JP5190591B2 - 遊技台ランプ装置、遊技台ランプ装置の制御方法、及びこの遊技台ランプ装置を備える遊技場管理システム - Google Patents
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Description
呼出ランプには、店員を呼び出す機能のみならず、遊技機や、遊技機に隣接する遊技媒体を貸し出すカード機などの台間機、遊技機に遊技媒体を補給する補給装置、遊技機より払出された遊技媒体を遊技機島に回収するアウトタンク装置などの遊技機毎に設けられた各種設備機器から出力される、遊技機の稼動に関連して発生する各種遊技信号が入力されることで、遊技状態に対応した報知演出を行う表示ランプや液晶表示器等からなる表示装置が設けられている。
さらに、遊技機から1ゲーム毎に出力される「スタート信号」や大当り毎に出力される「大当り信号」が呼出ランプに入力されることで、これらの入力数をカウントし、累積された「スタート回数」や「大当り回数」などの遊技データを液晶表示器等に表示することもでき、遊技者が、これらの遊技データを確認することで、遊技する遊技台を選定する目安とすることもできる。
また、表示ランプ等の表示装置による表示演出だけでは物足らず、収容されたランプを備える表示板が、大当りになると、突出する呼出ランプも提案されている(特許文献2)。
従前の呼出ランプにおいて、特に表示ランプは、遊技者が当該遊技機で遊技を行う稼動状態にあり、かつ、上述したような大当り信号など、表示ランプが所定の点灯パターンで点灯する遊技信号が入力されたときに、所定の表示演出を行うため、それ以外のときは、ほとんどの場合、消灯の表示態様となっている。
その結果、遊技機が稼動状態にも拘わらず、表示演出を行っていない状態と、遊技者が遊技を行っていない非稼動状態とでは、表示ランプの表示態様は同一(消灯の表示態様)となるため、特に遊技機島の端部から遊技機を観察した場合には、稼動台と非稼動台の判別ができなかった。
このため、特に遊技機島の端部から遊技機を監視している店員は、実際に遊技を行っている遊技者と、遊技を行わず単に遊技台に着座するような滞留客との見分けがつかなかった。その結果、このような滞留客を発見することが遅れてしまい、その分遊技機の稼動が低下し、売上げが減少する要因にもなっていた。
このような場合において、遊技機が稼動状態において表示ランプが点灯する稼動状態専用の点灯パターンを設ければ、上記の課題は解決することが可能である。しかしながら、遊技台毎に設置されている呼出ランプは、遊技機島において同一の高さ位置で、同一の突出幅をもって遊技者側に突出するように配置されているため、遊技機島の端部から呼出ランプを監視する店員には、判別できない虞があった。
例えば、盛況な遊技場で「空き台」を見つける場合は、表示ランプの表示態様が大当り状態や確率変動状態の点灯パターンであれば、対応する遊技機は稼働状態と判別できるが、それ以外は、遊技者の有無によらず、消灯の表示態様であるため、遊技台を選定する遊技客が、遊技者のいない遊技台に見当をつけ、実際にその遊技台に出向いて行き、「空き台」か否かを確かめる必要があった。そして、いざ出向いてみると遊技媒体が放置されているなど、先客がいる痕跡があり、徒労に終わる場合も多い。
また、遊技台を選定する目安となる前述の遊技データは、直に呼出ランプを操作しなければ確認ができないため、逐一遊技機に出向かなければならず煩雑であった。
このように、従来の呼出ランプは、遊技機島の端部から観察するような場合、得られる情報が限られ、空き台や優良台を探す遊技客にとっては、効率の悪いものとなっていた。
従来の呼出ランプは、元々遊技機に着座する遊技客を主体に情報を報知するように構成されているため、遊技機島の端部からでも観察するように構成されてはいなかった。
さらに、表示板の突出も、突出した後、回動して初めて、遊技機島の端部より視認できる動作態様であるため、遊技機が大当り状態でない通常状態において、遊技機の稼動状態と非稼動状態との差異をその動作態様の違いにより表現できる構成にはなっていなかった。
しかしながら、店員が、カウントダウン表示や手元の時計を逐一監視することは繁忙のあまり困難であり、中断時間を徒過してしまうことが多く、遊技機島の端部からでも中断時間を確認できる手段が望まれていた。
これによって、遊技機島の端部からでも、遊技機等の状態が一目で識別できる。
例えば、遊技機から出力される遊技信号には、遊技機が大当り状態において出力される「大当り信号」や、1ゲームごとに出力される「スタート信号」、遊技媒体の所定数の払出毎に出力される「セーフ信号」等がある。
また、遊技機毎に設けられた設備機器より出力される遊技信号には、例えば、遊技機がパチンコ機である場合に、パチンコ機の盤面内に発射された遊技球を遊技機島に還元する遊技機裏面に設けられたアウトタンクに備えるカウントセンサから、所定の数の遊技球が還元させる毎に出力される遊技機の稼働状況を示す「アウト信号」や、遊技球を補給する補給装置から出力される遊技機に補給される遊技球数を示す「補給数信号」などがある。
また、遊技機毎に設けられた設備機器として、遊技機に隣接して設置されるカード式球貸機や現金球貸機などの台間機から出力される信号には、「カード投入信号」や「カード満杯信号」、「球貸信号」等がある。
その結果、制御部は、この判定結果や算出結果に基づき、表示ランプ及び駆動部を制御して、遊技機の遊技状態や、算出された回数に即した表示態様及び回動位置に制御することができる。
なお、算出された回数を表す場合は、例えば、表示ランプの発光色を変化させることで、表現することもできるし、発光部の回動位置を段階的に変化させて表現することもできる。
このように遊技信号のみならず、ホールコンピュータから出力される制御信号などの種々の入力信号が入力部に入力されるとともに、制御部がこの入力信号に基づき、発光部及び駆動部を制御することにより、遊技機の遊技状態や遊技機毎に設けられた設備機器の状態は勿論のこと、当該遊技機に関連するあらゆる情報を表示ランプの表示態様及び発光部の回動位置により外部に報知することができる。
表示ランプの表示態様が変化するうえに、発光部の回動位置が変化するため、発光部の回動位置を確認することで、遊技機の遊技状態などが一目で判別できる。
前述したように、遊技台毎に設置されている従来の呼出ランプは、遊技機島において同一の高さ位置で、同一の突出幅をもって遊技者側に突出するように配置されているため、遊技機島の端部から呼出ランプを監視する店員には、すべての呼出ランプを見渡し、すべての遊技機の遊技状態等を把握できない虞があった。
そこで、本発明の遊技台ランプ装置は、発光部の端部が支持部に支持されて、鉛直方向に回動するように構成しており、発光部の位置を、上下方向に変化させることができる。
その結果、発光部の回動位置を、例えば、大当り状態、稼動状態、非稼動状態など、遊技機の遊技状態毎に変化させることで、店員や遊技者が、遊技機島の端部から当該遊技台ランプ装置を観察した場合でも、高さの違いを判別することができるので、対応する遊技機の遊技状態を即座に確認することができる。
これにより、発光部の回動位置に特有の表示ランプの表示態様を設けることができる。
例えば、発光部の回動位置により、遊技機の遊技状態を表した場合には、遊技状態別に特有の表示ランプの表示態様を設けることができ、稼動状態における表示態様、非稼動状態における表示態様などのような区分けをすることができる。
これにより、稼動状態の回動位置であれば、「大当り状態」おける表示態様や「確率変動状態」の表示態様などのように、さらに細分化して、遊技機の状態を表現することができる。また、非稼動状態の回動位置であれば、当該遊技機の「大当り回数」、「スタート回数」などの遊技データを表示ランプの発光色等で表現する表示態様を設けることもできる。
このような構成とすることにより、発光部が、遊技機島の長手方向に直交する方向に沿って回動するため、遊技機島の端部から発光部を観察した場合、発光部の回動の動作が明確に確認できる。
これにより、発光部の回動位置が遊技機の遊技状態で異なるような場合、遊技機島の端部から観察される発光部の高さの違いを明確に確認でき、遊技機島の端部に居ながらにして、遊技機の遊技状態等を一見して把握することができる。
このような構成とすることにより、発光部からの光が少なくとも遊技機島の長手方向に向けて発光されるため、発光部の表示態様が遊技機島の端部から明確に確認することができる。
これにより、遊技機に近づかなくとも、遊技機島の端部から遊技機の遊技状態等を確認することができる。
このような構成とすることにより、遊技機が稼動している稼動状態と遊技機が稼動していない非稼動状態とで、発光部が停止する回動位置が異なるため、発光部が停止している回動位置を確認するだけで、当該遊技機が、稼動状態か非稼動状態かを判別することができる。
発光部の回動位置の違いは、発光部の上下方向の高さの違いとして見分けられるため、特に、遊技機島の端部より観察した場合、本来横一列に同じ高さに位置する発光部が、対応する遊技機によって高さが異なるため、その高さの違いを明確に把握することができる。
このような構成とすることにより、発光部の回動位置が時間の経過に対応して変化するため、発光部を時計の針として機能させることができる。
これにより、発光部の回動位置を目安として、遊技者や店員が、時間の経過を把握することができる。
これにより、呼出ランプに中断時間を設定し、カウントダウンタイマで中断時間を管理する従来の呼出ランプと異なり、呼出ランプに近づかなくとも、遊技機島の端部から、時計の針として機能する発光部を監視することで、中断時間の残り時間を確認することができる。
このような構成とすることにより、稼動状態で発光部が停止する回動位置から非稼動状態で発光部が停止する回動位置まで、予め設定された時間で発光部が回動するため、遊技者が私用等により当該遊技機から離れた場合でも、未だ遊技機が占有されていることを示す一定の猶予期間とすることができる。
そこで、稼動状態で発光部が停止する回動位置から非稼動状態で発光部が停止する回動位置まで、予め設定された時間で発光部が回動することで、短時間、遊技機から離れる遊技者にとっては、少なくともこの間は、放置された遊技媒体等が没収されない許容時間として安心して用事を済ませることができるとともに、この間に遊技機に戻ろうとする意識が働き、稼動を向上させることができる。
一方、遊技機島の端部より空き台を選定している遊技客にとっては、発光部が停止する回動位置が、稼動状態から非稼動状態に確実に戻った時点で、空き台と判断できるため、空き台を選定する効率を向上させることができる。
これにより、店員は、遊技機島の端部より、中断時間の残り時間を確認することができ、逐一遊技台に出向くことがなくなるため、労力を軽減することができる。さらに、発光部の回動位置が非稼動状態に位置したときには、中断時間が終了したものとして遊技媒体等を没収する大義名分も明白となり、遊技客とのトラブルも回避できる。
このような構成とすることにより、時間の経過に対応して、発光部の表示態様が変化するため、設定した時間が迫っていることや、設定した時間に達したことなどを光の演出で表現し、報知することができる。
例えば、設定した時間がスタートした時点では、表示ランプの点滅速度をゆっくり設定するとともに、設定した時間が迫るにつれ、表示ランプの点滅速度を速くし、設定した時間に達した場合には点灯の表示態様とすることもできる。
これにより、発光部の回動位置によって時間の経過が確認できるだけでなく、発光部の表示態様によっても、時間の経過を確認することができる。
このような構成とすることにより、入力操作により、駆動部を制御して発光部を回動させることができるため、遊技台ランプ装置が取付けられる遊技機島のメンテナンスを容易にすることができる。
そして、遊技機島に取付けられる遊技台ランプ装置は、遊技台ランプ装置の発光部が停止している回動位置によっては、上記の「幕板」の回動が発光部に干渉することで、「幕板」の開放が妨げられる場合がある。
そこで、本発明の遊技台ランプ装置は、このような場合に対処可能となるように、入力操作により、駆動部を制御して発光部を回動させるスイッチなどの入力手段を備えてある。
これにより、上記の「幕板」の開放が発光部に干渉しない位置に、発光部を回動することができ、遊技機島のメンテナンスが容易にできる。
このような構成とすることにより、発光部に着脱自在に装着される透光性を有するカバー部材を備え、カバー部材が、所定の情報が表示されるとともに、発光部の発光面を覆うように形成されるため、発光部が単なる光の演出表示のみならず、文字等を含んだ演出を行うことができる。
そこで、本発明のカバー部材を発光部の発光面を覆うように装着することで、表示ランプからの光が透光されつつ、表示された所定の情報が発光するように目立たせることができる。
これにより、従来目立たなかったプラカードによる演出効果より、明るく目立つ演出となり、遊技機島が華やいだ雰囲気となり、集客力を向上することができる。
このような構成とすることにより、遊技場管理システムが本発明に係る遊技台ランプ装置を備えるため、遊技場管理システムの管理下のもと、遊技台ランプ装置を制御することができる。
特に、遊技機の稼動に関連して発生する遊技信号を収集し、所定の演算を行うことで、遊技機毎のいわゆる営業データなどと称される遊技データを算出し、当該遊技機の売上げや性能の良し悪しを判断する材料を提示することができるようになっている。
例えば、前述したように、店員が、遊技者の申し出に基づき、食事に要する遊技の中断時間を設定する場合、店員の所持する無線端末装置から中断時間に対応する赤外線信号が送信され、これを受信する受光部を呼出ランプに備えるとともに、呼出ランプから、遊技場管理システムのサーバ装置として機能する管理装置に、中断時間に対応する信号を送信する。
そして、中断時間に対応する信号に基づき、管理装置から遊技台ランプ装置が制御され、中断時間に対応する時間の経過に従って、制御部が、駆動部を制御することで、発光部の回動位置を変化させることもできる。
その結果、ダイレクトメール等で、遊技台ランプ装置の特殊な態様を事前に承知している得意客だけが、遊技台ランプ装置が特殊な態様になっている遊技機を見つけ出すことができる、新たな顧客サービスを提供することもできる。
そして、遊技場管理システムが、遊技機毎に設置された複数の遊技台ランプ装置を一括して管理することができ、取り扱いが容易となる。
このような構成とすることにより、遊技信号に基づき、所定の遊技データを収集・管理する情報処理装置であって、遊技台ランプ装置と通信可能に接続される管理装置を備えるため、管理装置が、遊技台ランプ装置を、制御信号に基づき、直接制御することができる。
このため、遊技機器からの入力信号を解読し、所定の演算を行い、演算結果を判定するとともに、判定結果に基づき出力される制御信号により、遊技台ランプ装置を制御することもできる。
例えば、管理装置が、収集された「スタート信号」や「大当り信号」、「セーフ信号」及び「アウト信号」を累計し、所定の演算を行うことで、大当り間の「スタート数」、「大当り回数」、前述した「差数」などの遊技データを算出することができる。
このように、遊技台ランプ装置が管理装置に接続されることで、遊技台ランプ装置が、管理装置が管理する遊技機器から入力される情報に基づき、管理装置から出力される制御信号によって制御されるため、遊技台ランプ装置が幅広い情報報知手段として機能することになる。
さらに、管理装置が、演算手段等の一役を担うため、遊技台ランプ装置の制御部における処理負担も軽減することができる。
このような構成とすることにより、遊技台ランプ装置が、管理装置で設定された制御データに基づいて、表示ランプ及び駆動源を制御することができる。
そして、入力された入力信号に応じて制御部が表示ランプや駆動源を制御するためには、入力信号と対応関係にある表示ランプと駆動源を制御する制御データを、予め制御部の記憶部に記憶する必要がある。
そこで、このような制御データを記憶する記憶部を書換え可能な記憶媒体にするとともに、遊技台ランプ装置と通信可能に接続された管理装置において、制御データを設定し、設定された制御データを、遊技台ランプ装置の記憶部に送信し、この送信された制御データに基づき、制御部が表示ランプや駆動源を制御することもできる。
これにより、制御部が制御する表示ランプの表示態様や駆動源の動作態様を遊技場毎や遊技機島毎、さらには、遊技機毎に変えることができ、独特な仕様として設定することができる。また、遊技台ランプ装置の扱いが容易となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る遊技場管理システムの構成を示すブロック図であり、図2は、本発明の一実施形態に係る遊技台ランプ装置が遊技機島に設置された状態を示す図である。図3は、本発明の一実施形態に係る遊技台ランプ装置の構成を示す概略斜視図である。
また、図4は、本発明の一実施形態に係る遊技台ランプ装置の発光部の構成を示し、(a)は正面断面図であり、(b)は側面断面図である。
また、図5は、本発明の一実施形態に係る遊技台ランプ装置の支持部の構成を示し、(a)は発光部を回動させる駆動部の断面図であり、(b)は回動位置を検出する検出部の断面図である。
なお、本実施形態では、対象となる遊技機2を、遊技球を遊技媒体とする公知のパチンコ機とするとともに、台間機3を、有価価値を有するカードを挿入することで、遊技球を貸出すカード式球貸機としてある。
さらに、遊技場管理システム10には、遊技場の店員が所持する無線端末装置9が設けられ、呼出ランプ6と無線通信可能に接続されることで、呼出ランプ6を介して、遊技台ランプ装置5を制御することができるようになっている。
このような構成からなる本実施形態の遊技台ランプ装置5を備える遊技場管理システム10は、遊技場の遊技機、設備機器等のすべての遊技機器を管理する、既存のいわゆるホールコンピュータシステムに、本発明の遊技台ランプ装置5を付加した構成からなり、遊技台ランプ装置5を制御するプログラムを管理装置8に組み込むことにより、遊技台ランプ装置5、呼出ランプ6、島コンピュータ7及び管理装置8等が一体となり本発明に係る遊技場管理システムとして機能するようになっている。
以下、遊技場管理システム10を構成する個々の装置について説明する。
なお、遊技機2の稼動に関連して発生する遊技信号としては、以下のような信号がある。
また、遊技機2毎に設置された設備機器から出力される遊技信号には、例えば、アウトタンク4からは、アウトタンク4に回収された遊技球が、10個遊技機島1に還元される毎に、1パルス出力される「アウト信号」がある。
同様に、遊技機2毎に設置された設備機器である台間機からは、「カード投入信号」や収容されたカードの満杯を報知する「カード満杯信号」などが出力される。
そして、出力されたこれらの遊技信号は、呼出ランプ6に入力されるとともに、呼出ランプ6から遊技台ランプ装置5、及び呼出ランプ6から島コンピュータ7を介して、管理装置8に送信されるようになっている。
例えば、「スタート信号」と「大当り信号」の入力回数を累積し、「スタート回数」と「大当り回数」を表示したり、「セーフ信号」の入力回数を累積した値から、「アウト信号」の入力回数を累積した値を減算し、遊技者の持玉である「差数」を表示したりすることができるようになっている。
そして、この算出された遊技データである「差数」が、所定の数値(例えば、5000個)を超えた場合には、「差数」に応じた「持玉信号」を生成し、遊技台ランプ装置5を制御する制御信号として遊技台ランプ装置5に送信することもできる。
この「持玉信号」を受信した遊技台ランプ装置5は、「持玉モード」となり、その結果、遊技台ランプ装置5の制御部517が、この「持玉信号」に従い、LED1〜12及びモータ502aを制御するようになっている。
また、この場合において、受信された「無線信号」の種別によっては、遊技台ランプ装置5を制御する制御信号を遊技台ランプ装置5に送信するようになっている。
この「中断時間信号」を受信した呼出ランプ6は、この「中断時間信号」に基づいた制御信号を生成し、遊技台ランプ装置5に送信することで、遊技台ランプ装置5が「中断時間モード」となる。
その結果、遊技台ランプ装置5の制御部517が、この「中断時間」に従い、LED1〜12及びモータ502aを制御するようになっている。
すなわち、島コンピュータ7は、呼出ランプ6から送信された遊技信号を、送信元を示す遊技機2を特定する番号を、入力された時間とともに記憶し、受信順に管理装置8に送信するとともに、管理装置8から送信される制御信号を対応する呼出ランプ6に送信することで、管理装置8が、呼出ランプ6に対応する遊技台ランプ装置5を制御できるようになっている。
管理装置8の記憶装置には、遊技台ランプ装置5を制御可能なプログラムが組み込まれており、このプログラムを起動することにより、管理装置8が、遊技台ランプ装置5を遠隔操作できるようになっている。
例えば、遊技客を会員情報や顧客データによって管理している遊技場において、遊技機2の「スタート釘」を甘めに調整された遊技機2を予め設定しておくとともに、特定の得意客だけに甘めに調整された遊技機2を知らしめるために、遊技場の管理者が管理装置8の入力装置を操作することで、制御信号として「甘調整信号」を生成し、対応する遊技台ランプ装置5に、送信することもできる。
この「甘調整信号」を受信した遊技台ランプ装置5は、「甘調整モード」となり、制御部517が、この「甘調整信号」に従い、LED1〜12及びモータ502aを制御することができる。
そして、この「甘調整モード」の動作態様を、特定の得意客に事前にダイレクトメール、配信メールサービス等で知らせておくことで、特定の得意客だけが、「スタート釘」が甘めに調整された遊技機2を探し出すことができる。
これにより、新たな顧客サービスを提供することもできる。
例えば、遊技場の閉店時において、管理装置8が、遊技信号として遊技機2より送信された「スタート信号」の累積された値である「スタート回数」を、同一機種の遊技機2毎に集計し、これらの平均値を算出するとともに、平均値から所定の範囲外(予め設定可能な設定値であって、例えば、±10%)にある「スタート回数」に該当する遊技機2を抽出するとともに、「スタート調整信号」を生成し、対応する遊技台ランプ装置5に、閉店後の作業に関する制御信号として「スタート調整信号」を送信することもできる。
この「スタート調整信号」を受信した遊技台ランプ装置5は、「スタート調整モード」となり、制御部517が、この「スタート調整信号」に従い、LED1〜12及びモータ502aを制御することができる。
この「カード回収信号」を受信した遊技台ランプ装置5は、「カード回収モード」となり、制御部517が、この「カード回収信号」に従い、LED1〜12及びモータ502aを制御することができる。
このように、管理装置8が、送信された遊技信号や、遊技信号を集計した遊技データに基づき、自動的に制御信号を生成し、島コンピュータ7及び呼出ランプ6を介して、遊技台ランプ装置5に送信することで、遊技台ランプ装置5が所定のモード状態の動作態様となり、この動作態様を確認した遊技場の店員等が、対応する遊技機2の「スタート釘」を調整したり、対応する台間機3のカードを回収したりすることができ、作業効率を向上させることができる。
この制御データについては、後述する。
遊技台ランプ装置5は、図2に示すように、遊技機島1に取付けられ、遊技機2毎に、呼出ランプ6の近傍に設けられている。
遊技台ランプ装置5の上部には、図3に示すように、遊技機島1のヒンジ1bによって、上下方向に回動可能に支持された幕板1aが設置され、この幕板1aを開放することで、遊技機島1内に設けられた遊技機2に遊技球を補給する補給装置で発生した遊技球の球詰まりや、当該補給装置のメンテナンス等ができるようになっている。
発光部51は、RGBからなる三色LEDが4個ずつ収容された第1発光部511、第2発光部512、第3発光部513と、これらを支持する発光部本体514から構成されている。
さらに詳細には、図4に示すように、発光部51は、表示ランプとして機能するLED1〜12や各LEDを駆動するドライバICなどが実装されたLED基板516と、LED1〜12を4個ずつに区画するとともに、各発光部511〜513間でのLEDの光の干渉を防止する仕切板515bと、前述した遊技信号や制御信号に基づき、LED1〜12や、モータ502aを制御する制御部517と、発光部51の長手方向の撓みを矯正する補強板515aと、これらを覆う透光性を有するポリカーボネートなどの合成樹脂により形成された矩形状の本体カバー515などからなり、その外形は、約300mm×50mm×25mm(縦×横×幅)の大きさで形成されている。
これにより、遊技機2に近づかなくとも、遊技機島1の端部より、遊技台ランプ装置5を監視している店員や、遊技する遊技機2を選定している遊技客が、各発光部511〜513の表示態様を明確に確認でき、遊技機2の遊技状態等を確認することができるようになっている。
支持部本体502は、中央付近で左右に分離可能に形成され、所定のネジで螺着されることで、発光部51を回動可能に挟持するように構成されている。
さらに詳細には、図5(a)の所定の断面図に示すように、支持部本体502には、本発明の駆動部として機能するモータ502aが配置されている。モータ502aの軸にはウォームギヤからなるギヤ502bが固着され、モータ502aの動力が、ギヤ502bと、中間歯車であるギヤ502cを介して、発光部51に一体的に形成されたギヤ514aに伝達されるようになっている。
発光部51と一体的に形成されたギヤ514aは、遊技機島1の長手方向と平行に設けられた軸514bを中心に回動するようになっており、これにより、発光部51が、遊技機島1の長手方向に直交する方向に沿って回動することができるようになっている。
なお、発光部51を回動させる構成は、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の構成が提案でき、例えば、モータ502aの動力を、プーリー等を介して、チェーンや、Vベルト等により、発光部51に伝達させ、回動させることもできる。
カム514cには、所定の間隔で凸部514dが形成されており、カム514cが軸514bを中心に回動することで、凸部514dが、アクチュエータ503aを、右方向に可動させるようになっている。その結果、アクチュエータ503aの可動により、回動センサ503のスイッチが押下操作(オン)され、押下操作(オン)毎に、回動センサ503が、制御部517に、検出信号を出力するようになっている(図1参照)。
この検出信号を、制御部517が監視しつつ、モータ502aを駆動制御することで、発光部51を回動させたり、所望する位置で停止させたり、発光部51の回動位置を自在に変化させることができる。
すなわち、本実施形態では、発光部51が垂直状態から水平状態、反対に水平状態から垂直状態になるまでの間の約90度の範囲で、自在に回動させることができるようになっている。
なお、発光部51の回動範囲や回動位置の検出は、上記の実施形態に限定されるものではなく、例えば、発光部51の回動範囲を180度とすることもできる。また、発光部51の回動位置の検出を、発光部51と一体に回動する遮光板と、支持部本体502に固設された通過型フォトカプラ等の光学センサとで構成し、光学センサが通光/遮光を検出することで、発光部51の回動位置を検出することもできる。
特に、発光部51が、図3に示すように、垂直状態で停止しているような場合に、この駆動スイッチ502dを押下操作することで、駆動スイッチ502dから検出信号が出力され、制御部517がこの駆動スイッチ502dから検出信号の入力により、発光部51が水平状態になるまで、モータ502aを駆動制御するようになっている(図1参照)。
これにより、発光部51が、垂直状態で停止しているときに、補給装置のメンテナンス等を行う場合でも、駆動スイッチ502dの押下操作により、速やかに、発光部51を水平状態とすることができ、その結果、幕板1aの開放が、垂直状態で直立する発光部51に妨げられることがなくなり、円滑に補給装置のメンテナンス等を行うことができる。
例えば、第1発光部は、「空き台」であることを報知する目的で、LED1〜4を「白色」に発光させ、第2発光部は、「大当り回数」や「差数」を、第3発光部は、大当り間の「スタート回数」を、各々発光色により、酸化皮膜抵抗等のカーラーコードに準じて、「赤」→「橙」→「黄」→「緑」→「青」→「紫」の順番で、「大当り回数」及び「スタート回数」は100回単位で、また、「差数」は1000個の単位で、回数の増減に応じ変化させ報知することもできる。
また、遊技機島1の端部からでも、「非稼動モード」の動作態様を確認することができるため、店員による上記の判定効率が向上されるとともに、「空き台」を選定している遊技客は、「空き台」をいち早く探し出すことができるだけでなく、発光色により報知された表示態様で、遊技機2の遊技データを、遊技機島1の端部に居ながらにして確認することができる。
そして、送信された制御信号に基づき、制御部517が、上記と同様「非稼動モード」の動作態様となるように、モータ502a及びLED1〜12を制御してもよい。
これにより「稼動モード」と前述した「非稼動モード」では、発光部51の停止位置が、水平状態と垂直状態で異なり、遊技機島1の端部から見た場合、発光部51の高さの違いが明白であるため、店員や遊技台を選定している遊技客は、遊技台に近づかなくとも、遊技機島1の端部に居ながらにして、「稼動台」か「空き台」かの判別をすることができる(図2参照)。
また、このような「稼動モード」と「非稼動モード」との明白な違いにより、遊技者を装い、遊技をせずに着座するだけの滞留客自身も、遊技をしない単なる着座であることが発覚されることをおそれ、遊技を行うよう促すことができ、遊技場の売り上げを向上させることができる。
例えば、「大当り信号」を受信した場合には「大当りモード」となり、制御部517が、第1発光部、第2発光部、第3発光部のLED1〜12を連動して、制御し、移動点滅させたり、徐々に発光色が変化するグラデーション点灯させたりすることもできる。
また、第1発光部、第2発光部、第3発光部の表示態様を、入力される遊技信号毎に対応させることもでき、「大当り信号」を受信した場合には、第1発光部をグラデーション点灯等させ、遊技機2が確率変動機であり、確率変動中において、遊技機2から遊技信号として「確率変動信号」が出力され、制御部517が、この「確率変動信号」を受信した場合には、第2発光部をグラデーション点灯等させてもよい。
「非稼動モード」の動作態様に変化することで、発光部51が、水平状態から垂直状態に回動されるが、このときには、即座に垂直状態に回動されるのではなく、予め制御部517の記憶部517bに設定された所定の時間(例えば、120秒)を掛けて、徐々に垂直状態に回動されるよう、制御部517が、モータ502aを制御するようになっている。
これにより、遊技者が私用等により遊技機2から短時間離れた場合でも、未だ遊技機2が占有されていることを示す一定の猶予期間とすることができる。
そこで、「稼動状態」で発光部51が停止する「水平状態」から「非稼動状態」で発光部51が停止する「垂直状態」まで、予め設定された時間(例えば、120秒)で発光部51が回動することで、短時間、遊技機2から離れる遊技者にとっては、少なくともこの間は、放置された遊技媒体等が没収されない許容時間として安心して用事を済ませることができるとともに、この間に遊技機に戻ろうとする意識が働き、稼動を向上させることができる。
そして、発光部51が、設定された所定の時間を掛けて、水平状態から垂直状態に回動されるため、発光部51が、時計の針として機能し、この発光部51の回動位置で、時間の経過を認識できる。従って、遊技機2から離れる遊技者及び空き台を選定している遊技客は、これを目安に、自らの行動を速めたり、行動範囲等を調整することができる。
中断時間は、前述したように、遊技場の店員が所持する無線端末装置9において、設定可能な時間値であり、任意の時間値が設定されるようになっている。制御部517は、この任意の時間値に応じて、回動位置センサ503から入力される検出信号を監視しつつ、モータ502aを制御することで、この中断時間を掛けて、発光部51が水平状態から垂直状態まで、回動されるようになっている。
具体的には、制御部517が、回動位置センサ503から入力される検出信号を監視することで、発光部51の回動位置に応じて、段階的に、LED1〜4の点滅速度が速くなるように制御するとともに、垂直状態となったときには、「青色」で点灯するように制御する。
このように発光部51の回動位置が設定された中断時間に応じて変化するとともに、発光部51の表示態様も同時に変化することで、店員は、遊技機島1の端部より、中断時間の残り時間を確認することができ、逐一遊技台に出向くことがなくなるため、労力を軽減することができる。さらに、発光部51の回動位置が垂直状態に位置したときには、中断時間が終了したものとして遊技媒体等を没収する大義名分も明白となり、遊技客とのトラブルも回避できる。
この「中断時間終了信号」を受信した管理装置8は、遊技場の店員が所持する無線端末装置9やインカム等に、対応する遊技機2の番号と、「中断時間終了」を示す信号を出力して、店員に報知することもできる。この報知により、店員が中断時間の終了を看過することなく、遊技媒体を没収する作業等を行うことができる。
このように、遊技台ランプ装置5を「甘調整モード」の動作態様とすることで、ダイレクトメール、配信メールサービス等でその動作態様を事前に知らせておいた特定の得意客だけが、「スタート釘」が甘めに調整された遊技機2を探し出すことができ、従来にはない新たな顧客サービスを提供することもできる。
すなわち、「呼出信号」は、遊技機2で発生したトラブル解消の要求や玉箱の要求など緊急性を要する可能性が高いため、現状の遊技状態等を第2発光部と第3発光部において報知しつつ、発光部51の先端部であり、最も目立ち易い第1発光部を、緊急の報知手段として使用することもできる。
このように、入力される入力信号に優先順位を設け、予め制御部517の記憶部517bにこの優先順位を記憶し、優先順位の高い入力信号に応じて第1発光部、第2発光部、第3発光部を使い分けることもできる。
具体的には、図6(a)に示す例では、「非稼動モード」及び「稼動モード」におけるモータ502aの動作態様の制御データを示す図である。本実施形態では、「非稼動モード」で、発光部51が垂直状態、「稼動モード」で、発光部51が水平状態となるように、モータ502aの動作態様を設定しているが、これに限らず、反対に設定することもできるし、任意の角度で回動停止するように設定することもできる。
また、図6(b)に示す例では、「中断モード」におけるモータ502aの動作態様の制御データを示す図である。
「中断モード」における発光部51が水平状態から垂直状態になるまでの回動時間は、無線端末装置9で設定可能な任意の時間であり、中断時間に対応する「中断時間信号」に基づき決定されるが、同図のように、いくつか無線端末装置9で選択可能な「中断時間」に対応する「回動時間」を予め定めておき、これに基づき、回動させることもできる。
また、図6(c)に示す例では、各モードにおける各発光部51の表示態様の制御データを示す図である。
このように、遊技信号や制御信号などの入力信号に対応したモード毎の制御部517が制御するLED1〜12及びモータ502aの動作態様は、制御部517の記憶部517bに制御データとして、予め設定・記憶されており、これらの入力信号が受信されることで、設定・記憶された制御データに従った動作態様となる。
具体的には、管理装置8に備える図示しないモニタには、図6と同様な、入力画面が表示され、キーボード等の入力装置を用いて、遊技信号や制御信号などの入力信号に対応したモード毎のLED1〜12及びモータ502aの動作態様を制御データとして設定するとともに、制御データを遊技台ランプ装置5に送信し、遊技台ランプ装置5の記憶部517bに設定・記憶させることができる。
これにより、制御部517が制御するLED1〜12及びモータ502aの動作態様を遊技場毎や遊技機島1毎、さらには、遊技機2毎に変えることができ、独特な仕様として設定することができる。また、遊技台ランプ装置5の扱いが容易となる。
カバー部材52は、所定の情報(例えば、差数「5,000発達成」)が表示されるとともに、発光部51の各発光面を覆うように形成されている。
図7(a)は、カバー部材52を装着する前の状態を示し、図7(b)は、カバー部材52を装着した後の状態を示す図である。
このように、カバー部材52が、所定の情報(例えば、差数「5,000発達成」)が表示されるとともに、発光部51の各発光面を覆うように形成されるため、発光部51が単なる光の演出表示のみならず、文字等を含んだ演出を行うことができる。
特に、呼出ランプ6から、差数に対応した「持玉信号」が送信されることで、遊技台ランプ装置5が「持玉モード」の動作態様となっているときに、カバー部材52を発光部51に装着することが効果的である。
これにより、従来の遊技場において行われていたような単にプラカードを差し込み、差数をアピールする演出より、明るく目立つ演出となり、遊技機島が華やいだ雰囲気となり、集客力を向上することができる。
遊技信号が制御部517に入力されることで、制御部517が、該当する遊技機2の遊技状態等を判別することができる。例えば、「アウト信号」を監視することで、遊技機の稼動状態を判別でき、「大当り信号」からは、大当り状態にあることが判別できる。さらに、「大当り信号」、「スタート信号」を各々累積することで、「大当り回数」、「スタート回数」を、また、「セーフ信号」と「アウト信号」からは、各々を累積し、減算することで「差数」を、算出することもできる。
その結果、制御部517は、この判定結果や算出結果に基づき、各LED及びモータ502aを制御して、遊技機2の遊技状態や、算出された回数に即した表示態様及び回動位置に制御することができる。
なお、算出された回数を表す場合は、例えば、LEDの発光色を変化させることで、表現することもできるし、発光部51の回動位置を段階的に変化させて表現することもできる。
このように遊技信号のみならず、管理装置8や呼出ランプ6から出力される制御信号などの種々の入力信号が入力部に入力されるとともに、制御部517がこの入力信号に基づき、各LED及びモータ502aを制御することにより、遊技機2の遊技状態や遊技機2毎に設けられた設備機器の状態は勿論のこと、当該遊技機2に関連するあらゆる情報を各LEDの表示態様及び発光部51の回動位置により外部に報知することができる。
各LEDの表示態様が変化するうえに、発光部51の回動位置が変化するため、発光部51の回動位置を確認することで、遊技機2の遊技状態などが一目で判別できる。
前述したように、遊技機毎に設置されている従来の呼出ランプ6は、遊技機島1において同一の高さ位置で、同一の突出幅をもって遊技者側に突出するように配置されているため、遊技機島1の端部から呼出ランプ6を監視する店員には、すべての呼出ランプ6を見渡し、すべての遊技機の遊技状態等を把握できない虞があった。
そこで、本発明の遊技台ランプ装置5は、発光部51の端部が支持部50に支持されて、鉛直方向に回動するように構成しており、発光部51の位置を、上下方向に変化させることができる。
その結果、発光部51の回動位置を、例えば、大当り状態、稼動状態、非稼動状態など、遊技機2の遊技状態毎に変化させることで、店員や遊技者が、遊技機島1の端部から当該遊技台ランプ装置5を観察した場合でも、高さの違いを判別することができるので、対応する遊技機2の遊技状態を即座に確認することができる。
これにより、発光部51の回動位置に特有の表示態様を設けることができる。
例えば、発光部51の回動位置により、遊技機の遊技状態を表した場合には、遊技状態別に特有の各LEDの表示態様を設けることができ、稼動状態における表示態様、非稼動状態における表示態様などのような区分けをすることができる。
これにより、稼動状態の回動位置であれば、「大当り状態」における表示態様や「確率変動状態」の表示態様などのように、さらに細分化して、遊技機2の状態を表現することができる。また、非稼動状態の回動位置であれば、当該遊技機の「大当り回数」、「スタート回数」などの遊技データを各LEDの発光色等で表現する表示態様を設けることもできる。
また、本実施形態の遊技場管理システム10において、管理装置8を本発明の管理装置としたが、呼出ランプ6又は島コンピュータ7を管理装置として機能させることもできる。
2 遊技機
3 台間機
4 アウトタンク
5 遊技台ランプ装置
6 呼出ランプ
7 島コンピュータ
8 管理装置
9 無線端末装置
10 遊技場管理システム
Claims (3)
- 遊技機が取付けられる遊技機島に設置され、遊技機毎に設けられるとともに、当該遊技機の状態表示を行う遊技台ランプ装置であって、
表示ランプが設けられた発光部と、
前記発光部が鉛直方向に回動するように当該発光部の端部を支持し、前記遊技機島に固着される支持部と、
少なくとも前記遊技機の稼動に関連して発生する遊技信号を含む所定の入力信号が入力される入力部と、
前記発光部を回動させる駆動源と、
前記発光部の回動位置を検出する検出部と、
前記入力信号に基づき、前記表示ランプの表示態様を変化させるとともに、前記駆動源を制御する制御部と、を備え、
前記制御部が、
遊技機が稼動している稼動状態と遊技機が稼動していない非稼動状態とで、前記発光部が停止する回動位置が異なるよう前記駆動源を制御し、当該発光部の回動位置に対応して、前記表示ランプの表示態様を変化させるとともに、
前記稼動状態で前記発光部が停止する回動位置から前記非稼動状態で前記発光部が停止する回動位置まで、予め設定された時間で前記発光部が回動するよう前記駆動源を制御することを特徴とする遊技台ランプ装置。 - 遊技機が取付けられる遊技機島に設置され、遊技機毎に設けられるとともに、当該遊技機の状態表示を行う遊技台ランプ装置の制御方法であって、
遊技台ランプ装置が、表示ランプが設けられた発光部と、前記発光部が鉛直方向に回動するように当該発光部の端部を支持し、前記遊技機島に固着される支持部と、少なくとも前記遊技機の稼動に関連して発生する遊技信号を含む所定の入力信号が入力される入力部と、前記発光部を回動させる駆動源と、前記発光部の回動位置を検出する検出部と、前記入力信号に基づき、前記表示ランプの表示態様を変化させるとともに、前記駆動源を制御する制御部と、を備え、
前記制御部が、
遊技機が稼動している稼動状態と遊技機が稼動していない非稼動状態とで、前記発光部が停止する回動位置が異なるよう前記駆動源を制御し、当該発光部の回動位置に対応して、前記表示ランプの表示態様を変化させるとともに、
前記稼動状態で前記発光部が停止する回動位置から前記非稼動状態で前記発光部が停止する回動位置まで、予め設定された時間で前記発光部が回動するよう前記駆動源を制御することを特徴とする遊技台ランプ装置の制御方法。 - 少なくとも遊技機の稼動に関連して発生する遊技信号が入力されるとともに、当該遊技信号に基づき、遊技場の遊技機及び遊技機に対応して設けられる設備機器と接続される遊技場管理システムであって、
遊技機が取付けられる遊技機島に設置され、遊技機に対応して設けられる遊技台ランプ装置を備え、
前記遊技台ランプ装置が、請求項1に記載の遊技台ランプ装置からなる遊技場管理システム。
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