JP5194433B2 - 電解質膜の製造方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献2には、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体膜にクロロトリフルオロエチレンをグラフト重合させ、クロロ基をスルホン酸基に変換する固体高分子電解質の製造方法が開示されている。同文献には、このような方法によって、化学的安定性の高い電解質を低コストで得られる点が記載されている。
さらに、非特許文献1には、電解質膜ではないが、繊維の染色性を改善するために、SO2/Cl2によるγ線照射スルホクロロ化反応を高分子に適用した例が記載されている。
一方、特許文献2に記載された方法は、相対的に高い電気伝導度を有する電解質膜を低コストで合成する方法として有効である。しかしながら、特許文献2に記載された方法は、基材のグラフト重合反応後にスルホン酸基変換反応を行う2段階の重合法を使用しているため、合成ステップも多い。そのため、このようなスルホン化を一段階で行い、電解質膜をさらに低コスト化することが望まれる。
さらに、非特許文献1に記載された方法は、繊維の染色性改善を目的としているために、γ線照射量は10kGy以下である。そのため、非特許文献1に記載された方法では、電解質膜を得るのは困難と考えられる。さらに、γ線照射スルホクロロ化反応を用いて電解質膜を作製した例は、従来にはない。
また、酸化剤としてハロゲンガスを用いると、SO2ガスとハロゲンガスの混合ガスを用いた場合であっても高い電気伝導度が得られる。
さらに、本発明に係る方法は、基材をSO2ガス及び酸化剤に順次接触させ、あるいは、同時に接触させるだけでよいので、従来の方法に比べて合成ステップが少なく、電解質膜の製造コストを低減することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る電解質膜の製造方法は、照射工程と、SO2ガス反応工程と、酸化工程とを備え、各工程を個別に行うことを特徴とする。また、本実施の形態に係る電解質膜は、本発明に係る方法により得られたものからなる。
ここで、「炭化フッ素系高分子」とは、全フッ素系高分子又は部分フッ素系高分子をいう。「全フッ素系高分子」とは、ポリマ骨格中にC−F結合を含み、C−H結合を含まないものをいう。本発明において、「全フッ素系高分子」というときは、ポリマ骨格中に、C−F結合以外の構造(例えば、−O−、−S−、−C(=O)−、−N(R)−等。但し、「R」は、アルキル基。)を有するものも含まれる。「部分フッ素系高分子」とは、ポリマ骨格中にC−F結合とC−H結合の双方を含むものをいう。「炭化水素系高分子」とは、ポリマ骨格中にC−H結合を含み、C−F結合を含まないものをいう。
基材膜は、これらのいずれか1種の高分子のみからなるものでも良く、あるいは、2種以上の混合物でも良い。
(1) ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリヘキサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ヘキサフルオロプロピレン共重合体、又は、これらの架橋体、
(2) テトラフルオロエチレンエチレン、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)共重合体、エチレンヘキサフルオロプロピレン共重合体、又は、これらの架橋体、
(3) ポリエチレン(PE)、ポリエチレン多孔体、ポリイミド(PI)多孔体、
などがある。
本発明において、基材膜の膜厚は、特に限定されるものではなく、目的に応じて任意に選択することができる。一般に、膜厚が薄くなるほど、基材内部へのガスの拡散が容易化するので、内部まで均一に改質することができる。高い電気伝導度を有する電解質膜を得るためには、膜厚は、200μm以下が好ましく、さらに好ましくは、100μm以下、さらに好ましくは、50μm以下、さらに好ましくは、20μm以下である。
放射線の照射条件は、目的に応じて任意に選択することができる。一般に、膜厚が薄くなるほど、放射線の強度が大きくなるほど、及び/又は、放射線の照射時間が長くなるほど、基材膜内部に多量のラジカルが生成するので、電気伝導度の高い電解質膜が得られる。一方、放射線の強度が大きすぎる場合、及び/又は、照射時間が長すぎる場合、目的とする反応以外にも崩壊反応や架橋反応が生ずるおそれがある。
最適な照射時間は、放射線の種類、基材膜の種類等により異なる。例えば、放射線として電子線又はγ線を用いる場合、放射線の強度は、1〜1000kGyが好ましく、さらに好ましくは、50〜200kGyである。また、照射時間は、1〜100時間が好ましい。
また、酸化剤として後述するハロゲンガスを用いる場合には、放射線の強度は、10〜1000kGyが好ましく、さらに好ましくは、20〜600kGy、さらに好ましくは、30〜400kGyである。
基材膜とSO2ガスは、直接反応させても良く、あるいは、溶媒を介して反応させても良い。特に、SO2ガスを溶解させ、かつ、基材膜を膨潤させる作用がある溶媒を容器内に入れると、溶媒によって基材膜が膨潤し、溶媒に溶け込んだSO2ガスが基材膜内部に浸透するので、反応がより進みやすくなる。このような作用を有する溶媒としては、フッ素系溶媒(例えば、3M製フロリナート(登録商標)、旭硝子製アサヒクリン(登録商標)など)などがある。
例えば、基材膜の膜厚が20〜50μmである場合、SO2ガス圧は、0.1〜2.0MPaが好ましく、さらに好ましくは、0.1〜0.5MPaである。また、反応時間は、1〜5日が好ましい。さらに、反応温度は、室温〜50℃が好ましい。
例えば、酸化剤がO2ガス、ハロゲンガス等の酸化剤ガスである場合、酸化剤との反応は、SO2ガスと反応させた後の基材膜を入れた容器内に酸化剤ガスを導入することにより行う。
この場合、酸化剤ガスを導入する前に容器からSO2ガスを排気しても良く、あるいは、SO2ガスが残っている容器内に、さらに酸化剤ガスを導入しても良い。また、SO2ガスと反応させる際に溶媒を用いた場合、酸化剤ガスは、溶媒が容器内に入った状態のまま導入しても良く、あるいは、溶媒を取り除いた後に容器内に導入しても良い。特に、溶媒が酸化剤ガスを溶解させる作用があるときには、溶媒が容器内に入った状態のまま酸化剤ガスを導入することにより、反応がより進みやすくなる。
例えば、基材膜の膜厚が20〜50μmである場合、酸化剤ガス圧は、0.1〜0.5MPaが好ましい。また、反応時間は、1〜5日が好ましい。さらに、反応温度は、室温〜50℃が好ましい。
溶液中に含まれる酸化剤の濃度は、目的に応じて任意に選択することができる。一般に、酸化剤の濃度が低すぎると、基材膜と酸化剤との反応が不十分となる。一方、酸化剤の濃度が高すぎると、酸化剤の種類によっては、基材に導入されたスルホン酸基や基材そのものを分解させる場合がある。例えば、酸化剤としてH2O2水溶液を用いる場合、H2O2濃度は、0.1〜10wt%が好ましく、さらに好ましくは、3〜10wt%である。
反応温度及び反応時間は、目的に応じて任意に選択することができる。一般に、反応温度が高くなるほど、及び/又は、反応時間が長くなるほど、基材と酸化剤との反応が進行し易い。一方、反応温度が高すぎる場合、及び/又は、反応時間が長すぎる場合には、酸化剤の種類によっては、基材に導入されたスルホン酸基や基材そのものを分解させるおそれがある。例えば、酸化剤としてH2O2水溶液を用いる場合、反応温度は、室温〜50℃が好ましく、反応時間は、1〜24時間が好ましい。
例えば、基材膜がフッ素系高分子である場合、次の(1)式の反応が進行し、SO2F基が生成すると考えられる。
C−F + SO2 → C−SO2F ・・・(1)
このような場合、基材膜を酸水溶液中に浸漬すると、次の(2)式の反応が進行し、基材膜内のSO2F基をSO3H基に変換することができる。
C−SO2F + H2O → C−SO3H ・・・(2)
また、例えば、酸化剤ガスとしてハロゲンガスを用いた場合、基材膜にはSO2X基(Xは、ハロゲン)が生成する。このような場合には、酸化剤ガスとの反応後、基材膜を加水分解し、SO2X基をSO3H基に変換する。
このようにして得られた電解質膜は、基材膜を構成する高分子化合物の主鎖に直接、スルホン酸基が結合している構造を持つ。また、放射線照射により基材膜全体に均一に反応点が生じるので、膜全体に均一にスルホン酸基が導入された構造を持つ。
放射線の照射とSO2ガスとの反応を同時に行う場合、放射線を透過させる容器内に基材膜及びSO2ガスを密封し、容器の外側から基材膜に向かって放射線を照射すればよい。その他の点については、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
本実施の形態において、酸化剤には、酸化剤ガス(例えば、O2ガス、ハロゲンガスなど)を用いる。また、SO2ガスとの反応及び酸化剤ガスとの反応を同時に行う場合、容器内に放射線を照射した後の基材膜、並びに所定量のSO2ガス及び酸化剤ガスを密封し、所定の温度で所定時間反応させればよい。その他の点については、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
本実施の形態において、酸化剤には、酸化剤ガス(例えば、O2ガス、ハロゲンガスなど)を用いる。また、放射線の照射、SO2ガスとの反応及び酸化剤ガスとの反応を同時に行う場合、放射線を透過させる容器内に基材膜、SO2ガス及び酸化剤ガスを密封し、容器の外側から基材膜に向かって放射線を照射すればよい。その他の点については、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
放射線スルホン化反応は、放射線化学合成分野で周知の反応であり、この反応を用いた低分子量のアルキルスルホン酸の合成(R−H→R−SO3H)に関する論文や特許が数多く出願されている。その機構は、SO2/O2混合ガスの存在下、放射線により生成したアルキルラジカルがSO2と反応し(スルホン化)、次いでSO2基の酸化反応によりスルホン酸基が生成すると考えられている。
しかしながら、放射線として、低エネルギーの電磁波(例えば、紫外線)を用いた場合、特許文献1に開示されているように、高分子の表面のみしか改質できず、内部までスルホン酸基を導入することはできない。また、SO2/O2混合ガスでは、電気伝導度の高い電解質膜は得られない。
これに対し、放射線照射下において高分子をSO2ガス及び酸化剤ガスと反応させる場合において、酸化剤ガスとしてハロゲンガスを用い、かつ、高エネルギーの放射線を照射すると、SO2/ハロゲン混合ガスを用いた場合であっても、高い電気伝導度が得られる。その理由の詳細は不明であるが、ハロゲンガスの反応性が他の酸化剤に比べて高いためと考えられる。
架橋PTFEは、既知の方法、すなわちPTFEにN2雰囲気下、340℃で電子線500kGyを照射することで作製した。この架橋PTFE(厚み50μm、20mm×20mm)をAr雰囲気下、室温で電子線100kGyを照射し、内部にラジカルを発生させた。これをN2雰囲気下、500mLの耐圧容器に入れ、容器内にフロリナート(3M製、登録商標)200mLを加えた。真空ポンプでN2を排出した後、攪拌しながらSO2ガスが0.3MPaになるまで加えて、室温で5日間攪拌した。5日後、圧力は、0.1MPaになった。続いて、O2ガスを0.4MPaになるまで加えて、室温で5日間攪拌した。5日後、圧力は、0.3MPaになった。反応後、膜を取り出し、1N硫酸水溶液、続いて超純水で加熱洗浄した。
得られた膜の電気伝導度は、0.005S/cmであった。また、図1に、実施例1で得られた膜のIRスペクトルを示す。IRにより、スルホン酸(1050cm-1)のピークを確認した。
SO2ガスとO2ガスをこの順で反応させることに代えて、SO2/O2混合ガス(SO2:O2=2:1(v/v))を用いて、常圧(0.1MPa)雰囲気下で反応を行わせた以外は、実施例1と同様にして電解質膜を作製した。得られた膜の電気伝導度は、0.003S/cmであった。
架橋PTFEは、実施例1と同じものを用いた。この架橋PTFE(厚み50μm、20mm×20mm)とSO2ガスをEVAL製の袋に熱シールで封入し、室温、常圧でγ線200kGyを照射した。膜を取り出し、10%H2O2中、室温で24時間浸漬した。さらに、1N硫酸水溶液で室温終夜浸漬、続いて超純水で終夜浸漬、洗浄した。
得られた膜の電気伝導度は、0.013S/cmであった。図示はしないが、IRにより、スルホン酸(1050cm−1)のピークを確認した。
SO2ガスと反応させた後、H2O2水溶液への浸漬を行わなかった以外は、実施例3と同様にして電解質膜を作製した。得られた膜の電気伝導度は、0.001S/cm以下であった。なお、SO2ガスとの反応のみによって、ある程度の電気伝導性を示すのは、SO2ガスと反応させた後、基材膜を大気中に取り出す際に、基材膜が大気中のO2及び水分と反応し、上述した(1)、(2)式の反応が進行したためと考えられる。
基材膜として、以下の材料を用い、γ線照射量を25〜200kGyまで変化させた以外は、実施例3と同様にして電解質膜を作製した。
PE: 厚み40μm、20mm×20mm
PE多孔体: 厚み50μm、20mm×20mm、空孔率85%、空孔径0.3μm
PI: 厚み17μm、20mm×20mm、空孔率49%
架橋PTFE:厚み50μm、20mm×20mm
PCTFE: 厚み50μm、20mm×20mm
ETFE: 厚み25μm、20mm×20mm
図2に、γ線の照射量と水中25℃での電気伝導度との関係を示す。図2より、いずれの基材膜も、電気伝導度の照射量依存性が見られた。基材による傾向の違いは、放射線耐性やラジカルの反応性の違いによると考えられる。また、基材膜としてPI又はETFEを用いたときに高い電気伝導度が得られているのは、他の基材膜よりも膜厚が薄いため、すなわち、SO2ガス及び酸化剤が内部まで拡散し、スルホン酸基が膜全体に均一に導入されたためと考えられる。
架橋PTFEは、実施例1と同じものを用いた。この架橋PTFE(厚み50μm、20mm×10mm)とSO2/O22:1(v/v)混合ガスを、500mLの石英製反応容器に入れ、室温常圧下で紫外線(低圧水銀灯、254nm、12時間)を照射した。実施例1と同様に処理して得られた膜の伝導度は、0.001S/cm(検出限界)以下であった。IRでスルホン酸の吸収は、見られなかった。
[1. 試料の作製]
低密度PE(厚み40μm、20mm×10mm)とSO2/Cl2の2:1(v/v)混合ガスを100mLのバイアル瓶に入れ、常温常圧下、200kGyのγ線を照射し、SO2Cl膜を得た。得られたSO2Cl膜を1N塩酸水溶液、続いて超純水で加熱洗浄(50℃、12時間各2回)し、SO3H膜を得た。
同様に、SO2/O2の2:1(v/v)混合ガスを用いた以外は、上述と同様の手順に従い、SO3H膜を得た。
[2. 評価]
未処理のPE膜、SO2/O2混合ガスを用いたSO3H膜、SO2Cl膜、及び、SO2/Cl2混合ガスを用いたSO3H膜について、IR測定を行った。図3に、各膜のIRスペクトルを示す。SO2Cl膜については、IRによりスルホクロロ基(1360cm-1)のピークを確認した。また、SO3H膜(SO2/O2)及びSO3H膜(SO2/Cl2→加水分解)については、いずれも、IRによりスルホン酸(1040cm-1)のピークを確認した。
さらに、SO3H膜(SO2/O2)の伝導度は、0.002S/cmであるのに対し、SO3H膜(SO2/Cl2→加水分解)の電気伝導度は、0.014S/cmであった。SO2/Cl2混合ガスを用いた方が高伝導度であるのは、塩素分解によって発生した塩素ラジカルが反応を促進するためと考えられる。
γ線照射量を30〜400kGyまで変化させた以外は、実施例6の[1.]前段と同様の手順に従い、SO3H膜(SO2/Cl2→加水分解)を作製した。得られた膜について、電気伝導度、IRスペクトル、及び、含水率の測定を行った。
図4に、各膜のIRスペクトルを示す。なお、図4には、電気伝導度、IRスペクトルにおけるスルホン酸のIR吸収強度、及び、含水率も併せて示した。図4より、電気伝導度、スルホン酸のIR吸収強度、及び、含水率には、いずれも照射量依存性があることがわかる。
PE多孔体(厚み50μm、20mm×10mm、空孔率85%、空孔径0.3μm)とSO2/Cl2の2:1(v/v)混合ガスを100mLのバイアル瓶に入れ、常温常圧下、30〜400kGyのγ線を照射し、SO2Cl膜を得た。得られたSO2Cl膜を1N塩酸水溶液、続いて超純水で加熱洗浄(50℃、12時間各2回)し、SO3H膜を得た。得られた膜について、電気伝導度、IRスペクトル、及び、含水率の測定を行った。
図5に、各膜のIRスペクトルを示す。なお、図5には、電気伝導度及び含水率も併せて示した。図5より、電気伝導度及び含水率には、いずれも照射量依存性があることがわかる。実施例6に比べて含水率が大きいのは、基材膜が多孔質構造を有しているためである。また、400kGy照射で電気伝導度が低下しているのは、加水分解が不十分であるためと考えられる。
SO2/O2の2:1(v/v)混合ガスを用いた以外は、実施例8と同様の手順に従い、SO3H膜を得た。得られた膜について、電気伝導度、IRスペクトル、及び、含水率の測定を行った。
図6に、各膜のIRスペクトルを示す。なお、図6には、電気伝導度及び含水率も併せて示した。図6より、SO2/O2混合ガスを用いると、SO2/Cl2混合ガスを用いた場合に比べて、電気伝導度が小さくなることがわかる。これは、SO2/O2混合ガスを用いると、SO2/Cl2混合ガスを用いた場合に比べて、スルホン酸基導入量が少なくなるためと考えられる。
Claims (10)
- 高分子化合物からなる基材膜に紫外線より高いエネルギーを有する放射線を照射する照射工程と、
前記基材膜とSO2ガスとを反応させるSO2ガス反応工程と、
前記基材膜と酸化剤とを反応させる酸化工程と、
を備えた電解質膜の製造方法。 - 前記放射線の照射と前記SO2ガスとの反応とを同時に行う請求項1に記載の電解質膜の製造方法。
- 前記酸化剤は、O2ガスである請求項1又は2に記載の電解質膜の製造方法。
- 前記酸化剤は、H2O2水溶液又はKMnO4水溶液である請求項1又は2に記載の電解質膜の製造方法。
- 前記酸化剤は、ハロゲンガスである請求項1又は2に記載の電解質膜の製造方法。
- 前記SO2ガスとの反応、及び前記酸化剤との反応を同時に行う請求項1に記載の電解質膜の製造方法。
- 前記放射線の照射、前記SO2ガスとの反応、及び前記酸化剤との反応を同時に行う請求項1に記載の電解質膜の製造方法。
- 前記酸化剤は、O2ガスである請求項6又は7に記載の電解質膜の製造方法。
- 前記酸化剤は、ハロゲンガスである請求項6又は7に記載の電解質膜の製造方法。
- 前記放射線は、電子線又はγ線である請求項1から9までのいずれかに記載の電解質膜の製造方法。
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