JP5196620B2 - 放射性物質貯蔵用ケージ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、それぞれの区画が原子炉等から取り出された燃料要素のような一定の条件下の放射性物質を収容するように設計された、隣接する複数の区画を含む貯蔵用ケージに関する。
【0002】
【発明の効果】
本発明による貯蔵用ケージは、特に原子炉からの燃料要素または他の核物質の輸送や貯蔵に、湿式または乾式の環境で使用することができる。特に、この使用目的を達成するには、本発明によるケージを、特に輸送または貯蔵容器、または原子炉内のプールまたは建物の中に設置するのがよい。地層内に埋設することもできる。
【0003】
さらに、本発明は、例えば六角柱のような正多角形の角柱状の区画を有する小型のケージの製造に特に適している。特に、このタイプのケージは、一部の原子炉で使用されるVVERタイプの要素のように断面が六角形の燃料要素を最適化された容量で収容することができる。明らかに、本発明によるケージは、断面が正方形またはひし形のようなより単純な形をした区画によって構成することも可能で、区画内に、特に軽水型原子炉で頻繁に使用される要素のような燃料要素を収容できる。
【0004】
【従来の技術】
原子炉用の燃料要素および他の放射性物質が輸送または貯蔵されるとき、一般的には第1に、容器またはケージ(ラックまたは貯蔵ラックとも呼ばれる)の区画の内部に置かれ、その後、その区画そのものは、輸送コンテナまたは貯蔵コンテナの内側の空洞部分、または適切な貯蔵設備に設置される。
このタイプのケージはいくつかの機能を満たしていなくてはならない。その機能とは、特に機械的強度および放射性物質の梱包および扱いの容易さを含むものである。
【0005】
さらに、放射性物質の性質から、ケージは、輸送および貯蔵時の原子力安全性に関わる別の機能も備えていなくてはならない。それらの機能とは主に、物質が核分裂の連鎖反応を引き起こすような核分裂性物質であるとき、ケージに収容される物質によって生産される熱を放散するためおよび核臨界を制御するために必要な機能を含む。
機械的強度に関する機能の目的は、輸送中、および事故またはケージの落下による衝突または加速度の効果が及ぶような取り扱い操作の間、ケージの幾何学的構造を維持し、そのような状況で核臨界の制御を維持するためである。
【0006】
従来のケージは、通常、それぞれの材料が上記の機能の内の少なくとも1つを満足するような異なる材料を積層した連続層からなるサンドイッチ型複合材料で区切られた直線状の区画を備えている。
【0007】
このように、例えば、アルミニウム、銅またはアルミニウムと銅の合金のような熱伝導性の優れた材料からなる層が、事故の場合の衝撃に備えケージに機械的強度を与えるための構造材料の層およびホウ素またはカドミウムのような中性子吸収材を含む材料の層と共に使用される。特に構造材料の層はステンレス鋼、炭素鋼、またはアルミニウムまたはその合金の一種などでよい。中性子毒要素を含有できる材料は、通常ステンレス鋼、アルミニウムまたはその合金の一種または例えば炭化ホウ素BCなどを基材とする焼結材料である。ステンレス鋼またはアルミニウムの場合、中性子毒要素は通常直接材料に添加されるが、その機械的強度は極端に低下することはない。その場合、機械的強度を提供し、同時に臨界制御を行うには、単層の材料で十分である。
【0008】
従来の第1のタイプのケージの、区画の複合材料による仕切りは、「ストリップ」と呼ばれる平面状または折り曲げられた要素を、それぞれ平行に、縦方向軸に沿ってそれらが交わるように配置することによって得られる。それぞれのストリップは上述したような材料でできた複数の層からなる。縦方向に規則正しく強度の高い積層構造を実現する既知の別の方法は、ストリップが区画の中心線と垂直に交差し、相互にしっかりと固定されるように、ストリップに互いに適切に係合するノッチを形成する方法である。
【0009】
現在の別のタイプのケージは、複合材料のストリップを、区画の縦方向に沿って異なる材料を次々に用いた連続層に置き代えたものである。さらに詳細には、それぞれが上記の機能の少なくとも1つを満たす、縦方向に連続する構成部材ができるように、同じ幾何学的構造のストリップが異なる材料から製造され、交互に配設される。欧州特許出願公開第0329581号はこの方法によるケージを開示している。
【0010】
条件と状況によっては、ケージを単一材料で製造することができる。例えば、良熱伝導性のアルミニウムに、ホウ素のような中性子吸収材を添加するのは容易である。十分な機械的強度を与えるために、これらのアルミニウム要素は、十分に厚い延板状、または断面が直線状のHまたはUタイプである角材状に作られる。
【0011】
しかし、材料数の削減は製造を簡易にし経費を低減するが、一部の機能が失われることがある。アルミニウム構成要素の積層構造で全体が構成されている上記のケージの例では、特に放射性物質を収容するケージでは起こりうる高温での機械的強度を維持することが難しい。従って、アルミニウム構成要素の厚さの増加、または上記のような厚みのある形状が必要である。結果として、区画の数およびケージの容量が低減されない限りケージは非常に重くなるまたは大きくなり、不利である。
【0012】
反対に、例えば放射性物質の性質、または容積の制限または寸法の制約のために、高機能のケージを製造しなくてはならないとき、複合材料で構成されるケージ、言い換えればそれぞれの機能に適応する複数の材料からなるケージを作ると、より適したものができるが、複雑でコストが高くなる。
【0013】
使用される材料数にかかわらず、従来のケージを製造する際には多くの問題が起こりうる。ストリップは積層されたときに完全に整列するように非常に精密に製造されなくてはならない。この条件は、放射性物質の挿入および取り出しの際に放射性物質により生じる危険性を防ぐために、断面が一定で壁面が完全に平坦な区画を得るため必須である。さらにストリップにノッチが形成されるとき、ノッチは、組み立て体の遊びが僅かであるように非常に正確に機械加工されなければならず、ストリップの配列の緊密性を損なわずに、確実にケージに十分な強度を持たせなくてはならない。
【0014】
区画の断面が正方形またはひし形の場合、コストは無視できないもののこれらの問題は精密機械加工により克服される。欧州特許出願公開第0329581号の図6に開示されているように、ケージがこのタイプの区画を備えているとき、単一部材としてなるストリップが通常は使用され、該ストリップは、ケージの直線部分の一方から他方へ、隣接する区画を仕切る仕切りの間を途切れることなく通る。この構造はケージの結合力と機械的強度を向上する。
【0015】
このような技術を多角形区画(例えば六角形の区画)のケージに使用することははるかに困難で、辺の数が多くなるほど難しくなる。六角形の区画の例を考えたとき、折れ線状に折り曲げられたストリップを用いなくてはならず、上記の欧州特許出願特許第0329581号の図5に図示されるように適切な方向に沿って順に配列される。この場合、ケージの直線部分の間を通る単一部材としてなるストリップを使用することは不可能で、ゆえに、多数のストリップ要素がこの直線部分に配置されなくてはならない。この設計の結果、ストリップ要素は途切れたものとなり、横方向の剛性が損なわれてしまい、それゆえケージ全体の機械的強度も低減する。ストリップ要素の数の増加および屈曲線形状の結果として、前述の製造の難しさおよび、組み立ての難しさがかなり増加することになる。これらのストリップ要素を全て複製し、ケージの全長に渡って積層しなければならないという事実を考えると、断面が一定で壁面が平坦な区画を得るには、寸法公差と組み立ての隙間を最小にする特別な製造技術を用いるしかない。これは非常に高い製造コストとなる。
【0016】
欧州特許出願公開第0752151号に図示されているように、別の既知の方法は、ケージを、それぞれが上記と同一の断面をもつ、直線状の同一の金属管を束に集めた断面が正多角形の角柱状の区画で形成したものである。管は単一部材で一定の形状および寸法でかつ妥当な製造コストで製造できるように普通の押し出し成形により製造される。管の長さは、組み立てを容易にしコストを低減することができるようにケージの高さと等しくなるように選択するのが有利である。管の束の緊密さと結合性は、束を取り囲み束の全長にわたって分布する箍のような集合手段により維持される。
【0017】
欧州特許出願公開第0752151号に開示されている設計の主な欠点は、一種類の材料でできた管に限定される点である。この場合、その材料は前述の全機能を備えていなくてはならない。すでに述べたように、単一材料を使用することには、製造上およびコスト削減の利点がある。しかし、重量および寸法の制約を満たすために、ケージの性能が低下し、および特に貯蔵容量が小さくなる。
【0018】
つまり、従来の技術では、区画の形状に関係なく、六角柱のような任意の多角柱の場合でも、特にケージの貯蔵容量を低下させずに必要なすべての機能を単純かつ最適なかたちで満足することのできる放射性物質の貯蔵用ケージを製造することはできなかった。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の目的は、原子炉から取り出された燃料要素のような放射性物質を挿入できる貯蔵用ケージであって、従来のケージの貯蔵容量を維持または改善する一方で、区画の形状にかかわらず臨界制御、熱伝達、機械的強度のような必要な機能を最適の方法で備える貯蔵用ケージである。
【0020】
本発明によれば、上述の目的は、束ねられた複数の直線状の金属管と、放射性物質を収容することのできる隣接する複数の区画を形成するように、管をグループごとに規則的な格子状に互いに平行に纏める集合手段とを備え、それぞれの管は実質的に連続する、区画に対する第1の壁を構成する貯蔵用ケージであって、共通のエッジで結合された3枚以上のフランジを有する金属製のクロスピースを複数備え、クロスピースはそれぞれの区画の第1の壁の周囲に、第1の壁と少なくとも部分的に接触するように管の間に配置されて実質的に連続する第2の壁を形成することを特徴とする放射性物質のための貯蔵用ケージによって達成される。
【0021】
それぞれの区画は、区画を取り囲む管により実現される第1の壁および管の間に挿入されるクロスピースのフランジにより実現される第2の壁により画定されるので、任意の断面形状を有する区画からなるケージを容易に製造することができる。さらに、区画の壁が複合材料から構成されているので、前記の機能のすべてを容易に満足することができる。換言すれば、本発明によるケージは、従来のケージの状況とは異なり、多様性のある形状を可能にする一方で、単純な方法で、異なる素材の性質をできるだけ有効に利用し、ケージの性能および貯蔵容量を最適化することができる。
【0022】
本発明の好適な実施形態では、クロスピースは共通のエッジとは反対側に位置するフランジの外側のエッジで互いに接触している。この構成によってクロスピースのフランジ間の熱的接触と第2の壁の連続性が保証される。
状況によっては、クロスピースのフランジの外側のエッジに、フランジの平面部分に実質的に平行な平坦部を設けその平坦部でクロスピースが互いに接触するような構造か、または補完的なほぞ−ほぞ穴タイプの形状を形成してクロスピースが互いに嵌合する構造にすることができる。
【0023】
本発明の第1の実施形態によれば、角柱状の管の断面は正方形または長方形で、クロスピースは互いに直交する2つの方向に伸びる4枚のフランジを備える。
本発明の第2の実施形態によれば、角柱状の管の断面は六角形で、クロスピースは互いが120度の角度で三方向に伸びる3枚のフランジを備える。
本発明の第3の実施形態によれば、角柱状の管の断面は円形で、クロスピースは互いが直交する2つの方向に伸びる4枚のフランジを備えている。
【0024】
どの場合も、それぞれのクロスピースは、長さが管の全長に実質的に等しい単一部材の形状のクロスピース、またはその全部を合わせた長さが管の全長にほぼ等しくなるように連続的に配置された複数のセグメントからなる形状のクロスピースでよい。
熱伝導の効率を上げるために、クロスピースは、アルミニウム、銅またはそれらの合金のグループから選択された素材の層を少なくとも一層備えているのが好ましい。
【0025】
放射性物質が核分裂性物質の場合、管および/またはクロスピースを形成する材料の内の少なくとも1つは中性子吸収材を含む。中性子吸収材は、特にホウ素、ハフニウムまたはカドミウムであってもよい。特に、質量数が10のホウ素(ホウ素10)を80重量%以上に濃縮したホウ素は有益である。
ある実施形態では、クロスピースのフランジは、互いに接触している別個の材料の層を少なくとも二層備えている。
管が必須の機能の1つを果たすことができるように、すなわち、いかなる状況にも耐えうる機械的強度をもったケージを提供するために、管は、ステンレス鋼、炭素鋼、アルミニウムおよび機械的性質の良いその合金、チタンを含むグループの中から選ばれた材料で作るのが好ましい。
【0026】
第1の実施形態によれば、集合手段は異なる位置で管の束を束ねるための金属製の箍を2個以上備える。
箍は、膨張係数が管の金属の膨張係数以下である金属で作られるのが好ましい。
集合手段の第2の実施形態では、集合手段はケージの異なる高さに位置する少なくとも2枚の平板と、その平板を互いにしっかりと固定するための接続部材を備えている。それぞれの平板は、角柱状の管の断面の形状に等しい孔が網目状に開口し、管がその孔に嵌るようになっている。
【0027】
この場合、少なくとも一枚の平板は、好適にはケージの一端に配設される。
さらに、接続部材はネジで平板に固定されるのが有利である。
集合手段の第2の実施形態では、それぞれの接続部材の内表面は、管の束およびそれに対応するクロスピースの外側の表面と補完的な形状で、該表面はケージの外表面を形成して規則的な特徴を与える規則的な形状である。
いずれの場合にも、ケージは硬い底板も備えてもよい。
【0028】
【発明の実施形態】
図1は、本発明の第1の好適な実施形態による放射性物質の貯蔵用ケージを図示するものである。この貯蔵用ケージは、複数の管10、管10の間に配設された複数のクロスピース12(図2)、および集合体を緊密に拘束する集合手段14を備える。
すでに述べたように、どんな性質の放射性物質でもケージで輸送可能である。特に、原子炉からの断面が正方形または六角形の燃料要素でもよい。
管10は、すべて同一の直線状の金属管である。特にすべての管は同じ断面、同じ長さで、かつ同じ材料でできている。集合手段14は管10を規則的なネットワークに沿って互いが平行になるように束ねる。
【0029】
さらに詳細には、管10の束は、鉛直に設置されるように設計される。結果として隣接する区画16各々が、原子炉からの燃料要素のような条件つきの放射性物質を、輸送および/または貯蔵目的で収容することができるようになる。
それぞれの管10は区画の第1の壁を形成する。第1の壁はほとんど切れ目なく全長かつ全周にわたって区画を取り囲む。
クロスピース12は、通常は孔の開いていない複数の平面板18で形成される「フランジ」と呼ばれる金属の部品である。1つのクロスピース12の全フランジ18は、共通の直線状のエッジで互いに接続し、フランジはそのエッジの周りに等角度で配置されている。
【0030】
図1に図示されている実施形態では、クロスピース12の長さは管10の長さに実質的に等しい。
変形の一実施形態では(図示されていない)、各々のクロスピース12が端から端まで配置された複数のクロスピースのセグメントで形成される。これらのセグメントを合計した長さは管10の長さに実質的に等しい。
各々のクロスピース12は隣接する管10のグループと結合しているが、管の数および配置は、角柱状の管の断面と管の束によって形成される網目の形状による。クロスピースの共通のエッジは管10のグループの中心に配置され、管の中心線に平行になるように配設される。クロスピース12のフランジ18の数はグループ内の管10の数に等しい。このようにクロスピース12のフランジ18は管10のグループ内の隣接する一組の管の間に設けられる。
【0031】
各々のクロスピース12のフランジ18は、フランジ18の共通のエッジと反対にある外側のエッジが、共通のエッジと平行になり、かつ同じ一組の管10の間に配置された隣接するクロスピース12のフランジの外側のエッジに接触するように管10の間に伸びている。このようにクロスピース12は区画16の周りに第2の実質的に連続している壁を形成する。
さらに、集合手段14により形成される集合体では、ケージのほとんど全長にわたってクロスピース12のそれぞれのフランジ18がフランジの両側に配置された各々の管10に接触している。クロスピース12による第2の壁は各々の区画の周りに形成され、従って管10により形成される第1の壁と少なくとも部分的に接触している。
【0032】
図1および図2により詳細が図示されている実施形態では、各々の管の断面は正方形である。管10の集合体で形成される規則的なネットワークは、それぞれの管のグループが隣接する4つの管で形成されるような、正方配列のネットワークである。上述の規則により、それぞれのクロスピース12は直交する2方向に伸びる4つのフランジを備える。図1および図2に明確に図示されているこの設計は、クロスピース12のフランジ18と隣接する管10の面が完全に表面接触することを可能にする。
【0033】
上述のように、クロスピース12のフランジ18の共通のエッジと反対側の外側のエッジ同士の接触を確実にする別の設計も可能である。
図3(a)に描かれている第1の設計によれば、フランジ18の外側のエッジは平坦部20になっていて、フランジの平面部と実質的に平行である。さらに詳細には、平坦部20はフランジの厚さの中間の面に位置し、隣接するクロスピース12が所定の場所にあるとき、平坦部20が互いに向かい合うように配置される。そして平坦部20はそれらの表面のおおよそ全体に渡って互いに接触する。この設計は、クロスピース12のフランジ18の相互の接触表面を増やす手段であり、その結果、あるクロスピースからその隣のクロスピースへの熱流伝達が促進される。
【0034】
図3(b)に描かれている第2の設計では、クロスピース12のフランジの共通のエッジと反対側にある外側のエッジは隣接するクロスピースと補完的な形状で、互いに嵌合するようになっている。このような補完的な形状は、例えばほぞ型22とほぞ穴型24でよい。この構造は前述の構造と同じ利点を有し、さらに、熱の接触と拡散をさらに改善する効果がある。
本発明によるケージでは、区画の第1の壁を構成する管10の主な機能は、通常の使用状態および事故の状況において(例えばケージが落下したとき)、ケージに機械的な強度を与えることである。よって、ケージの幾何学的構造はいかなる状況でも維持され、臨界制御の維持に寄与する。
【0035】
この機能が効果的に発揮されるように、管10は耐食性を有する材料で作られるのが好ましく、好適にはステンレス鋼、炭素鋼、アルミニウムおよび機械的性質の優れたアルミニウム合金、チタンの中から選ばれるのが好ましい。材料の列挙は限定的なものではない。
管10はどのような技術を用いて製造してもよいが、例えば板を圧延または折り曲げて必要な形状にし、長さ方向に溶接する。アルミニウム管の場合、通常の押し出し加工技術を利用するのが有利であり、形状と寸法に関わらず溶接なしで管を作ることができる。
【0036】
本発明によるケージでは、放射性物質からの熱を除去する機能は主にクロスピース12が備えている。放射性物質が原子炉の中で照射を受けた燃料要素であるときは、燃料要素は高い熱出力を放出するので、この機能は特に重要である。
本発明による設計では、放射性物質で生じた熱流は、第1の壁を形成する管10内の金属によりまずクロスピース12内の金属に伝達される。この熱伝達は、区画の第2の壁を形成するクロスピース12のフランジ18が、区画の第1の壁を形成する管10の壁に隣接して配置されていることによって促進される。この熱伝達効率はクロスピースに使用する金属を、銅およびその合金またはアルミニウムまたはその合金のような良熱伝導性の金属から選ぶことによって一層増大する。
【0037】
その後、熱流は外側のエッジで互いに接触しているクロスピース12の材料をケージの内側から外側へ向かう方向に通過する。特に、クロスピースのフランジの外側のエッジ同士が接触していることから、熱流束はケージの外側に向かってほとんど抵抗なく移動する、つまり、ケージ内の過剰な温度上昇の原因となる大きな熱抵抗受けることなく移動する。
その後、熱流はケージが配置される大気中または輸送または貯蔵容器の機構内に放射される。
【0038】
ケージが連鎖反応を起こす核分裂性の放射性物質で充填されているとき、構成要素は臨界制御という第3の必須の機能を備えていなくてはならない。
この制御は、第1に前述のように区画の第1の壁を形成する管10の機械的強度によって得られるケージの機械的強度により達成される。
核臨界は、ホウ素またはカドミウムのような中性子毒をケージの構造材料に添加することによってもある程度制御することができる。これらの毒は、管10の金属またはクロスピース12の金属または同時にこれら両方の構成要素に分散させて添加することができる。あるいは、中性子毒は例えば炭化ホウ素を基材とする焼結体のような材料の層をクロスピース12のフランジ18にメッキによって付け加えることもできる。
【0039】
中性子毒がホウ素の時、中性子吸収材として効果的なホウ素10の同位体を濃縮するのが有利である。こうすることでホウ素の全含有量を低減する一方で、使用される材料の機械的および金属的強度に過度の影響を与えない。
実施形態の一例では、クロスピース12のフランジは、炭化ホウ素(BC)を基材とする焼結体のようなホウ素含有量の多い材料と、銅や銅合金のような非常に良熱伝導性の金属の被覆からなる複合材料である。
【0040】
上の例に図示されているように、ケージの同じ構成要素が、性能を最適化するために前述の機能の内の複数を同時に有することも可能である。
図1に描かれている本発明の実施形態では、集合手段14は管10とクロスピース12の束の周りを異なる位置で取り囲む箍によって実現される。箍14の数は2つ以上である。図1では3つある。それぞれの箍は管の束および張力システム(図示されていない)を囲む取り囲みストリップ26を備える。取り囲みストリップ26は管10に使用された金属とは異なる金属で製造されるのが有利である。この金属は、温度が上昇したとき、管とクロスピースの間の結合および接触が変化しないまたは改善するように、膨張係数が管の膨張係数以下である金属が選ばれる。このような構造によれば、熱伝導の効率を維持することができる。箍の引き締める力は、張力システム(図示されていない)によって規定の値に初めに調整される。
【0041】
また、図1に示されているように、本発明によるケージは、前述の構成要素に加えて、通常金属性の硬い底板または下部板28を備える。管10およびクロスピース12は集合手段14で結合され、下部板28で支えられている。この下部板は、例えばケージが単独で取り扱われるとき放射性物質を保持するために特に有益である。
本発明によるケージは、上板または天板(図示されていない)を取り付けることもできる。そして、この板はケージを扱う装置に取り付けることもできる。
【0042】
図示されていないが、1つの変形実施形態として、正方形の断面を持つ四角柱の管10は、長方形の断面を持つ管に取り替えることができる。その場合クロスピース12は、幅が長方形の短い辺の半分の長さに等しい2枚の同一平面上にある短いフランジと、幅が長方形の長い辺の半分の長さに等しい前記のフランジに直交する2枚の長いフランジを備える。
また別の変形実施形態では(図示されていない)、角柱状の管10は円形の断面を持つ。その場合、クロスピースのフランジはそのエッジで管に接する。それゆえ、熱流は管からクロスピースへ、接点を通って伝導される。
【0043】
図4および図5に図示されている第2の実施形態では、管10の形状が、第1の実施形態と本質的に異なる。
よってこの場合、管10は、正方形の断面ではなく六角形の断面を持つ。管10の束は、三角形の網目を形成する。上記の原理を適用すると、各々のクロスピース12には3枚のフランジがあり、互いに120度の角度をなすよう設計される。第1の実施形態およびその変形例で述べた他のすべての特徴および性質はこの場合にも該当する。
【0044】
図6および図7は本発明の第3の実施形態を表している。
図4および図5の第2の実施形態のように、柱状の管10の断面は六角形である。しかしこの場合、集合手段14は、箍を具備する代わりに接続部材32a、32bにより互いに堅固に接続している孔の開いている金属平板30を備え、その平板30は管10とクロスピース12を適切な位置に保持するための堅固な構造を形成する。
【0045】
さらに詳細には、少なくとも2枚以上の平板があり、それらはケージの高さ方向で等間隔で、管10の中心線と垂直に配設される。平板30は薄く(数mmから数cm)、形および寸法が管10の形および寸法に一致する孔34を網目状に備える。このように図示された例では、管10は六角形で、孔34も六角形であり、孔の寸法は管の寸法よりわずかに大きい。よって、管10はそれぞれの平板30のそれぞれの孔34にわずかなゆとりでぴったりと合う。平板30は接続部材32a、32bにより互いに固定されているので、管10は平板の壁からなる支持体の間の適切な位置に保持される。
【0046】
特に図7に図示されているように、同一平板30上の隣接する孔34の間に形成される壁36の厚さは、クロスピース12のフランジ18の厚さよりわずかに大きくなるように調節される。この設計は、クロスピースのフランジと管の壁を互いに非常に接近させ組み立ての隙間を十分に小さくする一方で、管10の間にクロスピース12を挿入するための十分なスペースを残している。
【0047】
それぞれのクロスピース12は複数のクロスピースのセグメント38で形成され、それぞれのセグメントの長さは、2枚の隣合う平板30間の距離、またはケージのそれぞれの端から最も近くにある平板までの距離に実質的に等しい。この設計により、第2の実質的に連続している壁をそれぞれの区画の周りに配置することができる。
図6に図解してあるように、平板30はケージの上端と下端にそれぞれ有利に取り付けられる上板および底板を含む。この場合、上板は好適にはアイボルトのようなケージを取り扱うための装置が取り付けられている。孔の開けられた底板は、図1に関して開示されたような孔の開いていない平板で置き換えることもできるし、穴の開いている平板と孔の開いていない平板を二枚取り付けることもできる。
【0048】
特に図6で描かれているように、接続部材32aおよび32bは管10の束の外側に配設され、それらはその管に平行にケージの全長に渡って伸びている。
上板および底板以外の平板の位置で、接続部材32aおよび32bはそれぞれノッチ40aおよび40bを備えている。これらのノッチ40aおよび40bは係合する平板の周縁にあわせて補完的な形状で切り取られる。ネジ42のような1つ以上の取り付け部材が、接続部材32a、32bを貫通しこれらの接続部材をそれぞれの平板32に取り付けている。
【0049】
上板および底板があるとき、それらは接続部材32aおよび32bの端にネジ44のような取り付け部材で取り付けられる。
今述べたような配列は、平板30と接続部材32a、32bで構造を強固にする外枠を作ることができる。
図6に描かれている実施形態では、接続部材32aおよび32bは、それがケージの外周部のどの位置に置かれるかに応じて、二種類に分かれる。内側の柱状の管10の断面は六角形であり、柱状の外囲の断面は円形である集合体は、ケージの外周部に交互に、断面が半六角形の第1の柱状陥凹部と、断面がのこ歯状の第2の柱状陥凹部とを形成するからである。
【0050】
接続部材32aの内側の面は第1の陥凹部に契合し、接続部材32bの内側の面は第2の陥凹部に契合する。接続部材32aおよび32bの外側の面は、円柱の一部を構成し、その曲率半径はすべてケージの円柱状の外囲の外側の曲率半径に等しい。その結果として、すべての接続部材32a、32bを管10の束の周りに設置すると、その外面がケージの円柱状の外囲の外面となる。
今述べた設計の場合、ケージが容器の中に設置されたとき、ケージと容器の間に一様な間隔を維持することができる。この特徴は、ケージの外側と容器構造の間の熱流束の伝導を促進する。
【0051】
ケージの外形が円柱状であることは明らかに一例に過ぎない。適切な形状の接続部材を用いれば、断面が長方形、正方形または他の形状の、柱状のケージを得ることができる。
平板30および接続部材32a、32bの素材は、ステンレス鋼、炭素鋼、機械的性質の良いアルミニウム合金のグループの中から選ばれるような、機械的強度のある金属が好適である。
この第3の実施形態によるケージの特徴および性質も他の実施形態およびその変形例の特徴および性質に類似していることが理解される。
【0052】
上記の実施形態および変形例は本発明の多くの利点を明確に表している。特に本発明が、六角形の区画のケージを作る場合にも、正方形や長方形のようなより一般的な形の区画のケージを作る場合にも同等に適切であることは明らかである。さらに、記述されているような異なる集合手段により達成された管とクロスピースの緊密な集合体は熱伝導を促進する。ネジのような取り付け部材または溶接の使用は最小限である。したがって、製造コストは最適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態による放射性物質の貯蔵用ケージを示す斜視図。
【図2】 図1のケージの拡大水平断面図。
【図3】 図3(a)および図3(b)は、図2と同様の水平断面図で,クロスピースのフランジのエッジの2つの実施形態をさらに拡大したものである。
【図4】 本発明の第2の実施形態を示す図1と同様の斜視図。
【図5】 図4のケージの拡大水平断面図。
【図6】 本発明の第3の実施形態を示す組み立て分解斜視図。
【図7】 図6のケージの拡大水平断面図。
【符号の説明】
10 管
12 クロスピース
14 集合手段(箍)
16 区画
18 フランジ
20 平坦部
22 ほぞ部
24 ほぞ穴部
26 取り囲みストリップ
28 底板 下部板
32 接続部材
34 孔
36 壁
38 クロスピースのセグメント
40 ノッチ
42 ネジ
44 ネジ

Claims (20)

  1. 放射性物質を収容するための複数の隣接する区画(16)を形成するために、束状に配置された複数の直線状の金属管(10)と、規則的な網目に沿って複数の区画を形成するように管(10)を纏める集合手段(14)とを備え、それぞれの管(10)が区画(16)の実質的に連続する第1の壁を形成する放射性物質のための貯蔵用ケージであって、さらに、複数の金属のクロスピース(12)を備え、それぞれのクロスピースは共通のエッジで結合された少なくとも3枚のフランジ(18)を含み、クロスピース(12)はそれぞれの区画(16)の第1の壁に隣接して触する、管の長さ方向及びそれと垂直方向に実質的に連続的な第2の壁を画定するために管(10)の間に配置されており、
    各クロスピース(12)が1つのセグメントまたは連続的に配置された複数のセグメントからなり、該1または複数のセグメントの長さの総和が実質的に管(10)の長さに等しいことを特徴とする貯蔵用ゲージ。
  2. クロスピース(12)は、フランジ(18)の該共通のエッジと反対側の外側のエッジでお互いに接触している請求項1に記載の貯蔵用ケージ。
  3. クロスピース(12)のフランジ(18)の外側のエッジに平坦部(20)があり、平坦部はフランジ(18)の平面部分に実質的に平行で、該平坦部(20)でクロスピース(12)はお互いに接触している請求項2に記載の貯蔵用ケージ。
  4. お互いに接触しているクロスピース(12)のフランジ(18)の外側のエッジは、お互いに嵌合するようにほぞ(22)−ほぞ穴(24)状の補完的な形状である請求項2に記載の貯蔵用ケージ。
  5. 角柱状の管(10)の断面は正方形または長方形で、クロスピース(12)はお互いに直交する2方向に伸びる4枚のフランジ(18)を備える請求項1ないし4のいずれか1項に記載の貯蔵用ケージ。
  6. 角柱状の管(10)の断面は六角形で、クロスピース(12)は120度の角度で3方向に分かれている3枚のフランジ(18)を備える請求項1ないし4のいずれか1項に記載の貯蔵用ケージ。
  7. 角柱状の管(10)の断面は円形で、クロスピース(12)は互いに直交する2方向に伸びる4枚のフランジ(18)を備える請求項1ないし4のいずれか1項に記載の貯蔵用ケージ。
  8. クロスピース(12)のフランジ(18)が、互いに接触している別個の材料の層を少なくとも2層備えている請求項1ないし7のいずれか1項に記載の貯蔵用ケージ。
  9. クロスピース(12)が、アルミニウム、銅およびその合金を含むグループの中から選ばれた材料の層を少なくとも1層備えている請求項1ないし8のいずれか1項に記載の貯蔵用ケージ。
  10. 複数の管(10)および複数のクロスピース(12)の少なくともいずれかは、中性子吸収材を含む材料を備えた請求項1ないし9のいずれか1項に記載の貯蔵用ケージ。
  11. 中性子吸収材は、ホウ素、ハフニウムおよびカドミウムを含むグループから選ばれた請求項10に記載の貯蔵用ケージ。
  12. 中性子吸収材が、質量数が10のホウ素(ホウ素10)を80重量%以上に濃縮したホウ素である請求項10に記載の貯蔵用ケージ。
  13. 管(10)および集合手段(14)が、ステンレス鋼、炭素鋼、アルミニウムおよびその合金、チタンからなるグループから選ばれた材料で作られた請求項1ないし12のいずれか1項に記載の貯蔵用ケージ。
  14. 集合手段(14)が、異なる高さで管(10)の束を束ねる少なくとも2つの金属製の箍(26)を備える請求項1ないし13のいずれか1項に記載の貯蔵用ケージ。
  15. 箍(26)の膨張係数が、管を構成する材料の膨張係数以下である請求項14に記載の貯蔵用ケージ。
  16. 集合手段(14)はケージの異なる高さに位置している少なくとも2枚の平板(30)と、該平板(30)を互いに強固に固定するための接続部材(32a、32b)とを備え、それぞれの平板は角柱状の管(10)の断面の形状に等しい孔が網目状に開口し、管がその孔に嵌るようになっている請求項1ないし13のいずれか1項に記載の貯蔵用ケージ。
  17. 少なくとも1枚の平板(30)がケージの一端にある請求項16に記載の貯蔵用ケージ。
  18. 接続部材(32a、32b)がネジ(42、44)で平板(30)に装着された請求項16または17のいずれか1項に記載の貯蔵用ケージ。
  19. それぞれの接続部材(32a、32b)が、管(10)の束とそれに対応するクロスピース(12)の外形に符合する内表面と、ケージの外側に規則的な表面を形成して規則的な形状のケージを完成させる外表面とを備える請求項16ないし18のいずれか1項に記載の貯蔵用ケージ。
  20. ケージがさらに硬い底板(28)を備える請求項1ないし19のいずれか1項に記載の貯蔵用ケージ。
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