JP5187314B2 - ノルボルネン系重合体または共重合体、およびその製造方法 - Google Patents

ノルボルネン系重合体または共重合体、およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ノルボルネン系重合体または共重合体、およびその製造方法に関する。
ノルボルネンなどの環状オレフィン単量体の重合により得られる環状オレフィン高分子は、既存のオレフィン系高分子に比べて透明性、耐熱性および耐薬品性に優れるうえ、複屈折率と水分吸収率が非常に低い。よって、この環状オレフィン高分子は、半導体またはTFT−LCDの絶縁膜、偏光板保護フィルム、マルチチップモジュール、集積回路(IC)、PCB(プリント基板;printed circuit board)、電子素材の封止剤、または平板ディスプレイまたは光学用のための低誘電コーティング剤、フィルムおよびパッケージングなどに使用でき、フレキシブルディスプレイ実現のためのプラスチック基板の材料としても使用できる。
ところが、前述した用途にノルボルネン系重合体を使用するためには、高い光学特性、よび熱的安定性が保障されなければならない。現在商用化されているノルボルネン系共重合体は、光透過度が80〜90%程度であり、ガラス転移温度(Tg)が100〜180℃であるので、前記用途に使用されるための物性を満たしていない。
一方、今日、環状オレフィン高分子の重合のためには、オレフィンとの共重合による付加重合、メタロセン触媒を使用した均一重合、ROMP(開環メタセシス重合;Ring Opening Metathesis Polymerization)法を用いたノルボルネン重合などが行われている。
ところが、オレフィンとの共重合による付加重合の場合、均一系バナジウム触媒を使用するが、この方法は触媒の活性度が低く、オリゴマーが多量発生するという問題があり、耐熱性が高くないという欠点がある。
ジルコニウム系列のメタロセン触媒を使用する均一重合の場合、環状モノマーの濃度が高くなるにつれて活性が減少し、ガラス転移温度が低いという欠点がある。また、生成されたノルボルネンポリマーは、結晶性が非常に高くて通常の有機溶媒には溶けないという問題がある。
また、ROMP法を用いて得られたノルボルネン重合体をPdまたはRaney−Niの触媒存在下に水添反応させて安定な主鎖を作ろうとする試みがあるが、熱的安定性が減少し、製造コストが上昇するという問題点がある。
一方、環状オレフィンモノマーがエステル基などの極性作用基を含有する場合、極性作用基が分子間の充填(intermolecular packing)を増大させ、且つ金属基質または他のポリマーとの接着性を増加させることが発見され、関心を受けつづけてきたが、光学特性および熱的安定性が保障されないという問題点がある。
一般に、バルキーな構造を持つ単量体から構成される重合体は、ガラス転移温度が低くなる傾向があって熱的安定性に問題があり、電子素材として使用するには無理があり得ると予測されている。ところが、本発明者らは、ノルボルネン系単量体にバルキーな置換基を導入してこれらの開環重合体を製造した場合、却ってガラス転移温度が高くなって、これを含む光学素材の光学的特性および熱的特性に優れることを確認し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、高い耐熱性と優れた光学特性を有するノルボルネン系重合体または共重合体を提供するものである。
また、本発明は、耐熱性に優れ、かつ光透過度および屈折率が増大したノルボルネン系重合体および共重合体の製造方法を提供するものである。
また、本発明は、屈折率および光透過度に優れた光学素材を提供するものである。
本発明の一態様によれば、ノルボルネン系単独重合体または共重合体は、下記化学式1で表される繰り返し単位を含む。
<化学式1>
Figure 0005187314
[式中、R、RおよびRは、互いに同じでも異なってもよく、水素原子、炭素数1〜10の直鎖状または分岐状アルキル基、または炭素数5〜12の環状アルキル基であるが、R、RおよびRの少なくとも一つは水素原子ではなく、R
Figure 0005187314
から選ばれ、ここで、Rは水素原子、炭素数1〜10の直鎖状もしくは分岐状アルキル基、または炭素数5〜12の環状アルキル基であり、Xは−CH=CH−または−CHCH−であり、nは0以上の整数である。]
前記態様において、ノルボルネン系単独重合体または共重合体は、重量平均分子量が15,000〜600,000であってもよい。
また、本発明の好適な他の態様によれば、ノルボルネン系単独重合体または共重合体の製造方法は、下記化学式2で表されるノルボルネン系単量体をメタセシス重合触媒の存在下に重合することを特徴とする。
<化学式2>
Figure 0005187314
[式中、R、RおよびRは、互いに同じでも異なってもよく、水素原子、炭素数1〜10の直鎖状もしくは分岐状アルキル基、または炭素数5〜12の環状アルキル基であるが、R、RおよびRの少なくとも一つは水素原子ではなく、R
Figure 0005187314
から選ばれた構造であって、ここで、Rは水素原子、炭素数1〜10の直鎖状もしくは分岐状アルキル基、または炭素数5〜12の環状アルキル基であり、nは0以上の整数である。]
前記態様において、メタセシス重合触媒はルテニウム系触媒であってもよい。
前記態様の方法は、ノルボルネン系単独重合体または共重合体の炭素−炭素二重結合を水素化触媒の存在下で水素化する段階をさらに含むことができる。
また、本発明の別の態様によれば、光学素材が、前記ノルボルネン系単独重合体または共重合体を含むことができる。
前記態様に係る光学素材は、屈折率が1.5以上であり、かつ下記数式1による光透過度が0.9以上であってよい。
<数式1>
Figure 0005187314
=基材に対する光の垂直入射強度
=基材による光の吸収強度
=基材による光の反射強度
以下、本発明をより詳細に説明する。
本発明のノルボルネン系重合体は、前記化学式1で表される繰り返し単位を含む単独重合体または共重合体であって、エステル基とバルキーな置換基を導入した環状のノルボルネン系単量体の開環重合体であり、15,000〜600,000の重量平均分子量および200〜300℃のガラス転移温度(Tg)を有する。
このような本発明のノルボルネン系重合体は、前記化学式2の構造を持つ単量体からメタセシス重合触媒の存在下で下記反応式1のように重合されたものである。
<反応式1>
Figure 0005187314
[式中、R、RおよびRは、互いに同じでも異なってもよく、水素原子、炭素数1〜10の直鎖状もしくは分岐状アルキル基、または炭素数5〜12の環状アルキル基であるが、R、RおよびRの少なくとも一つは水素原子ではなく、R
Figure 0005187314
から選ばれ、ここで、Rは水素原子、炭素数1〜10の直鎖状もしくは分岐状アルキル基、または炭素数5〜12の環状アルキル基であり、Xは化学式−CH=CH−または−CHCH−であり、nは0以上の整数である。]
前記反応式1におけるルテニウムフェニリジン触媒(グラブス触媒)は、本発明のノルボルネン系重合体の製造に使用するメタセシス重合触媒の一種であるが、前記ルテニウムフェニリジン触媒に限定されるものではない。
本発明で使用するメタセシス重合触媒は、周期律表IV族〜VIII族遷移金属化合物であり、前記化学式2のノルボルネン系単量体のROMP(開環メタセシス重合)用の任意の触媒であってもよい。例えば、文献「Olefin Metathesis and Metathesis Polymerization(K.J.Ivin and J.C.Mol, Academic Press, San Diego, 1997)」に記載された触媒を使用することができる。
前記メタセシス重合触媒としては、例えば、遷移金属ハロゲン化合物と助触媒とが組み合わせられた開環メタセシス重合触媒や、周期律表IV族〜VIII族遷移金属−カルベン錯体触媒、メタラシクロブタン錯体触媒などを挙げることができる。これらのメタセシス重合触媒は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。これらの中でも、周期律表IV族〜VIII族遷移金属−カルベン錯体触媒を用いることが好ましい。
前記周期律表IV族〜VIII族遷移金属−カルベン錯体触媒としては、例えばタングステン−アルキリデン錯体触媒、モリブデン−アルキリデン錯体触媒、レニウム−アルキリデン錯体触媒、ルテニウム−カルベン錯体触媒が挙げられる。本発明においては、ルテニウム系触媒であるルテニウム−カルベン錯体触媒が特に有用である。
ルテウニム−カルベン錯体触媒は、例えば文献「Org. Lett., 1999, Vol.1, p953」および文献「tetrahedron Lett., 1999, Vol.40, p2247」に記載された方法によって製造することができる。
本発明におけるメタセシス重合触媒は、触媒と単量体とが1:100〜1:2,000,000のモル比になる量で使用することができ、好ましくは1:1,000〜1:500,000のモル比になる量で使用することができる。触媒量が前記モル比を超えると、触媒除去が困難になり、触媒量が前記モル比未満であると、十分な重合活性が十分に現れない。
このようなメタセシス重合触媒を用いるノルボルネン系単量体の開環重合は、好ましくは不活性ガス雰囲気の下で溶媒の存在下または不存在下で行うことができる。使用する溶媒は、生成された重合体を溶解し且つ重合反応を阻害しない溶媒である限りは特に限定されない。例えば、脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、窒素含有炭化水素、エーテル類、ケトン類、エステル類などを挙げることができる。
溶媒中のノルボルネン系単量体の濃度は1〜50重量%であることが好ましく、ノルボルネン系単量体の濃度が1重量%未満であれば、重合体の生産性が悪くなり、ノルボルネン系単量体の濃度が50重量%を超える場合、生成する重合体の粘度が高すぎて、水素化反応が困難になるという問題がある。
前記開環重合反応は、0〜100℃の温度で1〜20時間行われるが、反応の進行状況に応じて適切に調節できる。
このように製造された重合体は、15,000〜600,000の重量平均分子量および200〜300℃のガラス転移温度(Tg)を有する。
また、開環重合反応により得られたノルボルネン系開環重合体を水素化することができるが、水素化触媒の存在下に水素気体を用いて水素化反応させることにより、ノルボルネン系開環重合体の主鎖中の炭素−炭素二重結合を飽和一重結合に転換することができる。
前記水素化触媒としては、特に限定されず、遷移金属化合物とアルカリ金属化合物との組み合わせからなるチグラー触媒やルテニウム−カルベン錯体触媒などの均一系触媒、または例えばニッケル、パラジウム、白金、ロジウム、ルテニウムなどの金属をカーボン、シリカ、珪藻土、アルミナ、酸化チタニウムなどの担体に担持させてなる不均一系触媒などが挙げられる。このように、オレフィン化合物の水素化に従来から一般に用いられるものを適切に使用することができる。
前記水素化反応は通常有機溶媒中で行われる。有機溶媒の種類としては、生成される水素化物の溶解性によって適切に選択することができ、前記重合溶媒と同じの有機溶媒を使用することができる。よって、重合反応の後、溶媒の交替なしでメタセシス重合触媒を除去して得られた濾液に水素化触媒を添加することにより、水素化反応を行うことができる。
水素化反応条件は使用する水素化触媒の種類に応じて適切に選択でき、水素化触媒の使用量は開環重合体100重量部に対して0.01〜50重量部で使用することが好ましい。そして、適切な反応速度と水素化率を制御するために、−10〜250℃の温度と0.01〜10MPaの圧力で0.1〜50時間反応させることが好ましい。
本発明において、「ノルボルネン系単量体」とは、下記化学式3のノルボルネン(ビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン)(bicyclo[2,2,1]hept-2-ene)単位体を少なくとも一つ含むモノマーを意味する。
<化学式3>
Figure 0005187314
化学式2で表されるノルボルネン系単量体は、例えばアルキル基で置換された、または非置換のシクロペンタジエン(CPD)、ジシクロペンタジエン(DCPD)またはこれらの混合物と、アダマンチル基を有するアルキルアクリレートとのディールス・アルダー反応によって得られるものであってもよい。
具体的には、アルキル基で置換された、あるいは非置換のCPD、DCPDまたはこれらの混合物と、アダマンチル基を有するアルキルアクリレートが1:0.5〜10のモル比、好ましくは1:0.5〜4のモル比となるように反応させて得られたものであってもよい。
この際、反応温度は180〜220℃であり、反応圧力は常圧以上とする。
化学式2の単量体を合成するとき、化学式2においてnを目的の数値に調節するために重合防止剤を添加することができる。前記重合防止剤としては、具体的にアニリン、シクロヘキサン、フェノール、4−エポキシフェノール、ニトロベンゼン、ヒドロキノン、ベンゾキノン、二塩化銅、2,2−ジ(4−tert−オクチルフェニル)−1−ピクリルヒドラジルよりなる群から選ばれた物質を使用することができ、好ましくはヒドロキノンまたはベンゾキノンを使用するが、これに限定されない。
前記重合防止剤は、アルキル基で置換された、あるいは非置換のCPD、DCPDまたはこれらの混合物と重合防止剤のモル比が1:0.001〜0.05であり、好ましくは1:0.002〜0.04になる量で添加される。
こうして得られた単量体は、前記化学式2で表されるものである。特に化学式2において、R〜Rの少なくとも一つ、特にRは水素原子ではない。このような単量体構造は、これを繰り返し単位として含む重合体の無定形性を増加させて光透過度を増加させる役割を果たすことができる。
前記有機溶媒としては、アルコールを単独で使用し、あるいは水またはテトラヒドロフランなどのアルコール以外の有機溶剤にアルコールを混合して使用することができる。前記アルコールとしてはメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノールなどを挙げることができる。
重合反応温度は溶媒の種類によって異なるが、20〜100℃に維持し、反応を1〜24時間実施してノルボルネン系重合体を製造する。
一方、前記ノルボルネン系重合体を溶媒に溶かした後、溶媒キャスティング法でフィルムまたはシート状に製造する。製造されたフィルムは、50〜500μmの厚さおよび1.5以上の高い屈折率を有し、下記数式1で表される光透過度が0.9以上の値である。
<数式1>
Figure 0005187314
=基材に対する光の垂直入射強度
=基材による光の吸収強度
=基材による光の反射強度
以下、本発明の実施例についてさらに詳しく説明する。ところが、これらの実施例は本発明を説明するためのものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。
ノルボルネン系単量体の合成(合成例1〜4、比較合成例1〜2)
<合成例1>2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレートの合成
0.25Lの高圧反応器にDCPD(ジシクロペンタジエン;dicyclopentadiene、Aldrich、10.2mL、0.0757mol)、2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート(42.6g、0.18mol)、およびヒドロキノン(0.83g、0.1mol)を入れて180℃で12時間反応させた後、反応物を冷やし、蒸留装置に移した後、真空ポンプを用いて1torrで減圧蒸留して110℃で生成物を得た(収率:85%)。この生成物のエキソ異性体とエンド異性体のモル比(モル%)は48.5:51.5である。
1H-NMR (500MHz, CDCl3), endo: δ6.20 (dd, 1H), 6.18 (dd, 1H); exo: δ6.12 (m, 2H)
<合成例2>2−エチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレートの合成
0.25Lの高圧反応器にDCPD(ジシクロペンタジエン、Aldrich、10.2mL、0.0757mol)、2−エチル−2−アダマンチルメタクリレート(44.3g、0.18mol)、およびヒドロキノン(0.83g、0.1mol)を入れて200℃で12時間反応させた後、反応物を冷やし、蒸留装置に移した後、真空ポンプを用いて1torrで減圧蒸留して120℃で生成物を得た(収率:87%)。この生成物のエキソ異性体とエンド異性体のモル比(モル%)は45.5:54.5である。
1H-NMR (500MHz, CDCl3), endo: δ6.22 (dd, 1H), 6.19 (dd, 1H); exo: δ6.18 (m, 2H)
<合成例3>2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−エチル−2−カルボキシレートの合成
0.25Lの高圧反応器にDCPD(ジシクロペンタジエン、Aldrich、10.2mL、0.0757mol)、2−メチル−2−アダマンチルエタクリレート 44.3g、0.18mol)、およびヒドロキノン(0.83g、0.1mol)を入れて210℃で12時間反応させた後、反応物を冷やし、蒸留装置に移した後、真空ポンプを用いて1torrで減圧蒸留して117℃で生成物を得た(収率:79%)。この生成物のエキソ異性体とエンド異性体のモル比(モル%)は40.2:59.8である。
1H-NMR (500MHz, CDCl3), endo: δ6.20 (dd, 1H), 6.18 (dd, 1H); exo: δ6.14 (m, 2H)
<合成例4>1−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレートの合成
0.25Lの高圧反応器にDCPD(ジシクロペンタジエン、Aldrich、10.2mL、0.0757mol)、1−アダマンチルメタクリレート(40.0g、0.18mol)、およびヒドロキノン(0.83g、0.1mol)を入れて200℃で12時間反応させた後、反応物を冷やし、蒸留装置に移した後、真空ポンプを用いて1torrで減圧蒸留して100℃で生成物を得た(収率:85%)。この生成物のエキソ異性体とエンド異性体のモル比(モル%)は40.9:59.1である。
1H-NMR (500MHz, CDCl3), endo: δ6.18 (dd, 1H), 6.04 (dd, 1H); exo: δ6.12 (dd, 1H), 6.04 (dd, 1H)
<比較合成例1>ノルボルネン−2−カルボン酸メチルエステルの合成
0.5Lの高圧反応器にDCPD(ジシクロペンタジエン、Aldrich、67mL、0.5mol)、メチルアクリレート(Aldrich、94.6mL、1.05mol)、およびヒドロキノン(2.3g、0.02mol)を入れて200℃で12時間反応させた後、反応物を冷やし、蒸留装置に移した後、真空ポンプを用いて1torrで減圧蒸留して50℃で生成物を得た(収率:69%)。この生成物のエキソ異性体とエンド異性体のモル比(モル%)は52.8:47.2である。
1H-NMR (500MHz, CDCl3), endo: δ6.17 (dd, 1H), 5.91 (dd, 1H); exo: δ6.09 (m, 2H)
<比較合成例2>ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物の合成
0.5Lの高圧反応器にDCPD(ジシクロペンタジエン、Aldrich、67mL、0.5mol)、マレイン酸無水物(Aldrich、103.0g、1.05mol)、およびヒドロキノン(2.3g、0.02mol)を入れて200℃で12時間反応させた後、反応物を冷やし、蒸留装置に移した後、真空ポンプを用いて1torrで減圧蒸留して85℃で生成物を得た(収率:61%)。この生成物のエキソ異性体とエンド異性体のモル比(モル%)は54.5:45.5である。
1H-NMR (500MHz, CDCl3), endo: δ1.66 (d, 1H), 1.45 (d, 1H); exo: δ1.79 (d, 1H), 1.58 (d, 1H)
[ノルボルネン系重合体の合成(実施例1〜6、比較例1〜2)]
<実施例1>2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレート単独重合体
a.合成例1で合成した2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレート単量体1.00g(3.33mmol)をジクロロエタンに入れて常温で攪拌して溶解させた後、0.5mLのジクロロエタン中のベンジリデン−ビス(トリシクロホスフィン)ジクロロルテニウム触媒2.74mg(3.33μmol)を加え、攪拌した。2〜3時間後、メタノール溶液を滴下して重合を停止させた後、反応溶液を200〜300mLのメタノールに注いで沈殿させることにより、白色の重合体樹脂生成物を得た。生成物は、再びジクロロエタン10〜30mLに溶解させた後、多量のメタノールに滴下、沈殿させて精製し、乾燥させて収率95%の開環重合体を得た。GPC分析による重合体の重量平均分子量は75,000であり、重合分散度は1.12であった。
b.前記aで得た開環重合体10.0gを100mLのジクロロエタンに溶かして攪拌器付きオートクレーブに全量加え、オートクレーブの内部を窒素に置換した。次いで、オートクレーブを密封し、水素気体を5MPaで注入して120℃で24時間攪拌した。反応済みの反応液をメタノール1000mLに再沈殿させて、飽和開環重合体を得た。収率は88%であった。
<実施例2>2−エチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレート単独重合体
a.2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレートの代わりに、合成例2で合成した2−エチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレート1.00g(3.17mmol)を使用し、ベンジリデン−ビス(トリシクロホスフィン)ジクロロルテニウム触媒2.60mg(3.17μmol)を使用した以外は、実施例1と同様の方法で重合を行った。収率は86%であり、GPC分析による得られた重合体の重量平均分子量は69,000であり、重合分散度は1.92であった。
b.実施例1と同様の方法で、飽和開環重合体を得た。収率は82%であった。
<実施例3>2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−エチル−2−カルボキシレート単独重合体
a.2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレートの代わりに、合成例3で合成した2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−エチル−2−カルボキシレート1.00g(3.17mmol)を使用し、ベンジリデン−ビス(トリシクロホスフィン)ジクロロルテニウム触媒2.60mg(3.17μmol)を使用した以外は、実施例1と同様の方法で重合を行った。収率は89%であり、GPC分析による得られた重合体の重量平均分子量は76,000であり、重合分散度は1.75であった。
b.実施例1と同様の方法で、飽和開環重合体を得た。収率は86%であった。
<実施例4>1−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレート単独重合体
a.2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレートの代わりに、合成例4で合成した1−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレート1.00g(3.49mmol)を使用し、ベンジリデン−ビス(トリシクロホスフィン)ジクロロルテニウム触媒2.87mg(3.49μmol)を使用した以外は、実施例1と同様の方法で重合を行った。収率は91%であり、GPC分析による重合体の重量平均分子量は63,000であり、重合分散度は1.56であった。
b.実施例1と同一の方法で、飽和開環重合体を得た。収率は85%であった。
<実施例5>2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレートと1−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレートとの共重合体
a.2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレート0.50g(1.67mmol)、合成例4で合成した1−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレート0.48g(1.67mmol)を使用し、およびベンジリデン−ビス(トリシクロホスフィン)ジクロロルテニウム触媒2.75mg(3.34μmol)を使用した以外は、実施例1と同様の方法で重合を行った。収率は82%であり、GPC分析による得られた重合体の重量平均分子量は67,000であり、重合分散度は2.21であった。
b.実施例1と同様の方法で、飽和開環重合体を得た。収率は74%であった。
<実施例6>2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレートとノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物との共重合体
a.2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレート0.51g(1.70mmol)と、比較合成例2で合成したノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物0.28g(1.70mmol)を使用し、およびベンジリデン−ビス(トリシクロホスフィン)ジクロロルテニウム触媒2.80mg(3.40μmol)を使用した以外は、実施例1と同様の方法で重合を行った。収率は59%であり、GPC分析による得られた重合体の重量平均分子量は37,000であり、重合分散度は2.11であった。
b.実施例1と同様の方法で、飽和開環重合体を得た。この際、収率は51%であった。
<比較例1>ノルボルネン−2−カルボン酸メチルエステル単独重合体
a.2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレートの代わりに、比較合成例1で合成したノルボルネン−2−カルボン酸メチルエステル1.00g(6.57mmol)を使用し、およびベンジリデン−ビス(トリシクロホスフィン)ジクロロルテニウム触媒5.40mg(6.57μmol)を使用した以外は、実施例1と同様の方法で重合を行った。収率は80%であり、GPC分析による得られた重合体の重量平均分子量は25,000であり、重合分散度は2.11であった。
b.実施例1と同様の方法で、飽和開環重合体を得た。収率は74%であった。
<比較例2>ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物単独重合体
a.2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−メチル−2−カルボキシレートの代わりに、比較合成例2で合成したノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物1.00g(6.09mmol)を使用し、およびベンジリデン−ビス(トリシクロホスフィン)ジクロロルテニウム触媒5.01mg(6.09μmol)を使用した以外は、実施例1と同様の方法で重合を行った。収率は82%であり、GPC分析による得られた重合体の重量平均分子量は19,000であり、重合分散度は2.35であった。
b.実施例1と同一の方法で、飽和開環重合体を得た。この際、収率は72%であった。
[フィルムの製造]
<実施例7〜18、比較例3〜6>
実施例1〜6および比較例1〜2で得た重合体を用いてそれぞれフィルムを製造した。具体的には、実施例1〜6および比較例1〜2から得られた前記それぞれの重合体に有機溶媒を表1の組成通りに混合してコーティング溶液を製造し、このコーティング溶液をアプリケーター(YOSHMITSU YBA−4)を用いてガラス基板上でキャスティングした後、常温で1時間乾燥させ、さらに窒素雰囲気下で100℃、18時間乾燥させた。乾燥の後、−10℃で10秒間保管した後、ナイフでガラス基板上のフィルムを剥離し、表1に記載の厚さであって、厚さの偏差が5%未満の均一な厚さの実施例7〜18および比較例3〜6の透明フィルムを得た。
Figure 0005187314
<物性評価>
(1)ガラス転移温度
実施例1〜6および比較例1〜2で得た重合体のガラス転移温度をTGA(熱質量分析器;thermogravimetric Analyzer)とDSC(示差走査熱量計;Differential Scanning Calorimeter)で測定した。その結果は表2に示す。
Figure 0005187314
(2)光透過度
実施例7〜18および比較例3〜6で得たそれぞれのフィルムは、ヘーズメーター(NIPPON DENSHOKU 300A)を用いて400〜800nmにおける基材に対する光の垂直入射強度、基材による光の吸収強度および反射強度を測定し、下記数式1から光透過度を求めた。その結果は表3に示す。
<数式1>
Figure 0005187314
=基材に対する光の垂直入射強度
=基材による光の吸収強度
=基材による光の反射強度
(3)屈折率
実施例7〜18および比較例3〜6で得たそれぞれのフィルムの屈折率をアッベ(Abbe)屈折計によって25℃でナトリウム光源を用いて測定した。その結果は表3に示す。
Figure 0005187314
上記評価結果より、本発明のノルボルネン系重合体は、ガラス転移温度が200℃以上なので熱的安定性に優れて電子素材としての使用に適するうえ、バルキーな置換基であるアダマンチル基を含んでいるにも拘らず、バルキーな置換基を有さない重合体を用いてフィルムを製造した場合より光透過度および屈折率が高いことが分かる。
したがって、本発明のノルボルネン系重合体を用いて製造した光学材料は、光学特性および耐熱性に優れるため、例えばプラスチックレンズ、光ディスク用ピックアップレンズ、複写機レンズなどの耐熱性光学部品材料だけでなく、半導体保護膜用材料、回路保護用材料、電気絶縁膜などの用途に適用可能である。
以上述べたように、本発明は、バルキーな置換基を有するノルボルネン系単量体から得られるノルボルネン系単独重合体または共重合体、およびその製造方法を提供する。それにより当該ノルボルネン単独重合体または共重合体は耐熱性および光学特性に優れ、耐熱性光学部品材料および電子部品用材料としての使用にも適する。

Claims (3)

  1. 下記化学式1で表される繰り返し単位を含むノルボルネン系単独重合体または共重合体を含む光学素材。
    <化学式1>
    Figure 0005187314
    [式中、R1、R2およびR3は、互いに同じでも異なってもよく、水素原子、炭素数1〜10の直鎖状もしくは分岐状アルキル基、または炭素数5〜12の環状アルキル基であるが、R1、R2およびR3の少なくとも一つは水素原子ではなく、R4は
    Figure 0005187314
    から選ばれ、ここで、R5は水素原子、炭素数1〜10の直鎖状もしくは分岐状アルキル基、または炭素数5〜12の環状アルキル基であり、Xは−CH=CH−または−CH2CH2−であり、nは0以上の整数である。]。
  2. 屈折率が1.5以上であることを特徴とする、請求項1に記載の光学素材。
  3. 下記数式1による光透過度が0.9以上であることを特徴とする、請求項1に記載の光学素材:
    <数式1>
    Figure 0005187314
    =基材に対する光の垂直入射強度
    =基材による光の吸収強度
    =基材による光の反射強度。
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