JP5195668B2 - エンジンの冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明はエンジンの冷却装置に関し、特に排気系を冷媒により冷却する排気系冷却手段を備えたエンジンの冷却装置に関する。
従来、エンジンの排気系(具体的には例えば排気マニホルド)を水などの冷媒により冷却する技術が知られている。かかる技術に関し、本発明と関連性があると考えられる技術が例えば特許文献1で開示されている。特許文献1では排気マニホルドの周囲に形成したウォータジャケットと、該ウォータジャケットに水を噴霧状に噴射する水噴射手段とを備え、該水噴射手段からの水噴射量をエンジン回転数とエンジン負荷とに応じて制御する制御装置を接続した排気マニホルド装置が開示されている。また、排気ガスが過剰に冷却されることを防止或いは抑制する点で、本発明と関連性があると考えられる技術が例えば特許文献2で開示されている。このほか片弁休止運転が可能な可変動弁機構を開示している点で、本発明と関連性があると考えられる技術が例えば特許文献3で開示されている。
特開昭63−208607号公報 特開平2−67415号公報 特開2007−332886号公報
ところで、エンジンにおいては環境問題に対する取組みとして排気エミッションを低減することが求められている。排気エミッションを低減するには、早期に触媒を暖機させることが重要になるため、近年三元触媒をエンジンに近接した配置とすることが望まれる。
一方、上記手法を用いた場合、高負荷運転時ではエンジンに近接して触媒を配置したことに起因して触媒が過熱し、その結果、劣化の過大な進行による排気エミッションの悪化が懸念される。また高負荷領域で触媒保護のために燃料リッチ化することによる燃費の悪化や排気エミッションの悪化も懸念される。従って、三元触媒をエンジンから遠ざけて配置する要求もある。しかし、これでは早期に触媒を暖機させることが不十分になる虞があるため、触媒の浄化を促進させる貴金属の量を多くする必要がある。しかしながら、これら貴金属は希少なものであるため、この場合はコストの増大が懸念される。
これに対してかかる事情のもと、早期に触媒を暖機させることと高負荷時の触媒過熱の抑制を好適に両立させることを目的として、排気系を冷媒で冷却し、排気温度を低下させることが考えられている。このようにすれば、既存のエンジンに対する変更を必要最小限に抑制しつつ、触媒の過熱を抑制することも可能になる。このためこのようにすれば、触媒をエンジンに近接して配置することができ、以って早期に触媒を暖機させることと高負荷時の触媒過熱の抑制を好適に両立させることも可能になる。
この点、具体的には図6に示すように、排気系冷却仕様の場合にはノーマル仕様の場合と比較して、エンジンの吸入空気量に応じて示されているように、軽中負荷運転域から高負荷運転時にかけて全体的に触媒(スタートコンバータ)の床温を低下させることができる。またこれにより、圧力損失の低減やエンジン出力の向上を図ることが可能になることから、排気を冷却した場合にはエンジン性能を高めることも可能になる。
具体的には排気を冷却した場合には、高速域において空気過剰率λ=1(ストイキ)でエンジンを運転する領域を拡大することができる。この点、具体的にはこの例では、排気系冷却仕様の場合にはノーマル仕様の場合と比較して、ストイキのA/Fに対応する吸入空気量の上限が拡大していることがわかる。そしてこのようにλ=1の運転領域を拡大することで、燃費の確保や、排気エミッションの改善を図ることができる。
ところで、排気系を冷媒で冷却するにあたっては、エンジン本体を流通する冷媒(例えばエンジンの冷却水であるロングライフクーラント)と共通の冷媒を用いることがコスト面などから合理的であると考えられる。
また、エンジン本体を流通する冷媒は、一般にエンジンの出力で駆動する機械式のウォータポンプによって圧送されている。このためエンジン本体を流通する冷媒と共通の冷媒を用いる場合には、冷媒圧送装置として機械式のウォータポンプを用いることがコスト面などから合理的であると考えられる。
一方、通常は排気系を冷媒で冷却する排気系冷却手段のほうがエンジン本体よりもサイズが小さいことから、排気系冷却手段のほうがエンジン本体よりも熱容量が小さくなる。このため、共通の冷媒を用いる場合、エンジン本体において特段の問題が生じない場合であっても、排気系冷却手段において冷媒のオーバーヒート或いは沸騰が発生したり、排気の冷却が過剰になったりする虞がある。この点、排気の冷却が過剰になることに関しては、具体的には以下に示す問題がある。
ここで、エンジンの排気系には、排気空燃比についての検出を行うための酸素センサやA/Fセンサ(以下、総称する場合には空燃比センサと称す)が一般に設けられている。そして、空燃比センサの出力は、センサ素子の温度が活性温度範囲内にある場合に空燃比制御で適切に利用可能となる。したがって、エンジンが冷間始動した際に、適切な空燃比制御によって排気エミッションの早期低減を図るためには、センサ素子を素早く昇温する必要がある。そしてこのためには、ヒータを内蔵した空燃比センサが用いられることが一般的である。
ところが、空燃比センサのセンサ素子には一般にセラミックが用いられている。したがってセンサ素子が高温の状態で被水した場合には、センサ素子が急激に冷却される結果、素子割れが発生する虞がある。そして、センサ素子に素子割れが発生すると空燃比制御を適切に行えなくなることから、排気エミッションや燃費が悪化することになる。この点、センサ素子は具体的には例えば次に示すようにして被水することがある。
ここで、エンジン冷間時には、排気に含まれる水分が排気通路壁面と接触し、この結果、露点(例えば54℃)よりも低い温度に冷却される場合がある。そしてこの場合には、露点よりも低い温度に冷却された水分が凝縮水となり、さらにその一部が排気に乗って飛散する。そして凝縮水が排気に乗って蒸発することなく飛散し、センサ素子に到達した場合にセンサ素子は被水する。なお、センサ素子が被水する確率は、例えば空燃比センサに効果的な被水防止カバーを設けることなどによって大幅に低減はされている。
ところが、エンジンが冷間始動した場合に、暖機が完了するまでの間には多少なりとも時間を要する。このため、排気系冷却手段が設けられたエンジンが冷間始動した場合には、冷媒の温度が、排気系冷却手段の排気通路壁面との接触で排気から凝縮水が発生しなくなる温度になるまでの間は、排気系冷却手段において凝縮水が生成されることになる。したがって、エンジンの排気系における凝縮水の発生時間は、排気系冷却仕様の場合のほうがノーマル仕様の場合よりも長くなる(図7参照)。
そして同時に、排気系冷却仕様の場合にはノーマル仕様の場合と比較して、エンジン冷間時において凝縮水が生成される排気の冷却面積が増大することになる。このため、排気系冷却仕様の場合にはノーマル仕様の場合と比較して、エンジン冷間時に発生する凝縮水の量が多くなる分、空燃比センサのセンサ素子が被水する確率が高くなる。そして排気系冷却仕様である排気系冷却手段が設けられたエンジンでは、これにより、センサ素子に素子割れが発生する確率が高くなる分、排気エミッションや燃費の悪化を招く虞が高まる点で問題があった。
そこで本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、エンジンの排気系を冷媒により冷却する場合に、排気系に設けられた空燃比センサのセンサ素子に被水による素子割れが発生する可能性が高まることを防止或いは抑制可能なエンジンの冷却装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、複数の冷媒循環経路に共通の冷媒を圧送する冷媒圧送装置と、前記複数の冷媒循環経路のうち、少なくとも1つの冷媒循環経路にエンジン本体が組み込まれた多気筒エンジンと、前記複数の冷媒循環経路のうち、少なくとも1つの冷媒循環経路に組み込まれ、且つ流通する冷媒で前記多気筒エンジンの排気系を冷却する排気系冷却手段と、前記多気筒エンジンが冷間始動した場合に、前記多気筒エンジンにおいて燃焼を行う気筒数を、前記多気筒エンジンの全気筒数よりも減少させて前記多気筒エンジンを運転するための減筒運転制御を行う第1の制御手段と、を備え、前記多気筒エンジンが一気筒あたりに複数の排気弁を有しており、前記多気筒エンジンにおいて燃焼を行う気筒につき、前記複数の排気弁のうち、駆動する排気弁を特定する制御を行う第2の制御手段をさらに備え、前記第2の制御手段は、前記減筒運転制御が行われてからの経過時間が所定値以下の場合には、前記駆動する排気弁として、前記複数の排気弁のうち全部の排気弁を特定し、前記経過時間が前記所定値よりも長い場合には、前記駆動する排気弁として、前記複数の排気弁のうち一部の排気弁のみを特定するエンジンの冷却装置である。
また本発明は前記多気筒エンジンが複数の気筒群を有しており、前記第1の制御手段が、前記複数の気筒群のうち、いずれかの気筒群を前記エンジンにおいて燃焼を行う気筒として特定する制御を行う構成であることが好ましい。
また本発明は、前記多気筒エンジンが、第1のバンクと第2のバンクとを有する多気筒エンジンであり、前記複数の気筒群は、前記第1のバンクに形成された気筒群と前記第2のバンクに形成された気筒群とであり、前記第1の制御手段は、前記多気筒エンジンが冷間始動してから所定期間経過するまでの間は、前記第1のバンクに形成された前記気筒群と前記第2のバンクに形成された前記気筒群とのうち一方のバンクに形成された前記気筒群を前記エンジンにおいて燃焼を行う気筒として特定し、前記多気筒エンジンが冷間始動してから前記所定期間経過した後においては、前記第1のバンクに形成された前記気筒群と前記第2のバンクに形成された前記気筒群とのうち前記一方のバンクではない方のバンクに形成された前記気筒群を前記エンジンにおいて燃焼を行う気筒として特定してもよい。
本発明によれば、エンジンの排気系を冷媒により冷却する場合に、排気系に設けられた空燃比センサのセンサ素子に被水による素子割れが発生する可能性が高まることを防止或いは抑制できる。
エンジンの冷却装置(以下、単に冷却装置と称す)100を模式的に示す図である。図1では、冷却水の流通経路が分かるようにして冷却装置100を示している。 冷却装置100を模式的に示す図である。図2では、エンジン50の吸排気系統が分かるようにして冷却装置100を示している。 ECU(Electronic control unit:電子制御装置)1の動作をフローチャートで示す図である。図3では、減筒運転制御および片弁停止制御を行うための全体的な動作をフローチャートで示している。 ECU1の動作をフローチャートで示す図である。図4では、凝縮水低減運転フラグのON、OFFを設定するための動作をフローチャートで示している。 ECU1の動作をフローチャートで示す図である。図5では、図3に示すステップS6に対応するサブルーチンをフローチャートで示している。 エンジンの吸入空気量に応じたスタートコンバータの床温の一例をノーマル仕様の場合と排気系冷却仕様(第1および第2の排気冷却仕様)の場合とについて示す図である。また図6では、同時に対応する床温低減効果とA/Fについてもそれぞれ示している。図中、スタートコンバータ床温および床温低減効果、A/Fは縦軸で、吸入空気量は横軸でそれぞれ示されており、さらにこれらについて軸に沿って示されている矢印は、各パラメータの値の大小関係を示している。 なお、第1の排気系冷却仕様は排気を冷却するように変更した点以外、ノーマル仕様と実質的に同一のものとなっている。また第2の排気系冷却仕様は、さらに床温の上限を945℃とし、ノーマル仕様の場合よりも空燃比のリーン化を図るように変更した点以外、ノーマル仕様と実質的に同一のものとなっている。 エンジンの排気系における凝縮水の発生時間の一例をノーマル仕様の場合と排気系冷却仕様の場合とについて示す図である。具体的には図7では、変速機をNレンジにし、外部負荷がない状態でエンジンをアイドル運転した場合におけるエンジンの排気系要部の露点(ここでは54℃)到達時間を示している。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。
冷却装置100について図1および図2を用いて説明する。冷却装置100はECU1と、ウォータポンプ10と、リアジョイント11と、Vバンクパイプ12と、インレット13と、Rh冷却アダプタ21と、Lh冷却アダプタ22と、ラジエータ30と、Rh流量調節弁41と、Lh流量調節弁42と、エンジン50とを備えている。冷却装置100は図示しない車両に搭載されている。
エンジン50はV型6気筒の多気筒エンジンであり、シリンダブロック51と、Rhシリンダヘッド52およびLhシリンダヘッド53とを備えている。シリンダブロック51と、Rhシリンダヘッド52およびLhシリンダヘッド53とは、エンジン本体を構成している。またエンジン50は、各気筒に対応させて設けられた図示しない点火プラグ、イグナイタおよび燃料噴射弁を備えている。このほかエンジン50は、気筒群毎に設けられるとともに、図示しない排気弁のバルブ特性を可変にする可変動弁機構(図示省略)を備えている。排気弁は一気筒あたりに2つずつ設けられており、可変動弁機構は各気筒に設けられた2つの排気弁につき、両弁作動運転と片弁休止運転とを可能にする片弁休止運転可能手段となっている。かかる可変動弁機構としては、具体的には例えば前述の特許文献3で開示されている可変動弁機構を適用することができる。エンジン50にはクランク角センサ54が設けられている。
シリンダブロック51にはエンジン50の出力によって駆動する機械式のウォータポンプ10が設けられている。ウォータポンプ10が圧送する冷却水は次に説明する第1および第2の流通経路を循環する。第1および第2の流通経路では、ウォータポンプ10が圧送した冷却水がシリンダブロック51に供給された後、各シリンダヘッド52、53に分岐して供給される。そして、冷却水はその後リアジョイント11で合流するとともに2つの経路に分岐して排出される。
この点、第1の流通経路では、リアジョイント11で分岐して排出された冷却水が冷却器であるラジエータ30を流通した後、インレット13を介してウォータポンプ10に戻るようになっている。第1の流通経路におけるリアジョイント11の直後には、水温センサ71が設けられている。
一方、第2の流通経路では、リアジョイント11で分岐して排出された冷却水が、さらに分岐して各流量調節弁41、42を流通した後、Rh冷却アダプタ21およびLh冷却アダプタ22に供給されるようになっている。そして、冷却水はその後Vバンクパイプ12で合流した後、インレット13を介してウォータポンプ10に戻るようになっている。
本実施例では第1および第2の流通経路が、複数の冷媒循環経路となっている。また本実施例では、ウォータポンプ10が冷媒圧送装置となっており、ウォータポンプ10が圧送する冷却水が、複数の冷媒循環経路に共通の冷媒となっている。
図2に示すように、エンジン50にはRhシリンダヘッド52に対応するRh吸気系統RhInと、Lhシリンダヘッド53に対応するLh吸気系統LhInとの2つの吸気系統が設けられている。また、エンジン50にはRhシリンダヘッド52に対応するRh排気系統RhExと、Lhシリンダヘッド53に対応するLh排気系統LhExとの2つの排気系統が設けられている。そして、エンジン50ではこのように吸気系統から排気系統にかけてRh系統とLh系統の2つの系統が構成されている。
冷却装置100はRh触媒23と、Lh触媒24と、UFC(アンダーフロアコンバータ)25と、Rhエアフロメータ61と、Lhエアフロメータ62と、Rh電子制御スロットル63と、Lh電子制御スロットル64とを備えている。
Rh吸気系統RhInにはRhエアフロメータ61およびRh電子制御スロットル63が、Lh吸気系統LhInにはLhエアフロメータ62およびLh電子制御スロットル64がそれぞれ設けられている。
Rh排気系統RhExにはRh冷却アダプタ21が、Lh排気系統LhExにはLh冷却アダプタ22がそれぞれ設けられている。Rh冷却アダプタ21は具体的にはRhシリンダヘッド52に、Lh冷却アダプタ22は具体的にはLhシリンダヘッド53にそれぞれ取り付けられている。
さらにRh排気系統RhExにはRh冷却アダプタ21の直後にRh触媒23が、Lh排気系統LhExにはLh冷却アダプタ22の直後にLh触媒24がそれぞれ設けられている。各触媒23、24は、触媒暖機に有利なエンジン50に近接した配置となっている。
Rh排気系統とLh排気系統は、Rh触媒23およびLh触媒24の下流側で合流している。そして合流後の排気系統には、車両の床下に配置される触媒であるUFC25が設けられている。UFC25の上流側には排気空燃比をリニアに検出するためのA/Fセンサ26が、UFC25の下流側には排気空燃比が理論空燃比よりもリッチであるかリーンであるかを検出するための酸素センサ27が、それぞれ設けられている。A/Fセンサ26や酸素センサ27には、センサ素子の昇温を図るためのヒータを内蔵したものを用いることができる。なお、A/Fセンサ26や酸素センサ27の配置はこれに限られない。
Rh冷却アダプタ21内には、Rhシリンダヘッド52に対応する3つの気筒からなるRh気筒群からの排気を合流させる分岐通路21aが設けられている。同様にLh冷却アダプタ22内には、Lhシリンダヘッド53に対応する3つの気筒からなるLh気筒群からの排気を合流させる分岐通路22aが設けられている。各冷却アダプタ21、22において、図示しない冷却水の流路は分岐通路21a壁および分岐通路22a壁である排気管回りにそれぞれ形成されており、冷却水の流路には供給された冷却水が流通する。各冷却アダプタ21、22は排気管を冷却水により冷却することで排気を冷却する。各冷却アダプタ21、22それぞれは、エンジン本体よりも熱容量が小さくなっている。本実施例では各冷却アダプタ21、22が排気系冷却手段となっている。
ECU1はCPU、ROM、RAM等からなる図示しないマイクロコンピュータを備えている。ECU1は主にエンジン50を制御するように構成されている。ECU1は具体的には例えば燃料噴射弁やイグナイタや可変動弁機構を制御するように構成されている。この点、燃料噴射弁の開弁期間を変更することで、エンジン50の燃料噴射量を調節することができる。またイグナイタを制御することで、エンジン50の点火時期を調節することができる。燃料噴射量や点火時期は、気筒群毎に個別に調節することができる。また可変動弁機構を制御することで、両弁作動運転と片弁休止運転と間で、運転を互いに切り替えることができる。
このほかECU1は流量調節手段である各流量調節弁41、42や、各電子制御スロットル63、64を制御するように構成されている。各流量調節弁41、42の開度を変更することで、各冷却アダプタ21、22を流通する冷却水の流量を調節することができる。また、各電子制御スロットル63、64のスロットル開度を変更することで、エンジン50の吸入空気量GAを調節することができる。ECU1は気筒群毎の吸入空気量を個別に調節することができる。
燃料噴射弁やイグナイタや可変動弁機構や各流量調節弁41、42や各電子制御スロットル63、64は制御対象としてECU1に電気的に接続されている。
ECU1にはA/Fセンサ26や、酸素センサ27や、クランク角センサ54や、各エアフロメータ61、62や、水温センサ71や、車速センサ72や、アイドルSW73などの各種のセンサ・SW類が電気的に接続されている。
エンジン50の回転数NEはクランク角センサ54の出力に基づき、エンジン50の吸入空気量GAは各エアフロメータ61、62の出力に基づき、ECU1でそれぞれ検出される。
第1の流通経路においてリアジョイント11の直後を流通する冷却水の水温THWは水温センサ71の出力に基づきECU1で検出される。水温THWは、エンジン50の冷却水温として検出される。
車速SPDは車速センサ72の出力に基づき、ECU1で検出される。
エンジン50の運転状態がアイドル状態であるか否かは、アイドルSW73の出力に基づき、ECU1で検出される。
ROMはCPUが実行する種々の処理が記述されたプログラムやマップデータなどを格納するための構成である。CPUがROMに格納されたプログラムに基づき、必要に応じてRAMの一時記憶領域を利用しつつ処理を実行することで、ECU1では各種の制御手段や判定手段や検出手段や算出手段などが機能的に実現される。
この点、ECU1では例えばエンジン50が冷間始動した場合に、エンジン50において燃焼を行う気筒数を、エンジン50の全気筒数である6つよりも減少させてエンジン50を運転するための減筒運転制御を行う第1の制御手段が機能的に実現される。具体的には第1の制御手段は、エンジン50のアイドル時に減筒運転制御を行うように実現される。また第1の制御手段は、さらに車速SPDが所定値αよりも低い場合に減筒運転制御を行うように実現される。この点、第1の制御手段は、例えば車速SPDがゼロである場合に減筒運転制御を行うように実現されてもよい。第1の制御手段は、エンジン50が冷間始動した後、所定期間の間、減筒運転制御を行うように実現される。
減筒運転制御を行うにあたり、第1の制御手段は具体的には、全気筒運転のアイドル時よりも燃焼を行う気筒の吸入空気量が増大するように、各電子制御スロットル63、64を制御する。また第1の制御手段は、全気筒運転のアイドル時よりも燃焼を行う気筒の燃料噴射量が増大するように燃料噴射弁を制御する。
そしてこれらにより、第1の制御手段は減筒運転のアイドル時に全気筒運転のアイドル時と同等の出力を確保するように実現される。
また減筒運転制御を行うにあたり、第1の制御手段は、所定の条件に応じて燃焼を行う気筒を特定する制御を行うように実現される。燃焼を行う気筒を特定するにあたっては、例えば所定の気筒を特定することができる。また、所定の気筒を特定するにあたってはさらに例えば各気筒群のうち、いずれかの気筒群を特定することができる。
この点、第1の制御手段はエンジン50の冷間始動時の環境条件に応じて、燃料を行う気筒を特定する制御を行うように実現される。
具体的には第1の制御手段は、エンジン50始動時の水温THWが所定値T2以上である場合には、所定の気筒を特定するように実現される。なお、このときの所定の気筒は、例えば各気筒群のうち、いずれかの気筒群であってもよい。
また第1の制御手段は、エンジン50始動時の水温THWが所定値T2よりも低い場合には、燃焼を行う気筒として各気筒群のうち、いずれかの気筒群を特定するように実現される。
またエンジン50始動時の水温THWが所定値T2よりも低い場合、第1の制御手段はさらに所定期間が経過した場合に、燃焼を行う気筒を各気筒群の間で切り替える制御を行うように実現される。
またECU1では、エンジン50において燃焼を行う気筒につき、複数(ここでは2つ)の排気弁のうちから、駆動する排気弁を特定する制御を行う第2の制御手段が機能的に実現される。第2の制御手段は具体的には、減筒運転経過時間が所定値t以下である場合には、2つの排気弁をともに駆動する排気弁として特定する制御を行うように(より具体的には可変動弁機構を制御することで、両弁作動運転を行うように)実現される。また第2の制御手段は、減筒運転経過時間が所定値tよりも長い場合には、2つの排気弁のうち、いずれか一方の排気弁のみを駆動する排気弁として特定する制御を行うように(より具体的には可変動弁機構を制御することで、片弁作動運転を行うように)実現される。
このほかECU1では、例えば各冷却アダプタ21、22を流通する冷却水の流量制御を行う流量制御手段が機能的に実現される。流量制御手段は具体的には、エンジン50が冷却始動した場合に、所定の条件に応じて各冷却アダプタ21、22への冷却水の流通を禁止するように各流量調節弁41、42を制御するよう実現される。流量制御手段は、所定の条件として、エンジン50始動後の経過時間が所定値Tstart以上、所定値Tend以下であり、且つエンジン50始動後の積算吸入空気量が所定値Q以下である場合に、上述のように各流量調節弁41、42を制御するよう実現される。
次にECU1の動作を図3から図5に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図3および図4に示すフローチャートはECU1起動後、ごく短い間隔で並列的に繰り返し実行される。また図5に示すフローチャートは、図3に示すフローチャートのステップS6に対応するサブルーチンを示している。
図3に示すように、ECU1はエンジン50が始動したか否かを判定する(ステップS1)。否定判定であれば特段の処理を要しないため、本フローチャートを一旦終了する。一方、ステップS1で肯定判定であれば、ECU1は始動時の水温THWが所定値T1(例えば75℃)よりも低いか否かを判定する(ステップS2)。所定値T1は冷間時であるか否かを判断するために予め設定されている。そしてステップS2で否定判定であれば、温間時であると判断される。このときECU1は通常の運転を行う(ステップS10)。この場合には、凝縮水低減のための減筒運転は行なわれない。
一方、ステップS2で肯定判定であれば、ECU1は凝縮水低減運転フラグがONであるか否かを判定する(ステップS3)。この凝縮水低減運転フラグは、凝縮水低減のための減筒運転制御を行う必要がある場合にONに設定され、必要がない場合にOFFに設定される。この点、凝縮水低減運転フラグのON、OFFは具体的には図4に示すフローチャートに基づき設定される。
図4に示すように、ECU1はエンジン50始動後の経過時間が所定値Tstart以上であるか否かを判定する(ステップS11)。所定値Tstartは、エンジン50の運転状態が、始動直後の不安定な運転状態であるか否かを判定するための判定値として予め設定されている。ステップS11で肯定判定であれば、ECU1はエンジン50始動後の経過時間が所定値Tend以下であるか否かを判定する(ステップS12)。所定値Tendは時間の観点から、遅くとも各冷却アダプタ21、22で凝縮水が発生しなくなる時間が経過したか否かを判定するための判定値として予め設定されている。ステップS12で肯定判定であれば、ECU1はエンジン50始動後の積算吸入空気量が所定値Q以下であるか否かを判定する(ステップS13)。所定値Qは発熱量の観点から、それぞれ各冷却アダプタ21、22で凝縮水が発生しなくなったか否かを判定するための判定値として予め設定されている。所定値Tstart、所定値Tendおよび所定値Qそれぞれは、エンジン50始動時の水温THWに応じてマップデータで予め設定されている。
そして、ステップS13で肯定判定であれば、エンジン50の運転状態が始動直後の不安定な運転状態ではなく、且つ減筒運転制御を行う必要があると判断される。このためステップS13で肯定判定であれば、ECU1は凝縮水低減運転フラグをONにする(ステップS14)。一方、ステップS11、S12またはS13で否定判定であれば、ECU1は凝縮水低減運転フラグをOFFにする(ステップS15)。これにより、運転状態が不安定なエンジン50の始動直後には、ステップ11に基づき、凝縮水低減運転フラグがOFFになる。またこれにより、減筒運転制御を行う必要がなくなった場合に、ステップS12またはS13に基づき、凝縮水低減運転フラグがOFFになる。
図3に戻り、ステップS3で否定判定であった場合には、ステップS10に進む。一方、ステップS3で肯定判定であった場合には、ECU1は各流量調節弁41、42を閉じる(ステップS4)。これにより、各冷却アダプタ21、22への冷却水の流通が禁止される。したがってこれにより、各冷却アダプタ21、22における排気の冷却を抑制することができ、以って各冷却アダプタ21、22でより長時間に亘って凝縮水が生成されることを抑制できる。このためこれにより、エンジン50の冷間時に生成される凝縮水の量を低減することができる。
続いてECU1は、アイドルフラグがONであり、且つ車速SPDが所定値αよりも低いか否かを判定する(ステップS5)。所定値αは、低車速時のエンジン50の吸入空気量が小さい領域に対応させて予め設定されている。なお、ECU1はアイドルSW73がONである場合にアイドルフラグをONにし、アイドルSW73がOFFである場合にアイドルフラグをOFFにする。またアイドルSW73は、図示しないアクセルペダルが踏み込まれた場合にONになり、アクセルペダルの踏み込みがなくなった場合にOFFになる。ステップS5で否定判定であればステップS10に進む。一方、ステップS5で肯定判定であれば、ECU1は所定の気筒の燃焼を停止する(ステップS6)。換言すれば、本ステップで燃焼停止される気筒以外の残り気筒が、燃焼を行う所定の気筒として特定されるとともに、これに応じた減筒運転制御が行われる。
ステップS6では、具体的には図5に示すフローチャートに基づき所定の気筒の燃焼が停止される。図5に示すように、ECU1はエンジン50始動時の水温THWが、所定値T2よりも低いか否かを判定する(ステップS21)。所定値T2は0℃よりも低い値に予め設定することができる。ステップS21で否定判定であれば、ECU1は所定の気筒の燃焼を停止する(ステップS22)。この場合、例えば燃焼を行う所定の気筒として各気筒群のうち、いずれかの気筒群を特定することができる。
一方、ステップS21で肯定判定であった場合には、ECU1はエンジン50の始動後、所定期間が経過したか否かを判定する(ステップS23)。所定期間が経過したか否かは、具体的には例えばエンジン50始動後の経過時間が所定値tよりも短いか否かで判定することや、エンジン50始動後の積算吸入空気量が所定値qよりも小さいか否かで判定することができる。所定期間は、例えば各冷却アダプタ21、22で凝縮水が発生しなくなると想定される期間の半分の期間に設定することができる。したがって、所定値tは例えば所定値Tendの半分の値に、所定値qは例えば所定値Qの半分の値にそれぞれ設定することができる。
ステップS23で肯定判定であればステップS24に進み、ECU1は各気筒群のうち、一方の気筒群の燃焼を停止する(第1のバンク燃焼停止)。換言すれば、本ステップで各気筒群のうち、いずれかの気筒群が燃焼を行う所定の気筒として特定される。ステップS24の後には、本フローチャートを一旦終了する。一方その後、本フローチャートが再開され、ステップS23で否定判定された場合にはステップS25に進み、ECU1は各気筒群のうち、他方の気筒群の燃焼を停止する(第2のバンク燃焼停止)。換言すれば、本ステップで燃焼を行う気筒が各気筒群の間で切り替えられる。これにより、0℃よりも低い温度から片バンク運転を行いながらエンジン50を暖機する場合に、各バンク間で暖機の均一性を高めることができる。
一方、このようにして所定の気筒の燃焼を停止することで、各冷却アダプタ21、22では、燃焼が行われている気筒に対応する排気管のみに排気が流通することになる。このためこれにより、冷間時に各冷却アダプタ21、22における排気の冷却面積を減少させることができ、以って冷間時に生成される凝縮水の量を低減することができる。
また減筒運転制御では、一気筒あたりの排気ガス量が増大することに伴い、流通する排気の流速が高まることになる。このためこれにより、流通する排気で凝縮水の微粒化を促進できる。したがってこれにより、粒径の大きな凝縮水が蒸発することなく、A/Fセンサ26や酸素センサ27のセンサ素子に到達することを防止或いは抑制できる。
そしてこれらにより、A/Fセンサ26や酸素センサ27のセンサ素子に被水による素子割れが発生する可能性が高まることを防止或いは抑制できる。
図3に戻り、ステップS6に続いてECU1は、減筒運転経過時間が所定値tよりも長いか否かを判定する(ステップS7)。否定判定であれば、ECU1は、燃焼が行われている気筒(運転気筒)の排気弁につき、両弁作動運転を行う(ステップS8)。この場合には、エンジン50の運転の安定性を確保することができる。一方、ステップS7で肯定判定であれば、ECU1は燃焼が行われている気筒の排気弁につき、片弁停止運転を行う(ステップS9)。これにより、さらに排気の冷却面積を減少させることができ、以って冷間時に生成される凝縮水の量を低減することができる。またこれにより、さらに排気の流速をさらに高めることができることから、凝縮水の微粒化をさらに促進でき、以ってA/Fセンサ26や酸素センサ27のセンサ素子が被水することをさらに好適に抑制できる。そしてこれらにより、A/Fセンサ26や酸素センサ27のセンサ素子に被水による素子割れが発生する可能性が高まることをさらに好適に防止或いは抑制できる。
上述した実施例は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
例えば上述した実施例ではエンジンがV型のエンジン50である場合について詳述した。しかしながら本発明おいては必ずしもこれに限られず、エンジンは例えば直列気筒エンジンなど他の適宜のエンジンであってもよい。
また例えば上述した実施例では、可変動弁機構が片弁休止運転可能手段である場合について説明した。しかしながら本発明においては必ずしもこれに限られず、片弁休止運転可能手段は例えば電磁式の排気弁駆動装置であってもよい。
また例えば上述した実施例では、流量制御手段が、所定の条件に応じて各冷却アダプタ21、22への冷却水の流通を禁止するように各流量調節弁41、42を制御する場合について説明した。しかしながら本発明においては必ずしもこれに限られず、流量制御手段は、例えば所定の条件に応じて排気系冷却手段を流通する冷媒の流量を減少させるように流量調節手段を制御するように実現されてもよい。
また例えば上述した実施例では、「エンジン始動後の積算吸入空気量が所定値Q以下である場合」を所定の条件の一つとして、流量制御手段が各流量調節弁41、42を制御する場合について説明した。しかしながら本発明においては必ずしもこれに限られず、流量制御手段は、「エンジン始動後の積算吸入空気量が所定値以下である場合」の代わりに「排気系冷却手段の排気管温度が所定値以下である場合」を所定の条件の一つとしてもよい。これは、排気系冷却手段の排気管温度が、エンジン始動時のエンジンの冷却水温とエンジン始動後の積算吸入空気量とによって推定することができることによるものである。この点、「排気系冷却手段の排気管温度が所定値以下である場合」の所定値とは、排気系冷却手段の排気管温度が露点(例えば54℃)以下であるか否かを判定するための判定値である。
また例えば上述した実施例では、各冷却アダプタ21、22が排気系冷却手段である場合について詳述した。しかしながら本発明においては必ずしもこれに限られず、排気系冷却手段は例えばエンジンの排気ポート周りに冷却水などの冷媒を流通させる流路を形成する流路形成部や、冷媒によって排気マニホルド、または例えばエンジンと排気マニホルドとの間に設けたアダプタの全部または一部を冷却することが可能なその他の適宜の構成であってもよい。
また、第1および第2の制御手段や流量制御手段などの各種の手段は主にエンジン50を制御するECU1で実現することが合理的であるが、例えばその他の電子制御装置や専用の電子回路などのハードウェアやこれらの組み合わせによって実現されてもよい。同様に各種の手段が複数の処理ないし動作を行う場合の各処理や各動作についても、例えば複数の電子制御装置や、電子回路等のハードウェアや、電子制御装置と電子回路等のハードウェアとの組み合わせで実現されてもよい。
1 ECU
10 ウォータポンプ
21 Rh冷却アダプタ
22 Lh冷却アダプタ
23 Rh触媒
24 Lh触媒
26 A/Fセンサ
27 酸素センサ
41 Rh流量調節弁
42 Lh流量調節弁
50 エンジン
100 冷却装置

Claims (3)

  1. 複数の冷媒循環経路に共通の冷媒を圧送する冷媒圧送装置と、
    前記複数の冷媒循環経路のうち、少なくとも1つの冷媒循環経路にエンジン本体が組み込まれた多気筒エンジンと、
    前記複数の冷媒循環経路のうち、少なくとも1つの冷媒循環経路に組み込まれ、前記エンジン本体よりも熱容量が小さく、且つ流通する冷媒で前記多気筒エンジンの排気系を冷却する排気系冷却手段と、
    前記多気筒エンジンが冷間始動した場合に、前記多気筒エンジンにおいて燃焼を行う気筒数を、前記多気筒エンジンの全気筒数よりも減少させて前記多気筒エンジンを運転するための減筒運転制御を行う第1の制御手段と、を備え
    前記多気筒エンジンが一気筒あたりに複数の排気弁を有しており、
    前記多気筒エンジンにおいて燃焼を行う気筒につき、前記複数の排気弁のうち、駆動する排気弁を特定する制御を行う第2の制御手段をさらに備え、
    前記第2の制御手段は、前記減筒運転制御が行われてからの経過時間が所定値以下の場合には、前記駆動する排気弁として、前記複数の排気弁のうち全部の排気弁を特定し、前記経過時間が前記所定値よりも長い場合には、前記駆動する排気弁として、前記複数の排気弁のうち一部の排気弁のみを特定するエンジンの冷却装置。
  2. 請求項1記載のエンジンの冷却装置であって、
    前記多気筒エンジンが複数の気筒群を有しており、
    前記第1の制御手段が、前記複数の気筒群のうち、いずれかの気筒群を前記エンジンにおいて燃焼を行う気筒として特定する制御を行うエンジンの冷却装置。
  3. 請求項2記載のエンジンの冷却装置であって、
    前記多気筒エンジンが、第1のバンクと第2のバンクとを有する多気筒エンジンであり、
    前記複数の気筒群は、前記第1のバンクに形成された気筒群と前記第2のバンクに形成された気筒群とであり、
    前記第1の制御手段は、前記多気筒エンジンが冷間始動してから所定期間経過するまでの間は、前記第1のバンクに形成された前記気筒群と前記第2のバンクに形成された前記気筒群とのうち一方のバンクに形成された前記気筒群を前記エンジンにおいて燃焼を行う気筒として特定し、前記多気筒エンジンが冷間始動してから前記所定期間経過した後においては、前記第1のバンクに形成された前記気筒群と前記第2のバンクに形成された前記気筒群とのうち前記一方のバンクではない方のバンクに形成された前記気筒群を前記エンジンにおいて燃焼を行う気筒として特定するエンジンの冷却装置。
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