JP5191973B2 - 光半導体装置及びその作製方法 - Google Patents
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前記第1エッチングストップ層及び前記クラッド層が、前記コア層の幅よりも狭い幅に形成されて、前記コア層と前記第2エッチングストップ層とをつなぐ支柱となっており、
前記支柱との接続部を除く前記コア層の外周面全体と、前記支柱の両側面とが、前記コア層よりも屈折率の低い有機材料クラッド層によって覆われていること、
を特徴とする。
前記コア層、前記第1エッチングストップ層、前記クラッド層及び前記第2エッチングストップ層の材料は、前記コア層をエッチングするときに前記第1エッチングストップ層がエッチングされず、前記第1エッチングストップ層をエッチングするときに前記コア層及び前記クラッド層がエッチングされず、前記クラッド層をエッチングするときに前記コア層、前記第1エッチングストップ層及び前記第2エッチングストップ層がエッチングされない材料からなっていること、
を特徴とする。
前記コア層に用いる半導体混晶のバンドギャップ波長が、前記第1エッチングストップ層に用いる半導体混晶のバンドギャップ波長よりも小さく、
更に前記第1エッチングストップ層に用いる半導体混晶のバンドギャップ波長が、前記クラッド層に用いる半導体混晶のバンドギャップ波長よりも大きいこと、
を特徴とする。
前記支柱の幅が、前記コア層の幅の25〜75%であることを特徴とする。
前記コア層の下面から前記第2エッチングストップ層の上面までの前記支柱の高さが、1μm以上、3μm以下であることを特徴とする。
前記コア層がバルク半導体、もしくは半導体を用いた量子井戸構造を含むことを特徴とする。
前記基板上に前記第2エッチングストップ層、前記クラッド層、前記第1エッチングストップ層、前記コア層を順次積層する工程と、
前記コア層をエッチングする工程と、
前記第1エッチングストップ層をエッチングした後、前記クラッド層をエッチングして、前記支柱を形成する工程と、
前記支柱との接続部を除く前記コア層の外周面全体と、前記支柱の両側面とを、前記有機材料クラッド層で覆う工程と、
を実施することを特徴とする。
前記基板上に前記第2エッチングストップ層、前記クラッド層、前記第1エッチングストップ層、前記コア層を順次積層する工程と、
前記コア層の幅方向の一方側をエッチングする工程と、
前記第1エッチングストップ層の幅方向の一方側をエッチングした後、前記クラッド層の幅方向の一方側をエッチングして、前記支柱の一方の側面を形成する工程と、
前記コア層の上面、一方の側面及び下面と、前記支柱の一方の側面とを、前記有機材料クラッド層で覆う工程と、
前記コア層の上面を覆っている前記有機材料クラッド層の幅方向の他方側をエッチングする工程と、
前記コア層の幅方向の他方側をエッチングする工程と、
前記第1エッチングストップ層の幅方向の他方側をエッチングした後、前記クラッド層の幅方向の他方側をエッチングして、前記支柱の他方の側面を形成する工程と、
前記コア層の他方の側面及び下面と、前記支柱の他方の側面とを、前記有機材料クラッド層で覆う工程と、
を実施することを特徴とする。
図1Aに示すように、本発明の実施の形態例1に係る光半導体装置は、半導体混晶基板1と、この基板1上に第2エッチングストップ層2、半導体クラッド層3、第1エッチングストップ層4、光の導波層である半導体導波路コア層5を順次積層して成る化合物半導体導波路(半導体細線導波路)の構造を有している。即ち、基板1上に、光の進行方向(図1Aの紙面に垂直な方向)に垂直な断面(横断面)の大きさが媒質(基板上の半導体光導波路構造)内での光の波長程度の大きさであるコア層5を有する光導波路を形成している。そして、第1エッチングストップ層4及びクラッド層3が、コア層5の幅よりも狭い幅に形成されて、コア層5と第2エッチングストップ層2とをつなぐ支柱7となっており、且つ、この支柱7との接続部を除くコア層5の外周面全体と、支柱7の両側面とが、コア層5よりも屈折率の低い有機材料を用いたクラッド層6によって覆われている。
また、支柱の幅W2については、細いほど光の閉じ込めが強くなるが、あまりに細いと機械的に弱くなってしまい、太すぎると光の閉じ込めが弱いことから、コア層5の幅W1の25〜75%程度が良い。支柱つきの本細線導波路構造では通常の細線導波路に比べて、導波路が基板とつながっているため、作製の工程や、完成した後で機械的な強度が強いという利点がある。
本発明の実施の形態例2の光半導体装置では、半導体細線導波路の構造は上記実施の形態例1の半導体細線導波路の構造(図1参照)と同じであるが、その作製方法に違いがある。その作製方法を図4A〜図4Kに示す。半導体細線導波路は図2A〜図2Fの順で作製する。ほとんどの工程は実施の形態例1の場合と同様であるが、本実施の形態例2ではコア層5からクラッド層3までのエッチング加工を2回に分けて行うことに特徴がある。
本発明の実施の形態例3の光半導体装置では、半導体細線導波路の構造及び作製方法は実施の形態例1,2と同じであるが(図1A,図2A〜図2F,図4A〜図4K参照)、第1エッチングストップ層4をInGaAlAsとすることに特徴がある。通常、アルミニウムを混ぜた半導体混晶は酸に対してより溶けやすい性質をもっているため、InGaAlAsを本発明の半導体細線導波路を作成するための第1エッチングストップ層4に用いることができ、実施の形態例1,2と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施の形態例3の光半導体装置では、半導体細線導波路の構造及び作製方法は実施の形態例1,2と同じであるが、コア層5及び第1エッチングストップ層4をInGaAlAsとすることに特徴がある。コア層5と第1エッチングストップ層4のバンドギャップ波長を変えることで、実施の形態例1,2と同様に半導体細線導波路を作成することができ、同様の効果を得ることができる。
コア層5、第1エッチングストップ層4、クラッド層3及び第2エッチングストップ層2の材料が、コア層5をエッチングするときに第1エッチングストップ層4がエッチングされず、第1エッチングストップ層4をエッチングするときにコア層5及びクラッド層3がエッチングされず、クラッド層3をエッチングするときにコア層5、第1エッチングストップ層4及び第2エッチングストップ層2がエッチングされない材料からなるという条件を満たすならば、他の半導体材料GaAs、AlGaAs、GaInNAs、ZnSe、GaNを用いても良い。
また、上記実施の形態例1〜4においては、基板はInPを用いたが、GaAs、Si、サファイア基板などを用いても良い。
また、コア層がバルク半導体、もしくは半導体を用いた量子井戸構造であってもよい。
2 第2エッチングストップ層
3 半導体クラッド層
4 第1エッチングストップ層
5 半導体導波路コア層
5a コア層の上面
5b,5c コア層の側面
5d コア層の下面
6 有機材料クラッド層
7 支柱
Claims (8)
- 基板と、前記基板上に第2エッチングストップ層、クラッド層、第1エッチングストップ層、光の導波層であるコア層を順次積層して成る化合物半導体導波路構造を有し、
前記第1エッチングストップ層及び前記クラッド層が、前記コア層の幅よりも狭い幅に形成されて、前記コア層と前記第2エッチングストップ層とをつなぐ支柱となっており、
前記支柱との接続部を除く前記コア層の外周面全体と、前記支柱の両側面とが、前記コア層よりも屈折率の低い有機材料クラッド層によって覆われていること、
を特徴とする光半導体装置。 - 請求項1に記載の光半導体装置において、
前記コア層、前記第1エッチングストップ層、前記クラッド層及び前記第2エッチングストップ層の材料は、前記コア層をエッチングするときに前記第1エッチングストップ層がエッチングされず、前記第1エッチングストップ層をエッチングするときに前記コア層及び前記クラッド層がエッチングされず、前記クラッド層をエッチングするときに前記コア層、前記第1エッチングストップ層及び前記第2エッチングストップ層がエッチングされない材料からなっていること、
を特徴とする光半導体装置。 - 請求項1又は2に記載の光半導体装置において、
前記コア層に用いる半導体混晶のバンドギャップ波長が、前記第1エッチングストップ層に用いる半導体混晶のバンドギャップ波長よりも小さく、
更に前記第1エッチングストップ層に用いる半導体混晶のバンドギャップ波長が、前記クラッド層に用いる半導体混晶のバンドギャップ波長よりも大きいこと、
を特徴とする光半導体装置。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載の光半導体装置において、
前記支柱の幅が、前記コア層の幅の25〜75%であることを特徴とする光半導体装置。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載の光半導体装置において、
前記コア層の下面から前記第2エッチングストップ層の上面までの前記支柱の高さが、1μm以上、3μm以下であることを特徴とする光半導体装置。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載の光半導体装置において、
前記コア層がバルク半導体、もしくは半導体を用いた量子井戸構造を含むことを特徴とする光半導体装置。 - 請求項2に記載の光半導体装置を作製する方法であって、
前記基板上に前記第2エッチングストップ層、前記クラッド層、前記第1エッチングストップ層、前記コア層を順次積層する工程と、
前記コア層をエッチングする工程と、
前記第1エッチングストップ層をエッチングした後、前記クラッド層をエッチングして、前記支柱を形成する工程と、
前記支柱との接続部を除く前記コア層の外周面全体と、前記支柱の両側面とを、前記有機材料クラッド層で覆う工程と、
を実施することを特徴とする光半導体装置の作製方法。 - 請求項2に記載の光半導体装置を作製する方法であって、
前記基板上に前記第2エッチングストップ層、前記クラッド層、前記第1エッチングストップ層、前記コア層を順次積層する工程と、
前記コア層の幅方向の一方側をエッチングする工程と、
前記第1エッチングストップ層の幅方向の一方側をエッチングした後、前記クラッド層の幅方向の一方側をエッチングして、前記支柱の一方の側面を形成する工程と、
前記コア層の上面、一方の側面及び下面と、前記支柱の一方の側面とを、前記有機材料クラッド層で覆う工程と、
前記コア層の上面を覆っている前記有機材料クラッド層の幅方向の他方側をエッチングする工程と、
前記コア層の幅方向の他方側をエッチングする工程と、
前記第1エッチングストップ層の幅方向の他方側をエッチングした後、前記クラッド層の幅方向の他方側をエッチングして、前記支柱の他方の側面を形成する工程と、
前記コア層の他方の側面及び下面と、前記支柱の他方の側面とを、前記有機材料クラッド層で覆う工程と、
を実施することを特徴とする光半導体装置の作製方法。
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JP2009239724A JP5191973B2 (ja) | 2009-10-16 | 2009-10-16 | 光半導体装置及びその作製方法 |
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