JP5199484B2 - マルチブランチ受信機のためのシンボルタイミング回復技術 - Google Patents

マルチブランチ受信機のためのシンボルタイミング回復技術 Download PDF

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Description

本発明は、マルチブランチ受信機のためのシンボルタイミング回復技術に関する。
ロングホール無線送信システムなどの無線送信システムはチャネルフェージング現象を被る可能性がある。例えば、天候に関連する光の反射や屈折は激しい信号歪み及び受信パワーの顕著なロスを伴うマルチパス受信を引き起こす。また、このようなフェージング現象は「ディープフェージング」と呼ばれる場合もある。
ディープフェージングに対する1つの周知の対策としてダイバーシティ受信があり、このダイバーシティ受信では、異なるポジションを持つ2つのアンテナの受信信号、すなわち2つの受信ブランチから得られる信号が合成される。アンテナポジションの注意深い選択は双方の受信ブランチ上におけるディープフェージングを同時に低減するのに役立てることができる。
ダイバーシティ受信方式によっては、2つの受信ブランチから得られるアナログ信号を中間周波数帯域内で合成するものもある。均等な送信遅延を持つ信号のみが合成されるため、信号が合成される前に遅延補償が達成される。この遅延等化は、アナログ領域内において遅延補償ケーブルを用いて個別に特別に調整された長さにより実行されてもよい。しかし、このケースでは、すべての無線局用として個別の遅延補償ケーブルを構成し、かつ、装着する必要があり、この構成及び装着は時間と費用のかかるものとなる。
別のダイバーシティ受信方式ではデジタルコンバイナが使用される。このケースでは、デジタル信号に対する完全自動遅延等化方式が利用可能である。一般的なデジタルダイバーシティコンバイナでは、各受信ブランチの中に1つの適応フィルタの形で2つの適応フィルタが使用される。この適応フィルタは、非ダイバーシティ受信機用として使用されるような適応チャネル等化器に類似している。デジタルコンバイナを使用する場合、チャネル等化及び信号合成の信号処理タスクは一体に結合され、決して分離して行われることはない。
デジタルで実現されたダイバーシティ受信機において、シンボルタイミングの回復はあらゆるアナログデジタル変換のために必要である。基本的に2つの選択肢が存在する。第1の選択肢は「同期」サンプリング方式である。この選択肢では、シンボルのタイミングポジションにおいて入力信号をサンプルすることを目的として物理クロックの制御が行われる。第2の選択肢は「非同期」サンプリング方式である。この選択肢では、物理クロックと入力信号のサンプリングは自走式になっている。後者のケースでは、これらのシンボルは補間フィルタを用いて入力サンプルから再計算されてもよい。
第1の選択肢では、位相制御ループを用いて物理クロックを制御することが可能であり、この制御ループではタイミングエラー検出器がデジタルであり、かつ、アナログ電圧制御発振器が使用される。従って、第1の選択肢では、位相制御ループは部分的にデジタルであり、部分的にアナログある。第2の選択肢では、シンボルタイミング回復は完全にデジタルで、かつ、ASIC(「特定用途向け集積回路」)において実現されてもよい。
同期あるいは非同期サンプリングの選択に関りなく、異なるフェージングがダイバーシティ受信機の2つの受信ブランチ上で生じ得るという理由のために、2つの受信信号の各々に対応する個別のタイミング回復機能の提供が知られている。
しかし、各受信ブランチに対するデジタル合成及び個別のシンボルタイミング回復を伴うこのようなダイバーシティ受信機内において、特別のフェージング現象に起因する問題が生じる可能性が依然として存在する。回復したシンボルタイミングの回復時にこれらのフェージング現象によりサイクルスリップが生成される。
サイクルスリップとは回復エラーである。このエラーは、回復済みクロック信号と、クロック信号が回復されるべき回復元の信号である入力信号との間において一時的に同期が失われたことに起因して生じるエラーであり、回復済みクロック信号と、フルサイクルで過剰状態になった入力信号との間における位相エラーに起因して生じるものである。換言すれば、クロック回復方法は、一般に、専らシンボル持続時間の整数倍の曖昧さによって受信信号のサンプリングタイムを推定する。ディープフェージングイベントが生じた後、回復したサンプリングタイムは、ディープフェージングイベントが生じる前のサンプリングタイムと比較すると1シンボル持続時間分だけシフトしている可能性がある。この時このシフトしたサンプリングタイムは「サイクルスリップ」と呼ばれる。デジタルダイバーシティ受信機において、サイクルスリップは、受信信号の合成のために用いられる適応フィルタの共通動作に悪影響を与える。
サイクルスリップは信号経路において追加導入された遅延と理解される。サイクルスリップには、適応フィルタによりこれらの遅延が解消されるように仕向ける傾向がある。これは望ましいことではない。なぜなら、適応フィルタは、その有限の長さにより、有限の数のサイクルスリップを単に補償することができるようにするものだからである。さらに、サイクルスリップが生じた後適応フィルタのパフォーマンスは著しく低下する。サイクルスリップが生じることは滅多にないが、サイクルスリップの発生はどれもリンクの送信品質に対して深刻な結果をもたらすものとなる。
従って、マルチブランチ受信機におけるシンボルタイミングの回復のための改良された技術に対する要望が存在する。
本発明の実施形態によれば、データの受信方法が提供される。本方法は第1の受信信号として第1のアンテナを介して送信信号を受信するステップと、第2の受信信号として第2のアンテナを介して送信信号を受信するステップとを有する。合成信号が第1の受信信号と第2の受信信号とに基づいて生成され、かつ、共通タイミングエラー信号が合成信号に基づいて生成される。第1の受信信号に対応する第1のデジタルシンボルタイミングと、第2の受信信号に対応する第2のデジタルシンボルタイミングとが共通タイミングエラー信号に基づいて回復される。
本発明のさらなる実施形態によれば受信機装置が提供される。受信機装置は、第1の受信信号に対応する第1の受信ブランチと、第2の受信信号に対応する第2の受信ブランチとを備える。さらに、この受信機装置には、第1の受信ブランチ及び第2の受信ブランチと結合された信号コンバイナであって、第1の受信信号及び第2の受信信号に基づいて合成信号を生成するように構成された信号コンバイナが提供される。さらに共通タイミングエラー検出器が提供される。この共通タイミングエラー検出器は、信号コンバイナと結合され、かつ、上記合成信号に基づいて共通タイミングエラー信号を生成するように構成される。受信機装置の第1のタイミング回復機能が第1の受信信号に対応する第1のデジタルシンボルタイミングを共通タイミングエラー信号に基づいて回復するように構成され、かつ、受信機装置の第2のタイミング回復機能が第2の受信信号に対応する第2のデジタルシンボルタイミングを共通タイミングエラー信号に基づいて回復するように構成される。
本発明の実施形態に係るダイバーシティ無線受信機を備えた通信システムを概略的に示す図である。 ダイバーシティ受信機のタイミング回復機能ブロックを概略的に示す図である。
以下において、ダイバーシティ無線受信機として構成されるマルチブランチ受信機におけるシンボルタイミング回復のための装置及び方法に関する実施形態例を参照することによって本発明についてさらに詳細に説明する。それでもなお、以下説明コンセプトは、別のタイプのマルチブランチ受信機内においても適用可能であることが理解されるべきである。
以下説明するようなこれらのコンセプトによれば、双方のダイバーシティ無線受信機の受信ブランチ内における受信信号のサンプリングは、唯一の共通タイミング位相の利用に基づいて行われる。共通のタイミング位相を評価するために双方の受信信号が考慮される。これらの受信信号は重み係数により重み付けられてもよく、該重み係数は双方の送信チャネルの実際のチャネル歪みに依存する。この目的のためにチャネル歪み検出器は双方の受信ブランチ内のチャネル歪みを分析することができる。
図1は通信システム100を概略的に示す図である。通信システム100は送信機200と受信機300とを備える。受信機300はデジタルで実現されるダイバーシティ無線受信機として構成され、従ってこの受信機はデジタルダイバーシティ受信機と呼ばれる場合もある。
送信機200は送信アンテナ210と結合される。受信機300は第1の受信アンテナ310及び第2の受信アンテナ320と結合される。点線矢印によって示されているように、送信機200から送信された送信信号は、異なる信号経路又はチャネルを介して受信機300において受信され、一方は第1の受信アンテナ310を備え、他方は第2の受信アンテナ320を備える。
受信機300において、第1の受信アンテナ310を介して受信された信号は第1の受信ブランチ330へ供給される。第2の受信アンテナ320を介して受信された信号は第2の受信ブランチ340へ供給される。第1と第2の受信ブランチ330、340は同調器、増幅器等のような受信回路を備えてもよい。第1の受信ブランチ330は第1の受信信号10を提供し、かつ、第2の受信ブランチ340は第2の受信信号20を提供する。さらに、第1と第2の受信ブランチ330、340は、受信機300において信号処理の基礎として使用される共通の物理クロック信号(図示せず)も生成することができる。
第1と第2の受信信号10、20は、受信信号10、20の双方のためにシンボルタイミング回復を達成する共通タイミング回復機能ブロック400へ供給される。すなわち、共通タイミング回復機能ブロックは、第1の受信信号10のために第1のデジタルシンボルタイミングを回復するための第1のタイミング回復機能と、第2の受信信号20のために第2のデジタルシンボルタイミングを回復するための第2のタイミング回復機能とを提供する。この回復済みのシンボルタイミングの場合、第1と第2の受信信号は、それぞれの適応フィルタ510、520を介してデジタルコンバイナ550へ供給される。回復済みのシンボルタイミングは、デジタルシンボルのためのサンプリング位相を受信信号10、20の中に含む。図1の構造において、回復済みのシンボルタイミングは、第1の受信ブランチ330のための第1の個別のホールド信号IH1と、第2の受信ブランチ340のための第2の個別のホールド信号IH2と、共通ホールド信号CHとを含む。共通ホールド信号CHは適応フィルタ510、520及びコンバイナ550へ供給されて、該適応フィルタの入力信号のシンボルタイミングを示すようになる。個別のホールド信号IH1、IH2及び共通ホールド信号CHについて以下さらに説明する。
図2は、デジタルダイバーシティ受信機300におけるタイミング回復機能ブロック400の構造及び動作を概略的に示す図である。
タイミング回復機能400は第1の受信ブランチ330に対応する第1のブランチを備える。第1のブランチは、第1の補間回路410−1、第1の伸縮バッファ格納部420−1、第1の整合受信(RX)フィルタ430−1、及び第1の遅延線440−1を備える。第1の受信信号10は第1の補間回路410−1において受信されて、第1の入力位相P1及び第1の個別のホールド信号IH1に基づいてサンプルされ、かつ、補間されるようになる。サンプルされ、かつ、補間済みの第1の受信信号10は第1の補間回路410−1から第1の伸縮バッファ格納部420−1へ供給されて、共通ホールド信号CHに基づいて再サンプルされることができるようにする。この再サンプルされた第1の受信信号10は第1の伸縮バッファ格納部420−1から第1の受信フィルタ430−1へ供給される。フィルタ済みの第1の受信信号10は第1の受信フィルタ430−1から第1の遅延線440−1へ供給される。遅延した第1の受信信号10は第1の遅延線440−1から第1の適応フィルタ510へ出力される(図1)。
さらに、タイミング回復機能400は第2の受信ブランチ340に対応する第2のブランチを備える。第2のブランチは、第2の補間回路410−2、第2の伸縮バッファ格納部420−2、第2の整合受信(RX)フィルタ430−2、及び第2の遅延線440−2を備える。第2の受信信号20は第2の補間回路410−2において受信されて、第2の入力位相P2及び第2の個別のホールド信号IH2に基づいてサンプルされ、かつ、補間されるようになる。サンプルされ、かつ、補間済みの第2の受信信号20は第2の補間回路410−2から第2の伸縮バッファ格納部420−2へ供給されて、共通ホールド信号CHに基づいて再サンプルされ得るようにする。この再サンプル済みの第2の受信信号20は第2の伸縮バッファ格納部420−2から第2の受信フィルタ430−2へ供給される。フィルタ済みの第2の受信信号20は第2の受信フィルタ430−2から第2の遅延線440−2へ供給される。遅延した第2の受信信号20は第2の遅延線440−2から第2の適応フィルタ520(図1)へ出力される。
ダイバーシティ受信機300の各受信ブランチ内の受信信号10、20に対応する入力位相P1、P2(すなわち第1の入力位相P1及び第2の入力位相P2)は共通部分と個別の部分の合計である。
上記共通部分は、強いフェージングチャネルから時間情報を抑制することを目的として、双方の受信信号10、20の重み付けられた合成Cから共通タイミング回復ループにより生成される。共通タイミング回復ループは、第1の重み付けノード460−1、第2の重み付けノード460−2、加算ノード465、共通タイミングエラー検出器470C、及び共通ループフィルタ480Cを備える。
第1の重み付けノード460−1には第1の受信フィルタ430−1の出力信号が供給される。第1の重み付けノード460−1において、第1の受信信号は重み係数αによって重み付けられる。第2の重み付けノード460−2には第2の受信フィルタ430−2の出力信号が供給される。第2の重み付けノード460−2において、第2の受信信号は重み係数(1−α)によって重み付けが行われる。加算ノード465には第1の重み付けノード460−1の出力信号と、第2の重み付けノード460−2の出力信号とが供給される。加算ノード465において、重み付けノード460−1、460−2の出力信号は合計されて、受信信号10、20の重み付けられた合成Cを生成する。共通タイミングエラー検出器470Cには、加算ノード465の出力信号、すなわち、第1及び第2の受信信号10、20の重み付けられた合成Cが供給される。共通タイミングエラー検出器470Cは、共通タイミングエラー信号TECを生成する。共通タイミングエラー信号TECは、共通位相値CPを出力する共通ループフィルタ480Cへ供給される。この構造では、共通タイミングエラー検出器470は、合成信号、すなわち第1と第2の受信信号10、20の重み付けられた合成Cに基づいて共通タイミングエラー信号TECを生成する。
個別の部分は、第1の受信信号10と第2の受信信号20とからのみそれぞれ得られる、第1の個別のタイミング回復ループと第2の個別のタイミング回復ループとによって生成されるが、この生成は、例えば、異なる長さのアンテナフィーダに起因して生じる2つの受信ブランチにおける静的な遅延差の等化を目的とするものである。
第1の個別のタイミング回復ループは第1の個別のタイミングエラー検出器470−1、第1の個別のループフィルタ480−1及び第1のループ加算ノード485−1を備える。第1の個別のタイミングエラー検出器470−1には、第1の受信フィルタ430−1の出力信号、すなわちフィルタ済みの第1の受信信号10が供給される。第1の個別のタイミングエラー検出器470−1は、第1の個別のループフィルタ480−1へ供給される第1の個別のタイミングエラー信号TE1を生成する。第1の個別のループフィルタ480−1の出力は第1の個別の位相値IP1である。第1のループ加算ノード485−1において、第1の個別の位相値IP1及び共通位相値CPは合計されて、第1の補間回路410−1に対応する入力位相P1を生成できるようになる。
第2の個別のタイミング回復ループは、第2の個別のタイミングエラー検出器470−2、第2の個別のループフィルタ480−2及び第2のループ加算ノード485−2を備える。第2の個別のタイミングエラー検出器470−2には第2の受信フィルタ430−2の出力信号、すなわちフィルタ済みの第2の受信信号20が供給される。第2の個別のタイミングエラー検出器470−2は、第2の個別のループフィルタ480−2へ供給される第2の個別のタイミングエラー信号を生成する。第1の個別のループフィルタ480−2の出力は第2の個別の位相値IP2である。第2のループ加算ノード485−2において、第2の個別の位相値IP2及び共通位相値CPは合計されて、第2の補間回路410−2に対応する入力位相P2を生成することができるようになる。
さらに、タイミング回復機能部はフリップフロップブロック405及び歪み検出器450を備える。
フリップフロップブロック405は交番値「0」及び「1」のデジタルビットシーケンスBSを恣意的な開始と共に生成する。ビットシーケンスBSは、(例えば値「0」によって)シンボルサンプルと、(例えば値「1」によって)中間に在るシンボルサンプルとを示すものとして仮定される。この表示は、回復済みのシンボルタイミングを有する受信信号10、20が供給される供給先である適応フィルタ510、520により用いられる。また、ビットシーケンスBSも、共通タイミングエラー検出器470C、第1の個別のタイミングエラー検出器470−1、及び、第2の個別タイミングエラー検出器470−2へ供給される。これらの検出器はシンボルサンプルと中間に在るシンボルサンプルとの表示が正しいものであることに注意をする。すなわち、共通タイミング回復ループ及び個別のタイミング回復ループは、上記シーケンスがシンボルサンプル及び中間に在るシンボルサンプルを正しく示すように回復済みのシンボルタイミングを制御する。
歪み検出器450には、第1の受信信号10内の第1の歪みレベルを検出できるように、かつ、第2の受信フィルタ430−2の出力信号の場合には、第2の受信信号20内の第2の歪みレベルを検出できるように、第1の受信フィルタ430−1の出力信号が供給される。振幅歪みと位相歪みの少なくともいずれかとして歪みレベルの検出を行うことも可能である。歪み検出器450は、第1の重み付けノード460−1に対応する重み係数αと、第2の重み付けノード460−2に対応する重み係数(1−α)とを検出済みの第1の歪みレベル及び検出済みの第2の歪みレベルに基づいて生成する。歪み検出器450は、重み係数α及び(1−α)を生成するように構成され、それによって、受信ブランチのうちの1つのブランチにおけるサイクルスリップの場合などに、別の非フェージング受信ブランチから出された信号のみがタイミング誤差検出用として用いられることを保証できるようにする。すなわち、ハイレベルの歪みが受信信号のうちの1つに対して検出された場合、対応する重み係数は減少するのに対して、別の重み係数は増大することになる。このようにして、受信信号10、20のうちの一方の中に高い歪みレベルが存在し、かつ、別の受信信号10、20の中に低い歪みレベルが存在する場合、弱い方の歪みレベルを持つ受信信号10、20の重み係数の方が大きくなり、それによって、歪められたタイミング回復プロセスに対する受信信号10、20の影響を低減することになる。
サイクルスリップが透過スペクトルセンタにおいて非常に深いノッチに対応するという理由によって、歪み検出器450は透過スペクトルセンタにおいてノッチ検出を行うように適合することができる。帯域内ノッチが通常スペクトル勾配に従い、かつ、該ノッチの後にスペクトル勾配が後続するので、歪み検出器450はハイパスフィルタ、ローパスフィルタ及びスロープ検出装置の組み合わせとしても構成することが可能である。歪み検出器450は、透過スペクトルにおいてノッチを検出するようにさらに最適化されてもよい。
帯域内ノッチの性質に起因して、帯域内ノッチは、通常タイミングエラー検出器がその情報の取得源である透過スペクトルエッジの相対電力を強めることになる。従って、対抗手段がないため不要なタイミングエラー情報の方が一般に所望の情報よりも強くなる。従って、ダイバーシティ受信機は不要な情報をアクティブに抑制する手段も備えることが可能である。
シンボルタイミングの回復がモジュロ1のシンボル持続時間を動作させると仮定すると、第1と第2の個別のタイミング回復ループを用いて、+/−1/2のシンボル持続時間までの静的な遅延等化を行うことも可能である。大きな遅延差を等化するために、固定設定値によってプログラムすることが可能な遅延線440−1、440−2を補間フィルタ410−1、410−2の後に在る信号経路の中へ挿入してもよい。遅延線440−1、440−2のために最適化された設定値を単純な相関付け方法に基づいて取得することも可能である。
受信ブランチ間での恣意的な遅延差全体を分離して、整数部(すなわち複数のシンボル持続時間)と、小数部(すなわち残り部分)とにすることが可能となる。遅延線440−1、440−2によってこの整数部を等化してもよく、かつ、第1と第2の個別のタイミング回復ループによって小数部を等化してもよい。
遅延の小数部は整数よりも先に等化される。ここでも、タイミングエラー検出器470−1、470−2がモジュロベースで動作すると仮定すると、この仮定によって非常に単純で、かつ、強固なアーキテクチャが可能となる。すなわち、整数部の無作為設定によって小数部の等化を達成することができると共に、小数部分に対して全く影響を及ぼすことなく整数部の推定を行うことが可能となる。
受信済みデジタルシンボルのわずかな遅延等化及び生成は同じデバイス(すなわち補間フィルタ410−1、410−2)により達成される。適切な補間フィルタを表す例が現行の非同期サンプリングシステムから知られている。
以下において、タイミング回復機能ブロック400の動作についてさらに詳細に説明する。
補間フィルタ410−1、410−2の入力側におけるデータのサンプリングが、一般に、受信信号の2倍のシンボルレートよりもいくぶん高い或るレートで行われる。補間フィルタ410−1、410−2はデータをダウンサンプルし、2倍のシンボルレートを持つサンプルを生成するように構成される。
あらゆる入力データシンボルに対して、補間フィルタ410−1、410−2は補間を行うためのサンプリング位相を必要とする。サンプリング位相は第1と第2のループ加算ノード485−1、485−2によって生成される入力位相P1、P2により提供される。入力データよりも少ない出力データが存在することに起因して、補間回路410−1、410−2の出力データストリーム内にホールが生じ、これらのホール間における一連の有効なデータシンボルはホールド信号によって示される。両方の補間フィルタが異なる位相で動作できるため、これらのフィルタには異なるホールド信号、すなわち第1と第2の個別のホールド信号IH1、IH2が供給される。第1の補間回路410−1に対応する第1の個別のホールド信号IH1はホールド生成器490−1により生成され、かつ、第2の補間回路410−2に対応する第2の個別のホールド信号IH1は第2のホールド生成器490−2により生成される。
デジタルに実現されたタイミング回復ループにおいて、ホールド生成器490−1、490−2は、制御された発振器(NCO)として機能する。
共通タイミングエラー検出器470Cの入力側での歪み検出器450における又は加算ノード465における双方の受信信号での共通動作の場合、双方の受信信号は同一のホールド信号を有するように変換される。すなわち、該ホールド信号を歪み検出器450又は加算ノード465へ供給する前にこれら受信信号のホールドシーケンスは変更される。この変更は、FIFOバッファ(FIFO:「先入れ/先出し」)に基づいて実現できる伸縮バッファ格納部420−1、420−2により達成される。上記FIFOバッファの双方の動作が基づく入力ホールドシーケンスは異なるが、出力ホールドシーケンスは同一である。すなわち、第1の伸縮バッファ格納部420−1の入力は第1の個別のホールド信号IH1に基づいて動作し、かつ、第1の伸縮バッファ格納部420−1の出力は共通ホールド信号CHに基づいて動作する。同様に、第2の伸縮バッファ格納部420−2の入力は、第2の個別のホールド信号IH2に基づいて動作し、第2の伸縮バッファ格納部420−2の出力は共通ホールド信号CHに基づいて動作する。共通ホールド信号CHは共通ループフィルタ480Cによって生成される。
伸縮バッファ格納部420−1、420−2のそれぞれの出力信号を対応する受信フィルタ430−1、430−2へ供給して、例えば、システムにおける符号間干渉を低減したり、隣接する送信チャネルからスペクトル追跡(spectrum trail)を抑制したりするために信号スペクトル形式を形成できるようにする。
受信フィルタ430−1、430−2のそれぞれの出力信号は、歪み検出器450において解析され、信号スペクトルの形でノッチを特定できるようにする。このノッチの特定はローパスフィルタと、ハイパスフィルタと、スロープ検出装置との組み合わせによって達成されてもよい。歪み検出器450の出力として、重み係数αと(1−α)とが生成され、これらの重み係数は受信信号の重み付けられた合成値を取得するために使用されて、この合成値を共通タイミングエラー検出器470Cの中へ入力するようにする。
上述したように、タイミング回復機能は第1の個別のタイミングエラー検出器470−1及び第2の個別のタイミングエラー検出器470−2をさらに備え、第1の個別のタイミングエラー検出器470−1は第1の受信ブランチの受信信号でのみ動作し、かつ、第2の個別のタイミングエラー検出器470−2は第2の受信ブランチの受信信号でのみ動作する。
共通タイミングエラー検出器470C、第1の個別のタイミングエラー検出器470−1及び第2の個別のタイミングエラー検出器470−2は、これら検出器の出力信号をそれぞれのループフィルタ480C、480−1、480−2へ供給する。すなわち、共通タイミングエラー検出器はその出力信号を共通ループフィルタ480Cへ供給し、第1の個別のタイミングエラー検出器480−1はその出力信号を第1の個別のループフィルタ480−1へ供給し、かつ、第2の個別のタイミングエラー検出器470−2はその出力信号を第2の個別のループフィルタ480−2へ供給する。
ループフィルタ480C、480−1、480−2は、入力済みのクロックレート、すなわち補間回路410−1、410−2のクロックレートで動作し、かつ、各ループフィルタは、それぞれの位相値、すなわち共通位相値CP、第1の個別の位相値IP1、及び第2の個別の位相値IP2を出力する。これらの位相値CP、IP1、IP2はクロックエッジ毎に出力される。補間フィルタ410−1、410−2の出力信号と比較すると、上記位相値CP、IP1、IP2はホールド信号を伴わない。
共通ループフィルタ480及び第1の個別のループフィルタ480−1から得られる位相値CP、IP1は、第1の補間フィルタ480−1に対応する入力位相P1を計算するために第1のループ加算ノード485によって組み合わされると共に、共通ループフィルタ480C及び第2の個別のループフィルタ480−2から得られる位相値CP、IP2は、第2の補間フィルタ410−2に対応する入力位相P2を計算するために第2のループ加算ノード485−2によって組み合わされる。
第1の個別のホールド信号IH1は共通ループフィルタ480Cと第1の個別のループフィルタ480−1との合成された位相値から、第1のホールド生成器490−1により生成され、かつ、第2の個別のホールド信号IH2は共通ループフィルタ480Cと第2の個別のループフィルタ480−2との合成された位相値から、第2のホールド生成器490−2により生成される。
例示されている構造では、第1と第2のホールド生成器490−1、490−2は別々のコンポーネントとして実現され、上記第1のホールド信号生成器490−1は合成済み位相値を第1のループ加算ノード485−1から受信し、かつ、第2のホールド信号生成器490−2は合成済み位相値を第2のループ加算ノード485−2から受信する。ホールド生成器490−1、490−2は、2πの値を越えるそれぞれの合成済み位相値に応じて、それぞれの個別のホールド信号を生成するように構成される。これら個別のホールド信号IH1、IH2を生成する基礎として、これらの合成済み位相値を用いることによって、個別のホールド信号IH1、IH2の生成プロセスにおいて、個別のタイミング回復ループから得られる位相オフセット値を考慮に入れることができる。
第1の個別のループフィルタ480−1及び第2の個別のループフィルタ480−2、(すなわち個別のタイミング回復ループの2つのループフィルタ)は大きな時定数によって寸法が定められる。個別のタイミング回復ループは性的な遅延の推定及び等化を行うことを目的とするので、これらの回復ループの時定数は、典型的なフェージングイベントよりも大幅に大きくすべきである。例えば1分又はさらに大きな時定数を使用することも可能である。一般的な実装構成では、数分の範囲内の時定数を使用してもよい。従って、シンボルタイミング位相(すなわち第1の受信信号10に対応する入力位相P1)は、第1の個別のタイミングエラー信号TE1に基づいてほぼ静的に制御される。従って、同様に、シンボルタイミング位相(すなわち第2の受信信号20に対応する入力位相P2)は第2の個別のタイミングエラー信号TE2に基づいてほぼ静的に制御される。
個別のタイミング回復ループにおいて位相推定を実行できるだけで十分であり、周波数推定は必要ではないという点に留意すべきである。
シンボルレートに対して正規化された約10#−4の帯域幅のようなさらに短い時定数によって共通ループフィルタ480Cの寸法が定められる。従って、双方のシンボルタイミング位相(すなわち第1の受信信号10、20に対応する入力位相P1、P2)は、共通タイミングエラー信号TECに基づいて動的に制御される。
従って、共通ループフィルタ480Cの出力を受信する第1と第2のループ加算ノード485−1、485−2の各々は、対応する個別のループフィルタ480−1、480−2から受信されるほぼ一定の、あるいは、ゆっくりと変動するのみの位相オフセット値に対して、高速に変動する位相値を追加する。2つのループ加算ノード485−1、485−2の出力信号が補間フィルタ410−1、410−2に対応する入力位相として用いられる。
シンボルタイミング回復機能の上記構造において、共通位相値は受信ブランチからの歪み依存信号の合成に基づいて評価される。共通位相値内において、フェージング現象の影響、特にサイクルスリップの影響は抑制される。このようにして、回復した補間回路410−1、410−2の入力位相に対する種々のタイプのフェージング現象の影響(サイクルスリップを含む)の大幅な低減や、さらに完全な抑制が可能となる。
上記コンセプト及び例は単に例示的なものであり、かつ、種々の変更を受けることが可能であることを理解されたい。例えば、タイミング回復ブロックに対して、共通タイミング回復ループのみを実装したり、共通タイミング回復ループと個別のタイミング回復ループのうちの1方のループのみと組み合わせたループを実装したり、することも可能である。さらに、上記コンセプトは、偏波ダイバーシティ受信機又は周波数ダイバーシティ受信機を含むマルチブランチ受信機の種々のタイプに適用され得る。すなわち、異なるブランチの受信信号は異なる偏光と周波数の少なくともいずれかを用いて送信されたものである場合もある。ダイバーシティ送信方式を送信機側において適用することも可能である。さらに、受信ブランチの数は2つのみに限定されるわけではない。追加の受信ブランチ及び対応する個別のタイミング回復ループを適切となるように提供してもよい。

Claims (7)

  1. 第1の受信信号(10)として第1のアンテナ(310)を介して送信信号を受信するステップと、
    第2の受信信号(20)として第2のアンテナ(320)を介して前記送信信号を受信するステップと、
    前記第1の受信信号(10)と前記第2の受信信号(20)とに基づいて合成信号(C)を生成するステップと、
    前記合成信号(C)に基づいて共通タイミングエラー信号(TEC)を生成するステップと、
    前記第1の受信信号(10)に基づいて第1の個別のタイミングエラー信号(TE1)を生成するステップと、
    前記第2の受信信号(20)に基づいて第2の個別のタイミングエラー信号(TE2)を生成するステップと、
    前記共通タイミングエラー信号(TEC)と前記第1の個別のタイミングエラー信号(TE1)とに基づいて前記第1の受信信号(10)に対応する第1のデジタルシンボルタイミングを回復するステップと、
    前記共通タイミングエラー信号(TEC)と前記第2の個別のタイミングエラー信号(TE2)とに基づいて前記第2の受信信号(20)に対応する第2のデジタルシンボルタイミングを回復するステップとを有し、
    前記共通タイミングエラー信号(TEC)は共通位相値(CP)を生成するためにフィルタされ(480C)、
    前記第1の個別のタイミングエラー信号(TE1)は、第1の個別の位相値(IP1)を生成するためにフィルタされ、
    前記第2の個別のタイミングエラー信号(TE2)は、第2の個別の位相値(IP2)を生成するためにフィルタされ、
    前記第1の受信信号(10)に対応するシンボルタイミング位相(P1)を生成するために前記共通位相値(CP)と前記第1の個別の位相値(IP1)とが合成され、
    前記共通位相値(CP)と前記第2の個別の位相値(IP2)とは、前記第2の受信信号(20)に対応するシンボルタイミング位相(P2)を生成するために合成され、
    前記第1の受信信号(10)に対応するシンボルタイミング位相(P1)が、前記第1の個別のタイミングエラー信号(TE1)に基づいてほぼ静的に制御され、
    前記第1の受信信号(10)に対応するシンボルタイミング位相(P1)と前記第2の受信信号(20)に対応するシンボルタイミング位相(P2)とが、前記共通タイミングエラー信号(TEC)に基づいて動的に制御されることを特徴とするデータの受信方法。
  2. 前記回復済みの第1のデジタルシンボルタイミングに基づいて前記第1の受信信号(10)のサンプリングを行うステップと、
    前記回復済みの第2のデジタルシンボルタイミングに基づいて前記第2の受信信号(20)のサンプリングを行うステップと、
    前記サンプル済みの前記第1と第2の受信信号(10、20)に基づいて前記合成信号(C)を生成するステップと
    を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記サンプル済みの第1の受信信号(10)と前記サンプル済みの第2の受信信号(10)とを、前記サンプル済みの第1の受信信号と前記サンプル済みの第2の受信信号内の有効なデータシンボルのポジションを示す共通ホールド信号(CH)に基づいて同期するステップとを有することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2の受信信号に対応するシンボルタイミング位相(P2)が前記第2の個別のタイミングエラー信号(TE2)に基づいてほぼ静的に制御されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記第1の受信信号(10)内の第1の歪みレベルを検出するステップと、
    前記第2の受信信号(20)内の第2の歪みレベルを検出するステップと、
    第1の重み係数と第2の重み係数とを前記検出済みの第1の歪みレベルと前記検出済みの第2の歪みレベルとに基づいて取得するステップと、
    前記第1の重み係数によって重み付けされた前記第1の受信信号(10)と、前記第2の重み係数によって重み付けされた前記第2の受信信号(20)とに基づいて前記合成信号(C)を生成するステップと
    を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 第1の受信信号(10)を受信するための第1の受信ブランチ(330)と、
    第2の受信信号(20)を受信するための第2の受信ブランチ(340)と、
    前記第1の受信ブランチ(330)及び前記第2の受信ブランチ(340)と結合された信号コンバイナ(465)であって、前記第1の受信信号(10)及び前記第2の受信信号(20)に基づいて合成信号(C)を生成するように構成された信号コンバイナ(465)と、
    前記信号コンバイナ(465)と結合された共通タイミングエラー検出器(470C)であって、前記合成信号(C)に基づいて共通タイミングエラー信号(TEC)を生成するように構成された共通タイミングエラー検出器(470C)と、
    前記第1の受信ブランチ(330)と結合された第1の個別のタイミングエラー検出器(470−1)であって、第1の個別のタイミングエラー信号(TE1)を前記第1の受信信号(10)に基づいて生成するように構成された第1の個別のタイミングエラー検出器(470−1)と、
    前記第2の受信ブランチ(340)と結合された第2の個別のタイミングエラー検出器(470−2)であって、第2の個別のタイミングエラー信号(TE2)を前記第2の受信信号(20)に基づいて生成するように構成された第2の個別のタイミングエラー検出器(470−2)と、
    前記第1の受信信号(10)に対応する第1のデジタルシンボルタイミングを前記共通タイミングエラー信号(TEC)と前記第1の個別のタイミングエラー信号(TE1)とに基づいて回復するように構成された第1のタイミング回復機能と、
    前記第2の受信信号(20)に対応する第2のデジタルシンボルタイミングを前記共通タイミングエラー信号(TEC)と前記第2の個別のタイミングエラー信号(TE2)とに基づいて回復するように構成された第2のタイミング回復機能とを備え
    前記第1のタイミング回復機能及び前記第2のタイミング回復機能は、共通位相値(CP)を前記共通タイミングエラー信号(TEC)に基づいて生成するように構成された共通ループフィルタ(480C)を備え、
    前記第1のタイミング回復機能は、
    前記第1の個別のタイミングエラー信号(TE1)に基づいて、第1の個別の位相値(IP1)を生成するように構成された第1の個別のループフィルタ(480−1)と、
    前記共通位相値(CP)及び前記第1の個別の位相値(IP1)を前記第1の受信信号(10)に対応するシンボルタイミング位相(P1)と合成するように構成された第1のコンバイナ(485−1)と、を備えると共に、前記第2のタイミング回復機能は、
    第2の個別の位相値(IP2)を第2の個別のタイミングエラー信号(TE2)に基づいて生成するように構成された第2の個別のループフィルタ(480−2)と、
    前記共通位相値(CP)及び前記第2の個別の位相値(IP2)を前記第2の受信信号(20)に対応するシンボルタイミング位相と合成するように構成された第2のコンバイナ(485−2)とを備え、
    前記第1のタイミング回復機能及び前記第2のタイミング回復機能は、前記第1の受信信号(10)に対応するシンボルタイミング位相(P1)を、前記第1の個別のタイミングエラー信号(TE1)に基づいてほぼ静的に制御し、前記第1の受信信号(10)に対応する前記第1のシンボルタイミング位相と前記第2の受信信号(20)に対応するシンボルタイミング位相(P2)とを、前記共通タイミングエラー信号(TEC)に基づいて動的に制御することを特徴とする受信機装置。
  7. 前記受信機装置は、請求項1乃至いずれか1項に従う方法を実行するように構成されることを特徴とする請求項に記載の受信機装置。
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