JP5194391B2 - 発光装置及び発光素子駆動方法 - Google Patents

発光装置及び発光素子駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、発光装置及び発光素子駆動方法に関するものである。
発光素子に駆動電流を供給するための従来の回路の例を図に示す。この回路は、抵抗素子101と、オペアンプ102と、トランジスタ103とを備える。抵抗素子101は発光素子104と直列に接続されており、その両端電圧V1は駆動電流Idの大きさを表す。オペアンプ102の反転入力端には抵抗素子101の両端電圧V1が入力され、非反転入力端には駆動電流Idの大きさを制御するための制御電圧Vcが入力される。トランジスタ103は、発光素子104及び抵抗素子101と直列に接続されており、ベースがオペアンプ102の出力端に接続されている。
オペアンプ102は、非反転入力端への入力電圧Vcと反転入力端への入力電圧V1との差電圧に利得を乗じた電圧Voutを出力する。これにより、出力電圧Vout(すなわちトランジスタ103のベース電圧)に比例した大きさの駆動電流Idが発光素子104を流れる。そして、この駆動電流Idの大きさが抵抗素子101の両端電圧V1として現れ、オペアンプ102の反転入力端へフィードバックされるので、駆動電流Idの大きさは、制御電圧Vcに応じた大きさで安定することとなる。
なお、このような構成を備える回路は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2005−252211号公報
発光素子へ駆動電流を供給する回路においては、駆動電流の供給を開始するタイミングを調整したい場合がある。例えば、駆動電流の立ち上がりの早さが異なる数種のレーザダイオードが駆動対象に含まれる場合、駆動電流の供給開始タイミングが一定であると、レーザダイオードの種類によって発光開始時刻が僅かにずれてしまう。このような場合に、レーザダイオードの種類に応じて供給開始タイミングを調整できれば、発光開始時刻を揃えることができる。また、複数の同種のレーザダイオードを同時に発光させる場合、該複数のレーザダイオードにおけるオーバーシュートが同時に発生すると、電源の負荷が過大となるおそれがある。このような場合に、供給開始タイミングを各レーザダイオード毎に異ならせることができれば、オーバーシュートの発生タイミングを互いにずらすことができ、電源の負荷を軽減できる。
なお、駆動電流の供給開始タイミングを調整する方法としては、図に示すように、オペアンプ102の非反転入力端の前段に遅延回路105を設け、その遅延時間を調整することによって制御電圧Vcの入力タイミングを調整する方法がある。しかしながら、遅延回路105としてデジタルICを用いる場合、及び遅延回路105をアナログ回路によって構成する場合のいずれにおいても、回路規模が大きくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、回路規模を抑えつつ駆動電流の供給開始タイミングを調整可能な発光装置及び発光素子駆動方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明による発光装置は、半導体発光素子と、半導体発光素子へ駆動電流を供給する発光素子駆動回路とを備え、発光素子駆動回路が、半導体発光素子と直列に接続された抵抗素子と、抵抗素子の両端電圧またはその増幅後の電圧を入力する反転入力端、及び駆動電流の大きさを制御するための制御電圧を入力する非反転入力端を有するオペアンプと、半導体発光素子及び抵抗素子と直列に接続されるとともに、ベースがオペアンプの出力端と電気的に接続されたトランジスタと、オペアンプの反転入力端と電気的に接続され、該反転入力端への入力電圧に初期電圧を与えるとともに、初期電圧を変更可能に構成された初期電圧生成部とを有することを特徴とする。
上記した発光装置においては、初期電圧生成部によってオペアンプの反転入力端に予め初期電圧が与えられている。従って、オペアンプの非反転入力端に制御電圧が入力されていない状態では、オペアンプからの出力電圧は負となっている。そして、オペアンプの非反転入力端に或る大きさの制御電圧の入力が開始されると、オペアンプからの出力電圧が立ち上がるが、この出力電圧が負の値からトランジスタの閾値電圧を超える値へ上昇するまでに時間を要するので、駆動電流の供給開始タイミングがその時間だけ遅延することとなる。また、その遅延時間は、初期電圧生成部の初期電圧を調整することによって容易に調整されることができる。このように、上記構成によって、駆動電流の供給開始タイミングを調整可能な発光装置を提供できる。また、初期電圧生成部は、デジタルICやアナログ回路による遅延回路と比較して簡易に構成されることが可能である。従って、回路規模を抑えることができる。
また、発光装置は、初期電圧生成部が、抵抗分圧により初期電圧を生成する可変抵抗素子を含むことを特徴としてもよい。これにより、初期電圧生成部を極めて簡易に構成し、回路規模をより抑えることができる。
また、発光装置は、発光素子駆動回路がダイオードを更に有し、ダイオードのアノードがオペアンプの出力端と電気的に接続され、ダイオードのカソードがトランジスタのベースと電気的に接続されていることを特徴としてもよい。これにより、トランジスタのベースに負電圧が印加されることを防止できる。
また、発光装置は、半導体発光素子及び発光素子駆動回路をそれぞれ複数備えることを特徴としてもよい。発光装置が半導体発光素子を複数備える場合、これらの半導体発光素子におけるオーバーシュートが同時に発生すると、電源の負荷が過大となるおそれがある。これに対し、上記した発光装置によれば、駆動電流の供給開始タイミングを各半導体発光素子毎に異ならせることができるので、オーバーシュートの発生タイミングを互いにずらすことができ、電源の負荷を軽減できる。あるいは逆に、各発光素子の発光開始時刻を一致させることも容易にできる。
また、本発明による発光素子駆動方法は、半導体発光素子及び発光素子駆動回路をそれぞれ複数備える発光装置を用いた発光素子駆動方法であって、各発光素子駆動回路における初期電圧を調整することにより、各半導体発光素子への駆動電流の立ち上がりに要する時間を調整することを特徴とする。これにより、オーバーシュートの発生タイミングを互いにずらすことができ、電源の負荷を軽減できる。あるいは逆に、各発光素子の発光開始時刻を一致させることも容易にできる。なお、ここでいう駆動電流の立ち上がりに要する時間とは、例えばオペアンプに制御電圧の入力が開始されてから駆動電流が定常値へ到達するまでの所要時間をいう。
本発明の発光装置及び発光素子駆動方法によれば、回路規模を抑えつつ駆動電流の供給開始タイミングを調整できる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る発光装置及び発光素子駆動方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明による発光装置の一実施形態の構成を示す回路図である。本実施形態の発光装置1aは、制御電圧生成部9からの制御電圧Vcに応じた強度のレーザ光Pを得るための装置であり、レーザダイオードLDといった半導体発光素子と、このレーザダイオードLDへ駆動電流Idを供給するための発光素子駆動回路2とを備える。
発光素子駆動回路2は、オペアンプ3、トランジスタ5、抵抗素子R1〜R5、ダイオードD1及びD2、並びに可変抵抗素子11を有する。抵抗素子R1は、レーザダイオードLDと直列に接続されている。本実施形態では、抵抗素子R1の一端はレーザダイオードLDのカソードと接続されており、抵抗素子R1の他端は接地電位線と接続されている。
オペアンプ3は、反転入力端3a、非反転入力端3b、及び出力端3cを有する。反転入力端3aは、抵抗素子R1の両端電圧V1を入力するために、ダイオードD1及び抵抗素子R2を介して抵抗素子R1の一端と電気的に接続されている。具体的には、抵抗素子R1の一端はダイオードD1のアノードと接続されており、ダイオードD1のカソードは抵抗素子R2の一端と接続されている。抵抗素子R2の他端は、オペアンプ3の反転入力端3aと接続されている。また、オペアンプ3の反転入力端3aは、抵抗素子R3を介してオペアンプ3の出力端3cと接続されている。この構成により、オペアンプ3、抵抗素子R2及びR3は非反転増幅器を構成している。
また、オペアンプ3の非反転入力端3bは、抵抗素子R4を介して制御電圧生成部9と接続されるとともに、抵抗素子R5を介して接地電位線と接続されている。なお、図1においては、制御電圧生成部9を、制御電圧Vcを発生する可変電圧源9aと、可変電圧源9a及び抵抗素子R4の間に設けられたスイッチ9bとを含む構成によって模擬しているが、通常、制御電圧生成部9としては、レーザダイオードLDの発光を制御するための様々な回路(通信回路など)が配置される。
トランジスタ5は、NPN型のトランジスタである。トランジスタ5は、レーザダイオードLD及び抵抗素子R1と直列に接続されるとともに、そのベース端子が、ダイオードD2を介してオペアンプ3の出力端3cと電気的に接続されている。具体的には、トランジスタ5のベース端子はダイオードD2のカソードと接続されており、ダイオードD2のアノードはオペアンプ3の出力端3cと接続されている。また、トランジスタ5のコレクタ端子は電源電位線Vccと接続されており、トランジスタ5のエミッタ端子はレーザダイオードLDのアノードと接続されている。なお、トランジスタ5は、nチャネル電界効果トランジスタ(接合型及びMOS型を含む)であってもよい。この場合、上記構成におけるベース、コレクタ、及びエミッタを、それぞれゲート、ドレイン、及びソースと読み替えるものとする。
可変抵抗素子11は、本実施形態における初期電圧生成部である。可変抵抗素子11は、オペアンプ3の反転入力端3aと電気的に接続され、該反転入力端3aに初期電圧V0を与える。具体的には、可変抵抗素子11の一端は電源電位線Vccに接続されており、他端は接地電位線に接続されている。また、可変抵抗素子11の可変端子11aは、抵抗素子R2の一端と接続されている。この構成により、可変抵抗素子11は、電源電圧Vccを抵抗分圧することによって初期電圧V0を生成する。
以上の構成を備える発光装置1aは、次のように動作する。発光装置1aに制御電圧Vcが入力されていない状態(すなわち、スイッチ9bが開いた状態)では、可変抵抗素子11によってオペアンプ3の反転入力端3aに予め初期電圧V0が与えられているので、オペアンプ3からの出力電圧Voutは負となっている。なお、オペアンプ3とトランジスタ5との間にはダイオードD2が設けられているので、負の出力電圧Voutは、トランジスタ5のベース端子へは印加されない。また、可変抵抗素子11と抵抗素子R1との間にもダイオードD1が設けられているので、可変抵抗素子11から抵抗素子R1へ電流が流れることはない。
そして、スイッチ9bが閉じられ、オペアンプ3の非反転入力端3bに或る大きさの制御電圧Vcの入力が開始されると、オペアンプ3からの出力電圧Voutが立ち上がり始める。出力電圧Voutがトランジスタ5の閾値電圧を超えると、トランジスタ5のコレクタ−エミッタ間が導通し、レーザダイオードLDへ駆動電流Idが供給され始める。オペアンプ3は、非反転入力端3bへ入力されている制御電圧Vcと、反転入力端3aへ入力されている電圧との差電圧に利得を乗じた出力電圧Voutを出力する。なお、この利得は抵抗素子R2〜R5の抵抗値によって定まる。例えば、抵抗素子R2及びR4の抵抗値が互いに等しく、抵抗素子R3及びR5の抵抗値が互いに等しい場合には、利得は抵抗素子R3(R5)の抵抗値を抵抗素子R2(R4)の抵抗値で除算した値となる。
そして、トランジスタ5のベースにオペアンプ3からの出力電圧Voutが提供され、出力電圧Voutに比例した大きさの駆動電流IdがレーザダイオードLDを流れる。この駆動電流Idの大きさは抵抗素子R1の両端電圧V1としてオペアンプ3の反転入力端3aへフィードバックされるので、反転入力端3aへの入力電圧が非反転入力端3bへの入力電圧(制御電圧Vc)へ次第に近づくように、駆動電流Idの大きさが制御される。こうして、駆動電流Idの大きさが制御電圧Vcに応じた大きさで安定する。
本実施形態の発光装置1aにより得られる効果について説明する。発光装置1aにおいては、上述したように、オペアンプ3からの出力電圧Voutがトランジスタ5の閾値電圧を超えた時点で、レーザダイオードLDへ駆動電流Idが供給され始める。しかし、出力電圧Voutが、負の値からトランジスタ5の閾値電圧を超える値へ上昇するまでに時間を要するので、駆動電流Idの供給開始タイミングがその時間だけ遅延することとなる。
ここで、図2は、制御電圧Vcが提供された後の駆動電流Idの時間応答の一例を示すグラフである。図2において、グラフG1は初期電圧V0が0[V]に設定された場合を示しており、グラフG2は初期電圧V0が或る電圧値(>0[V])に設定された場合を示している。初期電圧V0が0[V]に設定された場合(グラフG1)、制御電圧Vcが提供された直後に、オペアンプ3からの出力電圧Voutがトランジスタ5の閾値電圧を超え、駆動電流Idが100%近くまで急峻に立ち上がる。これに対し、初期電圧V0が或る電圧値(>0[V])に設定された場合(グラフG2)、オペアンプ3の出力電圧Voutの初期値が負の値となっているので、トランジスタ5の閾値電圧へ上昇するまでの時間(図中の応答遅延時間t)が経過した後に、出力電圧Voutが閾値電圧を超え、駆動電流Idが緩やかに立ち上がる。
このように、本実施形態の発光装置1aによれば、レーザダイオードLDへの駆動電流Idの供給開始タイミングを好適に遅延させることができる。また、供給開始タイミングの遅延時間tは、初期電圧V0を調整することによって容易に調整できる。従って、駆動電流Idの立ち上がりの早さが異なる複数のレーザダイオードLDが駆動対象に含まれる場合においても、レーザダイオードLDの種類やレーザダイオードLDの特性ばらつきに応じて供給開始タイミングを遅延させることができ、発光開始時刻を揃えることができる。また、デジタルICやアナログ回路による遅延回路105(図参照)をオペアンプの前段に設ける場合と比較して、可変抵抗素子11を設けるだけで良く、回路規模も抑えられる。また、初期電圧生成部を極めて簡易に構成して回路規模をより抑えつつ、レーザダイオードLDへの駆動電流Idの供給開始タイミングを好適に遅延させることができる。
なお、発光装置1aの定数を以下のように設定し、試作のうえ評価したところ、レーザダイオードLDへの駆動電流Idの供給開始タイミングを0.01[μs](初期電圧V0=0[V])から2[ms](初期電圧V0=0.1[V])へと遅らせることができた。
抵抗素子R2,R4の抵抗値:5.1[kΩ]
抵抗素子R3,R5の抵抗値:510[kΩ]
抵抗素子R1の抵抗値:10[Ω]
電源電圧Vcc及び制御電圧Vc:12[V]
オペアンプ3の電源電圧:V=+12[V]、V=−12[V]
また、このとき用いた各電子部品は、以下のとおりである。
オペアンプ3:バーブラウン製OPA2277
トランジスタ5:サンヨー製2SC3450
ダイオードD1,D2:東芝製1SS352
(第1の変形例)
図3は、上記実施形態の第1変形例に係る発光装置1bの構成を示す回路図である。発光装置1bは、n個(n≧2)のレーザダイオードLD(1)〜LD(n)と、該レーザダイオードLD(1)〜LD(n)に応じたn個の発光素子駆動回路2(1)〜2(n)とを備える。なお、発光素子駆動回路2(1)〜2(n)の構成は、可変抵抗素子11の初期電圧値を除き、上記実施形態と同じである。
発光素子駆動回路2(1)〜2(n)それぞれの可変抵抗素子11の初期電圧V0(1)〜V0(n)は、互いに異なる電圧値に設定されている。これにより、各レーザダイオードLD(1)〜LD(n)への駆動電流Idの立ち上がりに要する時間を互いに異ならせている。
本変形例に係る発光装置1b及び発光素子駆動方法による効果について、図4を参照しつつ説明する。図4は、制御電圧Vcが提供された後における電源への電流出力負荷の推移を示すグラフである。図4において、グラフG3は、各レーザダイオードLD(1)〜LD(n)への駆動電流Idの立ち上がりに要する時間が互いに異なるときの電流出力負荷の推移を概略的に示している。また、グラフG4は、各レーザダイオードLD(1)〜LD(n)への駆動電流Idが同時に立ち上がるときの電流出力負荷の推移を示している。なお、図4に示す実線のグラフG5は、駆動電流Idの供給開始タイミングが最も早いレーザダイオードに対する駆動電流Idの推移を示している。
発光装置が複数のレーザダイオードLD(1)〜LD(n)を備える場合、各レーザダイオードLD(1)〜LD(n)への駆動電流Idが同時に立ち上がると、オーバーシュートも同時に発生してしまい(図中の波形A)、電源の負荷が過大となるおそれがある。例えば、10個のレーザダイオードへ供給される駆動電流Idのそれぞれに10%のオーバーシュートが存在すると仮定すると、図4に示すように、最大で200%の負荷が電源にかかることとなる。これに対し、本変形例の発光装置1b及び発光素子駆動方法によれば、駆動電流Idの供給開始タイミングを各レーザダイオードLD(1)〜LD(n)毎に異ならせることができる。従って、図4のグラフG3のようにオーバーシュートの発生タイミングを互いにずらすことができ、電源の負荷を軽減できる。
(第の変形例)
は、上記実施形態の第変形例に係る発光装置1dの構成を示す回路図である。本変形例の発光装置1dと上記実施形態の発光装置1a(図1参照)との相違点は、レーザダイオードLDの配置である。すなわち、本変形例においては、レーザダイオードLDが電源電位線Vccとトランジスタ5との間に接続されている。具体的には、レーザダイオードLDのアノードが電源電位線Vccと接続されており、カソードがトランジスタ5のコレクタと接続されている。本発明による発光装置においては、半導体発光素子を本変形例のように配置してもよい。
(第の変形例)
は、上記実施形態の第変形例に係る発光装置1eの構成を示す回路図である。本変形例の発光装置1eと上記実施形態の発光装置1a(図1参照)との相違点は、レーザダイオードLDの配置が異なる点、及び、上記実施形態の発光装置1aの構成に加え、更に差動増幅器13を有する点である。
すなわち、本変形例においては、レーザダイオードLDが抵抗素子R1と接地電位線との間に接続されている。具体的には、レーザダイオードLDのアノードが抵抗素子R1の他端と接続されており、カソードが接地電位線と接続されている。本発明による発光装置においては、半導体発光素子を本変形例のように配置してもよい。
また、本変形例においては、抵抗素子R1と接地電位線との間にレーザダイオードLDが接続されているので、抵抗素子R1の両端電圧V1を検出するために、差動増幅器13を設けることが好ましい。差動増幅器13は、抵抗素子R1の両端電圧V1を入力し、この両端電圧V1(またはその相当電圧)をダイオードD2及び抵抗素子R2を介してオペアンプ3の反転入力端3aへ出力する。具体的には、差動増幅器13は、オペアンプ15と、抵抗素子R6〜R9とを有する。オペアンプ15の反転入力端15aは、抵抗素子R6を介して抵抗素子R1の他端と接続されるとともに、抵抗素子R7を介してオペアンプ15の出力端15cと接続されている。また、オペアンプ15の非反転入力端15bは、抵抗素子R8を介して抵抗素子R1の一端と接続されるとともに、抵抗素子R9を介して接地電位線と接続されている。オペアンプ15の出力端15cは、ダイオードD2のアノードに接続されている。
本発明による発光装置においては、半導体発光素子を本変形例のように配置してもよい。また、抵抗素子の両端電圧またはその相当電圧をオペアンプが入力するための回路として、本変形例のように差動増幅器13を備えても良い。
本発明による発光装置及び発光素子駆動方法は、上記した実施形態に限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態及び各変形例において、いわゆるシンク型の電流制御回路を備える発光装置に本発明を適用した例を示したが、本発明は、PNP型トランジスタまたはpチャネル電界効果トランジスタを用いた、いわゆるソース型の電流制御回路を備える発光装置に適用されてもよい。
また、上記実施形態及び各変形例では、半導体発光素子としてレーザダイオードを例示したが、本発明の発光装置は、半導体発光素子として例えばLEDといった他の種類の半導体発光素子を備えてもよい。
また、オペアンプの反転入力端へ初期電圧を与える初期電圧生成部としては、上記した例(可変抵抗素子)以外にも、任意の初期電圧を提供できる様々な構成を適用できる。
本発明による発光装置の一実施形態の構成を示す回路図である。 制御電圧が提供された後の駆動電流の時間応答の一例を示すグラフである。 上記実施形態の第1変形例に係る発光装置の構成を示す回路図である。 第1変形例において、制御電圧が提供された後の電源への電流出力負荷の推移を示すグラフである。 上記実施形態の第変形例に係る発光装置の構成を示す回路図である。 上記実施形態の第変形例に係る発光装置の構成を示す回路図である。 発光素子に駆動電流を供給するための従来の回路の例である。 発光素子に駆動電流を供給するための従来の回路の例である。
1a,1b,1d,1e…発光装置、2…発光素子駆動回路、3,15…オペアンプ、5…トランジスタ、9…制御電圧生成部、11…可変抵抗素子、13…差動増幅器、Id…駆動電流、D1,D2…ダイオード、LD…レーザダイオード、R1〜R9…抵抗素子、V0…初期電圧、V1…両端電圧、Vc…制御電圧。

Claims (5)

  1. 半導体発光素子と、
    前記半導体発光素子へ駆動電流を供給する発光素子駆動回路と
    を備え、
    前記発光素子駆動回路が、
    前記半導体発光素子と直列に接続された抵抗素子と、
    前記抵抗素子の両端電圧またはその増幅後の電圧を入力する反転入力端、及び前記駆動電流の大きさを制御するための制御電圧を入力する非反転入力端を有するオペアンプと、
    前記半導体発光素子及び前記抵抗素子と直列に接続されるとともに、ベースが前記オペアンプの出力端と電気的に接続されたトランジスタと、
    前記オペアンプの反転入力端と電気的に接続され、該反転入力端へ初期電圧を与えるとともに、前記初期電圧を変更可能に構成された初期電圧生成部と
    を有することを特徴とする、発光装置。
  2. 前記初期電圧生成部が、抵抗分圧により前記初期電圧を生成する可変抵抗素子を含むことを特徴とする、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記発光素子駆動回路がダイオードを更に有し、
    前記ダイオードのアノードが前記オペアンプの出力端と電気的に接続され、前記ダイオードのカソードが前記トランジスタのベースと電気的に接続されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記半導体発光素子及び前記発光素子駆動回路をそれぞれ複数備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発光装置。
  5. 請求項4に記載の発光装置を用いた発光素子駆動方法であって、
    各発光素子駆動回路における前記初期電圧を調整することにより、各半導体発光素子への駆動電流の立ち上がりに要する時間を調整することを特徴とする、発光素子駆動方法。
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