JP5188917B2 - コネクタ及び治具 - Google Patents
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Description
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、コネクタ11は、プリント基板12上に実装され、ICカード13(例えば、小型メモリカード)とプリント基板12に形成されたパターンとを電気的に接続する。図2に示すように、ICカード13は長方形板状に形成され、その短手方向に沿って配列された複数(本実施形態では22個)の接続端子14を有するとともに、列状の接続端子14が長手方向に沿って複数列(本実施形態では4列)設けられている。また、ICカード13は、接続端子14が露出した面の反対側面に所定のピン(例えば1番ピン)の位置を示すマーク15が付されている。
図3に示すように、ハウジング16は、その上部に開口部21を有する長箱状に形成されている。詳述すると、ハウジング16の底部22には、その底部22の左右方向(図3における上下方向)両端に、ハウジング16の前後方向(図3における左右方向)に沿って延びる右側壁23及び左側壁24が立設されている。また、ハウジング16の前方(図3における右側)には、右側壁23と左側壁24との前方を連結するように前側壁25が立設されるとともに、ハウジング16の後方(図3における左側)には、右側壁23と左側壁24の後側端部を連結するように後側壁26が立設されている。右側壁23及び左側壁24は、ハウジング16の上下方向(図3における紙面直交方向)に沿って同じ長さ(高さ)に形成されるとともに、後側壁26は、右側壁23及び左側壁24よりも低く形成されている。さらに、前側壁25は、後側壁26よりも低く形成されている。そして、ハウジング16内には、右側壁23、左側壁24、前側壁25及び後側壁26に囲まれ、ICカード13を収容する収納部27が形成されている。収納部27には、ICカード13が上下方向と直交した状態(底部22と平行な状態)で収納されるようになっている。
コンタクト17は、例えばプレス加工により打ち抜かれた鋼板を曲げ加工することにより形成されている。具体的には、図11及び図12に示すように、コンタクト17は、プリント基板12上の図示しないパターンに半田付け処理される基端部91と、基端部91から上方に延びる固定部92と、固定部92の上端から該固定部92と直交する方向に延びるアーム部93と、アーム部93の先端に形成され接触部94とを備えている。アーム部93は、固定部92と直交する方向に延びてから略U字上に折り返されて斜め上方に延び、その先端が上下方向に弾性変形可能に形成されている。また、接触部94は、上方に向かって凸な円弧状に形成されている。
カバー18は、図1に示すように、カバー18を立てた状態で下側に位置する前側枠101及び上側に位置する後側枠102と、これらの両端で該前側枠101と該後側枠102を連結する右側枠103及び左側枠104とからなる矩形枠状に形成されている。図14に示すように、前側枠101の底面には、カバー18の左右方向(図14における上下方向)に沿った突条105が形成されるとともに、該前側枠101の中央にはカバー18の前後方向(図14における左右方向)に沿った溝部106が形成されている。この溝部106は、前側枠101と、補助金具71の位置合わせ部79(図7等参照)との干渉を避けるために形成されている。また、後側枠102の後側端部には、凹部107が形成されている。
ICカード13をコネクタ11に装着するに際して、1ピースタイプのコネクタ11の場合には、覆蓋姿勢のカバー18を回動させ、起立姿勢にする。このとき、前側枠101には凹部107が形成されているため、例えば指(図示略)を引っ掛けやすく、覆蓋姿勢のカバー18を容易に回動させることができる。一方、2ピースタイプのコネクタ11の場合には、カバー18の回動軸108を第1案内溝41内に挿入し、起立姿勢にする。なお、以下の手順は1ピースタイプ及び2ピースタイプともに同様の作業手順となる。
先ず、例えばピンセットなどの工具によって、ロックアーム76(ロック爪77b)を後側枠102に形成された突条105よりも下方に移動させた状態で、カバー18を前方へ移動させ、カバー18を回動位置に位置させる。そして、カバー18を起立姿勢に起動させてICカード13を収納部27から取り出す。このとき、軸受け部83によって、カバー18を回動位置に位置する際に操作感を得ることができるため、カバー18が回動位置にない状態で、カバー18を回動させようとしてコネクタ11が損傷することを防止できる。
(1)ハウジング16に、支持部57と連続し該支持部57から該ハウジング16の後方に向かうにつれて下方に向かって延びる第1傾斜溝45と、該第1傾斜溝45と連続しハウジング16の前後方向に延びる第1水平溝46とを有する第1案内溝41を形成した。また、ハウジング16の上部に開口する第2垂直溝47,48と、第2垂直溝47,48と連続し該第2垂直溝47,48から該ハウジング16の後方に向かうにつれて下方に向かって延びる第2傾斜溝49,50と、該第2傾斜溝49,50と連続し前後方向に延びる第2水平溝51,52とを有する第2案内溝42,43を形成した。そして、カバー18が覆蓋姿勢の状態で第2垂直溝47,48にそれぞれ挿入されるガイドリブ109,110を形成し、該カバー18を第1案内溝41及び第2案内溝42,43に沿って移動可能にハウジング16に設けた。このように、第1水平溝46及び第2水平溝51,52内にそれぞれ挿入される回動108軸及びガイドリブ109,110によってカバー18が回動することが規制され、各コンタクト17の弾性力に抗してICカード13を保持するため、確実にICカード13をハウジング16の下方に押し付けた状態で保持することができる。
(8)支持部57には、該支持部57における第1傾斜溝45側にて上方に突出し、回動軸108の移動によって上下方向に移動可能な規制突部84を有する軸受け機構74を設けた。そのため、回動軸108が支持部57と第1傾斜溝45との間を移動する際に操作感(クリック感)が生じ、回動軸108が支持部57に挿入された状態か又は第1傾斜溝45に挿入された状態かを容易に把握することができる。これにより、例えば、回動軸108が第1傾斜溝45に挿入された状態、即ちガイドリブ109,110が第2傾斜溝49,50に挿入された状態でカバー18を回動させようとする等の誤操作を防止できる。
(17)ロックアーム76は、ロック支持部75の左右方向両端部からそれぞれハウジング16の左右方向端部側に向かうにつれて上方に傾斜する傾斜部77aと、傾斜部77aの先端部の後側に上方に延びてから後方に折り曲げられて形成されたロック爪77bとから構成されている。従って、ロックアーム76は、ロック爪77bがカバー18(突条105)に係止することで、カバー18に確実に係止することができる。
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。
尚、本実施形態において、第1実施形態と同じの構成部分については同一符号を用いる。そして、第1実施形態において説明した部分については、その部分の説明の全て又は一部を省略する。また、第1実施形態にて用いた符号のうち、本実施形態の説明に必要な符号を図面に付すこととする。
カバー202は、第1実施形態と同様に、矩形枠状に形成され、前側枠203と、後側枠102と、前側枠203と後側枠102とを連結する右側枠103及び左側枠104を有している。図22に示すように、右側枠103及び左側枠104には、それぞれ外側面に、回動軸108、ガイドリブ109,110、及び突部111が外側に向かって突出形成されている。尚、右側枠103に形成された突部111は図22には現れていない。
本体部211の前後方向中央には、左右の枠部材211a,211bを連結する連結部212が形成されている。本体部211の前端の枠部材211cには、下方に向かって延びる一対の支持部213が形成され、その支持部213の下端には爪部214がそれぞれ一体的に形成されている。支持部213及び爪部214は、本体部211が図21に示すハウジング16の右側壁23及び左側壁24の上面に当接した状態で、ハウジング16に対してロック状態にあるカバー202の開錠溝204内に挿入可能に形成されている。
先ず、図26(a)(b)に示すように、ロック状態にあるコネクタ200に対し、開錠治具210をセットする。即ち、図26(b)に示すように、開錠治具210のガイド部217,218を枠状のカバー202の内側に挿入し、図26(a)に示すように、開錠治具210の本体部211をハウジング16の壁23,24の上面に当接させる。
(1)カバー202に開錠溝204を形成し、その開錠溝204に開錠治具210の爪部214を挿入してロックアーム76を押し下げるようにした。従って、左右に延びるロックアーム76を同時に且つ確実に押し下げてカバー202のロックを解除することができる。
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図面に従って説明する。
尚、第1,第2実施形態と同じの構成部分については同一符号を付し、その部分の説明の全て又は一部を省略する。
図30に示すように、ハウジング301の底部311には、その底部311の左右方向(図3における上下方向)両端に、ハウジング301の前後方向(図30における左右方向)に沿って延びる右側壁312及び左側壁313が立設されている。右側壁312及び左側壁313は、両側壁312,313間にICカード13(図2参照)が挿入可能に形成されるとともに、そのICカード13の左右方向の移動を規制するように形成されている。
図29(a)に示すように、カバー302は矩形枠状に形成されている。図29(a)における左右方向を前後方向、図29(a)における上下方向を左右方向とする。つまり、カバー302は、前側枠331、後側枠332、右側枠333、及び左側枠334を有している。
・上記実施形態では、カバー18に2対のガイドリブ109,110を形成したが、これに限らず、ガイドリブは一対でもよく、また三対以上形成してよい。なお、これに応じた数の第2案内溝をハウジング16に形成する。
・上記実施形態では、カバー18をハウジング16に対して着脱できるようにしたが、これに限らず、第1案内溝41に第1垂直溝44を形成せずに、カバー18をハウジング16に着脱不能に設けてもよい。
例えば、図33(a)に示すように、開錠治具400を形成する。この開錠治具400は、左右の枠部材211c,211dの端部から下方に向かって延びるガイド部401,402を有している。図33(b)に示すように、ガイド部401,402は、ハウジング16の側壁23,24の外側に配置され、ハウジング16の側壁23,24に沿って開錠治具400を案内する。
・上記各実施形態では、爪部214にガイド部216を設けたが、ガイド部216を省略してもよい。
Claims (28)
- ICカードを収納する収納部を有する絶縁性のハウジングと、前記ICカードに設けられた接続端子に対応して前記収納部内に配置された複数のコンタクトと、前記収納部を覆うように倒れた覆蓋姿勢と前記収納部に対して起立した起立姿勢との間を回動可能に前記ハウジングの前端に設けられるカバーと、を備えたコネクタであって、
前記ハウジングには、前記カバーの前方に形成された回動軸を回動可能に支持する支持部と、該支持部と連続し前記ハウジングの後方に向かうにつれて下方に向かって延びる第1傾斜溝と、該第1傾斜溝と連続し前記ハウジングの前後方向に延びる第1水平溝とを有する第1案内溝が形成されるとともに、前記ハウジングの上端に開口する挿入部と、前記挿入部と連続し前記後方に向かうにつれて下方に向かって延びる第2傾斜溝と、該第2傾斜溝と連続し前記前後方向に延びる第2水平溝とを有する第2案内溝が少なくとも一対形成され、
前記カバーには、前記回動軸と平行に突出し前記カバーが覆蓋姿勢の状態で前記挿入部にそれぞれ挿入されるガイドリブが形成され、
前記カバーは、前記第1及び第2案内溝に沿って移動可能に設けられたことを特徴とするコネクタ。 - 前記カバーは、前記ハウジングの上下方向と直交した状態で前記第1及び第2案内溝に沿って移動可能に設けられ、
前記収納部には、前記ICカードが前記上下方向と直交した状態で収納されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。 - 前記回動軸が前記第1水平溝に挿入されるとともに前記ガイドリブが前記第2水平溝に挿入された状態の前記カバーに係止し、該カバーが前記第1及び第2傾斜溝側に向かって移動することを規制するロック機構を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
- 前記ロック機構は鋼板により形成され、
前記ハウジングの左右方向中央に固定されるロック支持部と、
前記ロック支持部の左右方向両端部からそれぞれ前記ハウジングの左右方向端部側に延び、前記カバーの移動により上下方向に弾性変形可能であるとともに、前記回動軸及び前記ガイドリブがそれぞれ前記第1及び第2水平溝内に挿入された状態における前記カバーの前側端部に係止するロックアームと、
を備えたことを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。 - 前記ハウジングには、左右方向に沿ったスリットが形成され、
前記ロックアームの先端部には、下方に向かって延び前記スリットに挿入される補強部がそれぞれ形成されたことを特徴とする請求項4に記載のコネクタ。 - 前記ハウジングに固定され、プリント基板上に半田付けされる半田付け部を備えたことを特徴とする請求項1〜5のうちの何れか一項に記載のコネクタ。
- 前記支持部には、該支持部における前記第1傾斜溝側にて上方に突出し前記回動軸の移動によって上下方向に移動可能な規制突部を有する軸受け機構が設けられたことを特徴とする請求項1〜6のうちの何れか一項に記載のコネクタ。
- 前記軸受け機構は鋼板により形成され、
前記ハウジングの左右方向中央に固定される軸受け支持部と、
前記軸受け支持部の左右方向両端部からそれぞれ前記ハウジングの左右方向端部側に延び、上下方向に弾性変形可能な軸受けアームと、
前記軸受けアームの先端部からそれぞれ上方に延びるとともに前記支持部に配置され、上端に前記規制突部が形成された軸受け部と、
を備えたことを特徴とする請求項7に記載のコネクタ。 - 前記半田付け部は前記軸受け支持部であり、
前記ロック機構と前記軸受け機構とが一体形成されたことを特徴とする請求項8に記載のコネクタ。 - 前記ハウジングの底部には、該底部の上下方向両側に開口したコンタクト保持溝が複数形成され、
前記コンタクトは、
プリント基板上に固定される基端部と、
前記基端部から上方に延びる固定部と、
前記固定部の上端から該固定部と直交する方向に延び、先端が上下方向に弾性変形可能に形成されたアーム部と、
前記アーム部の先端に形成され前記接続端子と接触する接触部と、を備え、
前記固定部が前記ハウジングの上方から前記コンタクト保持溝に圧入されることを特徴とする請求項1〜9のうちの何れか一項に記載のコネクタ。 - 前記ハウジングには、該ハウジングの上端に開口する第1垂直溝が形成され、
前記第1垂直溝内には、前記ハウジングの左右方向内側に突出する係止爪を有する係止部材が前記左右方向に弾性変形可能に設けられるとともに、前記係止爪の下方に前記支持部が設けられ、
前記カバーは、前記回動軸が該支持部と該係止爪との間に挿抜されることで前記ハウジングに対して着脱可能であることを特徴とする請求項1〜10のうちの何れか一項に記載のコネクタ。 - 前記係止爪の上面は、該係止爪の基端側から先端側に向かって突出するように傾斜したテーパ状に形成され、
前記係止爪の下面は、前記カバーが着脱される方向と直交する平面状に形成されたことを特徴とする請求項11に記載のコネクタ。 - 前記ハウジングには、該ハウジングの上端に開口する第2垂直溝が少なくとも一対形成され、
前記第2垂直溝内には、前記ハウジングの左右方向内側に突出する係止爪を有する係止部材が前記左右方向に弾性変形可能に設けられるとともに、前記係止爪の下方に支持壁が設けられ、
前記ガイドリブが前記支持壁と前記係止爪との間に挿入されることを特徴とする請求項1〜12のうちの何れか一項に記載のコネクタ。 - 前記係止爪の上面及び下面は、該係止爪の基端側から先端側に向かって突出するように傾斜したテーパ状にそれぞれ形成されたことを特徴とする請求項13に記載のコネクタ。
- ICカードを収納する収納部を有する絶縁性のハウジングと、前記ICカードに設けられた接続端子に対応して前記収納部内に配置された複数のコンタクトと、前記収納部を覆うように倒れた覆蓋姿勢と前記収納部に対して起立した起立姿勢との間を回動可能に前記ハウジングに設けられるカバーと、を備えたコネクタであって、
前記カバーの前端には、前記ハウジングの前方に形成された回動軸を回動可能に支持する支持部と、該支持部と連続し該支持部から前記カバーの前方に向かうにつれて上方に向かって延びる第1傾斜溝と、該第1傾斜溝と連続し前記ハウジングの前後方向に延びる第1水平溝とを有する第1案内溝が形成されるとともに、前記カバーの下端に開口する挿入部と、前記挿入部と連続し前記前方に向かうにつれて上方に向かって延びる第2傾斜溝と、該第2傾斜溝と連続し前記前後方向に延びる第2水平溝とを有する第2案内溝が少なくとも一対形成され
前記ハウジングには、前記回動軸と平行に突出し前記カバーが覆蓋姿勢の状態で前記挿入部にそれぞれ挿入されるガイドリブが形成され、
前記カバーが前記第1及び第2案内溝に沿って移動可能に設けられたことを特徴とするコネクタ。 - ICカードを収納する収納部を有する絶縁性のハウジングと、前記ICカードに設けられた接続端子に対応して前記収納部内に配置された複数のコンタクトと、前記収納部を覆うカバーと、を備えたコネクタであって、
前記ハウジングは、左右一対の案内溝が複数対形成され、各案内溝は、前記ハウジングの上端に開口する挿入部と、前記挿入部と連続し前記ハウジングの後方に向かうにつれて下方に向かって延びる傾斜溝と、該傾斜溝と連続し前記ハウジングの前後方向に延びる水平溝とを有し、
前記カバーには、前記案内溝にそれぞれ挿入されるガイドリブが形成され、
前記カバーは、前記案内溝に沿って移動可能に設けられたことを特徴とするコネクタ。 - 前記カバーは、前記ハウジングの上下方向と直交した状態で前記案内溝に沿って移動可能に設けられ、
前記収納部には、前記ICカードが前記上下方向と直交した状態で収納されることを特徴とする請求項16に記載のコネクタ。 - 前記ガイドリブが水平溝に挿入された状態の前記カバーと係合し、該カバーが傾斜溝側に向かって移動することを規制するロック機構を備えたことを特徴とする請求項16又は17に記載のコネクタ。
- 前記ロック機構は鋼板により形成され、
前記ハウジングの左右方向中央に固定されるロック支持部と、
前記ロック支持部の左右方向両端部からそれぞれ前記ハウジングの左右方向端部側に延び、前記カバーの移動により上下方向に弾性変形可能であるとともに、前記ガイドリブがそれぞれ前記水平溝内に挿入された状態における前記カバーの前側端部に係止するロックアームと、
を備えたことを特徴とする請求項18に記載のコネクタ。 - 前記ハウジングには、左右方向に沿ったスリットが形成され、
前記ロックアームの先端部には、下方に向かって延び前記スリットに挿入される補強部がそれぞれ形成されたことを特徴とする請求項19に記載のコネクタ。 - 前記ハウジングの底部には、該底部の上下方向両側に開口したコンタクト保持溝が複数形成され、
前記コンタクトは、
プリント基板上に固定される基端部と、
前記基端部から上方に延びる固定部と、
前記固定部の上端から該固定部と直交する方向に延び、先端が上下方向に弾性変形可能に形成されたアーム部と、
前記アーム部の先端に形成され前記接続端子と接触する接触部と、を備え、
前記固定部が前記ハウジングの上方から前記コンタクト保持溝に圧入されることを特徴とする請求項16〜20のうちの何れか一項に記載のコネクタ。 - 前記カバーには、前記ロック機構による前記カバーのロックを解除する治具が挿入される開錠溝が形成されてなることを特徴とする請求項3〜5,18〜20のうちの何れか1項に記載のコネクタ。
- 前記カバーには、前記ロックアームを前記ハウジングに向って押し下げることにより前記カバーのロックを解除する治具が挿入される開錠溝が形成されてなることを特徴とする請求項4,5,19,20のうちの何れか1項に記載のコネクタ。
- ICカードを収納する収納部を有する絶縁性のハウジングと、前記ICカードに設けられた接続端子に対応して前記収納部内に配置された複数のコンタクトと、前記収納部を覆うカバーと、を備え、
前記ハウジングは、前記カバーに形成されたガイドリブが挿入される左右一対の案内溝が複数対形成され、各案内溝は、前記ハウジングの上端に開口する挿入部と、前記挿入部と連続し前記ハウジングの後方に向かうにつれて下方に向かって延びる傾斜溝と、該傾斜溝と連続し前記ハウジングの前後方向に延びる水平溝とを有し、
前記ガイドリブが水平溝に挿入された状態の前記カバーと係合し、該カバーが傾斜溝側に向かって移動することを規制するロック機構を備えたコネクタに対して用いられる治具であって、
前記ハウジングの上面に当接される本体部と、
前記本体部に形成され、前記ロック機構と前記カバーとの係合を解除する爪部と、
前記爪部を前記ロック機構に案内するガイド部と、
を有することを特徴とする治具。 - 前記ロック機構は鋼板により形成され、
前記ハウジングの左右方向中央に固定されるロック支持部と、
前記ロック支持部の左右方向両端部からそれぞれ前記ハウジングの左右方向端部側に延び、前記カバーの移動により上下方向に弾性変形可能であるとともに、前記ガイドリブが前記水平溝内に挿入された状態における前記カバーの前側端部に係止するロックアームと、
を備え、
前記爪部は、前記ガイド部の案内によって前記ロックアームを前記ハウジングに押し下げるように形成されてなること、を特徴とする請求項24に記載の治具。 - 前記カバーには、前記爪部が挿入される開錠溝が形成され、
前記爪部は、
前記ロックアームを押し下げる斜面と、
前記斜面に押し下げられたロックアームをその押し下げられた位置で保持するロック解除部と、を有することを特徴とする請求項25に記載の治具。 - 前記本体部から斜め上方に向って延びる把持部と、
前記把持部の先端から前記本体部に向って延び、ロックが解除された前記カバーと係合可能なカバー押出部とを有すること、を特徴とする請求項24〜26のうちの何れか1項に記載の治具。 - 前記本体部には、前記ハウジングの上面と対向する下面から突出するように支持されるとともにバネにより前記下面から突出する方向に付勢された押し爪を有し、前記押し爪は前記カバーのロックを解除した位置で前記下面から突出して前記本体部を前記ガイド部による案内方向と逆方向に移動させる際に前記カバーの外側面と係合すること、を特徴とする請求項24〜26のうちの何れか1項に記載の治具。
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