JP2008293884A - イオン発生装置用トランス、イオン発生装置および電気機器 - Google Patents

イオン発生装置用トランス、イオン発生装置および電気機器 Download PDF

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Abstract

【課題】トランスと相手部材との接続にカシメや半田付けの作業が不要なイオン発生装置用トランス、イオン発生装置および電気機器を提供する。
【解決手段】コア28は磁性体よりなっている。1次巻線21aおよび2次巻線22aは、コア28の周囲に巻き付けられ、かつ互いに絶縁されている。巻き始め端子24aは2次巻線22aの巻き始め部分に、巻き終わり端子24bは2次巻線22aの巻き終わり部分に電気的に接続されている。巻き始め端子24aの接続部分および巻き終わり端子24bの接続部分の少なくとも一方がバネ形状を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、イオン発生装置用トランス、イオン発生装置および電気機器に関し、特に、イオン発生電極にイオンを発生させるために電圧を昇圧して供給するイオン発生装置用トランス、それを用いたイオン発生装置および電気機器に関するものである。
高圧トランスの種類は、大きく2種類に区分される。その1つは、内部に磁性体で作られるコアを挿入した樹脂製のボビンに1次巻線、2次巻線の少なくとも2つの巻線を巻きつけた構造のもので巻線トランスといわれる。巻線トランスは単純には交流をそのまま昇圧する変圧器や昇圧トランスといわれ、出力電圧と入力電圧との比は2次巻線と1次巻線との巻数比で決まる大型のものから、コンデンサ放電回路でのインパルス波形で駆動するスイッチングトランスなどがある。後者は小型化が可能であり、接続される負荷の大きさと1次、2次のインダクタンスや高圧トランスを駆動するための高圧トランス駆動回路の定数により出力電圧を調整される。
もう1つはセラミックの圧電現象を応用した圧電トランスといわれるものである。
イオン発生素子の種類は、大きく2種類に区分される。その1つは、金属線、鋭角部を持った金属板、針形状の金属などを放電電極とし、これに対向する金属板やグリッドなどを配置したもの(たとえば特開2005−13649号公報参照)、あるいは対向電極を大地として特に対向電極を配置しないものである。この種類のイオン発生素子では、放電電極と対向電極もしくは大地間の空気が絶縁体の役割を果たす。このイオン発生素子は、電極に高電圧を印加した際に、鋭角部をした電極の先端で電界集中が生じ、その先端の極近部分の空気が絶縁破壊することで放電現象を得る方式である。
もう1つは、高耐圧の誘電体内部に埋没された誘導電極と、誘電体表面に配置された放電電極との一対で構成されたものである。この種類のイオン発生素子は、電極に高電圧を印加した際に、表面の放電電極の外縁部近傍で電界集中が生じ、その極近部分の空気が絶縁破壊することで放電現象を得る方式である。
放電現象を利用した多くのイオン発生装置が実用化されている。これらのイオン発生装置は通常、イオンを発生させるためのイオン発生素子と、イオン発生素子に高電圧を供給するための巻線型や圧電素子型の高圧トランスと、高圧トランスを駆動するための高圧トランス駆動回路と、コネクタなどの電源入力部とにより構成されている。
放電現象を利用したイオン発生装置としては、たとえば特開2002−374670号公報に記載されたものがある。このイオン発生装置ではイオン発生電極に高電圧を供給する圧電トランスと、その圧電トランスを駆動するための駆動回路とが、ケース内に搭載されている。
特開2005−13649号公報 特開2002-374670号公報
上記の高圧トランスと高圧トランス駆動回路を含むイオン発生装置において、高圧トランスの出力をたとえば特開2005−13649号公報に記載されたような電極に接続する場合は、通常、高圧リード線を高圧トランスの出力端子および電極に半田接続もしくはカシメなどによる機械的接続をする必要がある。
対向電極や放電電極の材質には、放電に耐えうる材料として、通常SUS材や特殊な金属が使用される。これらの金属は半田付けできないことが多く、半田付けするためにメッキなどの表面処理が必要となる。もしくは前記のように、機械的にリード線をカシメて接続したり、溶接する方策をとる。
高圧トランスの出力端子と電極を直接、もしくはリード線にて接続する場合、カシメや半田付けの作業が必要になり、作業が煩雑になるという問題があった。また半田付けのために、メッキなどの表面処理をする必要があるという問題もあった。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、トランスと相手部材との接続にカシメや半田付けの作業が不要なイオン発生装置用トランス、イオン発生装置および電気機器を提供することである。
本発明のイオン発生装置用トランスは、イオン発生電極にイオンを発生させるために電圧を昇圧して供給するイオン発生装置用トランスであって、コアと、1次巻線および2次巻線と、第1端子と、第2端子とを備えている。コアは磁性体を有している。1次巻線および2次巻線は、コアの周囲に巻き付けられ、かつ互いに絶縁されている。第1端子は、2次巻線の巻き始め部分に電気的に接続されている。第2端子は、2次巻線の巻き終わり部分に電気的に接続されている。第1端子の接続部分および第2端子の接続部分の少なくとも一方がバネ形状を有している。
本発明のイオン発生装置用トランスによれば、第1端子の接続部分および第2端子の接続部分の少なくとも一方がバネ形状を有している。このため、相手部材をその接続部分に接続する場合に、バネ力により接続部材が相手部材を押し付ける力が発生する。このため、半田付けやカシメなどの機械的接続なしで安定した接続状態を維持することができる。
また半田付けやカシメなどの機械的接続が不要となるため、メッキなどの表面処理も不要となり、処理工程数を減らすことができる。
上記のイオン発生装置用トランスにおいて好ましくは、第1端子の接続部分および第2端子の接続部分の双方を露出するように、第1端子および第2端子をモールドする絶縁性のモールド材がさらに備えられている。
これにより、高電圧を発生する2次巻線と他の部分、特に1次巻線との絶縁を強化することができる。
本発明のイオン発生装置は、放電電極と、誘導電極と、上記のイオン発生装置用トランスとを備えている。誘導電極は、放電電極との間に誘電体および空気のいずれかを挟んで放電電極に対向するように配置されている。イオン発生装置用トランスのバネ形状の接続部分は放電電極および誘導電極の少なくとも一方に接続されている。
本発明のイオン発生装置によれば、放電電極および誘導電極の少なくとも一方とイオン発生装置用トランスのバネ形状の接続部分との間で、半田付けやカシメなどの機械的接続なしで安定した接続状態を維持することができる。
上記のイオン発生装置において好ましくは、ケースと、そのケースの蓋体とがさらに備えられている。ケースは、放電電極および誘導電極を有するイオン発生素子と、イオン発生装置用トランスとを内部に収容している。ケースの蓋体は、ケースに取付けることで、放電電極および誘導電極の少なくとも一方をイオン発生装置用トランスのバネ形状の接続部分に押し付ける。
このようにケースに蓋体を取付けることにより、放電電極および誘導電極の少なくとも一方をイオン発生装置用トランスのバネ形状の接続部分に押し付ける力を発生させることができる。このため、半田付けやカシメなどの機械的接続なしで安定した接続状態を維持することができる。またケースに蓋体を嵌め込むことで、電極とバネ形状の接続部分との接続が外れることを防止することができる。
本発明の電気機器は、上記のイオン発生装置と、そのイオン発生装置で生じた正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを送風気流に乗せて送るための送風部とを備えている。
本発明の電気機器によれば、イオン発生装置で生じたイオンを送風部により気流に乗せて送ることができるため、たとえば空調機器において機外にイオンを放出することができ、また冷蔵機器において庫内または庫外にイオンを放出することができる。
以上説明したように本発明によれば、放電電極と誘導電極との少なくとも一方に、イオン発生装置用トランスのバネ形状の接続部分を接触接続させるため、半田付けや、カシメ、溶接などの接続作業や、半田付けを可能にするためのメッキなどの表面処理や、カシメのための金具を不要とすることができる。これらを削減することでコスト低減が可能になる。このため、低売価電気機器への搭載への可能性が広がり、イオン発生装置を搭載した電気機器への用途を拡大することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態におけるイオン発生装置用トランスの構成を概略的に示す平面図である。図2は図1の矢印II方向から見た側面図である。
図1および図2を参照して、本実施の形態の高圧トランス20は、たとえば巻線トランスよりなっている。この巻線トランス20は、イオン発生電極(図示せず)にイオンを発生させるために電圧を昇圧して供給するイオン発生装置用トランスであって、ボビン29と、コア(鉄心)28と、1次巻線21aと、2次巻線22aとを主に有している。
ボビン29はたとえば樹脂製であり、1次巻線部21と2次巻線部22とを有している。1次巻線部21と2次巻線部22との間には分離壁25が設けられている。また2次巻線部22は、複数の分離壁26によって複数のセクションに分離されている。
コア28は磁性体を有する材料、たとえばフェライトなどの材料よりなっている。このコア28は、ボビン29の1次巻線部21と2次巻線部22とを貫通するようにボビン29の内部に挿入されている。
1次巻線21aは、ボビン29の1次巻線部21に所定回数巻き付けられており、その巻き始め部分は1次巻線巻き始め端子23aに電気的に接続されており、その巻き終わり部分は1次巻線巻き終わり端子23bに電気的に接続されている。
2次巻線22aは、ボビン29の2次巻線部22に巻き付けられており、1次巻線21aとは絶縁されている。2次巻線22aは、最初のセクション27aに規定回数巻かれた後、分離壁26の切欠26aを通して隣のセクションに規定回数巻かれ、同様にして、各セクション毎に規定回数巻かれた後に、最終のセクション27bに規定回数巻かれている。2次巻線22aの巻き始め部分は2次巻線巻き始め端子24aに電気的に接続されており、その巻き終わり部分は2次巻線巻き終わり端子24bに電気的に接続されている。
2次巻線巻き終わり端子24bは、バネ形状を有する板金で作られている。巻き終わり端子24bは、たとえば図2に示すように断面形状がZ字の形状に折れ曲がることによりバネ性(弾性)を有している。また巻き終わり端子24bのバネ形状はこれに限定されるものではなく、コイルばね、板ばね、竹の子ばね、皿ばね、ぜんまいばね、トーションバーなどの形状で、弾性体の復元力を利用し、弾性エネルギーを蓄積できる形状であればよい。
この高圧トランス20の端子23a、23b、24a、24bの各々は、ボビン29にインサート成型されている。特に巻き終わり端子24bは、バネ形状を有する板材を端子として、ボビン29に直接インサート成型されてもよいし、通常の棒状端子をボビンにインサート成型して巻線した後に、別パーツの板材を半田付けや溶接などで接続することにより製作されてもよい。バネ形状を有する2次巻線巻き終わり端子24bの先端は電極(相手材料)との接触面積を確保するために端子胴体24b1よりも広い面積を有していることが好ましい。
次に、上記の高圧トランスを用いたイオン発生装置について説明する。
図3は、上記の高圧トランスを用いたイオン発生装置の構成を概略的に示す分解斜視図である。図4は図3に示したイオン発生装置において蓋体を除いた状態での概略平面図である。また図5は図4のV−V線に沿う概略断面図、図6は図4のVI−VI線に沿う概略断面図である。図7は図3に示したイオン発生装置に用いられるイオン発生素子の構成を概略的に示す分解斜視図である。
図3〜図6を参照して、本実施の形態のイオン発生装置50は、高圧回路5(図5)と、イオン発生素子10と、高圧トランス20と、高圧トランス駆動回路30(図5)と、電源入力コネクタ30b(図5)と、外装ケース40とを有している。
高圧トランス駆動回路30は、外部からの入力電圧を受けて高圧トランス20を駆動するためのものである。高圧トランス20は、上述したように、高圧トランス駆動回路30により駆動されて入力電圧を昇圧するためのものである。イオン発生素子10は、高圧トランス20により昇圧された電圧を印加されることで正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを生じさせるものである。
外装ケース40は、本体40aと、蓋体40bとを有している。本体40aの内部は、イオン発生素子10を配置するためのイオン発生素子ブロック40Aと、高圧トランス20を配置するための高圧トランスブロック40Bと、高圧トランス駆動回路30を配置するための高圧トランス駆動回路ブロック40Cとに平面的に区画されている。各ブロック40A、40B、40Cは、たとえば本体40a内に配置された壁41、42、43により仕切られている。
イオン発生素子10は、高圧回路5の構成素子を取付けられた状態でイオン発生素子ブロック40A内に収容されている。高圧トランス20は、基板に搭載されない状態で高圧トランスブロック40B内に収容されている。高圧トランス駆動回路30および電源入力コネクタ30bは基板31に搭載された状態で高圧トランス駆動回路ブロック40C内に収容されている。電源入力コネクタ30bの一部は、外装ケース40の外部に露出しており、外部から電源をコネクタ接続できる構造となっている。
本体40a内に収容された各機能素子は後述するように適宜、電気的に接続され、かつモールドされており、最後に、本体40aの上方開口部を閉じるように蓋体40bが取付けられている。なお、この蓋体40bには、イオン放出用の孔44が設けられている。
次に、上記の各機能素子について、イオン発生素子10および高圧トランス駆動回路30の順で具体的に説明する。
図7を参照して、イオン発生素子10は、たとえばコロナ放電により正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを生じさせるためのものであり、誘導電極1と、放電電極2と、支持基板3とを有している。
誘導電極1は、一体の金属板からなっており、かつ放電電極2の個数に対応して天板部1aに設けられた複数の貫通孔1bを有している。この貫通孔1bは、コロナ放電により発生するイオンをイオン発生素子10の外部へ放出するための開口部である。
本実施の形態では貫通孔1bの個数はたとえば2個であり、貫通孔1bの平面形状はたとえば円形である。貫通孔1bの周縁部分は、たとえば絞り加工などの工法により、金属板を天板部1aに対して屈曲させた屈曲部1cとなっている。この屈曲部1cにより、図5に示すように、貫通孔1bの周縁の壁部の厚みT1が天板部1aの板厚T2よりも厚くなっている。
なお屈曲部1cは支持基板3側に折り曲げられていてもよく、また支持基板3と逆の方向に折り曲げられていてもよい。また屈曲部1cは、天板部1aに対してたとえば略直角に屈曲している。
放電電極2は針状の先端を有している。支持基板3は、放電電極2を挿通させるための貫通孔3aを有している。
針状の放電電極2は、貫通孔3aに挿入または圧入されて支持基板3を貫通した状態で支持基板3に支持されている。これにより、放電電極2の針状の一方端は支持基板3の表面側に突き出しており、また支持基板3の裏面側に突き出した他方端には、半田付けによりリード線や配線パターンを電気的に接続することが可能である。
図3を参照して、誘導電極1と針状の放電電極2を挿入された支持基板3とは、外装ケースのイオン発生素子ブロック40Aに挿入されている。この状態で、支持基板3は、図5に示すように外装ケース40のイオン発生素子ブロック40A内の支持基板保持壁43cにより規定の高さに位置決めされている。また誘導電極1は、図5に示すように、イオン発生素子ブロック40A内の誘導電極保持壁43bにより規定の高さに位置決めされている。このように支持基板3と誘導電極1とが規定の高さに位置決めされることにより、誘導電極1の天板部1aを支持基板3に対して所定の距離を保って支持することができる。つまり、誘導電極1は支持基板3に対してその厚み方向に位置決めすることが可能である。
また誘導電極1は、たとえば両端部に小さな貫通孔1dを有しており、誘導電極保持壁43bは上面に誘導電極位置決めリブ43aを有している。誘導電極1をイオン発生素子ブロック40Aに挿入する際に、この貫通孔1dに誘導電極位置決めリブ43aを嵌め込むことにより、誘導電極1を天板部1aの面内において位置決めすることができる。
誘導電極1および支持基板3が外装ケース40に支持された状態で、図4に示すように放電電極2は、その針状の先端が、誘導電極1の円形の貫通孔1bの中心Cに位置するように、かつ図5に示すように貫通孔1bの周縁部の厚み(つまり屈曲部1cの屈曲長さ)T1の範囲内に位置するように配置されている。また支持基板3の裏面(半田面)には、高圧回路5の構成素子が取付けられている。
高圧トランス20は、基板に搭載されない状態で高圧トランスブロック40B内に収容されている。高圧トランス20の2次巻線22aの巻き始め端子24aとバネ形状を有した巻き終わり端子24bとはイオン発生素子ブロック40Aに突き出している。2次巻線22aの巻き始め端子24aは支持基板3の一部に、またバネ形状を有した2次巻線22aの巻き終わり端子24bの先端は誘導電極1の裏面に接触する位置関係となる。
また高圧トランス20の1次巻線の巻き始め端子23aの一部および巻き終わり端子23bの一部は、壁41に設けられた切欠部41aを介して高圧トランス駆動回路ブロック40Cに突き出している。
寸法上の一例として、貫通孔1bの周縁部の厚み(つまり屈曲部1cの屈曲長さ)T1は1mm以上2mm以下程度であり、板状の誘導電極1の板厚T2は0.5mm以上1mm以下程度である。また支持基板3上面から誘導電極1の表面までの厚みは2mm以上4mm以下程度である。これにより、このイオン発生素子10を内部に収容したイオン発生装置50の厚みを5mm以上8mm以下程度に薄型化することができる。
図5を参照して、高圧トランス駆動回路30は、電源入力コネクタ30bからの電源供給を受けて、これをコンデンサに充電し、規定以上の電圧に達すれば半導体スイッチなどを用いてコンデンサに充電した電荷を放電させ、高圧トランス20の1次側に電流を供給する機能を有している。高圧トランス駆動回路30を構成する素子30aは、基板31の裏面に取付けられている。また基板31の裏面には、電源入力コネクタ30bの一部または全部が取付けられている。この高圧トランス駆動回路30および電源入力コネクタ30bを搭載した基板31が高圧トランス駆動回路ブロック40C内に配置された状態で、電源入力コネクタ30bは外装ケース40の外部に電気的に接続できるように構成されている。
この実施の形態では、高圧トランス駆動回路ブロック40Cの基板31の半田面が図5の上側で部品面(部品取付面)が図5の下側であり、電源入力コネクタ30bは図5の下側において露出している。
図3を参照して、外装ケース40の蓋体40bは、イオン発生素子10の貫通孔1bに対向する壁部にイオン放出用の孔44を有している。これにより、イオン発生素子10で生じたイオンがこの孔44を通じてイオン発生装置50の外部へ放出される。上記のようにイオン発生素子10の一方の放電電極2は正イオンを発生させるものであり、他方の放電電極2は負イオンを発生させるものであるため、外装ケース40に設けられた一方の孔44は正イオン発生部となり、他方の孔44は負イオン発生部となる。
イオン放出用の孔44は、感電防止のために、通電部である誘導電極1に直接手が触れないように誘導電極1の貫通孔1bの孔径よりも小さい径に設定されている。さらに放電電極2の先端位置も、(外装ケース40の蓋体40bの厚み)+(誘導電極1の天板部1aの厚み)+(誘導電極1の屈曲長さ)でトータル1.5mm〜3.0mm程度、外装ケース40の表面から奥まった構造とされている。このように誘導電極1および放電電極2の先端に手が触れないように、イオン放出用の孔44の径は小さく設定される必要があるが、逆に小さすぎるとイオン放出量が減少するため、たとえば6mmの寸法とされている。
このイオン発生装置50は、上述したように5mm以上8mm以下の厚みを有しているが、もちろんそれ以上の厚みであってもよい。
次に、各機能素子の電気的接続の状態について説明する。
図8は、本発明の一実施の形態におけるイオン発生装置の機能ブロック図であり、各機能素子の電気的接続を示す図である。図8を参照して、イオン発生装置50は、上述したように、外装ケース40と、イオン発生素子ブロック40Aに配置されたイオン発生素子10および高圧回路5と、高圧トランスブロック40Bに配置された高圧トランス20と、高圧トランス駆動回路ブロック40Cに配置された高圧トランス駆動回路30と、電源入力コネクタ30bとを有している。なお、電源入力コネクタ30bは一部が高圧トランス駆動回路ブロック40C内に配置されており、また他の一部が外装ケース40の外部に露出しており、外部から電源をコネクタ接続できる構造となっている。
この電源入力コネクタ30bは、入力電源としての直流電源や商用交流電源の供給を受ける部分である。電源入力コネクタ30bは高圧トランス駆動回路30に電気的に接続されている。この高圧トランス駆動回路30は高圧トランス20の1次側に電気的に接続されている。この高圧トランス20は、1次側に入力された電圧を昇圧して2次側に出力するためのものである。高圧トランス20の2次側の一方はイオン発生素子10の誘導電極1に電気的に接続されており、2次側の他方は高圧回路5を通じて放電電極2に電気的に接続されている。
高圧トランス20における各端子の具体的な接続方法として、1次側の端子23a、23bは、高圧トランス駆動回路30を搭載する基板31の表面(半田面)に直接またはリード線を用いた半田接続により接続されている。高圧トランス20の2次巻線22aの巻き始め端子24aは高圧回路5を通じて放電電極2に電気的に接続されており、バネ形状を有した2次巻線22aの巻き終わり端子24bの先端は誘導電極の裏面の一部に接触して接続されている。
巻き終わり端子24bはバネ形状であるため、誘導電極1を若干天面方向(蓋体40b側)に浮き上がらせる力を加える。これに対して、外装ケース40の蓋体40bを取付けることで、この蓋体40bにより誘導電極1を反対方向(巻き終わり端子24b側)へ押さえることができる。これにより、バネ形状を有した2次巻線22aの巻き終わり端子24bの先端と誘導電極1の接触を強固にすることができる。
高圧回路5は、正イオンを発生させる放電電極2には誘導電極1に対し正極性の高電圧を印加し、また負イオンを発生させる放電電極2には誘導電極1に対し負極性の高電圧を印加するよう構成されている。これにより、正と負の2極性のイオンを発生させることができる。もちろん、高圧回路5の構成により正イオンのみ、または負イオンのみを発生させることも可能である。
また電源入力コネクタ30bと高圧トランス駆動回路30とは、図5に示すように基板31上に搭載された状態で、図示しないリード線や配線パターンにより電気的に接続されている。また高圧トランス20とイオン発生素子10および高圧回路5とは、図5に示すように支持基板3上に搭載された状態で、図示しないリード線や配線パターンにより電気的に接続されている。
次に、モールドについて説明する。
上記のように各機能素子が外装ケース40内に収容されて電気的に接続された状態で適宜モールドが施されている。ここで、イオン発生素子ブロック40Aや高圧トランスブロック40Bは高電圧部であるため、イオン発生素子ブロック40A内のイオン発生部分(支持基板3の表面側)を除き、支持基板3の裏面側(半田面側)および高圧トランスブロック40Bを樹脂モールド(たとえばエポキシ樹脂)により絶縁を強化することが望ましい。また高圧トランス20をケース内に入れたうえで高圧トランスブロック40Bに収容する場合には、図9および図10に示すように、そのケース内を絶縁性のモールド材51によりモールドすることで独立してモールドすることが好ましい。この場合、1次側の端子23a、23bおよび巻き始め端子24aの各接続部分と、巻き終わり端子24bのばね形状を有する部分(接続部分)とがケースおよびモールド材51から露出している必要がある。
また図3に示すように高圧トランス20を単独で高圧トランスブロック40B内に収容する場合には、イオン発生素子ブロック40Aの支持基板3の裏面側とともに高圧トランス20をモールドすることが好ましい。
後者の場合、外装ケース40には高圧トランスブロック40Bからのモールドが高圧トランス駆動回路ブロック40Cに流れ込まないように壁41が設けられているが、一方で高圧トランス20の端子23a、23bを高圧トランス駆動回路30に接続するための接続部(リード線など)を通すことも必要になる。そのため図3に示すように壁41の一部に、接続部を通すための切欠部41aを設けることが好ましい。
高圧トランス駆動回路ブロック40Cも、イオン発生装置50の使用環境によりモールドされてもよい。基本的にこのブロック40Cは印加電圧が家庭用の電源電圧であるため、他のブロックと比較して低電圧であり、高湿や多塵などの特殊環境でない限りは外装ケース40に覆われているのでモールドまでは必要とされない場合もあり、モールドを選択できる構造(モールド可能な構成)とすることができる。
ここでモールドを選択できる構造(モールド可能な構成)とは、高圧トランス駆動回路30および電源入力コネクタ30bを搭載した基板31が高圧トランス駆動回路ブロック40C内に配置された状態で、モールド材を基板31の表面側(蓋側)から裏面側(本体40aの底部側)に回り込ませることが可能で、かつ外装ケース40の本体40aの底部からモールド材が漏れないように構成されていることを意味する。
つまり、モールドは各機能素子を外装ケース40内に配置した後に行われるため、基板31の表面側からモールド材を注入しても、部品搭載面である裏面側にまでモールド材が回り込むように外装ケース40および基板31が構成されていなければならない。また、モールド材は注入の際には液体であるため、外装ケース40の底部が密閉されていないと外装ケース40の外部に漏れ出してしまうため、モールド材が漏れ出さないように外装ケース40の底部を密閉構造とする必要がある。
また上記においては、イオン放出用の孔44を外装ケース40の蓋体40bに設けた場合について説明したが、この孔44は外装ケース40の本体40aの底面に設けられてもよい。つまり、蓋体40bはイオン放出用の孔44を設ける側とされてもよく、またイオン放出用の孔44を設けない側とされてもよい。
上記のイオン発生装置において正イオンまたは負イオンのいずれか一方の極性のイオンを発生させる場合、イオンを発生させる放電電極2の針状の先端位置を誘導電極1の貫通孔1bの中心に合わせ、かつ誘導電極1の貫通孔1bの厚みT1の範囲内に配置することにより、誘導電極1と放電電極2の針状の先端とが空気空間を挟んで対向するようにする。
また正イオンと負イオンの両極性のイオンを放出させるためには、正イオンを発生させる放電電極2の針状の先端位置と負イオンを発生させる放電電極2の針状の先端位置との各々を、互いに所定の距離を確保して配置し、かつ誘導電極1の貫通孔1bの中心に合わせ、かつ誘導電極1の貫通孔1bの厚みT1の範囲内に配置することにより、誘導電極1と放電電極2の針状の先端とが空気空間を挟んで対向するようにする。
上記のイオン発生素子10において、板状の誘導電極1と針状の放電電極2とを上記のように所定の距離を確保して配置し、誘導電極1と放電電極2との間に高電圧を印加すると、針状の放電電極2の先端でコロナ放電が生じる。このコロナ放電により正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかのイオンが発生し、このイオンが誘導電極1に設けられた貫通孔1bからイオン発生素子10の外部に放出される。さらに送風を加えることで、より効果的にイオンを放出することが可能となる。
正イオンと負イオンとの双方を生じさせる場合、一方の放電電極2の先端では正コロナ放電を発生させて正イオンを発生させ、他方の放電電極2の先端では負コロナ放電を発生させて負イオンを発生させる。印加する波形はここでは特に問わず、直流、正負にバイアスされた交流波形や正負にバイアスされたパルス波形などの高電圧とする。電圧値は放電を発生させるに十分かつ、所定のイオン種は生成させる電圧領域を選定する。
ここで、正イオンは、水素イオン(H+)の周囲に複数の水分子が付随したクラスターイオンであり、H+(H2O)m(mは任意の自然数)として表される。また負イオンは、酸素イオン(O2 -)の周囲に複数の水分子が付随したクラスターイオンであり、O2 -(H2O)n(nは任意の自然数)として表される。
正イオンおよび負イオンの両極性のイオンを放出する場合には、空気中の正イオンであるH+(H2O)m(mは任意の自然数)と、負イオンであるO2 -(H2O)n(nは任意の自然数)とを略同等量発生させることにより、両イオンが空気中を浮遊するカビ菌やウィルスの周りを取り囲み、その際に生成される活性種の水酸化ラジカル(・OH)の作用により、浮遊カビ菌などを除去することが可能となる。
次に、上記のイオン発生装置を用いた電気機器の一例として空気清浄機の構成について説明する。
図11は、図3に示すイオン発生装置を用いた空気清浄機の構成を概略的に示す斜視図である。また図12は、図11に示す空気清浄機にイオン発生装置を配置した様子を示す空気清浄機の分解図である。
図11および図12を参照して、空気清浄機60は前面パネル61と本体62とを有している。本体62の後方上部には吹き出し口63が設けられており、この吹き出し口63からイオンを含む清浄な空気が室内に供給される。本体62の中心には空気取り入れ口64が形成されている。空気清浄機60の前面の空気取り入れ口64から取り込まれた空気が、図示しないフィルターを通過することで清浄化される。清浄化された空気は、ファン用ケーシング65を通じて、吹き出し口63から外部へ供給される。
清浄化された空気の通過経路を形成するファン用ケーシング65の一部に、図3に示すイオン発生装置50が取り付けられている。イオン発生装置50は、そのイオン発生部となる孔44からイオンを上記の空気流に放出できるように配置されている。イオン発生装置50の配置の例として、空気の通過経路内であって、吹き出し口63に比較的近い位置P1、比較的遠い位置P2などの位置が考えられる。このようにイオン発生装置50のイオン発生部44に送風を通過させることにより、吹き出し口63から清浄な空気とともに外部にイオンを供給するイオン発生機能を空気清浄機60に持たせることが可能になる。
本実施の形態の空気清浄機60によれば、イオン発生装置50で生じたイオンを送風部(空気の通過経路)により気流に乗せて送ることができるため、機外にイオンを放出することができる。
なお本実施の形態においては電気機器の一例として空気清浄機について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電気機器は、これ以外に空気調和機(エアコンディショナー)、冷蔵機器、掃除機、加湿器、除湿機、電気ファンヒータなどであってもよく、イオンを気流に乗せて送るための送風部を有する電気機器であればよい。
また上記においてイオン発生装置50に入力される電源(入力電源)は商用交流電源および直流電源のいずれであってもよい。入力電源が商用交流電源である場合、1次側回路である高圧トランス駆動回路30を構成する部品間やプリント基板のパターン間には法的距離をとる必要がある。また部品は電源電圧に対し耐圧確保できる部品が必要となり、大型化を招くが回路構成は簡素化でき、部品点数は少なくできる。一方、入力電源が直流電源である場合、1次側回路となる高圧トランス駆動回路30を構成する部品間やプリント基板のパターン間の距離は上記商用交流電源の場合と比べると大きく緩和され、近距離で配置でき、かつ部品自体もチップ部品などの小型品が採用でき、高密度配置が可能となるものの、高電圧駆動回路実現のための回路が複雑になり、部品点数が上記商用交流電源の場合と比べて多くなる。
また上記においては、2次巻線22aの巻き終わり端子24bのみがばね形状を有する場合について説明したが、巻き始め端子24aのみがばね形状を有していてもよく、また巻き終わり端子24bおよび巻き始め端子24aの双方がばね形状を有していてもよい。
この巻き始め端子24aは図8より高圧回路5に電気的に接続されている必要がある。また、高圧回路5は、図5に示すようにイオン発生素子10とともに支持基板3の裏面(誘導電極1と反対側)上に形成されている。よって、巻き始め端子24aがばね形状を有している場合には、高圧回路5に電気的に接続されたパッド(接続部)を支持基板3の裏面上に設け、そのパッド部分にばね形状の巻き始め端子24aが接続される。
また、ばね形状を有する巻き始め端子24aおよび/または巻き終わり端子24bには、たとえば鋼材(鉄の錫メッキ品)が用いられる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、イオン発生電極にイオンを発生させるために電圧を昇圧して供給するイオン発生装置用トランス、イオン発生装置および電気機器に特に有利に適用され得る。
本発明の一実施の形態におけるイオン発生装置用トランスの構成を概略的に示す平面図である。 図1の矢印II方向から見た側面図である。 図1および図2に示す高圧トランスを用いたイオン発生装置の構成を概略的に示す分解斜視図である。 図3に示したイオン発生装置において蓋体を除いた状態での概略平面図である。 図4のV−V線に沿う概略断面図である。 図4のVI−VI線に沿う概略断面図である。 図3に示したイオン発生装置に用いられるイオン発生素子の構成を概略的に示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態におけるイオン発生装置の機能ブロック図であり、各機能素子の電気的接続を示す図である。 高圧トランスをケース内に入れたうえでモールドした様子を概略的に示す平面図である。 図9の矢印X方向から見た側面図である。 図3に示すイオン発生装置を用いた空気清浄機の構成を概略的に示す斜視図である。 図11に示す空気清浄機にイオン発生装置を配置した様子を示す空気清浄機の分解図である。
符号の説明
1 誘導電極、1a 天板部、1b 貫通孔、1c 屈曲部、2 放電電極、3 支持基板、5 高圧回路、10 イオン発生素子、20 高圧トランス(巻線トランス)、21 1次巻線部、21a 1次巻線、22 2次巻線部、22a 2次巻線、23a,23b 1次巻線端子、24a 2次巻線巻き始め端子、24b 2次巻線巻き終わり端子、25,26 分離壁、28 コア、29 ボビン、30 高圧トランス駆動回路、30a 素子、30b 電源入力コネクタ、31 基板、40 外装ケース、40a 本体、40b 蓋体、40e 誘導電極保持壁、40f 誘導電極位置決めリブ、40g 支持基板保持壁、40A イオン発生素子ブロック、40B 高圧トランスブロック、40C 高圧トランス駆動回路ブロック、41,42,43 壁、41a,41b 切欠部、43a リブ、43b 誘導電極保持壁、43c 支持基板保持壁、44 イオン放出用の孔、50 イオン発生装置、51 モールド材、60 空気清浄機、61 前面パネル、62 本体、63 吹き出し口、64 空気取り入れ口、65 ファン用ケーシング。

Claims (5)

  1. イオン発生電極にイオンを発生させるために電圧を昇圧して供給するイオン発生装置用トランスであって、
    磁性体を有するコアと、
    前記コアの周囲に巻き付けられ、かつ互いに絶縁された1次巻線および2次巻線と、
    前記2次巻線の巻き始め部分に電気的に接続された第1端子と、
    前記2次巻線の巻き終わり部分に電気的に接続された第2端子とを備え、
    前記第1端子の接続部分および前記第2端子の接続部分の少なくとも一方がバネ形状を有している、イオン発生装置用トランス。
  2. 前記第1端子の前記接続部分および前記第2端子の前記接続部分の双方を露出するように、前記第1端子および前記第2端子をモールドする絶縁性のモールド材をさらに備えた、請求項1に記載のイオン発生装置用トランス。
  3. 放電電極と、
    前記放電電極との間に誘電体および空気のいずれかを挟んで前記放電電極に対向するように配置された誘導電極と、
    請求項1または2に記載の前記イオン発生装置用トランスとを備え、
    前記イオン発生装置用トランスの前記バネ形状の接続部分が前記放電電極および前記誘導電極の少なくとも一方に接続されている、イオン発生装置。
  4. 前記放電電極および前記誘導電極を有するイオン発生素子と、前記イオン発生装置用トランスとを内部に収容するケースと、
    前記ケースに取付けることで、前記放電電極および前記誘導電極の少なくとも一方を前記イオン発生装置用トランスの前記バネ形状の接続部分に押し付ける前記ケースの蓋体とをさらに備えた、請求項3に記載のイオン発生装置。
  5. 請求項3または4に記載の前記イオン発生装置と、
    前記イオン発生装置で生じた正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを送風気流に乗せて送るための送風部とを備えた、電気機器。
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