JPH0749330Y2 - 冷凍機用制御装置 - Google Patents

冷凍機用制御装置

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JPH0749330Y2
JPH0749330Y2 JP1988149723U JP14972388U JPH0749330Y2 JP H0749330 Y2 JPH0749330 Y2 JP H0749330Y2 JP 1988149723 U JP1988149723 U JP 1988149723U JP 14972388 U JP14972388 U JP 14972388U JP H0749330 Y2 JPH0749330 Y2 JP H0749330Y2
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refrigerant
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広志 小川
莞爾 不殿
敏雄 山下
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電気膨張弁を用いた冷凍機用制御装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、冷凍機用制御装置6aは、第3図のごとく、冷媒を
圧縮する圧縮機1と、圧縮した冷媒の熱を庫外に放出し
冷媒を凝縮する凝縮器2と、蒸発器4と蒸発する冷媒の
蒸発圧力および流量を絞り開度で可変とする電気膨張弁
3と、冷媒の蒸発で庫内の熱を吸収する蒸発器4とで冷
凍サイクルを構成する冷凍機において、設定温度入力手
段51で設定する温度に庫内の温度を一致させるに適した
蒸発圧力で冷媒を蒸発させるために、庫内に設置する温
度センサ50で庫内の温度を、圧縮機1と蒸発器4との接
続管路に配管接続する圧力センサ5で蒸発圧力を検出し
ながら、圧縮機1の運転と停止を切換えるリレー8をON
およびOFFし、絞り開度の指令信号を出力するものであ
る。電気膨張弁3は制御装置6aが出力する指令信号に合
せて絞り開度を可変とするものである。
従来、電気膨張弁3が正常に動作するか否かは、冷凍機
を熟知した作業者が通常の運転状態から推定しており、
冷凍機用制御装置6aもしくは冷凍機には、電気膨張弁3
を点検する機能手段はない。
〔考案が解決しようとする課題〕
電気膨張弁3が故障して、絞りが開き過ぎの状態で運転
すると、冷媒の循環量が正常な運転と比較し多くなるの
で無駄な電力を消費し、蒸発圧力が高くなるので蒸発温
度が高くなり、冷却能力が発揮できなくなり、さらに蒸
発器4で蒸発しきれない冷媒が圧縮機1にもどり液圧縮
により圧縮機1を破損する場合がある。又、絞りが閉じ
過ぎの状態で運転すると、正常な運転と比較し冷媒の循
環量が少くなるので冷却能力が不足する場合があり、事
前に電気膨張弁3の絞り機能が正常に動作するか否かを
点検する手段が望まれる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記問題点に対処するために提案されたもの
で、電気膨張弁3の絞り状態が圧力センサ5の検出圧力
に顕著に現れることに着目して、電気膨張弁点検用の運
転をし、圧力センサ5の検出圧力で、電気膨張弁3の絞
り開度が指令信号に合致する絞り開度に可変するか否か
を判別し、指令信号に絞り開度が合致しないと判別した
場合は、電気膨張弁の異常を表示するランプ52を点灯す
る電気膨張弁3の点検手段6bを従来の制御装置6aに追加
し、スイッチをONすると点検信号をONする点検スイッチ
7と、点検信号がONすると、従来の制御装置6aの通常運
転制御部32の使用を中止し、代わりに点検手段6bを使用
するための切換手段10と、電気膨張弁3の異常を点灯表
示するためのランプ52を設ける。
点検手段6bは、電気膨張弁3の異常を点灯表示するため
のランプ52を点灯してる場合は消灯し、ランプ52を消灯
状態にした後に、電気膨張弁点検用の運転を第1動作か
ら開始するものである。
点検手段6bは電気膨張弁点検用の運転の第1動作におい
て、電気膨張弁3に絞り開度を全閉にする指令を出力
し、圧力センサ5の検出圧力が設計指定する圧力値P0
下に降下するか否かを判断しながら、リレー8をONして
圧縮機1を運転し、検出圧力が圧力値P0以下に降下する
か、または、リレー8をONして圧縮機1を起動してから
時間t0経過したときにリレー8をOFFして圧縮機1を停
止するものであり、かつ、検出圧力が圧力値P0以下に降
下せず、時間t0経過して圧縮機1を停止する場合は、電
気膨張弁3が異常であると判別して、電気膨張弁3が異
常であることを点灯表示するランプ52を点灯し、点検用
運転を終了するものである。
また、点検手段6bは、第1動作において電気膨張弁3の
異常と判別しない場合は、電気膨張弁点検用の運転を第
2動作に切換えるものであり、点検手段6bは第2動作に
おいて、第1動作により検出圧力が圧力値P0以下に降下
し圧縮機1を停止した直後の検出圧力の圧力値P0′と、
電気膨張弁3の絞り開度を全閉にする指令とリレー8を
OFFして圧縮機1を停止する出力を第1動作から継続し
て、検出圧力の圧力値P0′を読み取る時点から時間t1
過後の検出圧力の圧力値P0″とを比較して、圧力値P0
とP0′の差P0″‐P0′が設計指定する圧力差ΔP0以上で
あるか否かを判断し、P0″‐P0′が圧力差ΔP0以上であ
る場合は、電気膨張弁3が異常であると判別するもので
あり、第2動作で電気膨張弁3が異常と判別する場合に
は、第1動作で異常と判別する場合と同様に電気膨張弁
3の異常を点灯表示するランプ52を点灯し、点検用運転
を終了するものである。
さらに、点検手段6bは、第1動作および第2動作におい
て電気膨張弁3の異常が判明しない場合は電気膨張弁点
検用の運転を第3動作に切換えるものであり、点検手段
6bは、第3動作において、リレー8をOFFして圧縮機1
を停止する状態を第2動作に続けて継続し、電気膨張弁
3の絞り開度を全閉から全開に変更し、全開にする指令
を出力するものであり、かつ、第2動作で検出する絞り
開度を全閉指令時の圧力値P0″と絞り開度を全閉から全
開に変更し全開にする指令を出力した時点から時間t2
過後の検出圧力の圧力値P1′とを比較し、圧力差P1′‐
P0″が設計指定する圧力差ΔP1以下であるか否かを判断
し、圧力差P1′‐P0″が圧力差ΔP1以下である場合は電
気膨張弁3が異常であると判別するものであり、第3動
作で電気膨張弁3が異常と判別する場合には、第1動作
または第2動作で異常と判別する場合と同様に電気膨張
弁3の異常を点灯表示するランプ52を点灯するものであ
る。
なお、点検手段6bは、第3動作まで点検が進む場合、第
3動作で電気膨張弁3が異常と判別するか否かを問わ
ず、リレー8をOFFし圧縮機1を停止し、絞り開度を全
開にする指令を出力した状態で点検用運転を終了するも
のでよく、制御装置6は、点検スイッチ7をOFFすると
点検信号がOFFになり、切換手段10により点検手段6bの
使用を中止し、従来の制御装置6aの通常運転制御部32を
使用状態にするので、従来通りの通常運転の制御装置6a
と同じ動作になる。
〔作用〕
点検手段6bは第1動作において、電気膨張弁3の入口と
出口に第2動作および第3動作で電気膨張弁を点検する
ために必要なΔP以上の圧力差を発生する様に、リレー
8をONして圧縮機1を運転し、電気膨張弁3の絞り開度
を全閉にする指令を出力するものであり、圧縮機1は電
気膨張弁3の出力から蒸発器4を経由して圧縮機1の吸
入口までの冷媒回路(以下、低圧ラインという)の冷媒
を、圧縮機1の吸入口より吸入し圧縮して、圧縮機1の
吐出口から凝縮器2を経由して電気膨張弁の入口までの
冷媒回路(以下、高圧ラインという)に圧縮機1の吐出
口より吐出するので、第1動作において、高圧ラインの
圧力が上昇し、低圧ラインの圧力が降下すべき状態にな
り、点検手段6bは、高圧ラインである電気膨張弁3の入
口と低圧ラインである電気膨張弁3の出口との圧力差が
ΔP以上になるための十分条件を低圧ラインの圧力で設
計指定する圧力値P0以下に低圧ラインの圧力が降下する
ことを低圧ラインに配管接続する圧力センサ5で検出す
る場合は、電気膨張弁3の入口と出口にΔP以上の圧力
差がある動作状態にすることができる。
また点検手段6bは、第1動作において、圧力センサ5で
検出する低圧ラインの圧力が設計指定する圧力値P0以下
にならない場合は、絞り開度を全閉にする全閉指令を点
検手段6bにより出力しているにもかかわらず、電気膨張
弁3が異常で絞り開度が全閉にならず、高圧ラインの冷
媒が明らかに電気膨張弁3の入口から出口へ通過し低圧
ラインに流入して低圧ラインの圧力が降下しない状態で
あるから、第2動作および第3動作を実施する以前に電
気膨張弁3の異常を判別することができる。
ただし、第1動作では圧縮機1が低圧ラインから吸入し
高圧ラインに吐出する冷媒流量と比較し、電気膨張弁3
を通過する冷媒流量が微小で、低圧ラインの圧力が圧力
値P0以下に降下しえる状態の絞り開度が全閉にならない
異常は異常と判別しないので、以下に説明する第2動作
で、全閉指令に対し、電気膨張弁3の絞り開度が全閉に
なるか否かを詳細に判別する。
点検手段6bは、第1動作で低圧ラインの圧力が圧力値P0
以下に降下することを圧力センサ5で検出し、電気膨張
弁の入口と出口に圧力差ΔP以上を発生させた状態で、
リレー8をOFFして圧縮機1を停止する直後に第2動作
を開始するものであり、点検手段6bは、第2動作におい
て、第2動作が開始する圧縮機1を停止する直後の低圧
ラインの圧力値P0′と電気膨張弁3の絞り開度を全閉指
令する出力とリレー8をOFFして圧縮機1を停止する状
態を継続して、時間t1経過後の低圧ラインの圧力値P0
を圧力センサ5で検出し、算出する圧力差P0″‐P0′と
検出誤差より生じる偏差の最大値を設計指定しΔP0とす
る圧力差ΔP0とを比較判断し、圧力差P0″‐P0′が圧力
差ΔP0より大きい場合は、絞り開度を全閉にする全閉指
令を点検手段6bにより出力しているにもかかわらず、電
気膨張弁3が異常で絞り開度が全閉にならず、高圧ライ
ンの冷媒が電気膨張弁3の入口から出口に通過し低圧ラ
インに流入して、低圧ラインの圧力が圧力値P0′から圧
力値P0″に上昇した状態であるから、第3動作を実施す
る以前に電気膨張弁3の異常を判別するものである。
第2動作で圧力差P0″‐P0′が圧力差ΔP0以下である場
合は、点検手段6bは第2動作から第3動作に切換るもの
であり、第3動作において点検手段6bは、全開指令に対
し電気膨張弁3の絞り開度が全開になることを点検する
ために、リレー8をOFFして圧縮機1を停止する状態を
継続しながら、電気膨張弁3の絞り開度の指令を全開指
令にして出力し、時間t2経過後の低圧ラインの圧力値
P1′を圧力センサ5で検出し、圧力値P1′と第2動作で
検出したP0″とを比較し、算出する圧力差P1′‐P0″が
設計指定する圧力差ΔP1と比較判断するものであり、圧
力差P1′‐P0″が設計指定する圧力差ΔP1より小さい場
合は、全開指令を出力したにもかかわらず、電気膨張弁
3が異常で絞り開度が全開にならず、高圧ラインの冷媒
が電気膨張弁3を通過して低圧ラインに流入しないので
低圧ラインの圧力が設計指定する圧力差ΔP1以上の圧力
上昇をしない状態であるから、電気膨張弁3が異常であ
ると判別し、圧力差P1′‐P0′が設計指定する圧力差Δ
P1以上である場合は、絞り開度が正常に全開になったと
判別するものである。
よって、点検手段6bは、第1動作および第2動作におい
て、電気膨張弁3が点検手段6bが出力する全閉指令に対
し絞り開度が全閉になるか否かを判別し第3動作におい
て、点検手段6bが出力する全開指令に対し絞り開度が全
閉になることを判別するものである。
〔実施例〕
本考案の制御装置6は第1図のごとく、点検信号のONと
OFFを切換える点検スイッチ7と、電気膨張弁3が異常
の場合に異常であることを点灯表示するランプ52を設け
接続される。制御装置6は従来と同様に圧縮機1の運転
・停止を切換えるリレー8をON・OFFするように接続す
る。制御装置6は電気膨張弁3に絞り開度の開度指令を
出力するように接続する。制御装置6は圧力センサ5の
検出圧力を読み取るように接続する。制御装置6は温度
センサ50の検出温度を読み取るように接続する。設定温
度入力手段51は設定された温度を制御装置6に入力する
ように接続したものである。また、従来と同様に、冷媒
回路は、冷媒が、冷媒を圧縮する圧縮機1から冷媒を凝
縮する凝縮器2に流れ、凝縮器2からの開度指令より電
気膨張弁3の絞り開度を可変とし冷媒を絞り膨張する電
気膨張弁3に流れ、電気膨張弁3からは冷媒を蒸発する
蒸発器4に流れ、蒸発器4から圧縮機1に戻り循環する
ように配管接続をした。温度センサ50は庫内温度を検出
するために庫内に設置する。リレー8はONの場合に圧縮
機1に電源9から電力を供給し、OFFの場合は、圧縮機
1への電力供給を中止できるように接続をする。
また、制御装置6は第2図のごとく、従来の通り通常運
転をするために起動手段31と、通常運転において設定温
度入力手段51により入力される設定温度に温度センサ50
で検出する温度が一致させるために、リレー8で圧縮機
1を運転および停止しながら、冷媒が適切な蒸発圧力で
蒸発することを圧力センサ5で低圧ラインの圧力(蒸発
圧力)を検出しながら絞り開度の開度指令を電気膨張弁
3に出力する通常運転制御部32とで構成する従来の制御
装置6aと、点検スイッチ7の点検信号がONの場合は通常
運転制御部32の使用を中止する。又、点検信号がOFFの
場合は通常運転制御部32を使用するように切換える切換
え手段10を、従来の制御装置6aの起動手段31と従来の制
御装置6aの通常運転制御部32との間に設け、該切換え手
段10および電気膨張弁3の点検用の点検手段6bを追設す
る。
制御装置6は、従来の制御装置6aと点検手段6bから構成
され、電源9を投入すると、従来の制御装置6aの起動手
段31から起動し切換手段10に進み、切換手段10で点検ス
イッチ7の点検信号がONかOFFかを判断し、OFFであれば
従来の通常運転制御部32に進み、ONであれば点検手段6b
のランプ消灯手段23に進んで電気膨張弁3の点検用の運
転を開始する。
制御装置6は、ランプ消灯手段23で、ランプ52が点灯し
ている場合はランプ52を消灯し、消灯している場合はな
にもせずランプ52を消灯状態にして切換手段11に進み、
切換手段11で第1動作が終了しているか否かを判断し
て、第1動作が終了していれば切換手段12に進み、否な
らば第1動作制御部61に進む。
第1動作制御部61は第1動作処理部14に進み、第1動作
処理部14で電気膨張弁3に絞り開度を全閉にする全閉指
令を出力し、リレー8をONして圧縮機1を運転し、リレ
ー8をONしてから時間t0(例えば、3分とする)以内に
圧力センサ5の検出圧力が圧力値P0(例えば、ゲージ圧
50kPaとする)以下になるか否かを検出して、然りなら
ば検出圧力が圧力値P0以下になる直後にリレー8をOFF
して圧縮機1を停止し第1動作を終了して切換手段15に
より切換手段10に戻り、否ならばリレー8をONしてから
時間t0経過する直後にリレー8をOFFして切換手段15に
より第1異常処理16に進み、異常を点灯表示するランプ
52を点灯し、電気膨張弁3の点検用の運転を停止する。
制御装置6は、第1動作が終了して切換手段12に進む
と、切換手段12で第2動作が終了しているか否かを判断
し、第2動作が終了していれば切換手段13に進み、否な
らば第2動作制御部62に進む。
第2動作制御部62は、第2動作処理部17で電気膨張弁3
に絞り開度を全閉にする全閉指令を第1動作処理部14に
継続して出力し、リレー8をOFFして圧縮機1を停止す
る状態で、第2動作が起動した直後に検出圧力値P0′と
第2動作が起動してから時間t1(例えば10秒とする)経
過した時点の検出圧力値P0″を圧力センサ5で計測し
て、圧力差P0″‐P0′を算出し、圧力差ΔP0(例えば20
kPaとする)と圧力差P0″‐P0′とを比較し、P0″‐
P0′≦ΔP0であるならば切換手段18により切換手段10に
戻り、P0″‐P0′>ΔP0であるならば切換手段18により
第2異常処理手段19に進み、異常を点灯表示するランプ
52を点灯し、電気膨張弁3の点検用の運転を停止する。
制御装置6は、第2動作が終了して切換手段13に進むと
切換手段13で第3動作が終了しているか否かを判断し、
第3動作が終了していればなにもせず切換手段10に戻
り、否ならば第3動作制御部63に進む。
第3動作制御部63は、第3動作処理部20で電気膨張弁3
に絞り開度を全開にする開度指令を出力し、およびリレ
ー8をOFFして圧縮機1を停止する状態で、時間t2(例
えば、10秒とする)経過後の検出圧力P1′を圧力センサ
5で計測し、第2動作処理部17で計測する全閉指令時の
検出圧力値P0″との圧力差P1′‐P1″を算出し、圧力差
ΔP1(例えば、50kPaとする)と比較し、P1′‐P1″≧
ΔP1であるならば切換手段21により切換手段10に戻り、
P1′‐P1″<ΔP1であるならば切換手段21により第3異
常処理手段22に進み、異常を点灯表示するランプ52を点
灯し、電気膨張弁点検用の運転を停止する。
なお、制御装置6は電気膨張弁に異常がなく第1動作か
ら第3動作まで終了すると、点検信号がONの間は切換手
段10と切換手段11と切換手段12と切換手段13を通り抜け
て何もしない状態を繰返しており、点検スイッチ7をOF
Fして点検信号をOFFにすると切換手段10により通常運転
制御部32が使用状態になり、通常の運転を開始し、異常
を判別するならば、第1異常処理部16または、第2異常
処理部19または第3異常処理部22で停止するので点検ス
イッチ7をOFFして、電源9を一旦OFFして再びONし起動
手段31から再起動するものとする。
〔考案の効果〕
本考案においては、冷凍機を熟知しない作業者において
も、短時間(実施例では最長3分20秒であり、標準的に
は約2分である)で電気膨張弁の点検ができる。
また、電気膨張弁の点検が手軽になることから、電気膨
張弁が異常で冷凍効率が悪化した状態での運転および電
気膨張弁の異常により圧縮機を破損する場合を未然に回
避できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例としての制御装置の概略構
成図、第2図は、本考案の一実施例としての制御装置の
フローチャート図、第3図は、従来の制御装置の概略構
成図である。 1……圧縮機、2……凝縮器、3……電気膨張弁、4…
…蒸発器、5……圧力センサ、6……制御装置、6a……
従来の制御装置、6b……点検手段、7……点検スイッ
チ、8……リレー、9……電源、10,11,12,13,15,18,21
……切換手段、14……第1動作処理部、16……第1異常
処理部、17……第2動作処理部、19……第2異常処理
部、20……第3動作処理部、22……第3異常処理部、23
……ランプ消灯手段、31……起動手段、32……通常運転
制御部、50……温度センサ、51……設定温度入力手段、
52……ランプ、61……第1動作制御部、62……第2動作
制御部、63……第3動作制御部。
フロントページの続き (72)考案者 山下 敏雄 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (56)参考文献 特開 昭63−6351(JP,A) 特開 昭63−194173(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮した冷媒の
    熱を庫外に放出し冷媒を凝縮する凝縮器と、冷媒の蒸発
    圧力および流量を絞り可変とする電気膨脹弁と、冷媒の
    蒸発で庫内の熱を吸収する蒸発器を有する冷凍機を、圧
    力センサで冷媒の蒸発圧力を検出して該電気膨脹弁の絞
    り調整をし、かつ該圧縮機の稼動を制御する制御装置を
    備えた冷凍機用制御装置において、 上記電気膨脹弁に対する機能の点検を指示するための点
    検スイッチと、 この点検スイッチの操作により通常運転制御から点検制
    御に切換える切換手段と、 この切換手段により点検制御に切換えられた際、電気膨
    脹弁の絞り開度を全閉として圧縮機を運転し、所定時間
    経過後に上記圧力センサにより冷媒の蒸発圧力を検出し
    てその検出圧力値が設定圧力値P0以下に低下しない場合
    に電気膨脹弁が異常であると判別する第1の点検手段
    と、 上記第1の点検手段で電気膨脹弁が異常であると判別さ
    れない場合、圧力センサの検出圧力が設定圧力値P0以下
    に降下した際に圧縮機を停止し、この停止直後の検出圧
    力値P0′と、その後所定時間を経過したときの検出圧力
    値P0″との差を求めてこの差が設定圧力差ΔP0以上であ
    る場合に電気膨脹弁が異常であると判別する第2の点検
    手段と、 上記第2の点検手段で電気膨脹弁が異常であると判別さ
    れない場合、電気膨脹弁3の絞りを全閉から全開に変更
    し、この変更から所定時間を経過した際の検出圧力の圧
    力値P1′と上記第2の点検手段における圧力値P0″との
    圧力差を求め、この差が設定圧力差ΔP1以下である場合
    に電気膨脹弁が異常であると判別する第3の点検手段
    と、 上記第1ないし第3の点検手段の何れかで電気膨脹弁が
    異常であると判別された場合に、異常表示を行なう異常
    表示手段と を具備したことを特徴とする冷凍機用制御装置。
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