JP5195290B2 - 密閉型スクロール圧縮機 - Google Patents

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本発明は、空気調和機やヒートポンプ式給湯機などに用いられる密閉型スクロール圧縮機に関するものである。
従来からあるスクロール圧縮機について、その構造および動作原理は広く公知である。以下、図7および図8に示す密閉型スクロール圧縮機を例にとり、図面とともに説明する(例えば、特許文献1参照)。
密閉容器1内に、圧縮機構部2と電動機3とオイル溜め14とを設置し、前記圧縮機構部2は、固定渦巻羽根6aを有する固定スクロール6と、この固定スクロール6の固定渦巻羽根6aと噛み合わせて複数個の圧縮空間9を形成する旋回渦巻羽根7aを旋回鏡板7b上に形成した旋回スクロール7と、この旋回スクロール7を前記固定スクロール6とにより挟む位置に設けられた主軸受部材5と、前記旋回スクロール7の自転を防止するためのオルダムリング8と、前記旋回スクロール7の旋回鏡板7bに設けられた旋回軸受部7cに嵌合し、旋回スクロール7を旋回運動させる偏心軸部4aを有するクランク軸4と、前記主軸受部材5に設けられ前記クランク軸4を支持する主軸受部5aと、同じく前記主軸受部材5に、前記旋回スクロール7の旋回鏡板7bの旋回軸受側空間22を吐出圧力にほぼ近い高圧空間20と、吸入圧力に対して少し高い低圧空間21に仕切るシール部材10とで構成されている。
上記構成により、電動機3の回転力が前記クランク軸4を介して伝達されると、前記圧縮機構部2の吸入孔11から吸入された低温低圧の流体は、複数個の圧縮空間9で外周側から中央部に移動しながら順次圧縮され、吐出孔12から高温高圧の流体となって吐出され、これを繰り返す。
また、密閉容器1底部のオイル溜め14のオイルは、クランク軸4の副軸受部材15側に設置されたポンプ18により、前記クランク軸4を縦貫するオイル供給孔19を通して、偏心軸部4a端部に供給され、前記旋回軸受部7cおよび前記主軸受部5aを潤滑した後、前記オイル溜め14に戻される。
さらに、前記旋回鏡板7bには、前記旋回軸部受7c端部に供給されるオイルの一部を分岐させる連通孔16が半径方向に設けられており、この連通孔16から前記旋回鏡板7bの前記旋回渦巻羽根7a側へ開口する細孔17によってオイルが旋回渦巻羽根7aの上面7dに供給される。さらに、前記細孔17の開口部に、前記旋回渦巻羽根7aの上面7dに沿った油溝23を設けられている。また、前記連通孔16の外周側には、セン13が取り付けられている。
上記構成により、旋回渦巻羽根7aの上面7dに沿って設けられた油溝23にオイルが供給されることにより、旋回渦巻羽根上面7dでの摺動損失を低減させるとともに、前記旋回渦巻羽根上面7dと固定渦巻羽根底面6bとの間に設けられて微小隙間を介して圧縮空間9にオイルが供給されることによりシール性を向上させて、漏れ損失の低減を図っていた。
特開2008−121623号公報
しかしながら、上記従来例では、図6に示したように、旋回渦巻羽根7aに設けられた細孔17が、旋回渦巻羽根7aの外周巻き終わり7eから360°以上内周側に設けられていた。このため、圧縮空間9の圧縮開始からしばらくの間は、運転条件などによって、オイルの供給量が十分でなく、シール性が不足し、漏れ損失が大きくなる可能性があった。
また、旋回渦巻羽根上面7dに設けられた油溝23が、細孔17の開口部から旋回渦巻羽根7aの外周巻き終わり側に向かって180°以上の長さに渡って設けられているため、旋回渦巻羽根7aの見かけ上の羽根厚さが薄くなる部分が長くなり、旋回渦巻羽根7aの半径方向での漏れ損失が大きくなるばかりでなく、油溝23の内周側開始位置付近の圧縮空間と外周側終了位置付近の圧縮空間との圧力差が高くなるため、前記油溝23を通して流体が逆流することがあり、性能低下の要因になっていた。
特に、動作流体として、例えば、二酸化炭素などの高圧流体を用いた場合、圧縮開始直後からの圧力が非常に高くなるため、上記従来の技術における構成では、漏れ、逆流による損失が特に大きくなり、性能が大きく低下するという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、圧縮開始直後から適量のオイルを圧縮空間へ供給することにより、例え圧力が高い動作流体を用いた場合でも、漏れ損失および摺動損失を低く抑えることができ、高効率および高信頼性の密閉型スクロール圧縮機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明は、旋回渦巻羽根の上面に細孔を通してオイルを供給するとともに、前記細孔の開口部に油溝を設け、この油溝は、前記旋回渦巻羽根の外周巻き終わりから180°までの範囲内に存在するとしたものである。
これによって、圧縮開始直後から圧縮空間へオイルが供給され、シール性の向上を図ることができるとともに、油溝を通して流体が逆流しにくくなり、漏れ損失および摺動損失を低く抑えることができる。
さらに、前記油溝の半径方向の幅および周方向の長さを最適に規制することにより、圧縮する流体や運転される条件などに対して、一層、漏れ損失および摺動損失を低く抑えることができる。
本発明による密閉型スクロール圧縮機は、圧力が高い動作流体を用いたような場合でも、漏れ損失および摺動損失を低く抑えることができ、高効率および高信頼性を実現することができる。
第1の発明は、密閉容器内に圧縮機構部と電動機とオイル溜めとを配設し、前記圧縮機構部を、固定渦巻羽根を有する固定スクロールと、この固定スクロールの固定渦巻羽根と噛み合わせて複数個の圧縮空間を形成する旋回渦巻羽根を旋回鏡板上に形成した旋回スクロールと、この旋回スクロールを前記固定スクロールとにより挟む位置に設けられた主軸受部材と、前記旋回スクロールの自転を防止するためのオルダムリングと、前記旋回スクロールの旋回鏡板に設けられた旋回軸受部に嵌合し、旋回スクロールを旋回運動させる偏心軸部を有するクランク軸と、前記主軸受部材に設けられ前記クランク軸を支持する主軸受部と、同じく前記主軸受部材に前記旋回スクロールの旋回鏡板の旋回軸受側空間を高圧空間と低圧空間に仕切るシール材と、前記オイル溜めのオイルを前記クランク軸の軸方向
に設けられたオイル供給孔を通して前記偏心軸部端部に供給し、前記旋回軸受部および前記主軸受部を潤滑した後、前記オイル溜めに戻す給油経路とを設けた密閉型スクロール圧縮機において、前記旋回鏡板の半径方向に前記偏心軸部端部から高圧のオイルを分岐する連通孔と、この連通孔から前記旋回鏡板の前記旋回渦巻羽根の先端へ開口する細孔と、この細孔の開口部に、前記旋回渦巻羽根の上面に沿った油溝を設けるとともに、前記油溝は、前記旋回渦巻羽根の外周巻き終わりから180°までの範囲内に存在するとしたものである。これにより、圧縮開始直後から圧縮空間へオイルが供給され、シール性の向上を図ることができる。
第2の発明は、第1の発明において、油溝を細孔の開口部付近から旋回渦巻羽根の外周巻き終わり側に向かって設けたものである。これにより、細孔開口部付近の圧力よりも、巻き終わり側の圧力がより低くなるため、オイルが、溝全体へと流れ易くなり、よりシール性の向上を図ることができる。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、油溝の半径方向の幅は、旋回渦巻羽根の厚みに対して、0.25倍ないし0.6倍であり、かつ、周方向の長さは、旋回渦巻羽根の厚みに対して、0.3倍ないし2倍の範囲内の長さであることを特徴としたものである。これにより、圧縮する流体や運転される条件などに対して、より最適なオイルを供給することが可能となり、よりシール性の向上を図ることができる。
第4の発明は、第1ないし第3のいずれかの発明において、油溝と旋回渦巻羽根の内壁側もしくは外壁側のいずれかに段差部を設けたものである。これにより、ほぼ左右対称に形成される圧縮空間のうち、いずれか片方の圧縮空間へ、より多くのオイルを供給することができ、より最適なシール性を得ることができる。
第5の発明は、第1ないし第3のいずれかの発明において、油溝は、旋回渦巻羽根の厚み方向中心線に対して、内壁側もしくは外壁側のいずれかにずらせて設けたことを特徴としたものである。これにより、第4の発明による作用効果と同じく、いずれか片方の圧縮空間へ、より多くのオイルを供給することができ、より最適なシール性を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明は限定されるものではない。
また、図7および図8で説明した従来例と同一の構成については、同一番号を使用し、その作用の説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における密閉型スクロール圧縮機の旋回スクロールの平面図である。
図1において、旋回鏡板7bには、旋回軸部受7c端部に供給されるオイルの一部を分岐させる連通孔16が半径方向に設けられており、この連通孔16から前記旋回鏡板7bの前記旋回渦巻羽根7a側へ開口する細孔17によって、オイルが旋回渦巻羽根7aの上面7dに供給される。前記細孔17の開口部には、前記旋回渦巻羽根7aの上面7dに沿った油溝23が設けられている。また、前記連通孔16の外周側には、セン13が取り付けられている。
また、前記油溝23の存在範囲θは、前記旋回渦巻羽根7aの外周巻き終わり7eから180°までとしている。
上記構成により、旋回渦巻羽根7aの上面7dに沿って設けられた油溝23にオイルが供給されることにより、旋回渦巻羽根上面7dでの摺動損失を低減させるとともに、前記旋回渦巻羽根上面7dと固定渦巻羽根底面6bとの間に設けられて微小隙間を介して、圧縮開始直後から適量のオイルを圧縮空間9へ供給することにより、漏れ損失を低く抑えることができる。
なお、油溝23の存在範囲θは、旋回渦巻羽根7aの外周巻き終わり7eから180°までの範囲内であればよいが、圧縮機構部2の吸入孔11との距離などを考慮して、好ましくは、45°ないし90°の範囲内であれば一層の効果を期待できる。
また、油溝23の深さは、効果に大きくは影響しないが、旋回渦巻羽根上面7dと固定渦巻羽根底面6bとの間に設けられた微小隙間の2倍ないし20倍程度が適当である。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における密閉型スクロール圧縮機の旋回スクロールの油溝付近の平面図である。
図2において、油溝23は、細孔17の開口部付近から旋回渦巻羽根7aの外周巻き終わり7e側に向かって設けている。
上記構成により、油溝23へ供給されたオイルは、旋回渦巻羽根7aの外周巻き終わり7e側の方が圧力が低い、すなわち差圧が大きいので、オイルが油溝23へ導かれやすくなり、一層、漏れ損失および摺動損失を低く抑えることができる。
(実施の形態3)
図3において、油溝23の半径方向の幅bは、旋回渦巻羽根7aの厚みtに対して、0.25倍ないし0.6倍であり、かつ、旋回渦巻羽根7aに沿った周方向の長さaは、旋回渦巻羽根7aの厚みtに対して、0.3倍ないし2倍の範囲内であるとしている。
また、図4は、旋回渦巻羽根7aの厚みtに対する油溝23の半径方向の幅bをパラメータとして、b=0.25、0.4、0.6、0.75の4通りの各場合における、旋回渦巻羽根7aの厚みtに対する油溝23の周方向の長さaを変化させたときの、密閉型スクロール圧縮機単体の成績係数の実測結果を示したグラフである。なお、実測に用いた密閉型スクロール圧縮機の主要諸元は、吸い込み容積4cc/rev.、旋回渦巻羽根7aの厚みtは、3mm、細孔17の位置は、旋回渦巻羽根7aの外周巻き終わり7eから60°の位置とし、いずれも、油溝23は、前記細孔17の開口部を中心として旋回渦巻羽根7aの外周巻き終わり7e側に、旋回渦巻羽根7aに沿って設けている。また、動作流体には、二酸化炭素を用い、運転条件は、吸い込みゲージ圧力4MPa、吸い込み温度18℃、吐き出しゲージ圧力10MPa、圧縮機の運転周波数は50Hzとして、最高の成績係数に対する比率で示している。
図4に示した実測結果から分かるように、油溝23の半径方向の幅bが、旋回渦巻羽根7aの厚みtに対して、0.25倍ないし0.6倍であり、かつ、旋回渦巻羽根7aに沿った周方向の長さaが、旋回渦巻羽根7aの厚みtに対して、0.3倍ないし2倍の範囲内であれば、最高の成績係数に対してほぼ99.5%以内に入っており、十分に高い性能を得ていることが分かる。しかしながら、油溝23の半径方向の幅bが、旋回渦巻羽根7aの厚みtに対して、0.75倍の場合、あるいは、油溝23の周方向の長さaが、旋回渦巻羽根7aの厚みtに対して、0.3倍未満または2倍を超えるような場合では、油溝23から圧縮空間9へ流入するオイルの量が過多となるため、吸入加熱や体積効率に影響
し、成績係数の低下が大きくなる。
以上の結果より、油溝23の半径方向の幅bは、旋回渦巻羽根7aの厚みtに対して、0.25倍ないし0.6倍であり、かつ、旋回渦巻羽根7aに沿った周方向の長さaは、旋回渦巻羽根7aの厚みtに対して、0.3倍ないし2倍の範囲内であれば、十分に高い性能を得ることができる。
なお、動作流体として、例えば、R410Aなどを用いた場合や、吸い込み容積、運転条件などによって、成績係数比に多少の変化はあるが、前記油溝寸法の範囲内であれば、ほぼ高い成績係数を得ることができる。
(実施の形態4)
図5において、油溝23と旋回渦巻羽根7aの内壁側に段差部24を設けている。
これにより、圧縮空間9に圧力センサーなどを埋め込み、損失分析を行うことにより、例えば、ほぼ左右対称に形成される圧縮空間9のうち、圧縮機構部2の設計上、旋回渦巻羽根7aから見て内壁側の圧縮空間9の圧縮空間の漏れ損失が大きい傾向であることが判明したような場合でも、前記段差部24を設けてやることにより、より多くのオイルを内壁側へ供給することができ、最適かつ均一なシール性を得ることができる。
なお、図5においては、油溝23と旋回渦巻羽根7aの内壁側に段差部24を設けた場合で説明したが、損失分析を行った結果、旋回渦巻羽根7aから見て外壁側の圧縮空間9の漏れ損失が大きい傾向であることが判明した場合は、外壁側へ段差部24を設けるとよい。
なお、この段差部24の深さdは、旋回渦巻羽根上面7dと固定渦巻羽根底面6bとの間に設けられた微小隙間の2倍程度までで調整することが望ましい。
(実施の形態5)
図6において、油溝23は、旋回渦巻羽根7aの厚み方向中心線に対して、内壁側にずらせて設けている。
これにより、前記実施の形態4で説明した同様の作用、効果に加えて、段差部24を加工する必要がなくなり、ほぼ左右対称に形成される圧縮空間9のうち、圧縮機構部2の設計上、旋回渦巻羽根7aから見て内壁側の圧縮空間9の圧縮空間の漏れ損失が大きい傾向であることが判明したような場合でも、油溝23と旋回渦巻羽根7aの外壁側距離c2の距離に対して、内壁側距離c1の距離を小さくしてやることにより、より多くのオイルを内壁側へ供給することができ、最適かつ均一なシール性を得ることができる。
なお、図6においては、油溝23と旋回渦巻羽根7aの外壁側距離c2の距離に対して、内壁側距離c1の距離を小さい場合で説明したが、損失分析を行った結果、旋回渦巻羽根7aから見て外壁側の圧縮空間9の漏れ損失が大きい傾向であることが判明した場合は、c1>c2としてやるとよい。
なお、上記実施の形態1ないし5における密閉型スクロール圧縮機において、例えば、動作圧力の比較的高い二酸化炭素を用いた場合、一層の効果を期待することができ、漏れ損失および摺動損失を低く抑えた高効率、高信頼性の密閉型スクロール圧縮機を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる閉型スクロール圧縮機は、圧力が高い動作流体を用いたような場合でも、漏れ損失および摺動損失を低く抑えることができ、高効率および高信頼性を実現することが可能となるので、空気調和機やヒートポンプ式給湯機などのほかに、除湿機や乾燥機などの用途に適用することができる。
本発明の実施の形態1における密閉型スクロール圧縮機の旋回スクロールの旋回渦巻羽根側から見た平面図 本発明の実施の形態2における密閉型スクロール圧縮機の旋回スクロールの要部平面図 本発明の実施の形態3における密閉型スクロール圧縮機の旋回スクロールの要部平面図 本発明の実施の形態3における油溝の幅と長さによる密閉型スクロール圧縮機の成績係数の変化を示したグラフ 本発明の実施の形態4における密閉型スクロール圧縮機の旋回スクロールの要部平面図 本発明の実施の形態5における密閉型スクロール圧縮機の旋回スクロールの要部平面図 従来の密閉型スクロール圧縮機の旋回スクロールの旋回渦巻羽根側から見た平面図 従来の密閉型スクロール圧縮機の縦断面図
符号の説明
4 クランク軸
4a 偏心軸部
6 固定スクロール
6a 固定渦巻羽根
6b 固定渦巻羽根底面
7 旋回スクロール
7a 旋回渦巻羽根
7b 旋回鏡板
7c 旋回軸受部
7d 旋回渦巻羽根上面
7e 旋回渦巻羽根外周巻き終わり
9 圧縮空間
10 シール材
13 セン
14 オイル溜め
16 連通孔
17 細孔
19 オイル供給孔
20 高圧空間
21 低圧空間
22 旋回軸受側空間
23 油溝
24 段差

Claims (2)

  1. 密閉容器内に圧縮機構部と電動機とオイル溜めとを配設し、前記圧縮機構部を、固定渦巻羽根を有する固定スクロールと、この固定スクロールの固定渦巻羽根と噛み合わせて複数個の圧縮空間を形成する旋回渦巻羽根を旋回鏡板上に形成した旋回スクロールと、この旋回スクロールを前記固定スクロールとにより挟む位置に設けられた主軸受部材と、前記旋回スクロールの自転を防止するためのオルダムリングと、前記旋回スクロールの旋回鏡板に設けられた旋回軸受部に嵌合し、旋回スクロールを旋回運動させる偏心軸部を有するクランク軸と、前記主軸受部材に設けられ前記クランク軸を支持する主軸受部と、同じく前記主軸受部材に前記旋回スクロールの旋回鏡板の旋回軸受側空間を高圧空間と低圧空間に仕切るシール材と、前記オイル溜めのオイルを前記クランク軸の軸方向に設けられたオイル供給孔を通して前記偏心軸部端部に供給し、前記旋回軸受部および前記主軸受部を潤滑した後、前記オイル溜めに戻す給油経路とを設けた密閉型スクロール圧縮機において、
    前記旋回鏡板の半径方向に前記偏心軸部端部から高圧のオイルを分岐する連通孔と、この連通孔から前記旋回鏡板の前記旋回渦巻羽根の先端へ開口する細孔と、この細孔の開口部に、前記旋回渦巻羽根の上面に沿った油溝を設けるとともに、前記油溝は、前記旋回渦巻羽根の外周巻き終わりから180°までの範囲内に存在し、
    油溝の半径方向の幅は、旋回渦巻羽根の厚みに対して、0.25倍ないし0.6倍であり、かつ、周方向の長さは、旋回渦巻羽根の厚みに対して、0.3倍ないし2倍の範囲内の長さであることを特徴とする密閉型スクロール圧縮機。
  2. 動作流体として二酸化炭素を用いたことを特徴とする請求項1に記載の密閉型スクロール圧縮機。
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