JP5192063B2 - イオン発生装置およびそれを用いた電気機器 - Google Patents

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Description

この発明はイオン発生装置およびそれを用いた電気機器に関し、特に、誘導電極と針電極を備え、イオンを発生するイオン発生装置と、それを用いた電気機器に関する。
従来より、イオン発生装置は、基板と誘導電極と針電極とを備える。誘導電極は、環状に形成され、基板の表面に搭載される。針電極の基端部は基板に設けられ、その先端部は誘導電極の中央部に配置される。針電極と誘導電極の間に高電圧を印加すると、針電極の先端部でコロナ放電が発生し、イオンが発生する。発生したイオンは、送風機によって室内に送出され、空気中に浮遊するカビ菌やウィルスを取り囲み、それらを分解する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2010−044917号公報
しかし、従来のイオン発生装置では、針電極と誘導電極を1枚の基板の表面に搭載していたので、基板の表面に塵埃が堆積した状態で高湿度環境下に置かれると、吸湿した塵埃を介して針電極と誘導電極の間に電流がリークし、イオン発生量が低下する恐れがあった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、高湿度環境下でも安定にイオンを発生することが可能なイオン発生装置と、それを用いた電気機器を提供することである。
この発明に係るイオン発生装置は、誘導電極と針電極を備え、イオンを発生するイオン発生装置において、孔が開けられた第1の基板と、第1の基板の一方側の表面に対向して設けられた第2の基板と、第1の基板の他方側の表面を覆うように設けられ、孔に対応する位置に筒状のボスが形成された蓋部材とを備えたものである。誘導電極は、第1の基板の孔の周りに設けられる。針電極の基端部は第2の基板に設けられ、その先端部は孔に挿入されている。ボスは孔に挿入され、針電極はボスに挿入されている。したがって、誘導電極と針電極をそれぞれ第1および第2の基板に別々に設けたので、第1および第2の基板上に塵埃が堆積した状態で高湿度環境下に置かれた場合でも、針電極と誘導電極の間に電流がリークするのを防止することができ、イオンを安定に発生することができる。
また、第1および第2の基板を蓋部材で覆うので、第1および第2の基板上に塵埃が堆積するのを防止することができる。また、ボスを介して塵埃が侵入した場合であっても、その塵埃は第2の基板上に堆積しても、第1の基板上までは堆積し難い。さらに、ボスを設けたので、針電極と誘導電極の間の空間距離を長くすることができる。したがって、針電極と誘導電極の間に電流がリークするのをより効果的に防止することができる。
また好ましくは、針電極の先端部は、ボスを貫通して蓋部材から突出している。この場合は、塵埃がボスの開口部付近に溜まった場合でも、針電極の先端部が塵埃に埋もれて針電極の放電が妨げられるのを防止することができる。また、針電極の先端部に塵埃が付着した場合であっても、針電極の先端部に送風しながら針電極に高電圧を印加することにより、針電極から塵埃を弾き飛ばすことができる。
また好ましくは、誘導電極は、第1の基板の孔の周りに環状に形成されている。
また好ましくは、第1の基板はプリント基板であり、誘導電極はプリント基板の配線層によって形成されている。この場合は、誘導電極を低コストで形成することができ、イオン発生装置の低コスト化を図ることができる。
また、この発明に係る電気機器は、上記イオン発生装置と、イオン発生装置で発生したイオンを送出するための送風部とを備えたものである。
この発明に係るイオン発生装置では、誘導電極と針電極をそれぞれ第1および第2の基板に別々に設けたので、第1および第2の基板上に塵埃が堆積した状態で高湿度環境下に置かれた場合でも、針電極と誘導電極の間に電流がリークするのを防止することができ、イオンを安定に発生することができる。
この発明の一実施の形態によるイオン発生装置の構成を示す断面図である。 図1に示したイオン発生装置の斜視図である。 図2に示したイオン発生装置から蓋部材を外した状態を示す斜視図である。 図1に示したイオン発生装置の構成を示す回路図である。 図1に示したイオン発生装置を用いた空気清浄機の構成を示す断面図である。 実施の形態の比較例を示す断面図である。
本発明の一実施の形態によるイオン発生装置は、図1〜図3に示すように、正イオンを発生するための針電極1と、負イオンを発生するための針電極2と、針電極1との間に電界を形成するための環状の誘導電極3と、針電極2との間に電界を形成するための環状の誘導電極4と、2枚の長方形状のプリント基板5,6とを備える。
プリント基板5,6は、所定の間隔を開けて図1中の上下に平行に配置されている。誘導電極3は、プリント基板5の長手方向の一方端部の表面に、プリント基板1の配線層を用いて形成されている。誘導電極3の内側には、プリント基板1を貫通する孔5aが開口されている。また、誘導電極4は、プリント基板5の長手方向の他方端部の表面に、プリント基板1の配線層を用いて形成されている。誘導電極4の内側には、プリント基板1を貫通する孔5bが開口されている。
針電極1,2の各々は、プリント基板5,6に対して垂直に設けられている。すなわち、針電極1の基端部はプリント基板6の孔に挿嵌されており、その先端部はプリント基板5の孔5aの中心を貫通している。また、針電極2の基端部はプリント基板6の孔に挿嵌されており、その先端部はプリント基板5の孔5bの中心を貫通している。針電極1,2の各々の基端部は、半田によってプリント基板に固定されている。針電極1,2の各々の先端部は、鋭く尖っている。
また、このイオン発生装置は、プリント基板5,6よりも若干大きな長方形の開口部を有する直方体状の筐体10と、筐体10の開口部を閉じる蓋部材11と、回路基板12と、回路部品13と、トランス14とを備える。
筐体10は、絶縁性の樹脂で形成されている。筐体10の下部は上部よりも若干小さく形成されており、筐体10の内壁において筐体10の上部と下部の境界には段差が形成されている。また、筐体10の下部は、仕切り板10aによって長手方向に2分割されている。トランス14は、仕切り板10aの一方側の底に収容されている。回路基板12は、仕切り板10aの他方側の空間を閉じるように、仕切り板10aと段差の上に設けられている。回路部品13は、回路基板12の下面に搭載され、仕切り板10aの他方側の空間に収容されている。
プリント基板5,6は、筐体10の上部に収容されている。回路基板12とトランス14とプリント基板5,6とが配線によって電気的に接続されている。筐体10内の高電圧部には、絶縁用の樹脂15が充填されている。樹脂15は、プリント基板6の下面まで充填されている。なお、本実施の形態では、トランス14の1次側に接続されている回路部品13は樹脂15によって絶縁する必要がないので、仕切り板10aの他方側の空間には樹脂15を充填していない。
蓋部材11は、絶縁性の樹脂で形成されている。筐体10の内壁の上端部には溝が形成されており、蓋部材11の長手方向の両端には筐体10の溝に挿入される係止部が突設されている。また、蓋部材11の下面には、孔5aおよび針電極1に対応する位置に円筒状のボス11aが形成されている。また、蓋部材11の下面には、孔5bおよび針電極2に対応する位置に円筒状のボス11bが形成されている。
ボス11a,11bの内径は、それぞれ針電極1,2の外径よりも大きい。また、ボス11a,11bの外径は、それぞれプリント基板5の孔5a,5bの内径よりも小さい。ボス11a,11bは、それぞれプリント基板5の孔5a,5bを貫通している。ボス11a,11bの先端面(下端面)とプリント基板6の表面との間には、わずかな隙間が形成される。針電極1,2はそれぞれボス11a,11bを貫通しており、針電極1,2の先端部は蓋部材11の上に10mm程度突出している。
図4は、イオン発生装置の構成を示す回路図である。図4において、イオン発生装置は、針電極1,2および誘導電極3,4の他に、電源端子T1、接地端子T2、ダイオード20,24,28,32,33、抵抗素子21〜23,25、NPNバイポーラトランジスタ26、昇圧トランス27,31、コンデンサ29、および2端子サイリスタ30を備える。図4の回路のうちの針電極1,2および誘導電極3,4以外の部分は、図1では回路基板12、回路部品13、およびトランス14などで構成されている。
電源端子T1および接地端子T2には、それぞれ直流電源の正極および負極が接続される。電源端子T1には直流電源電圧(たとえば+12Vまたは+15V)が印加され、接地端子T2は接地される。ダイオード20および抵抗素子21〜23は、電源端子T1とトランジスタ26のベースとの間に直列接続される。トランジスタ26のエミッタは接地端子T2に接続される。ダイオード24は、接地端子T2とトランジスタ26のベースとの間に接続される。
ダイオード20は、直流電源の正極および負極が端子T1,T2に逆に接続された場合に電流を遮断して直流電源を保護するための素子である。抵抗素子21,22は、昇圧動作を制限するための素子である。抵抗素子23は、起動抵抗素子である。ダイオード24は、トランジスタ26の逆耐圧保護素子として動作する。
昇圧トランス27は、1次巻線27a、ベース巻線27b、および2次巻線27cを含む。1次巻線27aの一方端子は抵抗素子22,23間のノードN22に接続され、その他方端子はトランジスタ26のコレクタに接続される。ベース巻線27bの一方端子は抵抗素子25を介してトランジスタ26のベースに接続され、その他方端子は接地端子T2に接続される。2次巻線27cの一方端子はトランジスタ26のベースに接続され、その他方端子はダイオード28およびコンデンサ29を介して接地端子T2に接続される。
昇圧トランス31は、1次巻線31aおよび2次巻線31bを含む。2端子サイリスタ30は、ダイオード28のカソードと1次巻線31aの一方端子との間に接続される。1次巻線31aの他方端子は接地端子T2に接続される。2次巻線31bの一方端子は誘導電極3,4に接続され、その他方端子はダイオード32のアノードおよびダイオード33のカソードに接続される。ダイオード32のカソードは針電極1の基端部に接続され、ダイオード33のアノードは針電極2の基端部に接続される。
抵抗素子25は、ベース電流を制限するための素子である。2端子サイリスタ30は、端子間電圧がブレークオーバー電圧に到達すると導通状態になり、電流が最小保持電流以下になると非導通になる素子である。
次に、このイオン発生装置の動作について説明する。コンデンサ29は、RCC方式スイッチング電源動作により充電される。すなわち、電源端子T1および接地端子T2間に直流電源電圧が印加されると、電源端子T1からダイオード20および抵抗素子21〜23を介してトランジスタ26のベースに電流が流れてトランジスタ26が導通状態となる。これにより、昇圧トランス27の1次巻線27aに電流が流れ、ベース巻線27bの端子間に電圧が発生する。
ベース巻線27bの巻線方向は、トランジスタ26が導通状態になるとトランジスタ26をベース電圧をさらに上昇させるように設定されている。このため、ベース巻線27bの端子間に発生した電圧は正帰還状態でトランジスタ26の導通抵抗値を低下させる。このとき、ダイオード28によって通電が阻止されるように、2次巻線27cの巻線方向が設定されており、2次巻線27cには電流が流れない。
このようにして1次巻線27aおよびトランジスタ26に流れる電流が増加し続けることにより、トランジスタ26のコレクタ電圧は飽和領域から外れて上昇する。これにより、1次巻線27aの端子間電圧が低下してベース巻線27bの端子間電圧も低下し、トランジスタ26のコレクタ電圧はさらに上昇する。このため、正帰還状態で動作して急速にトランジスタ26が非導通状態になる。このとき、2次巻線27cはダイオード28の導通方向に電圧を発生する。これにより、コンデンサ29が充電される。
コンデンサ29の端子間電圧が上昇して2端子サイリスタ30のブレークオーバー電圧に到達すると、2端子サイリスタ30はツェナーダイオードのように動作してさらに電流を流す。2端子サイリスタ30に流れる電流がブレークオーバー電流に到達すると、2端子サイリスタ30は略短絡状態となり、コンデンサ29に充電された電荷が2端子サイリスタ30および昇圧トランス31の1次巻線31aを介して放電され、1次巻線31aにはインパルス電圧が発生する。
1次巻線31aにインパルス電圧が発生すると、2次巻線31bに正および負の高電圧パルスが交互に減衰しながら発生する。正の高電圧パルスはダイオード32を介して針電極1に印加され、負の高電圧パルスはダイオード33を介して針電極2に印加される。これにより、針電極1,2の先端でコロナ放電が発生し、それぞれ正イオンおよび負イオンが発生する。
一方、昇圧トランス27の2次巻線27cに電流が流れると、1次巻線27aの端子間電圧が上昇して再度トランジスタ26が導通し、以上の動作が繰り返される。この動作の繰り返し速度は、トランジスタ26のベースに流れる電流が大きいほど速くなる。したがって、抵抗素子21の抵抗値を調整することにより、トランジスタ26のベースに流れる電流を調整し、ひいては針電極1,2の放電回数を調整することができる。
なお、正イオンは、水素イオン(H)の周囲に複数の水分子が付随したクラスターイオンであり、H(HO)(ただし、mは任意の自然数である)と表わされる。また負イオンは、酸素イオン(O )の周囲に複数の水分子が付随したクラスターイオンであり、O (HO)(ただし、nは任意の自然数である)と表わされる。また、正イオンおよび負イオンを室内に放出すると、両イオンが空気中を浮遊するカビ菌やウィルスの周りを取り囲み、その表面上で互いに化学反応を起こす。その際に生成される活性種の水酸化ラジカル(・OH)の作用により、浮遊カビ菌などが除去される。
図5は、図1〜図4に示したイオン発生装置を用いた空気清浄機の構成を示す断面図である。図5において、この空気清浄機では、本体40の下部の背面に吸込口40aが設けられ、本体40の上部の背面および前面にそれぞれ吹出口40b,40cが設けられている。また、本体40の内部にはダクト41が設けられており、ダクト41の下端の開口部は吸込口40aに対向して設けられ、ダクト41の上端は吹出口40b,40cに接続されている。
ダクト41の下端の開口部にはクロスフローファン42が設けられ、ダクト41の中央部にはイオン発生装置43が設けられている。イオン発生装置43は、図1〜図4で示したものである。イオン発生装置43の本体はダクト41の外壁面に固定され、その針電極1,2はダクト41の壁を貫通してダクト41内に突出している。2本の針電極1,2は、ダクト41内の空気が流れる方向と直交する向きに配列されている。
また、吸込口40aには樹脂製の格子状のグリル44が設けられており、グリル44の内側に網目状の薄いフィルタ45が貼り付けられている。フィルタ45の奥にはクロスフローファン42に異物やユーザーの指が入り込まないようにファンガード46が設けられている。
クロスフローファン42が回転駆動されると、室内の空気は吸込口40aを介してダクト41内に吸込まれる。吸込まれた空気に含まれるカビ菌などは、イオン発生装置43によって生成されたイオンによって除去される。イオン発生装置43を通過した清浄な空気は、吹出口40b,40cを介して室内に放出される。
この実施の形態では、誘導電極3,4をプリント基板5に搭載し、針電極1,2をプリント基板6に搭載したので、プリント基板5,6上に塵埃が堆積した状態でイオン発生装置が高湿度環境下に置かれた場合でも、針電極1,2と誘導電極3,4の間に電流がリークするのを防止することができ、イオンを安定に発生することができる。
また、プリント基板5,6を蓋部材11で覆うので、プリント基板5,6上に塵埃が堆積するのを防止することができる。また、ボス11a,11bを介して塵埃が侵入した場合であっても、その塵埃はプリント基板6上に堆積しても、プリント基板5上までは堆積し難い。また、プリント基板5の孔5a,5bにそれぞれ蓋部材11のボス11a,11bを挿入し、ボス11a,11bにそれぞれ針電極1,2を挿入したので、針電極1,2と誘導電極3,4の間の空間距離を長くすることができる。したがって、針電極1,2と誘導電極3,4の間に電流がリークするのをより効果的に防止することができる。
また、針電極1,2の先端部は、ボス11a,11bを貫通して蓋部材11の上に突出しているので、塵埃がボス11a,11bの開口部付近に溜まった場合でも、針電極1,2の先端部が塵埃に埋もれて針電極1,2の放電が妨げられるのを防止することができる。また、針電極1,2の先端部に塵埃が付着した場合であっても、針電極1,2の先端部に送風しながら針電極1,2に高電圧を印加することにより、針電極1,2から塵埃を弾き飛ばすことができる。
また、プリント基板5の配線層を用いて誘導電極3,4を形成したので、誘導電極3,4を低コストで形成することができ、イオン発生装置の低コスト化を図ることができる。
なお、本実施形態では、針電極1,2の先端を蓋部材11の上に突出させたが、針電極1,2の先端を蓋部材11の上面よりも低くしてもよい。
また、本実施形態では、プリント基板5の配線層を用いて誘導電極3,4を形成したが、誘導電極3,4の各々を金属板で形成してもよい。また、誘導電極3,4の各々は、環状でなくてもかまわない。
図6は上記実施の形態の比較例によるイオン発生装置の構成を示す断面図である。図6において、このイオン発生装置は、正イオンを発生するための針電極51と、負イオンを発生するための針電極52と、針電極51との間に電界を形成するための環状の誘導電極53と、針電極52との間に電界を形成するための環状の誘導電極54と、長方形状のプリント基板55と、平板状の蓋部材56とを備える。
誘導電極53は、金属板によって環状に形成され、プリント基板55の表面の一方端部に搭載されている。針電極51の基端部は、プリント基板55の一方端部の孔に挿嵌されており、その先端部は誘導電極53の中央部に配置されている。誘導電極54は、金属板によって環状に形成され、プリント基板55の表面の他方端部に搭載されている。針電極52の基端部は、プリント基板55の他方端部の孔に挿嵌されており、その先端部は誘導電極54の中央部に配置されている。
プリント基板55は、筐体10の上部に収容されている。筐体10の開口部は、蓋部材56によって閉じられている。蓋部材56には、それぞれ針電極51,52に対向する位置に孔56a,56bが開けられている。針電極1,2の先端は、筐体10内に収容されている。針電極51,52で発生したイオンは、蓋部材56の孔56a,56bを介して外部に供給される。
このイオン発生装置では、針電極51,52と誘導電極53,54を1枚のプリント基板55に搭載したので、プリント基板55の表面に塵埃が堆積した状態で高湿度環境下に置かれると、吸湿した塵埃を介して針電極51,52と誘導電極53,54の間に電流がリークし、イオン発生量が低下する恐れがある。
また、針電極51,52の先端部が筐体10外に突出していないので、イオン発生装置をダクト41内に設置した場合でも、針電極51,52の先端部で発生したイオンを効率良くダクト41内の風にのせて外部に放出することができない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,2,51,52 針電極、3,4,53,54 誘導電極、5,6,55 プリント基板、5a,5b,56a,56b 孔、10 筐体、11,56 蓋部材、11a,11b ボス、12 回路基板、13 回路部品、14 トランス、15 樹脂、T1 電源端子、T2 接地端子、20,24,28,32,33 ダイオード、21〜23,25 抵抗素子、26 NPNバイポーラトランジスタ、27,31 昇圧トランス、27a,31a 1次巻線、27b ベース巻線、27c,31b 2次巻線、29 コンデンサ、30 2端子サイリスタ、40 本体、40a 吸込口、40b,40c 吹出口、41 ダクト、42 クロスフローファン、43 イオン発生装置、44 グリル、45 フィルタ、46 ファンガード。

Claims (5)

  1. 誘導電極と針電極を備え、イオンを発生するイオン発生装置において、
    孔が開けられた第1の基板と、
    前記第1の基板の一方側の表面に対向して設けられた第2の基板と
    前記第1の基板の他方側の表面を覆うように設けられ、前記孔に対応する位置に筒状のボスが形成された蓋部材とを備え、
    前記誘導電極は前記第1の基板の前記孔の周りに設けられ、
    前記針電極の基端部は前記第2の基板に設けられ、その先端部は前記孔に挿入され
    前記ボスは前記孔に挿入され、前記針電極は前記ボスに挿入されている、イオン発生装置。
  2. 前記針電極の先端部は、前記ボスを貫通して前記蓋部材から突出している、請求項に記載のイオン発生装置。
  3. 前記誘導電極は、前記第1の基板の前記孔の周りに環状に形成されている、請求項1または請求項に記載のイオン発生装置。
  4. 前記第1の基板はプリント基板であり、
    前記誘導電極は前記プリント基板の配線層によって形成されている、請求項1から請求項までのいずれかに記載のイオン発生装置。
  5. 請求項1から請求項までのいずれかに記載のイオン発生装置と、
    前記イオン発生装置で発生したイオンを送出するための送風部とを備える、電気機器。
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