JP5198681B1 - 接続用ストラップバンド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】桟橋部11の曲げ強度が増加し、螺子棒9の回転操作時に螺旋歯9aが桟橋部11に噛み合って生じる圧接力に対する桟橋部11の耐久性が向上する接続用ストラップバンド装置1を提供する。
【解決手段】隣接するスリット8a間に螺旋歯9aが噛み合う架橋状の梁辺部10を設けて成る歯列部8を構成し、梁辺部10は、長手方向Pに沿った細溝10aを有するように湾曲変形して窪む桟橋部11を構成する。桟橋部11のストラップバンド3の周方向Rに対する断面二次モーメントが大きくなり、螺子棒9の回転操作に伴って螺旋歯9aから受ける曲げ変形力に対する桟橋部11の剛性が高くなり、接続ホースに対する強固な締付け力を長期にわたって維持する。
【選択図】図3

Description

本発明は、管状部材と金属管などとの接続部に、ストラップバンドを巻いて一定の締付け力で巻締める接続用ストラップバンド装置に係り、とりわけ螺子棒の螺旋歯が圧接するスリット間の桟橋部に大きな強度を確保できるように改良した接続用ストラップバンド装置に関する。
ストラップバンドを巻き付ける被締結物である接続用のホースは、近年では液冷媒を圧送する車両の冷暖房用や特に高温・高圧に晒されるターボ系配管に使われるため、ホースには格段に高い耐久性が要求されている。
ホースの機械的強度を上げるため、ホースのゴム硬度を高くしたり、ホースに埋設された補強糸を増やしたり、ストラップバンドを樹脂ホースと一体化させた接着複合化構造にするなどの対策を施している。接着複合化構造のホースは、通常のゴム製ホースと異なり、ホースに高い締付け力が必要となり、安定した締付け状態を確保する方策が模索されている。
この種のストラップバンドの一般的な構造は、バンドの他端部に多数のスリット歯からなる歯列部を設け、ハウジングを有する一端部と摺接可能に重ね合わせるものである。ホースへの取付け時には、ハウジング内の螺子を歯列部のスリット歯に係合させて、回転操作することによりバンドの他端部が一端部を摺動してホースを巻締める。
ストラップバンド装置の具体例として、特許文献1〜5にそれぞれスクリューバンド、ホース締具、ホースクランプ、ホースクリップおよび接続用クランプ装置が開示されているが、いずれも歯列部に対するウォーム螺子の締付けトルクにより被締結物を巻き締める構造である。
実開平07−44962号公報 実開平01−176293号公報 特開2003−28366号公報 特表平06−507465号公報 特許第4738328号公報
バンドの歯列部では、二個のスリット歯間に存する架橋状の梁辺部が設けられており、螺子の回転操作に伴って螺子の螺旋歯は梁辺部に圧接する。このため、特許文献1〜4では、とりわけ螺子に大きな締付けトルクを適用した場合、バンドが巻締め力により縮径する過程で、梁辺部は螺旋歯から大きな曲げ力を受けて変形し、バンドの締付けが弛むことにより、被締結物に対するバンドの締付け力が損なわれる虞がある。
特許文献5では、バンドの歯列部を幅方向に沿って波状に塑性変形した波曲部を形成し、梁辺部に対する螺旋歯の圧接面積を大きくし、螺旋歯から梁辺部が受ける大きな曲げ力に対抗できるように構成している。
バンドの波曲部は、バンドの他端部と重なり合って摺動するため、螺子に大きな締付け力トルクを適用した場合、波曲部がバンドの他端部に強く押圧して波曲部が平らに変形し、螺旋歯に対する梁辺部の噛み合いが悪化する虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、桟橋部のストラップバンドの周方向に対する断面二次モーメントが大きくなり、螺子棒の回転操作に伴って螺旋歯から受ける曲げ変形力に対する桟橋部の剛性が高くなり、桟橋部の曲げ強度が増加し、螺子棒の回転操作時に螺旋歯が桟橋部に噛み合って生じる圧接力に対する桟橋部の耐久性が向上する接続用ストラップバンド装置を提供することにある。
(請求項1について)
ストラップバンドは、一端部側と該一端部側の外側に重なるように曲げられた他端部側とから有端環状に形成されており、被締結物を巻き付けるように構成されている。ハウジングは、ストラップバンドの一端部側に固定状態に取り付けられている。
螺子棒は、ハウジング内に回転操作可能に配設され、所定のピッチ幅で形成された螺旋歯を有する。多数のスリットは、ストラップバンドの他端部側に設けられ、ストラップバンドを幅方向に横切り、周方向に対して所定角だけ傾斜する状態で周方向に沿って等間隔に並列する。これらのスリットに螺子棒の螺旋歯を係合させることにより、隣接するスリット間に螺旋歯が噛み合う架橋状の梁辺部を設けて成る歯列部を構成する。
螺子棒の回転操作に伴い、螺子棒が螺旋歯を梁辺部に摺接させることによりストラップバンドの他端部側が一端部側に対して相対的に摺動し、ストラップバンドが縮径方向に変形して被締結物を締付ける。梁辺部は長手方向に沿った細溝を有するように湾曲変形することにより、梁辺部をストラップバンドの中心方向あるいは外側方向に向かって凸となるように窪む桟橋部を構成する。
請求項1では、隣接するスリット間に螺旋歯が噛み合う架橋状の梁辺部を設けて成る歯列部を構成し、梁辺部は長手方向に沿った細溝を有するように湾曲変形して窪む桟橋部を構成する。
すなわち、梁辺部を湾曲変形させた桟橋部を設けたことにより、桟橋部のストラップバンドの周方向に対する断面二次モーメントが大きくなり、螺子棒の回転操作に伴って螺旋歯から受ける曲げ変形力に対する桟橋部の剛性が高くなる。
これにより、桟橋部の曲げ強度が増加し、螺子棒の回転操作時に螺旋歯が桟橋部に噛み合って生じる圧接力に対する桟橋部の耐久性が向上する。この結果、螺子棒に高い締付けトルクを適用しても、被締結物に対してストラップバンドが緩むことがないので、ストラップバンドの締付け力が損なわれず、被締結物に対する強固な締付け力を長期にわたって維持することができる。
この場合、梁辺部を湾曲変形させるだけの簡易手段により、強度の高い桟橋部を形成することができるので、桟橋部の構造が複雑化せず、簡素な構造となりコスト的にも有利である。
とりわけ、梁辺部をストラップバンドの外側方向に向かって凸となるように窪む桟橋部とした場合、螺子棒の螺旋歯における厚みの大きな歯面部で噛み合って、桟橋部に対する螺旋歯の伝達力が安定化するとともに、螺子棒の螺旋歯に対する桟橋部の噛合い数が増加してストラップバンドの締付け力が強まり方向に安定する。
(請求項2について)
ストラップバンドの幅方向における桟橋部の両端部近傍には、桟橋部に連続してストラップバンドの中心方向あるいは外側方向に向かって窪む凹部を形成している。
請求項2では、桟橋部の両端部近傍に凹部を形成しているので、凹部のストラップバンドの周方向に対する断面二次モーメントが大きくなり、桟橋部の曲げ変形力に対する剛性の増加に役立つ。これにより、螺子棒の回転操作時に螺旋歯が噛み合って桟橋部が受ける圧接力に抗する耐久力を大幅に向上させることができる。
(請求項3について)
ハウジングは、一枚の金属シートを絞り加工により加工硬化させて一体に形成した底部と枠部とから成る浅底の有底枠体として構成されている。有底枠体の底部をストラップバンドの一端部側に加締めることにより固定している。
請求項3では、螺子棒の回転操作に伴い、螺子棒が歯列部を摺動してストラップバンドが縮径変形する過程で、ハウジングは、螺旋歯が歯列部の桟橋部から反力を受けるため、ストラップバンドの外側面上で径方向の回りに作用する捩じれ力を受ける。
この際、有底枠体は絞り加工により加工硬化を受け、その剛性が高くなってハウジングが堅牢化しているので、ハウジングが捩じれ力を受けても、ハウジングの強度は捩じれ力に抗するに十分な大きさとなる。
このため、螺子棒の回転操作時に、螺子棒に許容トルク以上の締付けトルクを加えてしまっても、ハウジングが捩じれ力に耐えられる強度を有し、不用意に捩じれ変形することがない。これにより、桟橋部と螺旋歯との良好な噛合状態が保たれて被締結物に対するストラップバンドの強固な締付け力が長期にわたって損なわれることなく保持される。
(請求項4について)
ハウジングとしての有底枠体の枠部の左右には、ストラップバンドの幅方向に沿って形成され、ストラップバンドの一端部側を挿通させて底部の内面に当接させるための第1差込孔部および第2差込孔部が設けられ、底部を一端部側に加締めることにより固定している。
請求項4では、ストラップバンドをハウジングに組み付ける時、ストラップバンドの一端部側を第1差込孔部および第2差込孔部に挿通させるという簡単な操作で、かつ迅速にストラップバンドをハウジングに組み付けることができて組付性が改善し、ひいては生産性の向上に寄与する。
また、加締めにより有底枠体の底部をストラップバンドの一端部側に固定しているので、コスト的に有利であるとともに、溶接や締付けボルトなどを用いて固定する場合と異なり、ハウジングの迅速な組付けに資する。
この場合、一端部側を底部の内面に当接させているので、一端部側と底部との接触面積が大きくなり、一端部側に対する底部の固定状態が強固になる。
ここで、通常の取付構造として、ハウジングの底部が左辺部と右辺部との二つの部分に分かれており、左辺部と右辺部とを一端部側に折り曲げて加締めることにより、ストラップバンドに固定するものに言及する。この取付構造では、螺子棒の回転操作時に、螺子棒に許容トルク以上の締付けトルクを加えてしまった場合、ハウジングの捩じれ力が底部に伝わり、底部に大きな捩じれ力が作用するため、左辺部の先端縁と右辺部の先端縁との突合せ部が剥がれて左辺部と右辺部とが歪み、一端部側に対する底部の固定状態が劣化する虞がある。
これに対して、請求項4では、一端部側に当接する底部が加工硬化を受けて強度が向上した一体物であるため、底部に大きな捩じれ力が作用しても、底部が左辺部と右辺部との突合せ部を有する取付構造と異なり、底部が捩じれ変形せず、一端部側に対する底部の固定状態を良好に保つことができる。
(請求項5について)
ストラップバンドにおける一端部側で底部の内側に重なる部分は、径方向に沿って外側に膨出して底部を収容する張出部を形成し、底部の外側面がストラップバンドの内側面と面一となるようにしている。
請求項5では、一端部側で底部に対応する部分に張出部を形成しながらも、底部の外側面がストラップバンドの内側面と面一のため、被締結物に対するストラップバンドの締付け力が張出部で低下せず、一方側に偏ることなく被締結物の全面に均等に作用する利点がある。
(請求項6について)
螺子棒は、螺旋歯のねじ山が断面台形状のプロフィールを有する台形螺子である。
請求項6では、螺子棒の螺旋歯は歯厚が大きくて強度の高い歯底近傍で歯列部の桟橋部に噛み合う。
すなわち、桟橋部に対して螺旋歯が大きな面積で噛み合い、桟橋部に対する螺旋歯の噛み合いが安定するとともに、桟橋部に対する螺旋歯の噛合い箇所が増加し、螺子棒の回転操作時に、桟橋部に対する螺旋歯の摺接力が大きくなり、螺子棒の回転操作に伴い、ストラップバンドの他端部側に対する引張力を強化することができる。
(請求項7について)
金属シートはステンレス鋼系の金属であり、ハウジングとしての有底枠体は厚みを1.0mm〜2.0mmの寸法範囲内に設定している。
請求項7では、ハウジングとしての有底枠体は、金属シートの絞り加工により加工硬化を受けるので、必要な強度を保持しながらも、厚みが小さくて軽量になり、管理が容易で取り扱い易くなる。
(請求項8〜10について)
桟橋部は、V字状、半円状あるいはU字状の横断面形状を有している。
請求項8〜10では、桟橋部がV字状、円弧状あるいはU字状のうちいずれの横断面形状を有していても、桟橋部の断面二次モーメントが大きくなり、桟橋部のストラップバンドの周方向に対する曲げ変形力に抗する剛性が高くなる。これにより、請求項1で述べたように、桟橋部の強度が増加し、螺子棒の回転操作時に螺旋歯が噛み合って桟橋部が受ける圧接力に抗する耐久力を向上させることができる。
(請求項11について)
ストラップバンドの一端部側には、所定の間隔だけ互いに離れた状態で、底部に向かって突き出る先端を備えた一対の突出部が一体に形成されている。底部の周方向に沿う両端縁部には、一対の突出部が底部を周方向に挟むようにして係合装着される凹陥部を設けている。
請求項11では、ストラップバンドをハウジングに取り付ける際、ストラップバンドの一端部側の突出部が凹陥部に係合するため、その一端部側を底部に動き止め状態に固定することが可能となる。
しかも、突出部はストラップバンドの一端部側に一体に形成されているので、新たな別部材を付加することなく、その一端部側を底部に動き止め状態に固定でき、固定構造が複雑化せずコスト的にも有利である。
接続用ストラップバンド装置を示す斜視図である(実施例1)。 (a)〜(d)は金属シートを絞り成形によりハウジングの有底枠体に形成する過程を示す概略図である(実施例1)。 (a)はストラップバンドの一端部側に他端部側を重ねた状態を示す斜視図、(b)はハウジング内の螺子棒を歯列部の桟橋部に噛み合わせた状態を示す縦断面図、(c)は桟橋部の拡大横断面図である(実施例1)。 (a)はストラップバンドの一端部側に他端部側を重ねた状態を示す斜視図、(b)はハウジング内の螺子棒を歯列部の桟橋部に噛み合わせた状態を示す縦断面図である(実施例2)。 (a)、(b)、(c)は桟橋部の拡大横断面図である(実施例3および変形例)。 (a)はハウジングの斜視図、(b)はストラップバンドの一端部側の斜視図、(c)は(b)のY−Y線に沿う縦断面図である(実施例4)。 (a)はストラップバンドをハウジングに取り付けた状態を示す斜視図、(b)はハウジングの底部に面押し加工を施した状態を示す斜視図である(実施例4)。
本発明の接続用ストラップバンド装置では、隣接するスリット間に歯列部として強度の大きな桟橋部を形成し、螺子棒の螺旋歯が桟橋部に圧接して生じる曲げ変形力への耐久性が向上する構成を技術的特徴とする。
〔実施例1の構成〕
本発明の実施例1に係る接続用ストラップバンド装置1を図1ないし図3を参照しながら説明する。
図1における接続用ストラップバンド装置1は、被締結物としての接続ホース2に高耐久性が要求される近年の事情に鑑み、例えば接続ホース2のゴム硬度を高くし、かつ機械的強度を上げるため、補強糸を増やすなどしている。このため、接続ホース2に大きな面圧の巻締め力を締付け力として必要とする場合に好適であり、例えば、過給機付きエンジン(図示せず)であって、空気の充填率を高めるため、圧搾空気を冷却するインタークーラーと吸気管(いずれも図示せず)とを接続する場合に適用される。
接続用クランプ装置1は、全体的が有端環状を成すように曲成されたストラップバンド3を備え、後述するように接続ホース2に巻き締めるようにしている。ストラップバンド3は、例えばSUS304系のステンレス鋼板などの弾性材により、所望の幅寸法と長さ寸法とを有する帯状に形成されている。
ストラップバンド3の一端部側3Aには、筒状のハウジング4が一端部側3Aの接線方向に沿うように取付けられている。ハウジング4は、図2(a)〜(d)に示すように、一枚の金属シート4A(例えば、ステンレス鋼SUS304)を絞り形成することにより、矩形の底部4aと矩形の枠部4bとから成る浅底の有底枠体4cとして一体的に構成されている。すなわち、有底枠体4cは上面開口形の浅底箱状を成し、その厚みtが1.0mm〜2.0mmの寸法範囲内で設定され、一例として1.5mmの厚みtを採用している。
有底枠体4cの製作にあたっては、図2(a)に示すように、矩形の開口部6aおよび小円穴6e付きの開口部6bを左右に有する金属シート4Aを用意し、キャビティ4Bを備えた矩形の金型5に設置する。この状態で、金属スライダー7を打ち下ろして金属シート4Aに絞り加工を行い、図2(b)に示すように、成形された金属シート4Aをキャビティ4Bから取り出し、図2(c)に示すように、上周辺部の耳だれ部6cを研削除去することにより有底枠体4cを形成している。
この絞り加工過程で、枠部4bの開口部6a、6bは、その切込み領域が拡開する塑性変形を受けて枠部4bの下部に形成され、ストラップバンド3の一端部側3Aを挿通させる細長な第1差込孔部6Aおよび第2差込孔部6Bを構成する。これに伴い、小円穴6eは、後述する螺子棒9の軸部9eを当接させる差込穴6Cを構成する。
すなわち、有底枠体4cの一辺部には、図2(d)に示すように、第1差込孔部6Aの上部に位置する支軸孔4dが設けられ、有底枠体4cの他辺部には、第2差込孔部6Bの上部に位置する差込穴6Cを設けている。
開口部6aおよび小円穴6e付きの開口部6bを左右に有する金属シート4Aを用いたが、金属シート4Aは無孔状にしておき、絞り加工後に、切削などの機械加工手段により第1差込孔部6A、第2差込孔部6Bおよび差込穴6Cを形成してもよい。
ストラップバンド3の一端部側3Aは、図3(b)に示すように、枠部4bの第1差込孔部6Aおよび第2差込孔部6Bを挿通し、この状態で底部4aを一端部側3Aに符号Gで示すように加締めることにより強固に固定している。ストラップバンド3の一端部側3Aの外側には、これに重なるように弧状に曲げられた他端部側3Bが位置している。
ストラップバンド3の他端部側3Bには、図3(a)に示すように、ストラップバンド3を幅方向Wに横切り、周方向Rに対して所定角θだけ傾斜する状態で周方向Rに沿って等間隔に並列する多数のスリット8aが設けられている。
螺子棒9は、図3(b)に示すように、所定のピッチ幅で形成された螺旋歯9aを有するウォームギアの一種であり、螺旋歯9aは、ねじ山が断面台形状のプロフィールを有する台形螺子を構成している。螺子棒9の一端部は支軸9bを有し、他端部は径大な鍔部9cおよび鍔部9cに隣接する角形頭部9dを有している。
螺子棒9は、差込穴6Cを介してハウジング4の内部に回転操作可能に配設され、支軸9bを枠部4bの支軸孔4dに差込み、他端部を差込穴6Cの開口上縁部6dに係止させるとともに、鍔部9cを枠部4bの外側に抜止め状態に当接させている(図3(b)参照)。
螺子棒9をハウジング4の有底枠体4c内に配設して、その底部4aを一端部側3Aに加締めて、螺子棒9の螺旋歯9aをスリット8aに係合させる。この状態で、隣接するスリット8a間に螺旋歯9aが噛み合う架橋状の梁辺部10を設けて成る歯列部8を構成する。
ストラップバンド3における一端部側3Aで底部4aの内側に重なる部分は、径方向に沿って外側方向Nに膨出する張出部3mを形成している。張出部3mの膨出量Eは、底部4aの厚みTに等しく設定し、底部4aの外側面がストラップバンド3の内側面と面一となるようにしている。
梁辺部10は、図3(a)に示すように、プレスなどにより長手方向Pに沿った細溝10aを有するように打刻され、湾曲変形を受けるように塑性加工されている。これにより、梁辺部10がストラップバンド3の中心方向Mに向かって凸となるように窪む桟橋部11として形成される。
この場合、桟橋部11の横断面形状は、図3(c)に示すように、例えば窪み深さ寸法をHとする円弧状を成している。
また、ストラップバンド3の幅方向Wにおける桟橋部11の両端部近傍11A、11Bには、桟橋部11に連続してストラップバンド3の中心方向Mに向かって窪む凹部12を形成している。
上記構成において、角形頭部9dを介して螺子棒9の回転操作すると、この操作に伴い、螺子棒9が螺旋歯9aを桟橋部11に摺接させることにより、ストラップバンド3の他端部側3Bが一端部側3Aに対して巻締まり方向に沿って相対的に摺動し、ストラップバンド3が縮径方向に変形して被締結物としての接続ホース2を締付ける。
〔実施例1の効果〕
実施例1では、隣接するスリット8a間に螺旋歯9aが噛み合う架橋状の梁辺部10を設けて成る歯列部8を構成し、梁辺部10は、幅方向Wに沿った細溝10aを有するように湾曲変形して窪む桟橋部11を構成する。
すなわち、梁辺部10を凸状に湾曲変形させた桟橋部11を設けたことにより、桟橋部11のストラップバンド3の周方向Rに対する断面二次モーメントが大きくなり、螺子棒9の回転操作に伴って螺旋歯9aから受ける曲げ変形力に対する桟橋部11の剛性が高くなる。
これにより、桟橋部11の曲げ強度が増加し、螺子棒9の回転操作時に螺旋歯9aが桟橋部11に噛み合って生じる圧接力に対する桟橋部11の耐久性が向上する。この結果、螺子棒9に高い締付けトルクを適用しても、接続ホース2に対してストラップバンド3が緩むことがないので、ストラップバンド3の締付け力が損なわれず、接続ホース2に対する強固な締付け力を長期にわたって維持することができる。
この場合、梁辺部10を湾曲変形させるだけの簡易手段により、強度の高い桟橋部11を形成することができるので、桟橋部11の構造が複雑化せず、簡素な構造となりコスト的にも有利である。
桟橋部11の両端部近傍11A、11Bに凹部12を形成しているので、凹部12のストラップバンド3の周方向Rに対する断面二次モーメントが大きくなり、桟橋部11の曲げ変形力に対する剛性の増加に役立つ。これにより、螺子棒9の回転操作時に螺旋歯9aが噛み合って桟橋部11が受ける圧接力に抗する耐久力を大幅に向上させることができる。
螺子棒9の回転操作に伴い、螺子棒9が歯列部8を摺動してストラップバンド3が縮径変形する過程で、ハウジング4は、螺旋歯9aが歯列部8の桟橋部11から反力を受けるため、図1に示すように、ストラップバンド3の外側面上で径方向Sの回りに作用する捩じれ力Kを受けるようになる。
この際、有底枠体4cは絞り加工により加工硬化を受け、その剛性が高くなってハウジング4が堅牢化しているので、ハウジング4が捩じれ力Kを受けても、ハウジング4の強度は捩じれ力Kに抗するに十分な大きさとなる。
このため、螺子棒9の回転操作時に、螺子棒9に許容トルク以上の締付けトルクを加えてしまっても、ハウジング4が捩じれ力に耐えられる強度を有し、不用意に捩じれ変形することがない。これにより、桟橋部11と螺旋歯8aとの良好な噛合状態が保たれて接続ホース2に対するストラップバンド3の強固な締付け力が長期にわたって損なわれることなく良好に保持される。
ハウジング4としての有底枠体4cの枠部4bの左右には、ストラップバンド4の幅方向Wに沿って形成され、ストラップバンド3の一端部側3Aを挿通させて底部4aの内面に当接させるための第1差込孔部6Aおよび第2差込孔部6Bが設けられ、底部4aを一端部側3Aに加締めることにより固定している。
これにより、ストラップバンド3をハウジング4に組み付ける時、ストラップバンド3の一端部側3Aを第1差込孔部6Aおよび第2差込孔部6Bに挿通させるという簡単な操作で、かつ迅速にストラップバンド3をハウジング4に組み付けることができて組付性が改善し、ひいては生産性の向上に寄与する。
加締めにより有底枠体4cの底部4aをストラップバンド3の一端部側3Aに固定しているので、コスト的に有利であるとともに、溶接や締付けボルト(図示せず)などを用いて固定する場合と異なり、ハウジング4の迅速な組付けに資する。
この場合、一端部側3Aを底部4aの内面に当接させているので、一端部側3Aと底部4aとの接触面積が大きくなり、一端部側3Aに対する底部4aの固定状態が強固になる。
ここで、通常の取付構造として、ハウジングの底部が左辺部と右辺部との二つの部分に分かれており、左辺部と右辺部とを一端部側3Aに折り曲げて加締めることによりストラップバンド3に固定するものに言及する。この取付構造では、螺子棒9の回転操作時に、螺子棒9に許容トルク以上の締付けトルクを加えてしまった場合、ハウジングの捩じれ力Kが底部に伝わり、底部に大きな捩じれ力Kが作用するため、左辺部の先端縁と右辺部の先端縁との突合せ部で左辺部と右辺部とが歪み、一端部側3Aに対する底部の固定状態が劣化する虞がある。
これに対して、実施例1では、一端部側3Aに当接する底部4aが加工硬化を受けて強度が向上した一体物であるため、図1に示すように、底部4aに大きな捩じれ力Kが作用しても、底部4aが左辺部と右辺部とで突合せ部を有する取付構造と異なり、底部4aが捩じれ変形せず、一端部側3Aに対する底部4aの固定状態を良好に保つことが可能となる。
ストラップバンド3における一端部側3Aで底部4aの内側に重なる部分は、径方向に沿う外側方向Nに膨出して底部4aを収容する張出部3mを形成し、底部4aの外側面4wがストラップバンド3の内側面3uと面一となるようにしている。
このため、一端部側3Aで底部4aに対応する部分に張出部3mを形成しながらも、底部4aの外側面4wがストラップバンド3の内側面3uと面一のため、接続ホース2に対するストラップバンド3の締付け力が張出部3mで低下せず、一方側に偏ることなく接続ホース2の全面に均等に作用する利点がある。
螺子棒9は、螺旋歯9aのねじ山が断面台形状のプロフィールを有する台形螺子であるので、螺子棒9の螺旋歯9aは歯厚が大きくて強度の高い歯底近傍で歯列部8の桟橋部11に噛み合う。
すなわち、桟橋部11に対して螺旋歯9aが大きな面積で噛み合い、桟橋部11に対する螺旋歯9aの噛み合いが安定するとともに、桟橋部11に対する螺旋歯9aの噛合い箇所が増加し、螺子棒9の回転操作時に、桟橋部11に対する螺旋歯9aの摺接力が大きくなり、螺子棒9の回転操作に伴い、ストラップバンド3の他端部側3Bに対する引張力を強化することができる。
金属シート4Aはステンレス鋼系の金属であり、ハウジング4としての有底枠体4cは厚みを1.0mm〜2.0mmの寸法範囲内に設定しているため、ハウジング4としての有底枠体4cは、金属シート4Aの絞り加工により加工硬化を受け、必要な強度を保持しながらも、厚みが小さくて軽量になり、管理が容易で取り扱い易くなる。
桟橋部11の横断面形状を円弧状したことに伴い、桟橋部11の断面二次モーメントが大きくなり、桟橋部11のストラップバンド3の周方向Rに対する曲げ変形力に抗する剛性が高くなる。
これにより、桟橋部11の強度が増加し、螺子棒9の回転操作時に螺旋歯9aが噛み合って桟橋部11が受ける圧接力に抗する耐久力を向上させることができる。
〔実施例2の構成〕
図4は本発明の実施例2を示す。実施例2が実施例1と異なるところは、図4(a)に示すように、梁辺部10が桟橋部13としてストラップバンド3の外側方向Nに向かって凸となるように窪むことである。これに伴い、ストラップバンド3の幅方向Wにおける桟橋部13の両端部近傍13A、13Bには、桟橋部13に連続してストラップバンド3の外側方向Nに向かって窪む凹部14を形成している(図4(a)参照)。
実施例2では、梁辺部10を桟橋部13としてストラップバンド3の外側方向Nに向かって凸となるように窪ませたので、螺子棒9の螺旋歯9aにおける厚みの大きな歯面部で噛み合って、桟橋部13に対する螺旋歯9aの伝達力が安定化するとともに、螺子棒9の螺旋歯9aに対する桟橋部13の噛合い数が増加してストラップバンド3の締付け力が強まる方向に安定する。
〔実施例3の構成〕
図5(a)は本発明の実施例3を示す。実施例3が実施例1と異なるところは、桟橋部11の横断面形状をV字状としたことである。
桟橋部11の横断面形状をV字状としても、実施例1のように円弧状とした場合と同様な効果を奏する。これと同様な効果は、図5(b)、(c)に変形例として示すように、桟橋部11の横断面形状を半円状およびV字状としても得られる。
〔実施例4の構成〕
図6および図7は本発明の実施例4を示す。実施例4が実施例1と異なるところは、ハウジング4の底部4aへの加締めに代わって、底部4aを取り付けるための固定機構20を新たに設けたことである。固定機構20を新設したため、実施例1でストラップバンド3の一端部側3Aに設けた膨出部3mは省略している。
固定機構20は、図6(a)、(b)に示すように、ハウジング4の底部4aに形成した凹陥部20a、20bおよびストラップバンド3の一端部側3Aに形成した一対の突出部21、22を備えている。凹陥部20a、20bは、底部4aの周方向Rに存する両端縁部にコ字状の切欠きとなるように設けられている。
ストラップバンド3の一端部側3Aには、図6(b)に示すように、細長な開口部23が形成されておりている。
開口部23の凹陥部20a、20bに対応する開口端縁23a、23bには、図6(c)に示すように、底部4aに向かって突き出るように、例えばプレス装置(図示せず)により打出された先端21a、22aを備えた一対の突出部21、22が矩形状に形成されている。
突出部21、22の先端21a、22aは、周方向Rに沿って所定の間隔Q1だけ互いに離れて配置されている。この間隔Q1は、凹陥部20a、20b同士の間の離間寸法Q2に等しく設定され、先端21a、22aの幅方向Wに沿う帯寸法Q3は、凹陥部20a、20bの狭間寸法Q4に等しく設定されている(図6(a)参照)。
そして、図7(a)に示すように、ストラップバンド3の一端部側3Aをハウジング4内に挿入すると、突出部21、22の先端21a、22aが底部を周方向Rに沿って挟むようにして凹陥部20a、20bに係合装着される。
これにより、ストラップバンド3の一端部側3Aが周方向Rおよび幅方向Wの移動を阻止されて動き止め状態に固定される。この時、突出部21、22の先端21a、22aと凹陥部20a、20bにおける底部4aの外表面との間に、微細な段差Spを生じるが、段差Spを無くして面一にしてもよい。
その後、底部4aの両縁部に生じたエッジ稜部については、図7(b)にハッチングTmで示すように、面押し加工により面取り状に塑性変形して表面を滑らかにする。
このように、実施例4では、ストラップバンド3をハウジング4に取り付ける際、ストラップバンド3の一端部側3Aの突出部21、22が凹陥部20a、20bに係合するため、その一端部側3Aを底部4aに動き止め状態に固定することが可能となる。
しかも、突出部21、22はストラップバンド3の一端部側3Aに一体に形成されているので、新たな別部材を付加することなく、その一端部側3Aを底部4aに動き止め状態に固定でき、固定構造20が複雑化せずコスト的にも有利である。
〔変形例〕
(a)上記実施例1〜4におけるストラップバンド3については、SUS304系のステンレス鋼板に代わって、強化合成樹脂、銅板または各種の金属合金により形成してもよい。ハウジング4は矩形枠状に限らず、三角枠状、四角枠状、五角枠状あるいは多角枠状にしてもよい。
また、ハウジング4における有底枠体4cの厚みtを1.5mmに設定したが、この厚みtは1.0mm〜2.0mmの寸法範囲内に限られず、使用対象や取付状況に応じて種々に変更してもよい。有底枠体4cは金属シート4Aから絞り加工により矩形枠状に形成したが、絞り加工に代わって通常の塑性変形により細長筒状に形成してもよい。
(b)ハウジング4をストラップバンド3の一端部側3Aの接線方向に沿うように取付けたが、幾何学的な正確さは必要でなく、接線方向に対する多少のずれは組付け上の誤差として許容範囲であり、実用上の観点から接線方向であればよい。
(c)ハウジング4の底部3aへの加締めに代わって、各種の溶接(抵抗溶接、プロジェクション溶接、アーク溶接、TIG溶接、プラズマ溶接)などの取付手段を用いてハウジング4の底部4aをストラップバンド3の一端部側3Aに固定してもよい。
(d)螺子棒9をねじ山が断面台形状の台形螺子としたが、台形螺子に限らず、ねじ山が断面三角形の通常の螺子としてもよい。
(e)螺子棒9については、螺旋状の軸長部を鼓状に形成し、その軸長部をストラップバンド3の周方向に沿い易くして、桟橋部11に対する螺旋歯9aの噛み合う歯数を増やしてもよい。
本発明に係る接続用ストラップバンド装置では、梁辺部を湾曲変形させた桟橋部を設けたことにより、桟橋部のストラップバンドの周方向に対する断面二次モーメントが大きくなり、螺子棒の回転操作に伴って螺旋歯から受ける曲げ変形力に対する桟橋部の剛性が高くなり、桟橋部の曲げ強度が増加し、螺子棒の回転操作時に螺旋歯が桟橋部に噛み合って生じる圧接力に対する桟橋部の耐久性が向上する。桟橋部の耐久性の向上に関係業者の需要が喚起されて、関連部品などの流通を介して機械業界に適用することができる。
1 接続用ストラップバンド装置
2 接続ホース(被締結物)
3 ストラップバンド
3A ストラップバンドの一端部側
3B ストラップバンドの他端部側
4 ハウジング
4A 金属シート
4a 底部
4b 枠部
4c 有底枠体
6A 第1差込孔
6B 第2差込孔
6C 差込穴
8 歯列部
8a スリット
9 螺子棒
9a 螺旋歯
10 梁辺部
10a 細溝
11、13 桟橋部
12、14 凹部
20 固定機構
20a、20a 底部の凹陥部
21、22 突出部
21a、22a 突出部の先端
P 梁辺部の長手方向
Q1 突出部の間の間隔
R ストラップバンドの周方向
S ストラップバンドの径方向
W ストラップバンドの幅方向
M ストラップバンドの中心方向
N ストラップバンドの外側方向

Claims (11)

  1. 一端部側と該一端部側の外側に重なるように曲げられた他端部側とから有端環状に形成されて被締結物を巻き付けるストラップバンドと、
    前記ストラップバンドの前記一端部側に固定状態に取り付けられたハウジングと、
    前記ハウジング内に回転操作可能に配設され、所定のピッチ幅で形成された螺旋歯を有する螺子棒と、
    前記ストラップバンドの前記他端部側に設けられ、前記ストラップバンドを幅方向に横切り、周方向に対して所定角だけ傾斜する状態で周方向に沿って等間隔に並列する多数のスリットと、
    前記スリットに前記螺子棒の前記螺旋歯を係合させることにより、隣接する前記スリット間に前記螺旋歯が噛み合う架橋状の梁辺部を設けて成る歯列部とを備え、
    前記螺子棒の回転操作に伴い、前記螺子棒が前記螺旋歯を前記梁辺部に摺接させることにより、前記ストラップバンドの前記他端部側が前記一端部側に対して相対的に摺動して、前記ストラップバンドが縮径方向に変形して前記被締結物を締付ける接続用ストラップバンド装置において、
    前記梁辺部は長手方向に沿った細溝を有するように湾曲変形することにより、前記梁辺部を前記ストラップバンドの中心方向、あるいは外側方向に向かって凸となるように窪む桟橋部を構成することを特徴とする接続用ストラップバンド装置。
  2. 前記ストラップバンドの幅方向における前記桟橋部の両端部近傍には、前記桟橋部に連続して前記ストラップバンドの中心方向あるいは外側方向に向かって窪む凹部を形成していることを特徴とする請求項1に記載の接続用ストラップバンド装置。
  3. 前記ハウジングは、一枚の金属シートを絞り加工により加工硬化させて形成した底部と枠部とから成る浅底の有底枠体として構成され、前記底部を前記ストラップバンドの前記一端部側に固定したことを特徴とする請求項1に記載の接続用ストラップバンド装置。
  4. 前記ハウジングとしての前記有底枠体の前記枠部の左右には、前記ストラップバンドの幅方向に沿って形成され、前記ストラップバンドの前記一端部側を挿通させて前記底部の内面に当接させるための第1差込孔部および第2差込孔部が設けられ、前記底部を前記一端部側に加締めることにより固定していることを特徴とする請求項3に記載の接続用ストラップバンド装置。
  5. 前記ストラップバンドにおける前記一端部側で前記底部の内側に重なる部分は、径方向に沿って外側に膨出して前記底部を収容する張出部を形成し、前記底部の外側面が前記ストラップバンドの内側面と面一となるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の接続用ストラップバンド装置。
  6. 前記螺子棒は、前記螺旋歯のねじ山が断面台形状のプロフィールを有する台形螺子であることを特徴とする請求項1に記載の接続用ストラップバンド装置。
  7. 前記金属シートはステンレス鋼系の金属であり、前記ハウジングとしての前記有底枠体は厚みを1.0mm〜2.0mmの寸法範囲内に設定したことを特徴とする請求項3に記載の接続用ストラップバンド装置。
  8. 前記桟橋部は、V字状の横断面形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の接続用ストラップバンド装置。
  9. 前記桟橋部は、半円状の横断面形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の接続用ストラップバンド装置。
  10. 前記桟橋部は、U字状の横断面形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の接続用ストラップバンド装置。
  11. 前記ストラップバンドの前記一端部側には、所定の間隔だけ互いに離れた状態で、前記底部に向かって突き出る先端を有する一対の突出部が一体に形成され、前記底部の周方向に沿う両端縁部には、前記一対の突出部が前記底部を周方向に挟むようにして係合装着される凹陥部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の接続用ストラップバンド装置。
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