JP6139874B2 - イオン発生装置およびそれを用いた電気機器 - Google Patents

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Description

本発明はイオン発生装置およびそれを用いた電気機器に関し、特に、針状電極を備え、イオンを発生するイオン発生装置と、それを用いた電気機器に関する。
従来より、イオン発生装置は、基板と、2組の誘導電極および針状電極を備える。各誘導電極は、環状に形成され、基板の表面に搭載される。各針状電極の基端部は基板に設けられ、その先端部は対応する誘導電極の中央部に配置される。一方の組の針状電極と誘導電極の間に正の高電圧を印加すると、針状電極の先端部でコロナ放電が発生し、正イオンが発生する。他方の組の針状電極と誘導電極の間に負の高電圧を印加すると、針状電極の先端部でコロナ放電が発生し、負イオンが発生する。発生した正イオンと負イオンは、送風機によって室内に送出され、空気中に浮遊するカビ菌やウィルスを取り囲み、それらを分解する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2010−044917号公報
ところで、誘導電極および針状電極を搭載した基板を筐体に収容してイオン発生装置を製品化する場合、針状電極の先端部で発生したイオンを筐体外に効率良く放出する必要がある。また、針状電極の先端部などに触れてユーザーが指などに怪我をすることを防止する必要もある。
それゆえに、本発明の主たる目的は、イオンを効率良く発生することが可能で安全なイオン発生装置と、それを用いた電気機器を提供することである。
本発明に係るイオン発生装置は、放電によりイオンを発生するイオン発生装置において、筐体と、筐体内に収容される基板と、基板に搭載される金属芯と、導電性の樹脂からなり金属芯に取り付けられるキャップ部とを備えるものである。キャップ部は、金属芯と電気的に接続され、筐体から突出する尖端部を有する。
好ましくは、キャップ部は、金属芯に対して着脱可能に取り付けられている。
また好ましくは、キャップ部は、一端が尖端部であり、他端には金属芯の先端が嵌入される勘合部を有する。
また、導電性の樹脂の代わりに、導電性のゴムであってもよい。
また、本発明に係る電気機器は、上記イオン発生装置と、所定の方向に風を送るダクトとを備えたものである。キャップ部の尖端部はダクト内に露出するように設けられている。
以上のように、本発明によれば、イオンを効率良く発生することができ、ユーザーが怪我をするのを防止することができる。
この発明の実施の形態1によるイオン発生装置の構成を示す断面図である。 図1に示したイオン発生装置の斜視図である。 図2に示したイオン発生装置から蓋部材を外した状態を示す斜視図である。 図1に示したイオン発生装置の構成を示す回路図である。 図1に示したイオン発生装置を用いたイオン送出装置の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態2によるイオン発生装置の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態3によるイオン発生装置の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態4によるイオン発生装置の構成を示す断面図である。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1(a)は本発明の実施の形態1によるイオン発生装置の上面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図である。図2はイオン発生装置の斜視図であり、図3は図2に示したイオン発生装置から蓋部材11を外した状態を示す斜視図である。
図1〜図3において、このイオン発生装置は、2本の金属芯1,2と、金属芯1に取り付けられ正イオンを発生するためのキャップ部7と、金属芯2に取り付けられ負イオンを発生するためのキャップ部8と、キャップ部7との間に電界を形成するための環状の誘導電極3と、キャップ部8との間に電界を形成するための環状の誘導電極4と、2枚の長方形状のプリント基板5,6とを備える。
プリント基板5,6は、所定の間隔を開けて図1(b)中の上下に平行に配置されている。誘導電極3は、プリント基板5の長手方向の一方端部の表面に、プリント基板5の配線層を用いて形成されている。誘導電極3の内側には、プリント基板5を貫通する孔5aが開口されている。また、誘導電極4は、プリント基板5の長手方向の他方端部の表面に、プリント基板5の配線層を用いて形成されている。誘導電極4の内側には、プリント基板5を貫通する孔5bが開口されている。
金属芯1,2の各々は、プリント基板5,6に対して垂直に設けられている。すなわち、金属芯1の基端部はプリント基板6の孔に挿嵌されており、その先端部はプリント基板5の孔5aの中心を貫通している。また、金属芯2の基端部はプリント基板6の孔に挿嵌されており、その先端部はプリント基板5の孔5bの中心を貫通している。金属芯1,2の各々の基端部は、半田によってプリント基板5に固定されている。金属芯1,2の各々の先端部は、細い丸棒を軸に垂直な断面で切断した円柱形状をしている。なお、金属芯1,2の各々の先端部は、鋭く尖っていてもよい。
また、このイオン発生装置は、プリント基板5,6よりも若干大きな長方形の開口部を有する直方体状の筐体10と、筐体10の開口部を閉じる蓋部材11と、回路基板16と、回路部品17と、トランス18とを備える。
筐体10は、絶縁性の樹脂で形成されている。筐体10の下部は上部よりも若干小さく形成されており、筐体10の内壁において筐体10の上部と下部の境界には段差が形成されている。また、筐体10の下部は、仕切り板10aによって長手方向に2分割されている。トランス18は、仕切り板10aの一方側の底に収容されている。回路基板16は、仕切り板10aの他方側の空間を閉じるように、仕切り板10aと段差の上に設けられている。回路部品17は、回路基板16の下面に搭載され、仕切り板10aの他方側の空間に収容されている。
プリント基板5,6は、筐体10の上部に水平に収容されている。回路基板16とトランス18とプリント基板5,6とが配線によって電気的に接続されている。筐体10内の高電圧部には、絶縁用の樹脂19が充填されている。樹脂19は、プリント基板6の下面まで充填されている。なお、本実施の形態1では、トランス18の1次側に接続されている回路部品17は樹脂19によって絶縁する必要がないので、仕切り板10aの他方側の空間には樹脂19を充填していない。
蓋部材11は、絶縁性の樹脂で形成されている。筐体10の内壁の上端部には溝が形成されており、蓋部材11の長手方向の両端には筐体10の溝に係止される係止部が突設されている。また、蓋部材11の下面には、孔5aおよび金属芯1に対応する位置に円筒状のボス11aが形成されている。また、蓋部材11の下面には、孔5bおよび金属芯2に対応する位置に円筒状のボス11bが形成されている。
ボス11a,11bの内径は、それぞれ金属芯1,2の外径よりも大きい。また、ボス11a,11bの外径は、それぞれプリント基板5の孔5a,5bの内径よりも小さい。ボス11a,11bは、それぞれプリント基板5の孔5a,5bを貫通している。ボス11a,11bの先端面(下端面)とプリント基板6の表面との間には、わずかな隙間が形成される。金属芯1,2はそれぞれボス11a,11bを貫通しており、金属芯1,2の先端部は蓋部材11の上に5mm程度突出している。
金属芯1,2の先端部には、それぞれキャップ部7,8が取り付けられている。キャップ部7,8は、それぞれ一方端が尖った筒状をしており、他方端には金属芯1,2が挿嵌されるための勘合部としての孔7a,8aが設けられている。孔7a,8aの内径は、それぞれ放電電極1,2の外形よりもわずかに小さい。そのため、キャップ部7,8の孔7a,8aを放電電極1,2の先端部に挿嵌することで、キャップ部7,8は、放電電極1,2に対して着脱可能に取り付けることができる。図1(b)に示すように、キャップ部6,7は、金属芯1,2に取り付けられた状態において、根元部と蓋部11の間とに隙間が形成される。
キャップ部7,8は、それぞれ導電性を有するゴムで形成されている。本実施の形態1においては導電性ゴムである天然ゴムから形成されているが、ニトリルゴム(NBR)やクロロプレンゴム(CR)などであってもよい。また、導電性のポリアセタール樹脂(POM)などの導電性の熱可塑性樹脂であってもよい。導電性のゴムと、導電性の熱可塑性樹脂とを合わせて導電性の樹脂と呼ぶ。これらの導電性の樹脂の体積抵抗は、例えば100Ω・cm〜10Ω・cmである。キャップ部7,8が導電性を有するため、キャップ部の尖端部は放電電極1,2と電気的に接続されている。
図4は、イオン発生装置の構成を示す回路図である。図4において、イオン発生装置は、金属芯1,2および誘導電極3,4の他に、電源端子T1、接地端子T2、ダイオード32,33および昇圧トランス31を備える。図4の回路のうちの金属芯1,2および誘導電極3,4以外の部分は、図1では回路基板16、回路部品17、およびトランス18などで構成されている。なお、キャップ部7,8は省略して記載している。
電源端子T1および接地端子T2には、それぞれ直流電源の正極および負極が接続される。電源端子T1には直流電源電圧(たとえば+12Vまたは+15V)が印加され、接地端子T2は接地される。電源端子T1および接地端子T2は、電源回路30を介して、昇圧トランス31に接続される。
昇圧トランス31は、1次巻線31aおよび2次巻線31bを含む。2次巻線31bの一方端子は誘導電極3,4に接続され、その他方端子はダイオード32のアノードおよびダイオード33のカソードに接続される。ダイオード32のカソードは金属芯1の基端部に接続され、ダイオード33のアノードは金属芯2の基端部に接続される。
次に、このイオン発生装置の動作について説明する。電源端子T1および接地端子T2間に直流電源電圧が印加されると、電源回路30が有するコンデンサ(不図示)に電荷が充電される。コンデンサに充電された電荷は、昇圧トランス31の1次巻線31aを介して放電され、1次巻線31aにはインパルス電圧が発生する。
1次巻線31aにインパルス電圧が発生すると、2次巻線31bに正および負の高電圧パルスが交互に減衰しながら発生する。正の高電圧パルスはダイオード32を介して金属芯1に印加され、負の高電圧パルスはダイオード33を介して金属芯2に印加される。これにより、金属芯1,2の先端でコロナ放電が発生し、それぞれ正イオンおよび負イオンが発生する。
なお、正イオンは、水素イオン(H)の周囲に複数の水分子がクラスター化したクラスターイオンであり、H(HO)(ただし、mは任意の自然数である)と表わされる。また負イオンは、酸素イオン(O )の周囲に複数の水分子がクラスター化したクラスターイオンであり、O (HO)(ただし、nは0または任意の自然数である)と表わされる。また、正イオンおよび負イオンを室内に放出すると、両イオンが空気中を浮遊するカビ菌やウィルスの周りを取り囲み、その表面上で互いに化学反応を起こす。その際に生成される活性種の水酸化ラジカル(・OH)の作用により、浮遊カビ菌などが除去される。
図5は、図1〜図4に示したイオン発生装置を用いたイオン送出装置の構成を示す断面図である。図5において、このイオン送出装置では、本体40の下部の背面に吸込口40aが設けられ、本体40の上部の上面および前面にそれぞれ吹出口40b,40cが設けられている。また、本体40の内部にはダクト41が設けられており、ダクト41の下端の開口部は吸込口40aに対向して設けられ、ダクト41の上端は吹出口40b,40cに接続されている。
ダクト41の下端の開口部には送風ファンとしてクロスフローファン42が設けられ、ダクト41の中央付近にはイオン発生装置43が設けられている。イオン発生装置43は、図1〜図4で示したものである。イオン発生装置43の筐体10はダクト41の外壁面に固定される。イオン発生装置43のキャップ部7,8の尖端部は、ダクト41の壁を貫通してダクト41内に突出している。2本のキャップ部7,8は、ダクト41内の空気が流れる方向と直交する方向に配列されている。
また、吸込口40aには樹脂製の格子状のグリル44が設けられており、グリル44の内側に網目状の薄いフィルタ45が貼り付けられている。フィルタ45の奥にはクロスフローファン42に異物やユーザーの指が入り込まないように格子状のファンガード46が設けられている。ダクト41のイオン発生装置43が設けられている位置よりもやや下側に脱落防止網47が設けられている。脱落防止網47は、キャップ部7,8が金属芯1,2から抜け落ちてしまった場合に、キャップ部7,8を受け止めることで、キャップ部7,8が脱落しクロスフローファン42に巻き込まれるのを防止する。
クロスフローファン42が回転駆動されると、室内の空気は吸込口40aを介してダクト41内に吸込まれる。吸込まれた空気には、ダクト41内でイオン発生装置43によって生成されたイオンが放出される。イオンを含んだ空気は、吹出口40b,40cを介して室内に放出される。
次に、本実施の形態1におけるイオン発生装置のイオン発生量を、キャップ部7,8を有しないイオン発生装置のイオン発生量と比較した。比較対象のイオン発生装置は、本実施の形態1におけるイオン発生装置からキャップ部7,8を外し、金属芯1,2を露出させ、金属芯1,2を先端が尖った尖鋭形状のものに交換したものである。両イオン発生装置から発生したイオン量を同条件で測定したところ差は見られなかった。したがって、キャップ部7,8を金属芯1,2に取り付けてもイオンの発生量は変化しなかった。
本実施の形態1におけるイオン発生装置は、キャップ部7,8が筐体10から突出しているため、クロスフローファン42の回転によってダクト41内を通る空気は、キャップ部7,8に直接当たることになり、キャップ部7,8の尖端部周辺に発生しているイオンを空気流に乗せてダクト41の下流側へと運んで行く。このようにして、キャップ部7,8周辺に発生したイオンを効率良くダクト41の下流側へ導き、吹出口40b,40cから放出することができる。
ユーザーはキャップ部7,8を交換するとき、イオン送出装置の本体40の背面にある裏蓋40dを外してダクト41に設置されたイオン発生装置43にアクセスできる。このとき、筐体10から突出しているキャップ部7,8の尖端部に触れたとしても、キャップ部7,8は樹脂性であるため、ユーザーが指に怪我をすることはない。特にキャップ部7,8が導電性ゴムで形成されている場合は、ゴムの弾性により尖端部が尖鋭であってもキャップ部7,8の先端部に触れて指に怪我をすることはない。
なお、ユーザーによる交換を行なわないイオン発生装置もあるが、その場合においても本実施の形態1のイオン発生装置43であれば、その製造時に作業員がキャップ部7,8の先端部に触れて指に怪我をすることはない。
以上のように、本実施の形態1では、キャップ部7,8の尖端部が筐体10および蓋部材11から突出しているので、キャップ部7,8の尖端部で発生したイオンを筐体10外に効率良く放出することができる。また、金属芯1,2の先端部を覆うキャップ部7,8を設けたので、ユーザーが金属芯1,2の先端部に触れて指などに怪我をすることを防止することができる。
また、針電極1,2に高電圧が印加されると、キャップ部7,8と誘導電極3,4との間で電界が形成され、キャップ部7,8の尖端部でコロナ放電が発生してイオンが発生する。コロナ放電が発生すると、イオンのスパッタリングによりキャップ部7,8の尖端部が摩耗する。キャップ部7,8の尖端部が摩耗すると、コロナ放電が生じにくくなり、イオンの発生効率が低下することがある。
本実施の形態1におけるイオン発生装置43は、キャップ部7,8が着脱可能であるため、キャップ部7,8を容易に交換することができる。キャップ部7,8を新しいものと交換すると、イオンの発生効率は元に戻りイオン発生装置43は当初の性能を発揮することができる。
また、誘導電極3,4をプリント基板5に搭載し、金属芯1,2をプリント基板6に搭載したので、プリント基板5,6上に塵埃が堆積した状態でイオン発生装置が高湿度環境下に置かれた場合でも、金属芯1,2と誘導電極3,4の間に電流がリークするのを防止することができ、イオンを安定に発生することができる。
また、プリント基板5,6を蓋部材11で覆うので、プリント基板5,6上に塵埃が堆積するのを防止することができる。また、ボス11a,11bを介して塵埃が侵入した場合であっても、その塵埃はプリント基板6上に堆積しても、プリント基板5上までは堆積し難い。また、プリント基板5の孔5a,5bにそれぞれ蓋部材11のボス11a,11bを挿入し、ボス11a,11bにそれぞれ金属芯1,2を挿入したので、金属芯1,2と誘導電極3,4の間の空間距離を長くすることができる。したがって、金属芯1,2と誘導電極3,4の間に電流がリークするのをより効果的に防止することができる。
また、キャップ部7,8の尖端部は、ボス11a,11bを貫通して蓋部材11の上に突出しているので、塵埃がボス11a,11bの開口部付近に溜まった場合でも、キャップ部7,8の尖端部が塵埃に埋もれてキャップ部7,8の尖端部の放電が妨げられるのを防止することができる。また、キャップ部7,8の尖端部に塵埃が付着した場合であっても、キャップ部7,8の尖端部に送風しながら金属芯1,2に高電圧を印加することにより、キャップ部7,8の尖端部から塵埃を弾き飛ばすことができる。
また、プリント基板5の配線層を用いて誘導電極3,4を形成したので、誘導電極3,4を低コストで形成することができ、イオン発生装置の低コスト化を図ることができる。
また、本実施の形態1では、プリント基板5の配線層を用いて誘導電極3,4を形成したが、誘導電極3,4の各々を金属板で形成してもよい。また、誘導電極3,4の各々は、環状でなくてもかまわない。
[実施の形態2]
図6(a)は本発明の実施の形態2によるイオン発生装置の上面図であり、図6(b)は図6(a)のA−A線断面図であって、図1(a)および図1(b)と対比される図である。図6において、このイオン発生装置が図1のイオン発生装置と異なる点は、キャップ部7,8の根元部が蓋部11のボス11a,11bを挿嵌されている点である。
実施の形態2によるイオン発生装置では、キャップ部7,8の根元部が、実施の形態1によるイオン発生装置におけるものよりも長い。キャップ部7,8がボス11a,11bに挿嵌されているため、使用中などにキャップ部7,8が金属芯1,2から抜け落ちるのを防止することができる。キャップ部7,8の根元部と、プリント基板6との間にはわずかな隙間が形成される。なお、金属芯1,2は本実施の形態2におけるものよりも短いものを用いて、筐体10および蓋体11から突出しないようにしてもよい。
[実施の形態3]
図7(a)は本発明の実施の形態2によるイオン発生装置の上面図であり、図7(b)は図7(a)のA−A線断面図であって、図1(a)および図1(b)と対比される図である。図7において、このイオン発生装置が図1のイオン発生装置と異なる点は、金属芯1,2の先端部が尖鋭形状をなしている点である。
キャップ部7,8が金属芯1,2から抜け落ちてしまった場合にであっても、金属芯1,2の先端部が尖鋭形状であるため、金属芯1,2が針状電極として機能し、金属芯1,2の先端部でコロナ放電が起き、キャップ部7,8が取り付けられているときと同量のイオンを発生させることができる。また、キャップ部7,8の孔7a,8aを放電電極1,2の先端部に挿嵌する際、金属芯1,2の先端部が尖鋭形状であるため、挿入しやすい。
[実施の形態4]
図8(a)は本発明の実施の形態4によるイオン発生装置の上面図であり、図8(b)は図8(a)のA−A線断面図であって、図1(a)および図1(b)と対比される図である。図8において、このイオン発生装置が図1のイオン発生装置と異なる点は、キャップ部7,8が環状部材7b,8bを有する点である。
環状部材7b,8bは、導電性の熱可塑性樹脂からなるリング状の部材であり、キャップ部7,8の根元部に挿嵌されている。環状部材7b,8bは、導電性の接着剤により外周部がキャップ部7,8に接着され、キャップ部7,8から外れないようになっている。キャップ部7,8は、環状部材の7b,8bの内周部を放電電極1,2の先端部に挿嵌することで、放電電極1,2に着脱可能に取り付けられている。
また、本実施の形態では、イオン発生装置43を用いた電気機器として、イオン送出装置を示したが、空気調和機、除湿器、加湿器、空気清浄機、冷蔵庫、ガスファンヒータ、石油ファンヒータ、電気ファンヒータ、洗濯乾燥機、掃除機、殺菌装置、電子レンジ、複写機などの電気機器に搭載してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,2 金属芯
3,4 誘導電極
5,6 プリント基板
7,8 キャップ部
7a,8a 孔(勘合部)
10 筐体
11 蓋部材
17 回路部材
18 トランス
19 樹脂
T1 電源端子
T2 接地端子
32,33 ダイオード
31 昇圧トランス
31a 1次巻線
31b 2次巻線
41 ダクト
43 イオン発生装置

Claims (5)

  1. 放電によりイオンを発生するイオン発生装置において、
    筐体と、
    該筐体内に収容される基板と、
    該基板に搭載される金属芯と、
    導電性の樹脂からなり前記金属芯に取り付けられるキャップ部とを備え、
    該キャップ部は、前記金属芯と電気的に接続され、前記筐体から突出する尖端部を有する、イオン発生装置。
  2. 放電によりイオンを発生するイオン発生装置において、
    筐体と、
    該筐体内に収容される基板と、
    該基板に搭載される金属芯と、
    導電性のゴムからなり前記金属芯に取り付けられるキャップ部とを備え、
    該キャップ部は、前記金属芯と電気的に接続され、前記筐体から突出する尖端部を有する、イオン発生装置。
  3. 前記キャップ部は、前記金属芯に対して着脱可能に取り付けられている、請求項1または2に記載のイオン発生装置。
  4. 前記キャップ部は、一端が前記尖端部であり、他端には前記金属芯の先端が嵌入される勘合部を有する、請求項1から3までのいずれか1項に記載のイオン発生装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載のイオン発生装置と、所定の方向に風を送るダクトとを備え、
    前記尖端部は前記ダクト内に露出するように設けられている、電気機器。
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