JP5189844B2 - ワイヤーハーネス用プロテクタ - Google Patents

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Description

本発明は、車両等に配索されたワイヤーハーネスを収納して保護する筒型ワイヤーハーネス用プロテクタに係り、特に、容易に解体してワイヤーハーネスを取り出せるようにしたプロテクタに関する。
近年、環境保護の観点から車両部品についてもリサイクルが望まれており、車両解体時におけるワイヤーハーネスの回収技術についての重要性が高まってきている。例えば、車両に配索したワイヤーハーネスについては、必要箇所をプロテクタで保護することが行われており、そのプロテクタから簡単にワイヤーハーネスを取り外せるようにすることが必要になってきている。
通常、ワイヤーハーネス用プロテクタは、ワイヤーハーネスを収容可能な樋形のプロテクタ本体と、プロテクタ本体の開口を塞ぐ蓋体とからなり、蓋体をロック手段でプロテクタ本体に固定した構造をなしている。そして、車両解体時には、大きな力でワイヤーハーネスを引き上げて、ロック手段を無理な力で外して、蓋体を開けることにより、ワイヤーハーネスを取り出している。
しかし、ロック手段を、ロック力の強いものにした場合、ロック手段を無理な力で外すのは非常に大変である。そこで、より簡単にワイヤーハーネスを取り出せるようにしたプロテクタが開発されている。
図10は特許文献1に記載された従来のプロテクタの例を示している。
このプロテクタは、アンカー216付きの底壁211と左右一対の側壁212とを有する樋形のプロテクタ本体210の一方の側壁212の先端に、ヒンジ230を介して蓋体220の一端を一体に連結すると共に、蓋体220の他端と他方の側壁212に、プロテクタ本体210の上面開口を覆った状態で蓋体220をプロテクタ本体210にロックするロック手段215、225を設けたものであり、ヒンジ230の外面には、ヒンジ230を引き裂く時に把持する突出部231が付いている。そして、車両解体時には、その突出部231を把持してヒンジ230を軸線方向に引き裂くことにより、閉じた形態のプロテクタ本体210と蓋体220よりなる筒状体の一部を開放できるようになっている。このプロテクタでは、ヒンジ230を引き裂くことにより、ロック手段215、225を無理に外さないでも、蓋体220を開くことができ、その開いた部分からワイヤーハーネスを外に取り出せる。
特開平11−346413号公報
しかし、図10に示した従来のプロテクタは、蓋体220が本来の大きさのまま、ロック手段215、225によってプロテクタ本体210に繋がった状態で残るため、開いた部分が狭くなりがちであり、ワイヤーハーネスを取り出しづらいという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮し、引き裂き部分の幅を大きくとることができて、ワイヤーハーネスの取り出しが容易にできるワイヤーハーネス用プロテクタを提供することを目的とする。
請求項の発明は、ワイヤーハーネスを包囲する樹脂製の筒状周壁を有し、該筒状周壁の一部により、上面に開口を有する樋状のプロテクタ本体が構成され、前記筒状周壁の残りの部分により、前記開口を開閉する蓋体が構成され、前記プロテクタ本体と蓋体に、前記開口を閉じた状態で前記蓋体とプロテクタ本体を係脱自在にロックするロック手段が設けられたワイヤーハーネス用プロテクタにおいて、前記筒状周壁に、他の部分よりも薄肉化することで線状に切り裂き可能とされ、前記筒状周壁の軸方向の一端縁から他端縁まで連続して延びており、且つ、前記筒状周壁をその厚さ方向に折り曲げ可能とするライン状の薄肉ヒンジが、前記筒状周壁の周方向に間隔をおいて複数本設けられ、前記複数本の薄肉ヒンジのうち隣り合う2本の薄肉ヒンジによって挟まれた帯板状ブロックの軸方向端部に掴み突起が設けられていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、前記薄肉ヒンジを挟んで隣り合う帯板状ブロックにそれぞれ設けられた前記掴み突起が、前記薄肉ヒンジが曲げを許容する向きと反対方向に曲がったときに互いに干渉することで曲げを規制する曲げ規制手段を兼ねていることを特徴とする。
請求項の発明によれば、間隔をおいて設けられた2本の薄肉ヒンジを切り裂きながら、両ヒンジ間の周壁を引き剥がすことができる。従って、広い幅で周壁を取り除くことができ、中のワイヤーハーネスを容易に取り出すことができる。この場合、2本以上の薄肉ヒンジが筒状周壁に設けられていさえすれば、ヒンジ間の周壁を、ある程度の幅を持って引き剥がすことができるので、プロテクタ本体と蓋体が開閉用のヒンジで連結されているかどうかを問わない。例えば、蓋体の幅方向(筒状周壁の周方向)の両端をロック手段でプロテクタ本体にロックする形式のものであってもよい。特に、隣り合う2本の薄肉ヒンジによって挟まれた帯板状ブロックの軸方向端部に掴み突起を設けたので、その掴み突起を掴んで引き上げるだけで、容易に薄肉ヒンジを切り裂きながら、帯板状ブロックを引き剥がすことができる。
請求項の発明によれば、曲げを許容した方向以外に、薄肉ヒンジを曲がらないように規制することができる。従って、例えば、この曲げ規制手段として機能する掴み突起を蓋体に設けた場合に、薄肉ヒンジが自由に曲がり過ぎて、蓋体がプロテクタ本体に対して閉めやすい形状を保持できなくなるのを防止することができ、薄肉ヒンジが多数あるゆえの閉めづらさを改善することができる。また、片方の方向への曲がりを規制するので、その方向についての蓋体の剛性アップを図ることができる。また、蓋体を外れやすい方向に曲がらないようにすることで、蓋体の本来の性能を維持することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1〜図6は第1実施形態のワイヤーハーネス用プロテクタの説明図で、図1(a)は同プロテクタの使用前の状態を示す斜視図、図1(b)は同プロテクタの蓋体の一部正面図、図2はワイヤーハーネスを図示省略した同プロテクタの使用時の状態を示す斜視図、図3はワイヤーハーネスを図示した同プロテクタの使用時の状態を示す正面図、図4は薄肉ヒンジを切り裂きながらヒンジ間の帯板状ブロックを引き剥がしている状態を示す部分側面図、図5は帯板状ブロックを引き剥がした後のプロテクタの状態を示す斜視図、図6は帯板状ブロックを引き剥がした部分からワイヤーハーネスを取り出している状態を示す正面図である。
図1に示すように、このワイヤーハーネス用プロテクタは、ワイヤーハーネスW(図3参照)を包囲する樹脂製の筒状周壁1(閉じたときに筒状となる周壁)を有しており、この筒状周壁1の一部により構成された上面に開口を有する樋状のプロテクタ本体10と、筒状周壁1の残りの部分により構成された、プロテクタ本体10の上面開口を開閉する蓋体20とからなる。
プロテクタ本体10は、左右方向に一定幅を有する底壁11と、その底壁11の幅方向両端からそれぞれ起立して上に延び、両先端(上端)間に前記上面開口を確保した左右一対の側壁12、12とからなる。蓋体20は、幅方向の一端が薄肉ヒンジ22a(主ヒンジ)を介してプロテクタ本体10の片方の側壁12の先端に連結されており、ヒンジ22aを支点にして上下方向に回動可能とされ、それにより、プロテクタ本体10の上面開口に対して開閉自在となっている。
また、プロテクタ本体10の他方の側壁12の上部外面と蓋体20の他端には、蓋体20によりプロテクタ本体10の上面開口を閉じた状態で、蓋体20とプロテクタ本体10をロックするロック手段15、25が設けられている。ロック手段15、25は、蓋体20側のロック突片とプロテクタ本体10側のロック枠とからなり、蓋体20を閉じたときに、ロック突片がロック枠の孔に差し込まれることで、ロック状態となるものである。
蓋体20は、プロテクタ本体10の上面開口の幅よりも多少幅の大きめな帯板状のもので、幅方向に略等間隔に配された2本の薄肉ヒンジ22b、22c(副ヒンジ)を有している。これらの薄肉ヒンジ22b、22cは、蓋体20をプロテクタ本体10に連結した薄肉ヒンジ22aと同様のもので、他の部分よりも薄肉化することで線状に切り裂き可能とされており、プロテクタの軸方向の一端縁から他端縁まで連続してライン状に延びている。そして、これら薄肉ヒンジ22b、22cの部分で、蓋体20がその厚さ方向に折り曲げ可能となっている。
3本の薄肉ヒンジ22(22a、22b、22c)のうち、隣り合う2本の薄肉ヒンジ22a、22b、22cによって挟まれた部分は、帯板状ブロック20a、20bとして構成されており、各帯板状ブロック20a、20bの軸方向端部の外面には掴み突起24が設けられている。なお、ロック手段25の設けられた一番端の帯板状ブロック20cには、掴み突起は設けられていない。
次に作用を説明する。
このワイヤーハーネス用プロテクタの蓋体20を閉じると、図2、図3に示すように、薄肉ヒンジ22b、22cが柔軟に曲がることで、蓋体20がワイヤーハーネスWの形状に追従して、若干上に凸のアーチ状になり、がたつきなくワイヤーハーネスWを押さえ込む。
つまり、薄肉ヒンジ22の屈曲性により、蓋体20に柔軟性を付与することができる。そのため、プロテクタ本体10の形状にとらわれることなく、蓋体20をワイヤーハーネスWの形状に適切に追従させることができ、車両振動時のワイヤーハーネスWのばたつきを抑えて、異音発生を防止することができる。
この使用状態から、車両の解体に伴ってワイヤーハーネスWを取り外す必要が生じた場合は、掴み突起24を掴んで強く引き上げる。そうすると、間隔をおいて設けられた2本の薄肉ヒンジ22a、22cを切り裂きながら、両ヒンジ22a、22c間の帯板状ブロック20a、20bを、図4に示すように、簡単に引き剥がすことができる。
従って、図5、図6に示すように、広い幅で蓋体20の壁(プロテクタの周壁)を取り除くことができ、その壁を取り除いた部分から、中のワイヤーハーネスWを容易に取り出すことができる。
この場合は3本の薄肉ヒンジ22a、22b、22cが平行に設けられているので、どの位置の薄肉ヒンジ22a、22b、22cを切り裂いてもよいが、広い幅で蓋体20の壁を取り除くため、離れた位置にある薄肉ヒンジ22a、22cを切り裂いている。なお、一気に2枚の帯板状ブロック20a、20bを引き剥がすのが困難な場合は、小さい間隔で設けられた薄肉ヒンジ22a、22b、22cを適当な順番に切り裂いて、最終的に大きな範囲で蓋体20の壁を取り除いてもよい。
また、ワイヤーハーネスWを取り外すにあたってロック手段15、25を外す必要がないので、ロック手段15、25としてロック力の強いものを採用することができる。従って、そうした場合は、車両に搭載してワイヤーハーネスWをプロテクタで固定したときに、高強度の状態でワイヤーハーネスWを保持・保護することができる。
このプロテクタによれば、主ヒンジ(薄肉ヒンジ)22aで蓋体20をプロテクタ本体10に連結しているので、主ヒンジ22aと反対側の蓋体20の端部にだけロック手段25を設ければよく、ロック手段25の付いている部分を除き、蓋体20のほとんどの部分を引き剥がすことができる。
なお、上記実施形態では、蓋体20を主ヒンジ22aでプロテクタ本体10に連結し、更にその他に1本以上の薄肉ヒンジ22b、22cを蓋体20に形成した場合を説明したが、2本以上の薄肉ヒンジが、プロテクタを構成する筒状の周壁1のいずれかの位置に設けられていさえすれば、上記の説明と同様に、ヒンジ間の周壁を、ある程度の幅を持って引き剥がすことができる。
従って、プロテクタ本体10と蓋体20が開閉用の主ヒンジ22aで連結されているかどうかは別に問われない。例えば、蓋体20の幅方向(筒状周壁の周方向)の両端をロック手段でプロテクタ本体10にロックする形式のものであってもよい。
また、上記実施形態では、蓋体20の一部の壁を引き剥がす場合を示したが、プロテクタ本体10の例えば側壁12に薄肉ヒンジを設けて(主ヒンジを切り裂く場合は残る1本を設ければよい)、2本の薄肉ヒンジを切り裂きながら、両ヒンジ間の壁を引き剥がすようにしてもよい。但し、その場合は、プロテクタを車体等に固定した状態でも引き剥がせるような位置に薄肉ヒンジが設けられている必要がある。
そのようにすることで、車両への取付状態に制限されることなく、容易に解体することができる。例えば、蓋体20に薄肉ヒンジが設けられている場合は、上向きにしか解体できないが、プロテクタ本体10に薄肉ヒンジが設けられている場合は、側方にも解体が可能となる。
<第2実施形態>
図7〜図9は第2実施形態のワイヤーハーネス用プロテクタの説明図で、図7は同プロテクタの使用前の状態を示す正面図、図8は同プロテクタの展開時の状態を示す正面図、図9は薄肉ヒンジの曲げを規制する手段の説明図で、図9(a)は曲げが起こる前、図9(b)はある程度の曲げが起こりそれ以上の曲げが規制されている状態を示す部分正面図である。
このワイヤーハーネス用プロテクタも、ワイヤーハーネスを包囲する樹脂製の筒状周壁1(閉じたとき筒状となる周壁)を有しており、この筒状周壁1の一部により構成された上面に開口を有する樋状のプロテクタ本体110と、筒状周壁1の残りの部分により構成された、プロテクタ本体110の上面開口を開閉する蓋体120とからなる。
このプロテクタの場合は、左右一対の側壁12、12と底壁11との連結部(組み上がった状態での角部)に、2本の薄肉ヒンジが角部ヒンジ13として設けられている。
また、側壁12の内面に、角部ヒンジ13を折り曲げて底壁11に対して側壁12を所定角度に起立させたときに、それ以上の角度に角部ヒンジ13が曲がるのを規制する角度規制リブ14が設けられている。
蓋体120は、幅方向の一端が薄肉ヒンジ22a(主ヒンジ)を介してプロテクタ本体110の片方の側壁12の先端に連結されており、ヒンジ22aを支点にして上下方向に回動可能とされ、それにより、プロテクタ本体110の上面開口に対して開閉自在となっている。
また、プロテクタ本体110の他方の側壁12の上部外面と蓋体120の他端には、蓋体120によりプロテクタ本体110の上面開口を閉じた状態で、蓋体120とプロテクタ本体110をロックするロック手段15、25が設けられている。
蓋体20は、プロテクタ本体10の上面開口の幅よりも多少幅の大きめな帯板状のもので、幅方向に略等間隔に配された2本の薄肉ヒンジ22b、22c(副ヒンジ)を有している。これらの薄肉ヒンジ22b、22cは、蓋体20をプロテクタ本体10に連結した薄肉ヒンジ22aと同様のもので、他の部分よりも薄肉化することで線状に切り裂き可能とされており、プロテクタの軸方向の一端縁から他端縁まで連続してライン状に延びている。そして、これら薄肉ヒンジ22b、22cの部分で、蓋体120がその厚さ方向に折り曲げ可能となっている。
ここまでは、第1実施形態のプロテクタとほぼ同様であり、異なる点は以下の通りである。
3本の薄肉ヒンジ22a、22b、22cのうち、隣り合う2本の薄肉ヒンジ22a、22b、22cによって挟まれた部分は、帯板状ブロック20a、20bとして構成されており、各帯板状ブロック20a、20bの軸方向端部の外面には、幅方向に離間させて2つの掴み突起124a、124bがそれぞれ設けられている。なお、ロック手段25の設けられた一番端の帯板状ブロック20cにも、1個の掴み突起124cが設けられている。
薄肉ヒンジ22b、22cを挟んで隣り合う帯板状ブロック20a、20b、20cにそれぞれ設けられた掴み突起124a、124b、124cは、図9(a)、(b)に示すように、薄肉ヒンジ22b、22cが曲げを許容する向きと反対方向に曲がったときに〔図9(b)の矢印X方向に曲がったときに〕、互いに頭部が干渉することで、それ以上の曲げを規制する曲げ規制手段を兼ねている。
また、薄肉ヒンジ22a、22b、22c自体も、薄肉化するための凹みを設ける面を、蓋体120の内面側にすることで、内面側には曲がりやすく、外面側(矢印Xと同じ方向)には曲がりにくい仕様に作られている。
このように、蓋体120に設けた掴み突起124a、124b、124cに、曲げ規制手段としての機能を持たせたことにより、薄肉ヒンジ22a、22b、22cが自由に曲がり過ぎて、蓋体120がプロテクタ本体110に対して閉めやすい形状を保持できなくなるのを防止することができ、薄肉ヒンジ22a、22b、22cが多数あるゆえの蓋体120の閉めづらさを改善することができる。また、片方の方向への曲がりを規制するので、その方向についての蓋体120の剛性アップを図ることができる。また、蓋体120を外れやすい方向に曲がらないようにすることで、蓋体120の本来の性能を維持することができる。
また、図8に示すように、プロテクタ本体110の底壁11と左右両側壁12は、2本の角部ヒンジ13を伸ばすことによりフラットに展開可能となっている。同様に蓋体120も、主ヒンジ22aを伸ばすことにより、底壁11および側壁12と共に略同一の平面内にフラットに展開可能となっている。
従って、図8のようにフラットに展開した形態で成形して、使用する段階で図7に示すように樋状に組み立てるようにすることができる。そのため、組み立てる前の段階において、高さを小さく抑えることができ、金型費のダウンを図ることができる。また、嵩張らない形態に保持することができるので、梱包が容易であり、梱包費用の低減も図ることができる。
また、使用時には、図7に示すように、側壁12を起立させることにより、第1実施形態と同様の機能を果たすことができる。この際、角度規制リブ14によって側壁12の起立角度を規制することができるので、リブ14の衝立作用によりプロテクタ本体110の剛性を高めることができる。
また、車両解体時の作用については、第1実施形態と全く同様の機能を発揮することができるし、場合によっては、角部ヒンジ13を切り裂くことで、プロテクタ本体110の周壁の一部を切り取って、その切り取った部分からワイヤーハーネスを取り出すことも可能である。
本発明のは第1実施形態のワイヤーハーネス用プロテクタの説明図で、(a)は同プロテクタの使用前の状態を示す斜視図、(b)は同プロテクタの蓋体の一部正面図である。 ワイヤーハーネスを図示省略した同プロテクタの使用時の状態を示す斜視図である。 ワイヤーハーネスを図示した同プロテクタの使用時の状態を示す正面図である。 薄肉ヒンジを切り裂きながらヒンジ間の帯板状ブロックを引き剥がしている状態を示す同プロテクタの部分側面図である。 帯板状ブロックを引き剥がした後の同プロテクタの状態を示す斜視図である。 帯板状ブロックを引き剥がした部分からワイヤーハーネスを取り出している状態を示す同プロテクタの正面図である。 本発明の第2実施形態のワイヤーハーネス用プロテクタの使用前の状態を示す正面図である。 同プロテクタの展開時の状態を示す正面図である。 同プロテクタにおける薄肉ヒンジの曲げを規制する手段の説明図で、(a)は曲げが起こる前、(b)はある程度の曲げが起こりそれ以上の曲げが規制されている状態を示す部分正面図である。 (a)は従来のプロテクタの構成を示す斜視図、(b)はその要部の拡大図である。
符号の説明
W ワイヤーハーネス
1 周壁
10,110 プロテクタ本体
11 底壁
12 側壁
13 角部ヒンジ(薄肉ヒンジ)
14 曲げ規制リブ
15,25 ロック手段
20,120 蓋体
20a,20b,20c 帯板状ブロック
22a 主ヒンジ(薄肉ヒンジ)
22b,22c 副ヒンジ(薄肉ヒンジ)
24,124a,124b,124c 掴み突起

Claims (2)

  1. ワイヤーハーネスを包囲する樹脂製の筒状周壁を有し、該筒状周壁の一部により、上面に開口を有する樋状のプロテクタ本体が構成され、前記筒状周壁の残りの部分により、前記開口を開閉する蓋体が構成され、前記プロテクタ本体と蓋体に、前記開口を閉じた状態で前記蓋体とプロテクタ本体を係脱自在にロックするロック手段が設けられたワイヤーハーネス用プロテクタにおいて、
    前記筒状周壁に、他の部分よりも薄肉化することで線状に切り裂き可能とされ、前記筒状周壁の軸方向の一端縁から他端縁まで連続して延びており、且つ、前記筒状周壁をその厚さ方向に折り曲げ可能とするライン状の薄肉ヒンジが、前記筒状周壁の周方向に間隔をおいて複数本設けられ、
    前記複数本の薄肉ヒンジのうち隣り合う2本の薄肉ヒンジによって挟まれた帯板状ブロックの軸方向端部に掴み突起が設けられていることを特徴とするワイヤーハーネス用プロテクタ。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、
    記薄肉ヒンジを挟んで隣り合う帯板状ブロックにそれぞれ設けられた前記掴み突起が、前記薄肉ヒンジが曲げを許容する向きと反対方向に曲がったときに互いに干渉することで曲げを規制する曲げ規制手段を兼ねていることを特徴とするワイヤーハーネス用プロテクタ。
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