JP5188925B2 - 樹脂の管理方法及び樹脂封止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂の管理方法及び樹脂封止装置の技術分野に関する。
従来、半導体チップを樹脂封止する樹脂封止装置において、封止異常を低減させることは、樹脂封止された半導体製品(半導体モジュールと称する)の高品質化と低コスト化を推進する上で欠かせないこととなっている。そのため、例えば、特許文献1に示す樹脂封止装置においては、樹脂の予備成形後に、樹脂の量を再計量して樹脂の設定量に対して許容範囲内にない場合には、その予備成形された樹脂を廃棄することで封止異常の発生を低減することが試みられている。
特開2007−22025号公報
しかしながら、封止異常の発生に対して、特許文献1に示される樹脂の量の管理だけでは十分に低減できないおそれも存在する。それは、樹脂の保存状態から樹脂封止完了までに時間を要し、樹脂の品質保持期限という観点から、時間経過が樹脂の品質、ひいては封止品質に影響を与える可能性があるからである。
ここで、樹脂封止工程は、複雑且つ多数の工程から構成される。すなわち、樹脂を管理する上では、複雑且つ多数の工程を経ても、樹脂を特定して樹脂の品質の正常/異常を判別しなければならない。
本発明は、このような観点から、樹脂封止工程において多数の複雑な工程を経ても、例えば時間を含めた多面的な樹脂の品質の管理を可能とする樹脂の管理方法及び樹脂封止装置を提供することをその目的としている。
本発明は、基板上に配置された複数の半導体チップを樹脂封止するために用いられる樹脂の管理方法において、前記基板には該基板を特定するための基板IDが付与されると共に、平面視において該基板IDに対応して該基板が複数の区画に分割され、前記樹脂には該区画に対応した樹脂IDが個々に付与され、前記樹脂封止のための各工程毎に、その工程の完了及び動作中の情報を個々の樹脂IDと関連付けて管理することで、上記課題を解決するものである。
このような構成を採用した結果、基板IDと樹脂IDとが、いわば紐付けされた状態で、樹脂封止のための各工程毎に、その工程の完了及び動作中の報を個々の樹脂IDと関連付けて管理することとなる。このため、複雑且つ多数の工程からなる樹脂封止工程を経た際であっても、工程毎に樹脂と基板との対応が明確となることで樹脂の特定がなされ、且つ樹脂に関わる情報を工程毎に確実に管理することが可能となる。
そして、樹脂IDのもとに管理されるのは、各工程の完了及び動作中の情報である。このため、例えば各工程における樹脂の滞留時間なども管理できることとなり、樹脂の品質を多面的に管理することが可能となり、封止品質を向上させることができる。
なお、各工程の完了及び動作中の情報がビット情報とされ前記樹脂の量と前記各工程滞留時間とを示すワード情報を、前記個々の樹脂IDと関連付けて管理する場合には、例えば特定の樹脂が工程のどこに存在し、どの工程にどれだけの樹脂が滞留しているかを判別することができる。そのため、樹脂に対して滞留時間の制限などを設けた場合には、滞留時間を超えそうな樹脂を事前に見出し、封止異常を未然に防ぐことができる。若しくは、封止異常を生ずるおそれのある樹脂の除去する量を最小限にすることができる。
又、基板IDと樹脂IDとの紐付けをしていることから、樹脂の量を、前記区画毎の前記半導体チップの数に応じて調整した場合には、半導体チップの樹脂封止がなされる際の樹脂流れは所定の区画内でしか生じず、樹脂流れを最小限にして、樹脂流れで生じる封止異常の発生を低減することができる。
なお、上記樹脂の管理は、相応の認識手段、処理手段、及び処理手段に設けられた記憶回路を用いた樹脂封止装置で実現することができる。
本発明を適用することにより、樹脂封止工程において多数の複雑な工程を経ても、例えば時間を含めた多面的な樹脂の品質の管理が可能となり、高品質な半導体モジュールを歩留り高く安定して製造することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係わる樹脂封止装置の全体を表わす模式図、図2は同じく操作画面と処理装置との関係を示す模式図、図3は同じく樹脂情報の内容の一例を示す表、図4は同じく樹脂の予備成形を行う樹脂打錠ユニットにおける工程を示すフロー図、図5と図6は同じく図4に示したフロー図に対応する樹脂の位置を示す模式図、である。
最初に、本発明の実施形態に係わる樹脂封止装置の全体構成について以下に図1、図2を用いて説明する。
樹脂封止装置100は、図1に示す如く、マガジンユニット110と、基板予熱ユニット120と、プレスユニット130と、樹脂打錠ユニット140と、を有する。そして、各ユニットは、図2に示す処理手段である処理装置156によって制御される。なお、以下における「基板102」とはPCB基板やリードフレームといった半導体チップを支持するものの代表例として示したものであり、「樹脂104」とは封止材料の代表例として示したものであって、これらに限定されるものではない。ここで、基板102は平面視において複数の区画に分割されている。そして、樹脂104は予備成形されており、当該区画に対応して基板102上に配置されるものである。
マガジンユニット110は、樹脂封止がされていない基板102を供給するための供給マガジン112Aと、樹脂封止された基板102を収納するための収納マガジン112Bと、を有する。基板102は引出しハンド114で供給マガジン112Aから引き出される。そして、基板102は引出し反転レール116にて反転がなされる。この際に、図示せぬ認識手段であるカメラによって基板102上の半導体チップの数が認識される。反転された基板102は基板予熱ユニット120に送られる。なお、認識手段はカメラだけに限らず、レーザ等を用いた装置を用いてもよい。
基板予熱ユニット120は、複数の基板予熱レール(本実施形態においては、3つの基板予熱レール120A、120B、120C)から構成される。基板102が予熱された後に、その基板102が基板ローダ/アンローダ124によってプレスユニット130に送られる。
プレスユニット130は、複数のプレス(本実施形態においては、2つのプレス130A、130B)とから構成される。プレス130A、130Bはそれぞれ、上型と下型から構成される金型を有し、そこに基板102と樹脂104とが投入されて、減圧後に加熱圧縮工程を経て基板102上の半導体チップが樹脂封止される。
樹脂打錠ユニット140は、粉体状の樹脂を予備成形するためのフィルム搬送部142と、予備形成された樹脂104を計量して、樹脂104の量が設定量に対して許容範囲内であれば、樹脂投入ハンド134に樹脂104を搭載するための樹脂搬送部144と、を有する。
フィルム搬送部142には、Y方向に移動可能なフィルム148が配置されている。フィルム148は、4つのフィルム部分148A、148B、148C、148Dを備えて、粉体状の樹脂をそれぞれに配置することができる。フィルム148がY方向に移動された際には、Y方向で同じ位置のフィルム部分148A、148B(あるいは148C、148D)の樹脂が同時に予備成形のための各工程に入ることとなる。又、フィルム搬送部142の所定の位置の真上には、カップテーブル146が配置されている。カップテーブル146は、4つのカップ(カップ1〜4、146A〜146D)を備える回転可能なテーブルである。認識手段であるカメラによって認識された基板102上の区画内の半導体チップの数に応じて樹脂104の量が調節されて、計量された粉体状の樹脂がカップ1〜4(146A〜146D)に収納される。そして、カップテーブル146のカップ1〜4が反転して収納された粉体状の樹脂が、フィルム148のフィルム部分148A〜148Dに移動する。粉体状の樹脂の予備成形は、Y方向に等ピッチで配置された場所毎にその工程がなされる。まず、カップ1〜4から粉体状の樹脂がフィルム部分148A〜148Dに移動する位置が供給位置Y1であり、供給された粉体状の樹脂を加熱する位置が加熱位置Y2であり、それを冷却する位置が冷却位置Y3であり、その後にアイドル状態(放置)とするのがアイドル位置Y4である。そして、予備成形された樹脂104を取出す位置が取出し位置Y5である。
取出された樹脂104は、樹脂搬送部144の仮置きのための仮置き1位置Y6、場合により仮置き2位置Y9に配置される。そして、仮置き1位置Y6等から移動後、再計量位置Y7において、樹脂104の再計量がなされる。再計量値が、設定値と比較して許容範囲になければ、樹脂104は廃棄位置Y8に配置され廃棄される(本実施形態ではそのまま樹脂封止に使用しないという意味である)。樹脂104の量が許容範囲にある場合には樹脂シフタ150のシフタ1〜4(150A〜150D)の各位置Y13〜Y10に配置される。樹脂シフタ150の全てのシフタが樹脂104で充填されると、それらの樹脂104は樹脂投入ハンド134に搭載される。そして、樹脂投入ハンド134に搭載された樹脂104がプレスユニット130に運ばれる。
プレスユニット130で樹脂封止された基板102は再び基板ローダ/アンローダ124によって移動され、収納レール118を介してマガジンユニット110の収納マガジン112Bに収納される。
樹脂封止装置100の一連の操作は、操作画面154から行われる。操作画面154は、図2に示す如く、処理装置156に接続されている。処理装置156は、操作画面154からの操作に基づいて、各ユニットを制御し、各ユニットから得られたデータ及び入力データを処理する。処理装置156には、記憶回路158が設けられている。記憶回路158は、粉体状の樹脂の予備成形を含む樹脂封止のための各工程に対応した記憶領域を備えている。このため、その記憶領域は、例えば、各工程の完了及び動作中を示すビット情報と、樹脂104の量と各工程滞留時間を示すワード情報と、を含む樹脂104に関わる情報(以下、樹脂情報とも称する)を工程毎に格納することができる。
図3に基づいて、樹脂情報の具体的な記憶内容の一例を詳細に説明する。図3で「ビット情報」で示される「状態」のうち「有/無」は、樹脂104が有るか無いかの情報を示すものである。同じく、「正常/異常」は、樹脂104が正常か異常かの情報である。同じく、「NG」は、樹脂104を自動破棄して作り直すかどうかの情報である。同じく、「受渡中」は、樹脂104が位置Y1〜Y13のいずれかの位置への移動途中かどうかを示す情報である。同じく、「工程の完了」は、各工程が完了しているかどうかを示している。具体的には、計量が完了しているか、供給が完了しているか、加熱が完了しているか、冷却が完了しているか、取出しが完了しているか、再計量済みであるかどうか等である。同じく、「工程動作中」は、各工程が動作中であるかどうかを示す情報である。具体的には計量中であるかどうか、供給中であるかどうか、加熱中であるかどうか、冷却中であるかどうか、再計量中であるかどうか等である。
図3で「ワード情報」で示される「ID」のうち、「基板ID」は基板102のシリアルナンバであり、「樹脂ID」は基板IDに紐付けされる区画に対応する樹脂104の並び順、即ち基板102上の封止位置を示す。このため、基板IDと樹脂IDとが一体となって樹脂104が特定される。「ワード情報」で示される「データ」のうち、「樹脂の量」は、樹脂の量の設定値、計量実績値、再計量実績値等を示している。同じく、「工程滞留時間」は、計量時間、カップが滞留している時間、フィルム搬送滞留時間等を示している。ここで、樹脂の劣化は保存室から取出したところからスタートするとも考えられるので、具体的には図示しない樹脂を供給する装置に樹脂をセットした時点からの時間を求めるのに、計量時間も考慮している。同じく、「打錠後経過時間」は、打錠後の経過時間を示している。
その他、基板IDと関連付けて、1つの基板102に対する樹脂数(区画数)である樹脂分割数や成形金型の分割数である封止分割数、および計量と再計量を繰り返した数となるNG回数などが記憶領域に格納されている。
これらの情報は、樹脂104が置かれている場所、即ちその場所で行われる工程毎に情報が特定される。特定された情報に対してはその位置に対応して記憶領域が確保されており、これらの情報が工程に従い、工程毎に格納されている。即ち、粉体状の樹脂が計量された後、樹脂はカップテーブル146のカップ1〜4に収納される。そのため、図3では、カップ1〜4に対応して記憶領域が確保されて、上述した樹脂情報が格納される。樹脂は、次に、フィルム搬送部142に移動するため、図3に示す位置に応じた記憶領域が確保され、そこでの情報が加えられて、樹脂情報が格納されることとなる。以降、場所毎に確保された記憶領域に、その工程で得られた情報を追加し樹脂情報を格納していくこととなる。
なお、本実施形態においては、樹脂封止に関わる温度及び圧力については樹脂情報として管理対象としていない。但し、上記記憶領域の別領域にログとして記憶している。このため、異常が発生した場合は、対象となるユニットや工程を異常とし、そのユニットや工程で処理中の樹脂104及び基板情報の状態を異常として基板102及び樹脂情報を更新する。即ち、樹脂情報に基づいて温度及び圧力値等を確認することもできる。
操作画面154は、上記の樹脂104の移動にリンクして、樹脂104の滞留位置が判るように樹脂情報及び状態を色分け表示できる。つまり、異常が発生したときには、樹脂封止装置100内の滞留しているどの樹脂104が異常なのかを操作画面にて表示させることができる。このため、樹脂封止装置100内に滞留している樹脂104の正常/異常の有無や、未トライが発生しているか等、作業者が瞬時に樹脂封止装置100の状態を把握することができる。なお、操作画面154には、樹脂情報等を表示する他、外部記憶媒体に出力する機能を有しており、出力された情報は工程管理ログとしても利用することが可能である。なお、樹脂104や工程に対するOK、NG等の各種判定は、処理装置156にて、樹脂104の特性に合わせて、予め記憶された、若しくは入力されたデータと比較することにより行われる。即ち、処理手段156は、認識手段であるカメラによる認識結果に基づいて、基板102の区画毎に樹脂104の量を調整することができる。そして、処理装置156は、樹脂104の設定量に基づき、再計量値と比較して許容範囲内であるか否かを判断することができる。
次に、本実施形態の樹脂打錠ユニット140における動作について、図4〜図6に基づいて説明する。なお、図5、図6において、樹脂104を特定するために、基板ID1に対する樹脂ID1の樹脂104は「1-1」(基板ID−樹脂ID)と表記している。
最初に、カメラで認識された半導体チップの数に基づいて、基板ID1に対する樹脂ID1、2の樹脂の計量を行ない、それぞれカップ4、3に樹脂を収納する(ステップS2、図5(A))。
次に、フィルム148のフィルム部分148A、148Bを供給位置Y1に移動させて、カップテーブル146を180度回転させる。そして、カップ4、3を反転し、樹脂ID1、2の樹脂を供給する。同時に、基板ID1に対する樹脂ID3、4の樹脂の計量を行ない、それぞれカップ1、2に樹脂を収納する(ステップS4、図5(B))。
次に、フィルム148を移動させて、樹脂ID1、2の樹脂は加熱位置Y2で加熱される。同時に、供給位置Y1のフィルム148のフィルム部分148C、148Dに、樹脂ID3、4の樹脂を供給する(ステップS6、図5(C))。カップテーブル146を180度回転させる。
次に、フィルム148を移動させて、樹脂ID1、2の樹脂については冷却位置Y3に移動させて冷却し、同時に樹脂ID3、4の樹脂については加熱位置Y2に移動して加熱する(ステップS8)。なお、このとき、基板ID2に対する樹脂ID1、2の樹脂の計量を行ない、それぞれカップ4、3に樹脂を収納する(図5(D))。
次に、フィルム148を移動させて、樹脂ID1、2の樹脂についてはアイドル位置Y4に移動させ、同時に樹脂ID3、4の樹脂については冷却位置Y3に移動させる(ステップS10)。このとき、基板ID2に対しての樹脂ID1、2の樹脂が収納されたカップ4、3を180度回転させる(図5(E))。
次に、フィルム148を移動させて、樹脂ID1、2の樹脂104の位置を取出し位置Y5に移動させる。そして、樹脂ID1、2の樹脂104が仮置き1位置Y6に仮置きされる(ステップS12)。そして、フィルム148を移動させて、樹脂ID3、4の樹脂104の位置を取出し位置Y5に移動させる。このとき、基板ID2に対する樹脂ID1、2の樹脂が供給位置Y1でフィルム部分148A、148Bに供給される。そして、基板ID2に対する樹脂ID3、4の樹脂がカップ1、2にそれぞれ計量されて収納される(図5(F))。
次に、取出し位置Y5にある基板ID1に対する樹脂ID3、4の樹脂104が取出されて、再計量位置Y7に配置されて、その量が再計量される(ステップS14)。そして、フィルム148を移動させて、フィルム部分148C、148Dを供給位置Y1に移動させる(図6(G))。
次に、再計量位置Y7において再計量された基板ID1に対する樹脂ID3、4の樹脂104の量が許容範囲内であれば、樹脂シフタ150の所定の位置Y11、Y10(シフタ3、シフタ4)に樹脂ID3、4の樹脂104が配置される(ステップS16)。そして、カップテーブル146が180°回転し、基板ID2に対する樹脂ID3、4の樹脂が供給位置Y1でフィルム部分148に供給される(図6(H))。
なお、許容範囲内に樹脂ID3、4の樹脂104の量が無ければ、その樹脂104は廃棄位置Y8に移動し、廃棄されることとなる。樹脂ID3、4の樹脂104が廃棄された際には、樹脂ID1、2と時間をあまり長く空けないために、基板ID3に対する樹脂計量をストップさせることとなる。そして、基板ID1に対する樹脂ID3、4の樹脂104の再計量を行ない、基板ID1に対する樹脂ID3、4の樹脂104の予備成形を行う工程を優先させることとなる。
このように樹脂ID3、4の樹脂104を先に再計量するので、工程でエラーが生じた際にも、結果的に同じ基板IDに対する全ての樹脂104を長く時間を空けずに準備することが可能となる。
次に、基板ID1に対する樹脂ID1、2の樹脂104が仮置き1位置Y6から再計量位置Y7へ移動されて再計量される(ステップS18)。そして、フィルム148を移動させて、基板ID2に対する樹脂ID1、2の樹脂の位置が冷却位置Y3、基板ID2に対する樹脂ID3、4の樹脂の位置が加熱位置Y2に移動される。このとき、基板ID3に対する樹脂ID1、2の樹脂が計量されて、それぞれカップ4、3に収納される(図6(I))。
次に、再計量位置Y7で再計量された基板ID1に対する樹脂ID1、2の樹脂104の量が許容範囲内であれば、樹脂シフタ150の所定の位置Y13、Y12(シフタ1、シフタ2)に樹脂ID1、2の樹脂104が配置される(ステップS20)。このとき、カップテーブルは180°回転する(図6(J))。なお、許容範囲内に樹脂ID1、2の樹脂104の量がなければ、上述の如く、廃棄、計量、他の工程のストップ等を行うこととなる。
最後に、樹脂シフタ150において全てのシフタに樹脂104が充填されたことにより、樹脂シフタ150から樹脂104が樹脂投入ハンド134に搭載される(ステップS22)。このとき、基板ID3に対する樹脂ID3、4の樹脂が計量され、それぞれカップ1、2に収納される(図6(K))。
以上のように、基板IDに対する樹脂104の予備成形をする樹脂打錠工程だけでも、複雑且つ複数の工程から構成されている。そして、図4〜図6においては、樹脂104の欠けや予備成形不良等を生じた場合に樹脂封止工程を担保するエラー工程を省略したが、実際にはそれらが含まれるので、樹脂封止工程はかなり複雑で、且つ多数の工程から構成されていることとなる。しかし、上述の如く、本実施形態では、工程毎に記憶回路158が記憶領域を確保して、基板IDと樹脂IDとを紐付けして、工程毎に樹脂情報(樹脂104の関わる情報)を個々の樹脂IDと関連付けて管理している。このため、どんなに複雑且つ多数の工程であっても、工程毎に樹脂104と基板102との対応が明確となることで樹脂が特定され、且つ樹脂情報を工程毎に確実に管理することができる。同時に、樹脂104あるいは基板102のいずれか一方が不具合を生じた場合には、直ちに異常を察知することが可能となる。
そして、樹脂IDのもとに管理されるのは、各工程における樹脂情報である。このため、例えば各工程での時間等も管理できることとなり、樹脂の品質を多面的に管理することが可能となり、封止品質を向上させることができる。具体的に言うならば、樹脂IDの下に特定の樹脂104が工程のどこに存在し、どの工程にどれだけの樹脂104が滞留しているかを判別することができる。そのため、樹脂104に対して滞留時間の制限等を設けた場合には、滞留時間を超えそうな樹脂104を事前に見出し、封止異常を未然に防ぐことができる。若しくは、封止異常を生ずるおそれのある樹脂104の取り除くべき量を最小限にすることができる。
なお、封止異常の際に、例えば、異常でない基板102を取り除くといった人為的な対策ミスがあっても、基板102と樹脂104との紐付けで管理されるので、エラーを連鎖させることを防止することができる。
又、不具合により樹脂封止工程を途中で止める際においても、流動している樹脂104あるいは基板102を、復旧し易い工程まで移動させて止める(切りのよい工程で樹脂封止装置100を停止させるということ)ということも可能となる。例えば、加熱位置Y2の加熱中に異常が発生した場合、冷却位置Y3の工程までは動かして樹脂打錠ユニット140を止めるといった、樹脂封止装置100の停止後において再起動する上で都合の良い状態まで工程を動かすことが可能となる。
又、操作画面154により樹脂封止装置100の異常箇所、異常樹脂の位置など瞬時に確認することができ、樹脂封止装置100の良好な操作性を確保することができる。
又、基板IDと樹脂IDとの紐付けをしていることから、樹脂104の量は樹脂104の予備成形の際に、区画毎の半導体チップの数に応じて調整できるので、半導体チップの樹脂封止がなされる際の樹脂流れは所定の区画内でしか生じず、樹脂流れを最小限にして、樹脂流れで生ずる封止異常の発生を低減することができる。
即ち、本発明においては、樹脂封止工程において多数の複雑な工程を経ても、例えば時間を含めた多面的な樹脂104の品質の管理が可能となり、高品質な半導体モジュールを歩留り高く安定して製造することができるようになる。
本発明について本実施形態を挙げて説明したが、本発明は本実施形態に限定されるものではない。即ち本発明の要旨を逸脱しない範囲においての改良並びに設計の変更が可能なことは言うまでも無い。
例えば、本実施形態においては、樹脂IDが付されるのが予備成形された樹脂単位であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、樹脂は予備成形されたものに限らず、粉体状の樹脂や液体状の樹脂であっても特定の容器に分けられた分を単位としてそれらに樹脂IDを付してもよい。
又、本実施形態においては、仮置き1位置Y6と仮置き2位置Y9は2箇所であったが、本発明はこれに限定されるものではない。仮置き位置を増やすことによって廃棄すべき樹脂104を低減することが可能となる。
本発明の実施形態に係わる樹脂封止装置の全体を表わす模式図 同じく操作画面と処理装置との関係を示す模式図 同じく樹脂情報の内容の一例を示す表 同じく樹脂の予備成形を行う樹脂打錠ユニットにおける工程を示すフロー図 同じく図4に示したフロー図に対応する樹脂の位置を示す模式図 同じく図4に示したフロー図に対応する図5以降の樹脂の位置を示す模式図
符号の説明
100…樹脂封止装置
102…基板
104…樹脂
110…マガジンユニット
112A…供給マガジン
112B…収納マガジン
114…引出しハンド
116…引出し反転レール
118…収納レール
120…基板予熱ユニット
120A、120B、120C…基板予熱レール
124…基板ローダ/アンローダ
130…プレスユニット
130A、130B…プレス
134…樹脂投入ハンド
140…樹脂打錠ユニット
142…フィルム搬送部
144…樹脂搬送部
146…カップテーブル
146A〜146D…カップ1〜4
148、148A〜148D…フィルム、フィルム部分
150…樹脂シフタ
150A〜150D…シフタ1〜4
154…操作画面
156…処理装置
158…記憶回路

Claims (6)

  1. 基板上に配置された複数の半導体チップを樹脂封止するために用いられる樹脂の管理方法において、
    前記基板には該基板を特定するための基板IDが付与されると共に、平面視において該基板IDに対応して該基板が複数の区画に分割され、
    前記樹脂には該区画に対応した樹脂IDが個々に付与され、
    前記樹脂封止のための各工程毎に、その工程の完了及び動作中の情報を個々の樹脂IDと関連付けて管理する
    ことを特徴とする樹脂の管理方法。
  2. 請求項1において、
    前記各工程の完了及び動作中の情報はビット情報とされ
    前記樹脂の量と前記各工程滞留時間とを示すワード情報を、前記個々の樹脂IDと関連付けて管理する
    ことを特徴とする樹脂の管理方法。
  3. 請求項1又は2のいずれかにおいて、
    前記樹脂の量は、前記区画毎の前記半導体チップの数に応じて調整されている
    ことを特徴とする樹脂の管理方法。
  4. 基板上に配置された複数の半導体チップを樹脂で封止する樹脂封止装置において、
    前記基板には該基板を特定するための基板IDが付与されると共に、平面視において該基板IDに対応して該基板が複数の区画に分割され、
    前記樹脂には該区画に対応した樹脂IDが個々に付与され、
    前記樹脂封止のための各工程毎に、その工程の完了及び動作中の情報を個々の樹脂IDと関連付けて管理する処理手段を備える
    ことを特徴とする樹脂封止装置。
  5. 請求項4において、
    前記処理手段は、前記各工程に対応した記憶領域を備えて、
    該記憶領域は、前記各工程の完了及び動作中を示すビット情報と、前記樹脂の量と前記各工程滞留時間とを示すワード情報と、を工程毎に格納する
    ことを特徴とする樹脂封止装置。
  6. 請求項4又は5のいずれかにおいて、
    更に、前記基板上の前記半導体チップの数を認識する認識手段が設けられて、
    前記処理手段は、該認識手段の認識結果に基づいて、前記区画毎に樹脂の量を調整する
    ことを特徴とする樹脂封止装置。
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