JP5197775B2 - 透明ハードコートフィルム - Google Patents
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Description
厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(コスモシャインA4300:東洋紡績社)の一方の面に、下記の組成の透明ハードコート層用塗布液aを塗布し、60℃加熱で5分間乾燥し、高圧水銀灯で紫外線を1〜2秒照射することにより、約5μmの透明ハードコート層を形成して、透明ハードコートフィルムを作製した。
・少なくとも平均粒子径が0.001〜0.1μmの範
囲内にある反応性シリカ粒子と重合性不飽和基を有する
不飽和有機化合物とを含むHbHC剤(固形分50%)
(デソライト7501:JSR社) 100部
・多孔質シリカ(平均粒子径4.5μm)
(サイリシア446:富士シリシア化学社) 5部
・光重合開始剤 1.5部
(イルガキュア651:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社)
・メチルエチルケトン 40部
・トルエン 15部
厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(コスモシャインA4300:東洋紡績社)の一方の面に、下記の組成の透明ハードコート層用塗布液bを塗布し、60℃加熱で5分間乾燥し、高圧水銀灯で紫外線を1〜2秒照射することにより、約3μmの透明ハードコート層を形成して、透明ハードコートフィルムを作製した。
・少なくとも平均粒子径が0.001〜0.1μmの範
囲内にある反応性シリカ粒子と重合性不飽和基を有する
不飽和有機化合物とを含むHbHC剤(固形分50%)
(デソライト7501:JSR社) 100部
・多孔質シリカ(平均粒子径4.5μm)
(サイリシア446:富士シリシア化学社) 4部
・光重合開始剤 1.5部
(イルガキュア651:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社)
・メチルエチルケトン 40部
・トルエン 15部
厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(コスモシャインA4300:東洋紡績社)の一方の面に、下記の組成の透明ハードコート層用塗布液cを塗布し、60℃加熱で5分間乾燥し、高圧水銀灯で紫外線を1〜2秒照射することにより、約7μmの透明ハードコート層を形成して、透明ハードコートフィルムを作製した。
・少なくとも平均粒子径が0.001〜0.1μmの範
囲内にある反応性シリカ粒子と重合性不飽和基を有する
不飽和有機化合物とを含むHbHC剤(固形分50%)
(デソライト7501:JSR社) 100部
・多孔質シリカ(平均粒子径4.5μm)
(サイリシア446:富士シリシア化学社) 6部
・光重合開始剤 1.5部
(イルガキュア651:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社)
・メチルエチルケトン 40部
・トルエン 15部
厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(コスモシャインA4300:東洋紡績社)の一方の面に、下記の組成の透明ハードコート層用塗布液dを塗布し、60℃加熱で5分間乾燥し、高圧水銀灯で紫外線を1〜2秒照射することにより、約5μmの透明ハードコート層を形成して、透明ハードコートフィルムを作製した。
・電離放射線硬化塗料(固形分80%)
(ユニディック17-806:大日本インキ化学工業社) 62.5部
・多孔質シリカ(平均粒子径4.5μm)
(サイリシア446:富士シリシア化学社) 6部
・光重合開始剤 1.5部
(イルガキュア651:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 30部
厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(コスモシャインA4300:東洋紡績社)の一方の面に、下記の組成の透明ハードコート層用塗布液eを塗布し、60℃加熱で5分間乾燥し、高圧水銀灯で紫外線を1〜2秒照射することにより、約10μmの透明ハードコート層を形成して、透明ハードコートフィルムを作製した。
・電離放射線硬化塗料(固形分80%) 62.5部
(ユニディック17-806:大日本インキ化学工業社)
・多孔質シリカ(平均粒子径4.5μm)
(サイリシア446:富士シリシア化学社) 13部
・光重合開始剤 1.5部
(イルガキュア651:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 30部
厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(コスモシャインA4300:東洋紡績社)の一方の面に、下記の組成の透明ハードコート層用塗布液fを塗布し、60℃加熱で5分間乾燥し、高圧水銀灯で紫外線を1〜2秒照射することにより、約2μmの透明ハードコート層を形成して、透明ハードコートフィルムを作製した。
・少なくとも平均粒子径が0.001〜0.1μmの範
囲内にある反応性シリカ粒子と重合性不飽和基を有する
不飽和有機化合物とを含むHbHC剤(固形分50%)
(デソライト7501:JSR社) 100部
・微粉末シリカ(平均粒子径30nm)
(アエロジル50:日本アエロジル社) 4部
・光重合開始剤 1.5部
(イルガキュア651:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社)
・メチルエチルケトン 40部
・トルエン 15部
厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(コスモシャインA4300:東洋紡績社)の一方の面に、下記の組成の透明ハードコート層用塗布液gを塗布し、60℃加熱で5分間乾燥し、高圧水銀灯で紫外線を1〜2秒照射することにより、約5μmの透明ハードコート層を形成して、透明ハードコートフィルムを作製した。
・少なくとも平均粒子径が0.001〜0.1μmの範
囲内にある反応性シリカ粒子と重合性不飽和基を有する
不飽和有機化合物とを含むHbHC剤(固形分50%)
(デソライト7501:JSR社) 100部
・アクリル樹脂粒子(平均粒子径5μm)
(MX−500KS:綜研化学社) 5部
・光重合開始剤 1.5部
(イルガキュア651:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社)
・メチルエチルケトン 40部
・トルエン 15部
厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(コスモシャインA4300:東洋紡績社)の一方の面に、下記の組成の透明ハードコート層用塗布液hを塗布し、60℃加熱で5分間乾燥し、高圧水銀灯で紫外線を1〜2秒照射することにより、約5μmの透明ハードコート層を形成して、透明ハードコートフィルムを作製した。
・少なくとも平均粒子径が0.001〜0.1μmの範
囲内にある反応性シリカ粒子と重合性不飽和基を有する
不飽和有機化合物とを含むHbHC剤(固形分50%)
(デソライト7501:JSR社) 100部
・アクリル樹脂粒子(平均粒子径5μm)
(MX−500KS:綜研化学社) 3部
・光重合開始剤 1.5部
(イルガキュア651:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社)
・メチルエチルケトン 40部
・トルエン 15部
SMカラーコンピューターUGV−5K(スガ試験機社)を用いて入出角度60°における光沢度「%」(JIS K7105)を測定すると共に、画像を表示させたCRT画面上に透明ハードコートフィルムを積層した場合に外部光の映り込みによって表示画像が見難くなるかどうかについて目視評価した。目視評価した結果で良かったものを「○」、悪かったものを「×」とした。
SMカラーコンピューターHGM−2K(スガ試験機社)を用いてヘーズ値「%」(JIS−K7105)を測定すると共に、画像を表示させたCRT画面上に透明ハードコートフィルムを積層した場合に表示画像がぼけるかどうかについて目視評価した。目視評価した結果で良かったものを「○」、悪かったものを「×」とした。
透明ハードコートフィルムの透明ハードコート層表面について、磨耗試験機(テーバー式:ヨシミツ製機社)を使用して、磨耗輪CS−10、荷重500g、回転速度700rpm、500回転の条件で磨耗試験を行い、その磨耗試験前後の透明ハードコートフィルムのヘーズ値の増加量を測定して評価した。尚、評価は、ヘーズ値の増加量が、5%未満のものを「○」とし、5%以上20%未満のものを「△」とし、20%以上のものを「×」とした。
また、比較例3の透明ハードコートフィルムは、マット剤である無機粒子の平均粒子径が1μm未満であったために、解像性は問題ないものの防眩性に極めて劣るものとなってしまった。
Claims (3)
- 透明高分子フィルムの少なくとも一方の面に透明ハードコート層を設けてなる透明ハードコートフィルムであって、
前記透明ハードコート層は少なくとも電離放射線硬化性有機無機ハイブリットハードコート剤とマット剤とから形成されてなるものであり、前記マット剤として実質的に平均粒子径が1〜4.5μmからなる多孔質シリカのみを用い、
前記透明ハードコート層の厚みは3〜8μmであり、
且つ前記マット剤の平均粒子径は、前記透明ハードコート層の厚みよりも小さいものであり、
前記電離放射線硬化性有機無機ハイブリットハードコート剤が、少なくとも表面に光重合反応性を有する感光性基が導入された反応性シリカ粒子を含むものであり、当該反応性シリカ粒子の平均粒子径が0.001〜0.1μmであり、
前記多孔質シリカの含有割合は、前記電離放射線硬化性有機無機ハイブリットハードコート剤100重量部に対して2〜20重量部であることを特徴とする透明ハードコートフィルム。 - 前記透明ハードコートフィルムのJIS K7105におけるヘーズが7%以下であることを特徴とする請求項1記載の透明ハードコートフィルム。
- JIS K7105における60度鏡面光沢度が70.5%以下であることを特徴とする請求項1または2記載の透明ハードコートフィルム。
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