JP2015208510A - 情報表示装置 - Google Patents

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小倉 敏男
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Abstract

【課題】所定の遊技状態における特殊遊技状態の発生した回数を表示すること。【解決手段】第2特定遊技状態(突確大当り)の終了時に遊技状態を特別遊技状態に制御し、可変入賞球装置が第1状態に制御されている期間が第2期間である特殊遊技状態に制御し、該特殊遊技状態が終了したときには遊技状態を変化させず、高頻度状態と低頻度状態とで特殊遊技状態に制御されたことを特定可能に特殊遊技状態情報を外部に出力し、高頻度状態と低頻度状態とにおいて特殊遊技状態に制御されたときで特殊遊技状態に制御された後に可変表示が開始されるまでの時間が異なる遊技機の遊技情報を表示する情報表示装置は、遊技機から入力された特殊遊技状態情報に基づいて高頻度状態または低頻度状態において特殊遊技状態に制御された回数を特定可能に表示する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報表示装置に関する。詳しくは、識別情報の可変表示を行ない、可変表示の表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御する遊技機の遊技情報を表示する情報表示装置に関する。
小当り(「特殊遊技状態」ともいう)の回数を集計し、表示するデータ表示装置(情報表示装置、いわゆる呼出ランプ装置)があった。また、このようなデータ表示装置では、時短回数および大当り回数を集計するものもあった(たとえば、特許文献1参照)。
特開2008−228862号公報
しかし、特許文献1のデータ表示装置によれば、所定の遊技状態(たとえば、高ベース状態や低ベース状態)における小当りの発生した回数を表示できないといった問題があった。
この発明は、かかる事情に鑑み考え出されたものであり、所定の遊技状態において制御された特殊遊技状態の回数を表示することを課題とする。
(1) 識別情報の可変表示を行ない、可変表示の表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御し、遊技媒体が進入し易い第1状態(たとえば、開状態)と該第1状態よりも遊技媒体が進入し難いまたは進入しない第2状態(たとえば、閉状態)とに変化可能な可変入賞球装置(たとえば、大入賞口271を開状態または閉状態に切替える特別可変入賞球装置)を備え、遊技状態を、通常遊技状態であるときに比べて前記特定遊技状態に制御し易い特別遊技状態(たとえば、確変状態)に制御し、前記特定遊技状態は、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が第1期間である第1特定遊技状態(たとえば、通常大当り遊技状態、確変大当り遊技状態)と、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が前記第1期間よりも短い第2期間である第2特定遊技状態(たとえば、突確大当り遊技状態)とを含み、前記第2特定遊技状態が終了したときに遊技状態を前記特別遊技状態に制御し、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が前記第2期間である特殊遊技状態(たとえば、小当り遊技状態)に制御し、該特殊遊技状態が終了したときには遊技状態を変化させず、可変表示が行なわれる頻度が高まる高頻度状態(たとえば、高ベース状態)において前記特殊遊技状態に制御されたときと前記高頻度状態よりも可変表示が行なわれる頻度が低い低頻度状態(たとえば、低ベース状態)において前記特殊遊技状態に制御されたときとを特定可能なように特殊遊技状態情報(たとえば、大当り2信号。小当り遊技状態の発生と発生時のベース状態とを別の信号で出力してもよい。)を外部に出力し、前記高頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときと前記低頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときとで、前記特殊遊技状態に制御された後に可変表示が開始されるまでの時間が異なる遊技機(たとえば、パチンコ機2)の遊技情報(たとえば、図12に示す、パチンコ機ID、機種名、日付、スタート回数、アウト玉数、セーフ玉数、通常大当り回数、確変大当り回数、潜伏確変回数、時短回数、高ベース時小当り回数、低ベース時小当り回数など)を管理する管理装置(たとえば、ホールコンピュータ6)であって、
前記遊技機から出力される前記特殊遊技状態情報が入力される入力手段(たとえば、第1通信部640)と、
前記入力手段に入力された前記特殊遊技状態情報に基づいて前記高頻度状態において前記特殊遊技状態に制御された回数を特定可能に集計する集計手段(たとえば、図23,図12参照)とを備える。
このような構成によれば、高頻度状態において制御された特殊遊技状態の回数を管理することができる。その結果、遊技場側は、遊技者の心理状態および遊技状況などを把握でき、営業形態に活かすことができる。
(2) 識別情報の可変表示を行ない、可変表示の表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御し、遊技媒体が進入し易い第1状態(たとえば、開状態)と該第1状態よりも遊技媒体が進入し難いまたは進入しない第2状態(たとえば、閉状態)とに変化可能な可変入賞球装置(たとえば、大入賞口271を開状態または閉状態に切替える特別可変入賞球装置)を備え、遊技状態を、通常遊技状態であるときに比べて前記特定遊技状態に制御し易い特別遊技状態(たとえば、確変状態)に制御し、前記特定遊技状態は、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が第1期間である第1特定遊技状態(たとえば、通常大当り遊技状態、確変大当り遊技状態)と、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が前記第1期間よりも短い第2期間である第2特定遊技状態(たとえば、小当り遊技状態、突確大当り遊技状態)とを含み、前記第2特定遊技状態が終了したときに遊技状態を前記特別遊技状態に制御し、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が前記第2期間である特殊遊技状態(たとえば、小当り遊技状態)に制御し、該特殊遊技状態が終了したときには遊技状態を変化させず、可変表示が行なわれる頻度が高まる高頻度状態(たとえば、高ベース状態)において前記特殊遊技状態に制御されたときと前記高頻度状態よりも可変表示が行なわれる頻度が低い低頻度状態(たとえば、低ベース状態)において前記特殊遊技状態に制御されたときとを特定可能なように特殊遊技状態情報(たとえば、大当り2信号。小当り遊技状態の発生と発生時のベース状態とを別の信号で出力してもよい。)を外部に出力し、前記高頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときと前記低頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときとで、前記特殊遊技状態に制御された後に可変表示が開始されるまでの時間が異なる遊技機(たとえば、パチンコ機2)の遊技情報(たとえば、図12に示す、パチンコ機ID、機種名、日付、スタート回数、アウト玉数、セーフ玉数、通常大当り回数、確変大当り回数、潜伏確変回数、時短回数、高ベース時小当り回数、低ベース時小当り回数など)を管理する管理装置(たとえば、ホールコンピュータ6)であって、
前記遊技機から出力される前記特殊遊技状態情報が入力される入力手段(たとえば、第1通信部640)と、
前記入力手段に入力された前記特殊遊技状態情報に基づいて前記低頻度状態において前記特殊遊技状態に制御された回数を特定可能に集計する集計手段(たとえば、図23,図12参照)とを備える。
このような構成によれば、低頻度状態において制御された特殊遊技状態の回数を管理することができる。その結果、遊技場側は、遊技者の心理状態および遊技状況などを把握でき、営業形態に活かすことができる。
(3) 上記(1)または(2)の管理装置において、
前記集計手段は、前記高頻度状態において前記特殊遊技状態に制御された回数と前記低頻度状態において前記特殊遊技状態に制御された回数とを合計して集計可能である。
このような構成によれば、高頻度状態と低頻度状態において特殊遊技状態に制御された回数の合計を特定することができる。その結果、所定の遊技状態における特殊遊技状態の発生した回数と所定の遊技状態における特殊遊技状態の発生した回数を合計したものとを比較することが可能となる。
(4) 上記(1)から(3)のいずれかの管理装置において、
前記遊技機は、前記特殊遊技状態に制御するときに特定期間、継続して前記特殊遊技状態情報を出力し、
前記特定期間は、前記特殊遊技状態に制御されたのが前記高頻度状態のときであるか前記低頻度状態のときであるかで異なり、
前記集計手段は、前記特殊遊技状態情報が出力された前記特定期間の長さによって前記高頻度状態および前記低頻度状態のいずれのときに前記特殊遊技状態に制御されたかを特定し、前記回数を特定可能な情報を集計する。
このような構成によれば、高頻度状態または低頻度状態において特殊遊技状態に制御された回数を特定することができる。その結果、所定の遊技状態における特殊遊技状態の発生した回数を管理することができる。また、特殊遊技状態の発生した回数を集計するために、1つの特殊遊技状態情報を入力するだけでよいので、特殊遊技状態情報のために管理装置に1つの入力端子を設けるだけでよく、入力端子を設けるコストを削減することができる。
(5) 上記(1)から(3)のいずれかの管理装置において、
前記遊技機は、前記特殊遊技状態情報として、前記特殊遊技状態が発生したことを示す特殊遊技状態発生情報と前記高頻度状態および前記低頻度状態のいずれであるかを示す頻度状態情報とを出力し、
前記集計手段は、前記特殊遊技状態発生情報で示される前記特殊遊技状態に制御されたときに対応して出力された前記頻度状態情報に基づき前記高頻度状態および前記低頻度状態のいずれのときに前記特殊遊技状態に制御されたかを特定し、前記回数を特定可能な情報を集計する。
このような構成によれば、高頻度状態または低頻度状態において制御された特殊遊技状態の回数を管理することができる。また、特殊遊技状態が発生したか否かと高頻度状態および低頻度状態のいずれであるかとを別々の情報で特定するので、1つの情報で特定する場合と比較して、それぞれの情報の構成を簡単にすることができる。
(6) 上記(1)から(5)のいずれかの管理装置において、
前記集計手段は、一の前記特定遊技状態に制御された後、次に前記特定遊技状態に制御されるまでの間に発生した前記特殊遊技状態の回数を集計可能である。
このような構成によれば、一の特定遊技状態と次の特定遊技状態との間の特殊遊技状態の発生状況を管理することができる。
(7) 上記(1)から(6)のいずれかの管理装置と、遊技機に対応して設けられ、前記遊技機で遊技する遊技者向けに少なくとも該遊技機から出力される情報に基づく遊技情報(スタート回数、大当り回数、過去の大当り回数、遊技機のバージョン情報等)を表示する第1表示部(第1表示部430)と、前記遊技機で遊技する遊技者以外の遊技客向けの情報(空き台情報、大当り情報、潜伏確変情報、時短情報等)を表示する第2表示部(第2表示部440)とを有する情報表示装置(データ表示装置4)と、複数の前記情報表示装置を制御する制御装置((1)ホールコンピュータ6、(2)持玉管理コンピュータ8、(3)会員管理コンピュータ、(1)〜(3)のうちの2つ又は3つの機能を兼ねたコンピュータ)とを備える情報表示システム(情報表示システム1A〜1C)であって、
前記第1表示部は、前記遊技者が遊技する遊技位置から該遊技者が視認可能な方向に向けて(パチンコ機2の遊技領域27と第1表示部430の表示画面とが平行となるように)形成され、
前記第2表示部は、前記遊技者が前記遊技位置から視認できない方向に向けて((1)第1表示部430と直交する向きで、(2)第1表示部430に対して所定の開き角度を有する向きで、(3)データ表示装置4の本体側面に)形成され、
前記制御装置は、前記第1表示部に表示させる表示内容と、前記第2表示部に表示させる表示内容とを個別に設定可能(図8、図29及び図51の表示用テーブル681)な設定手段(表示内容設定部611;図14の管理処理、図37の第2管理処理、図52の第3管理処理のA3)を有する。
このような構成によれば、遊技者に対して遊技者向けの遊技情報を視認可能とする一方、遊技者以外の遊技客向けの情報を該遊技客は視認可能であるが遊技者は視認できないようにすることができる。
(8) 上記(1)から(6)のいずれかの管理装置と、遊技機に対応して設けられ、前記遊技機で遊技する遊技者向けに少なくとも該遊技機から出力される情報に基づく遊技情報(スタート回数、大当り回数、過去の大当り回数、遊技機のバージョン情報等)を表示する第1表示部(第1表示部430)と、前記遊技機で遊技する遊技者以外の遊技客向けの情報(空き台情報、大当り情報、潜伏確変情報、時短情報等)を表示する第2表示部(第2表示部440)とを有する情報表示装置(データ表示装置4)と、複数の前記情報表示装置を制御する制御装置((1)ホールコンピュータ6、(2)持玉管理コンピュータ8、(3)会員管理コンピュータ、(1)〜(3)のうちの2つ又は3つの機能を兼ねたコンピュータ)とを備える情報表示システム(情報表示システム1A〜1C)であって、
前記第1表示部は、前記遊技者が遊技する遊技位置から該遊技者が視認可能な方向に向けて(パチンコ機2の遊技領域27と第2表示部440の表示画面とが垂直となるように)形成され、
前記第2表示部は、前記第1表示部と直交する方向に向けて(第2表示部440が第1表示部430と直交するように)形成され、
前記制御装置は、前記第1表示部に表示させる表示内容と、前記第2表示部に表示させる表示内容とを個別に設定可能(図8、図29及び図51の表示用テーブル681)な設定手段(表示内容設定部611;図14の管理処理、図37の第2管理処理、図52の第3管理処理のA3)を有する。
このような構成によれば、遊技者に対して遊技者向けの遊技情報を視認可能とする一方、遊技者以外の遊技客向けの情報を該遊技客は視認可能であるが遊技者は視認できないようにすることができる。
(9) 上記(7)または(8)の情報表示システムにおいて、
前記設定手段は、前記遊技機から出力される情報に基づく遊技情報(空き台情報、大当り情報、潜伏確変情報、時短情報等)を前記第2表示部の表示内容(図8、図29及び図51の表示用テーブル681)として設定する(図14の管理処理、図37の第2管理処理、図52の第3管理処理のA3)。
このような構成によれば、遊技者以外の遊技客に対して遊技機から出力される情報に基づく遊技情報を視認可能とすることができる。
(10) 上記(7)から(9)のいずれかの情報表示システムにおいて、
前記第2表示部は、該第2表示部の周囲又は該第2表示部の全体若しくは一部を覆う覆体(プラスチック蓋P、庇体445)を着脱可能に構成されている。
このような構成によれば、遊技者以外の遊技客向けの情報を遊技者が視認してしまうことを防止することができる。
(11) 上記(7)から(10)のいずれかの情報表示システムにおいて、
前記設定手段は、前記第1表示部に表示させる情報よりも少ない情報を前記第2表示部に表示させるように表示内容(図8、図29及び図51の表示用テーブル681)を設定する(図14の管理処理、図37の第2管理処理、図52の第3管理処理のA3)。
このような構成によれば、遊技者以外の遊技客に対して適切な情報量で情報を視認させることができる。第2表示部に表示させるのは、遊技者以外の遊技客向けの情報であるため、遊技者が遊技中に確認する第1表示部に表示させる情報と比べて、少ない情報でよい。
(12) 上記(7)から(11)のいずれかの情報表示システムにおいて、
前記設定手段は、前記第1表示部には、前記遊技機の種類に応じた表示内容(大当り回数、潜伏確変回数、時短回数、突確回数、小当り回数等)を設定し、前記第2表示部には、前記遊技機の種類に因らず表示内容(大当り中、確変中、空き台中、回転数、入賞数等のパチンコ機のスペックに直接的に依存しない情報)を設定する。
このような構成によれば、遊技者が遊技を行っている遊技機の種類に応じた情報を適切に遊技者に視認させることができるとともに、遊技者以外の遊技客に対しては遊技機の種類に因らず一貫性のある情報を視認させることができる。さらに言えば、第2表示部の表示を機種毎にいちいち変更するという面倒な設定作業を省くことができる。
(13) 上記(7)から(12)のいずれかの情報表示システムにおいて、
複数の前記情報表示装置は、前記制御装置から各情報表示装置に対して出力される信号(一斉演出表示指示信号)又は各情報表示装置が内部に備える計時手段(時計部455)の計時時間に基づいて、前記第1表示部に一斉に特定表示(大当りランニング演出、遊技機特別映像、特別キャラクタ映像等)を行わせるように制御する(図14の管理処理、図37の第2管理処理、図52の第3管理処理のA17;Yes→A19)。
このような構成によれば、第1表示部の特定表示によって遊技者の興味を引きつけることができる。
(14) 上記(13)の情報表示システムにおいて、
複数の前記遊技機は、所定タイミングで一斉に特定演出(キャラクタの対戦演出、楽曲のプロモーション演出やライブ演出等の一斉演出)を行うように構成されており、
前記情報表示装置は、前記特定演出と同期して前記第1表示部に前記特定表示を行わせる(上記の一斉演出と同期して遊技機特別映像や特別キャラクタ映像を表示)。
このような構成によれば、遊技機における特定演出の演出効果を高めることができる。
(15) 上記(7)から(14)のいずれかの情報表示システムにおいて、
前記制御装置は、
少なくとも前記遊技機で遊技が行われた時刻(開始時刻、終了時刻)に関する情報(カード情報)が記録された記録媒体(会員カード、ビジターカード)に記録された情報(カード情報)に基づいて、前記遊技機が、前記遊技者が唯一遊技した唯一遊技機種であるか否かを判定する第1の判定手段(遊技機種判定部613;図39の遊技機種判定処理のH11)と、
前記第1の判定手段の判定結果に基づいて、前記唯一遊技機種と判定された遊技機の種類を示す情報を集計する第1の集計手段(遊技機種集計部614;図38の第2管理処理のF33)とを有する。
このような構成によれば、遊技者が唯一遊技した遊技機の機種を把握して、遊技者の趣向を知ることができる。
(16) 上記(7)から(15)のいずれかの情報表示システムにおいて、
前記制御装置は、
少なくとも前記遊技機で遊技が行われた時刻(開始時刻、終了時刻)に関する情報(カード情報)が記録された記録媒体(会員カード、ビジターカード)に記録された情報(カード情報)に基づいて、前記遊技機が、前記遊技者の遊技時間が第1の所定時間よりも長い長時間遊技機種であるか否かを判定する第2の判定手段(遊技機種判定部613;図39の遊技機種判定処理のH11)と、
前記第2の判定手段の判定結果に基づいて、前記長時間遊技機種と判定された遊技機の種類を示す情報を集計する第2の集計手段(遊技機種集計部614;図38の第2管理処理のF33)とを有する。
このような構成によれば、遊技者が長時間遊技した遊技機の機種を把握して、遊技者の趣向を知ることができる。
(17) 上記(7)から(16)のいずれかの情報表示システムにおいて、
前記制御装置は、
少なくとも前記遊技機で遊技が行われた時刻(開始時刻、終了時刻)に関する情報(カード情報)が記録された記録媒体(会員カード、ビジターカード)に記録された情報(カード情報)に基づいて、前記遊技機が、前記遊技者が最初に遊技した初遊技機種であるか否かを判定する第3の判定手段(遊技機種判定部613;図39の遊技機種判定処理のH11)と、
前記第3の判定手段の判定結果に基づいて、前記初遊技機種と判定された遊技機の種類を示す情報を集計する第3の集計手段(遊技機種集計部614;図38の第2管理処理のF33)とを有する。
このような構成によれば、遊技者が最初に遊技した遊技機の機種を把握して、遊技者の趣向を知ることができる。
(18) 上記(7)から(17)のいずれかの情報表示システムにおいて、
前記制御装置は、
少なくとも前記遊技機で遊技が行われた時刻(開始時刻、終了時刻)に関する情報(カード情報)が記録された記録媒体(会員カード、ビジターカード)に記録された情報(カード情報)に基づいて、前記遊技機が、前記遊技者の遊技時間が第2の所定時間よりも短い短時間遊技機種であるか否かを判定する第4の判定手段(遊技機種判定部613;図39の遊技機種判定処理のH11)と、
前記第4の判定手段の判定結果に基づいて、前記短時間遊技機種と判定された遊技機の種類を示す情報を集計する第4の集計手段(遊技機種集計部614;図38の第2管理処理のF33)とを有する。
このような構成によれば、遊技者が短時間遊技した遊技機の機種を把握して、遊技者の趣向を知ることができる。
(19) 上記(7)から(14)のいずれかの情報表示システムにおいて、
前記制御装置は、
少なくとも前記遊技機で遊技が行われた時刻(開始時刻、終了時刻)に関する情報(カード情報)が記録された記録媒体(会員カード、ビジターカード)に記録された情報(カード情報)に基づいて、前記遊技機が、(1)前記遊技者が唯一遊技した唯一遊技機種、(2)前記遊技者の遊技時間が第1の所定時間よりも長い長時間遊技機種、(3)前記遊技者が最初に遊技した初遊技機種、(4)前記遊技者の遊技時間が第2の所定時間よりも短い短時間遊技機種、の1以上の遊技機種のうちのいずれの遊技機種であるかであるかを判定する判定手段(遊技機種判定部613;図39の遊技機種判定処理のH11)と、
前記判定手段の判定結果に基づいて、前記遊技者が遊技した遊技機種を示す情報を集計する集計手段(遊技機種集計部614;図39の第2管理処理のF33)とを有し、
前記設定手段は、前記集計手段の集計結果に基づいて、前記遊技者が遊技した遊技機種を示す情報を前記第2表示部に表示させるように表示内容(図29の表示用テーブル681)を設定する(図37の第2管理処理のA3)。
このような構成によれば、遊技者が遊技した遊技機が、(1)遊技者が唯一遊技した遊技機の機種、(2)遊技者が長時間遊技した遊技機の機種、(3)遊技者が最初に遊技した遊技機の機種、および(4)遊技者が短時間遊技した遊技機の機種、の1以上の遊技機種ののうちのいずれであるかを把握して、遊技者の趣向を知ることができる。また、遊技者の趣向を反映した情報を第2表示部に表示させることができる。
(20) 上記(7)から(19)のいずれかの情報表示システムにおいて、
前記遊技機は、遊技媒体を遊技領域に発射して遊技を行う遊技機であり、前記遊技媒体の発射強度を示す発射強度信号(発射強度信号)と、前記遊技媒体が前記遊技領域のうちの第1領域を通過したことを示す第1領域通過信号(通過領域信号)と、前記遊技媒体が前記遊技領域のうちの第2領域を通過したことを示す第2領域通過信号(通過領域信号)とを前記制御装置に出力可能に構成されており、
前記制御装置は、前記遊技機から出力される信号に基づいて、前記遊技媒体が前記第1領域を通過した回数及び/又は割合と、前記遊技媒体が前記第2領域を通過した回数及び/又は割合とを、前記発射強度別に集計する発射強度別集計手段(発射強度別集計部616;図38の第2管理処理のF21)をさらに有する。
このような構成によれば、遊技媒体が第1領域を通過した回数および割合の少なくとも一方と遊技媒体が第2領域を通過した回数および割合の少なくとも一方とを発射強度別に集計する。そのため、発射強度に応じて遊技媒体がどの領域を通過する傾向にあるのか(発射強度に応じた各領域の通過し易さ)を把握することができる。なお、発射強度に応じた各領域の通過し易さを把握する際には、例えば第1領域の通過回数と第2領域の通過割合とを比較するようにしてもよい。
(21) 上記(20)の情報表示システムにおいて、
前記設定手段は、前記発射強度別集計手段の集計結果に基づいて、前記遊技機における前記遊技媒体の発射強度別の前記遊技領域の通過回数及び/又は割合に関する情報を前記第2表示部に表示させるように表示内容(図29の表示用テーブル681)を設定する(図37の第2管理処理のA3)。
このような構成によれば、遊技者以外の遊技客が、発射強度に応じて遊技媒体がどの領域を通過する傾向にあるのか(発射強度に応じた各領域の通過し易さ)を把握することができる。
(22) 上記(7)から(21)のいずれかの情報表示システムにおいて、
前記制御装置は、所定の区域に属する店舗に設置された遊技機を統括的に管理し、
前記設定手段は、一の店舗(他店)に設置された遊技機での遊技に関連する情報(他店の大当り平均回数)を、他の店舗(自店)に設置された遊技機に対応して設けられた前記情報表示装置の前記第2表示部に表示させるように表示内容(図51の表示用テーブル681)を設定する(図52の第3管理処理のA3)。
このような構成によれば、遊技者以外の遊技客が、所定の区域に属する他の店舗に設置された遊技機での遊技に関連する情報を把握することができる。例えば、第2表示部に表示されている該遊技機の大当り回数と、同じ機種の他店舗の大当り回数とを比較することができる。
(23) 識別情報の可変表示を行ない、可変表示の表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御し、遊技媒体が進入し易い第1状態(たとえば、開状態)と該第1状態よりも遊技媒体が進入し難いまたは進入しない第2状態(たとえば、閉状態)とに変化可能な可変入賞球装置(たとえば、特別可変入賞球装置20)を備え、遊技状態を、通常遊技状態であるときに比べて前記特定遊技状態に制御し易い特別遊技状態(たとえば、確変状態)に制御し、前記特定遊技状態は、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が第1期間である第1特定遊技状態(たとえば、通常大当り遊技状態、確変大当り遊技状態)と、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が前記第1期間よりも短い第2期間である第2特定遊技状態(たとえば、突確大当り遊技状態)とを含み、前記第2特定遊技状態が終了したときに遊技状態を前記特別遊技状態に制御し、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が前記第2期間である特殊遊技状態(たとえば、小当り遊技状態)に制御し、該特殊遊技状態が終了したときには遊技状態を変化させず、可変表示が行なわれる頻度が高まる高頻度状態(たとえば、高ベース状態)において前記特殊遊技状態に制御されたときと前記高頻度状態よりも可変表示が行なわれる頻度が低い低頻度状態(たとえば、低ベース状態)において前記特殊遊技状態に制御されたときとを特定可能なように特殊遊技状態情報(たとえば、大当り2信号。小当り遊技状態の発生と発生時のベース状態とを別の信号で出力してもよい。)を外部に出力し、前記高頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときと前記低頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときとで、前記特殊遊技状態に制御された後に可変表示が開始されるまでの時間が異なる遊技機(たとえば、パチンコ機2)の遊技情報を表示し前記遊技機に対応して設けられる情報表示装置(たとえば、データ表示装置4(呼出ランプ装置))であって、
前記遊技機から出力された前記特殊遊技状態情報に基づいて前記高頻度状態において前記特殊遊技状態に制御された回数を表示させるための表示用情報(たとえば、遊技機から直接入力される大当り2信号。遊技機からの情報に基づいてホールコンピュータ6で集計された集計後情報であってもよい。)が入力される入力手段と、
前記入力手段に入力された前記表示用情報に基づいて前記高頻度状態において前記特殊遊技状態に制御された回数を表示する表示手段とを備える。
このような構成によれば、所定の遊技状態における特殊遊技状態の発生した回数を表示することができる。その結果、遊技者は、遊技をする場合および遊技機を選択する場合に、選択の指標として、表示された頻度状態ごとの特殊遊技状態の発生した回数を参考とすることができる。このため、遊技場側は、遊技機の稼働を向上させることができる。また、遊技場側は、遊技者の心理状態および遊技状況などを把握でき、営業形態に活かすことができる。
(24) 識別情報の可変表示を行ない、可変表示の表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御し、遊技媒体が進入し易い第1状態(たとえば、開状態)と該第1状態よりも遊技媒体が進入し難いまたは進入しない第2状態(たとえば、閉状態)とに変化可能な可変入賞球装置(たとえば、特別可変入賞球装置20)を備え、遊技状態を、通常遊技状態であるときに比べて前記特定遊技状態に制御し易い特別遊技状態(たとえば、確変状態)に制御し、前記特定遊技状態は、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が第1期間である第1特定遊技状態(たとえば、通常大当り遊技状態、確変大当り遊技状態)と、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が前記第1期間よりも短い第2期間である第2特定遊技状態(たとえば、突確大当り遊技状態)とを含み、前記第2特定遊技状態が終了したときに遊技状態を前記特別遊技状態に制御し、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が前記第2期間である特殊遊技状態(たとえば、小当り遊技状態)に制御し、該特殊遊技状態が終了したときには遊技状態を変化させず、可変表示が行なわれる頻度が高まる高頻度状態(たとえば、高ベース状態)において前記特殊遊技状態に制御されたときと前記高頻度状態よりも可変表示が行なわれる頻度が低い低頻度状態(たとえば、低ベース状態)において前記特殊遊技状態に制御されたときとを特定可能なように特殊遊技状態情報(たとえば、大当り2信号。小当り遊技状態の発生と発生時のベース状態とを別の信号で出力してもよい。)を外部に出力し、前記高頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときと前記低頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときとで、前記特殊遊技状態に制御された後に可変表示が開始されるまでの時間が異なる遊技機(たとえば、パチンコ機2)の遊技情報を表示し前記遊技機に対応して設けられる情報表示装置(たとえば、データ表示装置4(呼出ランプ装置))であって、
前記遊技機から出力された前記特殊遊技状態情報に基づいて前記低頻度状態において前記特殊遊技状態に制御された回数を表示させるための表示用情報(たとえば、遊技機から直接入力される大当り2信号。遊技機からの情報に基づいてホールコンピュータ6で集計された集計後情報であってもよい。)が入力される入力手段と、
前記入力手段に入力された前記表示用情報に基づいて前記低頻度状態において前記特殊遊技状態に制御された回数を表示する表示手段とを備える。
このような構成によれば、所定の遊技状態における特殊遊技状態の発生した回数を表示することができる。その結果、遊技者は、遊技をする場合および遊技機を選択する場合に、選択の指標として、表示された頻度状態ごとの特殊遊技状態の発生した回数を参考とすることができる。このため、遊技場側は、遊技機の稼働を向上させることができる。また、遊技場側は、遊技者の心理状態および遊技状況などを把握でき、営業形態に活かすことができる。
(25) 上記(23)または(24)の情報表示装置において、
前記遊技機で遊技者が遊技する遊技位置から視認可能な方向に向けて(パチンコ機2の遊技領域27と第1表示部430の表示画面とが平行となるように)形成され、前記遊技者向けに少なくとも該遊技機から出力される情報に基づく遊技情報(スタート回数、大当り回数、過去の大当り回数等)を表示する第1表示部(第1表示部430)と、
前記遊技者が前記遊技位置から視認できない方向に向けて((1)第1表示部430と直交する向きで、(2)第1表示部430に対して所定の開き角度を有する向きで、(3)データ表示装置4の本体側面に)形成され、前記遊技機で遊技する遊技者以外の遊技客向けの情報(空き台情報、大当り情報、潜伏確変情報、時短情報等)を表示する第2表示部(第2表示部440)と、
前記第1表示部と第2表示部とで個別に設定した表示内容(図8、図29及び図51の表示用テーブル681)を表示制御する表示制御手段(第1表示制御部412、第2表示制御部413;図17の表示制御処理)とをさらに備える。
このような構成によれば、遊技者に対して遊技者向けの遊技情報を視認可能とする一方、遊技者以外の遊技客向けの情報を該遊技客は視認可能であるが遊技者は視認できないようにすることができる。
(26) 上記(25)の情報表示装置において、
前記表示制御手段は、前記遊技機から出力される情報に基づく遊技情報(空き台情報、大当り情報、潜伏確変情報、時短情報等)を前記第2表示部に表示させるように制御する。
このような構成によれば、遊技者以外の遊技客に対して遊技機から出力される情報に基づく遊技情報を視認可能とすることができる。
(27) 上記(25)または(26)の情報表示装置において、
前記第2表示部は、該第2表示部の周囲又は該第2表示部の全体若しくは一部を覆う覆体(プラスチック蓋P、庇体445)を着脱可能に構成されている。
このような構成によれば、遊技者以外の遊技客向けの情報を遊技者が視認してしまうことを防止することができる。
(28) 上記(25)から(27)のいずれかの情報表示装置において、
前記表示制御手段は、前記第1表示部に表示させる情報よりも少ない情報を前記第2表示部に表示させる(図8、図29及び図51の表示用テーブル681)ように制御する。
このような構成によれば、遊技者以外の遊技客に対して適切な情報量を視認させることができる。
(29) 上記(25)から(28)のいずれかの情報表示装置において、
前記表示制御手段は、前記第1表示部には、前記遊技機の種類に応じた表示内容(潜伏確変情報、時短情報、突確情報、小当り情報等)を表示させるように制御し、前記第2表示部には、前記遊技機の種類に因らない表示内容(大当り中、確変中、空き台中、回転数、入賞数等のパチンコ機のスペックに直接的に依存しない情報)を表示させるように制御する。
このような構成によれば、遊技者が遊技を行っている遊技機の種類に応じた情報を適切に遊技者に視認させることができるとともに、遊技者以外の遊技客に対しては遊技機の種類に因らず一貫性のある情報を視認させることができる。さらには、第2表示部の表示を機種毎にいちいち変更するという面倒な設定作業を省くことができる。また、島全体を見て回る場合には、それほど細かい内容を通常見ないのでそれで十分なケースが多い。
(30) 上記(25)から(29)のいずれかの情報表示装置において、
前記表示制御手段は、所定の制御装置(ホールコンピュータ6)から出力される信号又は該情報表示装置が内部に備える計時手段(時計部455)の計時時間に基づいて、前記第1表示部に特定表示(大当りランニング演出、遊技機特別映像、特別キャラクタ映像等)を行わせるように制御する。
このような構成によれば、第1表示部の特定表示によって遊技者の興味を引きつけることができる。
(31) 上記(30)の情報表示装置において、
前記遊技機は、所定タイミングで一斉に特定演出(キャラクタの対戦演出、楽曲のプロモーション演出やライブ演出等の一斉演出)を行うように構成されており、
前記表示制御手段は、前記特定演出と同期して前記第1表示部に前記特定表示(上記の一斉演出と同期して特別映像や特別キャラクタ映像を表示)を行わせるように制御する。
このような構成によれば、遊技機における特定演出の演出効果を高めることができる。
(32) 上記(1)から(6)のいずれかの管理装置は、遊技機(パチンコ機2、スロットマシン)に対応して設けられ、前記遊技機で遊技する遊技者向けに少なくとも該遊技機から出力される情報に基づく遊技情報を表示する第1表示部(第1表示部430)と、前記遊技機で遊技する遊技者以外の遊技客向けの情報を表示する第2表示部(第2表示部440)とを有する情報表示装置(データ表示装置4)と通信可能に構成され、
前記第1表示部は、前記遊技者が遊技する遊技位置から視認可能な方向に向けて(パチンコ機2の遊技領域27と第1表示部430の表示画面とが平行となるように)形成され、
前記第2表示部は、前記遊技者が前記遊技位置から視認できない方向に向けて((1)第1表示部430と直交する向きで、(2)第1表示部430に対して所定の開き角度を有する向きで、(3)データ表示装置4の本体側面に)形成され、
前記第1表示部に表示させる表示内容と、前記第2表示部に表示させる表示内容とを個別に設定可能な(図8、図29及び図51の表示用テーブル681)設定手段(表示内容設定部611;図14の管理処理、図37の第2管理処理、図52の第3管理処理のA3)をさらに備える。
このような構成によれば、遊技者に対して遊技者向けの遊技情報を視認可能とする一方、遊技者以外の遊技客向けの情報を該遊技客は視認可能であるが遊技者は視認できないようにすることができる。
(33) 上記(32)の管理装置において、
前記設定手段は、前記遊技機から出力される情報に基づく遊技情報(空き台情報、大当り情報、潜伏確変情報、時短情報等)を前記第2表示部の表示内容(図8、図29及び図51の表示用テーブル681)として設定する(図14の管理処理、図37の第2管理処理、図52の第3管理処理のA3)。
このような構成によれば、遊技者以外の遊技客に対して遊技機から出力される情報に基づく遊技情報を視認可能とすることができる。
(34) 上記(32)または(33)の管理装置において、
前記設定手段は、前記第1表示部に表示させる情報よりも少ない情報を前記第2表示部に表示させるように表示内容(図8、図29及び図51の表示用テーブル681)を設定する(図14の管理処理、図37の第2管理処理、図52の第3管理処理のA3)。
このような構成によれば、遊技者以外の遊技客に対して適切な情報量を視認させることができる。
(35) 上記(32)から(34)のいずれかの管理装置において、
前記設定手段は、前記第1表示部には、前記遊技機の種類に応じた表示内容(潜伏確変情報、時短情報、突確情報、小当り情報等)を設定し、前記第2表示部には、前記遊技機の種類に因らず表示内容(大当り中、確変中、空き台中、回転数、入賞数等のパチンコ機のスペックに直接的に依存しない情報)を設定する。
このような構成によれば、遊技者が遊技を行っている遊技機の種類に応じた情報を適切に遊技者に視認させることができるとともに、遊技者以外の遊技客に対しては遊技機の種類に因らず一貫性のある情報を視認させることができる。また、第2表示部の表示を機種毎にいちいち変更するという面倒な設定作業を省くことができる。
(36) 上記(32)から(35)のいずれかの管理装置において、
前記設定手段は、複数の前記情報表示装置について、該管理装置から各情報表示装置に対して出力する信号(一斉演出表示指示信号)又は各情報表示装置が内部に備える計時手段(時計部455)の計時時間に基づいて、前記第1表示部に一斉に特定表示(大当りランニング演出、遊技機特別映像、特別キャラクタ映像等)を行わせるように表示設定する。
このような構成によれば、第1表示部の特定表示によって遊技者の興味を引きつけることができる。
(37) 上記(32)から(36)のいずれかの管理装置において、
複数の前記遊技機は、所定タイミングで一斉に特定演出(キャラクタの対戦演出、楽曲のプロモーション演出やライブ演出等の一斉演出)を行うように構成されており、
前記設定手段は、複数の前記情報表示装置について、前記特定演出と同期して前記第1表示部に前記特定表示(上記の一斉演出と同期して遊技機特別映像や特別キャラクタ映像を表示)を行わせるように表示設定する。
このような構成によれば、遊技機における特定演出の演出効果を高めることができる。
(38) 上記(32)から(37)のいずれかの管理装置において、
少なくとも前記遊技機で遊技が行われた時刻(開始時刻、終了時刻)に関する情報(カード情報)が記録された前記記録媒体(会員カード、ビジターカード)に記録された情報(カード情報)に基づいて、前記遊技機が、前記遊技者が唯一遊技した唯一遊技機種であるか否かを判定する第1の判定手段(遊技機種判定部613;図39の遊技機種判定処理のH11)と、
前記第1の判定手段の判定結果に基づいて、前記唯一遊技機種と判定された遊技機の種類を示す情報を集計する第1の集計手段(遊技機種集計部614;図38の第2管理処理のF33)とをさらに備える。
このような構成によれば、遊技者が唯一遊技した遊技機の機種を把握して、遊技者の趣向を知ることができる。
(39) 上記(32)から(38)のいずれかの管理装置において、
少なくとも前記遊技機で遊技が行われた時刻(開始時刻、終了時刻)に関する情報(カード情報)が記録された記録媒体(会員カード、ビジターカード)に記録された情報(カード情報)に基づいて、前記遊技機が、前記遊技者の遊技時間が第1の所定時間よりも短い短時間遊技機種であるか否かを判定する第2の判定手段(遊技機種判定部613;図39の遊技機種判定処理のH11)と、
前記第2の判定手段の判定結果に基づいて、前記長時間遊技機種と判定された遊技機の種類を示す情報を集計する第2の集計手段(遊技機種集計部614;図38の第2管理処理のF33)とをさらに備える。
このような構成によれば、遊技者が長時間遊技した遊技機の機種を把握して、遊技者の趣向を知ることができる。
(40) 上記(32)から(39)のいずれかの管理装置において、
少なくとも前記遊技機で遊技が行われた時刻(開始時刻、終了時刻)に関する情報(カード情報)が記録された記録媒体(会員カード、ビジターカード)に記録された情報(カード情報)に基づいて、前記遊技機が、前記遊技者が最初に遊技した初遊技機種であるか否かを判定する第3の判定手段(遊技機種判定部613;図39の遊技機種判定処理のH11)と、
前記第3の判定手段の判定結果に基づいて、前記初遊技機種と判定された遊技機の種類を示す情報を集計する第3の集計手段(遊技機種集計部614;図38の第2管理処理のF33)とをさらに備える。
このような構成によれば、遊技者が最初に遊技した遊技機の機種を把握して、遊技者の趣向を知ることができる。
(41) 上記(32)から(40)のいずれかの管理装置において、
少なくとも前記遊技機で遊技が行われた時刻(開始時刻、終了時刻)に関する情報(カード情報)が記録された記録媒体(会員カード、ビジターカード)に記録された情報(カード情報)に基づいて、前記遊技機が、前記遊技者の遊技時間が第2の所定時間よりも長い短時間遊技機種であるか否かを判定する第4の判定手段(遊技機種判定部613;図39の遊技機種判定処理のH11)と、
前記第4の判定手段の判定結果に基づいて、前記短時間遊技機種と判定された遊技機の種類を示す情報を集計する第4の集計手段(遊技機種集計部614;図38の第2管理処理のF33)とをさらに備える。
このような構成によれば、遊技者が短時間遊技した遊技機の機種を把握して、遊技者の趣向を知ることができる。
(42) 上記(32)から(41)のいずれかの管理装置において、
少なくとも前記遊技機で遊技が行われた時刻(開始時刻、終了時刻)に関する情報(カード情報)が記録された記録媒体(会員カード、ビジターカード)に記録された情報(カード情報)に基づいて、前記遊技機が、(1)前記遊技者が唯一遊技した唯一遊技機種、(2)前記遊技者の遊技時間が第1の所定時間よりも長い長時間遊技機種、(3)前記遊技者が最初に遊技した初遊技機種、(4)前記遊技者の遊技時間が第2の所定時間よりも短い短時間遊技機種、の1以上の遊技機種のうちのいずれの遊技機種であるかを判定する判定手段(遊技機種判定部613;図39の遊技機種判定処理のH11)と、
前記判定手段の判定結果に基づいて、前記遊技者が遊技した遊技機種を示す情報を集計する集計手段(遊技機種集計部614;図38の第2管理処理のF33)とをさらに備え、
前記設定手段は、前記集計手段の集計結果に基づいて、前記遊技者が遊技した遊技機種を示す情報を前記第2表示部に表示させるように表示内容(図29の表示用テーブル681)を設定する。
このような構成によれば、遊技者が遊技した遊技機が、(1)遊技者が唯一遊技した遊技機の機種、(2)遊技者が長時間遊技した遊技機の機種、(3)遊技者が最初に遊技した遊技機の機種、および(4)遊技者が短時間遊技した遊技機の機種、の1以上の遊技機種のうちのいずれの遊技機種であるかを把握して、遊技者の趣向を知ることができる。また、遊技者以外の遊技客は、遊技者が遊技した遊技機種が(1)〜(4)の何れの遊技機種であるかを知ることができる。
(43) 上記(32)から(42)のいずれかの管理装置において、
前記遊技機は、遊技媒体を遊技領域に発射して遊技を行う遊技機であり、前記遊技媒体の発射強度を示す発射強度信号と、前記遊技媒体が前記遊技領域のうちの第1領域を通過したことを示す第1領域通過信号と、前記遊技媒体が前記遊技領域のうちの第2領域を通過したことを示す第2領域通過信号とを出力可能に構成されており、
前記遊技機から出力される信号に基づいて、前記遊技媒体が前記第1領域を通過した回数及び/又は割合と、前記遊技媒体が前記第2領域を通過した回数及び/又は割合とを、前記発射強度別に集計する発射強度別集計手段(発射強度別集計部616;図38の第2管理処理のF21)をさらに備える。
このような構成によれば、遊技媒体が第1領域を通過した回数および割合の少なくとも一方と遊技媒体が第2領域を通過した回数および割合の少なくとも一方とを発射強度別に集計する。そのため、発射強度に応じて遊技媒体がどの領域を通過する傾向にあるのか(発射強度に応じた各領域の通過し易さ)を把握することができる。なお、発射強度に応じた各領域の通過し易さを把握する際には、例えば第1領域の通過回数と第2領域の通過割合とを比較するようにしてもよい。
(44) 上記(43)の管理装置において、
前記設定手段は、前記発射強度別集計手段の集計結果に基づいて、前記遊技機における前記遊技媒体の発射強度別の前記遊技領域の通過回数及び/又は割合に関する情報を前記第2表示部に表示させるように表示内容(図29の表示用テーブル681)を設定する(図37の第2管理処理のA3)。
このような構成によれば、遊技者以外の遊技客は、発射強度に応じて遊技媒体がどの領域を通過する傾向にあるのか(発射強度に応じた各領域の通過し易さ)を把握することができる。
(45) 上記(32)から(44)のいずれかの管理装置において、
所定の区域に属する店舗に設置された遊技機を統括的に管理し、
前記設定手段は、一の店舗に設置された遊技機での遊技に関連する情報を、他の店舗に設置された遊技機に対応して設けられた前記情報表示装置の前記第2表示部に表示させるように表示内容(図51の表示用テーブル681)を設定する(図52の第3管理処理のA3)。
このような構成によれば、遊技者以外の遊技客が、所定の区域に属する他の店舗に設置された遊技機での遊技に関連する情報を把握することができる。例えば、第2表示部に表示されている該遊技機の大当り回数と、同じ機種の他店舗の大当り回数とを比較することができる。
情報表示システムのシステム構成の一例を示す図である。 封入式パチンコ機の外観構成の一例を示す図である。 封入式パチンコ機の機能構成の一例を示す図である。 データ表示装置の外観構成の一例を示す図である。 データ表示装置の外観構成の一例を示す図である。 データ表示装置の機能構成の一例を示す図である。 ホールコンピュータの機能構成の一例を示す図である。 表示用テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 一斉演出時表示用テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 第1表示部表示パターンテーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 第2表示部表示パターンテーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 遊技集計データベースのデータ構成の一例を示す図である。 表示用設定データのデータ構成の一例を示す図である。 管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図14の続きである。 表示設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 表示制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 データ表示装置の表示画面の一例を示す図である。 データ表示装置の表示画面の一例を示す図である。 データ表示装置の表示画面の一例を示す図である。 データ表示装置の表示画面の一例を示す図である。 大当り2信号の出力を示すタイミングチャートである。 大当り履歴の管理の一例を示す表である。 第2の情報表示システムのシステム構成の一例を示す図である。 パチンコ機及びカードユニットの機能構成の一例を示す図である。 データ表示装置の機能構成の一例を示す図である。 ホールコンピュータの機能構成の一例を示す図である。 発射強度しきい範囲テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 表示用テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 遊技機種判定データのデータ構成の一例を示す図である。 遊技機種集計データのデータ構成の一例を示す図である。 発射強度別通過領域データのデータ構成の一例を示す図である。 発射強度別打込領域データのデータ構成の一例を示す図である。 持玉管理コンピュータの機能構成の一例を示す図である。 会員データのデータ構成の一例を示す図である。 カード管理データのデータ構成の一例を示す図である。 第2管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図37の続きである。 遊技機種判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2表示設定処理の流れを示すフローチャートである。 カードユニット処理の流れの一例を示すフローチャートである。 持玉合算処理の流れの一例を示すフローチャートである。 持玉分割処理の流れの一例を示すフローチャートである。 データ表示装置の表示画面の一例を示す図である。 データ表示装置の表示画面の一例を示す図である。 データ表示装置の表示画面の一例を示す図である。 第3の情報表示システムのシステム構成の一例を示す図である。 データ表示装置の機能構成の一例を示す図である。 ホールコンピュータの機能構成の一例を示す図である。 店舗別遊技集計データベースのデータ構成の一例を示す図である。 表示用テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 第3管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図52の続きである。 データ表示装置の表示画面の一例を示す図である。 データ表示装置の外観構成の変形例を示す図である。 LED発光テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明を適用した好適な実施形態の一例について説明する。但し、本発明を適用可能な実施形態が以下説明する実施形態に限定されるわけではない。
[1.第1実施形態]
[1−1.情報表示システムの構成]
図1は、第1実施形態における情報表示システム1Aのシステム構成の一例を表す図である。情報表示システム1Aは、不図示の遊技島に設置される遊技機の一種である複数の封入式パチンコ機(以下、単に「パチンコ機」という。)2と、各パチンコ機2に対応して設けられる情報表示装置の一種であるデータ表示装置4と、制御装置及び管理装置の一種であるホールコンピュータ6とを備えて構成される。各パチンコ機2は、台番号によって個々に識別可能に構成されており、各パチンコ機2は台端末5を介してホールコンピュータ68に接続されている。なお、図1では、簡明化のために、遊技島に設置されるパチンコ機1を4台として図示している。
遊技島に設置される各パチンコ機2の上方所定位置には、カラーの液晶画面によってパチンコ機2での遊技に係る遊技情報や店舗の営業に係る店舗情報等の各種の情報を表示する情報表示装置の一種であるデータ表示装置4が設置されている。データ表示装置4は、後述するように第1表示部430と第2表示部440との2つの表示部を有し、第1表示部430と第2表示部440とでそれぞれ異なるデータを表示する。データ表示装置4は、遊技者や遊技客に対して情報を公開する端末であるため、情報公開端末と言い換えることもできる。
また、本実施形態において、データ表示装置4の第1表示部430はタッチパネル421を有して構成されており、第1表示部430に表示された呼出アイコンやメニューアイコン、バージョン情報アイコンを遊技者がタップすることにより、店員の呼出やメニュー選択(ワゴンサービスやおしぼり、食事休憩等)、パチンコ機2のバージョン情報の表示指示を行うことができるように構成されている。従って、データ表示装置4は、呼出ランプ装置と言い換えることもできる。
なお、本実施形態では、本発明を遊技機の一種である封入式のパチンコ機2に適用した場合の実施形態について説明するが、遊技機は封入式のパチンコ機2に限らず、封入式ではない従来型のパチンコ機2であってもよい。また、遊技機はスロットマシンであってもよい。
[1−2.パチンコ機の構成]
図2は、各実施形態に共通するパチンコ機2の外観構成の一例を示す図であり、図3は、第1実施形態におけるパチンコ機2Aの機能構成の一例を示す図である。
パチンコ機2には、内部に遊技媒体の一例のパチンコ玉が封入されている。パチンコ機2は、遊技者が打球操作ハンドル25を操作することにより、発射装置の発射モータ295を駆動させて封入玉を1発ずつ遊技盤26前面の遊技領域27に打込んで遊技ができるように構成されている。本実施の形態に係るパチンコ機2は、発射装置が遊技盤26の上方に配置される、いわゆる上撃ち構造を有する。なお、発射装置が遊技盤26の下方に配置される、いわゆる下撃ち構造を有するパチンコ機2であってもよい。
打球操作ハンドル25の周囲にタッチセンサが設けられており、遊技者が打球操作ハンドル25を操作している状態でその遊技者の手がタッチセンサに触れ、その遊技者の手の接触をタッチセンサで検知して発射装置の発射モータ295が駆動される。これにより、パチンコ玉が遊技領域27内に発射される。
パチンコ玉の発射強度は、打球操作ハンドル25の回動操作量(以下、単にハンドル操作量ともいう)に応じて調整可能であり、ハンドル操作量を大きくするにしたがって発射強度が大きくなる。したがって、遊技者は、ハンドル操作量を調節することによって、自らが狙う領域をパチンコ玉が通過するように発射強度を調整することができる。
パチンコ機2は、いわゆる第1種のパチンコ機2であって、遊技領域27の中央に可変表示装置230が設けられている。また、遊技領域27には、打込まれたパチンコ玉が入賞可能な複数種類の入賞口が設けられている。図1に示す遊技領域27には、1つの大入賞口(可変入賞球装置)271と、3つの普通入賞口272,273,274(以下、第1普通入賞口272、第2普通入賞口273、第3普通入賞口274と区別して記載することもある)と、3つの始動入賞口275,276,277(第1始動入賞口275、第2始動入賞口276、第3始動入賞口277と区別して記載することもある)とが示されている。特に、始動入賞口276は、遊技者にとって有利な第1状態(例えば開成状態)と遊技者にとって不利な第2状態(例えば閉成状態)とに変化可能な電動チューリップで構成されている。また、各入賞口毎に、その入賞口に応じた数の賞球数が定められており、入賞口にパチンコ玉が入賞(通過)すると、その入賞口に応じた所定玉数のデータが遊技者に付与される。
可変表示装置230は、複数種類の識別情報(図柄)を可変表示可能な可変表示部を備えており、各始動入賞口275,276,277に入賞した始動入賞玉の検出信号に基づいてそれらの複数種類の識別情報の可変表示を開始させる。可変表示装置の表示結果が特定の識別情報の組合せ(例えばぞろ目)になり、その後、遊技球が遊技領域27の役連作動ゲートを通過すると、大当り状態となる。大当り状態となると、大入賞口271が閉状態(パチンコ玉が入賞しない状態、パチンコ玉が入賞し難い状態であってもよい)から開状態(パチンコ玉が入賞可能な状態)に変化する。大当り状態で大入賞口271にパチンコ玉が入賞(通過)すると、大入賞口271への入賞に応じた所定玉数のデータが遊技者に付与される。
大入賞口271内には、確変入賞口271aが配置される。大入賞口271に入賞したパチンコ玉がさらに確変入賞口271aにも入賞すると、現在の大当り状態の終了後に大当りが発生する確率が向上する状態(以下、確率変動状態、あるいは単に確変状態ともいう)が発生する。
また、可変表示装置230の表示結果が大当り図柄の組合せ(ぞろ目)のうちの予め定められた特別の識別情報の組合せ(例えば777等の確変図柄の組合せ)となることによっても上記の確変状態が発生する。
遊技領域27内に打込まれたパチンコ玉はいずれかの入賞口に入賞するかあるいは入賞することなくアウト口154に回収される。いずれかの入賞口に入賞したパチンコ玉及びアウト口154に回収されたパチンコ玉は再度パチンコ機2内の回収経路を通って打球発射位置にまで還元される。そして、遊技者が打球操作ハンドル25を操作することにより再びその打球発射位置のパチンコ玉が遊技領域27内に打込まれる。
パチンコ機2における遊技領域27の下方位置には、表示器285が設けられている。表示器285は、液晶表示装置で構成されており、持点やカード残額、あるいは可変表示装置230の表示と連動した様々な演出画像を遊技者に表示する。
さらに、パチンコ機2における打球操作ハンドル25の左方位置には、遊技玉から持玉への計数処理をするための計数ボタン265が設けられている。本実施形態では、計数ボタン265を押下し続けた時間に応じて計数動作が繰返し実行される。なお、押下継続時間に関わらず、1度押下すると、所定数(例えば100玉)だけ遊技玉から持玉への計数が行なわれるようにしてもよく、あるいは、計数ボタン265を1度押下した場合には、その押下時間にかかわらず(長押しか否かにかかわらず)、現在遊技者が所有している遊技玉のすべてが計数されるようにしてもよい。
「遊技玉数」とは、発射装置から発射可能なパチンコ玉の発射残数のことをいう。遊技玉数のデータは、例えば、プリペイドカードの残額、持玉、あるいは貯玉を引落とすことと引き換えにして生成される。例えばプリペイドカードの500円相当と引き替えに125玉の「遊技玉数」が生成されるものとする。また、パチンコ玉が遊技領域27に発射される毎に「遊技玉数」が「1」減算される。パチンコ玉が入賞口に入賞すると、その入賞口に応じた数の賞球数が「遊技玉数」に加算されることになる。
計数ボタン265の右上方には、遊技玉数を表示するための遊技玉数表示器255が設けられている。遊技玉数表示器255は、7セグメント式のディスプレイである。なお、遊技玉数表示器255は、液晶表示器や有機EL表示器、その他の表示器で構成してもよい。
パチンコ機2には、パチンコ機2の遊技の進行制御を行う主制御基板210と、遊技玉を管理・記憶する払出制御基板240と、払出制御基板240の指令に基づいて発射モータ295を駆動制御する発射制御基板245と、可変表示装置230と、主制御基板210から送信されてくるコマンドに基づいて可変表示装置230を表示制御する演出制御基板220とが備えられている。
主制御基板210及び演出制御基板220は、遊技盤26に設けてある。主制御基板210には主制御部211である遊技制御用マイクロコンピュータが搭載されている。主制御部211は、遊技機の主制御機能部である。遊技機制御用マイクロコンピュータは、制御中枢としてのCPU、CPUが動作するためのプログラムや制御データ等を記憶しているROM、CPUのワークエリアとして機能するRAM、周辺機器との信号の整合性を保つための入出力インターフェイス等が設けられている。主制御部211は、遊技盤26に設けられている入賞センサ220及び電波センサ250と接続してある。
また、主制御部211及び払出制御部241は、外部出力基板290に接続されており、この外部出力基板290からパチンコ機2での遊技に係る遊技信号をホールコンピュータ6に出力するように構成されている。外部出力基板290からは、図柄確定信号と、アウト信号と、セーフ信号と、大当り信号と、確変信号と、時短信号といった遊技信号が出力される。
図柄確定信号は、パチンコ機2の始動入賞口への入賞に対する可変表示装置230の表示結果が確定したことを示す信号であり、可変表示装置230の表示結果が確定したタイミングで演出制御部221から中継基板280を介して外部出力基板290に出力される。
アウト信号は、パチンコ機2において遊技に使用されて、該パチンコ機2から排出されたパチンコ玉(アウト玉)の数を計数可能とする信号である。発射装置から遊技領域27に打ち出されたパチンコ玉の数を計数可能とする信号であるとも言える。遊技領域27に打ち出されたパチンコ玉は、前述したようにいずれかの入賞口に入賞した後、あるいはいずれの入賞口にも入賞せずにアウト口154に導かれ、いずれもアウト玉としてアウト玉検出スイッチ277により検出され、アウト玉検出スイッチ277から払出制御部241へアウト玉検出信号が入力される。払出制御基部241はアウト玉検出信号に基づき、所定数(例えば10玉)でワンパルスの信号をアウト信号として、外部出力基板290に出力する。
セーフ信号は、入賞口への入賞に応じて付与されるパチンコ玉(賞球)の数を計数可能とする信号である。入賞口に入賞したパチンコ玉は入賞センサ215によって検出され、入賞センサ215から後述する通過領域信号が主制御基板210に出力される。主制御部211は、入賞センサ215から通過領域信号を入力すると、該通過領域信号を払出制御部241に出力する。そして、払出制御部241は、主制御部211から入力した通過領域信号に基づき、該通過領域信号が示す入賞口に応じた賞球数をカウントし、賞球数が所定数増加する毎に、所定数(例えば10玉)でワンパルスの信号をセーフ信号として、外部出力基板290に出力する。
大当り信号は、大当りが発生したことを示す信号であるとともに、大当り状態に制御されていることを示す信号でもある。大当り信号は演出制御部221から中継基板280を介して外部出力基板290に出力される。演出制御部221は、大当り状態に制御されている期間は、大当り信号をON状態とし、大当り状態に制御されていない期間は大当り信号をOFF状態とする制御を行う。これにより、データ表示装置4やホールコンピュータ6等、外部出力基板290を介してパチンコ機2に接続される遊技用装置において大当りが発生したこと及び大当り状態に制御されていることを特定可能となる。
確変信号は、大当りが発生する割合が通常状態(低確率状態)よりも高められた確変状態(高確率状態)に制御されていることを示す信号である。確変信号は、演出制御部221から中継基板280を介して外部出力基板290に出力される。演出制御部221は、確変状態に制御されている期間は、確変信号をON状態とし、確変状態に制御されていない期間は確変信号をOFF状態とする制御を行う。これにより、データ表示装置4やホールコンピュータ6等、外部出力基板290を介してパチンコ機2に接続される遊技用装置において確変状態に制御されていることを特定可能となる。また、大当り状態の終了に伴い確変状態に制御された場合には、確変大当りが発生したことを、これらの遊技用装置で特定可能となる。また、大当り状態の終了に伴い確変状態に制御されなかった場合には、通常大当りが発生したことを、これらの遊技用装置で特定可能となる。これにより、遊技用装置側では、大当りの発生回数及び確変大当りと通常大当りの内訳を集計可能となる。
時短信号は、可変表示装置230の可変表示時間を短縮する時短状態に制御されていることを示す信号である。時短信号は、演出制御部221から中継基板280を介して外部出力基板290に出力される。演出制御部221は、時短状態に制御されている期間は、時短信号をON状態とし、時短状態に制御されていない期間は時短信号をOFF状態とする制御を行う。これにより、データ表示装置4やホールコンピュータ6等、外部出力基板290を介してパチンコ機2に接続される遊技用装置において時短状態に制御されていることを特定可能となる。
特別遊技状態としては、確変状態に付随して、特別図柄や演出図柄の変動時間(変動表示期間)が非時短状態よりも短縮される時短状態に制御される場合がある。なお、特別遊技状態としては、確変状態とは独立して時短状態に制御される場合があるようにしてもよい。
このように、時短状態に移行することによって、特別図柄や演出図柄の変動時間が短縮されるので、時短状態となったときには、有効な始動入賞が発生しやすくなり大当り遊技が行なわれる可能性が高まる。
遊技領域27には、遊技球が通過したことが検出されたときに普通図柄表示器の変動表示が開始されることとなるゲート(不図示)が設けられている。ゲートには、遊技球の通過を検出するゲートスイッチが設けられている。
遊技球がゲートを通過しゲートスイッチで検出されると、普通図柄表示器の表示の変動表示が開始される。そして、普通図柄表示器における停止図柄が所定の図柄(当り図柄。たとえば、図柄「7」。)である場合に、電動チューリップが所定回数、所定時間だけ遊技者にとって不利な閉状態から遊技者にとって有利な開状態に変化する。普通図柄表示器の近傍には、ゲートを通過した入賞球数(合計数)を表示する4つのLEDによる表示部を有する普通図柄保留記憶表示器(不図示)が設けられている。ゲートへの遊技球の通過がある毎に、すなわち、ゲートスイッチによって遊技球が検出される毎に、普通図柄保留記憶表示器は点灯するLEDを1増やす。そして、普通図柄表示器の変動表示が開始される毎に、点灯するLEDを1減らす。
また、特別遊技状態としては、確変状態または時短状態に付随して、電動チューリップが開状態になる頻度を高くすることにより電動チューリップに遊技球が進入する頻度を高くして電動チューリップへの入賞を容易化(高進入化、高頻度化)する電チューサポート制御状態に制御される場合がある。電チューサポート制御状態は、後述するように高ベース状態であるので、以下の説明においては、主として高ベース状態と呼ぶ。
ここで、電チューサポート制御について説明する。電チューサポート制御としては、普通図柄の変動時間(変動表示開始時から表示結果の導出表示時までの時間)を短縮して早期に表示結果を導出表示させる制御(普通図柄短縮制御)、普通図柄の停止図柄が当り図柄になる確率を高める制御(普通図柄確変制御)、電動チューリップの開放時間を長くする制御(開放時間延長制御)、および、電動チューリップの開放回数を増加させる制御(開放回数増加制御)が行なわれる。このような制御が行なわれると、当該制御が行なわれていないときと比べて、電動チューリップが開状態となっている時間比率が高くなるので、始動入賞口276への入賞頻度が高まり、遊技球が始動入賞しやすくなる(特別図柄表示器や可変表示装置230における変動表示の実行条件が成立しやすくなる)。また、このような制御によって始動入賞口276への入賞頻度が高まることにより、始動条件の成立頻度および/または特別図柄の変動表示の実行頻度が高まる遊技状態となる。
このような電チューサポート制御により始動入賞口276への入賞頻度が高められた状態(高頻度状態)は、発射球数に対して入賞に応じて賞球として払出される遊技球数の割合である「ベース」が、当該制御が行なわれないときと比べて、高い状態であるので、「高ベース状態」と呼ばれる。また、このような制御が行なわれないときは、「低ベース状態」と呼ばれる。また、このような制御は、電動チューリップ、すなわち、電動チューリップにより入賞をサポートすることにより電動チューリップへの入賞を容易化する制御であり、「電チューサポート制御」と呼ばれる。
この実施の形態においては、大当り確率の状態を示す用語として、「高確率状態(確変状態)」と、「低確率状態(非確変状態)」とを用い、ベースの状態の組合せを示す用語として、「高ベース状態(電チューサポート制御状態)」と、「低ベース状態(非電チューサポート制御状態)」とを用いる。
この実施の形態においては、大当り遊技状態に制御された後、時短状態および高ベース状態に制御されるが、時短状態および高ベース状態は、制御の開始条件および終了条件が同じであるので、時短状態および高ベースに制御されている状態を、時短状態という用語で代表して示す場合があり、高ベース状態という用語で代表して示す場合がある。
また、大当り状態の終了に伴い確変状態に制御されたものの時短状態には制御されなかった場合には、潜伏確変大当り(「突然確変大当り」,「突確大当り」ともいう)が発生したことを、これらの遊技用装置で特定可能となる。ここで、潜伏確変大当りとは、大入賞口271の開放パターンが小当りと共通の大当りであって、大当り状態の終了後に確変状態(高確率状態)に制御される大当りである。なお、小当りとは、大入賞口271が特定の開放パターン(例えば0.5秒の開放が2回)で開放するものの、大入賞口271の開放制御終了後に遊技状態が変化していない制御態様をいう。従って、遊技者は、大入賞口271が特定の開放パターンで開放されただけでは、小当りが発生したのか潜伏確変大当りが発生したのかを特定することは困難である。一方、パチンコ機2に接続される遊技用装置においては、確変状態であるにもかかわらず時短状態ではないことに基づいて、遊技者が把握困難な潜伏確変状態であることを特定可能である。
普通図柄ゲートは、電動チューリップを遊技者にとって有利な状態に変化させるための抽選を表示するための普通図柄の変動を開始させるためのパチンコ玉が通過可能な領域である。普通図柄ゲートをパチンコ玉が通過することにより、普通図柄の変動が開始され、当りの変動結果となると、電動チューリップが遊技者にとって有利な状態に変化させられる。
ステージは、流下してくるパチンコ玉を受けるステージ状(舞台状)の部材よりなり、いずれかの入賞口の上に設けられる。パチンコ玉は、ステージ上に流下したときに、ステージ上を転動し、その後、入賞口に入賞するか、又は、入賞口12に入賞せずに下方へ落下する。
V入賞口は、例えば、大入賞口の内部に設けられる。V入賞口にパチンコ玉が入賞すると、大当り状態のラウンド回数が上限に達していない場合、ラウンドが継続される。
主制御部211は、各始動入賞口275,276,277に玉が入賞すると、大当り(あるいはさらに小当りを含む)/外れを決定するための乱数を抽選し、その乱数を記憶する。これを保留記憶という。保留記憶数の最大値は、例えば「4」である。主制御部211は、可変表示装置230で新たな可変表示を開始できる状態になれば、保留記憶を1つ消化してその保留記憶に基づいた大当り判定を行うとともに可変開始から表示結果の導出に至るまでの可変表示時間を複数種類の中から決定する。
また、大当りを決定したときには、主制御部211は、確変を生じさせるか否かも併せて決定する。主制御部211は、その大当り判定の結果(確変にするか否かを含む)、および可変表示時間に関する情報をコマンドとして演出制御基板220に搭載された演出制御部216へ送信する。
主制御部211から演出制御部216へ送信される可変表示に関するコマンドには、可変表示の開始を示す可変開始コマンド、可変表示の結果を示す表示結果コマンド(大当り/外れ)、可変表示パターンを特定可能な可変表示時間コマンド、可変表示結果を導出表示させるタイミングを示す可変停止コマンドなどが含まれる。さらに、主制御部211から演出制御部216へ送信されるコマンドには、大当り中に大当りの進行状況を特定可能なコマンドや、新たな保留記憶の発生を示すコマンド、遊技状態のエラーの発生を示すコマンドなどがある。
演出制御部216は、主制御部211から送信されてくるこれらのコマンドに基づいて可変表示装置230の可変表示内容を決定する。例えば、演出制御部216は、主制御部211から送信されてくるコマンドに基づいて可変表示結果および可変表示時間を特定し、停止図柄を決定するとともに可変表示パターン(リーチの有無、リーチの種類)を決定し、さらには大当りやリーチに関する予告演出の演出パターンを決定する。演出制御部216は、決定した可変表示内容に従って可変表示装置230を表示制御する。
演出制御基板220は、可変表示装置230に対して可変表示等のための表示制御信号を送信するとともに、可変表示装置230の表示と連動する表示を行うための表示制御信号を表示器へ送信可能である。また、演出制御基板220は、RTC235に接続されており、RTC235から出力される計時時刻に基づいて、一斉演出(特定演出)を行うように構成されている。一斉演出は、例えば一定の経過時間毎(例えば2時間毎)に行うようにすることができる。一斉演出の種類としては、例えば、パチンコ機2が格闘ものや戦隊ものの機種である場合には、味方キャラクタと敵キャラクタとの対戦映像を一斉演出として表示するなどすることができるし、パチンコ機2が音楽ものの機種である場合は、楽曲のプロモーション映像やライブ映像を一斉演出として表示するなどすることができる。
払出制御基板240には、払出制御部241である払出制御用マイクロコンピュータが搭載されている。払出制御部241は、遊技機の払出制御機能部である。払出制御用マイクロコンピュータは、制御中枢としてのCPU、CPUが動作するためのプログラムや制御データ等を記憶しているROM、CPUのワークエリアとして機能するRAM、周辺機器との信号の整合性を保つための入出力インターフェイス等が設けられている。
また、払出制御基板240に対し、発射玉検出スイッチ270、アウト玉検出スイッチ277、ファール玉検出スイッチ278、計数ボタン265、電波センサ250が電気的に接続された状態で設けられている。この電波センサ250は、電波を不正に発信して主に玉上げスイッチ275を常時オン状態にする不正行為を検知するためのものである。この電波センサ250の検出信号が払出制御基板240の入力ポート(図示省略)を介して払出制御部241に入力される。玉上げスイッチ275は、オンからオフに変化したことにより遊技玉の発射を検出し、その検知に基づいて、払出制御部241が、遊技玉数を「1」減算する。
従って、不正電波によりこの玉上げスイッチ275が常時オン状態になると、いくら玉を発射しても遊技玉数が減算されない状態となる。このような電波による不正を電波センサ250により検知する。
主制御基板210から払出制御基板240に対し、主制御チップID、入賞口情報、ラウンド情報、接続確認信号、入賞検出信号、始動入賞口入賞情報、エラー情報、図柄確定回数、大当り情報、メーカ固有大当りの情報が送信される。
主制御チップID(メインチップIDとも言う)は、パチンコ機2の主制御基板210に記録されているチップIDのことであり、パチンコ機の電源投入時に払出制御基板240に対して送信される情報である。入賞口情報は、入賞口の種類(始動入賞口、普通入賞口、大入賞口)と、賞球数(入賞口に遊技玉が入ったときの払出玉数)とを含む情報であり、パチンコ機2の電源投入時に払出制御基板240に対して送信される。ラウンド情報は、大当りしたときのラウンド数の情報であり、パチンコ機2の電源投入時に払出制御基板240に対して送信される。
接続確認信号は、主制御基板210と払出制御基板240とが接続されていることを確認するための信号であり、主制御基板210から払出制御基板240へ所定の電圧の信号が常時供給されており、払出制御基板240がその所定電圧信号を受信していることを条件として払出制御基板240が動作制御するように構成されている。入賞検出信号は、始動入賞口以外の入賞口に入賞したパチンコ玉の検出信号である。この検出信号を受けた払出制御基板240は、その入賞玉1個に対して付与すべき玉数を、遊技玉数と加算玉数とに加算する制御を行う。
始動入賞口入賞情報とは、始動入賞口のいずれかにパチンコ玉が入賞したことを示す情報である。エラー情報とは、主制御基板210が遊技制御を行なっている最中にエラーが発生した場合にその旨を払出制御基板240へ通知するための情報である。
図柄確定回数とは、各始動入賞口への入賞に対する可変表示装置230の表示結果として確定した図柄の情報である。
大当り情報とは、大当りが発生したことを示す情報であり、その内訳は、各メーカ共通の大当りを示す共通大当り情報とメーカ固有の大当りを示すメーカ固有大当り情報とがある。共通大当り情報は、例えば15ラウンド大当り等のように、各遊技機メーカが共通に採用している大当りであり、その大当りに伴って確変が発生する場合には確変情報を含み、その大当りに伴って時短状態(可変表示装置230の可変表示時間を短縮する制御状態)が発生する場合にはその時短情報を含んでいる。メーカ固有大当りとは、例えば突然確変(突確)大当りのような、或る遊技機メーカのみが採用している大当り状態のことである。
払出制御基板240から主制御基板210へ、ヘルスチェックコマンドと賞球個数受付コマンドとが送信される。ヘルスチェックコマンドとは、主制御基板210が正常に動作しているか否かをチェックするためのコマンドである。賞球個数受付コマンドとは、加算玉数を受付けた旨を示すコマンドである。
アウト玉検出スイッチ277から払出制御基板240へアウト玉検出信号が入力される。アウト玉検出信号が入力された払出制御基板240は、後述するように遊技中玉数を減算更新する。「遊技中玉」とは、遊技領域27に浮遊しているパチンコ玉のことを言う。
ファール玉検出スイッチ278からファール玉検出信号が入力された払出制御基板240では、加算玉数と遊技玉数とを加算更新するとともに、遊技中玉数を減算更新する。「ファール玉」とは、発射装置から打ち出されたものの、打球力(発射飛走力)不足により遊技領域内に到達せずに、案内レールに沿って降下して発射装置内に逆戻りした玉のことを言う。
また、発射玉検出スイッチ270から払出制御基板240へ発射玉検出信号が入力される。この発射玉検出信号が入力された払出制御基板240は、遊技中玉数を減算更新する。
遊技枠28には、払出制御基板240の他、発射制御基板245、発射モータ295とを含む発射装置、遊技玉数表示器が設けられている。払出制御基板240の払出制御部241は遊技玉数表示器に遊技者が現在所有している遊技玉数を表示する。
払出制御基板240から発射制御基板245へ、発射制御信号と発射許可信号とが出力される。それを受けた発射制御基板245は、発射装置の発射モータ295を励磁するための信号を出力する。これにより、パチンコ玉が遊技領域へ弾発発射される状態となる。発射制御基板245は、遊技者が打球操作ハンドルに触れていることを検出するタッチリングの入力信号が入力されているときに励磁出力を発し、発射モータ295を駆動させる。
また、パチンコ機2の入賞センサ215は、遊技領域内に打込まれたパチンコ玉が通過した領域を示す信号(以下、「通過領域信号」という。)を主制御部211に出力する。主制御部211は、通過領域信号を払出制御基板240の払出制御部241に出力し、払出制御部241が通過領域信号を外部出力基板290に伝送する。
本明細書において、通過領域信号には、以下の通過領域信号A1〜A8の8種類の信号が含まれる。
通過領域信号A1:パチンコ玉が第1始動入賞口275を通過したことを示す信号。
通過領域信号A2:パチンコ玉が第2始動入賞口276を通過したことを示す信号。
通過領域信号A3:パチンコ玉が第3始動入賞口277を通過したことを示す信号。
通過領域信号A4:パチンコ玉が第1普通入賞口272を通過したことを示す信号。
通過領域信号A5:パチンコ玉が第2普通入賞口273を通過したことを示す信号。
通過領域信号A6:パチンコ玉が第3普通入賞口274を通過したことを示す信号。
通過領域信号A7:パチンコ玉が大入賞口271を通過したことを示す信号。
通過領域信号A8:パチンコ玉が確変入賞口271aを通過したことを示す信号。
各通過領域信号A1〜A8には、パチンコ玉が当該入賞口を通過した時点の発射強度Tが紐付けされている。そして、通過領域信号A1〜A8は、外部出力基板290からホールコンピュータ6に出力される。
なお、通過領域信号は、上記の種類に限定されるものではない。例えば、遊技領域に普通図柄ゲート、ステージ入口、あるいは、いわゆるV入賞口が設けられる場合には、パチンコ玉がこれらの各領域を示す信号がそれぞれ含まれていてもよい。
遊技枠28には、表示器285が設けられている。表示器285は、中継基板280を介して演出制御基板220からの表示データ(表示制御信号)を受信する。
RAMクリアスイッチ260は、パチンコ機2のRAMに記憶している遊技台情報や遊技情報を消去するためのスイッチであり、パチンコ機2がエラー状態となった後、該スイッチを店員が操作することで初期状態に戻すことが可能となる。このRAMクリアスイッチ260は、例えばカードが排出された後に店員により操作される。
本実施形態に例示するパチンコ機は、各々を識別可能な複数種類の識別情報(例えば特別図柄や演出図柄)の可変表示を開始させた後に表示結果を導出表示する可変表示手段(例えば特別図柄表示器や演出表示装置)を備え、可変表示手段に予め定められた特定表示結果(大当り図柄)が導出表示されたときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り遊技状態)に制御し、特定遊技状態終了後に、遊技状態を、通常状態又は通常状態よりも可変表示手段の表示結果が特定表示結果となる確率が向上した高確率状態に制御する遊技機の一例である。
また、本実施形態に例示するパチンコ機は、各々を識別可能な複数種類の識別情報(例えば特別図柄や演出図柄)の可変表示を開始させた後に表示結果を導出表示する可変表示装置(例えば特別図柄表示器や演出表示装置)における識別情報の可変表示の表示結果が予め定められた特定表示結果となったときに、遊技者にとって有利な第1状態(開放状態)と遊技者にとって不利な第2状態(閉鎖状態)とのいずれかの状態に変化可能な可変入賞手段(大入賞口を開放状態又は閉鎖状態に切り替える特別可変入賞球装置)を第1状態に変化させる遊技機であって、
前記可変入賞手段を所定期間第1状態に変化させることを所定回数行う第1遊技状態(例えば最長29秒の開放を15回実行する大当り遊技状態)に制御する第1遊技状態制御手段と、
前記可変入賞手段を前記所定期間よりも短い期間及び前記所定回数より少ない回数の少なくともいずれかで第1状態に変化させる第2遊技状態(例えば最長0.5秒の開放を2回実行する大当り遊技状態(潜伏確変大当りに伴う大当り状態))を実行した後、遊技状態を、通常状態よりも前記可変表示の表示結果が前記特定表示結果となる確率が向上した高確率状態に制御する第2遊技状態制御手段と、
前記可変入賞手段を前記第2遊技状態と同様に変化させる第3遊技状態(例えば最長0.5秒の開放を2回実行する小当り遊技状態)を実行した後、前記可変入賞手段を第1状態に変化させる前の遊技状態に制御する第3遊技状態制御手段と、
前記第1遊技状態に制御するか否かと、前記第2遊技状態に制御するか否かと、前記第3遊技状態に制御するか否かとを、前記可変表示の表示結果を導出表示する前に決定する事前決定手段と、
前記第2遊技状態に制御された後と前記第3遊技状態に制御された後とで、同じ演出態様となる特定演出状態に制御する演出状態制御手段と、を備える遊技機の一例である。
このような遊技機では、潜伏確変大当りが発生した場合と小当りが発生した場合とで、大入賞口の開放パターンが共通であり且つ演出態様も共通となるため、遊技者は潜伏確変大当りが発生したのか又は小当りが発生したのかを把握し難い構成となっている。
また、本実施形態に例示するパチンコ機は、
遊技媒体を遊技領域に発射することにより遊技者が遊技を行い、
前記遊技領域に設けられ、前記遊技媒体が入賞しにくい又は入賞できない不利状態(閉状態)と、前記遊技媒体が入賞し易い有利状態(開放状態)とに変化可能な可変入賞装置(電動チューリップ)と、
前記遊技領域に設けられた普通始動領域(普通図柄ゲート)を前記遊技媒体が通過したことに基づいて、各々を識別可能な複数種類の普通識別情報(普通図柄)を可変表示して、該可変表示の表示結果を普通識別情報可変表示装置(例えばLEDからなる普通図柄表示器)に導出表示する制御を行う普通識別情報可変表示制御手段と、
前記普通識別情報可変表示装置に導出表示された表示結果が所定の表示結果(当りを示すLEDの点灯状態)となったことに基づいて、前記可変入賞装置を有利状態に変化させる制御を行う可変入賞装置制御手段と、
所定の条件(例えば高ベース状態を伴う大当り種別(例えば潜伏確変大当り以外の大当り種別)の大当り遊技状態の終了)が成立したことに基づいて、前記可変入賞装置を有利状態とする割合の低い低ベース状態(通常状態:低ベース状態)から、前記可変入賞装置を有利状態とする割合の高い高ベース状態に制御する高ベース状態制御手段と、を備える遊技機の一例である。
このような遊技機では、例えば、低ベース状態で潜伏確変大当りが発生した場合には、大当り遊技状態終了後に高確率低ベース状態となり、小当りが発生した場合には小当り遊技状態終了後に低確率低ベース状態となるため、遊技者は大入賞口の開放制御終了後に低ベース状態に制御された場合に、潜伏確変大当りが発生したのか(高確率低ベース状態に制御されているのか)又は小当りが発生したのか(低確率低ベース状態に制御されているのか)を把握し難い構成となっている。
また、本実施形態に例示するパチンコ機2は、
遊技領域(たとえば、遊技領域27)に設けられ、遊技媒体が進入し易い第1状態(たとえば、開状態)と該第1状態よりも遊技媒体が進入し難いまたは進入しない第2状態(たとえば、閉状態)とに変化可能な可変入賞球装置(たとえば、大入賞口271を開状態または閉状態に切替える特別可変入賞球装置)を備え、
遊技状態を、通常遊技状態であるときに比べて前記特定遊技状態に制御し易い特別遊技状態(たとえば、確変状態)に制御し、
前記特定遊技状態は、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が第1期間である第1特定遊技状態(たとえば、通常大当り遊技状態、確変大当り遊技状態)と、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が前記第1期間よりも短い第2期間である第2特定遊技状態(たとえば、突確大当り遊技状態)とを含み、
前記第2特定遊技状態が終了したときに遊技状態を前記特別遊技状態に制御し、
前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が前記第2期間である特殊遊技状態(たとえば、小当り遊技状態)に制御し、該特殊遊技状態が終了したときには遊技状態を変化させない。
なお、図柄確定信号、大当り信号、時短信号及び確変信号の出力経路は、本実施形態に示すものに限定されるわけではない。これらの信号は、いずれも主制御基板から出力されるようにしてもよい。例えば、主制御基板に、各々を識別可能な複数種類の識別情報(例えば特別図柄)の可変表示を開始させた後に表示結果を導出表示する可変表示手段(例えば特別図柄表示器)が接続される構成とし、この可変表示手段に予め定められた特定表示結果(大当り図柄)が導出表示されたときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り遊技状態)に制御する。そして、特定遊技状態終了後に、遊技状態を、通常状態又は通常状態よりも可変表示手段の表示結果が特定表示結果となる確率が向上した高確率状態に制御する。そして、主制御基板は、可変表示手段により可変表示が実行される毎に図柄確定信号を出力し、特定遊技状態に制御されている場合には大当り信号を出力し、高確率状態に制御されている場合には確変信号を出力し、高ベース状態に制御されている場合には時短信号を出力するようにする。
このような遊技機において、例えば低確率低ベース状態で潜伏確変大当りが発生した場合には、大当り遊技状態終了後(大入賞口が最長0.5秒で2回開放後)に確変信号はON、時短信号はOFFとなり、同じく低確率低ベース状態で小当りが発生した場合には、小当り遊技状態終了後(大入賞口が最長0.5秒で2回開放後)に確変信号はOFF、時短信号はOFFとなる。そのため信号が入力されるデータ表示装置等の外部装置では、潜伏確変状態(確変信号ON、時短信号OFF)であるか否かを確変信号と時短信号とに基づいて判定可能となっている。
[1−3.データ表示装置の構成]
図4及び図5は、各実施形態に共通するデータ表示装置4の外観構成の一例を示す図である。データ表示装置4は、該パチンコ機2で遊技する遊技者向けに少なくとも該パチンコ機2から出力される情報に基づく遊技情報を表示する第1表示部430と、該パチンコ機2で遊技する遊技者以外の遊技客向けの情報を表示する第2表示部440との2つのディスプレイを有して構成される。
以下の説明では、パチンコ機2で遊技する遊技者を基準として、遊技者に対する手前方向及び奥方向を前後方向、遊技者を基準とする右方向及び左方向を左右方向、遊技者を基準とする上方向及び下方向を上下方向とそれぞれ定義する。
図4(1)及び図4(2)は、データ表示装置4の斜視図である。データ表示装置4の筐体は、正面視で左右方向に横長の矩形形状を有する基体部4Aと、基体部4Aの右端部及び左端部から、それぞれ手前方向に突出するように構成された扉部4Bとを有して構成される。左右の扉部4Bは、その幅が基体部4Aの幅の半分となるようにそれぞれ設計されている。
図4(3)は、液晶表示呼出ランプ装置の正面図である。基体部4Aの前面には、正面視で左右方向に横長の矩形形状を有する第1表示部430が形成されている。第1表示部430は、遊技者に対向する向きに形成されており、パチンコ機2で遊技する遊技者は、遊技位置から第1表示部430を視認することができる。つまり、第1表示部430は、遊技者が遊技する遊技位置から該遊技者が視認可能な方向に向けて形成されている。
図4(4)は、データ表示装置4の右側面図である。扉部4Bの左右の面のうちの片面には、パチンコ機2で遊技する遊技者以外の遊技客向けの情報を表示する第2表示部440が形成されている。第2表示部440は、遊技者から見て右側の扉部4Bについては右面に、遊技者から見て左側の扉部4Bについては左面に形成されている。つまり、第2表示部440は、それぞれの扉部4Bのうちの外側の面に形成されており、遊技者は第2表示部440を遊技位置から視認することはできない。一方で、パチンコ機2を正面視しない遊技者以外の遊技客、例えば、遊技島の端からその遊技島のパチンコ機2を見渡して遊技を開始するパチンコ機2を選んでいるような遊技客は、第2表示部440を視認することができる。
図4(2)に示すように、左右の扉部4Bは、内側に向けて折り畳み収納可能に構成されている。具体的には、左右の扉部4Bは、それぞれヒンジ4Cによって内側に向けて折り畳むことが可能である。左右の扉部4Bの幅はいずれもヒンジ4Cを除いた基体部4Aの幅の半分となるように設計されているため、左右の扉部4Bを閉じると基体部4Aとちょうど重なり合った状態となり、このとき左右の扉部4Bは基体部4Aと平行になり、第1表示部430は左右の扉部4Bで覆われる。このように、左右の扉部4Bを内側に折り畳むことが可能となっているため、データ表示装置4を遊技島に設置する際や遊技島から取り外す際は、左右の扉部4Bを折り畳んだ状態で設置作業や取り外し作業を容易に行うことができる。
また、第2表示部440は、扉部4Bを開いた状態では遊技者が視認できない外側の面に形成されているが、扉部4Bを閉じた状態では、遊技者が第2表示部440を正面から視認可能な状態となる。このように、データ表示装置4は、第1表示部430を遊技者が視認可能であるが第2表示部440を遊技者が視認不能(一方で遊技者以外の遊技客は視認可能)な第1状態(第2表示部440が第1表示部430と垂直になった状態)とすることが可能であるとともに、第1表示部430を遊技者が視認不能であるが第2表示部440を遊技者が視認可能な第2状態(第2表示部440が第1表示部430と平行になった状態)にすることも可能である。
図5は、第2表示部440の詳細構成を示す図である。本実施形態において、第2表示部440は、該第2表示部440の全体を覆う透明なプラスチック蓋Pを着脱可能に構成されている。第2表示部440の表示面は、図4(3)および図5に示すように、扉部4Bを開いた状態でその筐体面よりも突出する(右側の扉部4Bであれば右側に突出し、左側の扉部4Bであれば左側に突出する)ように設けられており、第2表示部440の筐体面と第2表示部440の表示面との間の段差を形成する外向き嵌合段部441が設けられている。図5に示すプラスチック蓋Pは、底板442の外周端縁に周壁443を突設した蓋部材であり、透光性を有するプラスチック材料によって底板442と周壁443とが一体に成形されたトレイ形状を有している。この底板442の周壁443が突設された側の表面と周壁443の端面(トレイ形状の縁面)との間の段差を形成する内向き嵌合段部444が設けられており、この内向き嵌合段部444が外向き嵌合段部441と嵌合されることによって、内向き嵌合段部444の内面が外向き嵌合段部441の外面に係合した状態となり、プラスチック蓋Pと第2表示部440とが一体化される構成となっている。
また、プラスチック蓋Pの底板442と周壁443によって形成される凹部には、各種の情報を遊技客に報知するためのPOP広告445を入れ込むことが可能に構成されている。POP広告445には、例えば、パチンコ機2が設置された店舗の営業に関する情報や、店舗で行われるイベントに関する情報を掲載することができる。図5では、POP広告445の一例として、当日がイベントデーの1つであるレディースデーであることを示すPOP広告445を示している。プラスチック蓋Pの凹部にこのPOP広告445を入れ込んだ状態で、その内向き嵌合段部444を扉部4Bの外向き嵌合段部441と嵌合させると、POP広告445は底板442と第2表示部440の表示面との間に挟まれることにより支持され、第2表示部440の表示画面を覆い隠すようになる。また、プラスチック蓋Pは透光性を有するため、入れ込まれたPOP広告445は、底板442を介して外部から遊技客が視認可能である。対応するデータ表示装置4にレディースデーのPOP広告445が掲げられたパチンコ機2は女性専用台となり、女性のみが遊技をすることができる。
なお、POP広告は上記のイベントデーを告知するものに限らず、例えば、大型液晶呼出ランプ装置4が対応して設置されたパチンコ機2が新台であることを示す新台情報や、該パチンコ機2が4円パチンコや2円パチンコ、1円パチンコであることを示す情報、該パチンコ機2の機種名を示す情報といった各種の情報を掲載することが可能である。
このように第2表示部440にプラスチック蓋Pを取り付け可能とすることで、遊技者以外の遊技客向けの情報を遊技者が視認してしまうことを防止することができる。また、POP広告を介在させてプラスチック蓋Pを取り付けることで、周囲の遊技客は、店舗やパチンコ機2に関する情報を確認することができる。また、このようにPOP広告等によって第2表示部440を覆うことにより、第2表示部440に潜伏確変状態であることが表示されるような場合など、その表示を遊技者にも遊技者以外の遊技客にも見せたくないような場合に、第2表示部の表示自体を視認できないようにすることができる。
ここで、仮に第2表示部440に潜伏確変状態であることを表示させないように設定するためには、ホールコンピュータ6あるいは各データ表示装置4側で、第2表示部440に潜伏確変状態であることを表示させないようにするための設定処理を行うことが必要となる。これに対して、第2表示部440をPOP広告等の覆体により覆うことにより、このような設定処理を要せず、仮に第2表示部440に潜伏確変状態であることが表示される場合であっても、これを遊技者および遊技者以外の遊技客に視認させないようにすることができる。
また、例えばレディースデー等のイベント日において、イベントの対象となる遊技者(例えば女性客)に対してのみ、POP広告等を外して第2表示部440を視認可能とする運用を行うようにしてもよい。さらに、このようなイベントの対象となる遊技者(例えば女性客)が遊技を行う場合には、POP広告等を外した上で扉部4Bを内側に折り畳んだ状態(前述した第2状態)として第2表示部440を遊技者から視認可能とした上で、その第2表示部には、潜伏確変状態の表示を行うようにしてもよい。これによれば、イベント対象者等の特定の遊技者のみが、第2表示部440の表示内容を視認することができるようになる。
図6は、データ表示装置4の機能構成の一例を示す図である。
データ表示装置4は、処理部410と、操作部420と、第1表示部430と、第2表示部440と、音出力部450と、時計部455と、近距離無線通信部460と、第1通信部470と、第2通信部480と、記憶部490とを備えて構成される。
処理部410は、記憶部490に記憶されているシステムプログラム等の各種プログラムに従って、データ表示装置4の各部を統括的に制御する制御装置及び演算装置であり、CPUやDSP等のプロセッサを有して構成される。処理部410は、主要な機能部として、表示設定部411と、第1表示制御部412と、第2表示制御部413とを有する。
操作部420は、第1表示部430と一体的に構成されたタッチパネル421を有する入力手段であり、タッチパネル421に対する操作入力信号を処理部410に出力する。タッチパネル421に対するタップ操作により、店員の呼び出しや、メニューの選択等の各種指示操作がなされる。
第1表示部430は、前述したように基体部4Aに形成されたディスプレイであり、LCD等を有して構成され、第1表示制御部412から出力される表示制御信号に基づいて各種の表示を行う表示装置である。
第2表示部440は、前述したように扉部4Bに形成されたディスプレイであり、LCD等を有して構成され、第2表示制御部413から出力される表示制御信号に基づいて各種の表示を行う表示装置である。
音出力部450は、処理部410から出力される音出力制御信号に基づく各種の音出力を行う音出力装置である。処理部410からは、該データ表示装置4の第1表示部430や第2表示部440に表示させる映像に係る音声等が音出力される。
近距離無線通信部460は、店員が所持する設定用リモコン等の通信装置と無線通信を行う通信装置である。近距離無線通信部460が無線通信を行う方式としては、代表的には赤外線通信を適用することができる。なお、赤外線通信に限らず、例えば、ZigBee(登録商標)やBluetooth(登録商標)といった通信規格に則った近距離無線通信を実現する近距離無線通信モジュールを内蔵させ、これらの通信方式に従って無線通信を行うようにすることも可能である。
時計部455は、データ表示装置4の内部時計であり、例えば、水晶振動子及び発振回路を含む水晶発振器を有して構成される。時計部455の計時時刻(日付を含む。)は処理部410に出力される。時計部455は、計時手段に相当する。
第1通信部470は、パチンコ機2との間で通信を行うための通信装置であり、例えば有線ケーブルを介して通信を行う有線通信モジュールを有して構成される。第1通信部470は、パラレル通信端子を有し、パラレル通信方式に従ってパチンコ機2から遊技信号を受信する。
第2通信部480は、ホールコンピュータ6との間で通信を行うための通信装置であり、例えば有線ケーブルを介して通信を行う有線通信モジュールを有して構成される。第2通信部480は、パラレル通信端子を有し、パラレル通信方式に従ってホールコンピュータ6からデータや信号を受信する。
記憶部490は、ROMやフラッシュROM、RAM等のメモリを有して構成される記憶装置である。記憶部490には、処理部410により読み出され、メイン処理として実行されるメインプログラム491が記憶されている。メインプログラム491は、表示設定処理(図16参照)として実行される表示設定プログラム491aと、表示制御処理(図17参照)として実行される表示制御プログラム491bとをサブルーチンとして含む。
また、記憶部490には、表示パターンテーブル683と、表示用画像データ492と、一斉演出映像データ493と、表示用設定データ691とが記憶される。
表示用画像データ492は、第1表示部430や第2表示部440に表示させる画像のデータである。
一斉演出映像データ493は、パチンコ機2の一斉演出時に第1表示部430に表示させる一斉演出の映像のデータである。
[1−4.ホールコンピュータの機能構成]
図7は、第1実施形態におけるホールコンピュータ6の機能構成の一例を示す図である。ホールコンピュータ6は、CPU610と、入力装置620と、ディスプレイ625と、スピーカ630と、時計装置635と、第1通信部640と、第2通信部650と、ROM670と、ハードディスク680と、RAM690とを備えて構成され、各部がバスを介して接続されるコンピューターシステムである。
CPU610は、ROM670に記憶されているシステムプログラム等の各種プログラムに従って、ホールコンピュータ6の各部を統括的に制御する制御装置及び演算装置である。CPU610は、主要な機能部として、表示内容設定部611と、遊技集計部612とを有する。
入力装置620は、例えばキーボードやマウスを有して構成される入力手段であり、押下されたキーやボタンの信号(操作信号)をCPU610に出力する。この入力装置620からの操作入力により、ハードディスク680に格納された各種データベースのデータの編集等の指示操作がなされる。
ディスプレイ625は、CPU610から出力される表示制御信号に基づいて各種の表示を行う表示装置であり、LCD等を有して構成される。ディスプレイ625には、ハードディスク680に格納された各種データベースのデータの内容等が表示される。
スピーカ630は、CPU610から出力される音出力制御信号に基づく各種の音出力を行う音出力装置である。スピーカ630からは、例えば、注意を促す場合や、異常が発生した場合に、それを管理者に報知する警告音等が音出力される。
時計装置635は、ホールコンピュータ6が備える内部時計であり、例えば、水晶振動子及び発振回路を含む水晶発振器を有して構成される。時計装置635の計時時刻(日付を含む。)はCPU610に出力される。
第1通信部640は、パチンコ機2との間で通信を行うための通信装置であり、例えば有線ケーブルを介して通信を行う有線通信モジュールを有して構成される。第1通信部640は、パチンコ機2から各種の遊技信号を受信する。
第2通信部650は、データ表示装置4との間で通信を行うための通信装置であり、例えば有線ケーブルを介して通信を行う有線通信モジュールを有して構成される。処理部410は、第2通信部650に、表示用設定データ691や、一斉演出表示指示信号をデータ表示装置4に対して送信させる。
ROM670は、読み出し専用の不揮発性の記憶装置であり、ホールコンピュータ6のシステムプログラムや、データ表示装置4の表示内容の設定や、パチンコ機2の遊技情報の集計といった各種の機能を実現するためのプログラムを記憶している。本実施形態において、ROM670には、CPU610によって読み出され、管理処理(図14及び図15参照)として実行される管理プログラム671が記憶されている。管理プログラム671は、表示内容設定処理(図14参照)として実行される表示内容設定プログラム671aをサブルーチンとして含む。
なお、ホールコンピュータ61Aが記憶装置としてROM670を備えないような構成とすることも可能であり、この場合は、上記の各種プログラムを、ハードディスク680に記憶させておけばよい。
ハードディスク680は、読み書き可能な不揮発性の記憶装置であり、データ表示装置4の表示設定に係る各種のデータや、パチンコ機2での遊技に係る各種のデータベースを記憶する。具体的には、表示用テーブル681と、一斉演出時表示用テーブル682と、表示パターンテーブル683と、遊技集計データベース684とが記憶される。
表示用テーブル681は、データ表示装置4の表示設定に係るテーブルであり、そのテーブル構成の一例を図8に示す。表示用テーブル681には、パチンコ機IDと、機種名と、表示種別と、表示内容とが対応付けて記憶されている。
パチンコ機IDは、各パチンコ機2をユニークに識別するための番号であり、各パチンコ機2に個別に割り当てられている。
機種名は、該パチンコ機IDのパチンコ機2の機種名である。
表示種別は、データ表示装置4の表示の種別であり、本実施形態では「通常」と「一斉演出」との2種類が定められている。
表示内容は、データ表示装置4の表示部に表示させる表示内容であり、第1表示部430の表示内容と、第2表示部440の表示内容とがそれぞれ定められている。
具体的には、パチンコ機IDがP1〜P20のパチンコ機2は、その機種名が「パチンコXXX」である。そして、通常時における第1表示部430の表示内容として、(1)パチンコ機機種名、(2)スタート回数、(3)大当り回数、(4)確変大当り回数、(5)通常大当り回数、(6)前日大当り回数、(7)前々日大当り回数、(8)大当り履歴グラフ、(9)バージョン情報が定められている。
また、一斉演出時の第1表示部430の表示内容としては、(1)大当りランニング演出、(2)パチンコ機2特別映像、(3)特別キャラクタ映像、が定められている。
(1)大当りランニング演出は、同機種のパチンコ機2の中に大当りしたパチンコ機2が存在する場合に、同機種の全てのパチンコ機2に対応して設けられたデータ表示装置4の第1表示部430に大当りを祝う特別映像を表示させる演出である。ランニング演出は、遊技島の端から端までデータ表示装置4に一定の時間差で大当り映像を表示させることにより実現する。
(2)パチンコ機2特別映像は、該機種のパチンコ機2のプロモーション映像であり、同機種の全てのパチンコ機2に対応して設けられたデータ表示装置4の第1表示部430に一斉演出表示させる。
(3)特別キャラクタ映像は、該機種のパチンコ機2の隠れキャラクタやマスコットキャラクタの映像であり、同機種の全てのパチンコ機2に対応して設けられたデータ表示装置4の第1表示部430に一斉演出表示させる。
また、通常時の第2表示部440の表示内容としては、(1)空き台情報、(2)大当り情報、(3)潜伏確変情報、(4)時短情報、が定められている。
(1)空き台情報は、該パチンコ機2が現在空き台であることを示す情報である。パチンコ機2が空き台であるかどうかは、例えば、該パチンコ機2から一定時間以上遊技信号の受信がない場合(例えば、アウト信号やセーフ信号の受信がない場合)に、空き台であると判定することができる。
また、一般的に、パチンコ機2には、会員カードやビジターカードを受け付けてカード情報を処理するカードユニットが併設されるが、このカードユニットからのカード排出信号や、カードに記録されているプリペイド残額、持玉数等の情報に基づいて、該パチンコ機2が空き台であるか否かを判定することも可能である。また、パチンコ機2からの信号とカードユニットからの信号とを併用して、該パチンコ機2が空き台であるか否かを判定するようにしてもよい。この場合は、空き台判定をより確実に行うことができる。
なお、パチンコ機2から一定時間以上遊技信号を受信しない場合であっても、遊技者が席を確保した上で、トイレ休憩等の理由で離席している可能性がある。そこで、遊技者が着座していないパチンコ機2については店員が見回りをし、その台が空き台であるかどうかを確認するようにしてもよい。空き台である場合には、店員が手元の設定用リモコンを用いてデータ表示装置4に空き台であることを表示させるように設定を行うなどすればよい。
(2)大当り情報は、該パチンコ機2が大当り中であることを示す情報である。パチンコ機2から大当り信号を受信している間は、該パチンコ機2が大当り中であると判定することができる。
(3)潜伏確変情報は、該パチンコ機2が現在潜伏確変状態であることを示す情報である。潜伏確変中は、確変状態が潜伏しており、抽選が確変確率で行われるため、遊技者はそのまま遊技を継続することで、大当りする可能性が高い。
(4)時短情報は、該パチンコ機2が現在時短状態であることを示す情報である。時短中は、遊技者は予め定められた回転数(例えば30回転)だけ電サポ状態で回転させることができるが、抽選は通常確率で行われるため、大当りする可能性は通常時と変わらない。
また、一斉演出時の第2表示部440の表示内容としては、(1)店舗宣伝情報、(2)新台入替情報、(3)店舗イベント情報、が定められている。
(1)店舗宣伝情報は、該店舗の営業時間や設置しているパチンコ機2の機種名、サービス内容等を示す情報である。
(2)新台入替情報は、新台として導入したパチンコ機2を示す情報や、次回の新台入替の日時を告知するための情報である。
(3)店舗イベント情報は、該店舗で実施されるイベントに関する情報である。例えば、レディースデーやシルバーデーといった情報がこれに含まれる。
表示用テーブル681では、第2表示部440の表示内容として、パチンコ機2から出力される情報に基づく遊技情報が定められている。具体的には、通常時における第2表示部440の表示内容として定められた(1)空き台情報、(2)大当り情報、(3)潜伏確変情報、(4)時短情報は、パチンコ機2から出力される遊技信号に基づいて特定可能な情報である。従って、ホールコンピュータ6の表示内容設定部は、パチンコ機2から出力される情報に基づく遊技情報を第2表示部440の表示内容として設定することができる。これにより、遊技者以外の遊技客に対して遊技情報を視認可能とすることができる。例えば、遊技情報が潜伏確変状態の識別である場合は、遊技者に潜伏確変中であることを知られることなく、遊技者以外の遊技客に対して潜伏確変中であることを報知することが可能となる。
また、表示用テーブル681では、第2表示部440に表示させる情報として、第1表示部430に表示させる情報よりも少ない情報が定められている。これにより、ホールコンピュータ6の表示内容設定部は、第1表示部430に表示させる情報よりも少ない情報を第2表示部440に表示させるように表示内容を設定することになる。これによれば、遊技者以外の遊技客に対して適切な情報量で情報を視認させることができる。第2表示部440に表示させるのは、遊技者以外の遊技客向けの情報であるため、遊技者が遊技中に確認する第1表示部430に表示させる情報と比べて、少ない情報でよい。遊技客が遊技島全体を見て回る場合には、それほど細かい内容を通常見ないので、それで十分なケースが多いと考えられる。
上記の表示用テーブル681には、データ表示装置4の表示部に表示させる表示内容が定められており、処理部610は、この表示用テーブル681を用いて表示用設定データ691を作成することで、データ表示装置4の表示部の表示内容を設定する。従って、ホールコンピュータ6は、データ表示装置4の表示内容を設定する表示内容設定手段を有する。
一斉演出時表示用テーブル682は、一斉演出時におけるデータ表示装置4の表示設定に係るテーブルであり、そのテーブル構成の一例を図9に示す。一斉演出時表示用テーブル682には、機種名と、一斉演出種別と、一斉演出表示条件と、一斉演出映像データ493とが対応付けて定められている。
一斉演出種別は、表示用テーブル681の表示種別「一斉演出」に定められている各種の表示内容である。
一斉演出表示条件は、一斉演出を第1表示部430に表示させるための条件である。
一斉演出映像データ493は、一斉演出表示条件が成立した場合に、第1表示部430に表示させる映像のデータである。
例えば、機種名「パチンコXXX」に対しては、一斉演出種別として「大当りランニング演出」と、「パチンコ機特別映像」と、「特別キャラクタ映像」とが定められている。「大当りランニング演出」の一斉演出表示条件は、「同機種のパチンコ機の中に大当りしたパチンコ機があること」であり、この場合に第1表示部430に表示させる一斉演出映像は「Movie_XXX1」である。
「パチンコ機特別映像」の一斉演出表示条件は、「第1の規定時間が経過する毎」であり、この場合に第1表示部430に表示させる一斉演出映像は「Movie_XXX2」である。第1の規定時間は適宜設定可能であり、例えば3時間とすることができる。
「特別キャラクタ映像」の一斉演出表示条件は、「第2の規定時間が経過する毎」であり、この場合に第1表示部430に表示させる一斉演出映像は「Movie_XXX3」である。第2の規定時間は適宜設定可能であり、例えば2時間とすることができる。
なお、機種名「パチンコYYY」についても、図面に示したように、複数の一斉演出に係るデータが定められている。
上記の一斉演出時表示用テーブル682には、データ表示装置4の表示部の表示内容の他に表示条件も定められており、処理部610は、この一斉演出時表示用テーブル682を用いて表示用設定データ691を作成することで、データ表示装置4の表示内容や表示条件を設定する。従って、ホールコンピュータ6は、表示内容設定手段の他、データ表示装置4の表示条件を設定する表示条件設定手段も有する。
表示パターンテーブル683は、データ表示装置4の第1表示部430及び第2表示部440に表示させる情報の表示パターンを定めたテーブルであり、第1表示部表示パターンテーブル683aと、第2表示部表示パターンテーブル683bとがこれに含まれる。
図10は、第1表示部表示パターンテーブル683aのテーブル構成の一例であり、表示種別と、表示パターンと、第1表示部430の表示態様とが対応付けて定められている。表示種別には、前述したように「通常」と「一斉演出」の2種類が定められている。
表示種別「通常」の表示パターンには、「パターンA、パターンB、パターンC、パターンD、・・・」が定められている。そして、例えば「パターンA」には、第1表示部430の表示態様として、第1表示窓に「機種名」、第2表示窓に「大当り回数」、第3表示窓に「スタート回数」を表示させることが定められている。
表示種別「一斉演出」の表示パターンには、「パターンa、パターンb、パターンc、パターンd、・・・」が定められている。そして、例えば「パターンa」には、第1表示部430の表示態様として、「全画面に大当りランニング映像を表示させること」が定めれている。
図11は、第2表示部表示パターンテーブル683bのテーブル構成の一例であり、第1表示部表示パターンテーブル683aと同様に、表示種別と、表示パターンと、第2表示部440の表示態様とが対応付けて定められている。表示種別には、前述したように「通常」と「一斉演出」の2種類が定められている。
表示種別「通常」の表示パターンには、「パターンI、パターンII、パターンIII、パターンIV、・・・」が定められている。そして、例えば「パターンI」には、第2表示部440の表示態様として、「全画面に空き台情報を表示させること」が定められている。
表示種別「一斉演出」の表示パターンには、「パターンi、パターンii、パターンiii、・・・」が定められている。そして、例えば「パターンi」には、第2表示部440の表示態様として、「全画面に店舗宣伝情報を表示させること」が定められている。
上記の表示パターンテーブル683には、データ表示装置4の表示部にどのような表示対象でデータを表示させるかが定められており、処理部610は、この表示パターンテーブル683を用いて表示用設定データ691を作成することで、データ表示装置4の表示態様を設定する。従って、ホールコンピュータ6は、表示内容設定手段や表示条件設定手段の他、データ表示装置4の表示態様を設定する表示態様設定手段を有する。
表示用設定データ691は、処理部410が、上述した表示用テーブル681、一斉演出時表示用テーブル682及び表示パターンテーブル683に基づいて各データ表示装置4について作成する表示用の設定データであり、そのデータ構成の一例を図13に示す。表示用設定データ691には、パチンコ機IDと、機種名と、設定データと、一斉演出時設定データとが対応づけて記憶される。
設定データには、表示種別と、表示内容と、表示パターンとが対応づけて記憶される。
表示内容及び表示パターンは、第1表示部430及び第2表示部440の表示内容及び表示パターンをそれぞれ含む。
一斉演出時設定データには、一斉演出種別と、一斉演出表示条件と、一斉演出映像データ493とが対応付けて記憶される。
遊技集計データベース684は、管理パチンコ機2における遊技に関連するデータが記憶されたデータベースであり、そのデータ構成の一例を図12に示す。
遊技集計データベース684には、管理パチンコ機2別に遊技集計データが記憶される。各遊技集計データには、管理パチンコ機2の識別情報であるパチンコ機IDと、機種名と、発生回数データと、平均大当り回数データとが対応付けて記憶される。
発生回数データには、日付と、スタート回数と、アウトと、セーフと、大当り回数と、小当り回数とが対応付けて記憶される。大当り回数には、通常大当り回数と、確変大当り回数と、潜伏確変回数と、時短回数とが含まれる。小当り回数には、高ベース状態中の回数と、低ベース状態中の回数とが含まれる。なお、図示は省略しているが、パチンコ機2の機種によっては突確大当りが存在する機種があるため、これらの発生回数も発生回数データに記憶させるようにするとよい。
平均大当り回数データには、通常大当りの発生回数の平均値と、確変大当りの発生回数の平均値とが記憶される。
なお、ホールコンピュータ6が集計するデータは、上記のデータに限られるわけではない。ホールコンピュータ6は、パチンコ機2毎に、店舗の損益に係るデータも集計・管理している。例えば、割数(機械割数や景品割数)や出玉率、客滞率、売上玉、景品玉、景品金額、玉粗利といったデータも集計しており、これらのデータもハードディスク680にデータベース化して記憶される。
RAM690は、読み書き可能なメモリであり、本実施形態では各データ表示装置4に対する表示内容を定めた表示用設定データ691が記憶される。
図13は、表示用設定データ691のデータ構成の一例を示す図である。
表示用設定データ691には、表示用設定データ691には、パチンコ機IDと、機種名と、表示内容データと、一斉演出時データとが記憶される。
表示内容データは、通常時と一斉演出時とで表示内容及び表示パターンがそれぞれ定められたデータであり、表示用テーブル681に基づいて作成される。
一斉演出時データは、一斉演出時における一斉演出種別、一斉演出表示条件及び一斉演出映像データ493が定められたデータであり、一斉演出時表示用テーブル682に基づいて作成される。
[1−5.処理の流れ]
(1)ホールコンピュータの処理
図14及び図15は、ホールコンピュータ6の処理部610がROM670に記憶されている管理プログラム671に従って実行する管理処理の流れを示すフローチャートである。
処理部610は、各データ表示装置4についてループAの処理を行う(A1〜A5)。ループAは、各データ表示装置4に対して順番に又は並列的にA3の処理を行うことを意味する。
ループAの処理では、表示内容設定部611は、該データ表示装置4について表示内容設定処理を行う(A3)。具体的には、ハードディスク680に記憶されている表示用テーブル681、一斉演出時表示用テーブル682及び表示パターンテーブル683を用いて、該データ表示装置4の表示用設定データ691を作成し、RAM690に記憶させる(A5)。次いで、該管理パチンコ機2に対応して設けられたデータ表示装置4との間の接続確認を行い(A7)、接続確認がとれたならば、作成した表示用設定データ691を該データ表示装置4に送信する(A9)。そして、次のデータ表示装置4へと処理を移行する。
全ての次のデータ表示装置4に対するループAの処理を終了したならば(A11)、処理部610は、各パチンコ機2から遊技信号を受信する(A13)。そして、受信した遊技信号に基づいて、処理部610は、該パチンコ機2の遊技集計データを更新し、ハードディスク680の遊技集計データベース684に記憶させる(A15)。
次いで、処理部610は、大当りランニング演出の表示条件が成立したか否かを判定し(A17)、成立したと判定したならば(A17;Yes)、大当りランニング演出表示指示信号を各データ表示装置4に送信する(A19)。この際、所定の時間差をもってデータ表示装置4に大当りランニング演出を行わせるように、各データ表示装置4に対して上記の時間差に相当する遅延時間分の遅延をかけた大当りランニング演出表示指示信号を送信する。
また、大当りランニング演出の表示条件が成立しなかったと判定したならば(A17;No)、処理部610は、その他の一斉演出表示条件が成立したか否かを判定し(A21)、成立したと判定したならば(A21;Yes)、成立した一斉演出表示条件に対応する一斉演出映像の表示指示信号を各データ表示装置4に送信する(A23)。
次いで、処理部610は、一斉演出の終了タイミングであるか否かを判定し(A25)、終了タイミングであると判定したならば(A25;Yes)、一斉演出表示終了指示信号を各データ表示装置4に送信する(A27)。
その後、処理部610は、処理を終了するか否かを判定する(A29)。例えば、店舗の営業終了時にホールコンピュータ6の電源を切断する場合に、処理を終了すると判定する。処理を継続すると判定したならば(A29;No)、処理部610は、A13へと処理を戻す。また、処理を終了すると判定したならば(A29;Yes)、管理処理を終了する。
(2)データ表示装置の処理
図16は、データ表示装置4の処理部410が記憶部490に記憶されている表示設定プログラム491aに従って実行する表示設定処理の流れを示すフローチャートである。
表示設定部411は、ホールコンピュータ6との通信を確立する(B1)。そして、表示設定部411は、該データ表示装置4の表示用設定データ691の送信をホールコンピュータ6に要求する(B3)。
次いで、表示設定部411は、ホールコンピュータ6から第2通信部を介して表示用設定データ691を受信し、記憶部490に記憶させる(B5)。そして、受信した表示用設定データ691に基づいて第1表示部430及び第2表示部440の初期表示設定を行う(B7)。初期表示設定を行ったならば、第1表示制御部412及び第2表示制御部413が、記憶部490に記憶されている表示制御プログラム491bに従って表示制御処理の実行を開始する(B9)。そして、表示設定部411は、表示設定処理を終了する。
図17は、表示制御処理の流れを示すフローチャートである。
第1表示制御部412は、第1表示部430の表示条件を更新するか否かを判定し(C1)、更新すると判定したならば(C1;Yes)、第1表示部430の表示を更新する制御を行う(C3)。具体的には、パチンコ機2から受信した遊技信号に基づいて、第1表示部430に表示させている大当り回数や、スタート回数等の表示情報を更新する。なお、小当り回数を表示させてもよい。また、高ベース状態の小当り回数と低ベース状態の小当り回数とを表示させてもよい。
次いで、第2表示制御部413は、第2表示部440の表示情報を更新するか否かを判定し(C5)、更新すると判定したならば(C5;Yes)、第2表示部440の表示を更新する制御を行う(C7)。具体的には、パチンコ機2から受信した遊技信号に基づいて、第2表示部440に表示させている空き台情報や大当り情報、潜伏確変情報、時短情報の表示を更新する。
次いで、第1表示制御部412は、ホールコンピュータ6から一斉演出表示指示信号を受信したか否かを判定し(C9)、受信したと判定したならば(C9;Yes)、大当りランニング演出の実行指示がなされたか否かを判定する(C11)。そして、なされたと判定したならば(C11;Yes)、表示用設定データ691に基づいて、大当りランニング映像を第1表示部430に表示させる制御を行う(C13)。上記のように、ホールコンピュータ6から出力されるランニング演出用の表示指示信号には、所定の時間差に相当する遅延時間分の遅延がかけられている。これにより、各データ表示装置4は、第1表示部430に上記の時間差をもって大当りランニング映像を表示させることになり、これにより大当りランニング演出が実現される。
一方、大当りランニング演出の実行指示がなされなかったと判定したならば(C11;No)、第1表示制御部412は、一斉演出表示指示信号に含まれる一斉演出表示条件に応じた一斉演出映像を第1表示部430に表示させる制御を行う(C15)。
次いで、第1表示制御部412は、一斉演出表示を終了するか否かを判定し(C17)、終了すると判定したならば(C17;Yes)、第1表示部430の一斉演出表示を終了させる制御を行う(C19)。
その後、処理部410は、処理を終了するか否かを判定し(C21)、処理を継続すると判定したならば(C21;No)、C1に処理を戻す。一方、処理を終了すると判定したならば(C21;Yes)、表示制御処理を終了する。
一方、C9においてホールコンピュータ6から一斉演出表示指示信号を受信しなかったと判定したならば(C9;No)、第1表示制御部412は、バージョン情報の表示タイミングであるか否かを判定する(C23)。バージョン情報の表示タイミングは、所定時間が経過する毎のタイミングとしてもよいし、遊技者や遊技客により第1表示部430に表示されたバージョン情報表示アイコンがタップされたことを検知したタイミングとしてもよい。また、バージョン情報の表示を一斉演出表示に含めることとし、パチンコ機2の一斉演出と同期して、バージョン情報の一斉演出表示を行わせるようにしてもよい。
バージョン情報の表示タイミングであると判定したならば(C23;Yes)、第1表示制御部412は、該データ表示装置4に対応して設けられたパチンコ機2のバージョン情報を第1表示部430に表示させる制御を行う(C25)。
次いで、第1表示制御部412は、バージョン情報の表示終了タイミングであるか否かを判定し(C27)、表示終了タイミングであると判定したならば(C27;Yes)、第1表示部430のバージョン情報の表示を終了させる制御を行う(C29)。そして、表示制御部は、C21へと処理を移す。
[1−6.表示画面例]
図18(1)は、第1表示部430の表示画面の一例を示す図である。第1表示部430の上部には、該データ表示装置4に対応して設けられたパチンコ機2の機種名が表示されている。その下には、大当り回数と、スタート回数と、確変大当り回数と、通常大当り回数と、前日大当り回数と、前々日大当り回数と、大当り履歴グラフとが、それぞれ個別に設けられた表示窓内に表示されている。
また、第1表示部430の下部には、呼出アイコンとメニューアイコンとバージョン情報アイコンとが表示されている。遊技者は、呼出アイコンを指でタップすることにより、店員を呼び出すことができる。また、遊技者は、メニューアイコンを指でタップすることにより、メニュー選択を行うことができる。メニューアイコンを指でタップすると、メニュー選択画面(不図示)に表示が切り替わり、過去のデータの表示や、各種のサービス(ワゴンサービスやおしぼり、食事休憩等)の提供を選択することができる。また、遊技者は、バージョン情報アイコンをタップすることで、第1表示部430にパチンコ機2のバージョン情報を表示させることができる。
図18(2)は、第2表示部440の表示画面の一例を示す図である。第2表示部440には、該パチンコ機2が空き台であることを示す空き台情報が表示されている。具体的には、画面中央部に「空き台(客待ち中)」というメッセージとともに、「今なら遊技できます」というメッセージが表示されている。このメッセージにより、遊技客は、該パチンコ機2が現在空き台であり、遊技可能であることを知ることができる。
図18(3)は、第2表示部440の表示画面の別例を示す図である。第2表示部440には、該パチンコ機2が大当り中であることを示す大当り情報が表示されている。具体的には、画面中央部に炎が表示されており、その中に該パチンコ機2が大当り中であることを示す「大当り中」のメッセージが表示されている。このメッセージにより、遊技客は、該パチンコ機2が現在大当り中であることを知ることができる。
図19(1)は、第2表示部440の表示画面の別例を示す図である。第2表示部440には、画面中央部に該パチンコ機2が潜伏確変中であることを示す潜伏確変情報が表示されている。具体的には、画面中央部にギザギザ形状の吹き出しが表示されており、その中に「潜伏確変中」のメッセージが表示されている。また、画面下部には「今がチャンス!!」のメッセージが表示されている。
第2表示部440は遊技者の遊技位置からは視認できないため、遊技者は潜伏確変中であることを知ることはできない。一方、遊技客は、第2表示部440に目を向けることで、該パチンコ機2が潜伏確変中であることを知ることができる。つまり、観覧している遊技客はその台がチャンス状態であることを知っているが、遊技者はチャンス状態であることを知らずに遊技を続けことになる。また、仮に潜伏確変中であることを知らずに遊技者が遊技をやめて離席した場合、周囲の遊技客は、その台がチャンス状態であることを知っているため、その台に座って遊技を行うことで大当りを期待することができる。これにより、従来の呼出ランプ装置では実現することのできない新たな興趣を生み出すことができる。
図19(2)は、第2表示部440の表示画面の別例を示す図である。第2表示部440には、画面中央部に該パチンコ機2が時短中であることを示す時短情報が表示されている。具体的には、画面中央部に雲状の吹き出しが表示されており、その中に「時短中」のメッセージが表示されている。また、画面下部には「残念。次に期待を」のメッセージが表示されている。
第2表示部440は遊技者の遊技位置からは視認できないため、遊技者は時短中であることを知ることはできない。一方、観覧している遊技客は、第2表示部440に目を向けることで、該パチンコ機2が時短中であり、大当りする可能性が低いことを知ることができる。
図20は、第1表示部430の表示画面の一例を示す図である。図20では、一斉演出表示として、各パチンコ機2に対応して設けられたデータ表示装置4の第1表示部430に、大当りしたパチンコ機2が存在することを示す「大当りランニング演出映像」が表示されている。具体的には、同機種が設置された遊技島のデータ表示装置4の第1表示部430に、順番に大当り中のパチンコ機2が存在することを示す大当り演出がランニング表示されている。このような大当りランニング演出表示を行うことで、大当りした遊技者は優越感に浸ることができるとともに、未だ大当りしていない遊技者のモチベーションを向上させることができる。
図21は、第1表示部430の表示画面の別例を示す図である。第1表示部430には、一斉演出表示として、各パチンコ機2に対応して設けられたデータ表示装置4の第1表示部430に、バージョン情報が表示されている。具体的には、パチンコ機2の機種名や、第何弾であるかを示す情報、パチンコ機2のスペック(通常時の大当り確率)、確変突入率、継続率といった情報がバージョン情報として表示されている。このようなバージョン情報表示を行うことで、遊技者はパチンコ機2のバージョン情報を確認することができる。これは、初めて遊技する遊技者に特に有用である。
[1−7.遊技機からの大当り信号の出力]
パチンコ機2からは、前述した大当り信号として、大当り信号1と大当り信号2とが出力される。大当り信号1は、通常大当り、確変大当りおよび突確大当りのときに出力される信号である。大当り信号2は、通常大当り、確変大当りおよび突確大当りに加えて、小当りのときに出力される信号である。
図22は、大当り2信号の出力を示すタイミングチャートである。図22(A)は、通常大当りおよび確変大当りの場合のタイミングチャートである。図22(B)は、低ベース中(時短状態中)の小当りの場合のタイミングチャートである。図22(C)は、高ベース中(時短状態中)の小当りの場合のタイミングチャートである。
図22(A)を参照して、通常大当りまたは確変大当りとなる場合、演出図柄の変動表示が導出表示された後(変動表示のタイミングチャート参照)、図柄確定時間(本実施の形態では0.5秒)が経過すると、図柄確定時間がタイムアウトしたと判定される。そして、通常大当りまたは確変大当りであれば、大当りフラグがセットされていると判定され、特別図柄のプロセスの進行に関する特別図柄プロセス処理において実行される処理が初回の大入賞口開放前の処理に移行する。これにより、特別図柄のプロセスの進行を示す特別図柄プロセスフラグの値が大当り状態中であることを示す値であると判定され、大当り2信号の出力が開始される(大当り2信号のタイミングチャート参照)。
その後、役連作動ゲートを遊技球が通過したことが検出されることで(役連作動ゲートのタイミングチャート参照)、大入賞口271の扉である特別可変入賞球装置の開放が開始される(特別可変入賞球装置のタイミングチャート参照)。そして、所定ラウンド数(本実施の形態においては15ラウンド)、特別可変入賞球装置が開放された後、大当りのラウンドが終了したと判定され(特別可変入賞球装置のタイミングチャート参照)、大当り終了表示の時間が経過したと判定されると(大当り2信号のタイミングチャート参照)、特別図柄プロセス処理において実行される処理が、演出図柄の変動表示の開始を待機する特別図柄通常処理に移行する。これにより、特別図柄プロセスフラグの値が大当り状態中でも小当り状態中でもない値であると判定され、大当り2信号の出力が停止する(大当り2信号のタイミングチャート参照)。
図22(B)を参照して、低ベース状態において小当りとなる場合、演出図柄の変動表示が導出表示された後(変動表示のタイミングチャート参照)、図柄確定時間(本実施の形態では0.5秒)が経過すると、図柄確定時間がタイムアウトしたと判定される。そして、小当りであれば、小当りフラグがセットされていると判定され、実行される処理が小当りの開放前の処理に移行する。これにより、特別図柄プロセスフラグの値が小当り状態中であることを示す値であると判定され、大当り2信号の出力が開始される(大当り2信号のタイミングチャート参照)。
その後、図柄各弊時間が経過して小当り開放前処理に移行して大当り2信号の出力が開始されるとともに、特別可変入賞球装置の開放が開始される(特別可変入賞球装置のタイミングチャート参照)。そして、所定ラウンド数(本実施の形態においては2ラウンド)、特別可変入賞球装置が開放された後、小当りのラウンドが終了したと判定され(特別可変入賞球装置のタイミングチャート参照)、小当り終了表示の時間が経過したと判定されると(大当り2信号のタイミングチャート参照)、実行される処理が特別図柄通常処理に移行する。これにより、特別図柄プロセスフラグの値が大当り状態中でも小当り状態中でもない値であると判定され、大当り2信号の出力が停止する(大当り2信号のタイミングチャート参照)。
なお、小当りにおいては、ラウンド数の概念はないようにしてもよい。この場合、小当りが開始され、特別可変入賞球装置の開放が開始され、特別可変入賞球装置が所定回数、開放された後、小当りが終了するようにしてもよい。
図22(C)を参照して、高ベース状態において小当りとなる場合も、図22(B)で示した低ベース状態において小当りとなる場合と同様、大当り2信号が出力される。ただし、低ベース状態においては、小当り終了表示時間が12.3秒に設定されているのに対し、高ベース状態においては、保留記憶の消化を早めるため、小当り終了表示時間が1.1秒に設定されている。このため、低ベース状態においては、特別可変入賞球装置が閉鎖されてから、高ベース状態よりも長い期間、継続して大当り2信号が出力される。また、大当り1信号は小当り状態のときは出力されない。これにより、高ベース状態および低ベース状態のいずれにおいて小当り状態が発生したか否かを、外部で適切に認識することができる。
本実施の形態においては、前述したように、低ベース状態において、小当りが発生した場合には、小当りが終了したのか突確大当りが終了したのかを遊技者に分かり難くし、小当りではなく突確大当りが終了して、確変状態に移行しているかも知れないといった期待感を遊技者に与えることができるようにするために、低ベース状態において突確大当りとなった場合と共通の大当り終了画面を比較的長め(ここでは、12.3秒)の期間、表示させるようにした。
また、前述したように、高ベース状態においては、突確大当りが発生した場合も、小当りが発生した場合も、いずれも高ベース状態が維持されるので、突確大当りおよび小当りの終了時には遊技者に期待感を抱かせる必要がないために、共通の大当り終了画面を、低ベース状態の場合よりも短め(ここでは、1.1秒)の期間、表示させるようにした。
また、大当り2信号の出力期間は、小当りの場合、小当り開放処理に移行してから小当り終了処理が終了して特別図柄通常処理に移行するまでの期間であり、突確大当りの場合、初回大入賞口開放前処理に移行してから大当り終了処理が終了して特別図柄通常処理に移行するまでの期間である。このため、大当り2信号の出力期間は、高ベース状態の場合も、低ベース状態の場合も、小当り終了表示時間および大当り終了表示時間(高ベースでは1.1秒、低ベースでは12.3秒)よりも長い。
図22(B),図22(C)で示す小当りの場合と同様、突確大当りの場合は、大当り終了表示時間は、低ベースの場合、12.3秒に設定され、高ベースの場合、1.1秒に設定される。演出制御部216は、小当り/突確大当り終了指定コマンドを受信すると、低ベースであれば、12.3秒以内で実行可能な演出を実行し、高ベースであれば、1.1秒以内で実行可能な演出を実行する。
このように、可変表示が行なわれる頻度が高まる高頻度状態(たとえば、高ベース状態)において前記特殊遊技状態に制御されたときと前記高頻度状態よりも可変表示が行なわれる頻度が低い低頻度状態(たとえば、低ベース状態)において前記特殊遊技状態に制御されたときとを特定可能なように特殊遊技状態情報(たとえば、大当り2信号。小当り遊技状態の発生と発生時のベース状態とを別の信号で出力してもよい。)を外部に出力し、
前記高頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときと前記低頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときとで、前記特殊遊技状態に制御された後に可変表示が開始されるまでの時間が異なる。
(1) 前述したように、図22などで説明したように、遊技者にとって有利な有利遊技状態(高ベース状態)において小当り状態に制御されたときと、有利遊技状態よりも不利な不利遊技状態(低ベース状態)において小当り状態に制御されたときとで、特別可変入賞球装置が開放状態から閉鎖状態に変化してからの期間が異なるように大当り2信号を出力するようにした。
これにより、小当り状態に制御されているときに大当り2信号を遊技機の外部に適切に出力することができる。その結果、小当り状態に制御されていることををパチンコ機2の外部で適切に認識することができる。
なお、前述した実施の形態においては、小当り状態において出力される大当り2信号が、低ベース状態の方が高ベース状態よりも長く出力されるようにした。しかし、これに限定されず、異なる時間、出力されればよく、高ベース状態の方が低ベース状態よりも長く出力されるようにしてもよい。
また、高ベース状態(有利遊技状態)と低ベース状態(不利遊技状態)とで大当り2信号の出力を停止するタイミングを異ならせるようにした。しかし、有利遊技状態と不利遊技状態との組合せは、高ベース状態と低ベース状態との組合せに限定されず、高確率状態と低確率状態との組合せであってもよいし、時短状態と非時短状態との組合せであってもよい。なお、時短状態は前述したように高ベース状態と開始条件および終了条件が同じであるので、時短状態と非時短状態との組合せの場合は、高ベース状態と低ベース状態との組合せの場合と同様のタイミングで、大当り2信号の出力を停止させるようにする。
(2) 有利遊技状態は不利遊技状態よりも大当り2信号が出力される契機が発生し易い状態であり、図22などで説明したように、有利遊技状態において小当り状態に制御されたときの方が、不利遊技状態において小当り状態に制御されたときよりも、大当り2信号の出力期間が短い。
有利遊技状態においては、大当り2信号が出力される契機が発生し易いので、小当り状態に制御される間隔が短くなる。これにより、小当り状態に制御されているときに大当り2信号が出力される契機が発生し易い有利遊技状態においては、小当り状態に制御されているときの大当り2信号が出力される期間が短くされる。その結果、小当り状態に制御されているときに出力される大当り2信号が、次の小当り状態に制御されているときに出力される大当り2信号が出力されるタイミングまで継続してしまうことを抑制できる。
(3) 遊技領域27に設けられる役連作動ゲートをさらに備え、役連作動ゲートに遊技球が進入したことに基づいて、突確大当りに制御される一方、役連作動ゲートに遊技球が進入したことには基づかず、小当り状態に制御される。
これにより、遊技が単調とならない。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。また、特定遊技状態に制御される契機として役連作動ゲートに遊技球が進入させるか否かを打ち分けることで、遊技者が、能動的に、突確大当りであるか小当りであるかを見分けることができる。
なお、役連作動ゲートを備えない場合であっても、上述の(1)で説明した効果と同様の、小当り状態の大当り2信号を遊技機の外部に適切に出力することができる結果、小当り状態などの特定遊技状態をパチンコ機2の外部で適切に認識することができるといった効果が奏される。
(4) 前述した実施の形態においては、大当り2信号の出力が開始されるタイミングは、大当りでも小当りでも同じであることとした。しかし、当該タイミングを異ならせるようにしてもよい。
(5) 前述した実施の形態においては、特別図柄プロセスフラグの値が初回大入賞口開放前処理を示す値または小当り開放前処理示す値に移行してから、大当り2信号が出力が開始されるようにした。しかし、これに限定されず、他のタイミングで大当り2信号の出力が開始されるようにしてもよい。他のタイミングとしては、たとえば、大当り表示時間や小当り表示時間が開始したタイミングまたは経過したタイミングであってもよいし、大入賞口の特別可変入賞球装置が開放されたタイミングであってもよいし、役連作動ゲートの無効期間でないときに役連作動ゲートを遊技球が通過したタイミングであってもよいし、大当り終了表示時間や小当り終了表示時間が経過したタイミングであってもよいし、これらのタイミングの所定時間前や所定時間後であってもよい。
また、特別図柄プロセスフラグの値に基づいて大当り2信号の出力が停止されるようにした。つまり、特別図柄プロセス処理において、大当り終了処理または小当り終了処理からの特別図柄通常処理に移行するときに、大当り2信号の出力が停止されるようにした。しかし、これに限定されず、他のタイミングで大当り2信号の出力が停止されるようにしてもよい。他のタイミングとしては、たとえば、大当り終了表示時間や小当り終了表示時間が経過したタイミングであってもよいし、大入賞口の特別可変入賞球装置が閉鎖されたタイミングであってもよいし、大当り2信号の出力が開始されてから所定時間が経過したタイミングであってもよい。
(6) 前述した実施の形態においては、大当り2信号を特別図柄プロセスフラグの値によって出力するようにした。これにより、高ベース中は低ベース中よりも小当りの終了表示の長さが長くするため、結果的に、高ベース中は低ベース中よりも、大当り2信号が短くなる。
しかし、これに限定されず、ベース状態によって、直接、大当り2信号の長さを異ならせるようにしてもよい。たとえば、高ベース中および低ベース中の小当り状態の大当り2信号の長さをそれぞれx秒,y秒とし、x<yとしたり、x>yとしたりするようにしてもよい。
(7) パチンコ機2の外部出力基板290から出力される大当り2信号などの信号は、ホールコンピュータ6などの管理装置、および、カードユニットやデータ表示装置4(呼出ランプ)などの遊技用装置に直接、送信するものであってもよいし、中継機器を介して送信するものであってもよい。また、中継機器を介して送信する場合に、中継機器から管理装置や遊技用装置に送信される信号の形式が、パチンコ機2から出力される大当り2信号と同じ形式であってもよいし、異なる形式であってもよい。
(8) 前述した実施の形態においては、外部出力基板290から出力される大当り2信号などの信号は、対象の事象が発生したときにオン状態となるようにした。しかし、これに限定されず、当該信号は、対象の事象が発生したときにオフ状態となるようにしてもよい。
(9) 前述した実施の形態においては、突確大当りに制御されているとき、および、小当りに制御されているときに、大当り2信号が出力されるようにした。つまり、前述した実施の形態においては、大当り2信号が出力されるのは、大入賞口が開放されてから閉鎖されるまでではなく、大入賞口が開放される前から閉鎖された後までである。つまり、大当り2信号が出力される期間は、大入賞口の開放期間中だけでなく、大入賞口の開放の準備期間および大入賞口が閉鎖されてから次の変動表示が可能になるまでの期間を含む。
(10) 前述した実施の形態においては、高ベース状態において小当りに制御されたときと低ベース状態において小当りに制御されたときとで、小当り終了表示時間を異ならせることで、小当りに制御された後に可変表示が開始されるまでの時間を異ならせるようにした。
しかし、これに限定されず、小当り終了表示時間は異ならせず大入賞口の開放が開始されてから大入賞口の開放が終了するまでの時間を異ならせる(たとえば、高ベース状態の場合よりも低ベース状態の場合を短くする、または、その逆にする)ことで、小当りに制御された後に可変表示が開始されるまでの時間を異ならせるようにしてもよい。
また、小当り終了表示時間を設けずに大入賞口の開放が開始されてから大入賞口の開放が終了するまでの時間を異ならせる(たとえば、高ベース状態の場合よりも低ベース状態の場合を短くする、または、その逆にする)ことで、小当りに制御された後に可変表示が開始されるまでの時間を異ならせるようにしてもよい。
また、大入賞口が開放されるまでの時間を異ならせる(たとえば、高ベース状態の場合よりも低ベース状態の場合を短くする、または、その逆にする)ことで、小当りに制御された後に可変表示が開始されるまでの時間を異ならせるようにしてもよい。
[1−8.大当り履歴の管理の一例]
図23は、大当り履歴の管理の一例を示す表である。図23を参照して、ホールコンピュータ6のCPU610は、パチンコ機2ごと(パチンコ機IDごと)に大当り/小当り履歴を管理している。
たとえば、パチンコ機ID○○の大当り2信号がパチンコ機2から受信された場合、その大当り2信号の長さが1.1秒以上で5秒未満であり大当り2信号の受信後に確変信号が受信されていない場合には、CPU610は、「小当り」であると判定し、その時のベースが「高ベース状態」であったと判定し、「小当り」および「高ベース状態」である旨の情報を、ハードディスク680に記憶させる。
なお、ここでは、しきい値が1.1秒および5秒であることとした。これは、高ベース状態で小当りが発生した場合に出力される大当り2信号の出力時間が、図22で示したように、変動表示が停止してから0.5秒経過後から、大入賞口272の0.5秒の開放が2回行なわれ、大入賞口272が閉鎖してからの小当り終了表示時間(1.1秒)が終了するまでの時間であり、1.1秒よりは長いが5秒ほどは長くない時間であるからである。このため、しきい値は、1.1秒および5秒に限定されず、それぞれ、高ベース状態で小当りが発生した場合の大当り2信号の長さよりも短い時間と長い時間とであれば他の時間であってもよい。
また、その大当り2信号の長さが5秒以上で15秒未満であり大当り2信号の受信後に確変信号が受信されていない場合には、CPU610は、「小当り」であると判定し、その時のベースが「低ベース状態」であったと判定し、「小当り」および「低ベース状態」である旨の情報を、ハードディスク680に記憶させる。
なお、ここでは、しきい値が5秒および15秒であることとした。これは、低ベース状態で小当りが発生した場合に出力される大当り2信号の出力時間が、図22で示したように、変動表示が停止してから0.5秒経過後から、大入賞口272の0.5秒の開放が2回行なわれ、大入賞口272が閉鎖してからの小当り終了表示時間(12.3秒)が終了するまでの時間であり、12.3秒よりは長いが15秒ほどは長くない時間であるからである。このため、しきい値は、5秒および15秒に限定されず、それぞれ、低ベース状態で小当りが発生した場合の大当り2信号の長さよりも短い時間と長い時間とであれば他の時間であってもよい。
また、低ベース状態で小当りが発生したときの大当り2信号の判定の小さい方のしきい値は、高ベース状態で小当りが発生したときの大当り2信号の判定の大きい方のしきい値と同じ値であることが好ましい。これは、当該同じ値以上であるか未満であるかによって、小当りが発生したのが低ベース状態であるか高ベース状態であるかを択一的に判定するためである。
また、その大当り2信号の長さが1.1秒以上で5秒未満であり大当り2信号の受信後に確変信号が受信されている場合には、CPU610は、「突確大当り」であると判定し、その時のベースが「高ベース状態」であったと判定し、「突確大当り」および「高ベース状態」である旨の情報を、ハードディスク680に記憶させる。
なお、ここでは、しきい値が1.1秒および5秒であることとした。これは、高ベース状態で突確大当りが発生した場合に出力される大当り2信号の出力時間が、高ベース状態で小当りが発生した場合に出力される大当り2信号の長さと略同じであるからである。
また、その大当り2信号の長さが5秒以上で15秒未満であり大当り2信号の受信後に確変信号が受信されている場合には、CPU610は、「突確大当り」であると判定し、その時のベースが「低ベース状態」であったと判定し、「突確大当り」および「低ベース状態」である旨の情報を、ハードディスク680に記憶させる。
なお、ここでは、しきい値が5秒および15秒であることとした。これは、低ベース状態で突確大当りが発生した場合に出力される大当り2信号の出力時間が、低ベース状態で小当りが発生した場合に出力される大当り2信号の長さと略同じであるからである。
また、その大当り2信号の長さが15秒以上であり大当り2信号の受信後に確変信号が受信されていない場合には、CPU610は、「通常大当り」であると判定し、「通常大当り」である旨の情報を、ハードディスク680に記憶させる。
なお、ここでは、しきい値が15秒以上であることとした。これは、通常大当りが発生した場合に出力される大当り2信号の出力時間が、図22で示したように、変動表示が停止してから0.5秒経過後から、本実施の形態の場合、長くて1ラウンド当り29秒のラウンドが15ラウンド継続し、このラウンドが終了した後、大当り終了表示時間が経過するまでの時間であり、15秒よりも長い時間であるからである。このため、しきい値は、15秒に限定されず、通常大当りが発生した場合の大当り2信号の長さよりも短い時間であれば他の時間であってもよい。
また、通常大当りが発生したときの大当り2信号の判定のしきい値は、低ベース状態で小当りが発生したときの大当り2信号の判定の大きい方のしきい値と同じ値であることが好ましい。これは、当該同じ値以上であるか未満であるかによって、通常大当りが発生したか低ベース状態において小当りが発生したかを択一的に判定するためである。
また、その大当り2信号の長さが15秒以上であり大当り2信号の受信後に確変信号が受信されている場合には、CPU610は、「確変大当り」であると判定し、「確変大当り」である旨の情報を、ハードディスク680に記憶させる。
なお、ここでは、しきい値が15秒であることとした。これは、確変大当りが発生した場合に出力される大当り2信号の出力時間が、通常大当りが発生した場合に出力される大当り2信号の長さと同様に15秒よりも長いからである。
これらの大当り履歴に基づいて、CPU610は、図12に示した大当り回数および小当り回数を更新集計する。
なお、ここでは、大当り2信号の出力時間によって小当りであるか否かを判定した。しかし、これに限定されず、大当り2信号に加えて、前述した大当り1信号を用いて小当りであるか否かを判定するようにしてもよい。大当り1信号は、小当りのときは出力されず大当りのときに出力される。このため、大当り1信号は出力されていないが大当り2信号が出力されている場合は、小当りであると判定する。この場合は、上述と同様に、大当り2信号の出力時間によって小当りが高ベース状態で発生したか低ベース状態で発生したかを判定する。一方、大当り1信号および大当り2信号の両方が出力されている場合は、大当りであり小当りでないと判定する。
また、ここでは、大当り2信号の出力時間および確変信号によって通常大当り、確変大当りまたは突確大当りであるか否かを判定した。しかし、これに限定されず、大当り1信号および確変信号によって通常大当り、確変大当りまたは突確大当りであるか否かを判定するようにしてもよい。具体的には、大当り1信号の後に確変信号が出力された場合は、確変大当りまたは突確大当りであると判定する。また、大当り1信号の後に確変信号が出力されなかった場合は、通常大当りであると判定する。
[1−9.作用効果]
(1) 情報表示システム1Aは、パチンコ機2で遊技する遊技者向けに少なくとも該パチンコ機2から出力される情報に基づく遊技情報を表示する第1表示部430と、該パチンコ機2で遊技する遊技者以外の遊技客向けの情報を表示する第2表示部440とを有するデータ表示装置4と、複数のデータ表示装置4を制御するホールコンピュータ6とを備えて構成される。
第1表示部430は、遊技者が遊技する遊技位置から該遊技者が視認可能な方向に向けて形成され、第2表示部440は、遊技者が前記遊技位置から視認できない方向に向けて形成されている。また、ホールコンピュータ6は、第1表示部430に表示させる表示内容と、第2表示部440に表示させる表示内容とを個別に設定可能な表示内容設定部611を有する。
これによれば、遊技者に対して遊技者向けの遊技情報を視認可能とする一方、遊技者以外の遊技客向けの情報を該遊技客は視認可能であるが遊技者は視認できないようにすることができる。
(2) 管理装置の一例であるホールコンピュータ6は、パチンコ機2から出力される大当り2信号が入力される第1通信部640と、第1通信部640に入力された大当り2信号に基づいて高ベース状態または低ベース状態において小当りに制御された回数を特定可能に集計するCPU610(たとえば、図23,図12参照)とを備える。
これにより、高ベース状態において小当りに制御された回数を特定することができる。その結果、所定の遊技状態における小当りの発生した回数を管理することができる。
また、ホールコンピュータ6で管理できることの例としては、低ベースまたは高ベース中における小当りと突確大当りとの発生比率、低ベースまたは高ベースにおける小当りの発生回数などが考えられる。
このような高ベース状態(有利遊技状態)および低ベース状態(不利遊技状態)のいずれで小当りおよび突確大当りが発生したことをホールコンピュータ6で管理することができることによる効果としては、さらに以下のことが考えられる。
有利遊技状態(たとえば高ベース状態)で突確大当りまたは小当りが発生して前述の第2変形例のように遊技者にいずれが発生したかを報知しない場合は、比較的短い終了表示期間(本実施の形態では1.1秒)とされる一方、不利遊技状態(たとえば低ベース状態)で突確大当りまたは小当りが発生して前述の第2変形例のように遊技者にいずれが発生したかを報知しない場合、比較的長い終了表示期間(本実施の形態では12.3秒)とされるので、突確大当りであり確変状態に移行してるかも知れないといった期待を遊技者に持たせてしまう。このような場合に、確変状態に移行しない小当りばかりが発生した場合、遊技者にストレスを与えてしまう。また、小当りの報知のために比較的長い終了表示期間とされた場合、次に大当りが発生するまでの期間が長くなって、遊技の興趣が低下してしまう。
本実施の形態においては、有利遊技状態および不利遊技状態のいずれで小当りおよび突確大当りが発生したことをホールコンピュータ6で管理可能にするので、そのように管理された情報に基づいて遊技場側が遊技者の遊技状況をより詳細に知ることができることで、確変状態に移行しない小当りばかりが発生しているような場合に、営業時間終了後にパチンコ機2を始動入賞し易く調整したりして大当りおよび小当りの発生回数を全体的に増加させることによって、遊技者に過度のストレスを与えないようにすることができる。
また、第1特別図柄および第2特別図柄の変動表示が実行され、第2特別図柄の保留記憶を優先的に消化する遊技機において、第1特別図柄については、大当り判定および小当り判定を行ない、第2特別図柄については、小当り判定を行なわず大当り判定のみを行なう、または、大当り判定を行なうとともに小当り判定については極端に低い確率で行なう場合について、高ベース中は、ほぼ、第2特別図柄の変動表示が実行されるので、小当りにはなり難いが、第2特別図柄の変動表示が途切れた場合、第1特別図柄の保留記憶があれば第1特別図柄の変動表示が行なわれる。
この場合に、前述した実施の形態のように、高ベース中は低ベース中よりも小当りの終了表示時間を短くすることで、高ベース中での小当り発生による興趣の低下を防止することができる。
また、ホールコンピュータ6で集計した高ベース状態中および低ベース状態中の小当り回数を、対応するパチンコ機2のデータ表示装置4の第1表示部430または第2表示部440に表示させることで、遊技者は、遊技をする場合およびパチンコ機2を選択する場合に、選択の指標として、表示されたベース状態ごとの小当り回数を参考とすることができる。このため、遊技場側は、パチンコ機2の稼働を向上させることができる。また、遊技場側は、遊技者の心理状態および遊技状況などを把握でき、営業形態に活かすことができる。
(3) また、高ベース状態および低ベース状態の小当りに制御された回数を合計して集計するようにしてもよい。たとえば、別々に集計している高ベース状態で小当りに制御された回数と低ベース状態で小当りに制御された回数とを後で足し合わせることで合計して集計するようにしてもよい。また、小当りが高ベース状態および低ベース状態のいずれで発生したかを特定してそれぞれの状態の小当り回数を計数するときに、大当り2信号に基づいて合計の小当り回数を計数し、合計の小当り回数を集計するようにしてもよい。
これにより、高ベース状態と低ベース状態において小当りに制御された回数の合計を特定することができる。その結果、高ベース状態および低ベース状態における小当りの発生した回数と合計したものとを比較することが可能となる。
(4) 前述したように、パチンコ機2は、小当りに制御するときに大入賞口271の特別可変入賞球装置が閉状態から開状態に変化してから特定期間、継続して大当り2信号を出力し、特定期間は、小当りに制御されたのが高ベース状態のときであるか低ベース状態のときであるかで異なるようにした。また、ホールコンピュータ6のCPU610は、大当り2信号が出力された特定期間の長さによって高ベース状態および低ベース状態のいずれのときに小当りに制御されたかを特定し、回数を特定可能な情報を集計するようにした。
これにより、高ベース状態または低ベース状態において小当りに制御された回数を特定することができる。その結果、高ベース状態および低ベース状態における小当りの発生した回数を管理することができる。また、小当りの発生した回数を集計するために、1つの信号を入力するだけでよいので、このためにホールコンピュータ6に1つの入力端子を設けるだけでよく、入力端子を設けるコストを削減することができる。
(5) 上述の(4)の方法に限定されず、次のようにしてもよい。パチンコ機2は、大当り2信号に替えて、小当りが発生したことを示す小当り信号と高ベース状態および低ベース状態のいずれであるかを示すベース状態信号とを出力するようにする。そして、ホールコンピュータ6のCPU610は、小当り信号で示される小当りに制御されたときに対応して出力されたベース状態信号に基づき高ベース状態および低ベース状態のいずれのときに小当りに制御されたかを特定し、小当りの発生した回数を特定可能な情報を集計する。高ベース状態を示すベース状態信号および低ベース状態を示すベース状態信号は、ベース状態が変更されたときに切替えられて継続して出力されている。このため、小当り信号が出力されたときに出力されているベース状態信号が、当該小当り信号で示される小当りに制御されたときに対応して出力されたベース状態信号である。
これにより、高ベース状態または低ベース状態において小当りに制御された回数を特定することができる。その結果、高ベース状態および低ベース状態における小当りの発生した回数を管理することができる。また、小当りが発生したか否かと高ベース状態および低ベース状態のいずれであるかとを別々の信号で特定するので、1つの情報で特定する場合と比較して、それぞれの情報の構成を簡単にすることができる。
なお、パチンコ機2は、大当り2信号に替えて、高ベース状態において小当りに制御されたことを示す高ベース時小当り信号、および、低ベース状態において小当りに制御されたことを示す低ベース時小当り信号を出力するようにしてもよい。そして、ホールコンピュータ6のCPU610は、高ベース時小当り信号を受信したときは、高ベース状態において小当りが発生したことを特定し、低ベース時小当り信号を受信したときは、低ベース状態において小当りが発生したことを特定する。高ベース状態および低ベース状態において小当りに制御された回数を特定可能な情報を集計する。
このようにしても、高ベース状態または低ベース状態において小当りに制御された回数を特定することができる。その結果、高ベース状態および低ベース状態における小当りの発生した回数を管理することができる。
(6) ホールコンピュータ6のCPU610は、大当りに制御された後、次に大当りに制御されるまでの間に発生した小当りの回数を集計するようにしてもよい。たとえば、大当り間小当りカウンタを設け、小当りが発生するたびに大当り間小当りカウンタを1加算し、大当りが発生すると大当り間小当りカウンタの値をハードディスクに記憶させ、大当り間小当りカウンタを0にリセットする。これにより、ハードディスクに各大当り間に発生した小当りの回数を蓄積することができる。これにより、大当り間の小当りの発生状況を管理することができる。
(7) ホールコンピュータ6のCPU610は、高ベース状態において発生した小当り回数を、高ベース状態および低ベース状態において発生した小当り回数の合計から差引いた回数を集計するようにしてもよいし、低ベース状態において発生した小当り回数を、高ベース状態および低ベース状態において発生した小当り回数の合計から差引いた回数を集計するようにしてもよいし、データ表示装置4に表示させるようにしてもよい。
[2.第2実施形態]
[2−1.情報表示システムの構成]
図24は、第2実施形態における情報表示システム1Bのシステム構成の一例を示す図である。情報表示システム1Bは、パチンコ機2に対応して設けられたカードユニット3と、パチンコ機2に対応して設けられたデータ表示装置4と、ホールコンピュータ6と、持玉管理コンピュータ8とを備えて構成される。
カードユニット3は、会員登録をしていない一般の遊技者に対して発行される遊技用記録媒体であるプリペイド機能を備えるビジターカード(一般カードとも言う)や、該遊技場に会員登録した会員遊技者に対して発行される遊技用記録媒体である会員カードを受付ける。ビジターカードや会員カードはICカードで構成されている。
それらのカードを受付けたカードユニット3は、カードの記録情報により特定される遊技者所有の遊技価値(例えばカード残額、持玉数、あるいは貯玉数等)を遊技玉に変換する機能を有する。
図示を省略するが、カードユニット3の前面には、紙幣を挿入するための紙幣挿入口、会員カードやビジターカードを挿入するためのカード挿入/排出口が設けられている。このカード挿入/排出口に挿入された会員カードやビジターカードがカードリーダライタに受付けられ、そのカードに記録されている情報が読取られる。紙幣挿入口に挿入された紙幣は、貨幣識別器(図示省略)により取込まれてその真贋や紙幣種別の識別がなされる。
また、カードユニット3の前面には、表示器と、会員カードを受付けた場合において、該会員カードに記録された会員カードID(以下、単に「カードID」という。)及びカードIDにより特定される貯玉数を用いた再プレイ遊技を実施するための再プレイボタンとが設けられている。
表示器は、挿入された遊技用記録媒体(カード)に記録されているプリペイド残額(カード残額又は単に残額とも言う)を表示する。この表示器には、遊技玉数やその他の各種情報を表示可能であるとともに、表面を透明タッチパネルで構成し、表示器の表示部に表示された各種表示項目を指でタッチすることにより各種操作を可能に構成することができる。
再プレイボタン321を操作した場合に、挿入されたカードに遊技者が獲得した持玉数が記録されているときにはその持玉数の一部を引落として遊技玉に変換し、変換した遊技玉に基づいてパチンコ機2による遊技を行うことが可能となる。一方、挿入されたカードが会員カードであり持玉数が記録されておらず、且つ、貯玉が持玉管理コンピュータ8に記録されている場合には、その貯玉の一部が引落とされて遊技玉に変換され、パチンコ機2による遊技が可能となる。つまり、挿入されたカードに対応付けて貯玉と持玉との双方が記憶されている場合には、持玉が優先的に引落とされる。なお、再プレイボタン321とは別に、持玉を引落とすための専用の持玉払出ボタンを設け、再プレイボタンは貯玉引落とし専用のボタンとしてもよい。
ここで、「貯玉」とは、前日以前に獲得した玉でホールに預けている玉であり、貯玉払出により遊技玉となる。また、貯玉は、遊技場に預け入れられた遊技媒体であり、持玉管理コンピュータ8により管理される。
「持玉」とは、当日獲得した玉であり、持玉払出により遊技玉となる。また、持玉数は、遊技者が遊技機により遊技を行なった結果遊技者の所有となった遊技玉数をカードに記録したものであって、未だに遊技場に預入れられていない玉数のことである。一般的には、遊技場において当日遊技者が獲得した玉数を「持玉」と言い、前日以前に遊技者が獲得した玉数であって遊技場に預入れられた玉数を「貯玉」と言う。
「遊技玉」とは、遊技機で発射可能な玉であり、プリペイドカードの残額、持玉、又は、貯玉を引き落とすことと引き換えにして生成される。
なお、「貯玉」と「持玉」との違いは、遊技場に預け入れるための貯玉操作が行なわれて遊技場に預け入れられた玉数であるか、あるいは、未だに遊技場に預け入れられていない段階の玉数であるかの違いであるため、「持玉」を店舗に設置された持玉管理コンピュータ8で管理するようにしてもよい。
本実施形態では、貯玉データは会員カードに直接記録させず、店舗に設置された持玉管理コンピュータ8に会員カード番号と対応付けて記憶させ、会員カード番号に基づいて対応する貯玉を検索できるように構成されている。一方、持玉は、カードに直接記録している。しかし、それに限定されるものではなく、両者ともに持玉管理コンピュータ8にカード番号と対応付けて記憶させてもよい。ビジターカードの場合も、持玉は、ビジターカードに直接記録している。しかし、それに限定されるものではなく、持玉を持玉管理コンピュータ8にカード番号と対応させて記憶させてもよい。
なお、持玉をカード(会員カード、ビジターカード)又は持玉管理コンピュータ8に記憶させるタイミングは、計数ボタンが操作されて計数処理が行なわれる毎のタイミングとしてもよいし、一定時間毎のタイミングとしてもよいし、カードを返却するタイミングとしてもよい。
また、遊技者が遊技を終えてカードユニット3からカードの返却を受けたときには、カードユニット3に記憶していた持玉が一旦貯玉として持玉管理コンピュータ8に記憶されるようにし、その遊技者がカードの返却を受けた日と同じ日に再び同じ又は別のカードユニット3にカードを挿入したときには、一旦貯玉として記憶された当日分の持玉のみが再びそのカードユニット3に記憶され、その持玉の範囲で遊技玉を加算し、遊技できるようにしてもよい。
カードユニット3の前面には、再プレイボタン321(貸出ボタンとも言う)と、カード返却ボタン322とが設けられている。再プレイボタン321は、挿入されたカードに記録されている残額を引落としてパチンコ機2による遊技に用いるための操作(遊技玉への変換操作)を行うボタンである。カード返却ボタン322は、遊技者が遊技を終了するときに操作され、挿入されているカードに遊技終了時の確定した遊技玉数(カード挿入時の持玉数−遊技玉への変換数+計数操作によって計数された持玉数)を記憶させて排出するための操作ボタンである。
[2−2.パチンコ機及びカードユニットの機能構成]
図25は、第2実施形態におけるパチンコ機2B及びカードユニット3の機能構成の一例を示す図である。
カードユニット3は、CU処理部310と、操作部320と、表示部330と、第1通信部340と、第2通信部350と、記憶部360とを有して構成される。
CU処理部310は、カードユニット3の主制御機能部であり、制御中枢としてのCPU等のプロセッサを有して構成される。
CU処理部310には、貨幣識別器(不図示)により紙幣の真贋および種類が識別されて、その識別結果信号が入力される。また、CU処理部310には、挿入されたカードの記録情報をカードリーダライタ(不図示)が読取って、その読取り情報が入力されるとともに、CU処理部310からカードリーダライタに対し、挿入されているカードに書込むデータが伝送されたときに、カードリーダライタはそのデータを挿入されているカードに書込む。カードの記録情報には、カードIDが含まれる。CU処理部310は、カードリーダライタが読み取ったカードIDを遊技終了まで記憶する。
CU処理部310は、遊技者が遊技している際、遊技者の持玉を管理・記憶する。
操作部320は、遊技者がCUに対する各種操作入力を行うための入力装置であり、再プレイボタン321やカード返却ボタン322、持玉合算ボタン323、持玉分割ボタン324等の各種のボタンを有して構成される。
表示部330は、挿入されたカードに記録されているプリペイド残額等を表示する表示装置であり、タッチパネル331を有して構成される。表示部330に表示された各種表示項目を遊技者が指でタップすることにより各種操作が可能である。
第1通信部340は、パチンコ機2と通信を行うための通信装置であり、第2通信部350は、ホールコンピュータ6と通信を行うための通信装置である。これらの通信部としては、パラレル通信方式で通信を行うパラレル通信端子や、有線通信モジュールを具備させることができる。
記憶部360は、ROMやフラッシュROM、RAM等のメモリを有する記憶装置であり、本実施形態では、CU処理部310に読み出され、カードユニット3処理として実行されるカードユニット処理プログラム361が記憶されている。カードユニット処理プログラム361は、持玉合算処理として実行される持玉合算プログラム361aと、持玉分割処理として実行される持玉分割プログラム361bとをサブルーチンとして含む。
パチンコ機2の発射モータ295には発射強度センサ248が接続されており、この発射強度センサ248は、発射モータ295によるパチンコ玉の発射強度Tを検出する。例えば、発射強度センサ248は、ハンドル操作量に応じて電気抵抗値が変化するように構成された可変抵抗から出力されるアナログ値をデジタル値に変換した値を発射強度Tとして検出する。
本実施形態では、例示的に、ハンドル操作量に応じて発射強度TがT0(最小値)からT99(最大値)まで変化するものとして説明する。発射強度センサ248の検出結果は、発射制御基板245経由で払出制御基板240に出力され、払出制御基板240から外部出力基板290に伝送される。そして、外部出力基板290から発射強度信号がホールコンピュータ6に出力される。
また、主制御部211から払出制御部241に出力される通過領域信号A1〜A8には、払出制御部241により、発射強度センサ248の検出結果に基づいて、パチンコ玉が各該入賞口を通過した時点の発射強度Tが紐付けられる。そして、発射強度Tが紐付けられた通過領域信号A1〜A8が、払出制御基板241から外部出力基板290に出力され、外部出力基板290から通過領域信号がホールコンピュータ6に出力される。
[2−3.データ表示装置の機能構成]
図26は、第2実施形態におけるデータ表示装置4の機能構成の一例を示す図である。なお、第1実施形態におけるデータ表示装置4と同一の構成要素やデータについては同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
データ表示装置4は、処理部410と、操作部420と、第1表示部430と、第2表示部440と、音出力部450と、時計部455と、近距離無線通信部460と、第1通信部470と、第2通信部480と、記憶部490とを備えて構成される。
第2通信部480は、ホールコンピュータ6と通信を行うための通信装置であり、ホールコンピュータ6から表示用設定データ691や一斉演出表示指示信号の他に、遊技機種集計データ494と、発射強度別集計データ496とを受信する。
記憶部490には、メインプログラムのサブルーチンとして第2表示内容設定プログラム491cが記憶されている。また、データとして、表示用画像データ492と、一斉演出映像データ493と、表示パターンテーブル683と、表示用設定データ691と、遊技機種集計データ494と、遊技機種集計グラフデータ495と、発射強度別集計データ496と、発射強度別集計グラフデータ497とが記憶される。
遊技機種集計データ494は、該パチンコ機2の遊技機種が唯一遊技機種、長時間遊技機種、初遊技機種、短時間遊技機種の何れであるかを示す判定結果を集計したデータであり、ホールコンピュータ6から受信するデータである。
「唯一遊技機種」とは、所定の集計期間内(例えば店舗の営業時間内)で遊技者により唯一遊技された機種である。「長時間遊技機種」とは、所定の集計期間内で遊技者の遊技時間が第1の所定時間(例えば3時間)よりも長い機種である。「初遊技機種」とは、所定の集計期間内で最初に一定時間(例えば1時間)以上遊技が継続された機種である。また、「短時間遊技機種」とは、所定の集計期間内で遊技者の遊技時間が第2の所定時間(例えば15分)よりも短い機種である。
遊技機種集計グラフデータ495は、遊技機種集計データに基づいて第2表示部440への表示用にグラフ化したグラフ(円グラフや棒グラフ)のデータである。
発射強度別集計データ496は、該パチンコ機2の発射強度別の通過領域に関する判定結果を集計したデータであり、ホールコンピュータ6から受信するデータである。
発射強度別集計グラフデータ497は、発射強度別集計データに基づいて第2表示部440への表示用にグラフ化したグラフ(円グラフや棒グラフ)のデータである。
[2−4.ホールコンピュータの機能構成]
図27は、第2実施形態におけるホールコンピュータ6の機能構成の一例を示すブロック図である。なお、第1実施形態におけるホールコンピュータ6と同一の構成要素やデータについては同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
ホールコンピュータ6は、CPU610と、入力装置620と、ディスプレイ625と、スピーカ630と、時計装置635と、第1通信部640と、第2通信部650と、第3通信部660と、ROM670と、ハードディスク680と、RAM690とを備えて構成される。
CPU610は、主要な機能部として、表示内容設定部611と、遊技集計部612と、遊技機種判定部613と、遊技機種集計部614と、発射強度別判定部615と、発射強度別集計部616とを有する。
第3通信部660は、持玉管理コンピュータ8との間で通信を行うための通信装置であり、る。例えば有線ケーブルを介して通信を行う有線通信モジュールを有して構成される。第3通信部660は、持玉管理コンピュータ8からカード情報を受信する。
ROM670には、CPU610によって読み出され、第2管理処理(図36及び図37参照)として実行される第2管理プログラム672が記憶されている。第2管理プログラム672は、表示内容設定処理として実行される表示内容設定プログラム671aと、発射強度別判定処理(図38参照)として実行される発射強度別判定プログラム671bと、遊技機種判定処理(図39参照)として実行される遊技機種判定プログラム671cとをサブルーチンとして含む。
また、ROM670には、発射強度しきい範囲テーブル673が記憶されている。
図28は、発射強度しきい範囲テーブル673のテーブル構成の一例を示す図である。
発射強度しきい範囲テーブル673には、打込領域と、発射強度しきい範囲とが対応付けて記憶されている。打込領域は、例えば「右打領域」と、「左打領域」と、「ぶっ込み領域」とに分けられている。
本実施形態において、「右打領域」とは遊技領域の右側の領域であり、「左打領域」とは遊技領域の左側の領域である。また、「ぶっ込み領域」とは、この領域にパチンコ玉が打ち込まれることでパチンコ玉が第2始動入賞口の方へ流れやすいとされる領域である。「ぶっ込み領域」は、一般的には可変表示装置230の左上周辺に配置されるが、釘構成により位置調整が可能である。
発射強度しきい範囲としては、右打領域については発射強度しきい範囲AR(下限値ARlow〜上限値ARhi)が、左打領域については発射強度しきい範囲AL(下限値ALlow〜上限値ALhi)、ぶっ込み領域については発射強度しきい範囲AB(下限値ABlow〜上限値ABhi)がそれぞれ定められている。
ハードディスク680は、表示用テーブル681と、一斉演出時表示用テーブル682と、表示パターンテーブル683と、遊技集計データベース684と、遊技機種集計データベース685と、発射強度別集計データベース686とが記憶される。
図29は、第2実施形態における表示用テーブル681の一例を示す図であり、そのテーブル構成は第1実施形態の表示用テーブル681と同一である。しかし、第1実施形態の表示用テーブル681とは表示内容が一部異なっている。具体的には、第2表示部440の表示内容として、(1)〜(4)の他に、(5)遊技機種集計情報と、(6)発射強度別集計情報とが定められている。(5)遊技機種情報は、遊技者が遊技したパチンコ機2が、唯一遊技機種、長時間遊技機種、初遊技機種、短時間遊技機種の何れの遊技機種であるかを集計した情報である。(6)発射強度別集計情報は、パチンコ玉の発射強度別の打込領域や通過領域を集計した情報である。
また、第1表示部430の表示内容として、(1)〜(9)の他に、(10)持ち玉情報と、(11)カード排出情報とが定められている。(10)持ち玉情報は、遊技者が所持する会員カードやビジターカードに記録されている持玉数を示す情報である。(11)カード排出情報は、カードユニットから会員カードやビジターカードを排出したことを示す情報である。この場合の表示メッセージとしては、例えば「カードをお取りください」といったメッセージを定めておくことができる。
図30は、遊技機種集計データベース685に記憶される遊技機種判定データのデータ構成の一例を示す図である。遊技機種集計データには、カードIDと、会員IDと、合算/分割と、初遊技機種データと、長時間遊技機種データと、短時間遊技機種データと、唯一遊技機種データとが対応付けて記憶される。
図31は、遊技機種集計データベース685に遊技機種判定データと併せて記憶される遊技機種集計データのデータ構成の一例を示す図である。遊技機種集計データには、店舗と、機種と、設置台数と、遊技者数と、初遊技機種の集計結果(回数及び割合)と、長時間遊技機種の集計結果(回数及び割合)と、短時間遊技機種の集計結果(回数及び割合)と、唯一遊技機種の集計結果(回数及び割合)とが対応付けて記憶される。
図32及び図33は、発射強度別集計データベース686のデータ構成の一例を示す図である。発射強度別集計データベース686には、各パチンコ機2それぞれについて発射強度別集計データとして、発射強度別通過領域データと、発射強度別打込領域データとが記憶される。
発射強度別通過領域データは、発射強度別のパチンコ玉の通過領域の集計結果のデータでありそのデータ構成の一例を図32に示す。発射強度別通過領域データには、パチンコ機IDと、パチンコ玉の通過領域、総通過数及び発射強度別通過数とを対応付けた発射強度別通過数データと、パチンコ玉の通過領域、総通過割合及び発射強度別通過割合を対応付けた発射強度別通過割合データとが記憶される。
通過領域には、第1始動入賞口、第2始動入賞口、第3始動入賞口、第1普通入賞口、第2普通入賞口、第3普通入賞口及び大入賞口が定められている。また、大入賞口は、確変入賞口を含む。各入賞口について、パチンコ機2から出力される通過領域信号に基づいて総通過数及び総通過割合を集計するとともに、発射強度別通過数及び発射強度別通過割合を集計する。
なお、本実施形態では、発射強度別集計部616が、各パチンコ機2について、発射強度別通過数及び発射強度別通過割合の両方を集計することとして説明するが、これらのうちの何れか一方のみを集計するようにしてもよい。つまり、発射強度別通過数のみを集計してもよいし、発射強度別通過割合のみを集計するようにしてもよい。
発射強度別打込領域データは、発射強度別のパチンコ玉の打込領域の集計結果のデータでありそのデータ構成の一例を図33に示す。発射強度別打込領域データには、パチンコ機IDと、パチンコ玉の打込領域、総打込数及び発射強度別打込数とを対応付けた発射強度別打込数データと、パチンコ玉の打込領域、総打込割合及び発射強度別打込割合を対応付けた発射強度別打込割合データとが記憶される。
打込領域には、前述した右打ち領域、左打ち領域及びぶっ込み領域が含まれる。各打込領域について、パチンコ機2から出力される発射強度信号に基づいて総打込数及び総打込割合を集計する。また、発射強度信号から得られる発射強度が発射強度しきい範囲テーブルに定められている何れの発射強度しきい範囲に含まれるかを判定することでパチンコ玉の打込領域を判定し、その判定結果に基づいて、打込領域別に総打込数及び総打込割合を集計する。
なお、本実施形態では、発射強度別集計部616が、各パチンコ機2について、発射強度別打込数及び発射強度別打込割合の両方を集計することとして説明するが、これらのうちの何れか一方のみを集計するようにしてもよい。つまり、発射強度別打込数のみを集計してもよいし、発射強度別打込割合のみを集計するようにしてもよい。
[2−5.持玉管理コンピュータの機能構成]
図34は、持玉管理コンピュータ8の機能構成の一例を示す図である。持玉管理コンピュータ8は、処理部810と、操作部820と、表示部830と、通信部840と、時計部850と、記憶部860とを備えて構成される。
記憶部860には、処理部810により持ち玉管理処理として実行される持ち玉管理プログラム861と、会員データ863と、カード管理データ865と、ユニット管理データ867とが記憶される。
図35は、会員データ863のデータ構成の一例を示す図である。会員データ863には、会員情報データと、会員遊技履歴データとが記憶される。会員情報データには、会員の個人情報が記憶される。具体的には、例えば、会員をユニークに識別するための会員IDと、当該会員が自身で設定する暗証番号と、店舗に来店する度に当該会員に付与される来店ポイントと、来店ポイントに応じて当該会員に設定されるランクと、当該会員の名字と、当該会員の名前とが記憶される。
会員遊技履歴データには、会員IDと、来店日と、台番号と、機種名と、開始時刻と、終了時刻とが対応付けて記憶される。開始時刻は、当該会員が該台番号のパチンコ機2で遊技を開始した時刻である。終了時刻は、当該会員が該台番号のパチンコ機2で遊技を終了した時刻である。
図36は、カード管理データ865のデータ構成の一例を示す図である。
カード管理データ865には、会員カード管理データと、ビジターカード管理データとが記憶される。
会員カード管理データは、会員カードを管理するためのデータであり、例えば、会員カードをユニークに識別するためのカードIDと、会員IDと、持玉数と、貯玉数と、大当り回数とが対応付けて記憶される。
ビジターカード管理データは、ビジターカードを管理するためのデータであり、例えば、ビジターカードをユニークにするためのカードIDと、当該ビジターカードの最新の発行日時である最新発行日時と、持玉数と、大当り回数とが対応付けて記憶される。
[2−6.処理の流れ]
(1)ホールコンピュータの処理
図37及び図38は、ホールコンピュータ6のCPU610が実行する第2管理処理の流れを示すフローチャートである。なお、第1実施形態で説明した管理処理と同一のステップについては同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
CPU610は、各データ表示装置4についてループCの処理を行う(F1〜F11)。ループCの処理は、各データ表示装置4に対して順番に又は並列的にF3〜F9の処理を行うことを意味する。
ループCでは、表示内容設定部611が、表示内容設定処理を行う(A3)。次いで、CPU610は、該データ表示装置4に前日のパチンコ機2の遊技機種集計データを送信する(F7)。また、CPU610は、該データ表示装置4に前日の発射強度別集計データを送信する(F9)。そして、CPU610は、次のデータ表示装置4へと処理を移行する。
全てのデータ表示装置4に対するループCの処理を行ったならば(F11)、CPU610は、A13及びA15の処理を行う。その後、発射強度別判定部615が、ROM670に記憶されている発射強度別判定プログラム671bに従って発射強度別判定処理を行う(F19)。
具体的には、発射強度別判定部615は、パチンコ機2から入力した通過領域信号A1〜A8に基づいて通過領域を判定する(F19a)。通過領域信号A1〜A8には、パチンコ玉が各入賞口を通過した際の発射強度Tが紐付けられているため、通過領域信号A1〜A8から、発射強度別のパチンコ玉の通過領域を判定することができる。
次いで、発射強度別判定部615は、パチンコ機2から入力した発射強度信号に基づいて発射強度Tを判定する(F19b)。そして、発射強度別判定部615は、判定した発射強度Tを発射強度しきい範囲テーブルの何れのしきい範囲に含まれるかを判定することで、パチンコ玉の打込領域を判定する(F19c)。そして、発射強度別判定部615は、発射強度別判定処理を終了する。
その後、発射強度別集計部616が、発射強度別判定処理の判定結果に基づいて、ハードディスク680の発射強度別集計データベース685に記憶されている発射強度別集計データを更新する(F21)。具体的には、通過領域の判定結果に基づいて、図32の発射強度別通過領域データを更新する。また、打込領域の判定結果に基づいて、図33の発射強度別打込領域データを更新する。
A29において処理を終了すると判定したならば(A29;Yes)、遊技機種判定部613が、ROM670に記憶されている遊技機種判定プログラム671cに従って遊技機種判定処理を行う(F31)。
図39は、遊技機種判定処理の流れを示すフローチャートである。
最初に、遊技機種判定部613は、持玉管理コンピュータ8からカード情報を取得する(H3)。そして、遊技機種判定部613は、カード情報に含まれる会員IDを取得する(H5)。
その後、遊技機種判定部613は、各会員IDについてループEの処理を行う(H7〜H17)。ループEの処理では、遊技機種判定部613は、該会員IDが持玉合算又は持玉分割された会員IDであるか否かを判定する(H9)。そして、この条件を満たすならば(H9;Yes)、カード情報に含まれる遊技時刻に基づいて遊技機種を判定する(H11)。
具体的には、当該会員IDの会員が遊技したパチンコ機2が1台のみである場合は、その台番号のパチンコ機2を唯一遊技機種と判定する。当該会員IDの会員が遊技したパチンコ機2のうち、開始時刻から終了時刻までの時間として求められる遊技時間が第1の所定時間(例えば3時間)よりも長い台番号のパチンコ機2を長時間遊技機種と判定する。当該会員IDの会員が遊技したパチンコ機2のうち、開始時刻から終了時刻までの時間として求められる遊技時間が第2の所定時間(例え15分)よりも短い台番号のパチンコ機2を短時間遊技機種と判定する。また、当該会員IDの会員が遊技したパチンコ機2のうち、開始時刻が最も古い台番号のパチンコ機2を初遊技機種と判定する。
その後、遊技機種判定部613は、H11の判定結果に基づいて遊技機種判定データを更新する(H13)。そして、遊技機種判定部613は、次のカードIDへと処理を移行する。H9の条件を満たさないと判定したならば(H9;No)、遊技機種判定部613は、該カードIDが残存カードIDであるか否かを判定する(H15)。残存カードIDでないならば(H15;No)、遊技機種判定部613は、H11へと処理を移行する。また、残存カードIDであるならば(H15;Yes)、遊技機種判定部613は、次のカードIDへと処理を移行する。
全てのカードIDについてのループEの処理を行ったならば(H17)、遊技機種判定部613は、遊技機種判定処理を終了する。
第2管理処理に戻り、遊技機種判定処理を行ったならば、遊技機種集計部614が、遊技機種の判定結果に基づいて、ハードディスク680の遊技機種集計データベース685に記憶されている遊技機種判定データ及び遊技機種集計データを更新する。そして、CPU610は、第2管理処理を終了する。
(2)データ表示装置の処理
図40は、データ表示装置4の処理部410が実行する第2表示設定処理の流れを示すフローチャートである。
最初に、処理部410は、B5の後、前日の遊技機種集計データの送信をホールコンピュータ6に要求する(E7)。そして、処理部410は、ホールコンピュータ6から遊技機種集計データ494を受信し、記憶部490に記憶させる(E9)。
次いで、処理部410は、前日の発射強度別集計データの送信をホールコンピュータ6に要求する(E11)。そして、処理部410は、ホールコンピュータ6から発射強度別集計データ496を受信し、記憶部490に記憶させる(E13)。
その後、処理部410は、E9で受信した遊技機種集計データに基づいて遊技機種集計グラフを作成し、遊技機種集計グラフデータ495として記憶部490に記憶させる(E15)。遊技機種集計データ494には、各パチンコ機2それぞれについて、該パチンコ機2が、(1)唯一遊技機種、(2)長時間遊技機種、(3)初遊技機種、(4)短時間遊技機種、として遊技された回数が記憶されている。そこで、例えば、(1)〜(4)の遊技機種それぞれについて、該遊技機種の機種別の遊技者による遊技割合を円グラフや棒グラフで表したグラフを作成する。
次いで、処理部410は、E13で受信した発射強度別集計データ496に基づいて発射強度別集計グラフを作成し、発射強度別集計グラフデータ497として記憶部490に記憶させる(E17)。発射強度別集計データ496には、各入賞口にパチンコ玉が入賞した回数及び割合が発射強度別に記憶されている。そこで、一の入賞口について、該入賞口にパチンコ玉が入賞した発射強度の割合を円グラフや棒グラフで表したグラフを作成する。その後、処理部410は、B7へと処理を移す。
(3)カードユニットの処理
図41は、カードユニット3のCU処理部310が実行するカードユニット3処理の流れを示すフローチャートである。
CU処理部310は、カード返却操作がなされたか否かを判定し(I3)、なされたと判定したならば(I3;Yes)、カード返却処理を行う(I5)。具体的には、挿入されているカードをカード返却口に排出する処理を行う。そして、CU処理部310は、I27へと処理を移行する。
カード返却操作がなされなかったと判定したならば(I3;No)、CU処理部310は、持玉合算操作がなされたか否かを判定し(I7)、なされたと判定したならば(I7)、記憶部360に記憶されている持玉合算プログラム361aに従って持玉合算処理を行う(I9)。そして、CU処理部310は、I27へと処理を移行する。
持玉合算操作がなされなかったと判定したならば(I7;No)、CU処理部310は、少量貸し操作がなされたか否かを判定し(I11)、なされたと判定したならば(I11;Yes)、少量貸し処理を行う(I13)。具体的には、通常の再プレイボタン321の操作で貸し出されるパチンコ玉数よりも少ない数のパチンコ玉数を遊技者に貸し出す処理を行う。そして、CU処理部310は、I27へと処理を移行する。
少量貸し操作がなされなかったと判定したならば(I11;No)、CU処理部310は、カードロック操作がなされたか否かを判定し(I15)、なされたと判定したならば(I15;Yes)、カードロック処理を行う(I17)。具体的には、挿入されているカードをカード返却ボタン322の押下のみでは返却されないようにロックする。ロックした後は、例えば暗証番号の入力を遊技者に求めるようにし、正しい暗証番号が入力されない限り、カードを遊技者に返却しないようにする。そして、CU処理部310は、I27へと処理を移行する。
カードロック操作がなされなかったと判定したならば(I15;No)、CU処理部310は、持玉分割操作がなされたか否かを判定し(I19)、なされたと判定したならば(I19;Yes)、記憶部360に記憶されている持玉分割プログラム361bに従って持玉分割処理を行う(I21)。そして、CU処理部310は、I27へと処理を移行する。
持玉分割操作がなされなかったと判定したならば(I19;No)、CU処理部310は、情報照会操作がなされたか否かを判定し(I23)、なされたと判定したならば(I23;Yes)、情報照会処理を行う(I25)。具体的には、遊技者の操作に応じて、プリペイド残額(入金残額)や持玉数、貯玉数等の情報を表示部330に表示させる。そして、CU処理部310は、I27へと処理を移行する。
I27では、処理を終了するか否かを判定し、処理を継続すると判定したならば(I27;No)、I1に処理を戻す。また、処理を終了すると判定したならば(I27;Yes)、カードユニット3処理を終了する。
図42は、持玉合算処理の流れを示すフローチャートである。
持玉合算処理とは、複数枚のカードに対応付けられた持玉を合算して1枚のカードに対応付ける処理をいう。
CU処理部310は、会員カード受付中であるか否かを判定する(J3)。会員カード受付中である場合は(J3;Yes)、CU処理部310は、暗証番号の入力指示を行う(J5)。次いで、CU処理部310は、照合結果がOKであるか否かを判定し(J7)、OKであったならば(J7;Yes)、会員カードに持玉があるか否かを判定する(J9)。
持玉があると判定したならば(J9;Yes)、CU処理部310は、カードリーダライタの読取り位置のビジターカードを無効に変更して、会員カードを排出させる(J11)。そして、CU処理部310は、会員カード又はビジターカードを挿入するように遊技者に指示する(J13)。
次に、CU処理部310は、所定時間内にカードが挿入されたか否かを判定し(J15)、挿入されたと判定したならば(J15;Yes)、持玉を挿入カードに移行する(J17)。そして、CU処理部310は、挿入カードのカード情報を持玉管理コンピュータ8に送信した後(J19)、挿入カードを排出させる(J21)。そして、CU処理部310は、持玉合算処理を終了する。
J3、J7、J9又はJ15の判定結果が否定判定であった場合は、CU処理部310は、エラー報知を行う(J23)。そして、CU処理部310は、持玉合算処理を終了する。
図43は、持玉分割処理の流れを示すフローチャートである。
持玉分割処理とは、1枚のカード(分割元カード)の持玉を分割して複数のカードに対応付ける処理をいう。本実施形態では、受け付けられている会員カード(以下、「分割元カード」という。)の持玉のうち、一部の持玉を他の新たなビジターカード(以下、「分割先カード」という。)に対応付け、残りの持玉を分割元カードに残存させる。
最初に、CU処理部310は、暗証番号の入力指示を行う(K3)。次いで、照合結果がOKであるか否かを判定し(K5)、OKであると判定したならば(K5;Yes)、持玉が貸出単位額に相当する数の2倍以上あるか否かを判定する(K7)。持玉数が貸出単位額に相当する数に満たない場合は(K7;No)、通常は持玉を払出すことができないため、該カードと分割するカードとの分を合わせて、持玉数が貸出単位額に相当する数の2倍以上あることを必要とする。
2倍以上であると判定したならば(K7;Yes)、CU処理部310は、分割する持玉数を入力するための画面を表示制御する(K9)。分割数は、選択肢から選択できるようにしてもよいし、増加又は減少ボタンを操作することで貸出単位額に相当する数単位で増減させて入力できるようにしてもよいし、直接、数値入力できるようにしてもよい。
CU処理部310は、分割数が入力されるまで待機し(K11;No)、入力されたと判定したならば(K11;Yes)、会員カード受付中であるか否かを判定する(K13)。会員カード受付中であると判定したならば(K13;Yes)、CU処理部310は、持玉数から分割数を減算する(K15)。
次いで、CU処理部310は、会員カードを排出させる(K17)。次いで、CU処理部310は、カードリーダライタに設けられたカード貯留部からビジターカードを読取り位置に取出し、取出したビジターカードの発行処理を行う(K19)。具体的には、持玉管理コンピュータ8のビジター貯蓄管理テーブルの状況を利用中に変更して、最新発行日時を更新して、持玉管理コンピュータ8のビジター貯蓄管理テーブルの最新発行日時を更新し、両テーブルのその他の項目をリセットする。
そして、CU処理部310は、分割数を持玉数として該ビジターカードに対応付ける(K21)。具体的には、持玉管理コンピュータ8のビジター貯蓄管理テーブルの持玉数として分割数を記憶させる。次いで、CU処理部310は、該ビジターカードを排出させる(K23)。
次に、CU処理部310は、先に排出された会員カードの再挿入を促す旨を報知する(K25)。CU処理部310は、会員カードが挿入されるまで待機し(K27;Yes)、挿入されたならば(K27;Yes)、カード情報を持玉管理コンピュータ8に送信する(K41)。そして、CU処理部310は、持玉分割処理を終了する。
一方、会員カード受付中ではないと判定したならば(K13;No)、CU処理部310は、受付中のビジターカードのカード情報を、一旦、他のメモリ領域に退避させる(K29)。そして、CU処理部310は、受付中の読書き位置のビジターカードのカード情報をリセットし、発行処理を行う(K31)。次いで、CU処理部310は、分割数を持玉数として該ビジターカードに記録し(K33)、該ビジターカードを排出させる(K35)。
次に、CU処理部310は、カードリーダライタのカード貯留部からビジターカードを読取り位置に取出し、取出したビジターカードの発行処理を行う(K37)。そして、CU処理部310は、K29で退避させたカード情報を該ビジターカードに記録する(K39)。そして、CU処理部310は、K41へと処理を移行する。
[2−7.表示画面例]
図44〜図46は、データ表示装置4の表示画面の一例を示す図である。
図44は、第2表示部440の表示画面の一例を示す図である。
図44(1)では、該パチンコ機2が長時間遊技機種として遊技者により遊技された割合を表す円グラフ(機種別長時間遊技機種割合円グラフ)が第2表示部440に表示されている。この円グラフの代わりに棒グラフで該パチンコ機2が長時間遊技機種として遊技者により遊技された割合を表したもの(機種別長時間遊技機種割合棒グラフ)が図44(2)であり、機種別長時間遊技機種割合棒グラフが第2表示部440に表示されている。第2表示部440に上記のようなグラフ表示を行うことで、遊技者以外の遊技客は、該パチンコ機2で長時間遊技が行われた割合を知ることができる。
なお、上記は長時間遊技機種について作成した円グラフ及び棒グラフを示したが、これに代えて、唯一遊技機種や初遊技機種、短時間遊技機種について作成した円グラフや棒グラフを第2表示部440に表示させるようにしてもよい。このような表示を行うことで、遊技者以外の遊技客は、該パチンコ機2で唯一遊技や初遊技、短時間遊技が行われた割合を知ることができる。長時間遊技の割合が高いパチンコ機2は、人気のある機種であることがわかり、唯一遊技の割合が高いパチンコ機2は、非常に人気のある機種であることがわかる。また、短時間遊技の割合が高いパチンコ機2は、それほど人気のない機種であることがわかる。
図45は、第2表示部440の表示画面の別例を示す図である。
図45(1)では、パチンコ機2の機種Aについて、遊技者が遊技をした遊技機種の判定結果を示す円グラフが第2表示部440に表示されている。具体的には、機種Aついて、遊技者が初遊技をした割合、短時間遊技をした割合、長時間遊技をした割合及び唯一遊技をした割合が円グラフ形式で表されている。
これを棒グラフ形式で表したものが図45(2)であり、機種Aについて、遊技者が初遊技をした割合、短時間遊技をした割合、長時間遊技をした割合及び唯一遊技をした割合が棒グラフ形式で第2表示部440に表示されている。
このような表示を行うことで、遊技者以外の遊技客は、該パチンコ機2が唯一遊技機種、長時間遊技機種、初遊技機種、短時間遊技機種として遊技された割合を知ることができ、当該パチンコ機2が人気のある機種であるか人気のない機種であるかを把握することができる。
図46は、第2表示部440の表示画面の別例を示す図である。
図46(1)では、発射強度別の始動入賞口への入賞の割合を示す円グラフが第2表示部440に表示されている。具体的には、第2始動入賞口276へのパチンコ玉の入賞を示す割合が、発射強度「T0〜T9」〜発射強度「T90〜T99」別に表されている。
これを棒グラフ形式で表したのが図46(2)であり、発射強度別の第2始動入賞口への入賞の割合を示す棒グラフが第2表示部440に表示されている。このような表示を行うことにより、遊技者以外の遊技客は、発射強度に応じてパチンコ玉がどの領域を通過する傾向にあり、どの程度のハンドル操作を行えばパチンコ玉を始動入賞口に入賞させることができるかを把握することができる。
なお、始動入賞口ではなく、発射強度別の普通入賞口に入賞したパチンコ玉の数や割合に関する情報をグラフ形式で第2表示部440に表示させるようにしてもよい。また、発射強度別の大入賞口や確変入賞口に入賞したパチンコ玉や割合に関する情報をグラフ形式で第2表示部440に表示させるようにしてもよい。これにより、どの程度のハンドル操作を行えばパチンコ玉を普通入賞口や大入賞口、確変入賞口に入賞させることができるかを把握することができる。
[2−8.作用効果]
情報表示システム1Bにおいて、ホールコンピュータ6の遊技機種判定部613は、遊技者が遊技した遊技機が、(1)唯一遊技機種、(2)長時間遊技機種、(3)初遊技機種、(4)短時間遊技機種、の何れの遊技機種であるかを判定する。そして、その判定結果に基づいて、遊技機種集計部614が、遊技者が遊技した遊技機種を示す情報を集計する。
ホールコンピュータ6の表示内容設定部611は、データ表示装置4の第2表示部440の表示内容として、上記の遊技機種集計情報を設定する。そして、データ表示装置4の第2表示制御部413は、遊技者が遊技を行った遊技機種に関する情報をグラフ形式で第2表示部440に表示させる。これにより、遊技者以外の遊技客は、どのパチンコ機2が人気のある機種であり、どのパチンコ機2が人気のない機種であるかを把握することができる。
また、ホールコンピュータ6の発射強度別判定部615は、パチンコ機2から出力されるパチンコ玉の発射強度を示す発射強度信号に基づいて、発射強度別の打込領域及び通過領域を判定する。そして、発射強度別集計部616は、これらの判定結果に基づいて、打込領域及び通過領域を発射強度別に集計する。
そして、ホールコンピュータ6の表示内容設定部611は、データ表示装置4の第2表示部440の表示内容として、上記の発射強度別集計情報を設定する。そして、データ表示装置4の第2表示制御部413は、例えば発射強度別の入賞口(普通入賞口、始動入賞口)への入賞情報をグラフ形式で第2表示部440に表示させる。これにより、遊技者以外の遊技客は、どの程度の強さでパチンコ玉を発射させれば入賞口にパチンコ玉を入賞させることができるかを把握することができる。
なお、ホールコンピュータ6が、あるパチンコ機2について、集計した高ベース状態および低ベース状態において発生した小当りの回数に基づいて、状態ごとの小当りの発生分布などの小当りの発生状況を示すグラフを生成し、当該パチンコ機2に対応するデータ表示装置4の第1表示部430または第2表示部440に表示させるようにしてもよい。
[3.第3実施形態]
[3−1.情報表示システムの構成]
図47は、第3実施形態における情報表示システム1Cのシステム構成の一例を示す図である。なお、上記の実施形態で説明した情報表示システム1A、1Bと同一の構成要素については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
情報表示システム1Cでは、複数の店舗それぞれについて、複数のデータ表示装置4と、ホールコンピュータ6とを備えて構成され、データ表示装置4とホールコンピュータ6とが台端末5を介して接続されている。なお、パチンコ機2については図示を省略している。各店舗のホールコンピュータ6は、インターネット等のネットワークNを介して接続されており、それぞれデータの授受が可能に構成されている。
[3−2.データ表示装置の機能構成]
図48は、第3実施形態におけるデータ表示装置4の機能構成の一例を示す図である。なお、上記の実施形態で説明したデータ表示装置4と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
データ表示装置4は、第2通信部480を介して該店舗のホールコンピュータ6から、表示用設定データ691と、一斉演出表示指示信号と、店舗別大当りデータとを受信する。受信した店舗別大当りデータは記憶部490に記憶される。
[3−3.ホールコンピュータの機能構成]
図49は、第3実施形態におけるホールコンピュータ6の機能構成の一例を示す図である。なお、上記の実施形態のホールコンピュータ6と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
ホールコンピュータ6は、他の店舗のホールコンピュータ6と通信を行うための第3通信部660を備えて構成される。CPU610は、第3通信部660から自店の遊技集計データである自店遊技集計データを他店のホールコンピュータ6に送信する。また、他の店舗から、他店の遊技集計データである他店遊技集計データを受信する。自店遊技集計データ及び他店遊技集計データは、ハードディスク680の店舗別遊技集計データベース688に記憶される。
図50は、本実施形態における表示用テーブル681のテーブル構成の一例を示す図である。
表示用テーブル681のテーブル構成は上記の実施形態で説明した表示用テーブル681と同じであるが、表示内容が一部異なっている。具体的には、通常時の第2表示部440の表示内容として、(5)自店大当り情報と、(6)他店大当り情報とが追加されている。
図51は、店舗別遊技集計データベース688のデータ構成の一例を示す図である。
店舗別遊技集計データベース688には、各店舗別の遊技集計データである店舗別遊技集計データが記憶されている。各店舗別遊技集計データには、店舗をユニークに識別するための店舗IDと、複数の遊技集計データとが記憶されている。
各遊技集計データには、パチンコ機IDと、機種名と、発生回数データと、平均大当り回数データとが記憶されている。
[3−4.処理の流れ]
(1)ホールコンピュータの処理
図52及び図53は、本実施形態においてホールコンピュータ6のCPU610が実行する第3管理処理の流れを示すフローチャートである。
CPU610は、自店のデータ表示装置4それぞれについてループFの処理を行う(A1〜A11)。その後、CPU610は、各店舗それぞれについてループGの処理を行う(L113〜L17)。ループGの処理では、該店舗のホールコンピュータ6から店舗別遊技集計データの取得を開始する(L15)。全て店舗についてのループGの処理を終了したならば(L17)、CPU610は、A13へと処理を移行する。
A27の後、CPU610は、自店及び他店の大当りデータの表示タイミングであるかを判定し(L29)、表示タイミングであると判定したならば(L29;Yes)、自店及び他店の遊技集計データに基づいて、パチンコ機2の機種別の大当り平均回数を含む店舗別遊技集計データを対応するデータ表示装置4に送信する(L31)。また、CPU610は、データ表示指示信号を対応するデータ表示装置4に送信する(L33)。
図54は、本実施形態においてデータ表示装置4の第2表示部440に表示される表示画面の一例を示す図である。
第2表示部440には、「パチンコXXX」について、自店の大当り平均回数である当店大当り平均回数と、他店であるA店の大当り平均回数とがそれぞれ表示されている。また、A店よりも自店の大当り平均回数の方が多かったため、「当店の方が大当り回数が多いです!!」というメッセージが表示されている。このような表示を行うことで、遊技者以外の遊技客は、該店舗のパチンコ機2の大当り回数に加えて、他店舗のパチンコ機2の大当り回数を知ることができ、どの店舗で遊技を行えば有利であるかを把握することができる。
[3−5.作用効果]
情報表示システム1Cにおいて、ホールコンピュータ6は、所定の区域に属する店舗に設置された遊技機を統括的に管理する。ホールコンピュータ6の表示内容設定部611は、他店舗に設置されたパチンコ機2の大当りに関する情報を、店舗に設置されたパチンコ機2に対応して設けられたデータ表示装置4の第2表示部440に表示させるように表示内容を設定する。これによれば、遊技者以外の遊技客が、所定の区域に属する他の店舗に設置されたパチンコ機6の大当りの情報を把握することができる。
また、本実施形態では、自店舗のパチンコ機2の大当りに関する情報と、同じ機種の他店舗の大当りに関する情報とを併せて表示するため、遊技者以外の遊技客は、自店舗のパチンコ機2の大当り回数と、同じ機種のパチンコ機2の他店舗の大当り回数とを比較することができる。なお、大当り回数に替えて高ベース状態および低ベース状態において発生した小当り回数について、自店舗のパチンコ機2の小当り回数に関する情報と、同じ機種の他店舗の小当り回数に関する情報とを併せて表示するようにしてもよい。
なお、第2実施形態で説明したように、ホールコンピュータ6が、他店舗で遊技者が遊技した遊技機の機種の判定結果を他店舗のホールコンピュータ6から取得し、他店舗で遊技者が遊技した遊技機種を示す情報をデータ表示装置4の第2表示部440に表示させるようにしてもよい。この場合は、表示用テーブル681の第2表示部440の表示内容として他店舗の遊技機種集計情報を定めておく。そして、他店舗のホールコンピュータ6から遊技機種集計データを受信して、これをデータ表示装置4に送信するようにすればよい。
同様に、他店舗のホールコンピュータ6から発射強度別集計情報を取得し、他店舗で遊技者が遊技したパチンコ機2における発射強度別の入賞口に入賞したパチンコ玉の数や割合に関する情報を、自店のデータ表示装置4の第2表示部440に表示させるようにしてもよい。
[4.第4実施形態]
前述した実施の形態においては、図23,図12で示したように、ホールコンピュータ6で大当り履歴、大当り回数および小当り回数を集計し管理するようにしたが、これに限定されず、データ表示装置4で行なうようにしてもよい。
具体的には、第1実施形態の図23を参照して、データ表示装置4の処理部410は、当該データ表示装置4に直接、接続されているパチンコ機2の大当り/小当り履歴を管理する。
たとえば、パチンコ機ID○○の大当り2信号がパチンコ機2から受信された場合、その大当り2信号の長さが1.1秒以上で5秒未満であり大当り2信号の受信後に確変信号が受信されていない場合には、処理部410は、「小当り」であると判定し、その時のベースが「高ベース状態」であったと判定し、「小当り」および「高ベース状態」である旨の情報を、記憶部490に記憶させる。
また、その大当り2信号の長さが5秒以上で15秒未満であり大当り2信号の受信後に確変信号が受信されていない場合には、処理部410は、「小当り」であると判定し、その時のベースが「低ベース状態」であったと判定し、「小当り」および「低ベース状態」である旨の情報を、記憶部490に記憶させる。
また、その大当り2信号の長さが1.1秒以上で5秒未満であり大当り2信号の受信後に確変信号が受信されている場合には、処理部410は、「突確大当り」であると判定し、その時のベースが「高ベース状態」であったと判定し、「突確大当り」および「高ベース状態」である旨の情報を、記憶部490に記憶させる。
また、その大当り2信号の長さが5秒以上で15秒未満であり大当り2信号の受信後に確変信号が受信されている場合には、処理部410は、「突確大当り」であると判定し、その時のベースが「低ベース状態」であったと判定し、「突確大当り」および「低ベース状態」である旨の情報を、記憶部490に記憶させる。
また、その大当り2信号の長さが15秒以上であり大当り2信号の受信後に確変信号が受信されていない場合には、処理部410は、「通常大当り」であると判定し、「通常大当り」である旨の情報を、記憶部490に記憶させる。
また、その大当り2信号の長さが15秒以上であり大当り2信号の受信後に確変信号が受信されている場合には、処理部410は、「確変大当り」であると判定し、「確変大当り」である旨の情報を、記憶部490に記憶させる。
これらの大当り履歴に基づいて、処理部410は、図12に示したような大当り回数および小当り回数を、当該データ表示装置4が接続されているパチンコ機2について更新集計する。
このように、データ表示装置4は、パチンコ機2から出力される大当り2信号が入力される第1通信部470と、第1通信部470に入力された大当り2信号に基づいて高ベース状態または低ベース状態において小当りに制御された回数を特定可能に集計する処理部410(たとえば、図23,図12参照)とを備える。
これにより、高ベース状態において小当りに制御された回数を特定することができる。その結果、所定の遊技状態における小当りの発生した回数を管理することが可能なデータ表示装置4を提供することができる。
データ表示装置4の処理部410は、第1表示部430または第2表示部440に、集計した高ベース状態または低ベース状態において小当りに制御された回数を表示させるようにしてもよい。
これにより、遊技者は、遊技をする場合およびパチンコ機2を選択する場合に、選択の指標として、表示されたベース状態ごとの小当り回数を参考とすることができる。このため、遊技場側は、パチンコ機2の稼働を向上させることができる。
なお、データ表示装置4が、対応するパチンコ機2について、集計した高ベース状態および低ベース状態において発生した小当りの回数に基づいて、状態ごとの小当りの発生分布などの小当りの発生状況を示すグラフを生成し、第1表示部430または第2表示部440に表示させるようにしてもよい。
[5.変形例]
本発明を適用可能な実施形態は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。なお、上記の各実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
(1) 上記の実施形態では、本発明に係る遊技機を封入式のパチンコ機2として説明したが、遊技機はこれに限られないことは勿論である。封入式のパチンコ機2ではなく、通常のパチンコ機を本発明に係る遊技機としてもよい。
具体的には、例えば、外部から上皿に遊技媒体(遊技球)を供給可能であるとともに、下皿から外部に遊技媒体を排出可能な遊技機であってもよい。このような遊技機において、球払出装置から払い出される賞球を払出制御基板で検出して、検出された賞球数に応じた賞球信号(例えば10個検出毎に1パルス)を外部出力するようにするとよい。また、上記の実施形態のように、遊技領域に打ち出されて入賞口に入賞した後、或いは、いずれの入賞口にも入賞せずにアウト口に導かれたアウト玉をアウト玉検出スイッチにより検出して、検出されたアウト玉数に応じたアウト信号(例えば10個検出毎に1パルス)を外部出力するようにするとよい。
パチンコ機2に代えて、スロットマシンを遊技機としてもよい。遊技機をスロットマシンとする場合は、例えば、第1表示部430の表示内容としては、スロットマシンの機種名やスタート回数、ボーナス発生回数(RB発生回数、BB発生回数)、特典付与回数(ART発生回数、RT発生回数)、スタート履歴グラフ等の情報を定めておけばよい。また、第2表示部440の表示内容としては、空き台情報やボーナス中情報、特典付与中情報等の情報を定めておけばよい。また、特定演出(一斉演出)に関する表示内容も上記の実施形態と同様に定めておくことができる。
(2) 上記の実施形態では、本発明に係る情報表示装置をデータ表示装置4として説明したが、情報表示装置はこれに限られないことは勿論である。データ表示装置4に代えて、従来型の呼出ランプ装置を情報表示装置とすることも可能である。また、上記の実施形態では、データ表示装置4の第1表示部430にタッチパネル421を設けることとし、遊技者が指で画面をタップすることにより店員の呼び出しやメニュー選択を行うこととして説明した。しかし、タッチパネル421の代わりに筐体に呼出ボタンやメニュー選択ボタンを設けることとし、遊技者が呼出ボタンやメニュー選択ボタンを押下することにより、店員の呼び出しやメニュー選択を行うようにしてもよい。
(3) 上記の実施形態では、第1表示部430の左右に1つずつ第2表示部440を設けることとして説明したが、左右の何れか一方にのみ第2表示部440を設けることとしてもよい。また、第2表示部440を基体部4Aから通路側に突出するように設けるのではなく、基体部4Aの側面に設けることとしてもよい。この場合も、左右の両方の側面に第2表示部440を設けてもよいし、左右の何れか一方の側面にのみ第2表示部440を設けることとしてもよい。
(4) 上記の実施形態では、データ表示装置4を、ヒンジ部4Cにより扉部4Bを回動させることで、第2表示部440の角度を第1表示部430に対して相対的に変化させることが可能な構成として説明したが、第2表示部440の角度が第1表示部430に対して相対的に変化しないような固定的な構成とすることも可能である。この場合は、第2表示部440を形成した部材(以下、「サブ基体部」という。)が、基体部4Aに対して所定の開き角度を有するように、基体部4Aとサブ基体部とを一体的に構成すればよい。
具体的には、基体部4Aとサブ基体部とが重なり合った状態の開き角度を0°とし、その状態からサブ基体部を扉のように開いて(基体部4Aの一端を基準として回転させて)、サブ基体部が基体部4Aに対して垂直となった状態の開き角度を90°と定義した場合、サブ基体部の設置角度は、例えば、60°〜90°の角度範囲に含まれる設置角度とすることができる。この角度範囲に含まれる設置角度とすれば、遊技機で遊技する遊技者の遊技位置から第2表示部440を視認することはできないが、遊技島の端から周囲の遊技客が第2表示部440を視認することができる。
(5) 上記の他に、第2表示部440をデータ表示装置4の本体側面(左右両方の側面又は左右一方の側面)に配置することとしてもよい。つまり、基体部4Aから通路側に突出するようにサブ基体部を設けるのではなく、基体部4Aの側面にサブ基体部を設けることとしてもよい。
(6) 第2表示部440は、必ずしも文字や数字で情報を表示するディスプレイである必要はなく、発光により情報を遊技客に報知するLEDランプとしてもよい。具体的には、例えば、円形や多角形(三角形や四角形、六角形等)のLEDランプを形成したサブ基体部をデータ表示装置4の本体側面(左右両方の側面又は左右一方の側面)に設けることでサイドランプを構成することができる。また、基体部4Aからブリッジを用いて通路側に突出させるような形でLEDランプを設けることとしてもよい。この場合、データ表示装置4の処理部410は、パチンコ機2の大当り中や確変中、潜伏確変中、時短中、空き台中といった情報を、それぞれ異なる発光色や発光パターンでLEDランプに発光させるように制御すればよい。
図56は、この場合におけるLEDランプの発光の設定に関するテーブルであるLED発光テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。このLED発光テーブルは、ホールコンピュータ6のメモリ(記憶装置)に予め記憶させておくことができる。そして、ホールコンピュータ6のCPU610は、このLED発光テーブルに基づいて、データ表示装置4の第2表示部440の発光に関する設定を行う。
LED発光テーブルには、種別と、番号と、LEDランプの発光設定とが対応付けて記憶されている。LEDランプの発光設定には、報知内容と、発光色と、発光パターンとが定められている。報知内容は、その発光色及び発光パターンにより遊技客に報知する内容である。
例えば、該パチンコ機2が空き台であることを示す「空き台情報」には、発光色として「青色」が、発光パターンとして「点灯」が定められている。つまり、該パチンコ機2が空き台である場合は、LEDランプが青色に点灯制御されることになる。
該パチンコ機2が大当り中であることを示す「大当り情報」には、発光色として「赤色」が、発光パターンとして「α秒の時間間隔で点滅」が定められている。つまり、該パチンコ機2が空き台である場合は、LEDランプが赤色に点滅制御されることになる。
該パチンコ機2が潜伏確変中であることを示す「潜伏確変情報」には、発光色として「緑色」が、発光パターンとして「β秒の時間間隔で点滅」が定められている。つまり、該パチンコ機2が潜伏確変中である場合は、LEDランプが緑色に点灯制御されることになる。
該パチンコ機2が潜伏確変中であることを示す「潜伏確変情報」には、発光色として「黄色」が、発光パターンとして「γ秒の時間間隔で点滅」が定められている。つまり、該パチンコ機2が時短中である場合は、LEDランプが黄色に点灯制御されることになる。
なお、上記のLEDランプの発光設定に係る報知内容と発光色、発光パターンとの対応関係は一例に過ぎず、適宜設計変更可能である。LEDランプの点滅の時間間隔(例えば上記のα秒、β秒、γ秒)も適宜設定することが可能である。また、固定的な発光色でLEDランプを発光させるのではなく、種々の発光色を組み合わせたイルミネーションによって周囲の遊技客に情報を発信するようにしてもよい。
(7) 上記の実施形態では、本発明に係る制御装置をホールコンピュータ6として説明したが、制御装置はホールコンピュータ6に限られないことは勿論である。遊技島毎に設置される台端末5を制御装置としてもよいし、台端末5とホールコンピュータ6とを中継する中継コンピュータを設置し、この中継コンピュータを制御装置としてもよい。また、第2実施形態で説明した持玉管理コンピュータ8を本発明に係る制御装置としてもよい。
なお、持玉管理コンピュータ8が会員のデータを管理するようにするのではなく、ホールコンピュータ6や持玉管理コンピュータ8とは別に会員カードを管理する会員管理コンピュータを店舗に設置し、この会員管理コンピュータを本発明に係る制御装置としてもよい。
また、ホールコンピュータ6、持玉管理コンピュータ8、会員管理コンピュータのうちの2つ又は3つの機能を兼ねたコンピュータを本発明に係る制御装置としてもよい。つまり、(1)ホールコンピュータ6と持玉管理コンピュータ8の機能を兼ねたコンピュータ、(2)ホールコンピュータ6と会員管理コンピュータの機能を兼ねたコンピュータ、(3)持玉管理コンピュータ8と会員管理コンピュータの機能を兼ねたコンピュータ、(4)ホールコンピュータ6と持玉管理コンピュータ8と会員管理コンピュータの機能を兼ねたコンピュータのうちの何れかのコンピュータを本発明に係る制御装置としてもよい。
(8) 上記の実施形態では、データ表示装置4の第2表示部440を覆う覆体としてプラスチック蓋Pを例示したが、覆体はこれに限られるわけではない。覆体を蓋とするのであれば、プラスチック蓋Pに限らず、ガラスの蓋や木製の蓋としてもよい。また、蓋以外の覆体として、第2表示部440を囲う庇体を本発明に係る覆体としてもよい。庇体は、例えば、付色されたプラスチック製やビニール製、木製の庇体とすることができる。
図55は、この場合における庇体の一例を示す図である。
第2表示部440が形成された扉部4Bには、その全体を囲うように庇体445が着脱可能に構成されている。具体的には、扉部4Bのうちヒンジ部4Cの接着面以外の面を囲うように正面視コの字型に成形された庇体445が扉部4Bに取り付け可能に構成されている。このような庇体445を扉部4Bに取り付けることで、遊技機で遊技している遊技者から第2表示部440がより一層視認できない状態を作り出すことができる。
なお、庇体445は、扉部4Bの内側の面を囲う底部を備えた底有り構造としてもよいし、底部を備えない底無し構造としてもよい。底有り構造を採用した場合は、庇体445によって扉部4Bの内側の面も囲われた状態となるため、遊技者からは扉部4Bの内側の面さえも視認できない状態となり、あたかも遊技者が隔離されたかのような状態を作り出すことができる。
また、上記の覆体は、必ずしも第2表示部440の全体を覆う覆体である必要はなく、第2表示部440の一部を覆う覆体してもよい。例えば、第2表示部440のうちの中央部のみが覆われるような覆体としてもよいし、第2表示部440の右半分や左半分、上半分、下半分を覆う覆体としてもよい。また、第2表示部440の周囲を覆う覆体としてもよい。
(9) データ表示装置4の第1表示部430にはパチンコ機2の種類に応じた情報を表示させ、第2表示部440にはパチンコ機2の種類に因らない情報を表示させるようにしてもよい。パチンコ機2の種類に因らない情報としては、大当り中、確変中、空き台中、回転数、入賞数等のパチンコ機2のスペックに直接的に依存しない情報が挙げられる。第1表示部430には、潜伏確変情報や時短情報、突確情報、小当り情報等のパチンコ機2の種類に依存する情報を表示させるように制御し、第2表示部440には、大当り中、確変中、空き台中、回転数、入賞数等のパチンコ機のスペックに直接的に依存しない情報を表示させるように制御すればよい。
(10) 上記の実施形態では、データ表示装置4がホールコンピュータ6から一斉演出表示指示信号を受信した場合に、一斉演出表示を行うこととして説明した。しかし、データ表示装置4が具備する時計部455の計時時刻に基づいて、一斉演出表示を行うようにしてもよい。この場合、パチンコ機2が具備する時計部であるRTC235と時計部455とを同期させて、パチンコ機2が一斉演出を行うのと同じタイミングで一斉演出表示を行うようにすればよい。
(11) 大当りランニング演出では、ホールコンピュータ6が大当りランニング演出用の表示指示信号を所定の遅延時間分の遅延をかけて各データ表示装置4に送信することで、大当りランニング演出を行うこととして説明したが、大当りランニング演出を実現するための構成はこれに限られるわけではない。
例えば、データ表示装置4同士を所定の通信ケーブルを用いて接続し、大当りランニング演出実行信号をこの通信ケーブルを用いて相互に伝送するようにしてもよい。この場合は、データ表示装置4が、隣接するデータ表示装置4から大当りランニング演出実行信号を受信した場合に、所定の時間差だけ時間をずらして大当りランニング映像を表示し、次のデータ表示装置4に大当りランニング演出実行信号を送信するようにすればよい。つまり、大当りランニング演出実行信号をデータ表示装置4の識別番号に応じて昇順又は降順に順次に伝送していくようにすることで大当りランニング演出を実現することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 情報表示システム、2 パチンコ機、3 カードユニット、4 データ表示装置、5 台端末、6 ホールコンピュータ、8 持玉管理コンピュータ。

Claims (2)

  1. 識別情報の可変表示を行ない、可変表示の表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御し、遊技媒体が進入し易い第1状態と該第1状態よりも遊技媒体が進入し難いまたは進入しない第2状態とに変化可能な可変入賞球装置を備え、遊技状態を、通常遊技状態であるときに比べて前記特定遊技状態に制御し易い特別遊技状態に制御し、前記特定遊技状態は、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が第1期間である第1特定遊技状態と、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が前記第1期間よりも短い第2期間である第2特定遊技状態とを含み、前記第2特定遊技状態が終了したときに遊技状態を前記特別遊技状態に制御し、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が前記第2期間である特殊遊技状態に制御し、該特殊遊技状態が終了したときには遊技状態を変化させず、可変表示が行なわれる頻度が高まる高頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときと前記高頻度状態よりも可変表示が行なわれる頻度が低い低頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときとを特定可能なように特殊遊技状態情報を外部に出力し、前記高頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときと前記低頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときとで、前記特殊遊技状態に制御された後に可変表示が開始されるまでの時間が異なる遊技機の遊技情報を表示し前記遊技機に対応して設けられる情報表示装置あって、
    前記遊技機から出力された前記特殊遊技状態情報に基づいて前記高頻度状態において前記特殊遊技状態に制御された回数を表示させるための表示用情報が入力される入力手段と、
    前記入力手段に入力された前記表示用情報に基づいて前記高頻度状態において前記特殊遊技状態に制御された回数を表示する表示手段とを備える、情報表示装置。
  2. 識別情報の可変表示を行ない、可変表示の表示結果が特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御し、遊技媒体が進入し易い第1状態と該第1状態よりも遊技媒体が進入し難いまたは進入しない第2状態とに変化可能な可変入賞球装置を備え、遊技状態を、通常遊技状態であるときに比べて前記特定遊技状態に制御し易い特別遊技状態に制御し、前記特定遊技状態は、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が第1期間である第1特定遊技状態と、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が前記第1期間よりも短い第2期間である第2特定遊技状態とを含み、前記第2特定遊技状態が終了したときに遊技状態を前記特別遊技状態に制御し、前記可変入賞球装置が前記第1状態に制御されている期間が前記第2期間である特殊遊技状態に制御し、該特殊遊技状態が終了したときには遊技状態を変化させず、可変表示が行なわれる頻度が高まる高頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときと前記高頻度状態よりも可変表示が行なわれる頻度が低い低頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときとを特定可能なように特殊遊技状態情報を外部に出力し、前記高頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときと前記低頻度状態において前記特殊遊技状態に制御されたときとで、前記特殊遊技状態に制御された後に可変表示が開始されるまでの時間が異なる遊技機の遊技情報を表示し前記遊技機に対応して設けられる情報表示装置であって、
    前記遊技機から出力された前記特殊遊技状態情報に基づいて前記低頻度状態において前記特殊遊技状態に制御された回数を表示させるための表示用情報が入力される入力手段と、
    前記入力手段に入力された前記表示用情報に基づいて前記低頻度状態において前記特殊遊技状態に制御された回数を表示する表示手段とを備える、情報表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017099679A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 ハイライツ・エンタテインメント株式会社 遊技用システム
JP2017143916A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2020014573A (ja) * 2018-07-24 2020-01-30 株式会社三共 遊技機

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