JP5195623B2 - 打錠菓子 - Google Patents

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Description

本発明は、キシリトールを含有する打錠菓子に関する。
近年、数多くの糖類が開発され、食品分野においても消費者ニーズの多様化より、それらの特徴を生かした商品開発が盛んに行われてきた。中でもキシリトールは、エリスリトールやソルビトール等で知られる冷涼感を得られる糖類の1つであり、その冷涼感の強さ(吸熱量35kcal/g)、速溶性に優れ(溶解度 25℃ 64(g/100g))、ショ糖に近い甘味度を持つ味質のよさ、非う蝕性を持つことで注目されている。
前記キシリトールを食品や医薬品の主剤とする提案は数多くなされてきた。まず、食品分野でのキシリトールの適用例として、例えば、キシリトールを加熱溶融し、結晶化直前まで冷却して攪拌することで微細結晶を析出せしめた後、固化、成型するキャンディが提案されている(特許文献1)。また、キシリトールと該キシリトールに対し重量比で0.06〜0.50のソルビトールを含む配合物を加熱溶融し、成型してなり、キシリトールの一部を非結晶状態としたキャンディも開示されている(特許文献2)。しかしながら、キシリトールを加熱溶融し、これを冷却、固化して成型する場合、キシリトールの結晶粒径をコントロールするのが極めて困難であり、冷涼感は得られるものの、速溶性には欠けるものである。
一方、医薬品分野では、「速崩壊性」を有する錠剤としてキシリトールを圧縮成型された打錠物に関する数多くの提案がなされている。例えば、寒天末とキシリトールを含有する口腔内速崩壊性圧縮成型物が提案されている(特許文献3)。しかし、この圧縮成型物は、キシリトール含量が1〜10重量%と少なく、キシリトール特有の冷涼感は得られない。また、薬効成分と、エリスリトール、キシリトール及びソルビトール等の糖アルコールとポリビニルピロリドンを含有する口腔内崩壊性粒状製剤(特許文献4)、医薬成分及びキシリトール等の水溶性糖アルコール及びヒドロキシプロキシル基含有の低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含有する口内崩壊性を有する固形製剤(特許文献5)、活性成分、糖及び/又は糖アルコール及びセルロース類を含有する群と糖及び/又は糖アルコール及びセルロース等の溶出補助剤を含有する速崩壊性固形製剤(特許文献6)等が提案されている。しかし、これらは、ポリビニルピロリドンを使用することが前提とされており、欧州では食品添加物として使用が認められているものの、わが国では食品添加物として認可されていない物質であり、食品に応用するのは好ましくないうえに、これらの製剤においては、キシリトールは糖アルコールの一種として挙げられているに過ぎず、キシリトールを主成分とした冷涼感を目的とするものではない。
キシリトールの冷涼感の強さ、溶けのよさ、ショ糖に近い甘味度を持つ味質のよさ、非う蝕性といった特徴を生かすため、キシリトールを主成分としたさまざまな錠剤の製造方法も提案されている。キシリトールを主剤としキシリトール粉末を予め脂質で被覆しておくことによってキシリトール含量が高くても打錠適性を向上させることができる提案がなされている(特許文献7)。また、同様にキシリトール粉末を予めアラビノガラクタン水溶液と混合することにより打錠適性を向上させる提案もある(特許文献8)。また、錠剤の製造方法以外にも、平均分子500〜4000の直鎖状及び/又は分岐鎖状オリゴ糖類を含有させて食感を改良したキシリトール含有の口腔内錠が提案されているが(特許文献9)、いずれもキシリトールのエグ味に関しては改善されてはいない。
一方、キシリトール特有のエグ味を改善したスピラントールを含有したチューイングガムも提案されているが、味質の改善でありキシリトールの特徴である冷涼感には記載がなく、キシリトールの特徴を最大限生かしているとはいえない(特許文献10)。
また、本件出願人は、キシリトール特有の味質及び冷涼感を損なわずに、口内での崩壊性を向上させ瞬間的に溶解する速溶性を有する菓子の研究を行ってきた。例えば、中心部がキシリトール50%以上からなる打錠物で、該打錠物の外層がコーティングされた糖衣層からなり、該打錠物及びその外層である糖衣層の水分が1.5重量%〜5.5重量%の範囲内にコントロールすることによって、口腔内で冷涼感と速溶性を有する打錠菓子の提案を行っている(特許文献11)。しかしながらこれは、糖衣を行い水分値を調整するという工程が必ず必要となり操作が複雑となる。
一方で、冷涼感という観点では、キシリトールに近い特徴を持った糖アルコールとしてエリスリトールが挙げられる。冷涼感ではエリスリトールは、溶解時の吸熱量43kcal/gと最も大きい結晶糖質であるが、溶解度は、25℃ 64(g/100g)でキシリトールと比較すると溶けが悪い。キシリトールと比較して吸収熱量が大きいため、その冷涼感を生かしたエリスリトールを含有する食品の提案がある。しかしながら、結晶エリスリトールを一度に大量に摂取すると強いエグ味、収斂味を感じ、味質に悪影響を及ぼす場合があるために食品に大量に配合することは困難である。この課題を解決するため、結晶キシリトールと結晶エリスリトールの両方を含有させることを特徴とし、これによって、強い冷涼感を有しながらも、エグ味、収斂味が弱い甘味組成物が提案されている(特許文献12)。しかしながら、エリスリトールのエグ味、収斂味に関しては、打錠菓子のようなほとんどが結晶糖質で占める菓子の場合では特に顕著に現れ課題が残る。
したがって、キシリトールの特徴である速溶性に優れ、強い冷涼感を有し、味質のよさを最大限に利用した打錠菓子の出現が求められてきた。
特開平9−47222号公報 特許3460187号公報 特開2002−138055号公報 特開2000−16930号公報 特開平11−343231号公報 特開平11−43429号公報 特許第4063390号公報 特許第3428119号公報 特開平8−157356号公報 特開平11−137208号公報 特開2005−278591号公報 特開2008−54544号公報
本発明の目的は、キシリトールの特徴である速溶性に優れ、強い冷涼感を有し、味質のよさを最大限に利用した打錠菓子を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、キシリトール80重量%以上を含む打錠菓子において、平均粒子径が20μm〜150μmの結晶キシリトール、平均粒子径が400μm〜800μmの結晶キシリトールを組み合わせて特定用を含有させることで、速溶性に優れ、強い冷涼感を有したキシリトールの特徴を最大限に生かし、かつキシリトール特有のエグ味が弱くすることを見出した。
即ち、本発明の要旨は、
キシリトールを80重量%以上含有する打錠菓子であって、平均粒子径が20〜150μmの結晶キシリトールと、平均粒子径が400〜800μmの結晶キシリトールとを組み合わせて含有し、その比率が30:70〜70:30であることを特徴とする打錠菓子
に関する。
本発明に係る打錠菓子は、速溶性に優れ、強い冷涼感を有し、かつキシリトール特有のエグ味が弱いという効果を奏するものである。
本発明の打錠菓子は、キシリトールを80重量%以上含有する打錠菓子であって、平均粒子径が20〜150μmの結晶キシリトールと、平均粒子径が400〜800μmの結晶キシリトールとを組み合わせて含有し、その比率が30:70〜70:30であることを特徴とする。
本発明は、キシリトールを主成分とする打錠菓子において、結晶キシリトールの平均粒径と、その速溶性、冷涼感の間に相関関係があることを本発明者らが見出したことで完成された。
具体的には、平均粒径が20μm〜150μmの結晶キシリトールと、平均粒子径が400μm〜800μmの結晶キシリトールとを組み合わせて混合することにより、粒径の違いにより、口の中での溶解スピードに差が生じることで速溶性に優れたものとなり、強い冷涼感を持ち合わせたキシリトールの特徴を最大限に生かすことが可能になる。また、口の中での溶解スピードに差が生じることにより、キシリトール特有のエグ味を弱くすることも可能になる。
結晶キシリトール同士の平均粒子径が前記範囲より近くなると、口の中で溶解する際に同時に一気に溶解するため、強い冷涼感を奏するものの、キシリトール特有のエグ味が出やすくなる。これに対して、一方の平均粒子径が20μm〜150μm、他方の平均粒子径が400μm〜800μmとすることで、口の中で溶解する際に粒径の違いにより溶解しやすい粒径の結晶キシリトールから速やかに溶解するため、全体の溶解速度が向上し、また、素早く溶解することで強い冷涼感を奏することも可能でありながら、一度に結晶キシリトールが溶解しないために、キシリトール特有のエグ味は出難くなる。
また、結晶キシリトール同士の平均粒子径の差が前記範囲より大きく異なると、口の中で溶解する際の速度が極端な差が生じるため、大きい粒度の結晶キシリトールは口の中でゆっくりと溶け冷涼感の持続には適しているが強い冷涼感は感じ難くなる上、打錠菓子として異物感を感じる。
なお、本発明においては、前記平均粒子径は、製剤学的にメジアン径のことを意味するものであり、質量基準及び個数基準の累積分布曲線における50%累積値に対応する粒子径である。測定方法としては、レーザー回折式粒度分布計((株)島津製作所製、商品名SLADA−2200)を用いて測定された値をいう。また、篩式の原始的な粒度分布測定装置を用いてもよい。
結晶キシリトールは、コーンコブ等を加水分解して得られたキシロースを水素添加してキシリトール溶液を調製し、このキシリトール溶液を晶析して製造するのが一般的であるが、本発明における結晶キシリトールは、どのような方法で製造してもよい。例としては、微生物による発酵でキシリトール溶液を調製し晶析する方法等が挙げられる。また、スプレードライ等の晶析以外の結晶化方法を用いてもよく、結晶を粉砕したものを用いてもよい。また、本発明における結晶キシリトールは、固形分中のキシリトールの純度が95%以上であればどのようなものでもよく、どのような結晶形をしていてもよい。なお、平均粒子径は、使用する製造方法に応じて各条件を調整することで所望の範囲に調整することができる。また、結晶キシリトールを市販の篩にかけることで調整してもよい。
前記平均粒子径が20〜150μmの結晶キシリトールは、平均粒子径が20μm未満の場合には造粒、もしくは直打する際に固結を起こす等ハンドリングに問題が生じる可能性がある。また、平均粒子径が150μmを超える場合には、弱い冷涼感が持続することになり、冷涼感を強く感じることが出来ない。
平均粒子径が20〜150μmの結晶キシリトールは、一般的に用いられる乾式造粒、湿式造粒を用いて造粒品としてもよい。この際には、キシリトールの特徴である溶性に優れ、強い冷涼感を有し、味質のよさを損なわない範囲でバインダー等も使用してよい。
本発明における打錠菓子中の平均粒子径の大きい400μm〜800μmの結晶キシリトールは、平均粒子径が400μm未満の場合は、平均粒子径の小さい20μm〜150μmの結晶キシリトールとの溶解するタイミングが近くなりキシリトール特有のエグ味を感じる。平均粒子径が800μmを越える場合は、冷涼感の持続には適しているが強い冷涼感は乏しい上、打錠菓子とした場合に異物感を感じる。
平均粒子径が400〜800μmの結晶キシリトールは、一般的に用いられる乾式造粒、湿式造粒を用いて造粒品としてもよい。キシリトールの特徴である溶性に優れ、強い冷涼感を有し、味質のよさを損なわない範囲でバインダー等も使用してよい。
本発明の打錠菓子において、平均粒子径20〜150μmの結晶キシリトール:平均粒子径400μm〜800μmの結晶キシリトール=30:70〜70:30(重量比)の範囲が好ましい。平均粒子径20〜150μmの結晶キシリトールの比率が30重量%未満の場合は、冷涼感が弱くなり、平均粒子径20〜150μmの結晶キシリトールの比率が70重量%を超えると、速溶性は向上するが、エグ味の改善効果が弱くなる。
本発明の打錠菓子は、最終的に、前記のようなキシリトールを80重量%以上添加されたものである。前記キシリトールが80重量%未満の場合、キシリトールの冷涼感が弱くなる。
また、本発明の打錠菓子には、速溶性、冷涼感、味質のよさを損なわない範囲で、滑沢剤として一般的に使用されるショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム等、製造助剤として微粒二酸化ケイ素等も添加することができる。また、ビタミン類、ミネラル、乳酸菌、食物繊維等の栄養素を添加することができ、香料や酸味料、調味料、着色料等も同様に添加できる。さらに、デンプン類、セルロース類、キシリトール以外の糖類を添加することもでき、更に果汁や乳製品等も添加することができる。なお、キシリトールと同様に冷涼感を感じる糖類であるエリスリトールやソルビトール等も添加することができるが、これらの糖類はキシリトールに比べ味質が劣り、嗜好性に掛ける傾向にある。ただし、前記エリスリトールやソルビトール等は一部使用することを排除するものではない。
これらの任意成分の合計としては、打錠菓子中において20重量以下であればよい。
本発明の打錠菓子は、例えば、以下のようにして製造することができる。
平均粒子径が20〜150μmの結晶キシリトールA、必要であれば該結晶キシリトールAの造粒物と、400〜800μmの結晶キシリトールB、必要であれば該結晶キシリトールBの造粒物とを混合し、任意成分を適宜混合した後、混合物を打錠機を用いて圧縮打錠して打錠菓子を得ることができる。
前記打錠機としては、一般的に使用されるロータリー式打錠機や単動式打錠機等用いることが可能である。
また、打錠条件としては、前記通常の打錠機で作製可能な条件であり、加熱、加湿を行うなど顕著に溶融、溶解するなど結晶状態を変化させない条件であればよい。
得られた打錠菓子は、キシリトールを80重量%以上含有し、速溶性に優れ、強い冷涼感を有し、かつキシリトール特有のエグ味が弱い打錠菓子であり、キシリトールの特徴を最大限に利用した打錠菓子となる。
以下、本発明の実施例を示し、本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
流動層造粒機(LAB−1型:パウレック社製)を用い、平均粒子径が60μmの結晶キシリトール500gに、5%アラビアガム水溶液100ml噴霧してキシリトール造粒物Aを得た。この造粒物210gと平均粒子径が600μmの結晶キシリトール200gを混合し、表1の配合で混合し、ロータリー式打錠機(CPR−25:DOT.BONAPACE社製)を用いて直径10mmの丸型平型に圧縮打錠し単重0.6gの打錠菓子を得た。
得られた打錠菓子は、キシリトールを80重量%以上含有し、速溶性に優れ、強い冷涼感を有し、かつキシリトール特有のエグ味が顕著に弱い打錠菓子であり、キシリトールの特徴を最大限に利用した打錠菓子であった。
Figure 0005195623
(実施例2)
流動層造粒機(LAB−1型:パウレック社製)を用い、平均粒子径が20μmの結晶キシリトール700gとビタミンC 325M 300gに、5%アラビアガム水溶液100mlを噴霧してキシリトール造粒物Cを得た。この造粒物210gと平均粒子径が650μmの結晶キシリトール200gを混合し、表2の配合で混合し、ロータリー式打錠機(CPR−25:DOT.BONAPACE社製)を用いて直径10mmの丸型平型に圧縮打錠し単重0.60gの打錠菓子を得た。
得られた打錠菓子は、キシリトールを80重量%以上含有し、速溶性に優れ、強い冷涼感を有し、かつキシリトール特有のエグ味が顕著に弱い打錠菓子であり、キシリトールの特徴を最大限に利用した打錠菓子であった。
Figure 0005195623
(実施例3)
平均粒子径が60μmの結晶キシリトールAと平均粒子径が600μmの結晶キシリトールBを用いて下記表3のように配合し、ロータリー型打錠機(CPR−25:DOT.BONAPACE社製)を用いて直径10mmの丸型平型に圧縮打錠しそれぞれ単重0.6gの打錠菓子を得た。
この打錠菓子をパネラー10人で官能試験を行った。速溶性、冷涼感、及びエグ味について、配合1の速溶性を3点、冷涼感を3点、エグ味を3点として、評価法(−3:非常に弱い、−2:弱い、−1:やや弱い、+1:やや強い、+2:強い、+3:非常に強い)にて官能検査を行ったところ、結晶キシリトールA:結晶キシリトールB=30:70〜70:30の範囲において結晶キシリトールA単独より冷涼感が強く、速溶性も孫色なく、配合1と比較するとキシリトール特有のエグ味が顕著に低減されていた。
なお、官能試験の結果としては、速溶性が1以上、冷涼感が2以上、エグ味が−2以下のものを合格品とした。
Figure 0005195623
(比較例1)
実施例1で得られたキシリトール造粒物A 21gと平均粒子径が600μmの結晶キシリトール200gを混合し、表4の配合で混合し、ロータリー式打錠機(CPR−25:DOT.BONAPACE社製)を用いて直径10mmの丸型平型に圧縮打錠し単重0.6gの打錠菓子を得た。
得られた打錠菓子は、キシリトールを80重量%以上含有しているが、速溶性に乏しく、冷涼感が弱い打錠菓子であった。
Figure 0005195623
(比較例2)
実施例1で得られたキシリトール造粒物A 380gと平均粒子径が600μmの結晶キシリトール21gを混合し、表5の配合で混合し、ロータリー式打錠機(CPR−25:DOT.BONAPACE社製)を用いて直径10mmの丸型平型に圧縮打錠し単重0.6gの打錠菓子を得た。
得られた打錠菓子は、キシリトールを80重量%以上含有しているが、速溶性に優れ、強い冷涼感を有しているが、キシリトール特有のエグ味が強い打錠菓子であった。
Figure 0005195623
(比較例3)
平均粒子径が200μmの結晶キシリトール250gと、平均粒子径が300μmの結晶キシリトール250gを混合し、5%アラビアガム水溶液100ml噴霧してキシリトール造粒物Bを得た。表6の配合で混合し、ロータリー式打錠機(CPR−25:DOT.BONAPACE社製)を用いて直径10mmの丸型平型に圧縮打錠し単重0.6gの打錠菓子を得た。
得られた打錠菓子は、キシリトールを80重量%以上含有しているが、速溶性に優れ、強い冷涼感を有しているが、キシリトール特有のエグ味が強い打錠菓子であった。
Figure 0005195623
(比較例4)
実施例1で得られたキシリトール造粒物A 210gと平均粒子径が1500μmの結晶キシリトール200gを混合し、表7の配合で混合し、ロータリー式打錠機(CPR−25:DOT.BONAPACE社製)を用いて直径10mmの丸型平型に圧縮打錠し単重0.6gの打錠菓子を得た。
得られた打錠菓子は、キシリトールを80重量%以上含有しているが、速溶性に優れ、冷涼感はあるが打錠菓子としてジャリジャリとし異物感のある打錠菓子であった。
Figure 0005195623
(比較例5)
流動層造粒機(LAB−1型:パウレック社製)を用い、平均粒子径が60μmの結晶エリスリトール500gに、5%アラビアガム水溶液100ml噴霧してエリスリトール造粒物Bを得た。この造粒物210gと平均粒子径が600μmの結晶キシリトール200gを混合し、表8の配合で混合し、ロータリー式打錠機(CPR−25:DOT.BONAPACE社製)を用いて直径10mmの丸型平型に圧縮打錠し単重0.6gの打錠菓子を得た。
得られた打錠菓子は、速溶性に優れ、強い冷涼感を有していたが、エリスリトールのエグ味、収斂味が強い打錠菓子であった。
Figure 0005195623
(比較例6)
流動層造粒機(LAB−1型:パウレック社製)を用い、平均粒子径が60μmの結晶ソルビトール500gに、5%アラビアガム水溶液100ml噴霧してソルビトール造粒物Dを得た。この造粒物210gと平均粒子径が600μmの結晶キシリトール200gを混合し、表9の配合で混合し、ロータリー式打錠機(CPR−25:DOT.BONAPACE社製)を用いて直径10mmの丸型平型に圧縮打錠し単重0.6gの打錠菓子を得た。
得られた打錠菓子は、速溶性に乏しく、冷涼感にも乏しい打錠菓子であった。
Figure 0005195623

Claims (1)

  1. キシリトールを80重量%以上含有する打錠菓子であって、平均粒子径が20〜150μmの結晶キシリトールと、平均粒子径が400〜800μmの結晶キシリトールとを組み合わせて含有し、その比率が30:70〜70:30であることを特徴とする打錠菓子。
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