JP5198884B2 - カードリーダ - Google Patents

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Description

本発明は、カードリーダに関する。更に詳しくは、本発明は、挿入されたカードを駆動ローラによって搬送するカードリーダに関するものである。
カードリーダに挿入されたカードの真偽を判定するためにカードの長さを検出することがある。例えば、特開2006−163824号公報に記載されているカードリーダライタ装置では、挿入された磁気カードの長さを、搬送用の動力源であるモータに接続されたエンコーダのパルス信号のパルス数に置き換えて検出し、パルス数が許容範囲から外れた場合に挿入された磁気カードが所定の磁気カード以外の磁気カードであると判定し、エラー表示を行って外部に強制的に排出するようにしている。
ここで、図13及び図14に示すように、磁気カードの搬送路101には第1のカード検出センサ102と第2のカード検出センサ103が設けられている。挿入された磁気カードの先端が上流側の第1のカード検出センサ102を通過して下流側の第2のカード検出センサ103によって検出されると、エンコーダのパルス信号のカウントが開始される(図14のA時点)。そして、磁気カードの後端が第1のカード検出センサ102を完全に通り過ぎると、エンコーダのパルス信号のカウントが終了される(図14のB時点)。即ち、磁気カードの先端が第2のカード検出センサ103によって検出されてから、磁気カードの後端が第1のカード検出センサ102を完全に通り過ぎるまでの間のエンコーダのパルス信号がカウントされる。なお、図13中符号104はカード搬送ローラ、符号105は磁気ヘッドである。
なお、このカードリーダライタ装置では、上記パルス信号のカウント他に、計時動作も一緒に行われている。
特開2006−163824号
しかしながら、上記カードリーダライタ装置では、磁気カードの先端が第2のカード検出センサ103によって検出されてから、磁気カードの後端が第1のカード検出センサ102を完全に通り過ぎるまでの間のエンコーダのパルス信号をカウントするので、駆動ローラ104と磁気カードとの間にスリップが生じた場合、スリップ分のパルス信号もカウントされることになり、磁気カードの長さに相当するパルス信号を正確にカウントすることができない。
本発明は、処理するカードのカード長をより正確に計測することができるカードリーダを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、駆動モータにより回転駆動される駆動ローラによりカードを搬送路内で搬送しながら磁気ヘッドをカードの磁気ストライプに接触させて情報のリードとライトとのうちの少なくとも一方を行うカードリーダにおいて、カードの仮のカード長を求める第一計測手段と、駆動ローラのスリップ量を求める第二計測手段と、第一計測手段で計測した仮のカード長から第二計測手段で計測したスリップ量を引いてカードの真のカード長を求める演算手段を備え、カードの搬送方向と直交方向のカード幅方向で磁気ヘッドと同じ位置に駆動ローラが配置され、且つ、第一計測手段は、カードの搬送方向の異なる位置に配置された2つの位置検出器であって、カードの搬送方向の上流側に配置されてカードの後端を検出する位置検出器と、カードの搬送方向の下流側であって搬送方向上流側に配置された位置検出器よりも磁気ヘッドの近くに配置されてカードの先端を検出する位置検出器との2つの位置検出器を有し、第一計測手段の2つの位置検出器のうちの搬送方向下流側に配置された位置検出器がカードの先端を検出することによって第一計測手段による計測が開始され、また、第二計測手段は、カードの搬送方向の異なる位置に配置された2つの位置検出器であって、カードの搬送方向の下流側に配置されてカードの先端を検出する位置検出器と、カードの搬送方向の上流側であって搬送方向下流側に配置された位置検出器よりも磁気ヘッドの近くに配置されてカードの先端を検出する位置検出器との2つの位置検出器を有し、第二計測手段の2つの位置検出器のうちの搬送方向上流側に配置された位置検出器と第一計測手段の2つの位置検出器のうちの搬送方向下流側に配置された位置検出器とが共通の検出器であり且つ当該共通の検出器の近傍に前記駆動ローラが配置され、そして、第二計測手段の2つの位置検出器のうちの搬送方向上流側に配置された位置検出器がカードの先端を検出することによって第二計測手段による計測が開始され、これにより第一計測手段による計測と第二計測手段による計測とが同時に開始されて、第一計測手段と第二計測手段とは、磁気ヘッドがカードの磁気ストライプと接触している状態でカードが搬送されているときに、仮のカード長とスリップ量とを求め、カードの真のカード長を求めるものである。
したがって、カードリーダ内に挿入されたカードは駆動ローラによって搬送路を搬送される。カード搬送時に駆動ローラとカードの間にスリップが生じると、第一計測手段の計測値はスリップ量を含めた値となる。一方、このスリップ量は第二計測手段によって計測される。演算手段は、第一計測手段の計測値(仮のカード長)から第二計測手段の計測値(スリップ量)を減算し、カードの真のカード長を算出する。
また、請求項記載のカードリーダは、第一計測手段は、カードの搬送方向の異なる位置に配置された2つの位置検出器であって、カードの搬送方向の上流側に配置されてカードの後端を検出する位置検出器と、カードの搬送方向の下流側であって搬送方向上流側に配置された位置検出器よりも磁気ヘッドの近くに配置されてカードの先端を検出する位置検出器との2つの位置検出器を有し、第一計測手段の2つの位置検出器のうちの搬送方向下流側に配置された位置検出器がカードの先端を検出することによって第一計測手段による計測が開始される。カード長はカードの先端から後端までの間の長さであり、2つの位置検出器の間隔をカード長よりも短くしておくことで、下流側位置検出器によるカード先端の検出と、上流側位置検出器によるカード後端の検出と、2つの位置検出器の間隔とに基づいて、搬送される仮のカードのカード長が求められる
また、請求項記載のカードリーダは、第二計測手段は、カードの搬送方向の異なる位置に配置された2つの位置検出器であって、カードの搬送方向の下流側に配置されてカードの先端を検出する位置検出器と、カードの搬送方向の上流側であって搬送方向下流側に配置された位置検出器よりも磁気ヘッドの近くに配置されてカードの先端を検出する位置検出器との2つの位置検出器を有する。2つの位置検出器は搬送されるカードの先端または後端を順番に検出する。そのため、2つの位置検出器の検出の差は、駆動ローラとカードの間に生じたスリップ量を含む値となる。一方、2つの位置検出器の間隔は既知であり、スリップが発生しない場合における2つの位置検出器の検出の差も既知となる。この既知の検出の差を基準値として予め記憶しておくことで、2つの位置検出器の検出の差と基準値とに基づいてスリップ量を求めることができる。
また、請求項記載のカードリーダは、演算手段によって求めた真のカード長に基づいてカードの真偽を判定する判定手段を備えるものである。したがって、挿入されたカードの真偽をカード長に基づいて判定することができる。この場合、請求項記載のカードリーダのように、判定手段は、演算手段によって求めた真のカード長と予め定めた判定値とを比較し、求めた真のカード長が判定値よりも大きな場合にカードを偽カードと判定することが好ましい。
さらに、請求項記載のカードリーダは、駆動モータの回転数を検出するエンコーダを備え、第一計測手段及び第二計測手段はエンコーダから発生するエンコーダパルスを計数するものである。したがって、駆動モータの回転数を検出するエンコーダを使用して真のカード長を求めることができる。
請求項1記載のカードリーダでは、第一計測手段が求めた仮のカード長から第二計測手段が求めたスリップ量を引いてカードの真のカード長を求めるようにしているので、搬送時に駆動ローラとカードの間にスリップが生じた場合であっても搬送するカードのカード長を正確に求めることができる。そのため、カード長判定を正しく行うことが可能となり、カード長に基づくカードの真偽判断を正しく行うことが可能となる。また、真のカード長とスリップ量の両方を求めているので、カード長の計測結果が異常値の場合に、その異常値がスリップの発生に起因するのか、あるいは偽カードが挿入されたことに起因するのかを判別することが可能になる。
また、請求項記載のカードリーダでは、2つの位置検出器によってカードの仮のカード長を求めることができる。
また、請求項記載のカードリーダでは、(a)搬送されるカードが順番に通過する2つの位置検出器による検出の差と、(b)2つの位置検出器の間隔に基づいて予め定められた基準値との比較によってスリップ量を求めているので、いわば2つの位置検出器の間隔を基準にしてスリップ量を求めることになる。即ち、(a)と(b)のいずれも2つの位置検出器の間隔を基準にしたものであり、求めたスリップ量も2つの位置検出器の間隔を基準にした値となる。2つの位置検出器の間隔は設計で決まる一定値であり、これを基準にカード長とスリップ量を求めることで、スリップ量を正確に求めることができ、カード長を正確に計測することができる。
また、請求項記載のカードリーダでは、演算手段によって求めた真のカード長に基づいてカードの真偽を判定する判定手段を備えているので、挿入されたカードの真偽をカード長に基づいて判定することができる。この場合、請求項記載のカードリーダのように、判定手段は、演算手段によって求めた真のカード長と予め定めた判定値とを比較し、求めた真のカード長が判定値よりも大きな場合にカードを偽と判定することが好ましい。
さらに、請求項記載のカードリーダでは、駆動モータの回転数を検出するエンコーダを備え、第一計測手段及び第二計測手段はエンコーダから発生するエンコーダパルスを計数しているので、駆動モータの回転数を検出するエンコーダとは別に専用の計測手段を設ける必要がなく、製造コストを安くすることができると共に、カードリーダを小型軽量化することができる。
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図8に本発明のカードリーダの実施形態の一例を示す。カードリーダ23は、駆動モータ1により回転駆動される駆動ローラ2によりカード3を搬送路4内で搬送するものであって、カード3の仮のカード長を求める第一計測手段5と、駆動ローラ2のスリップ量を求める第二計測手段6と、第一計測手段5で計測した仮のカード長から第二計測手段6で計測したスリップ量を引いてカード3の真のカード長を求める演算手段7を備えている。演算手段7は、カードリーダ23の制御装置13によって実現されている。なお、本明細書において、カードの搬送方向に沿う辺の長さをカード長という。また、カードリーダには、カードの記録情報をリードするものの他、カードに情報をライトするもの、情報のリードとライトの両方を行うものも含まれる。
第一計測手段5は、カード3の搬送方向の異なる位置に配置された2つの位置検出器を有し、2つの位置検出器のうち、搬送方向下流側に配置された位置検出器はカード3の先端3aを検出するとともに、搬送方向上流側に配置された位置検出器はカード3の後端3bを検出する。また、第二計測手段6は、カード3の搬送方向の異なる位置に配置された2つの位置検出器を有し、カード3の先端3aまたは後端3bのどちらか一方を、2つの位置検出器によって検出する。本実施形態では、第一計測手段5の搬送方向下流側に配置された位置検出器と第二計測手段6の搬送方向上流側に配置された位置検出器とを共通にしている。即ち、搬送路4には、カード搬送方向の異なる位置に3つの位置検出器8,9,10が配置されている。ここで、搬送方向上流側(図1等の左側:カード挿入口11側)から順番に、第一の位置検出器8、第二の位置検出器9、第三の位置検出器10という。第一計測手段5は第一の位置検出器8と第二の位置検出器9によって、第二計測手段6は第二の位置検出器9と第三の位置検出器10によってそれぞれ構成されている。また、本実施形態では、第二計測手段6の2つの位置検出器9,10はカード3の先端3aを検出する。ただし、先端3aに代えて後端3bを検出するようにしても良い。
なお、搬送方向上流側は図1〜5の左側、カード挿入口11側を示し、搬送方向下流側は図1〜5の右側、カードリーダ23内部、奥側を示している。
各位置検出器8,9,10は駆動ローラ2によってカード3を搬送可能な範囲内に配置されている。なお、カード3が駆動ローラ2と図示しない従動ローラとの間に挟み込まれて搬送される時に、又は磁気ヘッド16と図示しないローラとの間に挟み込まれて搬送される時にカード3と駆動ローラ2との間にスリップが生じると考えられ、 そのスリップ量を計測する。また、位置検出器8,9間の距離と、位置検出器9,10間の距離ができるだけ等しくなるように各位置検出器8,9,10を配置している。両距離が等しければ、仮のカード長T’の計測距離(図4のT1a)とスリップ量Sの計測に用いる距離(図3のT2a)とが等しくなり、即ち、求めるスリップ量Sが仮のカード長T’の計測の全範囲に対応する値となり、より正確に真のカード長Tを求めることが可能になるので、位置検出器8,9間の距離と位置検出器9,10間の距離ができるだけ等しくなるように各位置検出器8,9,10を配置している。なお、本実施形態では、他の部品の配置等で制約を受けるため、位置検出器8,9間の距離よりも位置検出器9,10間の距離の方が若干長くなっている。このように、若干長くしたのは、位置検出器8,9間の距離よりも位置検出器9,10間の距離の方が短い場合には、仮のカード長を測定する範囲外でスリップ量を測定する場合が生じて、正確なカード長を求めることができなくなるためである。
また、仮のカード長T’の計測及びスリップ量Sの計測に対して、磁気ヘッド16の磁気ストライプ3cへの摺動が同時に行われるように各位置検出器8,9,10と磁気ヘッド16を配置することが好ましい。これは、本実施形態では、図1等に示すように、磁気ヘッド16の位置には、駆動ローラ2が配置されており、カード3がスリップしやすいためである。
第一の位置検出器8と第二の位置検出器9との間隔は、カード3のカード長よりも短くなっている。また、本実施形態では、第一の位置検出器8と第三の位置検出器10との間隔もカード3のカード長よりも短くなっている。ただし、第一の位置検出器8と第三の位置検出器10との間隔はカード3のカード長と同じ又はカード長よりも長くても良い。挿入検知センサ12及び位置検出器8、9、10は、カードリーダ1内に挿入されたカード3の位置を検知し、搬送されるカード3の位置を見失わないように配置されている。具体的には、図1等に示すように、挿入検知センサ12はカード挿入口11と駆動ローラ2との間に配置され、挿入されたカード3を検知している。つぎに、第一の位置検出器8は、駆動ローラ2、2とのほぼ中間位置に配置され、カード挿入口11側の駆動ローラ2に挟み込まれて搬送されるカード3が搬送されていることを検知している。第二の位置検出器9は、カード3が磁気ヘッド16の位置に搬送されていることを検知している。そして、第三の位置検出器10は、駆動ローラ2、2とのほぼ中間位置に配置され、搬送されるカード3がカードリーダ1の奥側(図1等の右側)に搬送されていることを検知している。なお、挿入検知センサ12及び位置検出器8、9、10の位置は限定されるものではない。
挿入検知センサ12及び位置検出器8、9、10は例えば、発光素子と受光素子とを有する光学センサであり、カード3によって光が遮られることでカード3の有無を検出し、カード3の先端3aや後端3bを検出してカード検出信号を出力する。なお、本実施形態では、実際には、各位置検出器8,9,10はカード3の有無に応じた信号をカードリーダ23の制御装置13に出力し、この信号を受けた制御装置13が当該信号の変化(カード検出状態→未検出状態、カード未検出状態→検出状態)に基づいてカード3の先端3a又は後端3bが当該位置検出器を通過したことを検出する。即ち、位置検出器8,9,10の「カード検出信号の出力」、「カード3の先端3a又は後端3bの検出」とは、位置検出器8,9,10からの信号の変化に基づいて制御装置13がカード3の先端3a又は後端3bを検出することを意味する。ただし、位置検出器8,9,10として、カード3の先端3a又は後端3bを検出した場合にカード検出信号を出力するタイプのものを使用しても良く、この場合には、制御装置13は位置検出器8,9,10からカード検出信号を受けることでカード3の先端3a又は後端3bの通過を認識する。挿入検知センサ12についても同様である。
本実施形態では、カード挿入口11の近傍にカード3が挿入されたことを検知する挿入検知センサ12が設けられている。挿入検知センサ12がカード3を検出すると、駆動モータ1が始動して駆動ローラ2を駆動させる。挿入検知センサ12を第一計測手段5又は第二計測手段6を構成する位置検出器8,9,10とは別に設けることで、第一計測手段5及び第二計測手段6が計測を開始する前に駆動モータ1を始動させることができ、挿入されたカード3を一定の速度で搬送できるようにする等、計測を不安定にする要因を排除することができる。挿入検知センサ12は例えば光センサであり、カード3によって光が遮られることでカード3の有無を検出する。
カード3は例えば磁気ストライプ3cを有する磁気カードである。ただし、磁気カードに限るものではなく、ICカード等でも良い。即ち、カードリーダ23としては、磁気カードを取り扱うカードリーダ23に限るものではなく、ICカード等を取り扱うカードリーダ23でも良い。カードリーダ23に挿入されたカード3は駆動ローラ2によって搬送路4を搬送される。駆動ローラ2は駆動モータ1によって駆動され、対向配置された従動ローラ(図示省略)との間にカード3を挟み込んで搬送する。本実施形態では、駆動ローラ2をカード挿入口11の近傍位置と、第二の位置検出器9の近傍位置と、第三の位置検出器10よりも下流の位置に設けている。ただし、駆動ローラ2の数と設置位置はこれらに限るものではない。各駆動ローラ3には駆動モータ1の駆動力が図示しない駆動ベルトによって伝達される。また、本実施形態では、3つの駆動ローラの間隔はカード3のカード長よりも短くなっており、搬送されるカード3が、少なくとも3つの駆動ローラ2のいずれか一つに確実に挟み込まれて搬送できるように配置されている。
本実施形態では、演算手段7によって求めた真のカード長に基づいてカード3の真偽を判定する判定手段14を備えている。判定手段14は、演算手段7によって求めた真のカード長と予め定めた判定値とを比較し、求めた真のカード長が判定値よりも大きな場合にカード3を偽カードと判定する。判定手段14はカードリーダ23の制御装置13によって実現されている。
また、本実施形態では、カードリーダ23は、駆動モータ1の回転数を検出するエンコーダ15を備えており、第一計測手段5及び第二計測手段6はエンコーダ15が発生するエンコーダパルスを計数し、カード長をエンコーダパルスのパルス数に対応させて求めるようにしている。即ち、第一計測手段5は、カード先端3aが第二の位置検出器9を通過してからカード後端3bが第一の位置検出器8を通過するまでのエンコーダパルス数を計数する。この場合、仮のカード長は(第一の位置検出器8と第二の位置検出器9との間の距離)+(計数したエンコーダパルス数×1パルス当たりのカード搬送距離)によって求めることができる。また、第二計測手段6は、カード先端3aが第二の位置検出器9を通過してからカード先端3aが第三の位置検出器10を通過するまでのエンコーダパルス数を計数する。エンコーダパルスの計数は、制御装置13のカード長計測用のエンコーダパルスカウンタT1(以下、単にカウンタT1という),スリップ量計測用のエンコーダパルスカウンタT2(以下、単にカウンタT2という)によって行われる。カウンタT1は第一計測手段5の構成要素、カウンタT2は第二計測手段6の構成要素である。
カードリーダ23の搬送路4の途中には磁気ヘッド16が設けられている。本実施形態では、カード搬送方向に対して第二の位置検出器9と同じ位置に磁気ヘッド16を設けている。このようにすることで、仮のカード長T’の計測及びスリップ量Sの計測のタイミングと、磁気ヘッド16によるリードライトのタイミングとのずれを小さくすることができる。ただし、磁気ヘッド16と第二の位置検出器9とをカード搬送方向に対して同じ位置に設ける必要はなく、カード搬送方向にずらして設けても良い。磁気ヘッド16の対向位置には、カード3を磁気ヘッド16に摺動させるローラ(図示省略)が設けられている。
次に、カードリーダ23の制御装置13の回路構成を図6に示す。制御装置13の出力側には、例えば駆動モータ1の駆動回路17、上位装置18とのインターフェース19、メモリIC(RAM)20が接続されている。また、入力側には、例えばエンコーダ15、挿入検知センサ12、各位置検出器8,9,10、磁気ヘッド16の波形整形回路21、上位装置18とのインターフェース19、メモリIC(RAM)20、メモリIC(ROM)22が接続されている。
制御装置13は、例えばCPU(中央処理装置)であり、カードリーダ23全体の制御を行う制御ソフトウエアを実行し、例えば駆動モータ1の速度制御、各位置検出器8,9,10及び挿入検知センサ12によるカード3の検出、 磁気データの処理、 上位装置18とのデータ送受信等を行う。また、制御装置13は、制御プログラムの実行により演算手段7、判定手段14、カウンタT1,カウンタT2を実現する。
メモリIC(RAM)20は、ソフトウエア実行時の各種データの一時的な保管を行う書き換え可能なメモリである。メモリIC(ROM)22は、制御ソフトウエアや固定データをあらかじめ保管しておくメモリである。挿入検知センサ12,各位置検出器8,9,10は、カード3の有無に応じてカード検出信号を出力する。エンコーダ15は、例えばロータリエンコーダであり、駆動モータ1の回転軸に直結された円盤状の板に一定間隔でスリットが設けられており、当該スリットの有無を光学センサで検出してパルス信号を発生させる。出力するパルス信号のパルス幅は駆動モータ1の回転速度に比例したパルス幅となるので、これを制御装置13が制御ソフトウエアを実行することで演算処理を行ってカードの搬送速度を求め、制御を行う。駆動モータ1は、カード搬送するための駆動ローラ2を回転駆動させるものであり、制御装置13からの駆動信号により速度制御されている。駆動モータ1の回転は例えば減速されて駆動ローラ2に伝えられ、カード3を搬送する。磁気ヘッド16は、カード13に出力する。3の磁気ストライプ3cと接触して磁化反転に応じた信号を発生させる。波形整形回路21は、磁気ヘッド16より出力される信号を整形してパルス信号へ整形し、 磁気信号として制御装置13に出力する。
次に、カードリーダ23の作動について説明する。カードリーダ23は、図8に示すように、上位装置18から動作の指示(コマンドデータ)を受信すると、指示内容にしたがって各処理を実行(コマンド実行)する。そして、その実行結果を上位装置18にレスポンスデータとして送信する。
図9にカード挿入処理の制御フローチャートを、図10にカード挿入待ち処理のフローチャートを、図11にカード搬送処理のフローチャートを、図12にカード長判定のフローチャートを示す。
(カード挿入処理について)
図9のステップS31において、上位装置18より「カード挿入」コマンドを受信すると、カードリーダ23の制御装置13はコマンド内容を解析してカード挿入処理を開始する。即ち、カードリーダ23の制御装置13はカード挿入待ちとなり、カード挿入待ち処理を行って挿入検知センサ12がカード3を検知するのを待つ(ステップS32)。そして、挿入検知センサ12がカード3を検知すると、カード搬送処理を行い(ステップS33)、カード長判定処理(ステップS34)を行った後、上位装置18にカード挿入結果を送信(ステップS35)して処理を終了する。
(カード挿入待ち処理について)
ステップS32のカード挿入待ち処理では、図10に示すように、制御装置13はカウンタT1,T2を0クリアする(ステップS41)。次に、制御装置13は挿入検知センサ12の出力を監視しながらカード挿入口11にカード3が挿入されるのを待つ(ステップS42)。そして、図1に示すように、カード挿入口11にカード3が挿入され、そのカード3の先端3aを挿入検知センサ12が検知すると、挿入検知センサ12から制御装置13に検知信号が出力され、図9に示すステップS32のカード挿入待ち処理を終了してステップS33のカード搬送処理の実行に移行する。
(カード搬送処理について)
図9に示すステップS33のカード搬送処理では、図11に示すように、制御装置13はモータ駆動信号を駆動回路17に出力して駆動モータ1を始動させる(ステップS51)。そして、第二の位置検出器9(図11にセンサー2と記す)がカード3の先端3aを検出するまで、制御装置13はステップS52を繰り返し実行する。
カード3がさらに奥まで挿入されてカード挿入口11側の駆動ローラ2に達すると、駆動ローラ2によりカード搬送が行われる。なお、エンコーダ15からのエンコーダパルス信号は制御装置13に入力され、制御装置13はこの信号のエンコーダパルス幅を元にカード3の搬送速度を計算し、目標速度との差に応じたパルス信号を駆動信号として駆動回路17に出力し、駆動モータ1の速度制御を行う。
なお、カード3が駆動ローラ2によって搬送路4上を搬送され、その先端3aが第一の位置検出器8に到達すると、第一の位置検出器8のカード検出信号が制御装置13に入力される。制御装置13はカード3がカード挿入口11側の駆動ローラ2により搬送されていると判断してカード搬送制御を継続する。このとき、挿入検知センサ12がカード3を検知した後、予め設定された規定時間内に第一の位置検出器8によってカード3が検出されない場合は、制御装置13はカード挿入が失敗されたと判断して挿入エラーに対応するエラーレスポンスデータを上位装置18へ送信し、カード挿入処理を中断する。
図2に示すように、カード3が搬送されてその先端3aが第二の位置検出器9に到達すると、第二の位置検出器9のカード検出信号が制御装置13に入力される。制御装置13はステップS52からステップS53に進み、駆動モータ1の速度制御を引き続き継続すると共に、エンコーダパルス信号に基づいてカウンタT1,カウンタT2のカウントを開始する(ステップS53)。この概念を図7に示す。そして、ステップS54において第三の位置検出器10(図11にセンサー3と記す)によってカード3の先端3aが検出されまるで、ステップS53を繰り返し行ってカウンタT1,T2のカウントを継続する。
カード3がさらに駆動ローラ2によって搬送されてその先端3aが第三の位置検出器10に到達すると(図3の状態)、第三の位置検出器10はカード検出信号を制御装置13に出力する。この信号を受けた制御装置13はステップS54からステップS55に進んでカウンタT2のカウントを停止し、カウンタT2の値をメモリIC(RAM)20に格納する。一方、制御装置13は、ステップS57において第一の位置検出器8(図11にセンサー1と記す)によってカード3の後端3bが検出されるまでステップS56を繰り返し行ってカウンタT1のカウントを継続する。
カード3が更に搬送されてカード後端3bが第一の位置検出器8に到達すると(図4の状態)、第一の位置検出器8からカード検出信号が制御装置13に向けて出力される。この信号を受けた制御装置13はステップS57からステップS58に進み、カウンタT1のカウントを停止し、カウンタT1の値をメモリIC(RAM)20に格納する。そして、駆動モータ1を停止させて(ステップS59)、カード搬送処理を終了して図9のステップS34の実行に移行する。なお、本実施形態では、駆動モータ1の停止は、カード3が更に搬送されてカード後端3bが第二の位置検出器9に到達してから行われる(図5)。即ち、駆動モータ1を停止させる前に制御装置13は以降の処理を続行しており、以降の処理とカード搬送とが並行して行われる。
(カード長判定処理について)
図9に示すステップS34のカード長判定処理では、図12に示すように、制御装置13はカウンタT1,T2の値に基づいてカード長判定を行う。先ず、制御装置13はカウンタT2の値(以下、カウンタ値T2という)と値T2’を比較する(ステップS61)。ここで、値T2’は、第二の位置検出器9と第三の位置検出器10の間の距離をエンコーダ15のエンコーダパルス信号のパルス数に換算した値、即ち位置検出器9,10間の距離をエンコーダパルス信号の1パルス当たりのカード搬送距離で割ることで算出された値であり、カード3と駆動ローラ2との間にスリップが無い場合にカード先端3aが第二の位置検出器9から第三の位置検出器10に移動するまでの間にカウントされる値である。値T2’は予め計算によって求められてメモリIC(ROM)22内に格納されている。そして、制御装置13は、カウンタ値T2>値T2’の場合はスリップが発生しているものと判定し、ステップS62に進む。
ステップS62では、制御装置13はカウンタ値T2と値T2”を比較する。ここで、値T2”は搬送異常判定値、即ち発生したスリップ量が許容範囲を超えており、搬送異常が発生していると判定できる値である。本実施形態では、値T2”として値T2’の110%の値(T2”=T2’×1.1)を採用している。ただし、値T2”の値はこれに限るものではない。値T2”は、予めメモリIC(ROM)22内に格納されている。そして、カウンタ値T2>値T2”の場合には、制御装置13は搬送異常が発生したと判断して搬送エラーに対応するエラーレスポンスデータを上位装置18へ送信し、カード挿入処理を中断する。
一方、発生したスリップ量が許容範囲の場合、即ちカウンタ値T2≦値T2”の場合には、制御装置13はステップS63に進んで真のカード長Tを計算する。真のカード長Tは制御装置13の演算手段7が算出する。即ち、演算手段7は、第一計測手段5の計測によるカウンタT1の値(以下、カウンタ値T1という)と位置検出器8,9間の距離dとに基づいてカード3の仮のカード長T’を求める。仮のカード長T’は数式1によって求められる。ここで、エンコーダパルス信号の1パルス当たりのカード搬送距離は予め計算によって求められてメモリIC(ROM)22内に格納されている。また、位置検出器8,9間の距離dも予めメモリIC(ROM)22内に格納されている。
[数1]
T’=(カウンタ値T1×エンコーダパルス信号の1パルス当たりのカード搬送距離)+位置検出器8,9間の距離d
また、演算手段7は、第二計測手段6の計測によるカウンタ値T2と値T2’とに基づいてスリップ量Sを求める。スリップ量Sは数式2によって求められる。
[数2]
S=(カウンタ値T2−値T2’)×エンコーダパルス信号の1パルス当たりのカード搬送距離
そして、演算手段7は、数式3に基づいて真のカード長Tを求める。真のカード長Tを求めた後、制御装置13はステップS65に進む。
[数3]
T=T’−S
一方、ステップS61において、カウンタ値T2≦値T2’の場合は制御装置13はスリップが発生していないものと判定し、ステップS64に進む。この場合には、真のカード長T=仮のカード長T’であると考えられるので、ステップS64では制御装置13の演算手段7が仮のカード長T’を求めてこれを真のカード長Tとする。仮のカード長T’は数式4に基づいて求められる。そして、真のカード長Tを求めた後、制御装置13はステップS65に進む。
[数4]
T’={(カウンタ値T1×エンコーダパルス信号の1パルス当たりのカード搬送距離)+位置検出器8,9間の距離d}=T
ステップS65では、制御装置13の判定手段14がカード3の真偽を判定する。この判定は、演算手段7によって求められた真のカード長Tと、予め定められている判定値Lとを比較することで行われる。ここで判定値Lはカード3の長さ異常を判定する基準値であり、この値よりも長い場合にはカード長が誤差範囲を超えて長く、偽カードと判断できる値である。本実施形態では、判定値Lとして、真正カードのカード長の1.1倍の値を採用している。ただし、判定値Lの値はこれに限るものではない。判定値Lは予めメモリIC(ROM)22内に格納されている。そして、真のカード長T>判定値Lの場合には、判定手段14はカード3が偽カードであると判定し、カード長異常に対応するエラーレスポンスデータを上位装置18へ送信して、 カード挿入処理を中断する。
一方、真のカード長T≦判定値Lの場合には、判定手段14はカード3が真正カードであると判定し、図12のカード長判定処理を終了して図9のステップS35を実行する。
図9に示すステップS35では、磁気データの復調等のデータ処理が磁気ヘッド16とカード3の磁気ストライプ3cとの間で行われ、その結果が上位装置18に送信される。そして、上述したように、カード3がさらに搬送されてカード後端3bが第二の位置検出器9に達すると(図5の状態)、第二の位置検出器9のカード検出信号が制御装置13に入力され、制御装置13はモータ駆動動信号の出力を停止して駆動モータ1を停止させ、カード搬送処理を終了する。
その後、カードリーダ23は所定のカード処理を行い、駆動ローラ2を逆回転させてカード3をカード挿入口11から排出する。
このカードリーダ23では、第一計測手段5が求めた仮のカード長T’から第二計測手段6が求めたスリップ量Sを引いてカード3の真のカード長Tを求めるようにしているので、カード搬送時に駆動ローラ1とカード3の間にスリップが生じた場合であっても真のカード長Tを正確に求めることができる。そのため、カード長判定を正しく行うことが可能となり、カード長に基づくカードの真偽判断を正しく行うことが可能となる。
このカードリーダ23は、搬送異常を判別する処理(ステップS62)を行っているので、カード3と駆動ローラ2との間のスリップが検出された場合に、そのスリップがカードリーダ23に起因するもの(例えば、駆動ローラ2の異常摩耗等)であるのか、カード3に起因するもの(例えば、偽カードの挿入等)であるのかを区別して検出することができる。
また、制御装置13は、設計による一定値である2つの位置検出器9,10の間の距離を基準にしてスリップ量Sを求めているので、スリップ量Sを正確に求めることができ、真のカード長Tを正確に求めることができる。
また、計測に駆動モータ1の回転数を検出するエンコーダ15を利用しているので、別に専用の計測手段を設ける必要がなく、製造コストを安くすることができると共に、カードリーダを小型軽量化することができる。
また、仮のカード長T’、スリップ量Sの計測は、図2に示すように、カード3がカードリーダ23の中に完全に取り込まれた後に開始されるので、カードリーダ23の利用者がカード3を掴んだ状態で計測を開始することはなく、正確に計測することができる。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の説明では、第二計測手段6の第二の位置検出器9と第三の位置検出器10は、カード3の先端3aを検出するようにしていたが、後端3bを検出するようにしても良い。
また、上述の説明では、カード3の搬送が終了する前にカード長判定処理を行っていたが、即ち駆動モータ1の停止前にカード長判定処理を開始していたが、カード3の搬送が完全に終了してからカード長判定処理を行うようにしても良い。
また、上述の説明では、ステップS61においてスリップの発生を検出した場合に、更にそのスリップが搬送異常に起因したものであるか否かを判定している(ステップS62)が、このような判定を省略しても良い。
また、位置検出器8,9間の距離と、位置検出器9,10間の距離とを等しくしても良い。即ち、3つの位置検出器8,9,10を等間隔で配置しても良い。この場合には、2つのカウンタT1,T2がカウントを開始するタイミングと終了するタイミングを一致させることができ、求めたスリップ量Sが仮のカード長T’の計測の全範囲に対応する値となる。このため、より一層正確にカード長Tを求めることができる。
また、上述の説明では、第一の位置検出器8は2つの位置検出器8,9を使用して仮のカード長T’を求めていたが、1つの位置検出器を使用して仮のカード長T’を求めるようにしても良い。即ち、第一計測手段5は、搬送路4を搬送するカード3の先端3aと後端3bの位置を同一の位置検出器によって検出するようにしても良い。例えば、第二の位置検出器9を使用する場合を例に説明すると、第二の位置検出器9によるカード先端3aの検出によってカウンタT1のカウントを開始し、第二の位置検出器9によるカード後端3bの検出によってカウンタT1のカウントを終了するようにしても良い。この場合には、第一の位置検出器8を省略することができ、製造コストを安くすることができると共に、カードリーダ23を小型軽量化することができる。なお、使用する位置検出器は第二の位置検出器9に限るものではなく、第三の位置検出器10でも良く、この場合にも第一の位置検出器8を省略することができ、製造コストを安くすることができると共に、カードリーダ23を小型軽量化することができる。あるいは、使用する位置検出器は第一の位置検出器8や挿入検知センサ12でも良い。
また、上述の説明では、第一の位置検出器8は2つの位置検出器として第一の位置検出器8と第二の位置検出器9を使用していたが、第一の位置検出器8と第三の位置検出器10を使用しても良く、第二の位置検出器9と第三の位置検出器10を使用しても良い。
同様に、上述の説明では、第二の位置検出器9は2つの位置検出器として第二の位置検出器9と第三の位置検出器10を使用していたが、第一の位置検出器8と第二の位置検出器9を使用しても良く、第一の位置検出器8と第三の位置検出器10を使用しても良い。
また、上述の説明では、第一計測手段5と第二計測手段6とで第二の位置検出器9を共有していたが、第一の位置検出器8を共有しても良く、第三の位置検出器10を共有しても良い。
また、上述の説明では、第一計測手段5と第二計測手段6とで1つの位置検出器を共有していたが、2つの位置検出器を共有しても良い。即ち、第一計測手段5の位置検出器と第二計測手段6の位置検出器を同じにしても良い。
また、上述の説明では、第一計測手段5と第二計測手段6とで1つの位置検出器を共有していたが、位置検出器を共有にせず、第一の位置検出器8と第二の位置検出器9の位置検出器を別々のものにしても良い。
また、上述の説明では、カード長異常の判定(ステップS65)と搬送異常の判定(ステップS62)両方を行っていたが、カード長判定が不要な仕様のカードリーダ23に適用する場合には、カード長異常の判定を省略し、搬送異常の判定のみを行うようにしても良い。
また、上述の説明では、カード挿入口11に挿入されたカード3をカードリーダ23の奥に向けて搬送しながら仮のカード長T’とスリップ量Sの計測を行っていたが、一旦、奥まで搬送した後、カード挿入口11に向けて戻しながら仮のカード長T’とスリップ量Sの計測を行っても良い。
本発明のカードリーダの実施形態の一例を示し、カード挿入口に挿入されたカードが挿入検知センサによって検出された状態の概略構成図である。 図1の状態からカードリーダの奥に向けてカードが搬送された様子を示し、カードの先端が第二計測手段によって検出された状態の概略構成図である。 図2の状態からカードリーダの奥に向けてカードが更に搬送された様子を示し、カードの先端が第三計測手段によって検出された状態の概略構成図である。 図3の状態からカードリーダの奥に向けてカードが更に搬送された様子を示し、カードの後端が第一計測手段によって検出された状態の概略構成図である。 図4の状態からカードリーダの奥に向けてカードが更に搬送された様子を示し、カードの後端が第二計測手段によって検出された状態の概略構成図である。 同カードリーダの回路構成を示すブロック図である。 エンコーダパルス信号に基づいてカウントを行う様子を示す概念図である。 上位装置とのインターフェイスを示す概念図である。 カード挿入処理のフローチャートである。 カード挿入処理のステップS32で実行されるカード挿入待ち処理のフローチャートである。 カード挿入処理のステップS33で実行されるカード搬送処理のフローチャートである。 カード挿入処理のステップS34で実行されるカード長判定処理のフローチャートである。 従来のカードリーダライタ装置の概略構成図である。 カウントの期間を説明するためのタイミング図である。
符号の説明
1 駆動モータ
2 駆動ローラ
3 カード
3a カード3先端
3b カード3後端
4 搬送路
5 第一計測手段
6 第二計測手段
7 演算手段
8 第一の位置検出器
9 第二の位置検出器
10 第三の位置検出器
14 判定手段
15 エンコーダ

Claims (4)

  1. 駆動モータにより回転駆動される駆動ローラによりカードを搬送路内で搬送しながら磁気ヘッドを前記カードの磁気ストライプに接触させて情報のリードとライトとのうちの少なくとも一方を行うカードリーダにおいて、前記カードの仮のカード長を求める第一計測手段と、前記駆動ローラのスリップ量を求める第二計測手段と、前記第一計測手段で計測した仮のカード長から前記第二計測手段で計測したスリップ量を引いて前記カードの真のカード長を求める演算手段を備え、
    前記カードの搬送方向と直交方向のカード幅方向で前記磁気ヘッドと同じ位置に前記駆動ローラが配置され、
    且つ、前記第一計測手段は、前記カードの搬送方向の異なる位置に配置された2つの位置検出器であって、前記カードの搬送方向の上流側に配置されて前記カードの後端を検出する位置検出器と、前記カードの搬送方向の下流側であって前記搬送方向上流側に配置された位置検出器よりも前記磁気ヘッドの近くに配置されて前記カードの先端を検出する位置検出器との2つの位置検出器を有し、前記第一計測手段の前記2つの位置検出器のうちの前記搬送方向下流側に配置された位置検出器が前記カードの先端を検出することによって前記第一計測手段による計測が開始され、
    また、前記第二計測手段は、前記カードの搬送方向の異なる位置に配置された2つの位置検出器であって、前記カードの搬送方向の下流側に配置されて前記カードの先端を検出する位置検出器と、前記カードの搬送方向の上流側であって前記搬送方向下流側に配置された位置検出器よりも前記磁気ヘッドの近くに配置されて前記カードの先端を検出する位置検出器との2つの位置検出器を有し、前記第二計測手段の前記2つの位置検出器のうちの前記搬送方向上流側に配置された位置検出器と前記第一計測手段の前記2つの位置検出器のうちの前記搬送方向下流側に配置された位置検出器とが共通の検出器であり且つ当該共通の検出器の近傍に前記駆動ローラが配置され、そして、前記第二計測手段の前記2つの位置検出器のうちの前記搬送方向上流側に配置された位置検出器が前記カードの先端を検出することによって前記第二計測手段による計測が開始され、これにより前記第一計測手段による計測と前記第二計測手段による計測とが同時に開始されて、
    前記第一計測手段と前記第二計測手段とは、前記磁気ヘッドが前記カードの前記磁気ストライプと接触している状態で前記カードが搬送されているときに、前記仮のカード長と前記スリップ量とを求め、前記カードの真のカード長を求めることを特徴とするカードリーダ。
  2. 前記演算手段によって求めた真のカード長に基づいて前記カードの真偽を判定する判定手段を備えることを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  3. 前記判定手段は、前記演算手段によって求めた真のカード長と予め定めた判定値とを比較し、前記求めた真のカード長が前記判定値よりも大きな場合に前記カードを偽カードと判定することを特徴とする請求項記載のカードリーダ。
  4. 前記駆動モータの回転数を検出するエンコーダを備え、前記第一計測手段及び前記第二計測手段は前記エンコーダから発生するエンコーダパルスを計数することを特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載のカードリーダ。
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