JP5188855B2 - センサホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、被検出物の接触を検出するケーブル状の感圧センサを、取り付けステーの形状に沿わせて保持するセンサホルダに関する。
従来、自動車等の車両に設けられるスライドドアやウィンドガラス等の開閉体を自動的に開閉するようにした開閉装置には、開閉動作する開閉体による障害物(被検出物)の挟み込みを防止するために、挟み込み防止機能が設けられている。挟み込みを検出するセンサとしては、コードスイッチとも呼ばれる感圧センサが用いられ、この感圧センサは、ケーブル状に形成されて被取付部としての開閉体の閉側移動方向の先端部に組み付けられている。感圧センサの内部には複数の電極が設けられ、障害物の接触により感圧センサが弾性変形すると、これに伴って各電極が短絡し、この短絡をコンピュータにより検出することで挟み込みが検出される。
このように構成される感圧センサを用いた技術としては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。この特許文献1に記載された技術は、ケーブル状に形成された感圧センサと、当該感圧センサを被覆保持するとともに、感圧センサをスライドドアのブラケット(取り付けステー)に組み付けるためのプロテクタ(センサホルダ)とを備えている。
プロテクタの取り付け部には、ブラケットを挟むように設けられる複数の芯金と、各芯金をその基部の中央部分で連結する連結部とがインサートされている。また、連結部から車幅方向に離れた位置には、感圧センサが挿入される挿入孔を有する柔軟部が一体に設けられている。このように、感圧センサを連結部から車幅方向に離して配置することで、組付用具が押し当てられる被押圧部を取り付け部に形成し、これによりブラケットへの組み付け性を向上させている。
特開2006−016890号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載された技術によれば、車幅方向に湾曲したブラケットにプロテクタを組み付ける場合には、以下のような問題が生じ得る。つまり、ブラケットの形状に沿わせてプロテクタを変形させると、プロテクタは、その内部にインサートされた連結部を中心に湾曲する。すると、連結部から車幅方向に離れた位置にある感圧センサは、連結部の曲率よりも大きいかまたは小さい曲率で変形されることになる。これにより、感圧センサには、引張方向または圧縮方向に所定の大きさのストレス(負荷)が掛かり、ひいては、感圧センサの感度がその長手方向の位置に応じてばらつく等の問題が生じ得る。
本発明の目的は、湾曲した取り付けステーに組み付ける場合であっても、感圧センサに掛かるストレスを軽減することができるセンサホルダを提供することにある。
本発明のセンサホルダは、被検出物の接触を検出するケーブル状の感圧センサを、被取付部の取り付けステーの形状に沿わせて保持するセンサホルダであって、前記取り付けステーの長手方向に延びる一対の脚部、および前記各脚部の短手方向一端側を連結する連結部を有し、前記各脚部の短手方向他端側から前記各脚部間に前記取り付けステーが入り込むホルダ本体と、前記各脚部および前記連結部にインサートされ、前記取り付けステーの長手方向に複数設けられる芯金部と、前記連結部の前記取り付けステーを挟む一方側に所定量オフセットして前記各脚部のうちの一方の前記脚部寄りに配置されるよう前記連結部にインサートされ、前記各芯金部を連結するとともに前記取り付けステーの形状に倣って変形される連結芯金部と、前記ホルダ本体の前記連結部側に一体に設けられ、内部に前記感圧センサを収容するセンサ収容部とを備え、前記センサ収容部を、前記連結芯金部の変形方向と直交する前記連結芯金部の投影上に配置することを特徴とする。
本発明のセンサホルダは、被検出物の接触を検出するケーブル状の感圧センサを、被取付部の取り付けステーの形状に沿わせて保持するセンサホルダであって、前記取り付けステーの長手方向に延びる一対の脚部、および前記各脚部の短手方向一端側を連結する連結部を有し、前記各脚部の短手方向他端側から前記各脚部間に前記取り付けステーが入り込むホルダ本体と、前記ホルダ本体における前記連結部の前記各脚部側とは反対側に、前記ホルダ本体の中心位置から所定量オフセットされた位置に形成され、前記感圧センサを収容するセンサ収容部と、前記取り付けステーの長手方向に複数設けられる芯金部と、前記各芯金部を連結する連結芯金部とを有し、前記各脚部および前記連結部にインサートされる芯金部材とを備え、前記連結芯金部は、前記連結部の前記取り付けステーを挟む一方側に所定量オフセットした前記各脚部のうちの一方の前記脚部寄りの位置で、前記連結部にインサートされる前記芯金部の前記センサ収容部が投影される位置に配置されることを特徴とする。
本発明のセンサホルダは、前記ホルダ本体は、車両の側部に設けられるスライドドアの閉側移動方向の先端部に前記取り付けステーを介して組み付けられ、前記連結芯金部を前記車両の車室内側に所定量オフセットすることを特徴とする。
本発明によれば、各芯金部を連結する連結芯金部を、取り付けステーを挟む一方側に所定量オフセットして各脚部のうちの一方の脚部寄りに配置し、感圧センサを収容するセンサ収容部を、連結芯金部の変形方向と直交する連結芯金部の投影上に配置するので、感圧センサを引っ張ったり圧縮したりすること無く連結芯金部の変形に倣って変形させることができる。したがって、湾曲した取り付けステーに組み付ける場合であっても、感圧センサに掛かるストレスを軽減することができ、感圧センサの感度がその長手方向の位置に応じてばらつくことを抑制できる。また、センサ収容部は、ホルダ本体の中央部分から所定量オフセットして設けられるので、ホルダ本体に被押圧部を形成することができ、取り付けステーへの組み付け性を確保することができる。
本発明によれば、ホルダ本体は、車両の側部に設けられるスライドドアの閉側移動方向の先端部に取り付けステーを介して組み付けられ、連結芯金部を車両の車室内側に所定量オフセットするので、スライドドアの全閉付近で当該スライドドアが車室内側に引き込まれる際に、感圧センサが車体のピラー等に干渉することを防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1はワンボックスタイプの車両を示す側面図を、図2は感圧センサを備えた開閉装置の構造を説明する説明図を、図3は図2の開閉装置の全閉状態を説明する説明図を、図4は図2の開閉装置の制御体系を説明する説明図を、図5はセンサユニットの取り付けステーへの組み付け手順を説明する説明図をそれぞれ表している。
図1に示すように、車両10はワンボックスタイプの乗用車であり、この車両10の車体11における側部(車体左側)には、当該側部に形成された開口部12を開閉するスライドドア(被取付部)13が設けられている。スライドドア13は、図中破線矢印に示す方向、つまり、車体11の前後方向にスライドするようになっている。
図2に示すように、スライドドア13の後端部にはローラアッシー14が一体に設けられている。ローラアッシー14は、車体11の側部に固定されたガイドレール15に案内され、これによりスライドドア13は、図中実線で示す全開位置と図中二点鎖線で示す全閉位置との間で開閉自在となっている。ガイドレール15の車体前方側には、車室内側(図中上方)に向けて湾曲する湾曲部15aが一体に設けられている。ローラアッシー14は、スライドドア13の全閉付近で湾曲部15aに案内され、これによりスライドドア13は、図3に示すように車体11の側面と同一面に収まるよう車室内側に引き込まれて閉じられる。
ここで、図示はしないがローラアッシー14は、スライドドア13の前端部の上下部分(アッパー部およびロア部)にも設けられており、さらに、これらに対応して車体11の開口部12の上下部分にもガイドレールがそれぞれ設けられている。このようにスライドドア13は車体11に対して計3箇所で支持されており、車体11に対して安定した開閉動作が可能となっている。
図2に示すように、車体11には、スライドドア13を自動的に開閉するための開閉装置20が搭載されている。この開閉装置20は、ガイドレール15の車体前後方向の略中央部分に隣接して車体11の内部に固定される駆動ユニット21を備えている。駆動ユニット21からは、車体前方側および後方側に向けて一対のケーブル22a,22bが引き出されており、駆動ユニット21から車体前方側に引き出されたケーブル22aは、ガイドレール15の前端部に設けられた反転プーリ23aを介して車体前方側からローラアッシー14に接続されている。また、駆動ユニット21から車体後方側に引き出されたケーブル22bは、ガイドレール15の後端部に設けられた反転プーリ23bを介して車体後方側からローラアッシー14に接続されている。
駆動ユニット21は、各ケーブル22a,22bを駆動するようになっており、駆動ユニット21により各ケーブル22a,22bが駆動されると、スライドドア13は車体前方側または後方側の各ケーブル22a,22bに引っ張られて自動的に開閉動作するようになっている。つまり、この開閉装置20は、所謂ケーブル式の開閉装置を採用している。
図4に示すように、駆動ユニット21は、その駆動源となる電動モータ24と、これに接続される減速機25とを有しており、電動モータ24の回転は減速機25により所定の回転数にまで減速されて出力軸26から出力されるようになっている。なお、電動モータ24としては、例えばブラシ付き直流モータやブラシレス直流モータ等、正逆両方向に回転可能なものを用いることができる。
出力軸26には、略円筒形状に形成されたドラム27が固定されており、ドラム27の外周面には、各ケーブル22a,22bが複数回巻き付けられている。電動モータ24を正転させると、図中時計回り方向にドラム27が回転して閉側のケーブル22aがドラム27に巻き取られ、スライドドア13がケーブル22aに引っ張られて閉動作する。これとは逆に、電動モータ24を逆転させると、図中反時計回り方向にドラム27が回転して開側のケーブル22bがドラム27に巻き取られ、スライドドア13がケーブル22bに引っ張られて開動作する。
減速機25には、図示しない電磁クラッチが内装されている。スライドドア13を手動で開閉操作する場合には電磁クラッチを遮断状態とし、電動モータ24と出力軸26との間の動力伝達経路を遮断するようにする。これによりスライドドア13は軽い負荷で手動操作により開閉できるようになる。ここで、ドラム27とスライドドア13との間にはテンショナ機構(図示せず)が設けられており、このテンショナ機構により各ケーブル22a,22bの張力が一定に保持されている。
出力軸26には周方向に多数の磁極が着磁された環状の多極磁石28が固定され、この多極磁石28の近傍には互いに所定の位相差を設けて2つのホールIC29a,29bが配置されている。出力軸26の回転に伴って各ホールIC29a,29bからは、出力軸26の回転数に比例した所定周期のパルス信号が出力されるようになっている。
電動モータ24を正逆方向に回転制御するために、電動モータ24には配線を介して制御装置(コントローラ)30が電気的に接続されている。制御装置30は、図示しないマイクロプロセッサ(CPU)やROM,RAMなどのメモリ等を内部に備えており、電動モータ24の回転方向や回転数等、電動モータ24の動作を制御するようになっている。
制御装置30には、各ホールIC29a,29bが配線を介して電気的に接続されており、制御装置30は、各ホールIC29a,29bから入力される所定周期のパルス信号に基づいて、出力軸26の回転数、つまり、スライドドア13の開閉速度を検出するようになっている。また、制御装置30は、各ホールIC29a,29bからのパルス信号の出現タイミングに基づいて、電動モータ24の回転方向、つまり、スライドドア13の移動方向を検出し、さらに、スライドドア13が基準位置(例えば全閉位置)にあるときを起点として、各ホールIC29a,29bからのパルス信号を積算することでスライドドア13の開閉位置を検出するようになっている。
スライドドア13を開閉動作させるために、スライドドア13には開閉スイッチとしてのドアハンドル31が設けられている。乗員等によりドアハンドル31が操作されると、ドアハンドル31から制御装置30に指令信号が入力されるようになっている。つまり、制御装置30は、ドアハンドル31からの指令信号の入力をトリガとして、スライドドア13の開閉位置や開閉速度等をメモリ内に格納された制御プログラムを用いて演算し、この演算結果から電動モータ24の回転制御(スライドドア13の開閉制御)を実行するようになっている。
例えば、スライドドア13が全開位置にある場合にドアハンドル31が操作されると、制御装置30はドアハンドル31から指令信号を受ける。すると、制御装置30は、スライドドア13が全開位置にあることから電動モータ24を正転駆動させ、スライドドア13を閉側に移動させる。これとは逆に、スライドドア13が全閉位置にある場合にドアハンドル31が操作されると、制御装置30はドアハンドル31から指令信号を受ける。すると、制御装置30は、スライドドア13が全閉位置にあることから電動モータ24を逆転駆動させ、スライドドア13を開側に移動させる。
なお、ドアハンドル31は、上記のようなON−OFF状態(2位置)に切り替えられる2ポジションスイッチに限らず、例えば、OPEN−OFF−CLOSE状態(3位置)に切り替えられる3ポジションスイッチ等を採用することもできる。
スライドドア13と荷物等の障害物(被検出物)DAとの接触や、当該接触に伴うスライドドア13による障害物DAの挟み込みを検出するために、スライドドア13の車体前方側、つまり、スライドドア13の閉側移動方向の先端部には、感圧センサユニット40が設けられている。
感圧センサユニット40は、スライドドア13に一体に設けられた取り付けステー13aに組み付けられている。取り付けステー13aは、図5に示すように、車体11の外形形状(ボディ形状)に合わせて車両10の車幅方向(図中X軸方向)に湾曲する波形形状に形成されている。感圧センサユニット40は、取り付けステー13aに沿わせて図中破線矢印方向から組み付けられるよう、予め所定形状に変形されている。
感圧センサユニット40を構成する感圧センサ50は、図4に示すように配線を介して制御装置30に電気的に接続されている。制御装置30には、感圧センサ50の弾性変形時に生じる短絡信号が入力され、これにより、スライドドア13と障害物DAとの接触や、当該接触に伴うスライドドア13による障害物DAの挟み込みを検出するようになっている。制御装置30は、感圧センサ50からの短絡信号を受けると、例えば圧電サウンダ等(図示せず)から警告音を発生させるとともに、電動モータ24の回転制御を規制するようになっている。
図6は感圧センサユニットの構造を説明する拡大断面図を、図7(a),(b)は感圧センサの構造を説明する拡大断面図を、図8はセンサホルダの芯金部および連結芯金部の構造を説明する説明図を、図9(a),(b)は連結芯金部の変形状態を説明する説明図をそれぞれ表している。
感圧センサユニット40は、図6に示すように、感圧センサ50とセンサホルダ60とを備えている。センサホルダ60は、感圧センサ50の周囲を被覆して当該感圧センサ50を保護するとともに、感圧センサ50を取り付けステー13aの形状に沿わせて保持するようになっている。
図7(a),(b)に示すように、感圧センサ50はケーブル状に形成され、外側電極51と内側電極52とを備えている。外側電極51は、例えば、導電性ゴム(エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM))等の可撓性を有する導体により中空円筒状に形成されている。内側電極52は、外側電極51と同様に導電性ゴムなどの可撓性を有する導体により中実円柱状に形成されて、外側電極51の内側に当該外側電極51と同軸となるよう配置されている。
外側電極51と内側電極52との間には、ゴム等の絶縁体により螺旋状に形成された3本のスペーサ部材53が内側電極52の外周に沿って螺旋状に配置され、各スペーサ部材53により外側電極51と内側電極52との間には隙間が形成されている。これにより、外側電極51に外力Fを負荷しない状態においては、外側電極51および内側電極52は、互いに電気的に絶縁された状態となっている。各スペーサ部材53は、互いに周方向に等間隔で配置されており、感圧センサ50の長手方向および周方向の各位置における外側電極51と内側電極52との間の隙間寸法を、略均一化している。
内側電極52の内部には、その軸心に沿って内側導線54が埋設されている。内側導線54は、内側電極52に接触して電気的に接続され、内側電極52を長手方向に貫くとともに、その端部は制御装置30に電気的に接続されている。
外側電極51の内部には、3本の外側導線55が周方向に等間隔で埋設されている。図7(a)に示すように、各外側導線55は、それぞれ内側導線54を中心に配置された各スペーサ部材53の間に配置されるとともに、各スペーサ部材53と同様に螺旋状に形成されている。つまり、各スペーサ部材53と各外側導線55とは、内側導線54を中心に、その周方向に沿って交互にかつ等間隔に並ぶよう配置されている。
各外側導線55は、外側電極51に接触して電気的に接続されるとともに、外側電極51を長手方向に貫いてその端部が制御装置30に電気的に接続されている。そして、外力Fにより外側電極51が弾性変形して内側電極52に接触することで、各外側導線55および内側導線54は、互いに短絡するようになっている。
センサホルダ60は、図6に示すように、絶縁体であるゴム等により可撓性を有するよう所定形状に形成され、感圧センサ50を取り付けステー13aに組み付けるためのホルダ本体61を備えている。ホルダ本体61は、取り付けステー13aの長手方向(図5中上下方向)に沿って延びる一対の第1脚部62および第2脚部63を備えている。各脚部62,63は、取り付けステー13aを挟んでそれぞれ対向配置されている。
各脚部62,63の取り付けステー13a側(内側)には、それぞれ抜け止め片62a,63aが一体に設けられている。各抜け止め片62a,63aは、取り付けステー13aとの間で弾性変形され、これにより感圧センサユニット40の取り付けステー13aからの脱落を防止している。
各脚部62,63の短手方向(図6中上下方向)の一端側(図中上側)は、取り付けステー13aを跨ぐよう設けられる連結部64によって連結されており、各脚部62,63間には、各脚部62,63の短手方向他端側(図中下側)から取り付けステー13aが入り込むようになっている。ここで、本発明に係るホルダ本体は、各脚部62,63および連結部64によって構成されている。
ホルダ本体61の連結部64側、つまり、各脚部62,63側(取り付けステー13a側)とは反対側には、ホルダ本体61よりも薄肉に形成された中空のセンサ収容部65が一体に設けられている。センサ収容部65の内部には感圧センサ50が収容されており、センサ収容部65の長さ寸法および感圧センサ50の長さ寸法は、略同一の長さ寸法に設定されている。
図6に示すように、感圧センサユニット40を取り付けステー13aに組み付けた状態のもとで、センサ収容部65の中心位置であるセンタ位置C1は、取り付けステー13aの中心位置であるセンタ位置C2から図中右側、つまり、車両10の車室内側に所定距離Lの分(所定量)オフセットされている。これにより、センサ収容部65の車両10の車室外側(図中左側)には、図中破線で囲った空間Sが形成される。空間Sは、図3中破線矢印に示すように、スライドドア13の全閉付近において、スライドドア13が車室内側に引き込まれる際に、感圧センサユニット40が車体11のピラーPに干渉するのを回避する逃げ空間として機能するものである。これにより、感圧センサ50の不要な弾性変形を抑制するとともに、開閉装置20の誤作動を防止するようにしている。
連結部64の空間S側には傾斜面64aが形成され、この傾斜面64aは、感圧センサユニット40を取り付けステー13aに組み付ける際の被押圧部として機能する。つまり、傾斜面64aを図中下側に押圧することにより、感圧センサ50を押圧すること無く、感圧センサユニット40を取り付けステー13aに組み付けることが可能となっている。したがって、感圧センサユニット40の取り付けステー13aへの組み付け工程において、組み付け負荷によって感圧センサ50が破損等することを防止できる。
ホルダ本体61の内部には、図6および図8に示すように、長尺の薄板鋼材等をプレス加工することにより断面が略コ字形形状に形成された芯金部材70が、インサート成形等の成形手段により埋設されている。芯金部材70は、各脚部62,63および連結部64にインサートされる略コ字形形状に形成された芯金部71を備えており、この芯金部71は、取り付けステー13aの長手方向に沿って等間隔で複数設けられている。
芯金部材70は、複数の芯金部71に加えて各芯金部71のそれぞれを連結する複数の連結芯金部72を備えている。連結芯金部72は、図6に示すように、連結部64の取り付けステー13aを挟む一方側(図中右側)に所定量オフセットして第1脚部62寄りに配置されるよう連結部64にインサートされている。連結芯金部72は、センサ収容部65が投影される位置に配置されており、連結芯金部72およびセンサ収容部65のセンタ位置は、同じ位置C1に配置されている。
連結芯金部72は、取り付けステー13aの湾曲方向に向けて変形、つまり、図8に示すX軸方向(車幅方向)に変形されるようになっている。したがって、センサホルダ60に設けられるセンサ収容部65は、連結芯金部72の変形方向と直交する連結芯金部72の投影上(図中Z軸上)に配置されることになる。
ただし、連結芯金部72およびセンサ収容部65のセンタ位置は、同じ位置C1で完全に一致させなくても良く、連結芯金部72の幅寸法によって決定されるZ軸上への投影範囲内にセンサ収容部65のセンタ位置が収まるようにすれば良い。
次に、芯金部材70の変形状態について図9を用いて説明する。
図9(a)に示すように、芯金部材70(感圧センサユニット40)が真っ直ぐな状態から、取り付けステー13aの波形形状に倣って芯金部材70を変形させると、芯金部材70は、図9(b)に示すように連結芯金部72を中心に変形する。すると、センサ収容部65は、連結芯金部72の変形に追従して連結芯金部72と同じ場所でかつ同じ曲率(半径R1a,R1b)で変形される。したがって、センサ収容部65の内部に同軸上に収容された感圧センサ50には、引張方向または圧縮方向へのストレスが殆ど発生しない。
仮に、取り付けステー13aのセンタ位置C2にセンサ収容部65を配置、つまり、連結芯金部72から車幅方向に離れた位置にセンサ収容部65を配置した場合には、図9(b)の上半分側ではセンサ収容部65の曲率(半径R2a)が大きくなり、感圧センサ50には引張方向へのストレスが掛かってしまう。また、これとは逆に、図9(b)の下半分側ではセンサ収容部65の曲率(半径R2b)が小さくなり、感圧センサ50には圧縮方向へのストレスが掛かってしまう。
以上詳述したように、本実施の形態に係るセンサホルダ60によれば、各芯金部71を連結する連結芯金部72を、取り付けステー13aを挟む一方側に所定量オフセットして第1脚部62寄りに配置し、感圧センサ50を収容するセンサ収容部65を、連結芯金部72の変形方向と直交する連結芯金部72の投影上に配置したので、感圧センサ50を引っ張ったり圧縮したりすること無く連結芯金部72の変形に倣って変形させることができる。
したがって、湾曲した取り付けステー13aに組み付ける場合であっても、感圧センサ50に掛かるストレスを軽減することができ、感圧センサ50の感度がその長手方向の位置に応じてばらつくことを抑制できる。感圧センサ50の感度のばらつきを抑制することができるので、ひいては、開閉装置20による挟み込み防止機能の精度向上を図ることが可能となる。
また、センサ収容部65は、ホルダ本体61の中央部分から所定量オフセットして設けられるので、ホルダ本体61に傾斜面64aを形成することができる。したがって、感圧センサユニット40の取り付けステー13aへの組み付け時に傾斜面64aを被押圧部として用いることで、取り付けステー13aへの組み付け性を向上させることができる。
さらに、本実施の形態に係るセンサホルダ60によれば、ホルダ本体61を、車両10の側部に設けられるスライドドア13の閉側移動方向の先端部に取り付けステー13aを介して組み付け、連結芯金部72を車両10の車室内側に所定量オフセットしたので、スライドドア13の全閉付近で当該スライドドア13が車室内側に引き込まれる際に、感圧センサ50が車体11のピラーPに干渉することを防止することができる。感圧センサ50の不要な弾性変形を抑制できるので、開閉装置20の誤作動を防止することができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。上記実施の形態においては、スライドドア13の閉側移動方向の先端部に別体の取り付けステー13aを設け、当該取り付けステー13aにセンサホルダ60を組み付けたものを示したが、本発明はこれに限らない。例えば、スライドドア13の閉側移動方向の先端部を取り付けステーとして利用し、当該部分に直接センサホルダ60を組み付けるようにしても良い。
また、上記実施の形態においては、センサホルダ60を、取り付けステー13aの車室内側に感圧センサ50が所定量オフセットされるよう構成したものを示したが、本発明はこれに限らず、車体11のピラーPの形状によっては、取り付けステー13aの車室外側に感圧センサ50が所定量オフセットされるよう構成しても良い。
さらに、上記実施の形態においては、感圧センサ50を、外側電極51に3本の外側導線55を配索するとともに、内側電極52と外側電極51との間に3本のスペーサ部材53を螺旋状に配置した構造としたが、本発明はこれに限らない。図10(a),(b)は感圧センサの他の実施例を示す説明図を表しており、例えば、外側電極51に1本の外側導線55を配索し、内側電極52と外側電極51との間に1本のスペーサ部材53を螺旋状に設ける構造としても良い。
また、上記実施の形態においては、感圧センサ50を、障害物DAが接触することにより弾性変形されて、その内部の各導線54,55が短絡することにより短絡信号を発生するよう構成したものを示したが、本発明はこれに限らず、例えば、外力が加えられた際に所定電圧を発生する圧電素子(ピエゾ素子)を感圧センサとして用いることもできる。
さらに、上記実施の形態においては、センサホルダ60を、車両10の自動開閉するスライドドア13に組み付けたものを示したが、本発明はこれに限らず、例えば、車両10の自動開閉するウィンドガラスを支持するドア枠に組み付けることもできる。このほかに、センサホルダ60は、挟み込み防止機能を必要とする建築構造物の出入り口等に設置される自動ドアの閉側移動方向の先端部や、エレベータにおける開閉ドアの閉側移動方向の先端部等にも組み付けることができる。
ワンボックスタイプの車両を示す側面図である。 感圧センサを備えた開閉装置の構造を説明する説明図である。 図2の開閉装置の全閉状態を説明する説明図である。 図2の開閉装置の制御体系を説明する説明図である。 センサユニットの取り付けステーへの組み付け手順を説明する説明図である。 感圧センサユニットの構造を説明する拡大断面図である。 (a),(b)は、感圧センサの構造を説明する拡大断面図である。 センサホルダの芯金部および連結芯金部の構造を説明する説明図である。 (a),(b)は、連結芯金部の変形状態を説明する説明図である。 (a),(b)は、感圧センサの他の実施例を示す説明図である。
符号の説明
10 車両
11 車体
12 開口部
13 スライドドア(被取付部)
13a 取り付けステー
14 ローラアッシー
15 ガイドレール
15a 湾曲部
20 開閉装置
21 駆動ユニット
22a,22b ケーブル
23a,23b 反転プーリ
24 電動モータ
25 減速機
26 出力軸
27 ドラム
28 多極磁石
29a,29b ホールIC
30 制御装置
31 ドアハンドル
40 感圧センサユニット
50 感圧センサ
51 外側電極
52 内側電極
53 スペーサ部材
54 内側導線
55 外側導線
60 センサホルダ
61 ホルダ本体
62 第1脚部(脚部,ホルダ本体)
62a 抜け止め片
63 第2脚部(脚部,ホルダ本体)
63a 抜け止め片
64 連結部
64a 傾斜面(被押圧部)
65 センサ収容部
70 芯金部材
71 芯金部
72 連結芯金部
DA 障害物(被検出物)
P ピラー
S 空間(逃げ空間)

Claims (3)

  1. 被検出物の接触を検出するケーブル状の感圧センサを、被取付部の取り付けステーの形状に沿わせて保持するセンサホルダであって、
    前記取り付けステーの長手方向に延びる一対の脚部、および前記各脚部の短手方向一端側を連結する連結部を有し、前記各脚部の短手方向他端側から前記各脚部間に前記取り付けステーが入り込むホルダ本体と、
    前記各脚部および前記連結部にインサートされ、前記取り付けステーの長手方向に複数設けられる芯金部と、
    前記連結部の前記取り付けステーを挟む一方側に所定量オフセットして前記各脚部のうちの一方の前記脚部寄りに配置されるよう前記連結部にインサートされ、前記各芯金部を連結するとともに前記取り付けステーの形状に倣って変形される連結芯金部と、
    前記ホルダ本体の前記連結部側に一体に設けられ、内部に前記感圧センサを収容するセンサ収容部とを備え、
    前記センサ収容部を、前記連結芯金部の変形方向と直交する前記連結芯金部の投影上に配置することを特徴とするセンサホルダ。
  2. 被検出物の接触を検出するケーブル状の感圧センサを、被取付部の取り付けステーの形状に沿わせて保持するセンサホルダであって、
    前記取り付けステーの長手方向に延びる一対の脚部、および前記各脚部の短手方向一端側を連結する連結部を有し、前記各脚部の短手方向他端側から前記各脚部間に前記取り付けステーが入り込むホルダ本体と、
    前記ホルダ本体における前記連結部の前記各脚部側とは反対側に、前記ホルダ本体の中心位置から所定量オフセットされた位置に形成され、前記感圧センサを収容するセンサ収容部と、
    前記取り付けステーの長手方向に複数設けられる芯金部と、前記各芯金部を連結する連結芯金部とを有し、前記各脚部および前記連結部にインサートされる芯金部材とを備え、
    前記連結芯金部は、前記連結部の前記取り付けステーを挟む一方側に所定量オフセットした前記各脚部のうちの一方の前記脚部寄りの位置で、前記連結部にインサートされる前記芯金部の前記センサ収容部が投影される位置に配置されることを特徴とするセンサホルダ。
  3. 請求項1または2記載のセンサホルダにおいて、前記ホルダ本体は、車両の側部に設けられるスライドドアの閉側移動方向の先端部に前記取り付けステーを介して組み付けられ、前記連結芯金部を前記車両の車室内側に所定量オフセットすることを特徴とするセンサホルダ。
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