JP5188185B2 - 周囲温度において湿分の存在下で硬化してエラストマーになるオルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

周囲温度において湿分の存在下で硬化してエラストマーになるオルガノポリシロキサン組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP5188185B2
JP5188185B2 JP2007557530A JP2007557530A JP5188185B2 JP 5188185 B2 JP5188185 B2 JP 5188185B2 JP 2007557530 A JP2007557530 A JP 2007557530A JP 2007557530 A JP2007557530 A JP 2007557530A JP 5188185 B2 JP5188185 B2 JP 5188185B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealant
masterbatch
component
alkoxysilicone
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007557530A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008531809A (ja
Inventor
ショセード マルク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhodia Chimie SAS
Original Assignee
Rhone Poulenc Chimie SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhone Poulenc Chimie SA filed Critical Rhone Poulenc Chimie SA
Publication of JP2008531809A publication Critical patent/JP2008531809A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5188185B2 publication Critical patent/JP5188185B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
    • C08J3/20Compounding polymers with additives, e.g. colouring
    • C08J3/22Compounding polymers with additives, e.g. colouring using masterbatch techniques
    • C08J3/226Compounding polymers with additives, e.g. colouring using masterbatch techniques using a polymer as a carrier
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/06Preparatory processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/14Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups
    • C08G77/16Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups to hydroxyl groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/14Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups
    • C08G77/18Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups to alkoxy or aryloxy groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/70Siloxanes defined by use of the MDTQ nomenclature
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2383/00Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Derivatives of such polymers
    • C08J2383/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2483/00Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Derivatives of such polymers

Description

本発明の分野は、湿分の不在下での貯蔵の際に安定な1成分型(単一構成型)シリコーンシーラント(別名マスチックス)であって、周囲温度(例えば5〜35℃)で且つ水(例えば周囲湿分)の存在下において触媒によって触媒されて行われる重縮合反応によってアルコールの放出を伴って架橋して様々な支持体に粘着するエラストマーになる前記1成分型シリコーンシーラントの分野である。これらのシーラントは一般的に「1成分型アルコキシシリコーンシーラント」と称される。
シリコーンエラストマーをベースとするかかるシーラントは、多くの用途、特に建築産業において、とりわけ、漏れ防止、目地仕上げ、被覆及び/又は組み立ての手段として用いられる。これらの1成分型シリコーンシーラント(ペーストの形)の流動学的特性は、これらの用途において大いに関心の対象となっている。それらの悪天候及び熱に対する耐性、それらの低温可撓性、それらの使用しやすさ並びに空気からの湿分と接触した時のそれらの迅速な現場架橋/硬化に関しても同じである。
主として末端アルコキシル基を有するジオルガノポリシロキサンポリマー、無機充填剤、特定の加水分解性基で置換されたシラン、粘着促進剤及び硬化(又は架橋)触媒を混合することによってこれらの特性を有する組成物を調製することが知られている。
上記の重縮合反応は、Si−OR結合が水の存在下で互いに反応してアルコールROHを放出するものである(R置換基はアルキル残基である)。
このタイプの組成物は、より特定的には米国特許第5674936号及び同第5698653号の両明細書に記載されている。この先行技術に従う組成物は、末端アルコキシル基を有するジオルガノポリシロキサンポリマー、ケイ質無機充填剤、末端トリアルキルシロキシル基を有する非反応性ジオルガノポリシロキサンポリマー、チタン酸テトラアルキルをベースとする硬化触媒及びトリス[1,3,5−(トリアルコキシシリル)アルキル]イソシアヌレート(米国特許第5674936号明細書の場合)又はエポキシシラン(米国特許第5698653号明細書の場合)から成る粘着促進剤を混合することによって形成される。
しかしながら、当業者が直面する問題点は、アルコキシタイプのシーラントの使用前の(特にカートリッジ中での)貯蔵時安定性である。この安定性は、貯蔵媒体の温度が高い時にさらに低下する。これはまた、長期(3〜12か月)の貯蔵の後に用いた時のシーラントの用途特性の低下としても現れてくる。1成分型アルコキシシリコーンシーラントの良好な使用のために必要とされる重要な特性としては、押出適性、硬化速度(24時間で少なくとも2mmにわたる架橋)並びに引張強さ及び100%伸び率におけるモジュラスのような機械的強度特性を挙げることができる。これらのカートリッジ中における貯蔵安定性の問題点は、このタイプの製品の(特に暑い国における)配送のために必要とされる物流管理に関する大きな困難をも引き起こすということがわかる。
貯蔵安定性の問題を解決するために、米国特許第5741839号明細書では、カルボジイミドである安定剤をシーラントに添加することが提唱され、この添加剤を用いずに調製されたシーラントは100℃において24時間の貯蔵の後にもはや架橋することができないと教示されている。
米国特許第5674936号明細書 米国特許第5698653号明細書 米国特許第5741839号明細書
この技術背景を考慮に入れて、本発明の1つの主要目的は、製造から使用までのそのライフサイクルを通じて、使用前に空気中の湿分から隔離して長期間貯蔵(3〜12か月貯蔵)した後にさえ、良好な適応性を有する1成分型アルコキシシリコーンシーラントを得ることにある。
本発明の別の目的は、使用前に空気中の湿分から隔離して長期間貯蔵(3〜12か月貯蔵)した後にさえ、良好な押出適性、迅速な硬化速度(24時間で少なくとも2mmにわたる架橋)並びに良好な機械的強度特性(例えば引張強さ及び100%伸び率におけるモジュラス)を有する1成分型アルコキシシリコーンシーラントを得ることにある。
本発明の別の目的は、他の特性を維持しながら、湿分の存在下で1成分型アルコキシシリコーンシーラントが架橋した後に得られるエラストマーの用途特性をその使用の間中維持することにある。
とりわけこれらの目的は、本発明によって達成される。本発明は、まず最初に、空気中の湿分から隔離して(特にカートリッジ中で)長期間貯蔵(使用前に3〜12か月貯蔵)した後にさえ、良好な押出適性、迅速な硬化速度(24時間で少なくとも2mmにわたる架橋)及び架橋後の良好な機械的強度特性を有する1成分型アルコキシシリコーンシーラントを得るためのマスターバッチMの使用であって、
前記マスターバッチM及び前記1成分型アルコキシシリコーンシーラントが、次の工程(a)及び(b):
(a)撹拌式反応器中で次の工程(a−1)及び(a−2):
(a−1)以下の成分:
・少なくとも1種の末端及び/又は側部アルコキシル化基含有オルガノポリシロキサンA;
・少なくとも1種の無機充填剤B、好ましくは非晶質シリカ、特に非晶質熱分解法シリカをベースとするもの、随意としての少なくとも1種のその他の充填剤、例えば結晶質シリカ、炭酸カルシウム又は層状構造を有する充填剤(例えば雲母);
・随意としての少なくとも1種のアルコキシル化官能基含有シラン架橋剤C1;
・随意としての少なくとも1種の次式(I)の非反応性線状ジオルガノポリシロキサンD:
Figure 0005188185
(ここで、
1置換基は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ脂肪族、環状脂肪族又は芳香族、置換又は非置換、飽和又は不飽和のC1〜C13一価炭化水素基を表わし、
mは式(I)のポリマーが10〜200000mPa・sの範囲の25℃における動的粘度を有するのに充分な値を有する);
・随意としての少なくとも1種の当業者に周知の補助剤F(これは必要な場合に本発明に従う組成物が用いられる用途に応じて選択されるのが一般的であり;この補助剤Fは粘着促進剤F1、抗真菌剤F2、殺菌剤F3、不活性有機希釈剤F4、可塑剤F5、チキソトロープ剤F6及び安定剤F7より成る群から選択されるのが好ましい):
を含むシリコーン組成物を調製する;及び
(a−2)工程(a−1)から得られた前記シリコーン組成物を撹拌し続け且つ脱蔵(揮発分除去)操作に付して前記マスターバッチMを得る:
に従って、貯蔵時安定性であり且つ輸送可能である、硬化触媒Hを含有しないマスターバッチMを調製する;
(b)前記の撹拌されたマスターバッチMに、随意にこのマスターバッチMの貯蔵後に、以下の成分:
・単独の又は調製物の形の有効量の硬化触媒G;
・随意としての少なくとも1種の当業者に周知の補助剤F(これは必要な場合に本発明に従う組成物が用いられる用途に応じて選択されるのが一般的であり;この補助剤Fは粘着促進剤F1、抗真菌剤F2、殺菌剤F3、不活性有機希釈剤F4、可塑剤F5、チキソトロープ剤F6及び安定剤F7より成る群から選択されるのが好ましい);
・随意としての前記無機充填剤Bの追加分;及び
・随意としての単独の又は調製物の形の少なくとも1種の着色顔料H:
を添加することによって、1成分型アルコキシシリコーンシーラントを調製する:
に従って調製されたものであり、そして、
随意に、前記1成分型アルコキシシリコーンシーラントを撹拌し続け且つ(好ましくは大気圧より低い圧力下で実施される)脱蔵操作に付すことによって、仕上げ工程を実施する:
ことを特徴とする、前記使用に関する。
この目的を達成するために、本出願人は、全く驚くべきことにそして予期しなかったことに、1成分型アルコキシシリコーンシーラントの調製の際に、硬化触媒を添加する工程の前に脱蔵操作を含む別個の工程で本発明に従うマスターバッチMを調製することによって、(例えばカルボジイミド及びチタン錯体のような)安定剤を添加することなしに(例えばカートリッジ中における)貯蔵能力が改善された1成分型アルコキシシリコーンシーラントを得ることが可能になると証明することができた。
さらに、こうして得られた1成分型アルコキシシリコーンシーラントは経済性がよく、有利な機械的特性を有し且つ多くの支持体に対して粘着性がある架橋エラストマーをもたらす。
本発明に従って貯蔵時安定性であり且つ輸送可能であるマスターバッチMを前もって調製することに関連する別の利点は、1成分型アルコキシシリコーンシーラントを製造する方法の際に現れてくる。というのは、マスターバッチMの安定性が硬化触媒の不在のせいで有意に改善されるからである。このマスターバッチMは、非晶質熱分解法シリカを含む充填剤と1成分型アルコキシシリコーンシーラントを製造するのに必要な成分の内のいくつかとを含む、貯蔵時安定性であり且つ輸送可能なシリコーンオイルの分散体である。貯蔵時安定性であるために容易に輸送可能であるこのマスターバッチは、別の生産現場で用いることができ、従って1成分型アルコキシシリコーンシーラントの製造方法における融通性を可能にする。
前記の非晶質熱分解法シリカは、ポリオルガノシロキサンオイルと同様に1成分型アルコキシシリコーンシーラントの重要な成分である。熱分解法シリカとポリオルガノシロキサンオイルとは、共通の原料(クロロシラン)から出発して製造される。これらのクロロシランは輸送が難しい。従って、ポリオルガノシロキサンオイル及び熱分解法シリカを近隣の工場で製造するのが有利である。
さらに、1成分型アルコキシシリコーンシーラントの調製において充填剤を導入することは必須であり、この充填剤は、良好な機械的特徴及び流動学的特徴を硬化後のエラストマーに付与する目的を有する。生産現場でのこれら充填剤(例えばシリカ)の取扱いは極めて注意を要するものであることが知られている。シリカは(約30〜50g/リットルの)低い嵩密度を有する粉体であり、これがシリコーン組成物中への導入の際の追加の複雑さを引き起こす。本発明に従う新規のマスターバッチの安定性のおかげで、シリカのような充填剤を製造するための現場でこの注意を有する工程(シリコーン組成物中への導入)を実施することができ、従って1成分型アルコキシシリコーンシーラントを製造するための現場への低い嵩密度を有する充填剤の注意を要する輸送を回避することができる。
本発明によって提供されるこの新たな可能性は、シリカのような充填剤の製造業者に近い所でマスターバッチMの製造に供される生産ユニットを検討すること及び最終使用者に近い所で1成分型アルコキシシリコーンシーラントを生産するためのユニットを検討することを可能にする。従来の方法においては、1成分型アルコキシシリコーンシーラントの製造から容器詰めまでのプロセスのすべての工程が単一の生産現場で実施されていたので、これは難しいことだった。
本発明の別の主題は、空気中の湿分から隔離して(特にカートリッジ中で)長期間貯蔵(使用前に3〜12か月貯蔵)した後にさえ、良好な押出適性、迅速な硬化速度(24時間で少なくとも2mmにわたる架橋)及び架橋後の良好な機械的強度特性を有する1成分型アルコキシシリコーンシーラントを製造する方法であって、前記1成分型アルコキシシリコーンシーラントが次の工程(a)、(b)及び(c):
(a)撹拌式反応器中で次の工程(a−1)及び(a−2):
(a−1)以下の成分:
・少なくとも1種の末端及び/又は側部アルコキシル化基含有オルガノポリシロキサンA;
・少なくとも1種の無機充填剤B、好ましくは非晶質シリカ、特に非晶質熱分解法シリカをベースとするもの、随意としての少なくとも1種のその他の充填剤、例えば結晶質シリカ、炭酸カルシウム又は層状構造を有する充填剤(例えば雲母);
・随意としての少なくとも1種のアルコキシル化官能基含有シラン架橋剤C1;
・随意としての少なくとも1種の次式(I)の非反応性線状ジオルガノポリシロキサンD:
Figure 0005188185
(ここで、
1置換基は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ脂肪族、環状脂肪族又は芳香族、置換又は非置換、飽和又は不飽和のC1〜C13一価炭化水素基を表わし、
mは式(I)のポリマーが10〜200000mPa・sの範囲の25℃における動的粘度を有するのに充分な値を有する);
・随意としての少なくとも1種の当業者に周知の補助剤F(これは必要な場合に本発明に従う組成物が用いられる用途に応じて選択されるのが一般的であり;この補助剤Fは粘着促進剤F1、抗真菌剤F2、殺菌剤F3、不活性有機希釈剤F4、可塑剤F5、チキソトロープ剤F6及び安定剤F7より成る群から選択されるのが好ましい):
を含むシリコーン組成物を調製する;
(a−2)工程(a−1)から得られた前記シリコーン組成物を撹拌し続け且つ脱蔵操作に付して前記マスターバッチMを得る:
に従って、貯蔵時安定性であり且つ輸送可能である、硬化触媒Hを含有しないマスターバッチMを調製する;
(b)前記マスターバッチMに、随意にこのマスターバッチMの貯蔵後に、撹拌しながら以下の成分:
・単独の又は調製物の形の有効量の硬化触媒G;
・随意としての少なくとも1種の当業者に周知の補助剤F(これは必要な場合に本発明に従う組成物が用いられる用途に応じて選択されるのが一般的であり;この補助剤Fは粘着促進剤F1、抗真菌剤F2、殺菌剤F3、不活性有機希釈剤F4、可塑剤F5、チキソトロープ剤F6及び安定剤F7より成る群から選択されるのが好ましい);
・随意としての前記無機充填剤Bの追加分;及び
・随意としての単独の又は調製物の形の少なくとも1種の着色顔料H:
を添加する;
(c)随意に、前の工程の最後に得られた混合物を撹拌し続け且つ脱蔵操作(これは好ましくは大気圧より低い圧力下で実施される)に付すことによって、仕上げ工程を実施する:
に従って調製されることを特徴とする、前記方法に関する。
1つの好ましい態様に従えば、前記マスターバッチMを輸送する場合に、この輸送は、ピストン、ローラーセット及び/又は圧力流体のような少なくとも1つの加圧手段を備えた排水装置を収容した柔軟な容器によって実施される。これらの柔軟な容器(「ビッグバッグ」)は、例えば織物(例えばポリプロピレン)製の袋に薄い例えば多層(ポリエチレン/アルミニウム/ポリエチレンテレフタレート)袋を貼り付け且つ/又は縫い付けて裏張りしたものであり、これにピストン、ローラーセット又は圧力流体であることができる少なくとも1つの加圧手段を備えた排水装置を収容する。これらの袋は、国際公開WO2004/07464号パンフレットに記載されている。このタイプの自己充足型パッケージは、単純にパレット上に乗せて固定することによって容易に輸送することができ、また、前記のポリエチレン製の薄い袋とは違って排水プロセスに関与せずに輸送及び排水の両方のために用いられる固い容器中に周知の態様で収容した別の容器中に含ませることもできる。これらの柔軟な容器又は「ビッグバッグ」は、例えば500〜2000リットルの範囲の大きい容量を有することができる。
末端及び/又は側部アルコキシル化基含有オルガノポリシロキサンAは、当業者に周知の技術に従って調製される。例えばアルコキシシリルエチレン官能基を末端基とするポリオルガノシロキサンの調製を教示した米国特許第3175993号、同第4772675号、同第4871827号、同第4888380号、同第4898910号及び同第4906719号の各明細書を参照されたい。
本発明の1つの好ましい実施態様に従えば、末端及び/又は側部アルコキシル化基含有オルガノポリシロキサンAは、工程(a)において
・触媒として有効量の官能化触媒J及び
・少なくとも1種のアルコキシル化官能基含有シラン架橋剤C2
の存在下で
・少なくとも2個のヒドロキシル基を含む少なくとも1種の反応性オルガノポリシロキサンI
を官能化することによって、その場で得られる。
別の好ましい実施態様に従えば、末端及び/又は側部アルコキシル化基含有オルガノポリシロキサンAは、
・触媒として有効量の官能化触媒J及び
・少なくとも1種のアルコキシル化官能基含有シラン架橋剤C2
の存在下で
・次式(II)のシロキシル単位から成る少なくとも2個のヒドロキシル基を含む少なくとも1種の反応性ポリオルガノシロキサンI:
Figure 0005188185
(式中、
zは0又は1であり;
x及びyは0、1、2又は3であり;
x+y+zは3以下であり;
3及びR'3置換基は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ脂肪族、環状脂肪族又は芳香族、置換又は非置換、飽和又は不飽和のC1〜C13一価炭化水素基を表わし;
式(II)各種単位の数は、式(II)のポリオルガノシロキサンに50〜1000000mPa・sの範囲の25℃における動的粘度を与えるように選択される)
を官能化することによって、その場で調製される。
本発明の範囲内で、少なくとも2個のヒドロキシル基を含む反応性ポリオルガノシロキサンIとして、粘度値及び/又はケイ素原子に結合した置換基の性状の点で互いに異なる数種のヒドロキシル化ポリオルガノシロキサンから成るブレンドを用いることが可能であることを理解されたい。さらに、式(II)のヒドロキシル化ポリオルガノシロキサンは式R3SiO3/2のT単位及び/又は式SiO4/2のQ単位を随意に含むことができるということも、示されるべきである。
50〜1000000mPa・sの範囲、好ましくは50〜200000mPa・sの範囲の25℃における動的粘度を有する線状反応性ヒドロキシル化ジオルガノポリシロキサンポリマーIが用いられる。
非反応性線状ジオルガノポリシロキサンD及び少なくとも2個のヒドロキシル基を含む反応性ポリオルガノシロキサンIについて上に挙げたR1、R及びR'置換基は、次のものを含む:
・1〜13個の炭素原子を有するアルキル及びハロアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オクチル、デシル、3,3,3−トリフルオロプロピル、4,4,4−トリフルオロブチル及び4,4,4,3,3−ペンタフルオロブチル基;
・5〜13個の炭素原子を有するシクロアルキル及びハロシクロアルキル基、例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシル、プロピルシクロヘキシル、2,3−ジフルオロシクロブチル及び3,4−ジフルオロ−5−メチルシクロヘプチル基;
・2〜8個の炭素原子を有するアルケニル基、例えばビニル、アリル又は2−ブテニル基;
・6〜13個の炭素原子を有する単核アリール及びハロアリール基、例えばフェニル、トリル、キシリル、クロロフェニル、ジクロロフェニル又はトリクロロフェニル基;並びに
・アルキル結合部が2〜3個の炭素原子を有するシアノアルキル基、例えばβ−シアノエチル及びγ−シアノプロピル基。
非反応性線状ジオルガノポリシロキサンDは、10〜200000mPa・sの範囲、好ましくは50〜150000mPa・sの範囲の25℃における動的粘度を有するものである。
本発明のもう1つの好ましい実施態様に従えば、本発明に従う方法の工程(a−1)において、少なくとも2個のヒドロキシル基を含む反応性オルガノポリシロキサンI100重量部を基準とした割合は、次の通りである:
・シラン架橋剤C2:2〜25部;
・官能化触媒J:触媒として有効量;
・非反応性線状ジオルガノポリシロキサンD:0〜50部;
・無機充填剤B:2〜150部;及び
・補助剤F:0〜50部。
反応性ポリオルガノシロキサンIを数種類用いることが検討される場合、少なくとも2個のヒドロキシル基を含む反応性ポリオルガノシロキサンI1種類をヒドロキシル化オルガノポリシロキサン樹脂E1種類と組み合わせて用いるのが有利である。
前記の樹脂としては、より特定的にはT(OH)、DT(OH)、DQ(OH)、DT(OH)、MQ(OH)、MDT(OH)、MDQ(OH)タイプのもの又はそれらの混合物が選択される。これらの樹脂において、各OH基は、D、T又はQ単位に属するケイ素原子が有する。
シリコーン化学の用語において、シロキサン単位M、D、T及びQは、次のように規定される。
Figure 0005188185
これらの樹脂は、縮合性基(好ましくはヒドロキシル性状のもの)を有するモノマー、オリゴマー又はPOSポリマーの縮合(単縮合又は重縮合、ヘテロ縮合又はホモ縮合)生成物である。
ヒドロキシル化オルガノポリシロキサン樹脂Eの例としては、TD又はMDT単位を有し、T単位を少なくとも20重量%含み、ヒドロキシル基重量含有率が0.3〜5%の範囲であるヒドロキシル化オルガノポリシロキサン樹脂を挙げることができる。さらにより一層好ましくは、このタイプの樹脂であって構造中のR1置換基の少なくとも80%(数基準)がメチル基であるものが用いられる。ヒドロキシル化オルガノポリシロキサン樹脂Eのヒドロキシル基は、M、D及び/又はT単位が有することができる。
1つの好ましい態様に従えば、シラン架橋剤C1及び/又はC2は同一であっても異なっていてもよく、次式(III)のポリアルコキシシランである。
Figure 0005188185
(式中、
置換基R4は脂肪族、環状脂肪族又は芳香族、置換又は非置換、飽和又は不飽和のC1〜C13一価炭化水素基を表わし;
記号R5は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ直鎖状又は分岐鎖状のC1〜C8アルキル基を表わし;
aは0、1又は2である。)
本発明の範囲内で用いられるシラン架橋剤C1及びC2の中では、特に次のものを挙げることができる。
Si(OCH3)4
Si(OCH2CH3)4
Si(OCH2CH2CH3)4
(CH3O)3SiCH3
(C25O)3SiCH3
(CH3O)3Si(CH=CH2);
(C25O)3Si(CH=CH2);
(CH3O)3Si(CH2−CH=CH2);
(CH3O)3Si[CH2−(CH3)C=CH2];
(C25O)3Si(OCH3);及び
65Si(OCH3)3
シラン架橋剤Cとしては、次のものを用いるのが好ましい:Si(OC25)4、CH3Si(OCH3)3、CH3Si(OC25)3、(C25O)3Si(OCH3)、(CH2=CH)Si(OCH3)3、(CH2=CH)Si(OC25)3
架橋剤C1及びC2はまた、1〜10個のケイ素原子を含むオリゴマーの形にあることもできる。
ヒドロキシル化ポリマーIとシラン架橋剤Cとの反応を行う際に存在させる官能化触媒Jとしては、特に次の化合物を用いることができる。
・式LiOH又はLiOH・H2Oの水酸化リチウム(ヨーロッパ特許公開第0367696A号公報を参照されたい);
・水酸化ナトリウム;及び
・水酸化カリウム(ヨーロッパ特許公開第0457693A号公報を参照されたい)。
本発明の範囲内で、式LiOH又はLiOH・H2Oの水酸化リチウムを触媒Jとして用いることが推奨され、これは少なくとも1種の1〜3個の炭素原子を有する脂肪族アルコールE、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール又はこれらのアルコールの混合物中の溶液状で用いることができる。
「触媒として有効量の官能化触媒J」という表現は、特にSi(OC25)4、CH3Si(OCH3)3、CH3Si(OC25)3、(C25O)3Si(OCH3)、(CH2=CH)Si(OCH3)3、(CH2=CH)Si(OC25)3を官能化剤として用いることによって、官能化反応速度ができるだけ速くなるような量を意味するものとする。大抵の場合、ヒドロキシル化反応性ポリオルガノシロキサンI及び随意としてのヒドロキシル化オルガノポリシロキサン樹脂Eが有するシラノール基(≡Si−OH)1モル当たり0.001〜5モルの触媒を用いる。水酸化リチウムを用いる好ましい場合においては、シラノール基1モル当たり0.005〜0.5モルのLiOHを用いる。
提案される充填剤Bは無機性であり、ケイ質又は非ケイ質材料から選択される物質から成ることができる。
ケイ質材料に関しては、これらは補強用又は半補強用充填剤としての働きをすることができる。
補強用ケイ質充填剤は、コロイドシリカ、熱分解法(又はヒュームド)シリカ粉末及び沈降シリカ粉末又はそれらの混合物から選択される。
これらの粉末は、一般的に1μm以下の平均粒子寸法及び50m2/g以上、好ましくは100〜350m2/gの範囲のBET比表面積を有する。
また、非晶質シリカ、ケイ藻土又は石英粉末のような半補強用ケイ質充填剤を用いることもできる。
非ケイ質無機材料に関しては、これらは半補強用又は増量用無機充填剤として働くことができる。単独で又は混合物として用いることができるこれらの非ケイ質充填剤の例には、カーボンブラック、二酸化チタン、酸化アルミニウム、水和アルミナ、膨張バーミキュライト、非膨張バーミキュライト、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、雲母、タルク、酸化鉄、硫酸バリウム及び消石灰がある。これらの充填剤は、一般的に0.001〜300μmの範囲の粒子寸法及び100m2/g未満のBET比表面積を有する。
実用的な(しかし非限定的な)態様において、用いられる充填剤は熱分解法シリカ粉末である。
これらの充填剤は、この用途に通常用いられる各種の有機化合物又は有機ケイ素化合物で処理することによって表面変性されたものであることができる。かくして、これらの有機ケイ素化合物は、オルガノクロロシラン、ジオルガノシクロポリシロキサン、ヘキサオルガノジシロキサン、ヘキサオルガノジシラザン又はジオルガノシクロポリシラザン(フランス国特許第1126884号、同第1136885号、同第1236505号及び英国特許第1024234号の各明細書)であることができる。被処理充填剤は、大抵の場合、3〜30重量%の有機ケイ素化合物を含有する。
充填剤を導入する目的は、本発明に従う組成物の硬化の結果として得られるエラストマーに良好な機械的特性及び流動学的特性を付与することである。単一種の充填剤又は複数種のブレンドを導入することができる。
硬化触媒の例としては、スズのモノカルボン酸塩及びジカルボン酸塩、例えば2−エチルヘキサン酸スズ、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジアセテートを挙げることができる(NOLLの著書「Chemistry and Technology of Silicones」第337頁、Academic Press社、1968年、第2版を参照されたい)。
原子価IVのスズの六配位キレート、例えば参考文献として挙げられるヨーロッパ特許第147323号公報及び米国特許第4517337号明細書に記載されたものが特に好適である。
また、ジオルガノスズビス(β−ジケトネート)と、これもまた原子価IVを有ししかしβ−ジケトネート官能基を持たないスズの有機誘導体であって、少なくとも1つのスズ原子を有し、それぞれのスズ原子がSn−C結合によって結合した2個の有機基を有し、残りの2つの原子価がSnO又はSnS結合によって結合した有機又は無機基、ハロゲン原子、ヒドロキシル基及び酸素原子から選択される基によって満たされたものとの混合物も、硬化触媒として好ましい。
また、硬化触媒の別の例として、フランス国特許第2786497号明細書に記載されたチタンの有機誘導体、例えば
・チタン酸エチル、チタン酸プロピル、チタン酸イソプロピル、チタン酸ブチル、チタン酸2−エチルヘキシル、チタン酸オクチル、チタン酸デシル、チタン酸ドデシル、チタン酸β−メトキシエチル、チタン酸β−エトキシエチル、チタン酸β−プロポキシエチル又は式Ti[(OCH2CH2)2OCH3]4のチタン酸エステル
を挙げることもできる。
また、フランス国特許第2856694号、同第2856695号及び同第0315286号の各明細書に記載された硬化触媒を用いることもできる。
補助剤Fとしては、例えば以下のものを特に挙げることができる(線状ジオルガノポリシロキサンポリマーA100重量当たりの量として):
・随意としての、0.1〜10部の粘着促進剤F1;及び
・随意としての、有効量の次のものより成る群から選択される少なくとも1種の化合物:抗真菌剤F2;殺菌剤F3;不活性有機希釈剤F4(例えば特に:高沸点石油留分、トルエン、キシレン、ヘプタン、ホワイトスピリット、トリクロロエチレン又はテトラクロロエチレン);可塑剤F5(例えば10〜30個の炭素原子を有する分岐鎖又は非分岐鎖状アルキル残基を含み且つ200g/モル超の分子量を有するアルキルベンゼンの群に属するもの);チキソトロープ剤F6;及び安定剤F7(例えば、特に:鉄又はセリウム有機酸塩、例えば鉄又はセリウムオクタン酸塩、酸化セリウム、水酸化セリウム、酸化鉄、酸化物CaO及び酸化物MgO)。
粘着促進剤F1の例としては、
(1)ケイ素原子に結合した加水分解性基、並びに
(2)イソシアネート、エポキシ、アルケニル、イソシアヌレート、(メタ)アクリレート及びアミノアルキル基の群から選択される基で置換された有機基
の両方を有する有機ケイ素化合物を挙げることができる。
粘着促進剤F1の例示としては、下に定義される有機ケイ素化合物を挙げることができる:
・米国特許第3517001号明細書に記載された次式:
Figure 0005188185
(ここで、Lは−(CH2)3−Si(OCH3)3である)の化合物;
・3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(GLYMO);
・ビニルトリメトキシシラン(VTMS);
・メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン(MEMO);
・3−アミノプロピルトリメトキシシラン;
・3−アミノプロピルトリエトキシシラン;
・[3−(2−アミノエチル)アミノプロピル]トリメトキシシラン;
・[3−(2−アミノエチル)アミノプロピル]メチルジメトキシシラン;並びに
・それらと他の有機ケイ素化合物との混合物及びオリゴマー化された形のもの(縮合反応から得られるもの)。
本発明に従う1成分型のアルコキシタイプのシリコーンシーラントは、湿分の存在下で周囲温度、特に5〜35℃の範囲の温度において硬化する。この硬化(又は架橋)は、組成物の塊の外側から内側へと行われる。最初に表面において皮膜を形成し、次いで塊内で架橋が続く。
これらのシーラントは、建築産業における目地仕上げ、又は建築産業の分野並びに自動車、家庭用電気器具及びエレクトロニクス産業の分野における様々な材料(金属、例えばPVCやPMMAのようなプラスチック、天然及び合成ゴム、木材、厚紙、陶器、煉瓦、ガラス、石材、コンクリート又は石煉瓦材料)の組立て及び接着のような多様な用途のために用いることができる。
以下、実施例によって本発明を例示するが、これら実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
例1:比較例
同時回転する混合用アームを有する連続式器具中で、以下のもの:
・約135000mPa・sの粘度を有するα,ω−ジヒドロキシルポリジメチルシロキサンオイル(「ヒドロキシル化」オイル)425部;
・1000mPa・sの粘度を有するα,ω−トリメチルシリルポリジメチルシロキサンオイル{「ブロック」オイル(即ち「ブロックされた」オイル)}164部;
・ビニルトリメトキシシランタイプの架橋剤22部;
・メタノール中の3.85%水和水酸化リチウム溶液(LiOH・H2O官能化触媒)3部;
を反応させ、次いで:
・比表面積150m2/gの熱分解法シリカ44部;
・炭酸カルシウム525部;
・Degussa社よりDynasilan-DS1411(登録商標)の商品名で販売されているアミノシラン60%、レオロジー添加剤としての働きをするポリエーテル35%及びジブチルスズジラウレートとジブチルスズアセチルアセトネートとの等モル混合物5%を含む触媒調製物(硬化触媒)10部;並びに
・酸化チタンをベースとする白色着色剤ベース25部:
を順次導入した。
プロセスの最後に、真空にして最終生成物中に存在するメタノールを排気し且つ生成したシーラントを気密性カートリッジ中に容器詰めした。
例2:本発明に従うマスターバッチの調製
同時回転する混合用アームを有する連続式器具中で、以下のもの:
・約135000mPa・sの粘度を有するα,ω−ジヒドロキシルポリジメチルシロキサンオイル(「ヒドロキシル化」オイル)425部;
・1000mPa・sの粘度を有するα,ω−トリメチルシリルポリジメチルシロキサンオイル(「ブロック」オイル)164部;
・ビニルトリメトキシシランタイプの架橋剤22部;
・メタノール中の3.85%水和水酸化リチウム溶液(LiOH・H2O)3部;
を反応させ、次いで:
・比表面積150m2/gの熱分解法シリカ44部;及び
・炭酸カルシウム525部:
を順次導入した。
プロセスの最後に、真空にして最終生成物中に存在するメタノールを排気した。こうして得られたマスターバッチをポット中に容器詰めし、完全には気密性にすることなく閉じた。
このマスターバッチを、
・例3においては製造の数日後に使用し;
・例4においては周囲温度において約6〜8か月のエージングをシミュレートするために50℃において3週間置き、この状態調節の後に使用した
例3:本発明
例2からのマスターバッチ1183部を、中央に互いに逆方向に回転する複数のスクレーパーブレードを備えたバタフライミキサーのタンク中に入れた。このマスターバッチに空気雰囲気下で例1からの触媒調製物10部及び着色剤ベース25部を添加した。この混合物を200ミリバールの部分真空下で均質物質が得られるまで(約5分間)混合した。
形成されたシーラントを気密性カートリッジ中に容器詰めした。
例4:本発明
例2からのマスターバッチの画分を50℃において3週間状態調節した。
3週間の終わりに、周囲温度に戻した後に、この物質1183部を中央に互いに逆方向に回転する複数のスクレーパーブレードを備えたバタフライミキサーのタンク中に入れた。
このマスターバッチに空気雰囲気下で触媒混合物10部及び着色剤ベース25部を添加した。
この混合物を200ミリバールの部分真空下で均質物質が得られるまで(約5分間)混合した。
形成されたシーラントを気密性カートリッジ中に容器詰めした。
例5:比較例
例1の方法を繰り返したが、着色剤ベースを導入しなかった。形成されたシーラントを気密性カートリッジ中に容器詰めして数日間置き、次いでこの無色シーラント1193部を中央に互いに逆方向に回転する複数のスクレーパーブレードを備えたバタフライミキサーのタンク中に入れた。
この混合物に空気の不在下で着色剤ベース25部を添加した。
この混合物を200ミリバールの部分真空下で均質物質が得られるまで(約5分間)混合した。
形成されたシーラントを気密性カートリッジ中に容器詰めした。
結果
下記の表Iに、各種の生成物の特性を、出発時と50℃において3週間の促進エージング(これは、周囲温度において少なくとも6〜8か月の貯蔵後のシーラントの状態を再現することを可能にする)の後とで比較する
Figure 0005188185
NC=架橋せず
ここで、
押出適性は3バールの圧力下で3mmのオリフィスを通して23℃において1分間で押出されたシーラントの質量によって与えられる。
24時間後の硬度は、厚さ2mmの3枚の試験片の積層物の、このフィルムを24時間架橋させた後の硬度(ショアーA)である。この測定は、空気との接触下で架橋させた組成物の側面に対して実施した。この測定は、厚さ2mmの3枚のフィルムを積層することによって実施した。この測定は、ASTM規格D−2240の指標に従って実施した。
7日後の硬度は、厚さ2mmの3枚の試験片の積層物の、このフィルムを7日間架橋させた後の硬度(ショアーA)である。この測定は、空気との接触下で架橋させた組成物の側面に対して実施した。この測定は、厚さ2mmの3枚のフィルムを積層することによって実施した。この測定は、ASTM規格D−2240の指標に従って実施した。
・2mmのフィルムに対する機械的特性 (TS、EB及びMOD100%):H2タイプの試験片を調製し、AFNOR規格T−46002の指標に従って測定を実施した。
次の値を得た。
・TSで示した引張強さ(MPa);
・EBで示した破断点伸び(%);及び
・MOD100%で示した100%伸び率におけるモジュラス(MPa)。
上記の表は、本発明の特徴を示す:
1.本発明に従うシーラントの製造は、参照用シーラントのものに匹敵する初期特性を有する製品を得ることを可能にする。
2.エージング後に、本発明に従うシーラントの特性は、少なくとも3つの特性について、参照用シーラントと比較して改善される:
・硬化速度:参照用シーラントは24時間後に少なくとも2mmにわたる架橋をしないのに対して、本発明に従うシーラントは2mm超にわたって架橋し、出発時と比較して硬度が保たれる(促進エージングの前、50℃において3週間);
・本発明に従うシーラントの架橋後の引張強さは出発時と比較して変化しなかったのに対して、参照用シーラントについては少なくとも20%低下した;
・100%伸び率におけるモジュラスは、参照用シーラントの架橋後には0.4MPaから0.3MPaになったのに対して、本発明に従うシーラントについては0.4MPaのまま変化しなかった。

Claims (11)

  1. 空気中の湿分から隔離して長期間貯蔵した後にさえ、良好な押出適性、迅速な硬化速度及び架橋後の良好な機械的強度特性を有する1成分型アルコキシシリコーンシーラントを得るためのマスターバッチMの使用であって、
    前記マスターバッチM及び前記1成分型アルコキシシリコーンシーラントが次の工程(a)及び(b):
    (a)撹拌式反応器中で次の工程(a−1)及び(a−2):
    (a−1)以下の成分:
    ・少なくとも1種の末端及び/又は側部アルコキシ基含有オルガノポリシロキサンA;及び
    ・少なくとも1種の無機充填剤B:
    を含むシリコーン組成物を調製する;及び
    (a−2)工程(a−1)から得られた前記シリコーン組成物を撹拌し続け且つ脱蔵操作に付して前記マスターバッチMを得る:
    に従って、貯蔵時安定性であり且つ輸送可能である、硬化触媒を含有しないマスターバッチMを調製する;
    (b)前記の撹拌されたマスターバッチMに単独の又は調製物の形の有効量の硬化触媒Gを添加することによって、1成分型アルコキシシリコーンシーラントを調製する:
    に従って調製されたものである
    ことを特徴とする、前記使用。
  2. 空気中の湿分から隔離して長期間貯蔵した後にさえ、良好な押出適性、迅速な硬化速度及び架橋後の良好な機械的強度特性を有する1成分型アルコキシシリコーンシーラントを得るための請求項1に記載のマスターバッチMの使用であって、
    前記工程(a−1)で調製されるシリコーン組成物がさらに
    ・少なくとも1種のアルコキシ官能基含有シラン架橋剤C1;及び/又は
    ・少なくとも1種の次式(I)の非反応性線状ジオルガノポリシロキサンD:
    Figure 0005188185
    (ここで、
    1 置換基は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ脂肪族、環状脂肪族又は芳香族、置換又は非置換、飽和又は不飽和のC 1 〜C 13 一価炭化水素基を表わし、
    mは式(I)のポリマーが10〜200000mPa・sの範囲の25℃における動的粘度を有するのに充分な値を有する);及び/又は
    ・少なくとも1種の補助剤F(これは粘着促進剤F1、抗真菌剤F2、殺菌剤F3、不活性有機希釈剤F4、可塑剤F5、チキソトロープ剤F6及び安定剤F7より成る群から選択される):
    を含むこと、並びに/又は
    前記1成分型アルコキシシリコーンシーラントが前記マスターバッチMの貯蔵後に調製されること、並びに/又は
    前記工程(b)において前記の撹拌されたマスターバッチMに
    ・少なくとも1種の補助剤F(これは粘着促進剤F1、抗真菌剤F2、殺菌剤F3、不活性有機希釈剤F4、可塑剤F5、チキソトロープ剤F6及び安定剤F7より成る群から選択される);及び/又は
    ・前記無機充填剤Bの追加分;及び/又は
    ・単独の又は調製物の形の少なくとも1種の着色顔料H:
    も添加すること;並びに/又は
    さらに、工程(b)において得られた1成分型アルコキシシリコーンシーラントを撹拌し続け且つ脱蔵操作に付すことによって、仕上げ工程を実施すること:
    を特徴とする、請求項1に記載の使用。
  3. 空気中の湿分から隔離して長期間貯蔵した後にさえ、良好な押出適性、迅速な硬化速度及び架橋後の良好な機械的強度特性を有する1成分型アルコキシシリコーンシーラントを得るための請求項1又は2に記載のマスターバッチMの使用であって、
    前記の末端及び/又は側部アルコキシ基含有オルガノポリシロキサンAが
    ・触媒として有効量の官能化触媒J及び
    ・少なくとも1種のアルコキシ官能基含有シラン架橋剤C2
    の存在下で
    ・少なくとも2個のヒドロキシル基を含む少なくとも1種の反応性オルガノポリシロキサンI
    を官能化することによってその場で得られたものである、前記使用。
  4. 空気中の湿分から隔離して長期間貯蔵した後にさえ、良好な押出適性、迅速な硬化速度及び架橋後の良好な機械的強度特性を有する1成分型アルコキシシリコーンシーラントを得るための請求項に記載のマスターバッチMの使用であって、
    工程(a−1)において、前記の少なくとも2個のヒドロキシル基を含む反応性オルガノポリシロキサンI100重量部を基準とした割合を、
    ・シラン架橋剤C2:2〜25部;
    ・官能化触媒J:触媒として有効量;
    ・非反応性線状ジオルガノポリシロキサンD:0〜50部;
    ・無機充填剤B:2〜150部;及び
    ・補助剤F:0〜50部:
    とする、前記使用。
  5. 空気中の湿分から隔離して長期間貯蔵した後にさえ、良好な押出適性、迅速な硬化速度及び架橋後の良好な機械的強度特性を有する1成分型アルコキシシリコーンシーラントを得るための請求項3又は4に記載のマスターバッチMの使用であって、
    前記官能化触媒Jが
    ・式LiOH又はLiOH・H2Oの水酸化リチウム;
    ・水酸化ナトリウム;及び
    ・水酸化カリウム:
    より成る群から選択される、前記使用。
  6. 空気中の湿分から隔離して長期間貯蔵した後にさえ、良好な押出適性、迅速な硬化速度及び架橋後の良好な機械的強度特性を有する1成分型アルコキシシリコーンシーラントを得るための請求項1〜5のいずれかに記載のマスターバッチMの使用であって、
    前記シラン架橋剤C1及び/又はC2が同一であっても異なっていてもよく、次式(III):
    Figure 0005188185
    (式中、
    置換基R4は脂肪族、環状脂肪族又は芳香族、置換又は非置換、飽和又は不飽和のC1〜C13一価炭化水素基を表わし;
    記号R5は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ直鎖状又は分岐鎖状のC1〜C8アルキル基を表わし;
    aは0、1又は2である)
    のポリアルコキシシランである、前記使用。
  7. 空気中の湿分から隔離して長期間貯蔵した後にさえ、良好な押出適性、迅速な硬化速度及び架橋後の良好な機械的強度特性を有する1成分型アルコキシシリコーンシーラントを得るための請求項〜6のいずれかに記載のマスターバッチMの使用であって、
    前記シラン架橋剤C2がSi(OC25)4、CH3Si(OCH3)3、CH3Si(OC25)3、(C25O)3Si(OCH3)、(CH2=CH)Si(OCH3)3及び(CH2=CH)Si(OC25)3より成る群から選択される、前記使用。
  8. 空気中の湿分から隔離して長期間貯蔵した後にさえ、良好な押出適性、迅速な硬化速度及び架橋後の良好な機械的強度特性を有する1成分型アルコキシシリコーンシーラントを得るための請求項1〜7のいずれかに記載のマスターバッチMの使用であって、
    前記マスターバッチMを輸送する時に、この輸送を、ピストン、ローラーセット及び/又は圧力流体のような少なくとも1つの加圧手段を備えた排水装置を収納した柔軟な容器によって実施することを特徴とする、前記使用。
  9. 空気中の湿分から隔離して長期間貯蔵した後にさえ、良好な押出適性、迅速な硬化速度及び架橋後の良好な機械的強度特性を有する1成分型アルコキシシリコーンシーラントを製造する方法であって、
    前記1成分型アルコキシシリコーンシーラントが次の工程(a)、(b)及び(c):
    (a)撹拌式反応器中で次の工程(a−1)及び(a−2):
    (a−1)以下の成分:
    ・少なくとも1種の末端及び/又は側部アルコキシ基含有オルガノポリシロキサンA;及び
    ・少なくとも1種の無機充填剤B:
    を含むシリコーン組成物を調製する;及び
    (a−2)工程(a−1)から得られた前記シリコーン組成物を撹拌し続け且つ脱蔵操作に付して前記マスターバッチMを得る:
    に従って、貯蔵時安定性であり且つ輸送可能である、硬化触媒を含有しないマスターバッチMを調製する;
    (b)前記マスターバッチMに撹拌しながら単独の又は調製物の形の有効量の硬化触媒Gを添加する:
    に従って調製されることを特徴とする、前記方法。
  10. 前記工程(a−1)で調製されるシリコーン組成物がさらに
    ・少なくとも1種のアルコキシ官能基含有シラン架橋剤C1;及び/又は
    ・少なくとも1種の次式(I)の非反応性線状ジオルガノポリシロキサンD:
    Figure 0005188185
    (ここで、
    1 置換基は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ脂肪族、環状脂肪族又は芳香族、置換又は非置換、飽和又は不飽和のC 1 〜C 13 一価炭化水素基を表わし、
    mは式(I)のポリマーが10〜200000mPa・sの範囲の25℃における動的粘度を有するのに充分な値を有する);及び/又は
    ・少なくとも1種の補助剤F(これは粘着促進剤F1、抗真菌剤F2、殺菌剤F3、不活性有機希釈剤F4、可塑剤F5、チキソトロープ剤F6及び安定剤F7より成る群から選択される):
    を含むこと、並びに/又は
    前記1成分型アルコキシシリコーンシーラントが前記マスターバッチMの貯蔵後に調製されること、並びに/又は
    前記工程(b)において前記の撹拌されたマスターバッチMに
    ・少なくとも1種の補助剤F(これは粘着促進剤F1、抗真菌剤F2、殺菌剤F3、不活性有機希釈剤F4、可塑剤F5、チキソトロープ剤F6及び安定剤F7より成る群から選択される);及び/又は
    ・前記無機充填剤Bの追加分;及び/又は
    ・単独の又は調製物の形の少なくとも1種の着色顔料H:
    も添加すること;並びに/又は
    さらに、工程(b)において得られた1成分型アルコキシシリコーンシーラントを撹拌し続け且つ脱蔵操作に付すことによって、仕上げ工程を実施すること:
    を特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. 末端及び/又は側部アルコキシ基含有オルガノポリシロキサンAが
    ・触媒として有効量の官能化触媒J及び
    ・少なくとも1種のアルコキシ官能基含有シラン架橋剤C2
    の存在下で
    ・少なくとも2個のヒドロキシル基を含む少なくとも1種の反応性オルガノポリシロキサンI
    を官能化することによってその場で得られたものである、請求項9又は10に記載の方法。
JP2007557530A 2005-03-04 2006-02-22 周囲温度において湿分の存在下で硬化してエラストマーになるオルガノポリシロキサン組成物 Active JP5188185B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0502179 2005-03-04
FR0502179A FR2882760B1 (fr) 2005-03-04 2005-03-04 Compositions organopolysiloxanes durcissant en elastomeres des la temperature ambiante en presence d'humidite
PCT/FR2006/000398 WO2006095069A1 (fr) 2005-03-04 2006-02-22 Compositions organopolysiloxanes durcissant en elastomeres des la temperature ambiante en presence d’humidite

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008531809A JP2008531809A (ja) 2008-08-14
JP5188185B2 true JP5188185B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=35169957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007557530A Active JP5188185B2 (ja) 2005-03-04 2006-02-22 周囲温度において湿分の存在下で硬化してエラストマーになるオルガノポリシロキサン組成物

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8030371B2 (ja)
EP (1) EP1877470B1 (ja)
JP (1) JP5188185B2 (ja)
KR (1) KR20070103049A (ja)
CN (1) CN101133106A (ja)
ES (1) ES2739833T3 (ja)
FR (1) FR2882760B1 (ja)
WO (1) WO2006095069A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009028142A1 (de) * 2009-07-31 2011-02-03 Wacker Chemie Ag Bei Raumtemperatur durch Kondensation vernetzende Siliconmassen
DE102009028140A1 (de) * 2009-07-31 2011-02-03 Wacker Chemie Ag Kondensation vernetzende Siliconmassen
DE102010042712A1 (de) * 2010-10-20 2012-04-26 Wacker Chemie Ag Selbsthaftende Härterzusammensetzung
JP6031008B2 (ja) * 2013-07-16 2016-11-24 信越化学工業株式会社 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法、並びに前記組成物の硬化物を用いた自動車オイルシール、建築用シーラント、及び電気電子部品の製造方法
MX2017009494A (es) 2015-01-28 2017-11-01 Dow Corning Composiciones elastomericas y sus aplicaciones.
CN105304772B (zh) * 2015-10-29 2018-03-16 弗洛里光电材料(苏州)有限公司 改良的led封装方法及封装结构
GB201613397D0 (en) 2016-08-03 2016-09-14 Dow Corning Cosmetic composition comprising silicone materials
GB201613414D0 (en) 2016-08-03 2016-09-14 Dow Corning Elastomeric compositions and their applications
GB201613399D0 (en) 2016-08-03 2016-09-14 Dow Corning Cosmetic composition comprising silicone materials
GB201707439D0 (en) 2017-05-09 2017-06-21 Dow Corning Lamination Process
GB201707437D0 (en) 2017-05-09 2017-06-21 Dow Corning Lamination adhesive compositions and their applications
CN112934133B (zh) * 2021-03-15 2023-10-31 乌鲁木齐益好天成新型节能材料有限公司 一种改性固相硅凝胶的制备方法
CN115594850A (zh) * 2022-09-09 2023-01-13 新纳奇材料科技江苏有限公司(Cn) 一种t型烷氧基硅油的制备方法及在室温硫化硅橡胶中的应用

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043868B2 (ja) * 1977-12-28 1985-09-30 東芝シリコ−ン株式会社 室温で硬化しうるポリシロキサン組成物
DE2929635A1 (de) * 1979-07-21 1981-02-12 Bayer Ag Polysiloxanformmassen
US4528324A (en) * 1982-11-01 1985-07-09 General Electric Company Process for producing RTV silicone rubber compositions using a devolatilizing extruder
JPS5996163A (ja) * 1982-11-01 1984-06-02 ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ 脱揮発物押出し機を使用する室温硬化性シリコ−ンゴムの製造法
FR2540128B1 (fr) * 1983-01-27 1986-02-21 Rhone Poulenc Spec Chim Compositions organopolysiloxaniques contenant des polyacyloxysilanes et durcissant tres rapidement en elastomeres en presence d'accelerateur du type hydroxyde metallique
US4477625A (en) * 1983-04-01 1984-10-16 General Electric Company One package, stable, moisture curable, alkoxy-terminated organopolysiloxane compositions
US4460739A (en) * 1983-07-01 1984-07-17 General Electric Company Composition for promoting adhesion of curable silicones to substrates
DE3836916A1 (de) * 1988-10-29 1990-05-10 Bayer Ag Unter ausschluss von feuchtigkeit lagerfaehige rtv-1k-massen, die ueberstreichbare elastomere bilden
FR2638752B1 (fr) * 1988-11-04 1992-07-24 Rhone Poulenc Chimie Procede de preparation de diorganopolysiloxanes a groupements terminaux alcoxy
FR2661680B1 (fr) * 1990-05-02 1992-07-24 Rhone Poulenc Chimie Procede de preparation de diorganopolysiloxanes a groupements terminaux alcoxy.
US5457148A (en) * 1994-04-15 1995-10-10 General Electric Company One part alkoxy RTV silicones having improved thixotropy
JPH08225738A (ja) * 1994-12-20 1996-09-03 Sekisui Chem Co Ltd 室温硬化性組成物
DE19515947A1 (de) * 1995-05-02 1996-11-07 Huels Silicone Gmbh Lagerstabile, alkoxyvernetzende RTV1-Systeme
US5674936A (en) 1996-05-10 1997-10-07 General Electric Company Non-corrosive translucent RTV compositions having good rheology
US5698653A (en) 1996-05-10 1997-12-16 General Electric Company Non-corrosive translucent RTV compositions
DE19912223A1 (de) * 1999-03-18 2000-09-28 Wacker Chemie Gmbh Lagerstabile, unter Abspaltung von Alkoholen zu Elastomeren vernetzbare Organopolysiloxanmassen
JP3897106B2 (ja) * 2002-08-09 2007-03-22 信越化学工業株式会社 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

Also Published As

Publication number Publication date
EP1877470B1 (fr) 2019-05-01
JP2008531809A (ja) 2008-08-14
FR2882760A1 (fr) 2006-09-08
FR2882760B1 (fr) 2007-04-20
WO2006095069A1 (fr) 2006-09-14
EP1877470A1 (fr) 2008-01-16
CN101133106A (zh) 2008-02-27
ES2739833T3 (es) 2020-02-04
US20090131553A1 (en) 2009-05-21
KR20070103049A (ko) 2007-10-22
US8030371B2 (en) 2011-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5188185B2 (ja) 周囲温度において湿分の存在下で硬化してエラストマーになるオルガノポリシロキサン組成物
JP5352666B2 (ja) グアニジン構造を有する化合物及びそのオルガノポリシロキサン重縮合触媒としての使用
JP4799406B2 (ja) 周囲温度において水の存在下で重縮合反応によって架橋してエラストマーを形成する1成分型ポリオルガノシロキサン(pos)組成物、及びこうして得られるエラストマー
AU2009319079B2 (en) Compounds with guanidine structure and uses thereof as organopolysiloxane polycondensation catalysts
US4672003A (en) RTV organopolysiloxane compositions and self-adhesive elastomers therefrom
JP6522625B2 (ja) 湿気硬化性組成物
JP5401674B2 (ja) 室温において加硫してエラストマーになることができるオルガノポリシロキサン組成物及び新規のオルガノポリシロキサン重縮合触媒
JP6215312B2 (ja) 有機ケイ素化合物をベースとした架橋性組成物
KR20110013252A (ko) 실온에서 축합에 의해 가교결합되는 실리콘 물질
KR101914399B1 (ko) 가교결합성 유기 폴리실록산 조성물
KR20070046190A (ko) 질소 함유 유기폴리실록산 및 가교성 재료에서의 그 용도
JPH0645755B2 (ja) 室温でエラストマーに架橋する材料、その製造方法および該材料を含有する塗料相溶性封止剤
JPH01146956A (ja) 硬化剤としてヒドロゲルを含有する、ケチミノキシ基含有オルガノポリシロキサン組成物
JP4146344B2 (ja) オルガノケイ素化合物を基礎とする架橋可能な材料
KR20230066642A (ko) 첨가제 안정화
GB2052540A (en) Organopolysiloxane compositions which harden to give elastomers, at or above ambient temperature, in the presence of water

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110615

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120118

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120125

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120220

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5188185

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250