路及びこれを具備したコンテナ用冷凍ユニット並びにコンテナ用冷凍ユニットの運転方法 | |
JP2004061056A (ja) | 圧縮機の油面検出方法及び装置 | |
WO2023120448A1 (ja) | 熱源ユニット及び冷凍装置 | |
JP6564658B2 (ja) | 冷凍装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120529 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120730 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130208 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5200120 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |