JP5188224B2 - ロール状ペーパーの糊塗布装置、およびロール状ペーパーの糊塗布方法 - Google Patents

ロール状ペーパーの糊塗布装置、およびロール状ペーパーの糊塗布方法 Download PDF

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Description

本発明は、糊噴射ノズルを備えたロール状ペーパーの糊塗布装置、およびロール状ペーパーの糊塗布方法に関するものである。
トイレットペーパーおよびペーパータオル等のロール状ペーパーは、テール端縁部に摘みしろを残してテールとログ外周とを全幅に亘って線状またはスポット状に糊で接着して巻取り状態を保持している。前記接着のための糊付けは、例えば、走行式の糊噴射ノズルから糊を噴射してロール状ペーパーに糊を塗布する装置(例えば、特許文献1参照)、または糊が付着した線条物をロール状ペーパーのテールに接触させて糊を塗布する装置(例えば、特許文献2および3参照)で行う。
走行式の糊噴射ノズルを備えた糊塗布装置は、糊噴射ノズルの取り換えにより多品目のロール状ペーパーへの糊塗布に容易に対応させることを可能とし、また特許文献2および3に記載の糊を付着した線状物をロール状ペーパーのテールに接触させて糊を塗布する装置と比較して設備スペースを節約できる利点を持つ。しかし、特許文献2では、走行式の糊噴射ノズルを備えた糊塗布装置によるロール状ペーパーへ糊付けは、糊が塗布される位置および糊量の調節が困難としている。特許文献1に記載の走行式の糊噴射ノズルから糊を噴射してロール状ペーパー上に糊を塗布する装置では、ロール状ペーパーに間隔を置いて糊を点付する態様で、塗布する糊量調節の困難性の克服を試みている。
特公昭63−63453号公報 特開2006−131400号公報 特開2007−284251号公報
しかしながら、先に述べた技術によりロール状ペーパーに糊を点付しても、ロール状ペーパーのテールの接着が剥がれて使用前に巻取りが剥がれる不具合は依然生じる。この不具合に対処するために、テールの接着を強化するため塗布する糊量を増やせば、ロール状ペーパーのログの内部の層まで糊が浸透し、使用時にテールの接着部が剥がしにくくなる。時には糊が浸透して部分的に何層もの紙が接着することで、巻取りを解く際に紙が巻取り方向に裂けるといった不具合も依然生じた。走行式の糊噴射ノズルを備えた糊塗布装置では、特許文献2および3に記載の他の態様の糊塗布装置と比較して先に述べた利点を有するため、使用前までは剥がれにくく、かつ、使用時には剥がしやすいテールの糊付けを実現する技術の開発が望まれていた。
本発明は、ロール状ペーパーのテールの接着に係る糊付けについて、使用前の安定した接着および使用時の剥がしやすさを両立できる糊付けを実現するための、糊噴射ノズルを備えたロール状ペーパーの糊塗布装置、およびロール状ペーパーの糊塗布方法を提供することを課題とする。
本発明は、先に述べた課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、巻取り状態を保持するための糊付けによりテールが安定して接着しているロール状ペーパーの製造技術に関する。加えて、本発明は、使用時のテールの接着の剥がしやすさをも備えたロール状ペーパーの製造技術に関する。
ロール状ペーパーの巻取りを解放して、前記ロール状ペーパーの巻取り時にログ外周面と接着するテール接着部または巻取り時に前記テール接着部と接着するログ外周面のログ外周接着部を露出させて前記ロール状ペーパーを保持し、前記テール接着部または前記ログ外周接着部に糊を塗布した後再び前記ロール状ペーパーを巻取るロール保持手段と、前記テール接着部または前記ログ外周接着部が露出されたときに、前記ロール状ペーパーの前記テール接着部または前記ログ外周接着部に糊を噴射する糊噴射ノズルを有する糊噴射手段と、前記糊噴射手段を支持し、前記ロール状ペーパーの幅方向に前記糊噴射手段を走行させる走行手段と、を備え、前記糊噴射ノズルが、内部に糊が流入する流入口と、前記ロール状ペーパーの幅方向に対して直交する方向に並設された複数の噴射孔と、を有し、複数の前記噴射孔から噴射された糊が、前記ロール状ペーパー上の一定の領域内に収束し、且つ複数の前記噴射孔から噴射された糊が、前記テール接着部またはログ外周接着部において前記ロール状ペーパーの幅方向に対して直交する方向の一部にて重なるように構成されてなるロール状ペーパーの糊塗布装置。
ロール状ペーパーの巻取り時にログ外周面と接着するテール接着部または巻取り時に前記テール接着部と接着するログ外周面のログ外周接着部を露出させて、内部に糊が流入する流入口と、前記ロール状ペーパーの幅方向に対して直交する方向に並設された複数の噴射孔と、を有する糊噴射ノズルから、前記ロール状ペーパーの前記テール接着部または前記ログ外周接着部に糊を噴射させつつ、前記糊噴射ノズルを前記ロール状ペーパーの幅方向に走行させて糊を塗布するロール状ペーパーの糊塗布方法であって、前記ロール状ペーパーの前記テール接着部または前記ログ外周接着部に糊を塗布する際に、複数の前記噴射孔から噴射された糊が、前記ロール状ペーパー上の一定の領域内に収束し、且つ複数の前記噴射孔から噴射された糊が、前記テール接着部またはログ外周接着部において前記ロール状ペーパーの幅方向に対して直交する方向の一部にて重なるように前記糊を塗布するロール状ペーパーの糊塗布方法。
本発明の糊塗布装置に用いられる糊噴射ノズルは、対象物に必要最小限で均一に糊を塗布できる。本発明の糊噴射ノズルを備えた糊塗布装置は、ロール状ペーパーのテール接着部またはログ外周接着部に対して、十分な接着力と剥がしやすさが両立した糊付けを可能にする。本発明のロール状ペーパーの糊塗布方法は、使用開始前にテールの接着が剥がれて巻取りが解放される不具合を軽減し、使用時にテールの接着を容易に剥がし巻取りを解放することができるロール状ペーパーを提供することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、変更、修正、改良を加え得るものである。
ロール状ペーパー(衛生紙ロールともいう)は、トイレットロールやペーパータオルなど主にトイレまたは台所などで使用するロール状紙製品のことをいう。一般に、他の紙製品はと異なり、ロール状ペーパーは、吸水性が高く、ときには水分に対する溶解性が高いため、接着のために液体糊を塗布する際には適度な糊量の微調整が要求される。本明細書で説明するロール状ペーパー1の各部名称を図6Aおよび図6Bを用いて定義する。紙が巻き取られロール状となったもの(巻取紙)は、ログ3ということにする。紙の巻き終わり部分は、テール2ということにする。ロール状ペーパーが巻取られた状態を保持するために、テール先端部とログ外周面とが接着される部分は、テール側がテール接着部4、ログ外周面側がログ外周接着部5ということにする。
本発明の噴射ノズルの一実施態様を表した図1Aおよび図1Bを用いて、糊噴射ノズル11の構造について説明する。糊噴射ノズル11は、糊が流入する流入口12と糊を外部に噴射する噴射孔13を有する。なお、流入口から流入した糊が噴射孔から噴射されるまでの間、糊を貯留するための貯留室16を有してもよい。
本発明の糊噴射ノズル11は、噴射孔13を複数備える。噴射孔13の数は、2個ないし4個、好ましくは2個または3個、最も好ましくは噴射孔13を2個とするのがよい。噴射孔13の個数を増加した場合、過剰な糊の塗布を防ぐため、噴射孔13の直径を小さくするとよい。噴射孔13の直径を小さくすることで噴射孔13の目詰まりが発生しやすくなるため、目詰まりを生じやすい組成の液体糊を噴射する際には、比較的大きな口径とできる噴射孔13が2個の糊噴射ノズル11とするとよい。なお、噴射孔13の数を5個以上とした場合には、ロール状ペーパーのテール接着に通常使用される糊では目詰まりが頻発する程度まで、噴射孔13の直径を小さくする必要が生じるため本発明の糊噴射ノズル13の態様には適さない。一方、噴射孔13が1個の場合、ログ3内部に糊が浸透しないようにロール状ペーパーに対して均一に糊を塗布するための調整を困難とするため適さない。噴射孔13の糊を噴射する側の開口部19の形状は、円形、楕円形、多角形、および星型などでもよい。
図1Bに示すような円形の直線状の噴射孔13が2個の糊噴射ノズル11の場合、噴射孔13の直径は、1プライタイプのトイレットロールでは0.30mm〜0.40mmがよく、好ましくは0.35mmがよい。2プライタイプのトイレットロールの場合、0.40mm〜0.50mmがよく、好ましくは0.45mmがよい。また、噴射方向15を平行とした場合、先述の2つの噴射孔13の間隔は、1プライタイプ用および2プライタイプ用ともに3〜8mm、好ましくは1プライタイプ用では5mm、2プライタイプ用では3mmとするとよい。なお、噴射方向25とは、噴射孔13の出口の中心部を通過する糊の進行方向、いわゆる後述する噴射された糊の断面の中心部に到達する方向をいうことにする。
糊噴射ノズル11の材料は、液体糊が流入口12および噴射孔13の以外部分から漏出しないように密閉できるものであればよい。例えば、糊噴射ノズル11の材料としては、ステンレス鋼などの金属があげられる。また、腐食耐久性を有する材料から糊噴射ノズルを形成してもよい。
糊噴射ノズル11の外周部の形状は、糊塗布装置31の装着する部分の構造などに合わせて決めることができる。例えば、糊噴射ノズル11を糊塗布装置31に装着する際に噴射孔13の配置および噴射方向25が正確に定められるように、糊噴射ノズル11の外周部の一部に平面形状の外側平面部18(図1Aを参照)または溝を有した構造としてもよい。
噴射孔13から液体糊が噴射するパターンは主に、ストレートパターンとフルコーンパターンの2種類がある。本発明の糊噴射ノズル11は、いずれの噴射パターンを選択してもよい。ストレートパターンは、図2Aに示すように、噴射孔13から噴射した糊が、放射状に広がることなく、直線的に対象物に到達する噴射パターンであり、噴射された糊の断面は点状となる。ストレートパターンで糊を噴射するため、噴射孔13は、例えば、直線的なトンネル形状として糊噴射ノズルの部材を貫通させ、噴射孔内壁部17は滑らかな構造としたものでもよい。一方、フルコーンパターンは、図2Bに示すように、噴射孔13から噴射した糊が、放射状に広がって対象物に到達する噴射パターンであり、噴射された糊の断面は、隙間なく糊を満たしている、いわゆる充円形状のパターンを示す。フルコーンパターンで糊を噴射するため、噴射孔13は、例えば、図2Bに示すように噴射孔内壁部17にらせん状の溝を形成する。このような噴射孔内壁部17の形状により、噴射孔13の中心部では糊が直線的に進行し、噴射孔13の周辺部では噴射孔内壁部17のらせん状の溝に沿って回転しながら糊が進行して、噴射孔13から糊は放射状に噴射する。本発明の糊噴射ノズル11の噴射孔13は、後述する作用を満たす限りにおいては、上記2つのいずれの噴射パターンを実現できる形状としてもよい。
図3A〜図3Cに糊噴射ノズル11の噴射孔13から糊が噴射される態様およびロール状ペーパー1上に糊が塗布される態様を模式的に示す。まず、図3Aに示されるように、糊噴射ノズル11の噴射孔13をロール状ペーパー1から離して配置してもよい。この場合、ある1つの噴射孔13aから噴射された糊は、糊噴射経路22aを通り、ロール状ペーパー1に到達し、ロール状ペーパー1に糊塗布部分23aを形成する。糊噴射ノズル11の複数の噴射孔13より噴射した糊は、対象物であるロール状ペーパー1に一定の領域内に収束して塗布される。そのために、例えば、図3Aに示すように間隔を狭めて複数の噴射孔13が直線状に平行に貫通するように形成するとよい。例えば、トイレットロールのテール接着部4に糊を塗布する場合、糊塗布領域24が直径0.5〜2.0cmの範囲内に収束させるように噴射方向25を定めて噴射孔13を形成するのがよい。
噴射ノズル11は、各噴射孔13から噴射された糊の糊塗布部分23が、糊の対象物であるロール状ペーパー1で一部が重なり合わない。糊塗布部分23が重なり合わないようにするため、例えば、噴射孔13の直径を小さくする、噴射孔13間の間隔を大きくする、および、噴射方向25を平行とするまたは噴射方向25が中心部から周辺部に向かうように噴射孔13を形成する、などの構成を有した糊噴射ノズル11にするとよい
図1Aおよび図1Bに示すように、本発明の糊噴射ノズル11は、複数の噴射孔13が全て一平面上に形成されるように、全ての噴射孔13が開口した先端面14を有する形状としてもよい。この場合、噴射孔13は、先端面14を構成する先端部15に孔を貫通させて形成する。
また、図4Aおよび図4Dに示すように、複数の噴射孔13の全てを先端面14において間隔を有して一列に開口した構造としてもよい。先端面14において3個以上の噴射孔13を備える場合、噴射孔13は等間隔で一列に形成することが好ましい。この場合の一列とは、噴射孔13の中心が直線上に配置されることをいう。噴射孔13を等間隔で一列に形成するのが好ましい理由は、先述の構成とした糊噴射ノズル11を噴射孔13の整列方向と垂直に走行させると、等間隔に配された噴射孔13の数と同数の線として糊を塗布でき、テール接着部4の巻取り方向の断面において均一な糊塗布、いわゆる均等流量分布となるためである。
さらに、各噴射孔13の噴射方向25が互いに平行となるように複数の噴射孔13を形成してもよい。例えば、図1Bおよび図3Aに示したように、複数の噴射孔13が先端面14を構成する先端部15を直線状に貫通し、かつ全ての噴射孔13の貫通方向が平行となるように形成するとよい。
本発明のロール状ペーパーの糊塗布装置31がロール状ペーパー1のテール接着部4に糊を塗布する一実施形態の概要を図5に示す。なお、図5は、テール接着部4に糊を塗布する実施形態である。テール接着部4に糊を塗布する代わりに、外周接着部5に糊を塗布してもよい(図示せず)。ロール状ペーパーの糊塗布装置31は、糊噴射手段33、ロール保持手段32、および走行手段34の3つの手段を備える。
図5に示される本発明のロール保持手段32について説明する。本発明のロール保持手段32は、ロール状ペーパー1のテール2の巻取りを解放し、テール接着部4またはログ外周接着部5を露出させ、テール接着部4またはログ外周接着部5に糊が塗布できる状態で保持する動作をするように構成する。加えて、ロール保持手段32は、テール接着部4またはログ外周接着部5に糊が塗布された後、テール2をログ3に巻取らせる動作をするように構成する。先に述べたロール保持手段32の一連の動作は、テール接着部4またはログ外周接着部5に正確に糊が塗布され、その後テール2をログ3に巻取らせることができる態様のものであればよい。テール2の巻取りを解放する動作には、例えば、テール2の先端部を固定した状態でログ3を転がす動作をするような構成、またはテール2の先端部に空気を吹き付けてテール2を捲る動作をするような構成にするとよい。テール接着部4またはログ外周接着部5を露出させて糊の塗布が可能な状態で保持する動作には、例えば、テール2およびログ3をアームなどで挟み込み固定する動作をするような構成、またはテール2のテール接着面4を有する面に対して空気を吹き付けるもしくはテール2のテール接着面4を有する面とは反対の面を吸引することでテール2を固定する動作をするような構成にするとよい。
本発明の糊噴射手段33について説明する。本発明の糊噴射手段33は、先述の糊噴射ノズル11を備える。図5に示すようにテール接着部4、またはログ外周接着部5(図示せず)に対して、複数の噴射孔13の全ての噴射方向25が定められるように、糊噴射ノズル11を糊噴射手段33に装備する。
本発明の走行手段34について説明する。走行手段34は、糊噴射手段33、少なくとも糊噴射ノズル11を含む部分を支持し、これをロール状ペーパー1の幅方向に走行させる構成とする。走行手段34による糊噴射手段33の支持では、糊噴射手段33がロール状ペーパー1の幅方向に走行した際、糊噴射ノズル11の各噴射孔13から噴射された糊が重ならないように糊噴射ノズル11を備えることを留意する。全ての噴射孔13が先端面14に開口した場合、走行手段34は、例えば、図4A、図4B、および図4Dに示すように、糊噴射手段33の走行方向36(ロール状ペーパー1の幅方向)に垂直な座標軸上で各噴射孔13の位置が異なるように糊噴射ノズル11を装置して糊噴射手段33を支持するとよい。対して、図4Cに示すように、ロール状ペーパー1の走行方向36(ロール状ペーパーの幅方向)に垂直な座標軸上で噴射孔13の位置が同じ場合、異なる噴射孔13から噴射した糊が重なり合った線となるため、本発明の走行手段34による糊噴射手段33の支持の態様には適合しない。走行手段34としては、ロール状ペーパー1の全幅ににわたりテール接着部分4またはログ外周接着部分5に糊を塗布できるように、例えば図5に示すようにロール状ペーパー1の幅方向にレールを配置し、糊噴射手段33のうち少なくとも糊噴射ノズル11を備えた部分がレールに沿って走行する構成としてもよい。また、可動式アームによって糊噴射手段33の少なくとも糊噴射ノズル11を備えた部分がロール状ペーパー1の幅方向に走行する構成としてもよい(図示せず)。
本発明の糊噴射ノズル11およびロール状ペーパーの糊塗布装置31の作用・効果について説明する。まず、本発明の糊噴射ノズル11およびロール状ペーパーの糊塗布装置31は、図3Aに示すように決められた範囲内に収束して糊を塗布するように噴射孔13が形成された構成とすることで、ロール状ペーパー1の限定された領域、すなわちテール接着部4またはログ外周接着部5に正確に糊を塗布できる。これにより、接着面を集中させて剥がれにくいテール2の糊付けを実現できる。対して、上記の作用を有さず本発明に該当しない糊噴射ノズル11およびロール状ペーパーの糊塗布装置31による糊の塗布では、図3Cに示すように、接着面が分散し、個々の接着面での接着力を確保するために糊の内部浸透リスクが高まるまで流量密度を増加せざるをえず、内部まで糊が浸透してしまう。
また、複数の噴射孔13から噴射した糊の糊塗布部分23の少なくとも一部は重なり合わないように噴射孔13を形成した本発明の糊噴射ノズル11および糊塗布装置31は、図3Aに示すように、ロール状ペーパー1単位面積あたりの糊塗布量、すなわち流量密度が均一な、いわゆる均等流量分布となる。特に、複数の噴射孔13からの糊を噴射する本発明の糊噴射ノズル11および糊塗布装置31は、各噴射孔13から噴射された糊が加算的に作用することでより均一な流量分布を実現する。このような作用から、ロール状ペーパー1の全幅にわたりテール接着部4およびログ外周接着部5の各1層に浸透が限定する最小限度の糊量を塗布し、使用前は剥がれにくく、かつ使用時は剥がしやすいテールの糊付けを実現できる。対して、図3Bおよび図4Cに示すように、複数の噴射孔13から噴射した糊が完全に重なり合うように噴射孔13を形成した本発明に該当しない糊噴射ノズル11および糊塗布装置31は、流量密度が局所的に高い、いわゆる山形流量分布を呈し、糊のログ3内部への浸透リスクが高く、使用時にテールの糊付けが剥がしにくいロール状ペーパーを製造することになる。
ロール状ペーパーの製造に関する装置は、トイレットロールやペーパータオルなど多品目を同一装置で製造することが実用面で求められる。本発明のロール状ペーパーの糊塗布装置31は、噴射孔13の直径の異なる糊噴射ノズル11に交換により簡単に品目の変更に対応でき、着脱により糊噴射ノズル11の洗浄が容易にできるなどメンテナンス面で糊が付着した線条物をロール状ペーパーのテールに接触させて糊を塗布する装置(特許文献2および3を参照)と比較して優れている。また、糊が付着した線条物をロール状ペーパーのテールに接触させて糊を塗布する装置は、ロール状ペーパー1の全幅にわたり糊を塗布するための線条物を部品として備えるスペースを必要とする。対して、本発明のロール状ペーパーの糊塗布装置31は、代わりにロール状ペーパー1の幅より小さい走行式の糊噴射ノズル11を備えることで対応できるため設備スペースの節約でも優れている。
以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(1)糊噴射ノズル
実施例1〜3および比較例1,2に用いた糊噴射ノズル11は、ステンレス鋼(SUS)製で、図1Aに示すような、先端面14に全ての噴射孔13が開口した外観の形状と貯留室16を有するものとした。実施例2の糊噴射ノズル11においては、先端面14において3つの噴射孔13が直線上に並ぶように開口させた(図4Dを参照)。実施例1〜3および比較例1,2における糊噴射ノズル13は、図1Bに示すような、円形で直線的なトンネル形状として先端部15を貫通するものとし、噴射孔内壁面17は滑らかな形状とした。実施例1〜3および比較例1,2における糊噴射孔13の直径(開口部19の直径)、および複数の噴射孔13を有する場合には先端面14上での開口部19の間の間隔を表1に示す。なお、実施例2において、開口部19は、表1に示す距離で等間隔に配置した。
Figure 0005188224
糊噴射ノズルにおける噴射孔の数、噴射孔の開口部の直径、開口部の間隔、および対象物であるトイレットレールの種類をあらわした表である。
(2)ロール状ペーパー
表1に示すように、実施例1および2ならびに比較例1は、1プライタイプのトイレットロール1を糊付けの対象物とした。実施例3および比較例2は、2プライタイプのトイレットロール1を糊付けの対象物とした。
(3)糊
実施例1〜3および比較例1、2に用いた糊は、セルロース誘導体(pH6.0、粘度400mPas/30℃、製造元・日本NSC、品番・TV506)とした。
(4)糊塗布装置
実施例1〜3および比較例1、2での糊塗布装置31は、図5に示される態様とした。ロール保持手段32は、テール接着部4が上方に向かって露出して保持する態様とした。前記実施例1〜3および比較例1、2での糊噴射手段33は、それぞれ先述の実施例1〜3および比較例1、2の糊噴射ノズル11を備え、テール接着部4に対して噴射孔13の噴射方向25が向くように糊噴射ノズル11を装備した。なお、実施例1〜3の糊噴射ノズル13は、図4Dに示すように、噴射孔13の配列方向がトイレットロール1の幅方向と直行するように備えた。走行手段34は、図5に示すようにレール式の走行手段34とし、レールに沿って、支持された糊噴射手段33がトイレットロール1の全幅にわたり幅方向に走行する構造とした。走行手段34は、噴射孔13の開口部19からテール接着部4までの距離が4cmとなるように糊噴射手段33を支持した。
噴射孔13からの糊の噴射は、前記テール接着部4が露出されたときに、走行手段34によって走行させながら行った。実施例1〜3および比較例1,2における、糊噴射ノズル13の単位時間あたりの糊噴射量、糊噴射ノズル13の走行速度、糊が塗布される領域の幅(糊の塗布幅)、およびトイレットロール1の1ロール当たりに塗布する糊量、を表2に示す。
Figure 0005188224
糊噴射ノズルからの単位時間当たりの噴射される糊の量(糊噴射量)、糊噴射ノズルの走行速度、糊が塗布される領域の幅(糊の塗布幅)、トイレットロールの1ロールあたりに塗布される糊の量、および対象物のトイレットレールの種類、をあらわした表である。実施例1〜3では、比較の対象となる比較例1または2よりも、1ロールあたりに塗布される糊の量が半量程度と少ない。
テール接着部4に糊を塗布した後、テール2をログ3に巻取りテール2を接着した。
(5)評価
1プライタイプのトイレットロール1を対象物とした実施例1、2および比較例1の評価をする。テール2の接着の安定性は、実施例1、2で得たトイレットロール1が、良好であった。テール2の接着の剥がしやすさは、実施例1、2で良好であり、糊の浸透はテール接着部4およびログ外周接着部5の各1層に限定されていた。対して、比較例1においては、数層にわたる糊の浸透による過剰な接着がしばしば発生し、テール2の接着を剥がす際に不具合が生じるトイレットロール1も得た。トイレットロール1の1ロール当たりに塗布する糊の量について、実施例1、2は、比較例1のおよそ半量であった(表2を参照)。よって、実施例1、2は、糊量の節約の効果も有する。また、このことは、糊の塗布される量を低減することで内部の紙への糊の浸透を防止していることを示している。なお、実施例2においては、糊塗布装置稼働中に噴射孔13が目詰まりする不具合を生じた。これは、実施例2の噴射孔13の開口部19の直径が小さいためと考える。以上を総合的に評価すると、1プライタイプのトイレットロール1の糊塗布には、実施例1の態様が適している。
2プライタイプのトイレットロール1を対象物とした実施例3および比較例2の評価をする。テール2の接着の安定性は、実施例2で得たトイレットロール1が、良好であった。テール2の接着の剥がしやすさは、実施例2で良好であり、糊の浸透はテール接着部4およびログ外周接着部5の各1層に限定されていた。対して、比較例2においては、数層にわたる糊の浸透による過剰な接着がしばしば発生し、テール2の接着を剥がす際に不具合が生じるトイレットロール1も得た。トイレットロール1の1ロール当たりに塗布する糊の量について、実施例3は、比較例2のおよそ半量であった(表2を参照)。よって、実施例3は、糊量の節約の効果も有する。また、このことは、糊の塗布される量を低減することで内部の紙への糊の浸透を防止していることを示している。以上を総合的に評価すると、2プライタイプのトイレットロール1の糊塗布には、実施例3の態様が適している。
本発明に係る糊噴射ノズル、前記糊噴射ノズルを備えたロール状ペーパーの糊塗布装置およびロール状ペーパーの糊塗布方法によれば、テールの接着の剥がれによるロール状ペーパーの不良発生を抑制して製造効率が向上し、かつ、高品質のロール状ペーパーを提供できる。
本発明の一実施態様の糊噴射ノズルの斜視図である。 本発明の一実施態様の糊噴射ノズルの断面図である。 噴射パターンの一態様であるストレートパターンをあらわした図である。 噴射パターンの一態様であるフルコーンパターンをあらわした図である。 2つの噴射孔から噴射した糊がロール状ペーパーに塗布される様子を説明した図である。 2つの噴射孔から噴射した糊がロール状ペーパーに塗布される様子を説明した図である。 2つの噴射孔から噴射した糊がロール状ペーパーに塗布される様子を説明した図である。 糊噴射ノズル先端面に複数(4個)の噴射孔が一列に形成された場合を説明した図である。 糊噴射ノズル先端面に複数の噴射孔が一列でなく形成された場合を説明した図である。 複数の噴射孔から噴射した糊が互いに重なり合うように糊噴射ノズルを走行する一態様をあらわした図である。 糊噴射ノズル先端面に複数(3個)の噴射孔が一列に形成された場合を説明した図である。 本発明の一実施態様のロール状ペーパーの糊塗布装置がテール接着部に糊を塗布する概要を示した図である。 テール巻取り状態にあるロール状ペーパーの端部の斜視図および断面図である。 テール解放状態にあるロール状ペーパーの斜視図である。
符号の説明
1:ロール状ペーパー(トイレットロール)、2:テール、3:ログ、4:テール接着部、5:ログ外周接着部、6:摘みしろ、11:糊噴射ノズル、12:流入口、13:噴射孔、13a,13b,13c,13d:噴射孔、14:先端面、15:先端部、16:貯留室、17:噴射孔内壁部、18:外側平面部、19:開口部、21:糊、22:糊噴射経路、22a,22b,22c,22d:糊噴射経路、23:糊塗布部分、23a,23b,23c,23d:糊塗布部分、24:糊塗布領域、25:噴射方向、31:糊塗布装置、32:ロール保持手段、33:糊噴射手段、34:走行手段、35:糊供給経路、36:走行方向。

Claims (2)

  1. ロール状ペーパーの巻取りを解放して、前記ロール状ペーパーの巻取り時にログ外周面と接着するテール接着部または巻取り時に前記テール接着部と接着するログ外周面のログ外周接着部を露出させて前記ロール状ペーパーを保持し、前記テール接着部または前記ログ外周接着部に糊を塗布した後再び前記ロール状ペーパーを巻取るロール保持手段と、
    前記テール接着部または前記ログ外周接着部が露出されたときに、前記ロール状ペーパーの前記テール接着部または前記ログ外周接着部に糊を噴射する糊噴射ノズルを有する糊噴射手段と、
    前記糊噴射手段を支持し、前記ロール状ペーパーの幅方向に前記糊噴射手段を走行させる走行手段と、を備え、
    前記糊噴射ノズルが、内部に糊が流入する流入口と、前記ロール状ペーパーの幅方向に対して直交する方向に並設された複数の噴射孔と、を有し、
    複数の前記噴射孔から噴射された糊が、前記ロール状ペーパー上の一定の領域内に収束し、且つ複数の前記噴射孔から噴射された糊が、前記テール接着部またはログ外周接着部において前記ロール状ペーパーの幅方向に対して直交する方向の一部にて重なるように構成されてなるロール状ペーパーの糊塗布装置。
  2. ロール状ペーパーの巻取り時にログ外周面と接着するテール接着部または巻取り時に前記テール接着部と接着するログ外周面のログ外周接着部を露出させて、内部に糊が流入する流入口と、前記ロール状ペーパーの幅方向に対して直交する方向に並設された複数の噴射孔と、を有する糊噴射ノズルから、前記ロール状ペーパーの前記テール接着部または前記ログ外周接着部に糊を噴射させつつ、前記糊噴射ノズルを前記ロール状ペーパーの幅方向に走行させて糊を塗布するロール状ペーパーの糊塗布方法であって、
    前記ロール状ペーパーの前記テール接着部または前記ログ外周接着部に糊を塗布する際に、複数の前記噴射孔から噴射された糊が、前記ロール状ペーパー上の一定の領域内に収束し、且つ複数の前記噴射孔から噴射された糊が、前記テール接着部またはログ外周接着部において前記ロール状ペーパーの幅方向に対して直交する方向の一部にて重なるように前記糊を塗布するロール状ペーパーの糊塗布方法。
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