JP5188597B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
この種の吸収性物品におけるウイング部は、通常、その片面に粘着部が設けられており、使用の際に、ショーツ等の下着の股下部の側縁に沿って該下着の非肌対向面側に折り曲げられ、該粘着部を介して下着の非肌対向面に固定される。また、一方のウイング部に、他方のウイング部に対して止着可能な止着手段を設け、両ウイング部それぞれを股下部側縁に沿って折り曲げ、両ウイング部を下着の非肌当接面側において互いに連結することで、該下着の股下部に固定するようにした吸収性物品も知られている。
尚、下着の非肌対向面は、典型的には、下着の外表面であるが、股下部がショーツの外表面をなす外層シートとその内側に一部が外層シートから離間するように設けられた装着部との2重構造を有するもの等においては、該装着部の外層シート側の面が下着の非肌対向面である。
本発明の一実施形態である生理用ナプキン1(以下、単にナプキン1ともいう)は、図1及び図2に示すように、吸収層12及び防漏層16を具備する縦長の吸収性本体11と、該吸収性本体11の両側に設けられた一対のウイング部2,2とを有する。
吸収体14は、表面シート13と裏面シート16との間に位置し、これらは一体化されている。液透過性の表面シート13の長手方向の両側それぞれには、該表面シート13の側部に一部を重ねるようにして一対のサイド防漏シート15が連設されている。
一対のサイド防漏シート15及び裏面シート16における、吸収体14の長手方向の両側縁よりも幅方向外方に延出した部分が、ナプキン1の長手方向の両側それぞれにサイドフラップ1S,1Sを形成している。
サイドフラップ1Sは、ナプキン1の排泄部対向部A及び後方部Cにおいて、ナプキン1の幅方向に大きく膨らんでおり、排泄部対向部Aにおける吸収性本体11の両側に一対のウイング部2,2が形成され、後方部Cにおける吸収性本体11の両側に一対の後部フラップ部3,3が形成されている。ナプキン1は、その長手方向におけるウイング部6と後部フラップ部3との境界部付近が細幅に括れている。
ナプキン1を使用する際には、ウイング部6を、ショーツ等の下着の股下部の側縁に沿って該下着の非肌対向面側に折り曲げ、ウイング部粘着部23を介して、該下着の非肌対向面に固定する。また、後部フラップ部3は、ショーツ等の下着の肌対向面上に配され、後部フラップ部粘着部を介して該下着の肌対向面に固定される。
また、ウイング部2の基端28は、前記幅方向横断線TLより後方に位置する部分Rの長さLrが、該幅方向横断線TLより前方に位置する部分Fの長さLfより長くなっている。
幅方向横断線TLは、長手方向中央線L1と直交する仮想線である。
ウイング部2の形状を、幅方向横断線TLの前後で非対称とすることにより、ウイング部2が股下部の側縁に沿って折れ曲がり易くなる。即ち、腹側ではショーツの境界部分で折りたたまれ易く、背側ではショーツの湾曲形状に適合して沿うように折り込まれる。
このように、ウイング部2が股下部の側縁に沿って折れ曲がり易いため、本実施形態のナプキンは、ウイングのショーツへの装着性を向上させることができ、ウイング部による下着防汚性、および、ナプキンの固定性が向上することによるヨレ防止性に優れている。
他方、ウイング部2のナプキン長手方向前側の縁部25は、図3に示すように、直線状をなしており、ウイング部先端の縁部27の前端27fとウイング部基端28の前端28fとを通る仮想直線L4とほぼ重なっている。これに代えて、前側の縁部25も、後側の縁部26と同様に、該仮想直線L4より後方に位置するように湾曲させることもできる。
前記後側の縁部26の傾斜角度θ1を、前記前側の縁部25の傾斜角度θ2より小さくすることで、ウイング前方部の良好な折れ曲がり性を維持しながら、基端28の長さを長めにして優れた下着防汚性及び防漏性を得ることができる。前記傾斜角度θ1は30〜60度、特に35〜50度が好ましく、前記傾斜角度θ2は55〜85度、特に60〜80度が好ましい。
また、ウイング部2の前側の縁部25とウイング部先端の縁部27とが角部を介さずに曲線で連続している場合、又はウイング部2の後側の縁部26とウイング部先端の縁部27とが角部を介さずに曲線で連続している場合、図3に示すように、吸収性本体11の長手方向中央線L1又はそれと平行な直線L1’に対する、ナプキン周縁部の接線の角度θ4が45度となる該周縁部上の点を、ウイング部2の先端の縁部27の前端27f又は後端27rとする。
このような場合、ウイング部2の先端の縁部27の長さLは、前端27fと後端27rとの間の距離であり、基端28の長さL8は、前端28fと後端28rとの間の距離である。
尚、ここでいう縁部26には、縁部26と先端の縁部27との境界部近傍は含めない
連続波状とは、前記後側の縁部26の外方に向かって凹の谷部分26aと、該後側の縁部26より外方に向かって凸の山部分26bとを交互に有する形状であり、谷部分26aと山部分26bとをそれぞれ複数有することが好ましい。
後側の縁部26が連続波状であると、前記後側の縁部26の外方に向かって凹の谷部分26aでショーツクロッチを挟み込むことができる。その結果、ウイング部2が下着の股下部側縁に沿って一層折れ曲がり易くなる。
例えば、図5に示す生理用ナプキンのように、吸収性本体11の両側縁部それぞれに、ウイング部形成用シート22を固定して、ウイング部2を形成することもできる。ウイング部2は、伸縮性のシートから構成することもできるが、実質的に非伸縮性のシートから構成することもできる。ウイング部を構成するシートとしては、各種製法による不織布、不織布と樹脂フィルムとの積層体、不織布と紙、織物等との積層体等を用いることができる。尚、本発明においては、ウイング部にシートを蛇腹状の折り曲げてなる拡縮部等を形成する必要もない。図5に示す実施形態においては、表面シート13の両側部13a,13aは、吸収体14の長手方向両側部を覆うように吸収体14の裏面シート16側に巻き下げられており、ウイング部形成用シート22が、巻き下げられた表面シート13の両側部13a,13aと裏面シート16との間に挟まれた状態で、これらの両シートに、熱若しくは超音波シール又は接着剤等の公知の接合方法により固定されている。
また、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等であっても良い。
11 吸収性本体
12 吸収層
13 表面シート
14 吸収体
15 サイド防漏シート
16 裏面シート(防漏層)
2 ウイング部
23 ウイング部粘着部
TL 幅方向横断線
25 ウイング部の吸収性物品長手方向前側の縁部
26 ウイング部の吸収性物品長手方向後側の縁部
27 ウイング部の先端の縁部
27c 先端の縁部の中点
27r 先端の縁部の後端
28 ウイング部の基端
28r 基端の後端
F 基端の幅方向横断線より前方に位置する部分
R 基端の幅方向横断線より後方に位置する部分
A 排泄部対向部
Claims (2)
- 吸収層及び防漏層を有する吸収性本体と、排泄部対向部における該吸収性本体の両側に設けられた一対のウイング部とを有する吸収性物品において、
前記吸収性物品は、生理用ナプキンであり、
一対のウイング部それぞれの形状が、各ウイング部の先端の縁部の中点を通る幅方向横断線の前後で非対称であり、
一対のウイング部それぞれの基端は、前記幅方向横断線より後方に位置する部分の長さが、該幅方向横断線より前方に位置する部分の長さより長く、
一対のウイング部それぞれは、吸収性物品長手方向後側の縁部の、前記吸収性本体の長手方向に対する傾斜角度が、吸収性物品長手方向前側の縁部の、該吸収性本体の長手方向に対する傾斜角度よりも小さく、
前記排泄部対向部より後方に位置する後方部の吸収性物品長手方向の長さが、該排泄部対向部より前方に位置する前方部の吸収性物品長手方向の長さより長く、該後方部における該吸収性本体の両側に一対の後部フラップ部が形成されており、
前記吸収性物品は、その長手方向におけるウイング部と後部フラップ部との境界部付近が細幅に括れており、吸収性物品の着用時に、一対の前記ウイング部は、下着の非肌対向面側に折り曲げられて該下着に固定され、一対の前記後部フラップ部は、該下着の肌対向面上に配されるようになされており、
一対のウイング部それぞれの吸収性物品長手方向後側の縁部が、複数の山部分と複数の谷部分を交互に有する連続波状になされている、吸収性物品。 - 一対のウイング部それぞれの吸収性物品長手方向後側の縁部は、該ウイング部の先端の縁部との境界部を除く全域において、ウイング部先端側から基端に近づくに連れて、前記吸収性本体の長手方向に対する傾斜が徐々に緩やかになっている請求項1に記載の吸収性物品。
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