JP5189944B2 - メモリー機構を有するシートスライド装置 - Google Patents

メモリー機構を有するシートスライド装置 Download PDF

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本発明はメモリー機構を有するシートスライド装置に関するもので、特にウオークイン動作においてシートを元の調整位置に復帰させるためのメモリー機構を備えた自動車用シートスライド装置に関するものである。
従来、この種の自動車用シートスライド装置にはシートバックを前倒しすることによってシートを前方に移動させるウオークイン動作においてシートを初期設定の定点位置に復帰させるためのメモリー機構が備えられている(特許文献1参照)。この特許文献1に記載のメモリー機構はストッパプレートと板バネとから成る定点メモリーを備え、ロアレールの底面には定点メモリーの板バネを抑えてバネ力を付与する支えレールを立設してあり、定点メモリーは支えレールとロアレールとにより無負荷状態ではストッパプレートの後端部を板バネのバネ力で所定位置の抜き穴に没入させると共に先端側を斜め上方に向けるようにロアレールと支えレールとの間に配置されるようになっている。この定点メモリーはアッパプレートに枢軸で揺動可能に軸承されている押えカムによりロアレールの底面に押圧された状態で保持され、押えカムにはストッパプレートのへら状部とコの字状部を受け入れ、ロアレールの底面と平行に押圧する中央底辺とストッパプレートに当接する前後端とから形成した切欠部を下端に設けてある。切欠部にはストッパプレートのへら状部が押えカムの前縁に当接する際の受入れ用として中央底辺より深い逃げ部を前端に隣接して形成してある。
シート位置を前後方向に調整する場合には操作レバーを引張ると、第1作動レバーがケーブルワイヤに引張られて回動し、ロックレバーがコロにより押し下げられ、ロックプレートがロックレバーにより引き上げられると共に突歯がロック穴より外れるため、シートを前後方向に移動することができ、シートの位置移動に伴っては押えカムが補助シートと当接して定点メモリーをロアレールの底面に押圧したままであるから、ストッパプレートと板バネとを有するメモリー全体をロアレールと支えレールとの間に案内して摺動させることができる。シートの位置調整後は操作レバーの引上げを解除すれば、第1作動レバーが戻りコイルバネにより復帰動すると共にロックレバーがコイルスプリングにより復帰動するので、シートを調整位置においてロックプレートにより施錠状態に保持することができる。
ウオークイン動作においては別の操作レバーを引張ると、リクライニング機構のロックが解除されると共にシートバックが前倒れするので、第2作動レバーがケーブルワイヤにより引張られて回動し、ロックレバーと補助プレートとが押えシャフトのコロにより押し下げられ、ロックプレートがロックレバーにより引き上げられると共に突歯がロック穴より外れるため、シートを前方の所定位置までスライド移動させることができる。シートのスライド移動において補助プレートも押えシャフトにより押し下げられるに伴って、押えカムがコイルスプリングにより引張られて回動し、その切欠部の後端をストッパプレートから離間させるので、定点メモリーがストッパプレートの後端部を板バネのバネ力で所定位置の抜き穴に没入させて先端縁を斜め上方に向け、押えカムがアッパプレートに付随して前方に移動するので、定点メモリーがロアレールと支えレールとの間で元の定点位置に置き去られ、元の位置を記憶したこととなる。ウオークイン動作後にシートを元の定点位置に戻す際にはシートバックの起立により第2作動レバーがロックレバーと補助プレートを押し下げなくなるが、押えカムがコイルスプリングに引っ張られ押えカムの張出し片が補助プレートの掛止め段部に当接し、ロックレバーのコイルスプリングに抗して、ロックプレートの開錠状態を保つ。押えカムが切欠部の前端により斜め上方に向くストッパプレートの先端縁に突き当たるまでシートを後方に戻せば、シートを元の位置を記憶した定点位置に復帰させたこととなる。
特開2007−30638号公報
上述したメモリー機構を有するシートスライド装置はスライド機構と定点メモリーを作動させるメモリー機構の部品数が多くなり、それらの機構が高さ方向に大きくなってしまうため、少ないスペースには設置できない問題がある。またメモリー機構は前倒し時に定点位置を記憶するために定点メモリーがバネによりストッパプレートの後端部を抜き穴に没入させてその先端側を斜め上方に向けた状態でロアレール上に置き去りにされるため、その先端側が押され簡単に外れる危険があり、安定性と信頼性に欠ける問題がある。
本発明の目的は、スライド機構とメモリー機構の部品数が少なく、シートスライド装置を大型化することなく、その構造を簡素化することができ、確実かつ安定したメモリー作動を行うことができるメモリー機構を有するシートスライド装置を提供することにある。
本発明によるメモリー機構を有するシートスライド装置はロアレールと該ロアレールに摺動可能に嵌合させたアッパレールとから成り、ロアレールとアッパレールとの間にはロアレールに形成したロック歯に噛合するように付勢されたスライドロックと、スライドロックに係脱可能なロックオフプレートを有するロックオフリンクと、ロアレールに設けたガイドレールに摺動可能に嵌合させたメモリーユニットと、メモリーユニットと当接可能なストッパーと、シートの通常のスライド作動時にストッパーにメモリーユニットを当接させて移動可能に支持するメモリーリンクとを備えてある。アッパレール上にはシートバックの前倒し動作に連動して摺動するスライダーを取付けたガイドプレートが設けられ、ガイドプレートにはアッパレールを通して上方に移動するように付勢されたロックオフリンクと下端に形成された係合突起部が下方に移動するように付勢されたメモリーリンクとが回動可能に取付けられている。ロックオフプレートはシートの通常のスライド作動時にスライドロックと係合しないように上方に移動させることができるようにかつシートバックの前倒し動作においてシートロックオフ状態を保持するためにスライドロックに係合してスライドロックとロアレールのロック歯との噛合を外すことができるようにスライダーに係合している。メモリーユニットにはシートバックの前倒し動作によりシートの位置を記憶するためにロアレールのロック穴に噛合するように付勢されたメモリーロックが回動可能に取付けられ、メモリーリンクはシートの通常のスライド作動時にロアレールのロック穴に噛合させないようにメモリーロックを押圧するようにかつシートバックの前倒し動作において係合突出部を上方に移動することによりメモリーロックをロアレールのロック穴に噛合させるようにスライダーに係合されている。
本発明によるシートスライド装置のロックオフリンクは他端が上方に移動するように付勢するスプリングでその一端をピンにより回動可能にガイドプレートに取付けられ、その他端にはロックオフプレートを設け、該ロックオフプレートの上端にはスライダーに形成した案内溝に係合させる屈曲部を形成し、ロックオフプレートの下端をスライドロックに係脱可能にしてある。
本発明によるシートスライド装置のメモリーリンクは係合突出部が下方に移動するように付勢するスプリングでその一端をピンにより回動可能にガイドプレートに取付けられ、その他端にはスライダーに形成した案内開口部に係合させる屈曲部を設け、係合突出部をメモリーユニットとメモリーロックに係合可能にしてある。
本発明によるシートスライド装置のスライダーはシートの通常のスライド作動時における初期位置に付勢するスプリングによりガイドプレートに摺動可能に取付けられ、その一方にはロックオフプレートをシートの通常のスライド作動時においてスライドロックと係合しない上方位置とシートバックの前倒し動作によりスライドロックと係合してスライドロックとロアレールのロック歯との噛合を外してシートのロックオフ状態を保持する位置とに移動させる案内溝を形成し、他方にはメモリーリンクをシートの通常のスライド作動時にストッパーに当接するようにメモリーユニットを押圧すると共にロアレールのロック穴に噛合させないようにメモリーロックを押圧する位置とシートの前倒し動作においてメモリーリンクにより係合突出部を上方に移動されてメモリーロックがロアレールのロック穴に噛合する位置とに移動させる案内開口部を形成し、該案内開口部にはシートバックの前倒し後の復帰時にメモリーユニットに係合するまではメモリーリンクを係合突出部が下方に移動させた状態を保持してスライダーが初期位置に戻るのを阻止し、シートのロックオフ状態を保持する係合段部を形成してある。
本発明においてはアッパレールとロアレールとの間にスライド機構とメモリー機構とを配設でき、シートスライド装置を大型化することなく、少ない部品数で構成でき、しかもその構造を簡素化させることができるので、少ないスペースでも設置可能であり、またロアレールの底面に取付けたガイドレールに沿って摺動可能に嵌合させたメモリーユニットにはスプリングによりロアレールのロック穴に噛合するように付勢されたメモリーロックを回動可能に取付けてあるので、シートバックの前倒し動作時にメモリーロックはロアレールのロック穴に確実に噛合し、その後ロアレールのロック穴から外れることなく、確実かつ安定したメモリー作動を行うことができる。
本発明によるメモリー機構を有するシートスライド装置は断面を略逆U字形に形成したアッパレール18と断面を略U字形に形成したロアレール8とから成り、自動車のフロアに固定されるロアレール8にはアッパレール18をそれらの開口部が互いに向き合うようにボールベアリングを介して摺動可能に嵌合させてあり、スプリング19によりアッパレールを前方に付してある。ロアレール8はその側部にシートを所望位置でロックするためのロック歯20を設け、その底面にはロック穴15を形成すると共に該ロック穴に対応するようにガイドレール穴を配置させたガイドレール7を取付けてある。
ロアレール8とアッパレール18との間にはロアレール8に形成したロック歯20に噛合するように付勢されたスライドロック9と、該スライドロック9に係脱可能なロックオフプレート10を有するロックオフリンク5と、ロアレール8に設けたガイドレール7に摺動可能に嵌合させたメモリーユニット14と、メモリーユニット14と当接可能なストッパー11と、シートの通常の作動時にストッパー11にメモリーユニット14を当接させて移動可能に支持するメモリーリンク3とを設けてある。
アッパレール18上にはガイドプレート17を備えたブラケット21を取付け、ガイドプレート17内にはシートバックの前倒し動作に連動してガイドプレート17に沿って摺動するスライダー2を設けている。
スライドロック9にはロアレール8の側部に形成したロック歯20に噛合するロック孔22を備え、該ロック孔22をロアレール8のロック歯20に噛合するように付勢するスプリング23を設け、シートの通常のスライド作動時にロック孔22とロアレール8のロック歯20との噛合を外す操作レバー24を取付けてある。
メモリーユニット14内にはメモリーロック12を回動可能に取付け、メモリーロック12をロアレール8の底面に形成したロック穴15に噛合するように付勢するスプリング13を設け、メモリーロック12にはシートの通常のスライド作動時にメモリーロック12とロアレール8のロック穴15との噛合を外すようにメモリーリンク3が負荷されている。
ストッパー11はアッパレール18に取付けられ、その下端をロアレール8に向けて吊下させ、シートの通常のスライド作動時にメモリーリンク3の押圧によりメモリーユニット14が当接し、アッパレール18の移動に伴ってメモリーリンク3と共にメモリーユニット14の移動を支持する。
ロックオフリンク5は一端をピン6を中心にガイドプレート17に回動可能に取付けられ、その他端にはアッパレール18を通してアッパレール18とロアレール8との間に延伸させたロックオフプレート10を備え、ロックオフプレート10はその下端をスライドロック9に係脱可能にしかつその上端にはシートバックの前倒し動作に連動するスライダー2に係合する屈曲部25を設けてあり、ロックオフリンク5の一端に取付けられたスプリング4によりロックオフリンク5の他端のロックオフプレート10がスライドロック9に係合しない上方位置に付勢されている。
メモリーリンク3はロックオフリンク5と同様に一端をピン6によりガイドプレート17に回動可能に取付けられ、その他端をアッパレール18を通してアッパレール18とロアレール8との間に延伸させ、メモリーリンク3の下端に形成された係合突出部38をメモリーユニット14とメモリーロック12に係脱可能にし、係合突出部38上方にはシートバックの前倒し動作に連動するスライダー2に係合する屈曲部27を備え、メモリーリンク3の一端に取付けられたスプリング4によりメモリーリンク3の係合突出部38がメモリーユニット14とメモリーロック12に係合するように下方向に付勢されている。
スライダー2は一端にシートバックの前倒し動作により引張られるケーブルを係止させるフック1を取付けると共に他端にはシートの通常のスライド作動時における初期位置に付勢するコイルスプリング16の一端を取付け、コイルスプリング16の他端をガイドプレート17に係止させてあるので、スライダー2はシートバックの前倒し動作に連動してコイルスプリング16のバネ力に抗してガイドプレート17に沿って摺動可能になっている。スライダー2はその一方にロックオフプレート10に形成した屈曲部25を係合させてロックオフリンク5を案内するための案内溝29を形成し、他方にはメモリーリンク3に形成した屈曲部27を係合させてメモリーリンク3を案内するための案内開口部33を形成してある。
スライダー2の案内溝29はシートの前倒し動作によりロックオフプレート10がスライドロック9と係合してスライドロック9のロック孔22とロアレール8のロック歯20との噛合を外すために屈曲部25が係合する傾斜溝30と、スライドロック9のロック孔22とロアレール8のロック歯20との噛合を外したシートのロックオフ状態を保持させるために屈曲部25が係合する下端水平部31と、シートの通常のスライド作動時においてロックオフプレート10がスライドロック9に係合しない上方位置に移動させるために屈曲部25が係合する上端水平部32とを備えている。
スライダー2の案内開口部33はシートの通常のスライド作動時にメモリーリンク3がメモリーユニット14をストッパー11に当接させるように押圧しかつロアレール8のロック穴15に噛合させないようにメモリーロック12を押圧させるために屈曲部27が係合する傾斜溝34と、シートバックの前倒し動作によりメモリーリンク3がメモリーユニット14とメモリーロック12とを押圧しなくなってメモリーロック12をスプリング13によりガイドレール穴15に噛合させるために屈曲部27が係合する上端水平部35と、シートの前方移動時にメモリーリンク3が下方向に回動しかつその下方向に回動した状態を保持させるために屈曲部27が係合する下端水平部36と、シートバックの前倒し後の復帰時にメモリーリンク3がメモリーユニット14に係合するまではスライダー2が初期位置に戻るのを阻止させるために屈曲部27が係合する係合段部37とを備えている。
シートの通常のスライド作動について説明すると、図4に示したように、スライダー2がコイルバネ16により初期位置に引張られていることにより、ロックオフプレート10の屈曲部25がスライダー2に形成した案内溝29の上端水平部32に係合し、それによりロックオフプレート10がスライドロック9に係合しない上方位置に位置決めされ、メモリーリンク3の屈曲部27がスライダー2に形成した案内開口部33の傾斜溝34に係合し、それによりメモリーリンク3がメモリーユニット14をストッパー11に当接するように押圧しかつロアレール8のロック穴15に噛合させないようにメモリーロック12を押圧し、そしてスライドロック9のロック孔22がスプリング23によりロアレール8のロック歯20に噛合しているシートのロック状態が形成され、その状態において、操作レバー24を作動させることにより、ロアレール8のロック歯20とスライドロック9のロック孔22との噛合を外すと、アッパレール18がロアレール8に沿って移動し、しかもメモリーロック12とロアレール8のロック穴15との噛合が外れているので、メモリーユニット14の摺動が可能であり、メモリーユニット14はストッパー11とメモリーリンク3とに挟まれてアッパレール18と共に摺動し、所定のシート調整位置において操作レバー24を離すことによりロアレール8のロック歯20にスライドロック9のロック孔22が噛合してシートを所定の調整位置でロックすることができる。
次にウオークイン動作における本発明のシートスライド装置の作動を説明する。シートバックの前倒し動作によりケーブルがスライダー2のフック1を引張ると、図5に示すようにスライダー2がコイルスプリング16のバネ力に抗してフック1に引かれて左側に移動し、ロックオフリンク5のロックオフプレート10に備えられた屈曲部25がスライダー2に形成した案内溝29に案内されて上端水平部32から傾斜溝30を通って下端水平部31に移動すると、ロックオフプレート10がスライドロック9に係合してスライドロック9を下方向に押下げ、スライドロック9のロック孔22をロアレール8のロック歯20から外してシートのロックオフ状態を保持し、同時にメモリーリンク3の屈曲部27がスライダー2に形成された傾斜溝34を出ると、メモリーリンク3のスプリング4よりもメモリーロック12のスプリング13のスプリング力が大きいので、上端水平部35に係合し、メモリーリンク3が時計廻り方向に回転してメモリーユニット14とメモリーロック12とを押圧しなくなり、メモリーロック12がスプリング13により逆時計廻り方向に回動してロアレール8のロック穴15に噛合し、シートバックの前倒し動作時のシートの位置を記憶したこととなる。
シートバックの前倒し後にアッパレール18が前方に移動すると、図6に示したようにメモリーロック12がロアレール8のロック穴15に噛合っているので、メモリーユニット14はロアレール8側に固定されたまま残り、メモリーリンク3がスプリング4により逆時計廻り方向に回転してその屈曲部27が案内開口部33の下端水平部36に係合する。
アッパレール18を前方に移動した後にシートバックを復帰させる際に、図7に示したようにフック1に加わるケーブルの引き力がなくなると、スライダー2はコイルスプリング16により右側に移動するが、ロックオフプレート10はその屈曲部25が下端水平部31に係合しているのでスライドロック9を押下げたロックオフの状態を保持し、同時にメモリーリンク3はその屈曲部27がスライダー2に形成した案内開口部33の係合段部37に係合するのでスライダー2が初期位置に戻るのを阻止する。
アッパレール18を元の位置に復帰させるために後方に移動させると、図8に示したようにメモリーリンク3がメモリーユニット14と接触し、その後更にレールを移動させるとメモリーリンク3がメモリーユニット14に押圧されて時計廻り方向に回転し、図9に示したようにスライダー2の係合段部37とメモリーリンク3の屈曲部27との係合が外れるようになる。スライダー2とメモリーリンク3との係合が外れると、図10に示したようにスライダー2がコイルスプリング16により右側に移動し、ロックオフプレート10がスプリング4により上方に移動し、スライダー2の下端水平部31から傾斜溝30に入り、スライドロック9のロック孔22がロアレール8のロック歯20に接触する。
アッパレール18を元の位置まで復帰させると、スライダー2がコイルスプリング16により更に右側に移動し、図4に示したようにロックオフプレート10がスプリング4により上方に移動し、その屈曲部25をスライダー2の上端平面部32に係合させると、スライドロック9のロック孔22がロアレール8のロック歯20と噛合し、同時にスライダー2の傾斜溝34にメモリーリンク3の屈曲部27が係合することにより、メモリーリンク3が逆時計廻り方向に回転し、メモリーロック12を押圧して時計廻り方向に回動させ、メモリーロック12をロアレールのロック穴15から外すと共にメモリーユニット14をストッパー11に向けて押圧することにより、シートをシートバックの前倒し前の元の位置に復帰させてロックしたこととなる。
本発明によるメモリー機構を有するシートスライド装置の主要部材の分解斜視図である。 本発明のロアレールの底部に取付けたガイドレールにメモリーユニットを摺動可能に嵌合させた状態の斜視図である。 本発明のシートスライド装置の一部を断面で示す斜視図である。 本発明のシートスライド装置のロック状態を示す縦断側面図である。 シートバックの前倒し時の状態を示す縦断側面図である。 シートバックの前倒し後のレールを前方に移動させた状態を示す縦断側面図である。 レールを前方に移動させた後のシートバックの復帰時の状態を示す縦断側面図である。 レールを元の位置に復帰させるために後方に移動させた状態を示す縦断側面図である。 レールの後方移動においてメモリーリンクがメモリーユニットに接触した状態を示す縦断側面図である。 レールの後方移動においてメモリーリンクとメモリーユニットとの係合が外れた直後の状態を示す縦断側面図である。
符号の説明
1 フック
2 スライダー
3 メモリーリンク
4 スプリング
5 ロックオフリンク
6 ピン
7 ガイドレール
8 ロアレール
9 スライドロック
10 ロックオフプレート
11 ストッパー
12 メモリーロック
13 スプリング
14 メモリーユニット
15 ロック穴
16 コイルスプリング
17 ガイドプレート
18 アッパレール
19 スプリング
20 ロック歯
21 ブラケット
22 ロック孔
23 スプリング
24 操作レバー
25 屈曲部
27 屈曲部
29 案内溝
30 傾斜溝
31 下端水平部
32 上端水平部
33 案内開口部
34 傾斜溝
35 上端水平部
36 下端水平部
37 係合段部
38 係合突出部

Claims (4)

  1. ロアレールと該ロアレールに摺動可能に嵌合させたアッパレールとから成り、ロアレールとアッパレールとの間にはロアレールに形成したロック歯に噛合するように付勢されたスライドロックと、スライドロックに係脱可能なロックオフプレートを有するロックオフリンクと、ロアレールに設けたガイドレールに摺動可能に嵌合させたメモリーユニットと、メモリーユニットと当接可能なストッパーと、シートの通常のスライド作動時にストッパーにメモリーユニットを当接させて移動可能に支持するメモリーリンクとを設け、アッパレール上にはシートバックの前倒し動作に連動して摺動するスライダーを取付けたガイドプレートを設け、ガイドプレートにはアッパレールを通して上方に移動するように付勢されたロックオフリンクと下端に形成された係合突出部が下方に移動するように付勢されたメモリーリンクとを回動可能に取付け、ロックオフプレートをシートの通常のスライド作動時においてスライドロックと係合しないように上方に移動させることができるようにかつシートバックの前倒し動作においてシートのロックオフ状態を保持するためにスライドロックに係合させてスライドロックとロアレールのロック歯との噛合を外すことができるようにスライダーに係合させ、メモリーユニットにはシートバックの前倒し動作によりシートの位置を記憶するためロアレールのロック穴に噛合するように付勢されたメモリーロックを回動可能に取付け、メモリーリンクをシートの通常のスライド作動時にロアレールのロック穴に噛合させないようにメモリーロックを押圧するようにかつシートバックの前倒し動作において係合突出部を上方に移動することによりメモリーロックをロアレールのロック穴に噛合させるようにスライダーに係合させたことを特徴とするメモリー機構を有するシートスライド装置。
  2. ロックオフリンクの一端をその他端が上方向に移動するように付勢するスプリングによりピンで回動可能にガイドプレートに軸着させ、ロックオフリンクの他端にはロックオフプレートを備え、ロックオフプレートの上端にはスライダーに形成した案内溝に係合させる屈曲部を形成し、ロックオフプレートの下端をスライドロックに係脱可能にしたことを特徴とする請求項1に記載のメモリー機構を有するシートスライド装置。
  3. メモリーリンクの一端を係合突出部が下方に移動するように付勢するスプリングによりピンで回動可能にガイドプレートに軸着させ、メモリーリンクの他端係合突出部上方にはスライダーに形成した案内開口部に係合させた屈曲部を形成し、係合突出部をメモリーユニットとメモリーロックに係合可能にさせたことを特徴とする請求項1に記載のメモリー機構を有するシートスライド装置。
  4. スライダーをシートの通常のスライド作動時の初期位置に付勢するスプリングによりガイドプレートに摺動可能に取付け、スライダーの一方にはロックオフプレートをシートの通常のスライド作動時においてスライドロックと係合しない上方位置とシートバックの前倒し動作においてロアレールのロック歯との噛合を外してシートのロックオフ状態を保持する位置とに移動させる案内溝を形成し、スライダーの他方にはメモリーリンクをシートの通常のスライド作動時にストッパーに当接するようにメモリーユニットを押圧すると共にロアレールのロック穴に噛合させないようにメモリーロックを押圧する位置とシートバックの前倒し動作においてメモリーリンクが係合突出部を上方に移動されてメモリーロックがスプリングによりロアレールのロック穴に噛合する位置とに移動させる案内開口部を形成し、該案内開口部にはシートバックの前倒し後の復帰時にメモリーユニットに係合するまではメモリーリンクを係合突出部が下方に移動させた状態を保持してスライダーが初期位置に戻るのを防止し、シートロックオフ状態を保持する係合段部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のメモリー機構を有するシートスライド装置。
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