JP5198510B2 - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、原稿がカラー原稿かモノクロ原稿かを自動的に判別する画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関するものである。
カラー複合機やカラースキャナには、画像読取装置によって原稿を走査して得られた画像データに基づいて、原稿がカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを自動的に判別する自動カラー原稿判別機能を有するものがある。例えば、下記特許文献1に示される例では、画素毎の複数色成分信号から画素(あるいは領域)が有彩色であるか無彩色であるかを所定の閾値によって判定する機構を有し、有彩色の画素(あるいは領域)が全体に占める割合が所定の閾値より大きい場合に原稿がカラー原稿であると判別する。つまり、有彩色の画素(あるいは領域)が原稿において所定以上の面積を占めていればカラー原稿、そうでなければモノクロ原稿と判定する。この判定結果に応じてカラー/モノクロのコピー(スキャン)の制御を行うことで、ユーザーは原稿ごとにカラー/モノクロのコピー(スキャン)の指示を行う必要がなく、利便性が向上する。
また、近年ではオフィス等にカラー複合機やカラープリンタの普及が進んだことにより、コピー/スキャンを行う原稿としてカラー複合機やカラープリンタから出力された印刷物が用いられる機会が多くなってきている。
また、カラー複合機やカラースキャナ、プリンタの高画質化によって、いまや誰でも簡単に原稿画像に忠実な複写物を手に入れることができるようになった。それに伴い、紙幣や有価証券といった複写禁止物が安易に偽造される恐れも高まってきている。これに対処するための偽造防止手段が重要視されてきているが、そのひとつとして、出力物自体に通常では目に見えない特殊な暗号(追跡パターン)を書き込み、複写や印刷に使用された機械のメーカーや機種名、シリアルナンバー、出力した日時などの情報を特定する技術が提案されている(例えば特許文献2参照)。このような技術が適用された複写機により、例えば図5(A)に示す原稿を複写すると、図5(B)に示すように、所定のブロック内における小さな(例えば1画素からなる)ドットの配置で表した追跡パターンを、画像に重畳して出力する。追跡パターンは、視認しにくいイエローの色材で構成されるのが一般的である。
特開2001−128024号公報 特開平06−113138号公報
ところで、カラー複合機やプリンタから出力された印刷物を原稿にした場合、原稿自体は一見してモノクロ原稿であっても、上記技術によってイエローの追跡パターンが埋め込まれている場合がある。その場合、モノクロ原稿であっても、埋め込まれたイエローの追跡パターンによって自動カラー原稿判別の結果がカラーとなってしまう可能性がある。そうなると、例えば複写物を生成する際にカラートナーが消費されるなど、ユーザーにとっては意図しない出力を得ることになってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、追跡パターンが埋め込まれた印刷物を原稿にした場合でも、その追跡パターンに影響されずにカラー原稿とモノクロ原稿とを判別することが可能な画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、原稿を走査して画素ごとに複数の色成分の画素値を検出する画像読取部と、前記画像読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、各画素の色が特定色か否かを判定する画素色判定部と、前記画像読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、各画素が孤立点か否かを判定する孤立点判定部と、前記画素色判定部により色が前記特定色と判定され、かつ前記孤立点判定部により前記孤立点と判定された画素をモノクロ画素として取り扱った上で、前記画像読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、前記原稿がカラー原稿かモノクロ原稿かの判別を行う原稿判別部とを備える。
この構成によれば、色が特定色と判定され、かつ孤立点と判定された画素はモノクロ画素として取り扱われる。上記追跡パターンは色が特定色で孤立点の画素によって構成されることから、追跡パターンを構成する画素はモノクロ画素として取り扱われることとなる。このように追跡パターンを構成する画素をモノクロ画素として取り扱った上で、画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、原稿がカラー原稿かモノクロ原稿かの判別が行われるため、原稿に追跡パターンが埋め込まれていても、追跡パターンに影響されることなく、カラー原稿かモノクロ原稿かの判別を行うことが可能となる。
また、上記画像処理装置において、前記画像読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に対してエッジ強調フィルタを用いたフィルタ処理を行い前記画素色判定部または前記孤立点判定部へ入力させるフィルタ処理部をさらに備えるとしてもよい。この構成によれば、エッジ強調フィルタを用いたフィルタ処理が行われた画素値に基づき判定することにより、画素色または孤立点の判定精度を向上することができる。
また、上記画像処理装置において、前記特定色は、イエローであるとしてもよい。この構成によれば、イエローの画素によって構成された追跡パターンに影響されることなく、カラー原稿かモノクロ原稿かの判別を行うことが可能となる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理方法は、原稿を走査して画素ごとに複数の色成分の画素値を検出する画像読取工程と、前記画像読取工程において検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、各画素の色が特定色か否かを判定する画素色判定工程と、前記画像読取工程において検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、各画素が孤立点か否かを判定する孤立点判定工程と、前記画素色判定工程において色が前記特定色と判定され、かつ前記孤立点判定工程において前記孤立点と判定された画素をモノクロ画素として取り扱った上で、前記画像読取工程において検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、前記原稿がカラー原稿かモノクロ原稿かの判別を行う原稿判別工程とを備える。
この構成によれば、色が特定色と判定され、かつ孤立点と判定された画素はモノクロ画素として取り扱われる。上記追跡パターンは色が特定色で孤立点の画素によって構成されることから、追跡パターンを構成する画素はモノクロ画素として取り扱われることとなる。このように追跡パターンを構成する画素をモノクロ画素として取り扱った上で、画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、原稿がカラー原稿かモノクロ原稿かの判別が行われるため、原稿に追跡パターンが埋め込まれていても、追跡パターンに影響されることなく、カラー原稿かモノクロ原稿かの判別を行うことが可能となる。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理プログラムは、コンピュータを、原稿を走査して画素ごとに複数の色成分の画素値を検出する画像読取部と、前記画像読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、各画素の色が特定色か否かを判定する画素色判定部と、前記画像読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、各画素が孤立点か否かを判定する孤立点判定部と、前記画素色判定部により色が前記特定色と判定され、かつ前記孤立点判定部により前記孤立点と判定された画素をモノクロ画素として取り扱った上で、前記画像読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、前記原稿がカラー原稿かモノクロ原稿かの判別を行う原稿判別部として機能させる。
この構成によれば、色が特定色と判定され、かつ孤立点と判定された画素はモノクロ画素として取り扱われる。上記追跡パターンは色が特定色で孤立点の画素によって構成されることから、追跡パターンを構成する画素はモノクロ画素として取り扱われることとなる。このように追跡パターンを構成する画素をモノクロ画素として取り扱った上で、画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、原稿がカラー原稿かモノクロ原稿かの判別が行われるため、原稿に追跡パターンが埋め込まれていても、追跡パターンに影響されることなく、カラー原稿かモノクロ原稿かの判別を行うことが可能となる。
本発明によれば、カラー複合機やカラープリンタから出力され、追跡パターンが埋め込まれた印刷物を原稿にした場合でも、追跡パターンを構成する画素をモノクロ画素として取り扱った上で、カラー原稿かモノクロ原稿かを判別しているため、適切なカラー原稿判別が可能となる。
本発明の一実施形態の画像処理装置の構成を示すブロック図である。 注目画素および周辺画素を説明するための図である。 エッジ強調フィルタの係数例を示す図である。 自動カラー原稿判別モードにおける原稿判別動作を示すフローチャートである。 出力画像に重畳される追跡パターンを説明するための図である。
本発明の一実施形態である画像処理装置について、図面を参照して以下に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る画像処理装置1の構成を示すブロック図、図2は注目画素および周辺画素を説明するための図、図3はエッジ強調フィルタの係数例を示す図である。この画像処理装置1は、原稿を読み取り、読み取った原稿画像を外部の例えばプリンタに出力するもので、CPU11などを備える。
CPU11は、画像処理装置1の全体的な動作制御を司る。CPU11には、操作部12と、画像読取部14と、原稿判別部15と、画像処理部16と、画像出力部17とが接続されている。また、画像読取部14は、原稿判別部15、画像処理部16およびフィルタ処理部18に接続されている。また、フィルタ処理部18は、画素色判定部19および孤立点判定部20に接続されている。また、画素色判定部19および孤立点判定部20は、それぞれ、2入力1出力のゲート回路21の入力側に接続され、ゲート回路21の出力側は原稿判別部15に接続されている。
操作部12は、ユーザーによる動作開始などの操作を受け付けるためのものである。操作部12は、原稿画像を出力する際に、原稿を読み取るモードとして、カラーモード、モノクロモード、自動カラー原稿判別モードのいずれかを設定可能に構成されている。
画像読取部14は、原稿を走査して、画素ごとに複数の色成分(この実施形態では例えばR,G,Bの3成分)の画素値を検出し、検出した各色成分の画素値を画像データとして原稿判別部15、画像処理部16およびフィルタ処理部18に送出する。画素値(画像データ)は、例えば0〜255の256階調(8ビット)の多値データからなる。
操作部12で設定されたモード情報はCPU11に送られる。そして、CPU11は、操作部12から送られたモード情報に応じて画像処理部16の制御を行う。また、CPU11は、自動カラー原稿判別モードの場合には、原稿判別部15による判別結果に応じて、画像処理部16の制御を行う。画像処理部16は、CPU11からの制御にしたがって、画像読取部14から送られてくる画像データに対して、モード情報や原稿判別部15の判別結果に応じた画像処理を施して、画像出力部17に出力する。画像出力部17は、画像処理部16から送られてくる画像処理済の画像データを外部に出力する。
フィルタ処理部18は、入力されたR,G,Bの各色成分の画像データに対して所定の係数を用いたディジタルフィルタ処理を行うことによってエッジ強調処理を行う。ディジタルフィルタ処理は、画像の任意の注目画素およびその周辺画素と所定の係数との積和演算により実現される。この実施形態では、図2に示す処理対象の注目画素D4および注目画素D4を取り囲む周辺の8個の画素D0〜D3,D5〜D8に対して、図3に示すようなフィルタ係数を有する3×3のディジタルフィルタを用いている。なお、図3では、フィルタ係数として2種類を例示しているが、これらに限られず、他のフィルタ係数を有するエッジ強調フィルタを用いてもよい。
画素色判定部19は、フィルタ処理部18から送られてきた画像データを参照して各画素の色を判定し、その判定結果に応じた出力信号を後段のゲート回路21に送る。画素色判定部19は、例えば、各画素においてR,G,B成分の画素値を参照し、R,G成分の画素値がそれぞれ所定の値より大きく、かつB成分の画素値が所定の値より小さい画素をイエロー画素と判定し、後段に信号「1」を出力する。一方、イエローでないと判定した画素については、画素色判定部19は、信号「0」を出力する。この画素色判定部19により、追跡パターンを含むイエロー画素が抽出される。なお、画素色の判定に用いる色空間は必ずしもRGBである必要は無く、CMY、HSL、HSVなどの他の色空間で画素色の判定を行っても良い。また、この実施形態では、追跡パターンはイエロー画素で構成されているものとする。
孤立点判定部20は、各画素が孤立点か否かを判定する。孤立点か否かを判定する方法としては、この実施形態では例えば以下のような方法を採用している。すなわち、孤立点判定部20は、ある注目画素を中心とした所定の範囲において、その範囲内の画素値の平均値を算出し、算出された平均値と注目画素の画素値との差の絶対値を算出し、絶対値が所定の閾値より大きければ、注目画素を孤立点と判定し、後段に信号「1」を出力する。それ以外の画素については、孤立点判定部20は、信号「0」を出力する。
具体的には、例えば図2において、各画素の画素値をD0〜D8とし、閾値をDthとし、各画素の画素値の平均値をDave、つまり
Dave=(D0+D1+D2+D3+D4+D5+D6+D7+D8)/9
とすると、
|D4−Dave|>Dth
のときに、注目画素D4は孤立点と判定される。なお、孤立点判定の方法はこれに限るものではない。
ゲート回路21は、画素色判定部19および孤立点判定部20の出力信号の論理積をとって原稿判別部15に送る。すなわち、画素色判定部19で画素の色がイエローと判定されて画素色判定部19から信号「1」が出力され、かつ孤立点判定部20で画素が孤立点と判定されて孤立点判定部20から信号「1」が出力された場合に、原稿判別部15に信号「1」を送り、それ以外の場合は、原稿判別部15に信号「0」を送る。
このように、画素色判定部19でイエローの画素を判定し、孤立点判定部20で孤立点の画素を判定することにより、画像読取部14で読み取られた原稿画像から追跡パターンを構成するイエローの孤立点を抽出することができる。
原稿判別部15は、画像読取部14から送られてくるR,G,B成分の画素値(画像データ)に加えて、ゲート回路21から送られてくる信号を参照して、各画素がカラーかモノクロかの判別を行い、その結果に基づき、原稿がカラー原稿かモノクロ原稿かの判別を行う。なお、原稿判別部15における具体的なカラー原稿判別処理は、例えば上記特許文献1や特開2003−319193号公報などで従来から提案されている公知技術を使用すればよい。
すなわち、例えば、注目画素PのR(赤)成分の画素値をPr、G(緑)成分の画素値をPg、B(青)成分の画素値をPbと表す。このとき、原稿判別部15は、画素値Pbと画素値Pgとの差が予め定められた閾値より大きいという条件、画素値Pgと画素値Prとの差が予め定められた閾値より大きいという条件、画素値Prと画素値Pbとの差が予め定められた閾値より大きいという条件の3つの条件のうちの少なくとも1つの条件を満たすときは、注目画素Pがカラー画素であると判断する画素判別基準を用いる。また、原稿判別部15は、注目画素Pがカラー画素であると判断したときにカラー画素のカウント値を1だけカウントアップし、これを画素ごとに繰り返して、カウントしたカラー画素数が予め設定された閾値に達すると、当該読み取られた原稿がカラー原稿であると判別する原稿判別基準を用いる。
そして、この実施形態では、原稿判別部15は、ゲート回路21から信号「1」が送られてくる画素、つまりイエローで、かつ孤立点の画素は、追跡パターンを構成する画素であるとして、モノクロ画素として取り扱った上で、カラー原稿かモノクロ原稿かの判別を行う。すなわち、イエローで、かつ孤立点の画素については、カラー画素のカウント値をカウントアップしない。
図4は自動カラー原稿判別モードにおける原稿判別動作を示すフローチャートである。まず、画像読取部14により原稿画像が読み取られ、画素ごとに、R,G,B成分の画素値が、原稿判別部15、画像処理部16およびフィルタ処理部18に送出される(ステップS1)。
次いで、処理対象の画素である注目画素が設定される(ステップS2)。この注目画素は、通常、原稿の先頭画素から順番に設定される。次いで、フィルタ処理部18により注目画素のR,G,B成分ごとにフィルタ処理が行われ(ステップS3)、次いで、画素色判定部19により、注目画素の色が判定される(ステップS4)。そして、イエローであれば(ステップS4でYES)、信号「1」が出力される一方(ステップS5)、イエローでなければ(ステップS4でNO)、信号「0」が出力される(ステップS6)。
次いで、孤立点判定部20により、注目画素が孤立点か否かが判定される(ステップS7)。そして、孤立点であれば(ステップS7でYES)、信号「1」が出力される一方(ステップS8)、孤立点でなければ(ステップS7でNO)、信号「0」が出力される(ステップS9)。
次いで、原稿判別部15において、ゲート回路21から原稿判別部15への入力信号が「1」であれば(ステップS10でYES)、注目画素はモノクロとして取り扱われ(ステップS11)、カラー画素のカウント値をカウントアップすることなく、ステップS14に進む。一方、入力信号が「0」であれば(ステップS10でNO)、注目画素のカラー判別が行われ(ステップS12)、カラーのときはカラー画素のカウント値が1だけカウントアップされ(ステップS13)、ステップS14に進む。
そして、ステップS14において、カラー画素のカウント値が予め設定された閾値に達したか否かが判定され、達していれば(ステップS14でYES)、この原稿はカラー原稿と判別されて(ステップS15)、処理を終了する。
一方、カラー画素のカウント値が閾値に達していなければ(ステップS14でNO)、原稿の全画素が終了したか否かが判定され(ステップS16)、全画素が終了していなければ(ステップS16でNO)、ステップS2に戻り、次の注目画素が設定されて、以上のルーチンが繰り返される一方、全画素が終了すると(ステップS16でYES)、原稿がモノクロ原稿と判別されて(ステップS17)、処理を終了する。
以上説明したように、この実施形態によれば、画素色判定部19により画素の色を判定してイエロー画素を抽出し、孤立点判定部20により孤立点か否かを判定して、孤立点の画素を抽出している。そして、原稿判別部15により、イエローであって孤立点の画素をモノクロとして取り扱った上で、各画素の画素値に基づきカラー原稿かモノクロ原稿かの判別を行うようにしている。したがって、追跡パターンの有無に左右されずに、カラー原稿かモノクロ原稿かの判別を行うことができる。つまり、イエロー画素で構成される追跡パターンが埋め込まれているが、それ以外の画素は全てモノクロの原稿は、モノクロ原稿と判別することができる。
なお、上記実施形態では、原稿判別部15は、ゲート回路21から信号「1」が送られてくる画素、つまりイエローで、かつ孤立点の画素は、追跡パターンを構成する画素であるとして、モノクロ画素として取り扱っているが、ゲート回路21から信号「1」が送られてくる画素を無彩色に変換するようにしてもよい。このように無彩色に変換することによって、ゲート回路21から信号「1」が送られてくる画素は、モノクロ画素として取り扱われることとなり、カラー画素のカウント値はカウントアップされない。
また、上記実施形態では、フィルタ処理部18を備え、エッジ強調処理を行っているが、エッジ強調処理を行うことは必須ではない。但し、上記実施形態のようにエッジ強調処理を行うことによって、注目画素に対する画素色や孤立点の判定精度を向上することができる。
また、上記実施形態では、ゲート回路21を備えているが、ゲート回路21は必須ではない。例えば、ゲート回路21を備えずに、画素色判定部19および孤立点判定部20をそれぞれ直接、原稿判別部15に接続するようにしてもよい。また、画素色判定部19および孤立点判定部20が出力する信号「1」、「0」は一例であって、原稿判別部15が判定結果を区別できる信号であればよい。
また、上記実施形態において、原稿判別部15、フィルタ処理部18、画素色判定部19、孤立点判定部20およびゲート回路21の各ブロックは、ハードウェアロジックによって実現されてもよいし、コンピュータを用いてソフトウェアによって実現されてもよい。ソフトウェアによって実現される場合、上記各ブロックは、CPU(central processing unit)、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)等を備え、各ブロックは、CPUがROMから読み出したプログラムをRAM上で展開することで実現される。すなわち、コンピュータを原稿判別部15、フィルタ処理部18、画素色判定部19、孤立点判定部20およびゲート回路21として機能させるプログラムによっても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、この場合のCPUは、CPU11とは別に設けてもよく、あるいはCPU11に各ブロックの機能を持たせて兼用してもよい。
また、画素色判定部19および孤立点判定部20がソフトウェアによって実現される場合、上記図4において、ステップS4〜S6とステップS7〜S9とは順番を入れ替えて実行してもよい。また、画素色判定部19および孤立点判定部20がハードウェアロジックによって実現される場合、ステップS4〜S6とステップS7〜S9とは同時に並行して実行してもよい。
また、上記実施形態では、画像処理装置1は、原稿を読み取り、読み取った原稿画像を外部の例えばプリンタに出力するものとしたが、これに限られない。例えば、画像処理装置1および画像形成部を内蔵する複写機において、画像処理装置1は、読み取った原稿画像を画像形成部に出力するものとしてもよい。また、例えば、画像処理装置1および送信部を内蔵するファクシミリ装置において、画像処理装置1は、読み取った原稿画像を送信部に出力するものとしてもよい。
11 CPU
12 操作部
14 画像読取部
15 原稿判別部
19 画素色判定部
20 孤立点判定部

Claims (5)

  1. 原稿を走査して画素ごとに複数の色成分の画素値を検出する画像読取部と、
    前記画像読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、各画素の色が特定色か否かを判定する画素色判定部と、
    前記画像読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、各画素が孤立点か否かを判定する孤立点判定部と、
    前記画素色判定部により色が前記特定色と判定され、かつ前記孤立点判定部により前記孤立点と判定された画素をモノクロ画素として取り扱った上で、前記画像読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、前記原稿がカラー原稿かモノクロ原稿かの判別を行う原稿判別部と
    を備え
    前記孤立点判定部は、判定対象である注目画素を中心とする所定範囲内の画素値の平均値を算出し、算出された平均値と前記注目画素の画素値との差の絶対値を算出し、算出された前記絶対値が所定の閾値より大きい場合に、前記注目画素を孤立点と判定する画像処理装置。
  2. 前記画像読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に対してエッジ強調フィルタを用いたフィルタ処理を行い前記画素色判定部または前記孤立点判定部へ入力させるフィルタ処理部をさらに備える請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記特定色は、イエローである請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 原稿を走査して画素ごとに複数の色成分の画素値を検出する画像読取工程と、
    前記画像読取工程において検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、各画素の色が特定色か否かを判定する画素色判定工程と、
    前記画像読取工程において検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、各画素が孤立点か否かを判定する孤立点判定工程と、
    前記画素色判定工程において色が前記特定色と判定され、かつ前記孤立点判定工程において前記孤立点と判定された画素をモノクロ画素として取り扱った上で、前記画像読取工程において検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、前記原稿がカラー原稿かモノクロ原稿かの判別を行う原稿判別工程と
    を備え
    前記孤立点判定工程では、判定対象である注目画素を中心とする所定範囲内の画素値の平均値を算出し、算出された平均値と前記注目画素の画素値との差の絶対値を算出し、算出された前記絶対値が所定の閾値より大きい場合に、前記注目画素を孤立点と判定する画像処理方法。
  5. コンピュータを、
    原稿を走査して画素ごとに複数の色成分の画素値を検出する画像読取部と、
    前記画像読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、各画素の色が特定色か否かを判定する画素色判定部と、
    前記画像読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、各画素が孤立点か否かを判定する孤立点判定部と、
    前記画素色判定部により色が前記特定色と判定され、かつ前記孤立点判定部により前記孤立点と判定された画素をモノクロ画素として取り扱った上で、前記画像読取部により検出された前記画素ごとの複数の色成分の画素値に基づき、前記原稿がカラー原稿かモノクロ原稿かの判別を行う原稿判別部
    として機能させ
    前記孤立点判定部は、判定対象である注目画素を中心とする所定範囲内の画素値の平均値を算出し、算出された平均値と前記注目画素の画素値との差の絶対値を算出し、算出された前記絶対値が所定の閾値より大きい場合に、前記注目画素を孤立点と判定する画像処理プログラム。
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